2008年03月01日

ついでにポテトはいかがでしょう?

歴代駐在員夫人の中には、色々なタイプの方がいらしたでしょうけど、私ほど<日本語しか通じない>マダムは居なかったことでしょう。最初のうちは、『みなさんよく勉強していらっしゃる』と思っていましたが、よく考えたら、両親に誉められるために勉強していた子供の頃と違い、ほかでもなく、自分が生活するために勉強するのは当たり前。先のことを考えない楽天家だったお陰で、現地に来てから困ったのでした。

主人が先に駐在してから何ヶ月もありました。主人よりフランス語の勉強をする時間があったはず。なのに、英語もフランス語もろくに話せない(特にフランス語はひどかった)私に、色んな方から呆れられました。

宿舎でフランス系の衛星放送が見られるのですが、たまたま何かの番組が放送されていて、それを見ていた契約社員のおっちゃんに『ん?英語の番組ですか?』と聞いて、ものすごく驚かれました。おっちゃんが、『フランス語より英語に堪能』ってお聞きしていたので花を持たせてあげようと思ってふってみたのですが、その番組はフランス語の番組でした。だってー英語もフランス語も同じに聞こえるんだもーん!(と、言うか、日本語以外はどうせわからないし〜と思って、日本語以外の言葉はBGM程度に聞き流すクセがついてしまう)『…大変だね、頑張ってね』と、励まされました。

いつもこんな調子で、買い物に行きたい時には【メイドさんに買い物メモを書いてもらってそれをお店の人に見せる(音読しても発音が悪いから通じない)】などの方法でしのいできました。あまりにひどいので、フランス語ペラペラの先輩マダムが、ご自宅の、きっとものすごく奥の方から、いい物を持ってきて下さいました。

超初心者向きの、フランス語テキストCD付き。『ボンジュール(こんにちは)』から始まります。これを、メイドさんが帰ったあとの昼下がり、夕飯の用意をするまでの時間、毎日聞き込んで勉強しました。

とってもとっても、使える言葉を、これで覚えました。『セットゥ』。『以上』っていう意味。

八百屋さんで、キロ単位で色々と買い物をする時に、もういい加減カゴいっぱいに入って重いのに、『人参はどう?ナスビはどう?』とか、いつまでも聞かれるのです。お店に並んでいる商品全部について、『〜はどう?』と聞かせてしまったことも。『セットゥ』とだけ答えれば、お店の人も精算できるし、私も解放されたのです。

どれだけボケたって、私、『セットゥ』だけは忘れません。ひょっとして、フランス語で一番使える単語かも?…一番使うのは、『メルシー(ありがとう)ボークー(ございます)+ムッシュ(男性への敬意)・マダム(分別がついてそうな年頃の女性への敬意)・マドモワゼル(お嬢さんへの敬意)』ですけどね。私の場合、ひとさまのご好意なくして生活していけません。
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2008年03月02日

ジュースの入れ物

今では発展途上国の片田舎にすら転がっているペットボトルですが、それが日本に普及し始めたのはそう昔のことではない…と、若い方はご存知でしょうか?

昔の日本では…という説明はほどほどにしておきますが、ペットボトルより細身のガラス瓶にコーラなどが入っていて、たまに自動販売機でも買えました。ビール瓶と同じでギザギザの「王冠」がついているので素手で開栓することは出来ず、自宅でなら栓抜きで、自動販売機では右端についている動かせない栓抜きで、開栓します。飲み終わったあとの瓶を購入した酒屋さんに持っていくと、ちょびっとお小遣いが貰えます。購入価格に瓶代が含まれていて、それを返してもらうということです。

居酒屋ではさんざん見かけますが、今の日本で普通に生活していると、こういうガラスの瓶を自宅で見かける機会は少ないと思います。

私がアフリカに来た時点で、先に生活していた主人が住む家を見つけてくれていて、メイドさんにも来てもらっていて、だいたい片付いていたのですが、気になる物が片隅に置いてありました。例のガラスの瓶です。ビールの大瓶の半分ぐらいのサイズでしょうか。20本以上ありました。ただあるだけなら構わないのですが、視界に入るたびに『見なかったことにしよう』と、思ってしまうような状態でした。

あ…先進国でお食事中の方は、今、ご覧にならない方がいいかも…。

中身はビールではなく、ジュースだったようです。多分、ファンタのグレープ?そういう色が少し残っています。2本ほど、体長3センチほどのハエが瓶の中で体がつっかかって出られないまま死んじゃったっぽい状態のもあります。その他色々、虫がたかっています。

庭で焼く訳にもいかないし、困ったな〜。明日また考えるとして、今日も見なかったことにしよう。…と、何回思い続けたかわかりませんが、痺れを切らしたメイドさんに言われました。

「この瓶、どうするんですか?」

まあね、掃除するのはメイドさんの仕事だし…こっちが聞きたいぐらい。どうするの?なんで家の中に他人の飲みさし(主人も知らないと言う)の瓶があるのか、理解できません。

「いらないなら、貰っていいですか?」
「え?コレ(の複数形)が欲しいの?」

ペットボトルと違って重たいので、従姉と明日取りに来るって。すごーく汚いんだけど…。

二人がかりでもだいぶ重たそうでしたが、見なかったことにしたいお荷物を処分してくれて大満足です。もっと、早く言ってほしかったです…。

日本でもお馴染みのペットボトルは、アフリカでも人気。先進国から来た駐在員家庭には、必ず1.5リットルサイズのペットボトル入りミネラルウォーターが大量に在庫されていることでしょう。空になったペットボトルは、庭で燃やしたりはせず、メイドさんがよきにはからってくれています。さすがにペットボトル入り飲料に瓶代は含まれていないと思うのですが…。

たまに、備品を購入するそぶりのないケチな(心は豊かよ♪)我が家のために、門番がメイドさんから貰ったペットボトルを再利用して、庭の手入れなどに有効活用してくれているようです。

赴任したてで「和食用調味料一つもありません」という我が家のために、先輩マダムがおすそ分けして下さったmillin(先輩マダムのメイドさんが書いてくれた様子)も、ミネラルウォーターの入っていたペットボトルに入っていました。貴重な日本の調味料、ありがとうございました!
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2008年03月03日

庭師の訪問

広い庭付き一戸建て在住の奥様になったことはありませんでした(これが最後かも?)。先進国の駐在員が住むべき家の選択肢が限られているので、広い庭付き一戸建て以外に住むことはあり得ません。折角の機会なので、楽しむことにしましょう。

…とは言え、植物を愛でたりガーデニングを楽しむような趣味はございません。放置していれば伸び放題の雑草は、交代でやってくる門番のうち真面目な子が刈ったり抜いたりしてくれているようです。

何かの間違いで、日本の閑静な住宅街に住むことになれば、私もお庭を何とかしようとするかも知れません。でも、発展途上国だし、いいじゃないですか、別に。

…という具合に、特に何もしていなかったのですが、我が家だけ庭がテキトーなのは見た目に明らかです。ついに<庭師>がやってきて、『この庭をなんとかした方がいい』と言うのです。当時は<庭師>も辞書で調べないとわからないレベル、仏和辞書と和仏辞書を家の中から持ってきて、一生懸命、こちらの意見を主張しました。

○うちの庭の手入れがテキトーなのは、認める。
○だが、うちは貧乏なのでお金がない。
○仮にあれば、椅子とか机とか色々買いたいのだが、そのお金すらない。
○うちが庭の手入れにお金をかけることは、まず、ない。

こちらの言いたいことが伝わったのか、私を説得して庭の手入れをして報酬を貰うことが不可能ということだけがわかったのか、不明ですが、諦めて帰ってもらいました。

そのやりとりを聞いていたのは、門番だけだったはずなのですが…。メイドさんが『従姉の所にいいお花が色々あるから庭に植えてもいいですか?』と言うので、もちろん『いいわよ』と。

徐々に色んな植物を移植してくれて、熱心に庭いじりしてくれました。
『ケスクセ?』(これは何?)
『花です』
あれもこれも、花。やっぱり、花の名前はどうでもいいようです。
どうせ聞いてもすぐに忘れるからいいんだけど…。

一度、私が芽の生えた古いナスを買ってきたことがあり、メイドさんが『あーあー、こんな<芽の生えた>(←ここは辞書で調べるように言われて、買ってきたナスの何が問題なのか調べました)ナスなんて買ってきて〜』と、その有効活用方法を見せてもらいました。

小さめのスペースに芽の生えたナスを小さく切り分けた物を少しずつ土に植えて、毎日水遣り。
 ↓
ある程度育ってきたら、耕した畑スペースに移植。
 ↓
土が良いのか、あっと言う間に、たわわにナスが実る畑のできあがり。

ショウガとかトマトとか、調子に乗って色々試してみましたが、マトモに育ったのはナスだけでした。

花を愛でることよりも家庭菜園に熱心な家だとわかってもらえたのか、その後、庭師が訪問することはありません。収穫量がすごいので、『実った物は好きに取って帰っていいわよ』と言っています。メイドさんも門番も、熱心に水遣り・雑草抜きをしてくれます。

何ヶ月かたってから、以前うちを訪問して諦めて帰った庭師に再会しました。

近所にどケチなドイツ人駐在員がやってきて、そのお宅の庭を手入れしていました。アフリカの中でも特に治安の良い地域ではありますが…。先進国から来た駐在員なのに門番を置かないのは相当のどケチ!鉄製の門扉にぐるぐる巻きの鎖を外したりする時間も相当かかっています(危険な地域の場合、車から降りていなくても家の前で一時停止するだけで身の危険を感じるそうですが)。

そこまでしてまで門番を置かないなんて…。更に、門番を雇わないのに、庭師だけは雇うなんて…。価値観もひとそれぞれです。門番に頼らないのは極めてレアなケースですが。
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2008年03月04日

カツアゲするマダム

たびたびブログに登場する、私のメイドさんは、とてもいい子です。言葉が通じなくて文化も正しく理解できていない私に、優しく色々教えてくれます。

朝、出勤してくるなり『これがこの国のパン(お米で出来た、蒸しパンに似たお菓子のようなもの)です』って見せてくれたのを、食べさせてくれるのかと思ってカプッ。よく考えたら、私がフランスパンを食べているのは一目瞭然。なんで朝食終わりかけなのにパンなんかくれるんだろう?しかも夫と一緒なのに一枚だけ。そう言えば、あげるなんてひとことも言ってなかったなぁ。

『おいしかったわ』って、あとで言うと、爆笑されました。ますますおかしい。『自分の昼食用に買ってきたお弁当だったんだ!』…と、遅ればせながら理解。食べる予定もないのに買ってきたクロワッサンの在庫が冷蔵庫にあったことを思い出し、あげました。


神出鬼没の虫対策で、冷やす必要のない物でも冷蔵庫に入れてあります。家には普通サイズの冷蔵庫2台と、お菓子屋さんのアイス売り場みたいに冷凍室だけの<ストッカー>が1台あります。停電時に発電機を使う場合、どの冷蔵庫を生かすのかを計画的に考えて、優先的に冷やす物を入れる冷蔵庫、冷やすことを諦めた虫除け箱としての冷蔵庫…と、割り切って考えております。


午後に仕事が終わって帰る時にはクロワッサンが消えていたので、やはりお昼ご飯であった模様。その後、メイドさんが自前の食べ物を見せてくることは二度とありません。

あのテのパンは、店(屋台)を選ばないと、中に小石とか砂が混入されていることがあるようですが、メイドさんの目は確かでした。ごめんなさい…。もう『食べていいよ』と言われるまでは、食べません…。ごちそうさまでした♪
posted by サウンジャ at 07:00| 発展途上国アフリカでの食生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月05日

シャンプーとシャンプー

私が入国してきた時点で、主人は生活の基盤を固めていました。浴室も主人が雇っておいたメイドさんがきれいに掃除してくれています。

浴槽に浸かることなくシャワーのみの生活ですが、髪を洗うことが出来るのはありがたいことです。成田を出てから入国する前に、東南アジアで一泊するので、携帯サイズのシャンプー・リンスはスーツケースに入れてきましたが、もちろん小さいサイズです。あらかじめ、通常サイズのシャンプー・リンスを送っておいたのが届いているそうです。

が、主人が一人で使っていた浴室に、横文字の書いてあるプラスチック製容器が二つあるので、それを使えば良いかと思い、日本製の物はしばらく使わないことにしました。容器が二つとも似ていますが、色違いです。どちらかがシャンプーでどちらかがリンスかな?

2〜3日使い続けてみましたが、どちらを使っても髪がさらさらになりません。『お風呂に置いてあるリンス、全然さらさらにならないんだけど?』と、主人に聞いてみました。『リンス?そんなの置いてないけど?』…そう言えば、主人にリンスとかトリートメントをする習慣はありません。

駐在生活を始めてとりあえずシャンプーを買って使っているが、日本から上司が出張で来ている間にホテルで使っていたのを貰ったシャンプーがあり、たまたま同じメーカーの色違いだけど、両方とも同じ場所に置いていただけとのこと。

私は2〜3日リンスしていなかったのでした。ショック!

町を見渡したところ、髪がサラサラの人って見かけません。どうもリンスをする習慣がないようで、巷のスーパーではリンスを置いておりません(首都では買えるらしいけど…)。リンスを置いていないという情報は聞いていたので、ちゃんと送ってあります。だから、リンスを探し求めて苦労することはないのですが。

シャンプーと色違いの物が浴室に並んでいたら、リンスだと思いません?自宅と言えども、油断できません。
posted by サウンジャ at 07:00| 発展途上国アフリカ駐在の準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1000超アクセス♪

いつのまにか、アクセスが1000越えてしまいました。
どうもありがとうございます。

接続状況が…とか、言い訳になりますが、お世辞にもマメとは言えない管理人です。
延べ1000名の読者様のため、最も重要な事は何か、を考えて、勝手に優先順位をつけさせて頂いております。

まず、毎日記事の更新。これを最優先しております。
過酷なネット環境にお住まいの読者様が折角つながった貴重な機会にアクセスして頂いたあかつきには、「何か」でお答えしたいです。
ためにならない記事である場合がほとんどですが、すみません。

次に、コメントの承認。
折角頂いたコメントは、読めたら即公開!(万が一のいたずら書き等除く)を、心がけております。

それから、頂いたメールを読むこと。
顔の見えない私にメール下さるのは、さぞかし勇気がいったと思います。
全て目を通します。

あとは、
頂いたコメントがあれば、自らもコメント。
 ↓
他のブログも読んでみたい。
 ↓
ブログランキングのボタン(左の一番下)をクリックしておこう。

…みたいな順番をつけさせて頂いております。

ネット環境がよくない方に特にお勧め!の、メルマガについて、再度。

テキスト形式で、
例えばネット環境がマシなご主人の勤務先に持って行って貰ったUSBメモリの中のメーラーで「受信」ボタンを押してもらうだけでも自宅で存分に読める、
メルマガ(本当にオススメ!)。
「出たっきり邦人」のサイトのアドレスが、なんか古かったらしく(すみません…)、最新のURLを書かせて頂きます。

http://www.geocities.jp/detahome/

私は参加していないのですが…。愛読しております。
色んな国の方からのレポート読むのは楽しいですよ。
よろしくご検討下さいませ。

1000アクセスのお礼なのか言い訳なのか愚痴なのか、よくわからない記事になってしまい、失礼いたしました。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
posted by サウンジャ at 21:03| 当ブログについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月06日

屋台の焼き「鳥」?

「チャキチャキ焼き」って契約社員のおっちゃん達は言っています。

熱帯なので、夕涼みする人が多いのですが、海岸沿いで浜風に当ると気持ちがいいです。海岸沿いには、屋台がたくさん立ち並びます。焼き鳥っぽいお店が多いです。飲み物も出してくれます。一体、何の肉を焼いているのでしょう?

教えられた屋台以外では食べるな、と、言われています。で、「絶対牛肉」(らしいもの)の串焼きしか食べていません。日本の串に刺さった焼き鳥よりも、小さめ(4分の1ぐらい)に切ってあります。

試したことはありませんが、ネコの肉?を扱っている屋台もあるとか。犬の死体を触ると呪われると言われているらしく、犬は屋台でも使われないそうです。何の肉かわかりませんし、衛生状態も心配ですし、やっぱり教えられた屋台以外では食べられません。

どこかで拾ってきた木の板みたいなのを釘で打って作ったような長椅子でコの字型に囲まれた中で、おばちゃんが焼き鳥(牛?と思う…)を焼いてくれます。外国人のお客さんは、まれです(何せ、当たり外れが多いので冒険は避けたい)。どれも同じ肉(牛!のはず…)で、ネギ間とか皮とか砂肝とかは選べません。サービスでタレ(あっさりめ)と繊維質のマンゴーの繊切りが入ったお皿を渡されます。串の数X単価+飲み物代で、最後に精算します。

有効求人が少ないせいか?奥さんが子育てしながら一生懸命働いているって家庭が多いようです。焼き鳥を焼いているのも、おばちゃんが多いです。よく、子供が手伝っています。

先進国の大人は、「子供に労働させるなんて!」と思いがちですが、家の収入が少ないなら子供も労働する方がいいと思います。首都に行くと、物乞いをする子供が多いです。物乞いを装ってスリを働く子供も多いです。

働かないおっちゃんをよく見かけます。求人がないから仕方ないと思います。おばちゃんは、実によく働きます。子供を育てないといけませんし。子供もよく働いていますね。

授乳した状態で、帯みたいに幅の広い布で赤ちゃんをくくりつけたお母さんが、そのまま焼いた串を渡してくれたりします。最初はびっくりしましたが、人前で授乳するお母さんが多いので、だんだんこちらも驚いた顔をしなくなれます(本当は見るたびにギョッとしています)。

私はお気に入りのレモネード1リットルを1瓶頼んで、余りを労働している子供にあげます。お客さんに出すのは、未開封の瓶だけですので、多分、仕事のあとで飲めると思うのですが…。

繊維質のマンゴーと一緒に食べる焼き鳥もレモネードも美味しいですし、海風にあたりながら過ごすと暑い日でも気持ちいいです。
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2008年03月07日

命より大切なもの?

日本人駐在員は、一応、真面目に働いております。ただ、この国の他の企業とは比べものにならないぐらいに『ガッポガッポ儲けてやるぜ〜ガハハハハ…』というノリで、手段を選ばない民族ではないようです。たいていの駐在員は、家族を連れてきています。女、子供は人質のようなものです(一応、本人たちの意思で駐在していますが)。自分と家族の身の安全より大切なものはありません。

…当たり前の発想だと思うのですが。

政治が腐敗しておりますので、警察や裁判所が自分の身を守ってくれる見込みはありません。自分や家族に危害が及ばないことを最優先にしますので、<腰抜け>だと思われるのは仕方ありません。

例えば、100万円盗まれたとします。日本では警察を呼んで刑事事件として争います。犯人がわかれば民事でも争いますね。同じことをこの国でしてみても、どんなに確固たる証拠があっても、勝てません。犯人は盗んだお金の一部を使って、裁判官を買収します(よくある話です)。だから、犯人が払ったお金を越える額を裁判官に払わない限り、勝てません。勝てたところで、お金を取り返すためにお金を使わないといけないので、結局損してしまいます。

とにもかくにも、盗まれないことに細心の注意を払わなければなりません。盗まれたものが無償で取り返せたなんて話、この国で聞いたことはありません。

時々、社会が混乱します。選挙戦(明らかな不正が続発)で銃撃戦になることもまれにあります。不景気でデモ行進とかしている時は、危険だから駐在員の家族は外出しない方が賢明です。どさくさにまぎれて小さい爆弾テロとか(死者数名だったかな?)。色々あるのですが、そういう混乱している時は、火事場泥棒みたいに商店が襲われることがあります。

商売をしている人のほとんどが、インド人(見た目から推定・パキスタン人との区別がつきません)です。かなり恐れられています。相当お金を持っているようです。怖がられているインド人の商店も、火事場強盗の標的になります。

まんまと電気屋さんの電化製品をゴッソリ盗んだ人が居たそうです。盗まれ損では、インド人全体(…と思われる人たち全体)がナメられます。復讐が始まります。あらゆる手段を使い(お金で人を雇うのが簡単)、犯人を割り出し、犯人の家に放火させるとか。敵にしたら怖い人たちなんだと、わからせるのが目的なのでしょうか。

日本に居る時より、殺人事件が起きたという話を身近に聞きます。つい最近お会いした方が殺されたりもします。大抵、殺されるのは、インド人です。日本人は、腰抜けと思われようが、ナメられようが、やっぱり命より大切なものはないと思うのです。恨まれないにこしたことはありません。

私の知っている日本人でこの国の人から恨みを買って殺された方は居ません。駐在が終われば会うこともなくなりそうな人たちからナメられたって構いません。恨みを買わずに生きて帰国することを目標に、無難に過ごすのが、日本に帰るための近道なのだと思います。
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2008年03月08日

ギャンブル初挑戦

夜になると、何軒かカジノのお店が開きます。通常、宿舎での夜ご飯は6時〜7時位。なんとか時間をつぶせば、スロットマシーンのお店が8時開店なので、食べた勢いでスロットが出来ます。

日本のパチンコ屋さんと同じく、私物とか置いてあったら『この台は私のもの』のサイン。更に『credit』の所にまだ数字が残っているから私のもの、とか主張されて、アタマ使う余地のないゲームなのにつまんないことに気を遣うのがイヤで、一回でもういいやって気分になりました。負けたせいかも知れないけれど。

台数が少ないから、出ない台しか空いてないって状況も面白くなかったのでした。日本人というだけで入場料を取られない、小僧さんに頼めばドリンクを持ってきてくれて小僧さんへのチップがいらないなど、悪くない特典もあるのだけれど。そう言えば、日本のパチンコ屋さんほど煙たくもなかったっけ。店の前で待たされている子供たちがいるのが、日本のパチンコ屋さんっぽい(日本と違って車の外だったけど)。

ギャンブルに興味なかったせいかも知れませんが、スロットマシーンの良さはちっともわかりません。台の前に座って、ただただボタンを押すだけ。かなりの率で、かけたお金を損していきます。私、『損すること』が、キライなのです。どんどん吸い取られていくお金については、契約社員のおっちゃんたちとの接待交際費だと思って支払うことにしました。

おっちゃんたちは、この、ただただボタンを押すだけに出かけることを『タタキに行ってくる』と、言っています。よく見れば、すごい勢いでボタンを叩いていました。スロット屋さんのことは『タタキ』と言います。日本人だけは。

損しただの負けただの、かなり落ち込んだり立腹したりしておりますが。日本円にして1000円も負けておりません。物価が安いので…。日本で感じのいいバーでドリンク1杯頼んだぐらいの値段ですね。

同じ1000円弱使うなら、パチスロで『空気読めない私』を実感するよりは、感じのいいバーでドリンク1杯飲みたいですね。…いえいえ、これは契約社員のおっちゃんとの、接待交際費(自腹)。おっちゃんたちが気前よく負けてきてくれたので、日本人は入場料不要でチップ払わないのにドリンク飲めたりするのです。
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2008年03月09日

VIP気分味わい代

ボタンを押すだけのスロットのお店よりも1時間遅く夜9時に開店するのが、ルーレットとポーカーのカジノ。経営主体が同じってことで、おそらく、吸い取られ率の高いスロットで1時間寄付してから遊びに来てねって意味もこめて9時オープンなのでしょう。

駐車場に車をつけると、店のおじさん(ヨレヨレのポロシャツに半ズボン姿の、推定インド人)が運転席のドアを開けにきて『いらっしゃいませムッシュー』と言ってくれて、ちょっとVIPな気分。助手席のドアは自分で開けろ、と。おじさん一人だから仕方ないか。

雰囲気がオシャレで、感じのいい絨毯敷きの床♪赤い絨毯なんかこの町でここにしかないかも!従業員はカッコイイ系(緑のガラシャツというセンスは理解できないけど、ベストとズボンはアイロンがビシッとかかった黒)の制服着用。

ルーレットの台の席に着き、チップを購入。ちょびっとしか買わないのは格好悪いらしい。仕方ないので私にしては気前よく購入。で、遊ぼうとしていたら、小僧さんが飲み物の注文を取りに来る。やはり小僧さんへのチップがいらない。おつまみのピーナッツは食べ放題(太りますね…)。

ルーレット1時間でスったお金が日本円にして1200円ぐらいのドリンク付。よくわからないままルーレット体験は終わりましたが、キレイな所でジュース飲んで遊んだからいいか〜という気分。スロットと違って冷房がかかっていたのもポイントが高いです。効き過ぎで寒いぐらいなので、暑い夜のカジノには、上着を持参!

カジノで入場料無料・ドリンクもチップなしで飲み放題!は、日本人だけの特典です。フランス人がちょこっとずつ賭けて負けて帰る時は、入場料も支払い、ドリンクチップも渡して、負けたテーブルにもチップ置いていくみたいです。気前のいい日本人のおっちゃんたちのお陰で、同じ日本人というだけで少ないコストで気分よく過ごせます。

だんぜん、スロットよりルーレットがお気に入りです!
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2008年03月10日

間違いだらけの必勝法

昔、有名だった、<ルーレットでほぼ絶対に勝つ方法>をご存知でしょうか?

0以外のすべてのマスは赤か黒のどちらかなので、頭を使わない賭け方として、赤か黒のどっちかに賭けるという方法があります。例えば赤にかけて負けたとする。そしたら負けた額の倍の額をまた赤にかける。それで負けたら更に倍を赤に。おそらく永遠に赤が出ないなんてことがないので、いつかは勝つ。で、その瞬間、一回で大もうけ、という話。

なんとなく納得したので、初めてのルーレットで試してみました。8枚の倍は16枚、その倍は32枚…。あっという間にチップがなくなってしまいました!この方法は、『よっぽどの財力と時間がないと意味がない』ってことを悟りました。ちょっとアタマを使えばわかる話だけど。

残り5枚とかになって『赤黒賭けに1枚だけとかセコい賭け方やめて』って主人に突っ込まれつつも、細々と続けました。1枚掛けて2枚もらうって調子ではまず、儲かりません。身をもって知ったのは、気が小さくてセコセコ賭けることしか出来ない人に、カジノは向かないってこと。

結局、私が落ち着いたのは、<3分の2の勝率>作戦。

●3の倍数・●3で割って1余る数・●3で割って2余る数
の、三択から選ぶ方法があります。ゼロが出ないとすれば、この三択のうち2箇所にかければ当る確率は3分の2で高め。

●小さめの数・●中くらいの数・●大きめの数
の、三択から選ぶ方法もあり、ゼロが出ないとすれば、やはり3分の2の勝率でかけることができます。

この両方もしくは片方で賭けることが多くなりました。別に賭けること自体、ぜーんぜん楽しくないのですが、ボロ負けしない程度に無難に過ごしておくと、涼しいカジノでちやほやされながら避暑できるのです。

プロのディーラーは、出す目が選べるというウワサです。この賭け方を頻繁にしていると、0がよく出ます。…いいんです。涼しいカジノでちやほやされたから、お金を払っても。
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2008年03月11日

歯磨き粉とハブラシ

海外生活用のマニュアルではなく、初学者向きフランス語のテキストの片隅に書いてありました。『フランスにろくな歯医者は居ない』…と。

フランスの歯医者というのを見たことがないので何とも言えませんが…。アフリカの発展途上国と言えど、救急病院には『パリの大学で研修を受けてきた』という立派なお医者さんが居てます(人間として立派かどうかは知りませんが、腕は日本のヤブ医者よりいいかも)。
ただ、旧宗主国であるフランスにろくな歯医者さんが居ない以上、ここにも居ないのでしょう。『何でもかんでも抜歯すれば済むと思っている』…という噂です。

そんな調子なので、ハブラシは日本から納得いく形のものをたくさん持ってきていました。私は虫歯が出来やすい方なので、ハブラシの形状にこだわりますし。デンタルフロスも大量に持ってきたケド…面倒くさく…すみません…。

とにかく、海外で歯科に行くと肝炎を貰ってくるリスクも高いようですし、毎晩必ずハミガキ。極力食べたらハミガキ。もちろん、子供用のカワイイハブラシとかいちご味の歯磨き粉なんて売ってませんから、お子様のいらっしゃる方は日本でしっかり用意してくるべきですね。

歯磨き粉は売っているらしいので、持ってきませんでした。とにかく何でも欠品して平気な国なので、一ヶ月持ちこたえる程度に歯磨き粉は持ってきましたが、なくなってきたので現地調達することにしました。

食べかすが取れればいいと思っていたので、特にこだわるつもりはなかったのですが…恐ろしくまずい!初めて使った時は、歯を磨く前に『うぇ〜』…と。ま、徐々に慣れます。それにしても、なんでこんなまずい味に仕上げるのかしら?

ついでに売り場近くにあったハブラシを拝見しました。日本から持ってきてよかったです!ゾウの歯でも磨くんですか?っていうぐらいに、でっかい。私はかかりつけの歯医者さんに、『小さいブラシで丁寧に磨きなさい』って言われましたので、現地サイズは頂けません。

トラベル用サイズなんて気のきいたハミガキも見かけませんので(こんなまずい味を旅先で使いたいと思わないのが普通でしょうが)、移動する場合に備えて、少量サイズの歯磨き粉を、手元に残しておくと良いかも知れません。主人が出張先で連泊する度にコレクションしてきたハブラシセットが大量にあるので、我が家には少量サイズの歯磨き粉がいっぱいあります。
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2008年03月12日

さしいれ料理

宿舎では、大使館の方とか<要人>ご来訪の際には、お料理上手な契約社員さんの極上和食と、お菓子作り名人のメイドさんのコラボレーションでご馳走を用意しておもてなししています。

私の持ち込むデザートが、毎回どこか外しているせいかも知れません。

○激マズいケーキ。焦げただけで、なんでそこまでまずくなるのでしょう?
○にんにくの香り付チーズケーキ。よく見ると、買ってきたクリームチーズの箱ににんにくの絵が描いてありました。誰がにんにく味のチーズなんて買うんだ?!(←私?)
○形が相当崩れていて、およそ食べ物と思えない物体。味は大成功だったんだけどね…。タッパーに移し変える時に、よく失敗します。

特に、激マズいケーキの時は、一同無言になってしまいました。

契約社員さんの『おいっ、お前残すのかよ!俺はサウンジャのためならコゲ食ってガンになって死んでもいいと思って、全部食ったんだ。お前も全部食えっ!』と、感動的なセリフが飛び出し、結果的に全員完食(私でも食べるのがつらかった。味見してなくてスミマセン)。宿舎のご飯は美味しかったのに、最後が罰ゲーム状態の、ほろ苦い思い出。

あの感動のセリフをもう一度!って感じだけど、その後は『今日はメイドさんがケーキ作ってくれるからね』という事前通達が多くなりました。お料理の腕を磨くことよりも、『参加すること』に重きを置いております♪
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2008年03月13日

参加する意義

『何でも持って来ればいいんでしょ』…とでも言いたげに、宿舎にベータ試作品…もとい、手料理を持ってくることが多い私ですが、<肝心の時>に私が張り切らないように、契約社員のおっちゃんも解決策を見出したようです。

<そそうがあってはならない、要人>をお招きする日は、『何も持って来なくていいから』…と、念を押された上で、開始時刻より1時間ほど早く来るように言われます。常識的にエプロンとかを持参。そこで、宿舎のメイドさんが、おっちゃんが決めた献立を作るのを手伝うように、と。

宿舎のメイドさんも、<マダム>(…という言葉に特別な意味があるのかないのかはともかく、日本人にとっては、奥様の最上級)なんかに厨房をウロウロされては仕事しづらいでしょう。また、おっちゃんたちはフランス語ではなく現地語を話すため、宿舎のメイドさんはフランス語を使う習慣がないらしいのです。私は自宅のフランス語に堪能なメイドさんとは意思の疎通が出来ている(多分、彼女が賢いからテレパシーを読み取ってくれているのだと思う)けれど、フランス語を使う習慣のない人とは意思の疎通がほどんど出来ません。

料理上手でもないし、キツイ仕事を押し付けられない立場だし、言葉が通じないし…と、邪魔でしかない私の対応に困惑しながらも、暑い厨房でメイドさんたちは頑張っています。ぼーっと立っていても暑いだけなので、ほとんどジェスチャーで『あ、それ私が洗うわ』と、主に洗い場を担当します。洗い終えるとメイドさんがタオルを持って待っていてくれて『メルシー』(ありがとう)とか言ってくれます。完全に邪魔しに来てますね…。

<とてつもなくやんごとなき要人>をお招きする場合、駐在員夫人は<マダム>らしく、ただふんぞり返って座って待っていれば良いのだけれど、自宅のメイドさんを差し出すように言われます。今度は本気で人手が必要らしい(私が役に立たないのはわかっているけれど何かしてやったような気にさせてやらないと…と、普段はおっちゃんが気を遣ってくれていた模様)。もちろん、メイドさんは現地語もペラペラですし、日本料理も出来ますし、役立つはずです。

ただ、『普段ラクな仕事のクセにいい給料もらってるらしいわよ』…とか言われて苛められやしないかと、時々厨房をのぞきに行きます。我が子が初めて幼稚園に通うようになった親御さんの心境かな?見た目には馴染んでいるように見えます。現地語のみのやりとりなので、何を話しているかはわかりません。

人数の多いお食事会は、後片付けも時間がかかりそうです。帰りが遅いので『バスじゃなくてタクシーを使いなさい』と、給料とは別に多めに包みます。普段の仕事よりきついし時間も長いし、ちょっとぐらいいいことがないとね。宿舎のメイドさんとはどのような会話が交わされていたのでしょう?年に数回しかないことなので、臨時収入と引き換えに、頑張ってもらうほかありません。
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2008年03月14日

さしいれるコツ

良い駐在員夫人とは言えない私の失敗例ばかり書いてきましたが、模範的な駐在員夫人の先輩方から教えて頂いた、お料理さしいれのコツも書いておきます。

【もっとも模範的な駐在員夫人の場合】
普段からお料理好きで、作れば必ず大当たり。ハレの日ケの日に関わらず、いつも美味しい差し入れをなさいました。ご自宅であらゆるレシピを教えたメイドさんを、帰国なさる時には宿舎へ再就職させて、宿舎でご自慢のレシピが活躍し続けています。

【かなり模範的な駐在員夫人の場合】
相当なお料理の腕前で、日本人が「え?ここでもこんなもの食べられるの?」と、喜ぶような驚きレシピを多数ご存知のようです。真空パックされた切り餅なら日持ちがするので船便でも日本から送ってもらえますが、それを生かして、もち米の入手できない国ですら簡単に和菓子が作れるのだそうです。

【見習うべき駐在員夫人の場合】
おうちにお邪魔すると、いつも美味しい和食をふるまわれます。しっかりメイドさんに教えたそうで、宿舎に行く時は「今夜は宿舎に行くから一品作っておいて」と頼むそうです。美味しい和食に、みんな大喜び。

【良い駐在員夫人の場合】
どんな献立でも一流の腕前の奥様ですが、謙虚な方なので、自分に自信がないそうです。宿舎に着くと、誰にも見つからないように宿舎のメイドさんに手料理を入れたタッパーを渡して『これを今晩出してね』と。おっちゃん達が『おおー!こんな美味しいおかずは初めてだ。誰が作ったんだ?』と、絶賛すると、『実は私が…』と、初めて名乗るそうです。特に反応がなければ、黙っておくそうです。いずれも美味しいんですけどね…。謙虚です!

…と、駐在員夫人としてどうふるまうべきなのか、一人ぐらい手本にすればいいじゃないかというぐらい、歴代駐在員夫人たちが良いお手本を示してきて下さった訳ですが、なぜ私がそれに従わないのか?

面白いイベントが特にない毎日。『私、頑張って参加してまーす』と、アピールする機会が欲しいですもの。みなさん言葉に出さないまでも、『こんなに料理のセンスがないのに、よく頑張ってるよなぁ』と、努力だけは評価して下さっている…ハズ。
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2008年03月15日

電力会社

電力を供給する会社と水道局をあわせた会社が、半官半民で、あります。日本の電力会社や日本の水道局などと比べる方に問題があるのかも知れませんが、あまりにもオソマツ。

この地域は、火力発電だけに頼っております。色んな先進国が色んな発電方法を伝えるべく援助を申し入れてきましたが、さまざまな利害関係による圧力で、その動きは阻止され続けています。

だから、電気代がものすごく高いのです。庶民が裸電球を付けるためにしか電気を使わないという発想になるのもうなづけます。先進国から来た駐在員は、高すぎる電気代で泡をふくかも知れません。幸い、主人の勤務先は、あまりにも高い電気代を鑑みて、電気・水道代は会社負担にして下さいます。

我が家の場合、日本では真夏と真冬以外、電気代が1ヶ月5000円を越えることはありませんでした。アフリカ駐在の中でも滅多に停電しなかった頃の乾季(=エアコンや扇風機をつけなくても十分ガマンできる)で、電気代は1ヶ月1万円以上していました。

電気代の高さは発電方法のみならず、経営のひどさも原因の一つではないかと思います。半官半民の電力会社の従業員は、役得として正々堂々と自宅で無料で電気使い放題になります。多少給料が安くても、働きたいって人が大勢います。一旦自分の家に無料でひいてきた電気を、「格安」でほかの人に譲って小遣い稼ぎが出来ますし。

供給する電気にかかるコストよりも徴収する電気代が安いため、経営難に。それで発電用の石油代を滞納し続けて、日本円で億を超える額(200億円相当…だったかな?)の滞納をしているそうです。

私にとっては、この国で一番キライな会社です。けれど、電力会社は他にないので、検針に来れば中に通すのです。メーターなんて垢抜けた機械を家の外側に付けると、取ってくれと言っているようなものですから、家の内側に付けているのです。

ある日、いつものように検針に来たように見えた電力会社の職員が、『この家の電気代の滞納はひどいから今から電気をとめる』と、何かスイッチを操作しようとするのです!メイドさんが現地語であの手この手使って『あ、ちょっとこっち、こっちよこっちよ』と、ほぼ無理矢理ポイと放り出して、内側からカギをしめました。『早く!ムッシュ(=主人)の会社に電話するのです!!』

会社に電話して、私が主人に日本語で『よくわからないけど、電力会社が家に来て大変なことになってるの。現地語わかる人居る?』と話し、現地語とフランス語と英語に堪能なスタッフに変わってもらい、メイドさんに事情を説明してもらいました。それを英語で主人に伝えて貰い、会社としてどう対応すべきかを話し合い…。

メイドさん→私→主人→スタッフ→メイドさん→スタッフ→主人→私→メイドさん→スタッフ…

伝言ゲームでなんとか言葉の壁を越えています。私が言葉に堪能なら多くの人の手をわずらわせる必要なかったのに。

電力会社の言い分は、『この家に日本人駐在員が入居してからの電気代が支払われていることは事実だが、空家の間の電気代が滞納されているので、立て替えて支払う義務がある。大家さんに請求するかどうかはまかせる。滞納のある家である以上、今すぐ電気をとめる』…とのこと。

発展途上国にありがちなストレスですが、その時は初めて頭に血が登りました。まともな感性に基づいていちいち怒り狂ったり嘆き悲しんだりすると自分の健康によくない、ということが、この手の理不尽な圧力を受け続けて、だんだんわかってきます。

当時は一日20時間以上停電する時代が目前に迫っているなんて知りませんでしたし、家に電気が来ないことこそが最悪の事態だと把握しました。3時間の猶予をくれたら、領収証と引き換えに請求額を一旦仮払いするから絶対に電気を止めるなという交渉をし(もちろん、私じゃなくて伝言ゲームで)、空家だった半年分の電気代を持ち込むことに。そんな大金、こんな国で生活するために必要ないと思って持ってきておりませんでしたので、会社から借りました。何ヶ月もかけての返済生活、キツかったです。

もちろん、出る所に出たって勝てる国ではないのです。大家さんは、電気代を払っていたそうです。返金はして貰っていません。200億円相当額の債権者(石油会社)が居るので、出る所に出て正当に裁いてもらったとしても、返ってくる見込みはありません。

強盗に襲われるよりはマシなハプニングだったと思うことにしています。電力会社、大っキライ!発展途上国での生活は、『たまたま運悪く隕石に当ってケガをしたのだと思って諦めよう』とでも思わなければやってられないことがいっぱいです。ダメ電力会社の数ヵ月後の横行については、また、別の機会に書くことにします。
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2008年03月16日

まるごとお持ち帰り

ゴミの収集制度がないので、燃やせる物は自宅で燃やします。プラスチックを燃やすのはよくないということは、ゴミを燃やしてくれる門番もよくわかっているようで、『こういうのは、みんなが捨てている場所が帰り道にあるので、帰りに捨てていきますね』と、言われました。

必ずしもダイオキシンが発生する訳ではないでしょうが、むやみやたらと自宅でゴミを燃やすのも空気が悪くなりそうですし、極力ゴミを出さない生活を心がけております。極力、『欲しかったらあげる』運動実施!

我が家には、ゴミ箱がいくつかあります。いずれも現地調達したもの。台所用には、フタのついているものを選びました。それでも虫は来ますが、フタがある分、マシです。

台所以外は、極彩色のプラスチック製で、格子状で見通しのよいつくりです。コレにゴミ袋を内臓して使うのが普通なのでしょうが…。生ゴミは、台所のフタ付きゴミ箱に入れますし、いいんじゃないですかね〜格子状のゴミ箱をそのまま使っても。

それをメイドさんが掃除のついでに庭のゴミ焼き場に持っていってくれます。彼女のルールでは、毎日全てのゴミ箱をカラにするのではなく、一週間以内に全部のゴミ箱の中身を捨てられればヨシとしているようです。

プラスチック等の燃やせないゴミは、間違って燃やさないように、玄関のゴミ箱に入れることにしています。あまりに汚い要注意ゴミも、玄関へ(うちは土足禁止にしているので、玄関と廊下の間の境界のない部分が土間扱い)。

そのうち食べようと思っていた干しマンゴーを奥から出してみると、アリがたかっていました。未開封なのにおかしいなぁと思いましたが…。アリのアゴって強いんですね!袋をかじって<通路>を作ったようです。参りました。

複数のアリが袋の内部をうごめいていて気持ち悪いので、日本から送ったインスタントうどんの発泡スチロール製どんぶりの中に入れた状態で、玄関先に置いておきました。よかったら、袋ごと燃やしてくれていいよ〜という意味だったのですが。

『コレ、こんな所に置いてあるけど、貰っていいんですか?』と、メイドさんに言われました。『いいけど…アリがたかってるわよ』って言っても、『いいんです、全然。うちで飼ってるブタのエサにするので』

でも、アリが…アリが…。『せめて入れるビニールを二重にするとか密封するとかした方が…』『いいえ、全然かまいません』…まぁ、ゴキブリ手づかみ出来るぐらいなんだから、アリが帰りのバスの中で這い出してくるぐらい、気にならないのかも知れません。

ついでに、カップうどんの容器も喜ばれたようです。最初に食べたカップうどんの容器は、我が家の台所のスポンジ入れとしてメイドさんが既に再利用してくれています。見た目は貧乏臭いですが、ゴミ削減に一役買っています。
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2008年03月17日

トイレットペーパー

なぜかはわかりませんが、工業製品は日本より高いことが多いです。

ボックスティッシュは日本でオトナ買いしてきたので現地で買う必要がありませんが、花粉症で敏感になった方専用のセレブ仕様…でもない普通のボックスティッシュが1箱200円ぐらいで売られているお店もありました(主人からの事前チェック情報で、どの店かよくわかりませんが、ボッタクリ商店の正確な場所には興味ありません)。5箱パックじゃなくて、1箱が。もちろん、セレブ仕様の高級ティッシュなど、この国ではお取り扱いしておりません。

もっとも、ボックスティッシュはそんなにいりません。絶対に現地調達すまい、と、心に決めていると、使う機会がありません。杉とかヒノキの花粉も飛んでいないようですし、熱帯で風邪をひくことがあまりないので鼻もかみません。汚れたら台ふき又は雑巾で拭いて、繰り返し洗って使えば良いのです。ティッシュなんていつ使う必要があるでしょう?

トイレットペーパーは、ものすごく消費します。熱帯で風邪をひく機会は少ないですが、お腹を壊す機会はしょっちゅうあります。主人の事前リサーチにより、<別に使っても大丈夫な質感>との情報があったので、私は日本から全く送りませんでした。『日本のトイレットペーパーじゃないとイヤ』と考えた駐在員家庭は、1年分と予想した量のトイレットペーパーを日本でオトナ買いして送ったそうですが、1ヶ月少々でなくなったそうです。

どうでもいい情報ですが、この機会に書いてしまいましょう。国によっては水洗トイレにトイレットペーパーを流したら詰まってしまうことがあるそうです。ここは大丈夫みたいですね。主人は携帯電話を間違ってトイレに流してしまったことがありますが、トイレは詰まりませんでした。携帯電話は戻ってきませんでしたが。

話をトイレットペーパーに戻します。

日本では、2列2列の4つX3段の12ロール入りで、シングルかダブルか選んで買うパターンが多いですよね。私は素材にあまりこだわらないので、12ロール300円しないぐらいのを使ってきました。

それよりもうちょっと肌触りのいいのが、同じぐらいの値段で買えます。ただし、2列5列の10個X1段で、ちょっと高い?ダブルしか選べません。

冒険して、ものすごく安いのを買ってみました。2列5列の10個X1段で、半額ぐらいでした。色付きなんです。この国では非常に珍しい。でも、グレイって暗い?その暗い色に映えるように、1ロールごとに透明地にピンクの花柄のカバーが巻いてあります。それをカワイイと思ってしまったのでした。

巻き方が悪いとかいうことは、まだ許せるのです。…ボールペンで字が書けるぐらいに固いのです!1ロール使い切らないうちに、諦めました。メイドさんに、『全部持って帰っていいわよ。』って言うと、『固いからですか?』と、聞かれました。日本人じゃなくても、やっぱり固い物は固いと感じるようです。

この国では何でも欠品します。1ヶ月で復活してくれると信じていますが。トイレットペーパーの欠品はシャレにならないので(当然ウォシュレットなんてありませんし)、多めに在庫しています。常に10個入りを3パック以上残すようにしております。

完全欠品というほどではありませんが、高品質で日本で買うよりかなりお高いトイレットペーパーか、ボールペンで字が書けるぐらいに固いトイレットペーパーしか町中どこを探しても売っていないという時期はありました。生活水準によって両極端のどちらかを買わざるを得ない状態になるはずですが、皆さんストックは多めにされているようで、普通の品質のトイレットペーパーが入荷されるまでのしばらくの間、両極端はいつまでも欠品しませんでした。
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2008年03月18日

アフリカのラジオ

どうもなくてはならないものらしいです。アフリカではラジオが。日本では防災袋の中に放り込んでいて普段は聞かない人も多いでしょうが、こちらでは、毎日ラジオを聞くのが当たり前のようです。

帰任した駐在員が置いていって下さったオーディオセットのうち、CDは雨漏り直撃で使えませんでしたが、カセットとラジオは使えました。ラジオのチャンネルが私にはよくわかりませんが、メイドさんはFMのお気に入りの局に合わせて家事をしてくれます。

彼女のお気に入りは、ゆったりペースでお腹の底から歌い上げる系の曲。流行っているのかも知れません。特にお気に入りの曲の場合、相当でかい声で歌い上げています。悦に入っている最中に用事なんて頼めやしません。アフリカは歌の上手い人が多いというか、下手な人が居ませんね。メイドさんも、かなり上手なんですが…声、でかすぎ。まぁ、機嫌よく働いてくれたらそれでいいです。

門番たちもラジオが聞きたいとワガママを言うので、日本から持ってきた小さなラジカセを外に出しました。日本製なので、電圧が違うからそのままでは使えません。海外で住むにはあまり出番のない旅行用の小さな変圧器を間に挟んでラジオを聞けるようにしました。日曜大工が得意な人が多いというか、ここではある物を使って工夫できて当たり前、のようです。どこからか拾ってきた針金を使ってうまく固定しています。

旅行用の小さな変圧器…キャパが小さいのです。炊飯器を使おうとしても、ダメでした。もちろん、ホットプレートもテレビデオもダメ。日本製の電化製品は、冷蔵庫が動かせるような容量の大きな変圧器(トースターより少し小さいぐらいのサイズで、かなり重たい)にタコ足配線して使っています。ノートパソコンとかシェーバーとか、海外の電圧でも使えるタイプのものだと変圧器を経由しなくても使えるので便利です。

日本人がカスタマイズしたあとの家の場合、現地用のコンセントのほかに日本の電化製品用のコンセントがついていることがあります。便利そうですね。

停電していると、わざわざ電池を使うのももったいないし、周辺がシーンとなります。町中のラジオが消えるからです。そうなると、私の独り舞台!ピッコロとかアルトサックスは、電気がなくても音が鳴ります。ここではどれだけうるさくしても文句を言われないので、騒音も出し放題。みんなガマンしてるのかな?気にならないのかな?

ラジオでは音楽を聴くだけでなく、ニュースも聞けます。現地語なので、何を言っているのだか、全くわかりません。『デモ隊鎮圧のためどこそこの道は今危険』…とか、『何時から何時までどの地域は停電予定』…とか(言ったとおりになった試しがないような気もするけど)、『今日は断水するかも』…とか、重要なお知らせもあるそうです。それをチェックするのも、メイドさんの大切なお仕事の一つです。

慣れてくると、話半分に聞いておけばいいということもわかってきます。一応、断水すると言われたら、水を多めに張って用意しておくとか、準備はしておきますが。ガセネタも多いので、水を用意しておけと言われれば用意するのですが、あまり『さぁ大変!』と、焦ることがなくなります。

暴動が起きている系の情報は、仮にガセだとしても命にかかわるかも知れない大事な情報なので、注意することにしています。
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2008年03月19日

選別して荷造り

3月です。日本では転勤族の皆様が一生懸命荷造りしている時期ですね。海外駐在員の場合、3月1日辞令4月1日から赴任というパターンは珍しいです。飛行機が到着してくれないことには赴任できませんし、毎日就航している訳でもありませんし。日本のカレンダーに合わせてられません。

時期は別にいいんですけど。荷造りが大変でした。エアコン、雛人形、ピアノ、冬物コートなどなど。熱帯に持っていく必要がない或いは持っていくことが不可能な物は、海外駐在員御用達のトランクルームに預けます。

主人の勤務先の規定では、ピアノやエアコンは贅沢品に付き、自腹です。エアコンの場合は物が小さいので置場所は他の家財道具と混在させても問題ないので毎月の費用の個人負担はありませんが、電気工事士さんにお願いする工事代は自腹です。

ピアノは運搬も月々の預り代も自腹です。ものすごーく維持費の安い物件を持っている場合、エアコンやピアノを置いてきた方が安くついたかも?トランクルームには通常保険がついておりますし、温度湿度も、衣類・ピアノ・雛人形・普通の家財等に合わせて調節してくれますので、預けておけば安心ですけど。こうしてトランクルームに預ける荷物を、リストを作って倉庫業者に渡します。

ほとんどの荷物は、船便になるでしょう。船便用のインボイス(箱の中身と数量、単価などを英語で書いた物)を作り、他の荷物と混じらないように荷造りしていきます。

少量ながら、航空便で送ってもらえる箱(主人が出国する時に2ケース認められました)も用意するので、航空便用のインボイスを作ります。かなり少量ながら、自分で持ち込む荷物。これは精鋭ですね。インボイスはいりません。入国する時に検査と称して空港で盗まれまくる可能性があるので、気をつけて荷造りします。

通常、車は処分してくるのでしょうが、我が家の車は結婚祝いに実家が買ってくれたもので処分する気にならず、実家に預ってもらうことにしました。車に積んで実家に預けに行く荷物もいくらかありました。荷物というか、預金通帳など、倉庫に預けてはいけないと言われる書類ですね。

倉庫預け荷物と船便荷物がすごい量で、どちらも内容のリストが必要です。特にインボイスは開封検査を受けるため、ウソを書けません。かなり面倒くさい作業でしたし、2Kの社宅で選別しながら荷造りするのは大変でした。重たい荷物を押入れの天袋まであげて、腰も痛めましたが、狭いのでそうするほかなかったのです。

あとで気付いたことですが、社宅に空き部屋がある場合、交渉すれば『海外駐在に向けて1人で荷造りしなければならないから、一室物置として使わせて欲しい』というワガママを聞いてもらえたかも知れません。自腹でアパート一室借りてでも、保管場所は確保して損はなかったと思います。

発展途上国では物資がものすごく不足しますので、ものすごい量を日本で買い込んで送ります。1人で普通に住むなら2Kも狭くありませんが、1年分以上の物資を買い足しながら2人分の荷造りをするには狭かったです。

海外駐在をする可能性が高い方に限って持ち家を取得される方も多いようですが(管理会社に任せて賃貸に出すなどの方法を取られます)、発展途上国駐在員候補の方には、何はなくとも広めの物件をお勧めいたします。

発展途上国から帰る時の荷造りは、楽勝です。家がものすご〜く広いから。

狭い社宅での孤独な荷造り経験は、引越しの多い人生できっと役立つことになるでしょう。日本を何年も離れてブランクが出来たとしても、引越し屋さんへの再就職ならしやすいかも知れません。
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2008年03月20日

石の床

日本では庶民ですので、贅沢なおうちに住んだことがないのですが、大理石の床っていいんでしょうか?大理石って柔らかい石なんでしょうか?

こちらでは、床が石で出来ています。大理石とか御影石とか名前のわかる石ではないのですが、平らに研磨された、石又は岩で出来ております。衛生上、家中の床を塩素系消毒薬で毎日水拭きしてもらっています。だから赤絨毯なんか敷けません。

乳液・マニュキュア・ネイルリムーバー…ガラス製容器にお宝入っていませんか?石の床に落とすと百発百中割れます。在庫は若干余分めに持っておきたいもの。ネイルリムーバーは、こんな田舎町、店舗で全く見かけませんでした(探し方が悪いのかも知れません)。

時折、サーカス団のように国中を渡り歩く隊商がやってきます。明らかに先進国駐在員家庭宅から盗んできたもの?みたいなお宝中古品ばかり売っている露天で、リムーバーを見つけました。いるとしたら被害者の方、ごめんなさい。ありがたく使わせて頂きました。
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2008年03月21日

アスピリン信仰

一部のアレルギー体質の方は、<<非ピリン「系」>>と、曖昧に書いてある鎮痛剤を飲むのは控えた方が良いそうです。私は大丈夫ですが。

独身の時はデート中に(主人と、ですよ!)、よく、『頭痛薬が無いと死んじゃう…(ウソだけど)』と、言って薬局に寄りました。その都度、一粒当りの単価が安くなるから、と、一番大きな箱を買いました。また、『デートに頭痛薬持ってくるの忘れた〜!』と、大きな箱で買い…みたいなことを3〜4回してきました(学習していませんね)。結婚してからは自宅に頭痛薬の在庫がいっぱいです。

日本の小児科医は、むやみやたらとアスピリンの薬を処方しないのだそうです。飲みすぎるとよくないから?先進国駐在員ママたちの間では、ちょっと小奇麗な診療所が人気らしいです。私は外からちらっと見ただけですが、なるほど、キレイそう。

パリで留学してきたとかいう腕のよいお医者さんの居る救急指定病院は、腕が悪いとか言われている訳ではありませんが、見た目がよくありません。お化け屋敷とかに出てくる<廃墟の病院>?!(失礼!現役で病院です)…先進国から来た小さなお子様には、ビジュアル面での刺激が強すぎるようです。

小奇麗な診療所では、やたらとアスピリンを処方するので困る、という話を聞きました。保護者の判断で薬を減らした方が良いのでしょうか?…実際、減らしてらっしゃるようです。

(ヤブ?)歯医者で虫歯の治療に行って抜歯された門番が、『痛くてたまらないので薬を下さい』って言うのであげました。我が家の不良在庫を。メイドさんや門番から、『痛くてたまらないので薬を下さい』…と、頼られ、評判です。

この国の人、虫がついてるとか石が混じってるとかいうことには寛容なのに、賞味期限が一日でも過ぎているとなると、うるさいらしいです。だから私はアスピリンをおすそ分けする時に絶対に箱を見せません。多分、期限は3年ぐらい過ぎています。

一応、『服用は前回飲んだあと6時間以上あけること。』とか、『空腹時の服用は避けるように。』とか、一生懸命言って説明して誠意は見せていますが、どうしても言えません。『期限激しく切れてる!』なんて…。何はともあれ、日本のアスピリンはよく効く!と、大好評です。捨てずに貯めててよかったです。
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2008年03月22日

わらじスリッパ

おそらく会社に借り上げて頂いているおうちは、西洋の人用に作られたものだと思われます。日本にありがちな玄関と違い、タタキと呼ばれる場所がないまま、入ったら廊下です。靴を脱ぐ場所がないのです。

入っていきなりの廊下の手前の方に靴を並べ、『見たらわかるでしょ、ここまでが玄関なのよ』…という目印にしています。外出から戻ると、その場所に脱いだスリッパが境界線の目印になっています。

私がスリッパとして愛用しているのは、現地で仕入れたぞうりです。だいたい日本円で100円ぐらいで1足買えます。色のついたワラ?ワラで編んでから着色している?それなりにカワイイ模様で手作り感いっぱいです。当然手作りですが。素材が裸足に向いていて、涼しいのです。乾季の早朝なら靴下を履いてから履くこともあります。

駐在員になる前に、主人は何回か出張とか短期の単身赴任で過ごしてきたのですが、お土産に『イチ押し!』と、このぞうりを買ってきてくれたものです。私は『なんてカワイイぞうりなんだ!』と、それを履いて近所のスーパーに買い物に行ってきました。一日でボロボロになりました。『どこがイチ押しなのよ?』と、文句を言うと、『誰が外履きに使えと言った?』って。

床が石で出来ているので、振動を吸収する柔らかい素材はありがたいです。ただ、素材が弱いので、すぐにボロボロになります。水にかかると一発アウトです。わらの中に入っているのが、ダンボールだから。石の床の上であまり動き回らずに一日過ごす、駐在員夫人には好評なのでした。

選び方のコツは、指が外気に触れる形のもの。和式便器のように指が隠れる形のものは、時々ムカデが入り込むことがあり、確かめずに履くと危険です。私は運転する時に履くのがスニーカーなので、もちろん足の指が隠れています。履く前に必ず中身をチェックしてから、足を入れています。
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2008年03月23日

ささやかにハマダラ蚊対策

一応、意識はしております。日本人でも時々マラリアに罹患します。

熱帯で時々発症する熱病で、たまに『風邪のひどいようなものでしょ?』程度の軽い認識の方もおられますが、命を落とす方もおられます。罹患したけど生還された方がおられることをもって軽視するのは間違いですよ!命がけの海外駐在も、運命として受け入れておりますが。ひとつしかない命は大切にしたいもの。

マラリアを予防する薬を飲んで渡航してくる日本人もいらっしゃいます。極力とれる対策をとるのは良いことです。ただ、私たち駐在員は飲んでおりません。会社が業務命令として海外に赴任させ続けて良い期間は、1年半までです。だいたい1年ぐらいずつ帰国休暇が与えられます。予防薬は1年ももたないのです。

【蚊にさされないように注意すること。】

日本に居る間に「一日中蚊帳の中で過ごす」という机上の空論で武装してみましたが、現実として不可能でした。蚊が出るのは夕方になってからなので、日中は自由に過ごすと良いです。

ウソか本当か知りませんが、マラリアを媒介するハマダラ蚊は、足の指の先を好んで刺すと聞いております。だから私は、暑い日でも、お出かけする時は極力靴下履いてスニーカーです。帰宅してすぐに裸足+わらじスリッパになるので、水虫にもなりません。

家のある市街地にはハマダラ蚊は居ないという噂ですが、そうでない蚊は確実におりますので、虫除け対策はしております。皮膚が荒れるとかはおかまいなしで、虫避けクリームを塗っています。
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2008年03月24日

機中での奇襲?!

先日は、龍太郎のママさんに、ためになるコメントを頂けました。どうもありがとうございました。そこで思い出したお話があるので書いておきます。

一通りの準備を終え(…ることが出来なかったが時間切れ)、あとは体を現地に持っていくだけになりました。私は単身、夫を数ヶ月遅れで追って現地入りしなければならなかったのですが…。

あまりにも頼りないため、一時帰国を終えて再度渡航される他社の首都在住日本人駐在員一家が一緒に入国して下さることになりました。フランス語はおろか、英語もろくに出来ない私にとって、アメリカンスクールに通う小学生のお子さんはとても頼もしかったです。パパさんもママさんも、とっても頼りになりましたけど…。

現地で英語が通じる場所は本当に限られていますが(英語を使わなくてもフランス語が話せれば言葉の上で生活に不自由しない)、飛行機の中では英語が出来れば問題なく過ごせます。私にはスチュワーデスさんの英語も理解できなかったため、小学生のお子さんに『お肉とお魚のどっちがいいか聞いてるんだよ。』などと通訳をお願いしっぱなしで、ラクに渡航できました。小学生のお子さんの隣だと、エコノミーでも席が広く感じました♪あの時はありがとうございました!

搭乗が済んだ飛行機の中で突然、『あっ!口をふさいで伏せた方がいいよ!』と、促され、その通りにしました。間もなく、機内に白い煙が充満。スチュワーデスさんが両手にスプレー缶を持って白い煙を発射しながら通路を往来してきます。私一人で乗っていたら、犯罪とか事件かと思ってパニックになっているところでした。

『ほぼ無菌状態(自称)の日本人に向かって失礼な!』という感じです。海外から自国に入る飛行機は、そうやって人間ごと消毒するのだそうです。

先日頂いたコメントによると、キューバでは、デング熱対策で家の中に白い煙をプシューッとされるそうですが、こちらの飛行機の白い煙は何だったんでしょう?

国内であんな目に遭ったことはありません。誰に聞いても『飛行機の中では、自国の汚さはさておいて外国人をバイキン扱いして消毒するものらしい』…的あいまいな説明しかされません。よくわかりませんが、臭かったです。体に悪いと思います。知らずに搭乗した人の心臓にも悪かったと思います。
posted by サウンジャ at 00:44| Comment(4) | 発展途上国アフリカ駐在の準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月25日

積極的な蚊帳

オフシーズンに日本で蚊帳を買うとなると、結構かかります。赴任するまで蚊をやたら恐れておりましたので、4帖半サイズのを12,000円(+消費税)で購入しました。

『丈夫ですし、目も細かいし、なかなかいい蚊帳ですね』…なんてメイドさんは言ってくれます。当然です。この国でそんな高い蚊帳を使っている人はほとんど居ないはずです。よく見れば、もっともっと安く売っていました。とても日本で売られている値段なんか言えません。

日本で蚊帳をお使いの方は少数派だと思います。使ったことのない人がほとんどかも知れませんね。部屋の四隅(+長い辺の中間点2箇所)から部屋のサイズにあった蚊帳をつるし、すそを敷いた布団の下に折り込みます。網戸的な役割をしてくれるのですが、もっと柔らかい素材です。横から見ると直方体の虫かごみたいな感じになります。

現地調達できる蚊帳は、天井一点から吊り下げて、すそをベッドのマットの下に折り込むタイプのものです。ベッドを2つ並べて眠る場合は蚊帳が2つ必要です。素材はレースのカーテンみたいな感じ。家の隅に駐在員の誰かが置いていったレースのカーテンがあるなぁとしばらく思っていましたが、よくよく調べると、蚊帳でした。横から見ると四角すい(辺が二等辺三角形)の虫かごみたいな感じです。

蚊帳の内部に最初から蚊が入り込んでいなければ、蚊に刺されない静かな夜を約束されるのですが、注意点があります。蚊帳の内部に入りさえすれば安全というバリアではなく、蚊の侵入を防ぐものです。特に現地調達できる、横から見ると四角すい形のタイプに顕著ですが、寝返りを打って蚊帳にピッタリくっついてしまうと、蚊帳ごしに蚊の針を差し込まれます。私も何度か睡眠中に血を吸われました。

だからと言って?強化された、積極的な蚊帳も売られています。蚊帳ごしに針を差し込む悪い蚊を殺すための、殺虫剤が外側から塗られているのだそうです。外側だけ塗ってると言っても…網状ですから内側に居る人間への健康被害が心配です。

そのような積極的な蚊帳を使った日本人を知らないので、使い心地がどんなものかはわかりません。わざわざ殺生しなくても、ただ自分が刺されないようにしてくれたら、蚊帳として十分ではないかなと、私は思っております。
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2008年03月26日

スーツケースとベルト

急にショボい話になってスミマセン。どうしても言っておきたくて…。

海外旅行によく行かれる方なら、スーツケースとスーツケースベルトはお持ちのことと思います。主人が3ヶ月間の海外出張などを経験しておりましたので、主人の分はございましたが、私一人であとから行くための物も買うことになりました。

私の場合、日本を出てすぐに戻ってくるのではないので、極力多くの荷物を持ち出したいと考えておりました。また、ターンテーブルですぐに見つけられるように、目立つものが良いとも思いました。ついでに、社宅から荷物を出荷してから出国するまでの約1ヶ月間身を寄せていた地方の実家から上京し、東京の本社に挨拶して成田に行くまでの間、みっともなくないビジュアルであることも願いました。

上限は20キロです。エコノミークラスですから。女性が一人で持ち上げられるギリギリの重さに近いと思います。この範囲で収めるために、スーツケースは軽い方が好ましいでしょう。そのため、高級ブランドより薄いものを選びました。迷いましたが、現地では金庫代わりに使えると思ったので、軽さが魅力のソフトな素材ではなく、固い素材を選びました。

大きさについては、極力大きな物を選びました。スーツケースに内臓された棒を引き出して引っ張るタイプも移動時には便利かも知れませんが、内側の収納量を確保したいので、私が選んだ物は違います。

目立つことに関しては問題ありませんでした。珍しい色のスーツケースと、それに映える色のベルトを購入しました。ベルトの柄もかわいかったんですけどね…。

私が出国した頃は、外務省の『渡航の是非を検討して下さい』から警戒レベルが下げられた直後ぐらいだったように思います。とにかく入国する人が少なくて、東南アジアで一泊してから乗り込んだ直行便がガラガラにすいていました。3分の1も座席が埋まっていなかったように記憶しております。いちいち数えておりませんが。そんな状態ですから、スーツケースを探す苦労はありませんでした。

一応女性ですからね、ビジュアルも重視したくて。主人が持っていったスーツケースベルトは、極彩色が3色ほど混ざったもので、あまり趣味が良いとは言えないものですが(私が高校生の時に選んだものです、すみません)、とにかく派手で、何色のスーツケースに巻いても目立ちました。

今回はオシャレなベルトにしたかったのです。かれこれ10年ほど(←サバ読んでいるかも知れませんが)使い込まれた極彩色のベルトは、金属製の輪が2つほどついていて、その中に端を通して巻きつけるタイプです。それよりオシャレなのがいいなぁと思い、プラスチック製の『カチッ』と鳴る部品で着脱できるものを選んでしまったのです。

スーツケースベルトの仕事は二つあります。【目立つこと】と、【スーツケースのダイヤル部分を守ること】です。

私はオシャレなどという余計なオプションに目がくらみ、ダイヤル部分を守る役目を軽視してしまいました。まぁダイヤル部分は一応守れましたが。東南アジアで一泊してホテルで開けてみた時には、プラスチックの部品が壊れていました。部品が壊れているスーツケースベルトを巻きつけるのには苦労しましたね。【目立つ】という仕事はしてくれましたが、なんだかぶら下がっているだけの状態。

Gパンがずり落ちないためにするベルトじゃなくて、ロングスカートの上からだらーんと垂らすようなおしゃれベルト程度の役割でした。スーツケースベルトのプラスチック製部品が壊れたぐらいで渡航そのものは大事に至りませんが、構造が複雑なだけに、自力で修理できません。ちょっとブルー入りました。

やはり、スーツケースベルトは、つくりがシンプルな物が望ましいです。ちゃんと10年以上もちますから。スーツケースベルトの選択は完全に失敗でしたね。見た目はかわいかったんですけど。

高級ブランドじゃないスーツケースを海外駐在に持ち込む人は少数派だったかも知れません。お陰で重さは軽減できました。ちょっと壊れて歪みました。一応、カギはかかるのですが、両膝で挟んで力を入れないといけません。高級ブランドにすることで若干荷物が入らなくなった方が良かったのか、多少のことは目をつぶって歪んだスーツケースを使いこなすので正解だったのか、わかりません。スーツケースの選択については後悔しておりません。

家の中に、カギのかかるタンスが複数あります。その中の一つに二人のスーツケースを入れております。スーツケースにカギをかけて、大事な物をしまっております。

タンスのカギは、常に携帯します。入浴中はバスルームに持ち込みます。腕時計は昼寝中でも付けっぱなしです。手首がいい加減かぶれますけど。高級な物をぞんざいに扱うことは、メイドさんにも失礼に当るかと思い、そこだけはちゃんとしておくべきだと思っています。

もっともっと大事な物は、スーツケースの中に隠してあるカギで他のタンスを開けないと出せません。どこにどのカギがあるのか知っている私でさえ出すのに数分かかります。だから盗難に遭わないのか、運が良いから盗難に遭わないのか、わかりません。

最低限、スーツケースベルトをノリで選んでしまった時以上の警戒心をもって生活するのが、発展途上国駐在員の務めだと思います。
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2008年03月27日

イケメン裁判

アフリカに来て気付いたこと。。。♪スタイルのいい人が多い♪

お金持ちの中には食べ過ぎてでっぷり太っている人も居ますが、そうでなければ、アスリートでもないのにだいたい筋肉質。しなやかな肢体、長い手足。女性の腰のくびれ方なんて見事なものだし(オッサン目線ですみません)、腰より上の部分に対する批評は男性に譲るとして、男女ともお尻が上向き。補正下着なんかいりません。

入国した日は色んな人をジロジロ見ていましたが(自分が外国人として注目されているなんてことお構いなしに)、フと気付きました。顔はさておき、日本人って世界の平均と比べてスタイルかなり悪いんじゃないかしら?私は日本で勝負することにしているので、いいんですけど、別に(アフリカの平均とは比べないでほしい…)。

顔は…カワイイ目の人が多いけど、私の好みとしては、日本人の顔の方が好きです。慣れかも知れませんが。

家でそこそこ長く働いてくれていた門番が、気が付いたら来なくなりました。顔は私好みじゃないけど、小柄ながらかなり鍛えあげられたマッチョな男の子でした。好きな人は好きかも知れません。メイドさんに聞いてみると、あの人は二度と来ないって。

おかしいと思ったから辞書も出して時間をかけて何度も説明してもらったのですが、こうです。

彼はバツイチの子持ちでした。が、再婚することになったらしいのです。元奥さんが激怒して、再婚は許さないわと裁判所に訴えました(この発想に、日本の法律しか知らない私は疑問を持ちました)。そして、元奥さんは勝訴しました(?!)。彼は再婚はおろか、外出を一切禁じられました(!!)。だから仕事にも出られないのだそうです。

『なんで?なんで?』フランス語がすらすら出て来ないのですが。『マダムはお子さんがいらっしゃらないからわからないのです。私にはよくわかりますよ、元奥さんの気持ちが。子供を生んだことのある女性なら絶対にわかるはずです。』

いえ、私が『なんで?』と思うのは、元奥さんの『訴えてやる』と思った母親としての感情の部分ではなくて、元夫の再婚を禁止するという訴えが認められたり、日本では憲法で義務化されている『勤労』すら禁止して外出させない判決が下されたりするのがヘンだと思うからなのです。

仮に法律があるとしても裁判所がそれを正しく適用することなんか誰も期待しないのでしょうが、日本語でこの国の民事訴訟法を解説して下さる方が居たら、詳しくお話伺いたいと思いました。今回とは違う裁判ですが、高裁で二審判決が出ていないうちから既に最高裁で三審が始まっているとか、ウソみたいな話が本当に起きているのです。最高裁は首都に一つだけあるという話すら、疑いたくなってきました。どんな手続法にもとづいて、そんな裁判になるのでしょうか。

もっとも、この国で裁判で勝つ方法は簡単です。お金です。民事も刑事も。法律の勉強は必要ありません。本当に。

多分、長く勤めてくれたマッチョな門番には、一生会えません。
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2008年03月28日

水差し

色んな種類の水差しを日本から送りました。現地でなかなか売ってないので助かります。

ガラス製のもの…私は好きなんですが。床が石で出来ておりますので、落としたら必ず割れます。プラスチック製のもの…なかなか割れません。

大量に在庫しているミネラルウォーターなんか飲んでも楽しくないし、私はお酒を飲まないし、やっぱり麦茶が好きなのです。大量に買って日本から送りましたし。暑い時はやっぱ麦茶でしょ。メイドさんに煮出してもらって、水差しに入れてもらいます。日曜はメイドさん休みなので、多目に出してもらいます。

今まで気づかなかったのですが、プラスチックって臭いを吸収してしまうのですね。停電が多いと聞いていたので(正確には、通電が少ない)、たくさんロウソクを送りました。割れてもイヤだし、何かしっかりしたもので包まないと…。でも、荷物がかさばらないようにもしたいし…。

バカでした。私は花の香りのロウソクをプラスチック製水差しにギュウギュウ押し込んだのです。お陰でロウソクは割れませんでしたが。花の香りのロウソクの臭いが全部プラスチック製水差しにうつりました。甘い香りと相性の良い、粉を水で溶くジュースとか粉を水で溶くスポーツドリンク(よくおなか壊すから)とかを入れる専用の水差しとしては使えますが。

素材以外のことにもこだわるなら、水差しは背が低い方が良いです。こちらで使われるのは古いタイプの冷蔵庫で、あまり背の高いものが入れられないのです。お酒とかみりんとか、一旦開封した調味料を虫除け対策で全部冷蔵庫に入れておくため、ドアポケットは既にいっぱいです。
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2008年03月29日

海外駐在員の覚悟

一生に一度のことです。覚悟が必要です。海外駐在員になるぐらいの年齢の方なら駐在中、祖父母はもちろん、両親の身に、もしものことがあるかも知れません。次に日本の土を踏むことが出来るのは、1年〜1年半後のことです。

主人の辞令は特別に急だったので、2週間ほどしかありませんでした。そこで引越しの支度を急ピッチでするなどせずに、旅行してきました。地方の特急列車を乗り継いで、田舎の祖母にも会ってきました。

仮に先進国の駐在員でも、ものすごく急いでも到着に24時間以上かかると思います。ご高齢の方の中には、国際線出発時刻の2時間前にチェックインしておかないといけないとか、そもそも成田空港に着くのに数時間かかるとかいうことを説明してもわかって頂けない方もいらっしゃるかも知れませんね。

発展途上国への入国は、まぁ国にもよるのでしょうが…アフリカで24時間かからない国は珍しいのでは?乗り換えするために第三国で一泊しましたし。特にうちは首都から車で(道の状態の良い乾季で)12時間の地方都市に駐在です(運よく飛行機が飛べば飛行時間2時間以内ですが)。これも、ビザと航空チケットが取れていればの話。毎日なんて飛行機飛んでいませんからね。最短何時間かと急に聞かれても…。

つまり、海外駐在員は、親の死に目に会えないという覚悟が必要なのです。『御通夜には出られないから、今のうちにね』…なんて祖母には言えませんでしたが。

祖父母や両親がご病気じゃない場合、1年〜1年半に一度の休暇の過ごし方に迷いますね。『何かあった時には間に合わないから今のうちに会っておきます』旅行をその都度するのか、駐在の疲れをリフレッシュすべくレジャーしてくるのか。

会社の規定では、歴代契約社員さん(結構年上です)の親御さんに不幸があったから帰国させて欲しいと言われても、一切認められたことがありませんでした。規定では、正社員の場合は自費でなら帰国できたんですけど、自制しましょうねということを言っていました。

それでも、『みんなには理由をナイショにしておいてね』…と、帰国された駐在員がいらっしゃいました。色んな契約社員さんから理由を聞かれました。正社員とその家族は全員知っていますが、共通の<納得いく答え>を作っていなかったので、あちこちでほころびが出ました。『海外からすごいクレームが来たから謝りに行った』…とか、『緊急に海外へ調査しに行った』…とか…。

契約社員さんの方が、人生経験長いですからね。気づかれたようです。ほかの契約社員さんが『なんでアイツ居ないの?』と、質問攻撃してくると、『色々と家庭の事情で帰国してるらしいよ。』と、代わりに答えておいて下さいました。

さすがに、『出国する前に葬儀も済むように段取り頼むよ。』とは言えませんでしたが、お父様とお話しすることが出来たそうです。理由あいまいな(聞いてはいけないということだけは確実にわかって頂けた模様)緊急帰国から戻ってきて間もなく、訃報が入りました。…理由もバレバレですね。正社員の特権で赴任途中に緊急帰国したことを責める人は誰も居ませんでしたが。

死因にもよりますが、緊急帰国でもう一度お話出来るケースはまれです。たいていは、告別式すら間に合いません。メールはもちろん、電話がその日のうちにつながるとも限りません。親族の暮らす日本と隔絶された別世界へ行くという覚悟が必要です。
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2008年03月30日

真っ赤な行列の正体

アフリカでは時速30キロぐらいでゆっくり運転しています。地方都市には車も多くないし、道幅が広いからお急ぎの後続車は勝手に追い抜いて下されば良いのです。私は常に慌てません。車のエアコンもステレオも使ったことがありません。バッテリーの状態がすごく悪いので、極力遠慮しながら乗ります。だから、運転席の窓は開けて走ることが多いです。

右折(右ハンドルの車で右側通行の道を右折するのはとっても簡単)しようと更に減速していたら、賑やかな楽器の音が聞こえてきました。明るい音色です。歩道を真っ赤な洋服を着た人たちが練り歩いています。その中に、楽器を演奏しながら歩いている人たちが居ます。

先輩マダムにあとで教えて頂きましたが、あのやたら明るい集団は、葬儀の最中なのだそうです。なるほど、気をつけて見てみると、かんおけらしい大きな箱も一緒に運ばれていますね。長い方の辺でも50センチぐらいの小さな箱だと、幼い命が気の毒に…と、思うようになりました。なんであんなに明るいノリなのでしょうか。天国への旅立ちを心からお祝いしているのでしょうか。

知人の死に遭遇する確率の高い場所ですから、真っ黒な服と黒ストッキングは一応持ってきました。暑くて普段着には出来ませんが。日本の高級な喪服は持ってくる意味がないと思って持ってきませんでした。アフリカではそれが普通だと思います。

日本人駐在員やその家族が駐在中、もしものことがあった場合、現地で荼毘に付すのが普通です。そういう機会がないのが一番ですが。現地人スタッフにもしものことがあった場合、黒い服で参列していいんでしょうか?…そういう機会がないことを祈ります。
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2008年03月31日

水色の布を求めて

旧宗主国のフランスでは、かわいいワンちゃんを飼うのが流行っているそうです。その影響か、日本のマンションみたいに飼うペットの制限のある住宅は少ないアフリカでさえ、かわいい小型犬を飼う外国人が多いです。

宿舎にお住まいの契約社員さんの中のお一人も、室内で小型犬を飼い始めました。犬好きな主人は、宿舎で犬と遊ぶのが大好きです。宿舎の片隅から『犬が好きそうなものが♪』と、大人の手よりも小さいぐらいのサイズのクッションのようなものを見つけ、犬に噛ませてみたり投げてみたり、遊ばせているんだか、遊んでいるんだか…。犬も主人も楽しそうです。

別の駐在員のお子さんたちも、そのクッションのようなもので遊ぶようになりました。柔らかいから室内でキャッチボールするのにちょうど良いらしく…。前から思っていたのですが、そのクッション、どこかで見たような気がするのです。もっと場違いな所で…。

枕経!!父が亡くなった日、仏壇がないから『チーン』…とする道具も家になくて、慌てて買いに走った、『チーン』…するやつの下に敷くやつです。クッションにしては妙にピカピカの生地が使われているなぁと思いました。

やばい、やばい。現地で亡くなられた日本人駐在員さんのために、石碑とか作って、本物のお坊さんは居ないけどナンチャッテ法事みたいなことをしているのです。その日が来る前に、犬に噛まれてボロボロになったクッションみたいなのを繕わないと。

コッソリ持ち出して、色んな商店を回りました。布をいっぱい売っているお店を見つけて、交渉してみました。本来なら気に入った布を選んで服を仕立ててもらうお店らしいのですが、バレずにクッションを繕うためなら頑張って交渉します。

一生懸命フランス語でインド人(推定)店主と話してみるのですが、なかなか伝わりません。お嬢さんと思われる若いインド人(推定)女性が出てきて、『英語なら話せるんじゃないかしら?』とフランス語で言ってくれました。『ハイ、私は英語が話せます!』…これまたひどい英語でしたが、英語なら意思疎通が出来ることがわかり、英語で交渉しました。

日本で道に迷った外国人観光客に『英語できますか?』と、英語で話しかけられると、絶対に『いいえ、私は英語を話せません。』と、英語で答えてきました。マニュアルにそうしろと書いてあるのか、そう答えたらほぼ100%の確率で、英語で道を聞かれます。たどたどしい英語とジェスチャーで教えて差し上げてきましたけどね。

駐在中、英語が使える機会は滅多にないので、今回は『英語が話せます!』なんてアピールしてしまいました。英語の出来るお嬢さんを通して、このクッションと同じ色の布をほんの20センチ程度欲しいのだということを伝えました。本来メートル単位で売っているそうですが、今回は特別にということで、半メートル売って頂きました。

例のクッションみたいなものは、仏教お得意の錦色?金ぴかの布と水色の布を交互に縫い合わせたものです。アフリカで錦色を探すのは難しいので、水色の布だけ上からつぎ当てて、なんとか取り繕ってきました。
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