2008年04月01日

ベビーカー不要の国

駐在してきて気づいたのは、全くベビーカーを見かけないということ。道が悪いから、外国人ママがベビーカー押してお散歩なんてありえないです。お出かけはお車ですね。現地の人には、ベビーカーなんて買えません。そもそも、国内に売っていないと思うのですが…。

首のすわっていない赤ちゃんを着物のオビぐらいの幅の布で自分の腰にぐるぐる巻きにして『おんぶ』?した状態で働いている女性をよく見かけます。赤ちゃんの頭部がだら〜んと垂れていたりしますが、ちゃんと育つみたいです。みんなそうしていますから。

台風の爪あとで、歩道に亀裂が入ったままになっている道も多いです。ぼんやりヨソ見しながら歩いていると、そのまま海に落っこちてしまいそうです(泳げる大人でも助からなさげな高さです)。そんな道でも、小さなお子さんは歩いていますね。日本では確実にベビーカーに載せて移動するぐらいの年齢かと思います。ええ〜っと、身長がだいたい60〜70センチぐらいかな?と。小さなお子さんの年齢が全くわからなくてスミマセン。1歳になるかならないかのうちに、この国の子供は歩いてお出かけするみたいですね。

主人の仕事の都合で、ごくまれに、ものすごい田舎に行くことがあります。土と掘っ立て小屋しかないような場所を1時間以上四駆で走ります。当然舗装されていませんし、標識もありません。道に迷って、通行途中の少年(7〜8歳と思われる)に聞きました。四駆の後ろに乗せて『ここだよ』…という分岐点まで案内してもらいました。乗せた地点から分岐点までの間だけでも何キロかありましたけど。彼はどこからどこまで、何の用事があって歩いていたのでしょう?

この国では、靴を履いていない人もよく見かけます。足の底が靴みたいに丈夫で固くなっているようです。小さい頃から鍛えているから、平気みたいです。
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2008年04月02日

人力車

この町ではよく見かけます。裸足又は廃タイヤを利用して作ったらしいぞうりのおじさんが、人力車をひいています。乗客定員は1〜2名と思われます。一応、ほろがついていて、乗客は日焼けせずに済む構造のようですが、こんがり焼けるほど長く乗っていられるような乗り心地ではありません。ボロボロでガタガタですので、座布団らしいものがあってもお尻が痛いです。

メイドさんに聞いてみると、『いつひっくり返るがわからないもの、恐ろしくて乗ろうとも思ったことがありません』とのことでした。

私の車もよく故障しますし、主人の車が故障すれば私の車で通勤してもらいますし(私が運転して送迎しましょうという甲斐性がなくてすみません)、通勤も通学も通園も関係ない私は、正直車がなくてもなんとかなる唯一の日本人駐在員家族なので、どなたかのお車が故障すれば私の車をお貸しします。それで、私が車を使えない機会が多いのです。

車使えないから〜と、家で引きこもっていても、誰にも迷惑かけないのは確か。しかし、それもつまらないので、『私の仕事ですから』…と、買い物に行ってみたりします。徒歩30分圏内で、だいたい行きたい所はあります。往路は問題ありません。

ただ、買い物をすると食材がキロ単位なので(交渉して半キロにしてもらいますが、4種類の食材を買うと2キロになります)、買い物帰りは重たいのです。それで、復路を徒歩にすると、さすがに疲れます。疲れたら家で寝ていれば良いのですが、それも面白くないのです。

外国人が一人で昼間歩いていると…。表通りを歩いている限り、安全ですね。怖い思いはしたことがありません。ただ、面倒臭いです。商売熱心なタクシーの運転手が乗ってけ乗ってけと声をかけてきます。行きはいりません。健康のためにたまには歩きます。

帰りは重たくて仕方ないのですが、平気そうな顔をして、市場近くで待機している人力車の周辺を歩いてみます。声をかけられなければこちらから声をかけます。

フランス語だけよりは、現地語を混ぜながら話す方が値段交渉しやすいです。ふっかけられた値段も十分安いのですが、『日本人は特別気前がいい』…なんて噂が立つとほかの方にご迷惑をかけますので、どうでもいいんだけど…と思いながらも、交渉します。極端に高値を言ってこられたら『たっかー!話にならないわ。冗談やめてよね!』と、ジョークに受けたような顔をしてスタスタ歩いて去ろうとすると、慌てて走って追いかけてきて、納得いくお値段の交渉ができます。

自宅近くは舗装されておりません。土がぬかるんでいると、私と買い物荷物の重さで(ほとんどは私の重さ?)タイヤ(自転車のタイヤらしい細さ)がめり込んで、かなりつらそうです。私は自宅まで人力車に乗れたことがありません。大抵は舗装されたところで『この先は無理』と言われて降ろされます。

かなり安く交渉できた人力車の人は舗装されていない道の途中まで頑張ってくれましたが、最後が急な上り坂で、全然前に進まないので、『止まって』と、言って降りました。その人には、『こっちが運賃でこっちがお礼ね!』と、結局いつも支払う値段を支払いました。重たい体で失礼しました。

インド人(国籍推定)商店主に命じられたらしい人力車は大変そうです。畳半帖ぐらいの広さの荷台に、家の天井ぐらいの高さに積み上げられた荷物を、一生懸命運んでいます。もちろん、ほろは畳んでいます。万が一ひっくり返したりしたら、当然全額弁償なのでしょう。

私はだいぶいいお客さんだと思います。
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2008年04月03日

タクシー

雨季の真っ只中、人力車は見かけません。どこに行っちゃたんでしょう?雨季の真っ只中でも、数は減りますが、タクシーは見かけます。減った分はどこに行くのでしょう?まぁ、別にいいんですけど…。

タクシーの運転手は、自分の車を所有できるようなお金持ちではありません。庶民はバスを使って地方都市に通勤してきますが、もっと田舎に住んでいるそうです。掘っ立て小屋に住みながら、牛を二頭買って二頭だての牛車を荷物を運ぶための愛車代わりにしたり、農業のバイトをする時の商売道具にしたり、するらしいです。

タクシー会社というものがあるそうで(無線は聞いたことありませんが)、タクシー会社が何台も車を持っているそうです。だいたいボロボロのルノーですね。海外駐在するまでは、ヨーロッパの車と言えば高級なイメージでしたが、こちらで旧宗主国フランスの車と言うと、庶民に一番近い車ということになるようです。もちろん、高級車ではなく、サイズがローバーのミニぐらい。シティーハンターの主人公が乗ってたやつ…。あんなにかわいくないけど、とにかく小さめなのです。

当然、オートマではなく、マニュアルですが、日本では見たことのない形状のギアで、おそらく私には扱えません。運転が上手なので、安心して乗っていられます。この国で<運転手>をしている者は、調子の悪い車を乗りこなすのが得意です。調子のいい車なんて、滅多にありませんし…。車の修理も、だいたい任せて安心です。車専用の部品なんてなかなか入って来ないので、有る物を使ってうまいこと修理してくれるようです。

ボロボロのマニュアル車を自分で運転できないのは構わないのですが、私はドアを開ける方法がよくわからなくて、降りる時に苦労します。指を突っ込んだら怖いことになりそうな隙間があって、そこに指を突っ込んでどこか引っ掛けると開くらしいのですが、ケガしてもイヤだしなぁ…と、全開の窓から腕を出して外側から開けてみたりします。開けるのに手間取っていると、運転手が身を乗り出して、指を突っ込んで開けてくれたりすることが多いです。

タクシーの運転手は、一日いくらかでタクシー会社にお金を支払って車を借りているそうです。お客さんが居ても居なくても、タクシー会社には安定収入があります。運転手は、車を借りるために支払ったお金とガソリン代の分プラス生活費を稼ぐため、一生懸命働きます。

乗り降りに時間がかかり過ぎても困ります。乗車前値段交渉制なので、多少ドン臭くても外国人を乗せるのが効率良いようです。だいたい人力車の倍額以上が相場だと思います。現地人だとだいぶ安く乗せてもらえるようですが。意味のわからない言葉で行き先を理解しなければならなくて苦労をかけた分だと思って、現地人よりだいぶ高いと思える額(十分安いとは思いますが)まで値下げ交渉をしてから乗ります。人力車と同じで、『高すぎるわ、話にならな〜い』…と、スタスタ歩いていくことで納得プライスまで交渉できたりします。

市場の前で運転手が待ち構えていて、『さぁさ、荷物を持ちましょう。』と、重たい買い物カゴを持ってくれようとしてくれます。私は先に値段交渉をしたいですし、人力車の方がはるかに安いので、そういうのに預けたことはありません。

歩いている外国人に速度を合わせながらクラクションを鳴らしまくって、『乗ってけ乗ってけ』…と声をかけたり(最初は意味がわからなくてナンパか誘拐かと思って恐れました)、とにかく仕事熱心です。タクシー独特の屋根の上のマークも、<空車>マークも、何もありませんが、向こうから声をかけてくるので、スグにそれがタクシーだとわかります。目が慣れてくると、すごく小さいボロい車はタクシーなんだなとわかるようになります。
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2008年04月04日

MT車にご用心

<運転免許証>2月17日の記事でも触れましたが、私は日本でMT車の免許を取っています。私と同世代の女性はAT限定の方が多いのですが、なんとなくMTにしたのでした。自転車も満足に<運転>できない私がこんなことを思うのもおかしな話ですが、『車の運転なんて簡単でしょうから、どうせなら何でも運転きでる方が良い』…と思って、欲張ったのです。結果的に、発展途上国駐在員の妻になったのですから、正しい判断でした。

私の知人の中で私より教習所で手間取った人の話は聞いたことがないのですが…。何度も泣きながら、それでも泣き落としという手段には頼らずに、実力で取りました。今になって思えば、あの時AT限定にしていれば、検定も5回ぐらいで通ったかも知れませんね。

儲かってしょうがないという会社でもないので、日本人駐在員のために車を送ることが減りました。修理も満足に受けられません。窓が半分だけ開いた状態で上げることも下げることも出来ない車については、買い物している間に盗難にあいそうなので、絶対に安全な所に駐車する機会以外は遠慮しました。助手席のドアがぐらぐらで右折したらドアが飛んでいきそうな気配のある車も遠慮しました。

駐在員の家族というのは、実に厄介な存在です。女・子供は人質に取られかねなくて弱いし(今はそこまで治安悪くありませんが)、すぐに病気をします(私は特に)。これで交通事故でも起こされたらたまらない、ということで、『なるべく運転しやすいAT車(もちろん日本製)に乗せてやろう』…という指針があるようです。まぁ、私の場合は、車がなくてもなんとか生活できるんですけど。

まれに、私が主人の車を運転することもあります。悪路が多いので、後ろにタイヤをくっつけているような四輪駆動のMT車が、この国では一番便利なはずです。主人のが、まさにそうです。

日本でもよくやってきましたが…。私に乗られたMT車は、ハンドブレーキが故障しがちです。解除し忘れて発進して、だいぶたってから『あっ、ブレーキかけたままだった!』と気づくことが多いからです。

主人の車は、受け取った時から、日本で私に乗られたMT車以上にハンドブレーキの効きが悪かったのですが…。『ある日、乗ってみたら、ハンドブレーキが全然効かなくなった』…とのことで、常に大きな石を2〜3個積んでいます。駐車場に居る人に『タイヤの前にこれを置いて。』と、渡せるようにです。今更ですが、白状します。ハンドブレーキに最後のトドメを刺したのは、私です。

そこまで壊れたことを知らないまま下り坂の駐車場に止めて主人が降りたあと、私はまだ助手席に乗っていたのですが、ガケ(の下は海)に向かって車が前進していて、叫びました。私がさっさと降りて出かけていたら、車は海に落ちていたかも知れません。私の叫び声を聞きつけて主人が戻ってきてくれなかったら、私も海に落ちていたかも知れません。

車を発進させる前に、ハンドブレーキを解除するのを忘れないようにしましょう。本当に<今更>ですが…。
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2008年04月05日

紙幣の異臭

駐在に来る前は、ヨーロッパのブランド物財布を愛用しておりました。日本ではありがちですね。何でもかんでもブランド物を愛用してきた方でも、日本円を入れる財布に現地の紙幣を入れる人は居ないのではないでしょうか。

まず、クサい…。何らかの有機的なニオイです。泥のような何かもついておりますし、とにかく汚いのです。破れていない紙幣を見かけることは滅多にありません。使い込みすぎて茶色く汚れており、紙もヨレヨレ。目を凝らさないと金額が見えづらいものもあります。

あんまりひどいのを商店で使おうとすると、『こんなに汚いのは受け取れない 』と、拒否されることも。あんまりひどいのをおつりとしてもらう場合は、『かえてくれ 』と拒否しなくてはいけません。拒否された紙幣はどうするのかと言うと…。

日本人に甘いお店で強引に使ってきます♪

小銭は滅多に使いません。インフレのせいでしょうか?紙幣の価値も低いのです。はした金でも結構ゼロがたくさんあります。コンセントでつながっていそうなレジスターのあるスーパーに行くと、消費税(らしき税)があとから請求されるため、単位が細かくなります。

おつりで毎回小銭を貰っても重たくて困るので、極力、端数を小銭で支払っています。日本でも常に紙幣で支払って小銭をじゃらじゃら貰う習慣の男性なんかは、アフリカのスーパーで小銭を使うなんてことなさそうですね。

私のお気に入りは、先輩マダムからの事前情報に従ったポーチ。スーツケースの付属品で丈夫なので、財布として安心して使えます。手首に通してぶらぶら持ち歩けるようなヒモもついています。大人の手の平より大きいぐらいのサイズで、サイズも絵柄もコロコロ変わる紙幣のデザイン(…なのにスグにボロボロのが出回るのはなぜ?)に常に対応できます。

最初は一緒に小型の電卓や辞書も入れていました。私は小銭入れと、万一の場合の緊急連絡先(=主人の勤務先など)のメモを一緒に入れて使います。ポーチをカラにしてニオイを嗅いでみると、何とも言えない有機的な紙幣のニオイがします。もう絶対、ここにハブラシとかを入れる気になりません。
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2008年04月06日

卵を買いたくて

首都にある、クレジットカードも使えるようなスーパーマーケットでは、卵は日本と同じように透明でプラスチック製の気のきいた形状のパック入りで10個ずつ買えます。地方に出てくると、あの透明の卵のパックを見かけません。

バラ売りされているので、何個ちょうだいと言えばタバコの入っていたらしいカートンとか適当な箱に入れて渡してくれます。それでは頼りないので、私は先輩マダムに教えてもらって喜んで購入した3X4個卵の入る専用のプラスチック容器(なぜかエンジ色)を持参します。

卵を買う店は2つに絞っています。先輩マダムに『日本人はここの卵しか買っちゃダメよ。』と、言われた、外国人ぐらいしか買いに来ない、少々お高い雑貨商。そこも曜日によって欠品が多いので、私はもう一軒、お気に入りのお店に頼っています。少々お高いスーパー(日本の地方の田舎にあるぐらいの小さな規模)です。

昔は日本でも、ボウルに割ってみて確かめないと腐った卵が混じっていることがあるなんて話を聞いたことがありますが、私が絞っている2つのお店で売られている卵は全部大丈夫です。

ただ、絶対に生で食べてはいけないそうです。例外的に、自宅で選りすぐりの飼料だけ与えて育てたニワトリの産んだ卵なら、生で美味しく食べられるそうです。それも面倒だし…帰国する時にニワトリの行く末が不安だし…生卵はガマンです(主人は食べますが…平気ですが…私は冒険する度胸がないから結構です)。

入国したての頃は、買い物は先輩マダムが全部通訳してくれたので問題なく出来ました。『ぼちぼち一人で買い物できるようにならないと…』と、一人で行ってみて苦労しました。

フランス語で卵は、『ウフ』って言うはずなんです。少なくとも私の耳にはそう聞こえるのです。しかし、『ウフ(=卵)、シルブプレ(=ちょうだい)』と、言って通じた覚えがありません。お店にあれば、指差してコレって日本語でも言えばいいのですが…。※雑貨商では、品物に勝手に触ることは禁じられており、店員さんに何が欲しいのか口頭で伝えるシステムです。

卵以外の物をあれこれ注文していると、フランス人女性がやってきて、言いました。『ブザベ(=ありますか=下さい) デ ズー(卵の複数形)?』…そうでした!ウフは複数でウーになるのです。冠詞が付くからズーと濁ります。

発音は間違っているに違いないのですが、フランス人女性と同じように(言えているつもりで)『ブザベ デ ズー?』と、言うことで、難なく卵を買えるようになりました。ところで、お高いお店で買うと、卵の値段は日本で買うのと同じぐらいか、高いぐらいです。生で食べられないのに。…悲しいっ!
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2008年04月07日

極彩色

本当は、そんなに悪趣味じゃないんです。どちらかと言うと、落ち着いたパステルカラーが好き♪出来れば、無地じゃなくて小花のプリントなんかあれば最高!…なんて贅沢、この国じゃ言ってられません。

モノがない。地元の人たちは、物が無ければあっと驚く工夫をして切り抜ける能力をお持ちなのですが、先進国からやってきたヤワな駐在員一家は、『無い無い。』ばかり言います。

国内でも化学製品の生産をしているんじゃないかなぁと思うのですが、たいていのプラスチック製品は、中国産です。それ以外の国で造られた物は、まず見かけません。日本の百円ショップで見かける中国製の雑貨より、クオリティが低いことが多いのです。それでも、現地では思いつかないであろう便利なもの(日本では当たり前に買えるもの)を輸出してくれるのですから、中国のお世話になりっぱなしと言えます。

要は使えれば良いのですが…。見た目のひどさ、どうにかならないのでしょうか。ゴミ箱と言い、卵を運ぶための容器と言い、チリトリと言い、センスの悪い極彩色のものばかり。好きで選んだ色ではありません。趣味の悪い体裁の物しか売っていないけどほかに選ぶものがないから、仕方なく買っているのです。

この国に入ってきている物って、アジア(もしかしてヨーロッパも?)で返品された品物ばっかりなんでしょうか?世界の工場から、どういうルートで世界の吹き溜まりまで輸出されてきたのか、知りませんけど。
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2008年04月08日

画鋲は無用

床が石で壁が石膏。西洋なら当たり前なのでしょう。日本家屋に慣れてしまうと、画鋲の刺し所の無い壁にとまどうことになります。せっかく広い壁があるのに、絵やポスターを飾ったりカレンダーを貼り付けたりできないのがもったいない気がします。

首都に上京した時に、強力なスパイクみたいな『画鋲?』を発見しました。細くて鋭いトゲがBCGの注射針みたいに複数並んでいるのです。それを釘を打ち付ける要領で金づちで叩けば、画鋲代わりに使えます。再利用は…無理っぽいです。

ポスターや絵が飾れないことは、日常生活でそんなに不便を感じません。ただ、トイレットペーパーをガラガラ〜と回すための道具が使えないことに、毎日不便を感じます。

家を借りた時に、ガラガラ〜とトイレットペーパーを回すための部品が設置されておりませんでした。仕方がないのでトイレットペーパーは、水洗タンクのフタの上に、むき出しで置いております。慣れると座ったまま後ろ手でトイレットペーパーを取ることが出来るようになりますが…不便です。

観光地近くの出張に付いて行った時に、滞在していたホテルでいい道具を発見しました。そこの壁も、トイレットペーパーをガラガラ〜と回す部品が設置されていなかったのですが、足元に『トイレセット』とでも呼ぶべき道具が置いてあったのです。

高さは30〜50センチ程度。底面は20センチX30センチ程度の木製で分厚い。分厚い木製の柱があり、上部に丸い棒が底面と同じように水平に挿してあってそこにトイレットペーパーを通すことで、ガラガラ〜と回せるのです。下の方にはトイレブラシもセッティングされていました。

売ってるの、見たことないのですが。海外から持ってきたのでしょうか。その町の商店街は小さいのでひととおりまわってみることが出来ましたが、ガラガラ〜が出来る『トイレセット』は売っていませんでした。

いずれにしても、日本の百円ショップで買った、日本のトイレにありがちな『ガラガラ〜』とトイレットペーパーを回す部品につけるカバー及び予備のトイレットペーパーをぶら下げておくカバーの出番はありません。

日本から出荷した『いつもの道具箱』に大量に入っていた画鋲やハテナ釘も、出番がありません。ホームセンターでも出来て、日曜大工にピッタリの板とか売っていたらいいのになぁ。…無い無いばかり言っていては、何の解決にもなりませんね。不便な状況に慣れた上で、工夫していくクセをつけましょう。
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2008年04月09日

シフト制門番

門番として働いてくれるのは、だいたい20代前半の男の子。だいたい家に小さい子供が1〜2人居るようです。掛け持ちで別のバイトをしているのが普通。この国では子供が3人ぐらい居るのが普通とのことなので、もう1人生まれたら、もっと給料のいい仕事を探すのかも知れません。失業率が高いらしいから、なかなか見つからないかも知れないけれど。

朝6時〜夕方6時まで又は夕方6時〜朝6時まで、派遣先の庭で過ごす。交代制。我が家の場合、日中は1人、夜間は2人。【夜勤→夜勤→休日→昼勤】というシフトを4人で回しています。

1. 派遣先の庭で過ごす。
2. 家の者が出入りする時に門を開閉する。
3. 不審者の侵入を許さない。
4. 家の者の力仕事を手伝う。
5. ゴミを庭で燃やす
6. 家の者の車を洗う
7. 庭の雑草を刈る

仕事の大部分は1(ただ居るだけ)。でも、これが重要だったりするから普通は門番を雇います。だいたい1〜4ぐらいまでは自発的にしてくれるようです。真面目な子は5〜7までしてくれます。4人のうち1人でも真面目な子が居ると、なんとかなるようです。
(ホントは全部しなきゃいけない)

時々、交代が来ない場合があります。すると、24時間勤務です。昼でも夜でもガーガー寝ている者が多いので、大して苦痛じゃないかも知れないけど…。寝不足の門番じゃ不安。家に帰って寝ようと思っているのに交代が来ないから帰れないってのもかわいそう(でも、よくあります)。3連勤した子は目が真っ赤でした。派遣会社さん、なんとか改善して下さい!

そのまま行方不明になる若造とか急に辞めますという若造とか居るので、気がついたら別の子が働いていたりします。また、フランスと同じくバカンスの制度があるらしく、長期休暇を取る者が居ると、その時に違う子が派遣されてきます。

勤勉な男性は少ないと言われる国ですが、厳選すれば居るそうです。先輩駐在員のお宅は、チェンジにチェンジを重ねた精鋭の門番揃い。厳しくしつけられたようで、ピシッとしているし、サービスも気がきくのです。

なぜか我が家に居るのが、そこをクビになった子(笑)。勤務時間中サボり過ぎるからって。確かに言えてます。『ねーねーあなたあの駐在員の家の庭でサッカーして遊んでる時に見つかってさぁ…』と、話しかけると、話をすりかえてごまかされてしまいました。日本の小学生みたいに小型ゲーム機で遊んでいるのを発見した時にはさすがの私も怒りました。

サボり過ぎでクビになった子は、子供を遊ばせるのがかなり上手なのです。先輩駐在員のお子さんはかなり彼をお気に入りらしく、奥様がお子さん連れて我が家に来られた際には、庭で一緒に遊んでおいてもらいます。奥様にとっては子育てから一時的に解放されて大人同士のグチが言える至福のひとときらしいです。私も日本語で会話しながらヒマが潰せて幸せです。

居眠りに対して我が家はかなり寛容だと思いますが、主人が車を出し入れする時間なのに爆睡してたりすると、キレます。昼寝しに来てるんじゃないんだから、全く。

まぁ、『門番置いてます』ってアピールが一番重要なのですが。あと、門番やメイドさんに恨まれたり嫌われたりすると大変らしいです。サボっていたら怒りますが、理不尽な八つ当たりはしません。怒り方が甘いとは思っていますが、20歳を越えた大人をしつける気力がありません。
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2008年04月10日

配給ビスケット

最初は交代でやってくる4人の門番の区別が全くつきませんでした。私よりだいぶ長身だと思っていたけど今日はやけに背が低いなぁ…、朝も夜もぶっ通しで働いているのかなぁ…、夜になると二人に増えてるし、おかしいなぁ…と、不思議な存在でした。目も言葉も慣れてくると、家の門番と会話することも可能になります。

なになに?給料が安い?!
→主人の会社が報酬を支払っている派遣会社に文句言ってよ。
ご主人の会社はマトモな金額を支払っているはずだけど派遣会社が搾取しているに違いない?!
→私にどうしろと?

俺たちは食料を買うお金も十分に無いからガリガリでかけもちバイトしてなんとか過ごしてるんだ。
→だから居眠りを見逃してくれと?!夜間、君たちのいびきがうるさいのをガマンしてやっているのに、これ以上何を?

先輩マダムの所のしつけの行き届いた門番たちがどんな風に主張しているのか、先輩マダムに聞いてみました。『お腹がぺこぺこで死にそうですって言うから、○円だけ渡して、これでパンでも買ってきなさいって言ってる。』とのこと。

小さいお子さんのいらっしゃる家庭は門番を昼間でも2人雇ってもらえるからこその離れ業。1人しか居ない門番に持ち場を離れさせる訳にはいきません。マネして『じゃあ私がパン買ってきてあげるね〜。』とは言いたくありません。

確かに、門番はガリガリが多いです(マッチョな人は滅多に居ません)。逆に、主人も私も日増しに太っていきます(食べるのが一番のストレス解消法♪)。ホントにお腹ぺこぺこなのかも知れません。

腹持ちの良いおやつをサービスすることにしました。配る前に、自分で色々試しました。フランスから輸入されてくるビスケットは、日本で買うビスケットにひけを取らない美味しさです。最小単位は4枚入り。少ないけど美味しいからいいよね〜。

私のお気に入りが欠品していたので、現地産の動物ビスケットを仕方なく買ってみました。廉価なのは嬉しいけど、絶対にバターとかいい材料使ってなさそうな安っぽい味。動物の形もイマイチ似ていない(そこはいいんだけど)。安物でゴメンね〜。

またお気に入りのフランス産ビスケットが入荷されたので、大人買い。どうどう?嬉しいでしょ?…なぜか、『安物の方がいい。』って。『たくさん入ってるし。』って。

廉価な動物ビスケット、まぁパッケージの絵はかわいいです。安くて門番の評判も良いので、欠品時に備えて多めに在庫。我が家の門番用の定番になりました(私はフランス産の美味しいのを食べますが)。

1日1回おやつを支給するので、『お腹ぺこぺこ』…と、言われることはなくなりました。『子供が楽しみにしてるから。』と、食べずに持って帰るみたいです。どうしても空腹に耐えかねた時だけ、一部食べるようです。…だいたいガマン出来るんじゃないの?

まぁ、小さいお子さんに喜ばれているそうなので、結構です。ついでに、給料が安いだなんだというグチを誰も言ってこなくなりました。
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2008年04月11日

みんなでココナッツ

いつの間にか、隣の家が空家になりました。大家さんの雇った門番が、いつ見ても居ます。

結局の所、法律なんて裁判官にいくら支払うかによって大幅に曲げられる国ではあるのですが、一応、大家さん稼業をなさっている方は、法律を意識しているようです。日本の法律では不動産を時効取得するのに何年もかかりますし、ヘタすれば不動産侵奪罪になります。が、こちらでは半年とか1年とかの短期間で、自分のものでないと認識している土地を占有しているだけで所有権を取得できてしまうという法律があるそうです。だから、不動産を複数お持ちの方は、開閉する必要がなくても門番を雇うのです。

最初のうちは、いつ見ても庭に居る暇な住人が<うちの1.5倍もの家賃のかかる家>に入ってきたと思っていたのですが。ほぼいつも上半身裸で短パン姿とかパンツ一丁とか。あまりお金持ちに見えません。だんだん奥さんやお子さんも呼び寄せて、一緒に庭で昼寝している姿を見かけるようになりました。

昼間1人で過ごすうちの門番も、暇な話し相手が出来て喜んでいるようです(相手は本当にただ居るだけの仕事ですから)。メイドさんはうまく交渉して、家中のカーテンを全部洗って干す場所が足りないからって、空家の庭の空きスペースを借りていました。

空家の庭にココナツの実が実り始めました。それを空家の家の門番とうちの門番とが食べたいのですが、気のきいた包丁が見当たりません。メイドさんが日本製出刃包丁(豚肉についている骨を叩き切るのに大活躍)で切ります。そういう訳で、うちのメイドさんも私も山分けしたココナツを食べます。

最初はメイドさんが私のためにって『生水を使っていない100%のココナツジュースですよ〜』って汁をコップに入れて持ってきてくれたものですが…。恐ろしくまずかった!『時間をかけてゆっくり頂くわ』と、無理してちびちび飲んでいましたが、つらそうなのがわかったようで、次回から私は実だけ食べることに。

みんなは生のココナツをそのままで食べるのだけど、私はクッキーと交互でないと、生臭くて食べられません。フランス産の美味しいクッキーと一緒に食べることを私は推奨するのですが、みんなから一笑されます。この方が美味しいのにね。
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2008年04月12日

氷配給の思い出

電力がそこそこ供給され続けていた頃の思い出(遠い目)。製氷皿を結構持ってきました。100円で買えたから。会社が用意して下さった冷蔵庫にも、製氷皿がついていました。

ミネラルウォーターを入れて氷を作っておきました。でも実際、あまり氷は使いません。冷蔵庫から麦茶を出して飲むのに氷まで入れたらお腹こわしそうです(特に私はお腹が弱いから)。主人も、氷とかエアコンに極力頼りたくないという考えの人なので(停電の多い国の適性があるのでしょう)、氷が欲しいなんて言いません。

庭を見ると門番がのびています。うだるような暑さです。日本の福引で過剰に貰いまくったマグカップの一つに氷を何個も入れて、居眠り中の門番に忍び寄り、ほっぺたにピタっ!目を覚ましなさいっ!

気温が氷点下になることなんてありえない国ですし、裸電球しかない庶民の家に冷蔵庫があったり製氷皿があったり…も、ありえません。黒船のように突然やってきた氷はカルチャーショックだったようです。屋内で働くメイドさんも驚いていました。

小学校4年の理科の授業で、『水を凍らせると体積が増える』ってちゃんと習ったはずだったのに、最初のうちはマグカップに水を入れて冷凍庫に入れ、膨張した氷でマグカップを割ってしまうなどのミスもしました。色々試した結果、製氷皿に水道水を入れて作った氷をマグカップに入れて冷凍庫で保存しておくのがベストのようです。

これに、メイドさんや門番や隣の家の門番が、ひねれば40度ぐらいのお湯が出る水道水を好みの量注ぎ入れて、涼を取るのです。暇さえあれば(…暇しか無い、とも言いますが)氷を作り、完成した氷入りマグカップを渡していました。

私は日陰でじっとしているばかりですし、積極的に水分を取るために冷蔵庫の麦茶とかジュースを飲みまくっていましたから、氷が欲しいとは思いませんでした。屋内でのお仕事とは言え、アイロンを掛けたり麦茶を沸かしたりするメイドさんが、一番暑い思いをしていたかも知れません。氷の作り方を覚えて、マグカップに直接水を入れて冷やすと割れるのよ〜なんて知識も覚えて、自分で氷を作ってストック出来るようにもなりました。

電気が供給されて冷蔵庫を普通に使えた頃の、楽しい思い出の一つです。
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2008年04月13日

冷凍庫本来の仕事

その後、電気はろくに供給されなくなりました。どう不便なのかは1回の記事ではとても書き切れないので、小出しにしていきます。

これは、通電より停電が多いような発展途上国の駐在員なら知っていて当然の知識です。また、停電が滅多にない国に住んでいる限り、必要のない知識です。結局、読んでトクするのは、これから初めてこんな国に住み始める方だけですね。すみません…。

常に1.5リットルのペットボトル入りミネラルウォーターを何本も冷凍庫にストックしておきます。完全に凍るのに時間がかかりますが、電気が来ていれば、そのうち凍ります。完全に凍ったペットボトルは、常温の時とは別物になります。中身が膨張しますので、いびつにふくらみます。底が平らでなくなるため、フタを開けたままだと放置できません。相当な時間が経過しないと、たとえ熱帯の常温の中に置いても冷たいままです。

通電が期待出来た頃、冷蔵庫の中にはバターを入れていました。冷凍庫には多めに買ってすぐに小分けした肉が入っていました。停電すると、傷む恐れがあります。

停電は突然来ます(予告どおりの時刻にされた記憶がありません)。まず、完全に凍ったペットボトルをペットボトルばかり入っている冷凍庫から取り出して、お肉を取り出しやすく入れている冷凍室に入れます。冷凍庫の内部を完全に凍ったものでいっぱいにしておくと、お互いを保冷し合う効果があるので、相当時間が稼げます。

我が家には冷蔵室のある冷蔵庫が2台あるのですが、台所にある冷蔵庫は、本来は冷やさなくても良い開封済み調味料類が虫避け対策で在庫されています。一緒にマヨネーズやケチャップ等、冷やしておくべき調味料も入っております。

変圧器を配線する関係で廊下に置いている冷蔵庫の方は、ちょっとした振動で扉がパカパカ開きます。だから、メイドさんが調理で使わないような、あまり使わない物を入れています。私の食べかけお菓子とか…。そこへ、すぐには使わない、冷やしておくべき調味料を避難させて、凍ったペットボトルを上段に入れておきます。当分扉を開けないことを誓います(お菓子はガマン)。

通電というありがたいイベントも、突然来ます。冷凍ペットボトルで食材対策が出来たら、次の通電に備えて、コンセントからプラグを抜いて回ります。停電明けの通電は、異常な電圧だったか電流だったかが流れてくるそうです。精密機械が壊れる恐れがあるそうです。精密でなくてもアフリカで貴重な電化製品が壊れては大変!再生途中だったテレビデオは、通電した途端に、『ガー!』と言うことになるので、忘れずに切ります。

心の余裕がなくなった訳ではありませんが、電力の余裕がなくなったため、冷凍庫に氷を入れたマグカップを在庫しておく習慣はやめました。製氷皿も使いません。変わりに、電気が来るたびにペットボトルを1本ずつ増やして凍らせて在庫していきました。当時は『不便極まりない暮らし!』と、嘆いてみたものですが、自宅でペットボトルをまるまる1本凍らせるぐらいの電力供給量があっただけ、まだマシだったのかも。
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2008年04月14日

放し飼いドーベルマン

小型の室内犬を飼う方もいらっしゃいますが、ドーベルマンを飼う方も多いですね。番犬目的でしょうか?本気の泥棒なら毒で庭の犬やら鳥やら(不審者が入るとうるさくしてくれるからって飼う方もおられます)を殺してから、進入するでしょうけど。

飼われているドーベルマンが、ものすごく迷惑なのですよ。もちろん、そんな高級な(いくらするのか知らないけど)犬を飼うのは先進国から来た人ですが。旧宗主国フランスのルールはそもそもどうなんでしょう?この国はいたるところでルール無視ですが。犬を飼うルールだけは徹底して頂きたいものです。

あまりちゃんとしつけてないっぽいです。つながれているならまだ良いです。犬をつないでいる人はあまり居ません。動物用の首輪とかひもとか、売ってるの見たことありません。お庭が広いものね、愛犬を思う存分走らせてやりたいものね。せめて、庭から出て来ないように対策してもらえないものでしょうか。

大きなおうちの広い庭から、時々ドーベルマンが出てきます。そんな怖い犬を近くで見るなんて初めて!サラブレットみたいなツヤツヤに黒光りする毛並み。…強そうです。お子さんが屋外で遊んでいて、ヨソの家のドーベルマンに襲われて大怪我したとかいう話を聞いたことがあります。

犬には詳しくないのですが、多分、走って逃げるのはよくないと思います。犬って足が速いから、走っても逃げ切れないような気がします。すばやく動くことで犬の標的になってしまうかも。栄養状態の良いドーベルマンに襲われてはひとたまりもありません。『ちっとも怖くなんてないもんね〜気にしてないもんね〜。』って、仮に遭遇して寄って来ても平気なフリをしておりますが。

『ここで犬に殺されたら、一生、車をちゃんと支給してもらえなかったことを恨むわ!』…なんて思ったことが何度もあります。殺されたら<一生>も何もありませんが。

他人の家の子に自分の飼い犬が大怪我させたっていう飼い主も、ろくに謝ったり賠償したりしなかったそうです。10年以上前の話だけど…現場は我が家の前!問題なく乗れる車がある限り、ルール無視の世界では徒歩で外出しない方が良いかも知れません。歩かないと太りますけどね。
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2008年04月15日

野良犬総ボルゾイ

どちらかと言うと、動物のことはよく知りません。犬にも詳しくありません。でも、横から見れば大きいのに前から見ると薄っぺらい犬の名前は、確かボルゾイだったはず。もちろん、そんなオシャレな犬をこの国で見たことはありませんが。でも、外を歩いていると時々、『ボルゾイ』という言葉を思い出すのです。

飼い犬と違って、野良犬の栄養状態は悪いようです。風向きによっては飛んでいくんじゃないかと思うほど、薄い体。あばら骨が浮いて見えます。ちょうど今お腹がすいてたところなんだ〜という感じじゃなくて、飢えた状態に慣れ過ぎちゃった感じです。

飼い犬すらルールで規制されてないのですから、勝手に生息している野良犬なんか、政府も自治体もお構いなしです。昔の日本みたいに、あちこちウロウロ歩いています。人間に寄ってくることもあります。やっぱり、背を見せて走って逃げるのはよくない気がしているので、私は逃げません。

噂によれば、『こら!』と怒鳴ればしっぽを巻いて逃げ出すほど弱いそうです。幸い私は、『ちっとも怖くなんかないんだぞ。』という顔をしながら無視するだけでことなきを得ています。

家からすごく遠い所の話ですが、現地の女性が野良犬に噛まれたそうです。狂犬病の野良犬だったそうです(見てすぐにわかるらしい)。この国では狂犬病はメジャーな病気らしく、女性はすぐに病院に運ばれて正しく処置され助かりました。野良犬もすぐに処分されました。

野良猫が少ないのは、猫の死体に触れると呪われる…という噂がないから。野良犬が多いのは、犬を殺して食べるどころか犬の死体に触れるだけで呪われると言われているから。犬と猫の噂が逆なら、本当は心臓バクバクなのに、『平気だもんね』…なんて顔をする必要なんてなかったのに、と思います。やっぱりこの国って不便。
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2008年04月16日

動物アレルギーなのに

こんなこと言うと冷たい人だと思われます。だから極力言いません。でも…私、動物飼いたくないんです!!私はひどい動物アレルギーで命にかかわる持病があります。それに気づいたのは、実家で猫を飼い始めてからです。実家で重篤な発作を何度か起こしました。家族が車で急患扱いで病院に連れて行ってくれたお陰で、今の私があるのですが。

その話は主人にしました。用心のために犬を飼うべきだという考えが間違っているとは言いません。主人が昔、犬を飼っていたとか、自称犬好きだということも知っています。

『でも、自分の命を掛けてまで犬と暮らすつもりはない。発展途上国に行くことで長生き出来なくなるかも知れないというリスクは受け入れるけれど、飼わなくてもいい犬を飼うことでリスクを高めることには反対。どうしても飼いたいと言うなら、単身赴任してきて。私は行かない。』私が渡航するまで、何度も念押ししました。

言葉は風化します。記憶も風化します。1ヶ月近く一時帰国する駐在員が飼っている犬を、『犬好きだから留守中ウチで預りまーす♪』と、主人が話をつけてきた模様。やっと日々のお腹ピーピーへの対処に慣れてきた私に、新たな試練が加わりました。

発展途上国での生活は、日本では想像できないような試練の連続です(理解してくれ、なんて無理は言いません)。ストレスが原因で重い病気になることもあるし、夫婦仲が悪くなることもあります。この先1ヶ月、自らの生命を賭してサバイバルしていくという試練が余計に加わるなんて、信じられませんでした。

ヨメの命を危険にさらしてまで勝手に犬を連れて帰るなんて暴挙、日本でされていたら間違いなく荷物まとめて実家に帰っていたことでしょう(犬に追い出される人間…)。頼りない私は日本へ帰るためのビザをどうやって発給してもらうのか知りません。出せるとしたら離婚届は大使館で受け付けられるのでしょうか?大使館のある首都まで車で半日以上かかります…私には無理です。私には逃げ場がありません。

何度か、せめてこの家を!と、飛び出したくなりました。真剣に身を寄せる先を検討してみて、町内に安全地帯がないことを改めて思い知りました。

理不尽な試練、受け入れる覚悟を決めました。納得いかなくても折れる・諦める・逆らわない…アフリカで生き残るために習得しておきたい技術です。…結局、なんとなく連れて来られた国でなんとなく過ごし、なんとなく運命をそのまま受け入れた、というだけのことですが。

犬を拒否するための努力を怠っていました。犬を受け入れるための努力もしませんでした(犬なんて飼ったことがないからどう準備するのかわかりません!)。

ろくな娯楽もなく逃げ場のない場所で、自称犬好きと一緒に暮らすということを、私は甘く見ていたのです。本当は犬を飼うつもりだというサインを見逃していたのです。こんな国で、たとえ相手が夫であったとしても、油断などしてはいけなかったのです。

なんとなく連れて来られた犬と格闘する生活についての記述は、またのちほど…。
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2008年04月17日

つがいの犬

<犬が来る。ああ犬が来る、犬が来る。>つまらない句が浮かびました。季語もありません。そもそも何かのパクリです。3回も、『犬』という言葉を使ってしまいましたが、実際に来たのは2匹でした。お年頃のオスとメス。メスが若干年上だそうです。

もともと犬に詳しくないのです。大きな声では言ってこなかったけれど、私、犬好き人間ではございません。…2匹が同じに見えます。不便です。自宅の門番が4人ともしばらく同じに見えていたぐらいなので、犬に慣れているかどうかの問題ではなく、私の個体識別能力に問題があったのかも知れません。

ええ〜っと…。耳がたっている方がオスのヒロシです。耳が垂れている方がメスのユウコです。わからなくなると体を持ち上げて、『あら、女の子?失礼!』と、確認しました。

飼い主さんいわく、メスのユウコは珍しい品種同士の交配種とのこと。…マルチーズそのものにしか見えませんが。オスのヒロシは、パピヨンそのものだそうです。パピヨンって真っ白でフワフワしてたっけ?小さくてフワフワした白い犬が2匹、足元をチョロチョロとついて回るのでした。

大丈夫、私にはメイドさんがついている!私が病気持ちであることを説明し、犬の毛が寝室に入らないよう気をつけるように伝えました。洗濯物に犬の毛がつくと思うけど取り除くように、(猫を飼っている実家ではコロコロと呼ばれる粘着テープを使った掃除道具が役立っていたのに…持ってきてないから手作業です)言ってあります。

そして、犬の世話はメイドさんに任せてしまえばいいのだ♪…?!ここに来て再び、私の計算が甘いことを知りました。

ひいき目に見なくても、カワイイ犬たちです。室内犬です。それを本気で恐れてあとずさりしています。『私…犬が怖いのです。』ゴキブリを手づかみできるのに?!あまりの怖がりようが気の毒で、私が犬の世話をすると約束しました。

その昔、子供が拾ってきた犬を、別に犬好きでもなかったのに献身的に世話した女性が居たそうです。…主人のお母さんです(よくある話ですか?)。雇い主の特権を生かしてメイドさんにその役を押し付けてしまう…には、あまりに気の毒な怖がり方でした。

特に最初のうちは、飼い主に捨てられたとでも思ったのか、2匹ともすごく甘えん坊でした。くっついて離れません。主人は会社に行きます。メイドさんは本気で逃げます。毎朝庭で犬と1時間以上遊んで寝かしつけてやっている私は、犬好きに見えたことでしょう。

リスクを最小限に抑えるため、全然寒くないのに私は長袖長ズボンに靴下まで履きます。犬に触れるのは手の平だけ。それを毎朝メイドさんが洗濯してくれます。小型犬でも怖いなどと言われるのは誤算でしたが、やっぱりメイドさんに支えられてこその生活です。
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2008年04月18日

新しいコミュニティ

予定しておりませんでしたが、私の生活は犬の世話中心になりました。朝起きてご飯を食べたあと、庭に犬を出して庭の中を散歩します。そのままでは帰してくれなくて、ずっと足元から離れないので、走り疲れて寝てくれるまで、一緒に居ます。なでているうちに眠ってくれますが、なでる手を休めると慌てて飛び起きることがあるので、特にナイーブなオス犬ヒロシのお腹は常に左手でさすってやらなければなりません。

突然長袖長ズボン姿で首元をヘンな巻き方したバンダナで保護している私に、門番が話しかけてくるようになりました。『ソレ何?病気?ケガ?』彼らのための椅子が欲しいなぁとか以前言っていましたが、私が地べたの段差に座って犬をなでているので、椅子が欲しいとは言ってこなくなりました。本当に椅子がないことがわかって貰えた模様。犬が来なければ、門番とそんなに話をする機会はなかったかも知れません。

『なんで外国人ってフランス語でしか喋らないワケ?ここはフランスじゃなくてアフリカなんだから、現地語使えばいいだろ?』っぽいことを、あまり堪能でないフランス語で言われました。辞書を持ってきて私が説明します。『和仏辞書と仏和辞書はあるけど、現地語と日本語の辞書はない。辞書がないと私はフランス語もわからない。』どうせバレないと思って負け惜しみも言っておきました。『英語はペラペラなんだけどさ。』ウソです…。

そうこうしているうちに犬が寝てくれると、私はシャワーを浴びに行き、着替えて買い物に出ます。…そういう段取りなのに、私が寝かしつけた2匹の犬からそっと離れて家に入ろうとすると、たまに門番が、『おい、ヒロシ!マダムが離れちゃうぞ。いいのかよ!』と、余計なことを言います。

サボり虫で余計なことをする困ったやつですが、なぜかこういう遊び心のある人に限って、子供とか犬とかと遊ぶのがうまいのです。振り回されて甘やかすばかりの私は、彼から何かを学ばないといけないのでしょうが…。犬の健康のためにも、甘やかすだけじゃなくて、ちょっかい出して走らせたりしてくれるお兄ちゃんが居るのは良いことです。任せましょう。

そうこうしているうちに、一番真面目な門番が1人、異動願いを出して我が家から去りました。『犬が怖いから。』…って!
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2008年04月19日

日曜午後はひと泳ぎ

6日働いて1日休む…なんて生活ではありません。主人は毎日働きます。責任者が顔を出さないとまずいそうです。ただ、閑散期の日曜午後は働かなくても良いそうです。

家から主人の四駆で30分強飛ばした海岸に、会社の 『海の家』 があります。当然、焼きそばもカキ氷も売ってませんよ。飲み物も家から持ってこないと大変です。そこで着替える気にもあまりなりません。 『荷物を載せた車を停めておくから見ておいてネ』 と頼める門番が居るぐらい。門番の親戚とかいう人たちが、よくそこで遊んでいるけれど。

海も、お世辞にもいい海とは言えません。板切れとか漂着しているし。野良犬もよく来るし。一人漕ぎボートで漁に出るおじさんが出港する姿は見られます。予め水着に着替えておいてから上に一応服を着て、主人と2匹の犬と、海水浴に行きました。ギリギリ乾季だったから…(雨季の海に近づいてはいけません)。

メス犬ユウコは、どこに行ってもマイペース。陸に居ても海に入れても、機嫌よくしています。普段からぴょんぴょん飛び回る元気なオス犬ヒロシは、よく野良犬にケンカを売ります。おしおきで無理矢理海に入れようとするとキャンキャン言っておとなしくなるのですが…おしおきします!どっちも犬かきが上手です(当たり前ですか?)。

なぜかオス犬ヒロシは水がキライらしいです。私の体につかまります。抱っこしたままどんどん深い所に進むと、濡れるのを嫌がってますますつかまります。猫と違って爪を引っ込めるとかいう気遣いをしてくれません。痛いのですが、普段元気の有り余る犬がおとなしくなるのを見るのが面白くて、野良犬にケンカを売るたび、おしおきです。

犬が来た当初は、バカと言われるメスは最初から機嫌よく過ごしていましたが、ナーバスなオスがくっついて離れないとか吠えっぱなしとかで、こっちがウンザリ。1日私が寝付けなかったことも。慣れてくると、海で一緒に遊べて(いじめて?)、犬も楽しいパートナーになってきました。
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2008年04月20日

犬の洗濯

多分、私のやり方がヘタなのでしょう。猫はだいたい水がキライなものですが、実家で飼っていた猫を風呂場で洗ってやると、この世の終わりが来たかのように、悲しげに泣き叫ばれたものです。前を通る小学生たちが、『何かあったんじゃないか?』『大丈夫か?』と、心配そうに話している声が聞こえたものです。

特にメス犬ユウコは、おしりに汚いのがついたまま平気で過ごすので、そのまま抱っこするのがつらいというか臭いというか…ガマンならず、『犬も洗ってみよう!』と、チャレンジしてみました。

実家の猫は猫専用シャンプーで洗ってやったものですが、犬専用シャンプーなんか知らないし、アフリカで買えるとも思えないし、人間も使っている、『普通の石鹸』 で。おとなしいメス犬ユウコは苦労なく洗えました。オス犬ヒロシが大変。元気よく嫌がるし。真っ白な体が土で茶色くなってたら汚いでしょうが!きゃいんきゃいん叫ばれて暴れられて、大騒ぎです。

見かねたメイドさんが話をつけてきてくれました。飼い主である駐在員の帰国休暇中、そこのメイドさんも休暇を取っていたのですが、私が犬を洗うのに苦労しているからって週2日、犬を洗ってくれるって。その駐在員の家の中に、日本から送った犬用のシャンプーもちゃんとあるから、私が車で連れて来れば良いようです。

何が嬉しいって、犬を洗ってもらっている間、私は自由に買い物が出来るのです。買い物を済ませたあと、犬のお迎え。

メス犬ユウコはおとなしく後部座席でおすわりしているからこっちもラクです。オス犬ヒロシはどうしたって運転する私のひざに乗ってきます。バンダナがずれると私の首に毛が触れ、かぶれます(イヤン!)。勝手に色んなボタンを押してくるので、電動ウィンドウを開けられたりも。一人で犬を乗せるようになってから、電動ウィンドウが作動しないようにロックをかけたり、色々と気を遣うことが増えました。

オス犬ヒロシはお風呂キライなのですが、車に乗るのは好きらしく、行くのはイヤがりません。洗ってやったあとにチーズを 『ごほうび』 にやるのがコツらしいです。こちらの6Pチーズ、クリーミーで私も好きです。結構贅沢な物を食べる犬です。
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2008年04月21日

鉄の柵

外国人駐在員が住む家では、開口部の全てに鉄格子がはまっています。人間が通り抜けることは出来ません。うちで預っている小型犬でも無理です。それはとても良いことです。ただ、日中は犬を庭の中に放しております。庭の周りにある鉄製の柵は、家屋の鉄格子より間隔が広いのです。

メスのユウコはいいんです。運動不足でおデブだから。頭は鉄製の柵より小さいけど、お腹でひっかかります。問題はオスのヒロシ。毛はふんわりしていますが、水に濡らすとガリガリです。そのままでは柵を自由に出入り出来てしまいます。人が来ると元気に飛び跳ねるヒロシはだいたい高さ1メートルぐらいなら軽々乗り越えられます。

逃げないように目を光らせながら、毎日門番と一緒に紐で鉄製の柵に交差させるように網状の柵を作りました。時々ヒロシを連れてきて、頭が入らないことを確認しながら。高さもヒロシがジャンプしても届かないところまで。働き者の門番が当番の日は、特にはかどりました。今更という感じですが極力日焼けしたくない私は、極力日陰の場所から始めました。お蔭様で安心して犬を放せる庭になりました。

…ただ、オスのヒロシは頭が良かったのです。私が細工した部分の目が粗いのに気づいていたようです。『その時』 が来れば抜け出せるように、『ここが雑だワン!』なんて教えてくれなかったのです。近所のドーベルマンが庭から脱走したらしく、家の外を悠々と歩いていました。ものすごい勢いでオスのヒロシが目の粗い所から飛び出して、ケンカを売っています。

【ドーベルマンVSパピヨン(…か?)】ケガじゃ済まない、『ヒロシー!』と、叫んだ頃には門番が門を開けて飛び出して、吠え続けるヒロシを抱き上げて帰ってきてくれました。ドーベルマンがオトナで良かったです。ヒロシなんか見えてないみたいに、ヒロシの声なんか聞こえないかのように、<完全無視>し続けてくれました。

負けん気の強いヒロシの男気は素晴らしいのですが、パピヨン(か?)という自覚を持って、自分より弱い相手(…滅多に居ないけど)に限定してケンカ売って欲しいものです。

その日のうちに、鉄の柵に張り巡らせた紐の間隔をぐぐっとせばめました。物干しロープの余りとか荷物梱包用の紐とか、余っているものをごちゃ混ぜにつないで作ったので、見た目がかなり汚くなりました。知らずに来た人がご覧になると、『ギョッ!』とするようです。いいんです。私は見た目に全然こだわりませんから。
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2008年04月22日

メス犬に異変

一度飼って二度と動物は飼わないと誓ったのが猫でしたが、その猫はオスでした。メスって飼ったことがないのです。なんだか面倒なことになりそうですし…。

ハイ、なりました!面倒なことに。毎朝お腹をさすってやるのですが、触った感じがヘン。メイドさんも門番もみんなそう言います。メス犬を飼ったことのある主人も、あまり自宅で預る犬の世話はしたがらないけど…言いました。『お腹が大きくなってる。』そもそもメスなんて飼ったことないのに、ど、ど、ど、どーしたらいいのでしょう?!みんな言います。『なるようになる。犬だから。』

犬を飼い慣れている方に言ってみると、こう聞かれました。『ヒロシとユウコが結婚したのはいつ?』え?犬の婚姻届なんてあるの?事実婚カップルだけど。いつから一緒に飼われるようになったのかまでは聞いてないなぁ…。……。…そういう意味じゃなかったみたいですね。ロコツな表現を避けていたようです。お返事に時間がかかりました。

『じゃ、ギリギリ間に合うと思うわ。生まれるのは飼い主さんが帰国休暇から戻られてからになるでしょう。』何しろメスを飼ったことがなかったので、驚きました。人間みたいに半年以上かかるんじゃないのですね。

もともと足の短い犬でしたが、お腹が大きくなってくると、お腹は地面スレスレに。体が重たいのか、ますます歩くのが面倒そうに。そして、ものすごい食欲で、食費でも圧迫してくれました。よくオス犬のご飯を強奪しているのを見かけました。強気のオス犬も、あの迫力には勝てないようです。

地方都市ではドッグフードは滅多に入手できません。見つけたら値段も気にせず(気にはなるけど…)買いまくりです。エサ、もつかな…。『早く帰国してきて下さ−い!』と、祈る日々でした。
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2008年04月23日

コブ付き散歩道

私は枕カバーを探していました。安眠枕とはほど遠い作り…は、さておき、正方形が標準の形なのです。カバーをつけないと、なんか気持ち悪いし。

どこに売っているのかわからないので、明るいうちに徒歩で何軒も回ることにしました。路上駐車が難しいような路地も含めて。たまには健康のために歩かなければ。帰り疲れたらまた人力車にでも乗ればいいし。

午後、メイドさんを帰したあと、いそいそと私が出かけようとしていると、元気なオス犬が、『連れてけ連れてけ』と、うるさいのです。たまには外の散歩もさせてやるか。こんな日に備えて、ぼったくりの首輪も買いました。あまりの高さにメイドさんに呆れられました。犬用が売ってなかったから、ベルトを作る職人さんに犬サイズで作らせたのです。

元気なオス犬に首輪とひもをつけて出かけようとすると、動きたがらないメス犬まで、目で訴えます。『私も散歩したい♪』…まぁ帰りはタクシーにでも乗せてやるサ、と思って、両方連れていくことに。

500mぐらい歩いたあたりで、もうメス犬がネをあげました。てこでも動きません。ご懐妊中の犬はマルチーズでも重たかったですが、置いていく訳にもいかず、大きめカバンに入れて顔だけ出してやりました。嬉しそう。ラクでいいな…。

さんざん歩き回ってお店に入りました。一応、『こんなの連れてますけど入っていいですか?』と、聞いてから。他にお客さんの居ない時間帯だったこともあってか、許してくれました。やっぱりインド人(推定)店主は日本人に甘い♪

帰りはいい加減に疲れていました。元気なオス犬もさすがに疲れたらしく、『抱っこして!』と、うるさい。『あんたはダメ。歩きなさい!』お兄ちゃんなんだから。…メス犬より若かったかな?カバンからメス犬の顔をのぞかせ、オス犬を歩かせてひもを持って、ゆ〜っくり歩きました。安い人力車が第一希望だったけど、この際、タクシーでも構わない。誰か声かけて!!

犬と関わりたくないのか、犬の散歩を徒歩で楽しんでいるようにしか見えないのか、だーれも声をかけてくれません。メス犬を入れたカバンで肩こり気味。とぼとぼ歩いていると、道の向こうから声がかかりました。『ヒロシ!』

私服姿のうちの門番でした。『ひどく疲れて歩いている人が居ると思ったらヒロシが居るし。どうしたの?散歩?たまには運動しないとネ!今、家族と散歩しに来てるんだ。あと1時間ぐらいしたらそっちに行くからね、じゃーねー!』ひとしきり喋って行ってしまいました。もう1時間ぐらい遅く通りかかっていたら、メス犬だけでも連れてってもらえたのに。私もヒロシも、長い道のりを最後までよく頑張りました。
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2008年04月24日

びわの実

【天然果実について。】竹の子みたいに下から生えてくるものは、隣地から来たものであろうと勝手にとって煮るなり焼くなり好きにして構いません。枝のように上から来たものは、隣地から越境してきた場合でも隣地所有者の許可なく伐採してはいけません。…以上は日本の民法の規定ですから、アフリカでは使えない知識です。

さて、乾季の終わりのお楽しみと言えば、酸っぱい酸っぱいびわの実です。日本の物より大きくて…だいたい1.5倍ぐらいでしょうか。『この国の人はみんなコレが大好きなんですよ。』ってメイドさんがまた過保護に皮を剥いてくれました。酸っぱくて美味し〜い♪…て言うか、どうしたの、コレ?『庭に落ちてました。』って。隣の家がびわの木を植えていて、それが熟したらうちの庭に落ちてくるのです。気のせいか、その木の枝のほとんどは、かなり我が家寄り(に、堂々と越境)。

法則が出来ました。オス犬は、不審者その他に敏感に反応します。放していた庭から家の中に入れてやる時、寝室に毛が入るのを避けるためにテラスの中だけ自由に動けるようにしているのですが、テラスがびわの実落下ポイントにとても近いのです。びわの実が落ちると、『どすん!』という音に反応してオス犬が吠えます。オス犬が吠えると、門番が走ってきます(門の番はそっちのけ?)。おやつに食べたり自宅に持って帰ったりするみたいです。

門番より早く拾って私とメイドさんの分を先にとっておいたり、3つ以上あれば門番の分もとっておいて渡したり。あぁ、自然の恵み!

あまり八百屋さんではびわを見かけません。先輩マダムがお茶しに来た時、『あら?この国のびわの実、食べたことないんですか?今、門番が居眠りしてるから取ってきまーす!』と、久々のびわを(タダで仕入れて)振舞ったりしました。

ただ落ちてくるのを拾って食べている間は、『隣の家のご主人に挨拶ぐらいした方がいいのかしら?』なんて殊勝なことを思ったものですが…。そういう習慣がないらしいことが、のちにわかるのでした。
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2008年04月25日

雨季到来を告げる虫

ある日の日没前、私はいつものように夕食を作っておりました(メイドさんに作ってもらうのは昼ご飯だけです)。その日の献立は、天婦羅でした。次々と揚げていきます。美味しそう♪

当時はまだ通電している(スイッチを押せば電気がつく)時期だったこともあり、徐々に日が落ちていくので私は台所の電気をつけていました。人間や犬の出入りは簡単に出来ない家ですが、網戸が隙間だらけです。日没と同時に?突然、おびただしい数の虫が飛んできました。

「キャーキャーキャー」
門番がやってきました。「どうしたの?」
「これ、何よー!」
「虫。」
「なんでこんなのが来るのよー?」
「雨季になるから」
「キャーキャーキャー」
「お得意の殺虫剤でも使えば?」
使えば簡単に死にました。大量の死骸…。

アリとかゴキブリとか隙間に強い虫には効果が薄いかも知れないけど、大量に買い込んできた、テーブルの上で使う食べ物用の蚊帳みたいなテントみたいなものが、活躍しました。飛んでくる虫の直撃は防げます。

だいたい4cmの体長で直径5mm程度の赤茶色の胴体が2つにくびれています。羽を持ち、電気の光に集まる習性があり、弱いのです。みんなは 『虫』 で納得しているようですが、シロアリの一種かと思います。

台所はロウソクの灯り(…には虫は寄らない)だけにして、一部屋だけオトリとして電気をつけておく。電気のそばの扇風機(天井の真ん中に設置されていて、ヘリコプターのプロペラみたいに見える)を回すことで攻撃してみる。蚊取り線香(日本製が一番蚊に効きます)を真下で付けてみる。…色々試しました。

結局、殺虫剤だけが効きました。また、日没直後だけ大量発生するので、家中の電気を消して、すっかり夜になるまでロウソクの灯りだけで耐え忍ぶというのが一番無難かつ効果的でした。

メイドさんにも聞きました。『これ何?』『虫です。』『なんで虫が来るの?』『雨季だからです。』…納得いきませんが、そういうものだと思って受け入れるべきイベントのようです。
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2008年04月26日

伐採予告なし

テラスの犬たちが吠えまくり!!…の前に、私も驚いて外を見ました。我が家の庭に、隣の家のびわの木が、ドッスーン!と落ちてきたのです。見ると知らないおじさんが、プロ用とおぼしきノコギリを使って我が家の庭で枝を落としています?!

『ちょっとアレ何?!』門番に聞いてみますと、『木を切っています。』…見ればわかります、誰でも。『なんで?』『あっちの家の人がそうしたいと言うからそうしたのです。』そういう大事なことは、この家の主人にも言いなさい。…ってペラペラ話せないのが歯がゆいです。『…もしかして、あの虫のせい?』『その通り!』

雨季の始まりで突然やってくるがシロアリだとしたら、どこかに巣があるはずだとは思っていました。そして、我が家が電灯を消して日没をやり過ごすようになったことで、どこか別の電灯に虫が狙いを定めるようになったはずなのです。

推測ですが、お隣さんが虫被害に困り果てて、又は、虫被害に困ったご近所さんがお隣さんに苦情を言って、虫の巣のある木を切り落とすことにしたのでしょう。せっかくのびわの実、ほとんど全部我が家の庭に落ちていますから、生やしておくメリットなんてありませんしね。

完熟したのもしてないのも、大量にびわの実がついています。それを、我が家の門番と隣の門番と思しきおじさんと反対側の隣の空家の門番とで山分けして食べまくっています。…よかったね。

面倒くさい交渉事は嫌いなので、見て見ぬフリしておりましたが、シロアリ付きと思われる隣の家のびわの枝は2日間、我が家の庭に放置されておりました。ひとことあってもいいんじゃないですか?…っていうのは、日本独自の発想なんでしょうか。伐採のお陰か単にシーズンオフになっただけなのか、その後、シロアリと思しき 『虫』は、やってこなくなりました。
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2008年04月27日

苦情の来る時間

私は現地語もフランス語もろくに話せません。夜は主人が居るので任せっきりです。昼はメイドさんに頼りっきりです。メイドさんが午後帰ってから、主人が帰ってくる夜までの間、何か難しいことを言われると、困るのです。気のせいでしょうか?何か難しいことは、そういう時間帯を狙って言われるような気がします。

びわ騒動が収まってだいぶたってから、隣の家のご主人(多分インド人)がやってきました。挨拶もそこそこに…(私、ほとんど言葉が通じないから)。『コンニチハ。』フランス語でひとこと言うと、『英語なら話せるか?』と、英語で話してくれました。

我が家の方が一段高い場所にあるのですが、我が家からの水漏れで迷惑してるとかいうお話でした。片言英語で、『すみません。なんとかしてみます。』的なことを伝えました。

夜になって帰宅した主人に、『水漏れでどうにかしないといけないらしい。』と、曖昧に伝え、主人が会社の人にうまく伝えてなんとかしてもらうという段取りです。この場合は、この国では珍しく英語の通じる相手だったので、そんなに困りませんでした(伏線)。
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2008年04月28日

州の方から来ました?!

隣家のインド人のご主人が直接文句を言ってこられるよりだいぶ前、何やら知らないおじさんがやってきました。…よりによって、主人もメイドさんも居ない時間に。門番が連れてきてドアを開けろとか言うので、強盗とか泥棒とかの物騒な人でないらしいことは、私にもわかりました。しかし、誰なのかよくわかりません。最初、現地語で話そうとしてみたらしいけれど、全くもってわかりません。…ここまでは外国人にはよくある話。

そこで、現地の人にしては上手い方だと思われる、フランス語らしき言葉だけで話しかけてきたけれど、私には、『どうやらフランス語に切り替えてくれたらしい』…程度にしかわかりません。ダメでもともと言ってみました。『英語だったらわかるんだけど、英語で話せますか?英語ならペラペラなんだけど(ウソ)。』…もともとダメでした。

『俺なら通じる!』と、門番が間に入りました。この門番、フランス語はかなりヘタです。ただ、犬語が使えるようです(言葉の通じない相手とコミュニケーションとるのが上手い、とも言う)。

よく知らないおじさんよりも下手(だと私は思う)なフランス語なのに、時々現地語も混じるのに、彼が言うと1割ぐらいは理解できました(多分)。1フレーズずつ、私の反応を見ながら話してくれるので、私が、『?』…という顔をしていると、2通りでも3通りでも言い換えて喋ってくれます。ついでにジェスチャーも上手です。

○何だかよくわからないが、州の方から来た何らかの専門の人らしい。

このことについて主人に、『州知事か州の当局の担当者かがやってきた。』と伝えると、『いくらなんでも州知事がこんな所に来る訳ないだろう!』と、言われました。そりゃ、冷静に考えてみればそうなんですが、フランス語のヒヤリングの試験を私レベルの受験生が受ける場合、選択肢がこの2つに絞られる訳です。

○我が家が近隣住民に大迷惑をかけているらしい。
○その原因は、水漏れだそうだ。
○汚くて臭い水で、ものすごく困っているという苦情が来ているらしい。

『別にうちのトイレ(水洗)、問題ありませんけど?』 と、口ごたえすると、『高い所にあるお宅が迷惑をかけているのは事実だし、問題は庭のトイレにあると思われる。』…とのことでした。庭には門番用のトイレ(扉を開けてみたことありません)が確かにあります。門番は何のことだかわかっているようです。

『…で、私にどうしろと?』『どうにかしてくれないと困る。』『どうしたらいいのか知らない。』(言葉が通じないことに慣れてくると、『知らない』というフレーズを多用するようになります)また門番が間に入り、『マダムが何かする必要はないから、ムッシュ(主人)に説明してムッシュの会社に何とかしてもらうように頼むと良い。』と、言われました。

結局、主人が私から聞いた話は、『州知事か州の当局の担当者らしい人が突然やってきた。うちの庭のトイレが原因で近所中が迷惑しているから何とかしないといけないらしい。』…ということ。意味わかりませんよね。伝言ゲームを難しくしている張本人も、これじゃあ意味わからないだろうなと思います。そもそも私、全然意味わからないまま、なんとか聞き取れた部分だけ伝えただけですし。

その後、『だから、何とかしてくれって言ってるでしょう!』的な苦情を、私しか居ない時間に何度か受け続けるのですが、主人が門番にヒヤリングしてみるなどの方法で、ようやく意味がわかったようです。

家の中のトイレはちゃんと下水道につながっているけど、門番用のトイレはそうではないようです(確かにそういう臭いはしています)。時期が来たら、汲み取りなんか来てくれないけど汲み取り用の大きなタンクを交換しないといけないようで、その段取りをしてもらいました。どこでそういう大きなタンクを調達してくるのか、交換した使用済みのタンクがどうなるのか、私は本当に知りません。
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2008年04月29日

寄付お願いしまーす

私の発想は、日本では珍しくないと思うのですが…。オフィスとか家庭とかに突然、『いいことに使うので、寄付お願いしまーす。』って人が来られますよね。一律、『悪いけど全然興味ありませーん。』と、お引取り願っております。いいことに使う人かどうかは知りませんが、いいことに使う人かそうでない人か突然判断してくれと言われても困ります。私のペースで寄付するかしないか判断します。…そういう発想をする日本人って、海外ではケチなんでしょうか。

屋台の焼き鳥(牛?)を食べていると、物乞いが来たりします。日本人は、『あっちいけ!』と、手を払う率が高い事で有名なので、あまりこの町では来られませんが。某アジアのクリスチャンは、ささっと少額(小銭程度)を自然に慣れた手つきで渡していました。

首都の人ごみでは、小さい子どもがすごい勢いで物乞いしながらやってきます。小さい子ども、かわいいです。かわいいなぁ〜と見入っていると、その数人の中の一人以上がポケットの中をまさぐってきますよ。物乞いと見せかけてスリなんです。かわいい子にはご用心!

私が定義する、『平均的日本人として取るべきリアクション』は、小さい子どもが物乞いしながらやってきても、相手が透明人間だと思うことです。寄って来られることにも気づいてない人のフリをします。当然ですが、まさぐられる可能性のあるポケットに貴重品等は入れておりません。スキのなさそうな顔をしていると、相手もこちらをターゲットにしません。…そういう訳で、物乞いとか寄付とかは一切お断りの姿勢です。

そして、主人が留守で、門番とメイドさんが居る時…。足の不自由な女性がやってきました。それを門番が通したようで、メイドさんが、『足の不自由な女性が来ました。』と、私を呼びました。私の発想では、知り合いでない人の訪問は、『こちらは全然用がないんですけど…』と、思うのですが。結局、私は門番が通した人とは全員会うことにしております。判断基準がよくわからないので。

何やらフランス語で印字された紙を渡されました。複数の人の手書きの署名みたいなのが並んだ紙もついています。『ありがとう。』と、受け取り、全然わからないので辞書を出してきて読み始めたのですが…。

メイドさんが、『あの〜、さっきの足の不自由な女性がずっと外で待ってるんですけど。』と、言ってきました。日本から持ってきたプリンタにコピー機能があるので、受け取った紙のコピーを取った上で、原本を女性に返しにいきました。『申し訳ありません。私はフランス語がわかりません。英語と日本語ならわかりますが、あなたは英語が話せますか?』話せないということで、お引取り頂きました。

せっかくなので一旦受け取った紙のコピーを辞書を引きながら読んでいくことにしました。そうしていると、メイドさんが、『私の親戚の子供も、事故で足を切断したんです。』と、いうお話をしてきます。さっきの女性を簡単に追い返してはいけなかったのでしょうか。とりあえず、何の用事だったのか、ちゃんと読むのが一番の手がかりです。

私レベルの解釈ですが、『お体の不自由な人たちのために一口〜フラン以上のご寄付お願いします。』…的なことが書いてあります。その額が、ものすごく高いのです。大きな家に住んでいるのでお金持ちだと思われたのでしょう。本当はメイドさんの給料日前は食材を買うのを控えて切り詰めた生活を強いられているのですが(準備不足だからであって、我が家が貧困なせいではありませんが)。

もう一枚の手書きの紙は、周辺に住む外国人と思しき人が住所(番地ナシ)と氏名と約束する寄付の金額をサインしているようです。ものすごい額です。我が家には関係ない話だなぁと思って、忘れることにしました。

後日、また例の女性がやってきました。どなたかに訳してもらったのでしょうか?私が読めないと言ってお返しした紙を英語で打ち直したものでした。だいたい正しく訳せていると思います(実は英語もよくわからないけど…)。

『英語とフランス語の両方に堪能な人は、そこそこの学識があるはずだ。』
『そこそこの学識のある人が真面目に翻訳するからには、そんなに怪しいプロジェクトでもないはずだ。』
『だからこの女性をちょっとは信用しても良い。』
と、三段論法で自分を納得させてみました。

『趣旨はわかりました。でも、申し訳ございません。我が家には大したお金はありません。とても心苦しいですが、これだけ寄付させて頂きます。署名はいたしません。』と、言ったつもりで、片言のフランス語で伝えました。通じたようです。

日本人が1万円札受け取ったような感覚になるような、高額紙幣を一枚渡しました。日本円にすると大した額ではありません。使用人に気づかれない程度のカツカツの経済の我が家にとっては、ホントは大金なんですが!

門番もメイドさんも、『なんかケチだなぁ』…という顔をしていました。でも、ホントにアレがギリギリ無理のない額なんです!お金持ちだから大金を寄付して当然だ、という感覚がよくわかりません。日本では庶民だったので、そういう期待をされたことがないのです。
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2008年04月30日

迷惑電話

電気が来ない。不潔。危険。暑い。理不尽な目に遭う。などなど…。アフリカ駐在生活は、ただ住んでいるだけでもストレスが多いです。特に困るのは言葉の問題。…世界中の海外駐在員共通の悩みでしょうが。主人もメイドさんも不在の時、痛感します。居留守使いたい…。

勝手な推測ですが、おそらくスペイン語又はポルトガル語圏の方っぽい訛りで、迷惑電話が続きました。毎日毎日、夕方に。もっと早いとメイドさんが対応してくれるのですが。もっと遅いと主人に対応してもらうのですが。この女、かなり横柄なのです。フランス語ヘタなクセに!(…私に言われたくない?!)

どこへかけているのかも確認せずに、ナントカいう人(女性らしい名前)が病気だと連呼。『私は彼女を知りません。誰と話したいのですか?』と、聞いても、『ナントカいう人が病気だと言っているのになんでそんな冷たい言い方をするのだ。わーわーわー(訛りが強すぎるのか母国語に切り替えたのか知らないけど、この先理解不能)。』『だからー番号間違ってるって言ってるじゃないですか!』と、私の反撃が始まると、途中で切る!

ただでさえ停電でイライラしているのに、何なの、あの女?!…こういうやりとりが連続3日ほど続きました。『ナントカいう人が病気なのよ!』また来た!ここが日本なら何らかの方法で訴えてやりたいぐらいの嫌がらせです(ストレス発散方法の多い日本でならそこまでムカつかないかも?)。

『番号間違ってるって言ってるでしょう。そもそも私はフランス語がわからないし、なんで英語であなたは話さないの?<あなたは電話番号を間違っています。番号をよく確認して下さい>』一応英語でも話してみましたが、一単語も通じなかった模様。『なんであなたはフランス語がわからないのよ。』『外国人だからよ。私は日本人なのよ。なんでそんなことで文句つけられないといけないのよ!』ガチャン!また切られました。…暑いのよ!イラつかせないでよ!!

翌日、また例の女から電話がかかってきましたが、『ナントカいう人が病気』と、一方的に告げたあと、彼女のメイドさんに代わられました。どうもメイドさんは現地語しか理解できない模様。フランス語も英語も全く通じません。『現地語ぜんぜんわかりません!』この国で大活躍する現地語のフレーズを使った途端、また例の女にかわられました。『なんで現地語もフランス語も話せないのよ。ナントカいう人が病気なのに!』

私の中で何かがプチッと切れました。思ったまま、ダイレクトに口から出しました。『あのー、前から言おうと思ってたんですが、何ゆってんだかぜーんぜんわかりませんけどー!』日本語で。ガチャンと切れて、以後、例の女からの電話はありません。

どこの誰がどこの誰にどういう用件で電話してきたのか知りません。絶対に通じない相手しか居ない時間に同じ番号に毎日かけ続けるのですから、相当バカな女に違いありません。最初から日本語で、『ぜんぜんわかりませんけど』って言えば、ムカつくのが1回で済んだかも知れないのに、一生懸命相手にして一緒にムカついていた私も、相当バカな女です。
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