2008年09月01日

いつから夫婦…?

東洋人が少なめの町です。幼稚園でも先輩マダムのお子さんたち以外に東洋人は見かけませんね(10回も見に行った訳ではないけど…現地人かインド人かフランス人がほとんどで、たまに西洋人が居る感じ)。だから、たまにしか顔を出さないけど、フランス語がサッパリで英語もイマイチな日本人のことは、よく覚えてもらえるようです。

たまに顔を出しているうちに、ある幼稚園ママとフランス語で会話が出来るようになりました(英語は使えないそうです)。彼女はネイティブでもないのにフランス語に苦労しているように見えません。そうか!ご主人がフランス人だからだ!

『幼稚園児のお子さんが居ないの?それともお子さんが一人も居ないの?』…的な話題になりました。私がついて来れるようなゆっくりのフランス語で助かります。主人の会社の先輩方の場合、お子さんを授かるのが遅い方が多いです。『こんなところで…なんて絶対にイヤだったから、私は高齢出産するハメになったのよ!』ってハッキリおっしゃる方もおられました。発展途上国で体調不良になりたくないですものね(はからずも、私は駐在経験の浅いうちに点滴デビューだけしてしまいましたが)。

『いつからあなた(たち)は…?』までしか聞き取れませんでした。どうも私に子供が居ないことを気にして下さったようです。『夫婦仲が悪いとかじゃないんですよ、こんなところでは…』つまらない説明をしようとしましたが、フランス語に直すのがちょっと難しいのでしばらく黙りました。で、冷静になりました。普通、親友でもない既婚女性同士で家族の話題になった時に、『いつから?』って聞く質問ってコレしかないですね。

【いつからあなたたちは夫婦なの?=結婚して何年たつの?】…ですね。聞き取れなかった部分を想像で修正して、『○年になります。』って答えてみました。反応を見て、修正が正しかったことを確信しました。なんとかフランス語会話が成立したようです。苦手な外国語会話も、冷静な分析に基づく想像力で補うことで、コミュニケーションの役に立ちます。
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2008年09月02日

日本人からプレゼント

なんだかよくわからないまま、知らない幼稚園ママの誕生日パーティーに呼ばれちゃった日のこと。幼稚園【ママ】の誕生日…って聞いて、まず、驚きました。私のお誕生日パーティーって最後にしてもらったのが小学校6年の時だったかな?【ママ】でも誕生日パーティーするんですね…。

そのパーティーの主役のご自宅が幼稚園のそばの郊外で集まるのが大変なので、会場は市の中心部にあるママ友達のおうちの庭でした。ママ同士、とっても仲良しのようです。ケーキにロウソク立てて、例の曲を皆で歌ったあと火を吹き消します。日本と同じ文化ですね。火を吹き消したのが、誕生日と関係ない幼稚園児だったけど(見てたらBGM効果もあって消したくなったらしい)。

さて、ほかのパーティーならともかく、誕生日パーティーに手ぶらでは参加出来ません。現地人なら古着で大喜びしてくれますが、相手は海外駐在員。ヘタな物では喜んでもらえません。別に初対面の私のプレゼントに感動してくれなくてもいいけど、『喜んで頂けそうな物を選んで持ってきました』…的なパフォーマンスは期待されているでしょう。

現地で何が起こるかわかりません。まさか会社に関係のない海外駐在員夫人の誕生日パーティーに呼んで頂けるなんて想像もしてませんでしたし。こういう時に備えて、『日本ならでは』って感じの贈答向けの新品をアレコレ持って来るのは、海外駐在をする上で非常に大切だと思います。例えば、美しい日本の風景写真の入ったカレンダーとか、輪島塗の手鏡なんていかがでしょう?誰にも気づかれないように在庫して、小出ししていくのです。発展途上国の駐在って消耗戦ですから。

…などという予想は全くしておりませんでした。私が出国する一週間前ぐらいに、現地人が喜んでくれそうなものを…と、百円ショップでアレコレ大人買いしたものがありました。メイドさんの通勤にいかが?和柄のポーチ。お揃いの柄の扇子。お揃いシリーズを色々と、全品百円ですが、買っていました。メイドさんには小さなお子さんが居ると聞いていたので、子供騙しなおもちゃも色々と買いました。

ただ、スーツケースの隙間いっぱいに詰め込んだそれらは、入国直後に【自分の夫に】没収され、ほぼ全部、あろうことか日本人駐在員一世帯のみにプレゼントされました。もちろん、とってもお世話になるのですが、日本人に百円ショップ大人買いした物をそのままあげるっておかしくないですか?しかも、お世話になる日本人駐在員はほかにも居るんですけど(渡す物がないので、ヨロシクと頭を下げただけ…なのにものすごくお世話になりました)。

そんな、難を逃れた百円扇子を数本、実はスーツケースの細い隙間に隠し持っておりました。百円の安物で申し訳ございません!それしかないので、うやうやしく百円扇子を誕生日プレゼントとして渡しました。主役ママは、『え?!』って顔をしていましたが、お庭を貸してくれたアメリカ人ママが、『いいわね〜!こうやってあおぐのよねぇ。教会は暑いからこういうのが必要だとずっと思っていたのよ!』ってフォローして下さいました。

【海外駐在=プチ外交】だと思います。日本ならではかつ、『まぁ!ありがとう!』って喜ばれそうなものを、夫に見つからないように、持ち込んでおきたいものです。スーツケースのスペースをいつ使うかわからないものに使うのはもったいないので、周到に船便荷物出荷前に用意しておくべきでしたね。
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2008年09月03日

たこ焼き

なんと言っても日本人の心!毎週土曜日は、『吉本新喜劇』見ながらたこ焼き作って食べるのが常識です。…っていうほどではありませんが、私はたこ焼きが好きです。当然、たこ焼き器もアフリカまで持ってきましたよ。ホットプレートが、平らなプレートにしたりたこ焼き器にしたり出来るタイプのものです。今時ってこんな感じですよね?昔のたこ焼き器は鉄製でガスコンロの上に置いて使うものでしたが。

これは持ってきて良かったと思います。電気が止まっていると使えないタイプなので、出来ればガスコンロの上で使うタイプが良かったですけどね。プロパンガスなので自己責任ですが、突然エネルギー供給を止められる心配がありませんから。もしかして、たこ焼きって日本人(のごく一部の地方の人?)しか食べないのではありませんか?でも、美味しいですよね。

宿舎にたこ焼きを持って行くと、とても喜ばれました。懐かしい!って。冷めてしまっても有難がられます。現地人にもタコを食べる習慣があると聞いたので、現地の人のおうちにお邪魔した時も作って持って行きました。まぁ冷めていましたが、珍しい形なので喜ばれます。

たこ焼きは日本出身の大人の郷愁を誘いますが、たこ焼き器で子供たちを喜ばせることも出来ます。お好み焼きの素をおよそ3倍に薄めてタコを入れて焼けばたこ焼きですが、ホットケーキの素を遠慮目(6〜7分目ぐらい)に注いで焼けば、オランダ焼きっぽいお菓子が出来ます。

百円の扇子1本でバースデーケーキに呼ばれるのは心苦しく、たこ焼き器で作ったお菓子に、見た目と甘さを向上させるためにハチミツをかけて持っていきました。大好評でスグになくなりました。色んなママたちが、『どうやって作ったの?』って聞いてきましたよ。

今なら落ち着いて、『ワッフルを作る要領で丸い焼き型に入れて作るんです。』って自分で言えたと思うのですが、『たこ焼き器がないと作れませんよ』って先輩マダムに言って翻訳して頂きました。世界中の子供たちがこういうの好きだと思うので、もっともっとたこ焼き器が普及しても良いと思います。
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2008年09月04日

クビのお作法

日本では考えられないようなことが、アフリカではよく起こります。メイドさんや門番や運転手を雇うなんてこと、日本では珍しいと思いますが、アフリカでは雇わない方が珍しいと言われます。それは、アフリカに来た日本人が甘ったれているから(…って誤解している人が意外に多いので驚きました!)などではなく、雇わないと生活を維持できない環境だからです。好きで自分の住まいに他人を入れたい訳ではなかったのですよ。

現地人のみならず、色んな国籍の人と知り合いになりました。私が日本で知り合った人で殺された人って居なかったと思うのですが、こちらでは、よく殺されていますね。あくまで日本人的な発想かも知れませんが、殺されるというのは最も避けるべき事態と私たちはとらえています。日本では、ちょっと恨みを買ったぐらいでは殺されることが滅多にありません。少なくとも私の周りで殺したり殺されたり…は、なかったはずです。でも、アフリカでは、『たったそれだけで?』って思うようなことで、人が殺されてしまいます。

現地人と泥沼の恋愛沙汰を起こす人は、そんなに居ないものと思われます。『別れ話がこじれて殺された』って話は、さすがに聞きません。よく聞くのが、『雇ってた人に殺された』って話ですね。甘やかし過ぎると色んな物が盗まれてしまいますし、厳し過ぎると恨みを買って殺されてしまうのです。さじ加減に気をつけないといけません。…面倒くさいでしょ?決して好きで他人を家に入れている訳ではないのですよ。私は、『盗んだらスグに気づくわよ。』的に警戒していることをアピールしつつ、『でも、いいひと。』って思ってもらえるようにしているのですが…もともといい人じゃないから後半が難しいかも?

主人は会社でしょっちゅう、『お前、クッペじゃ〜!』って怒鳴っているようです。『そんなことしてたらクビにするぞ。』って意味ですね(通じているようです)。でも、家では言いません。私たちが個人で雇っている人を、私たちが、『クビだ』って言うと、本当にクビになりますから。相手の生活に大きな影響を及ぼすので、こちらがそんな力を持っていることをわざわざ口に出して主張してはいけないと思います。

門番については、雇わないと生命の危険があるため、会社が派遣会社を通じて雇ってくれています。『チェンジしてくれ。』って派遣元に言えば、希望を通して別な人を派遣してくれるそうです。運転手とかメイドさんは自分で雇っているので、クビにしたいならその旨を自分で伝えなくてはいけません。

例え相手に非があっても、相手に非があるからクビだって言ってはいけません(殺されたいなら別ですが)。かなり納得いきませんが、『こっちの都合でお仕事取り上げてごめんなさいね。』…的なことを言い、『仕方ないなぁ』って言わせる程度の多額の退職金を支払って円満退職してもらうのが普通です。

訴えたいぐらいなのに(日本人がこの国の裁判所に訴えて納得いく判決もらえた話って聞きませんよ。真逆ならよく聞きますが)、『ごめんね』って言って大金を支払うのは、とってもストレスになります。でも、服を盗むメイドさんが自宅をウロウロするとか、ガソリンを盗む運転手に車を預けるとか、現状維持する方がストレスになることもあります。

ストレスとどう付き合うかは人それぞれですが、『発展途上国で駐在すると長生きしない』ってよく言われますし、それはある意味正しいと思います。長生きしなかった方は知っていますが、長生きした方を知りません。私の【崇高な】理想は、『ストレスをうまく受け流すサバイバーになって長生きしたい!』ってことです。もっとも、発展途上国で駐在したのに長生きしたという人を私が一人も知らないのには理由があって、発展途上国で駐在した人と知り合う機会を得たのが最近の話なので、お年を召した方が今のところ居ないのです。みなさん、一緒に長生きしましょうね!
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2008年09月05日

バカンス

クリスマスと元旦と独立記念日。ほかにあったかも知れませんが、この国には祝日がそんなにありません。政府がいい加減なので、カレンダーにも載ってないのに、政府が、『今月○日は祝日とします。』って突然言えば、それが祝日になります。でも、やっぱり少ないと思います。

主人は毎日出勤しなければならない立場なので、祝日でも仕事に行きます。メイドさんが祝日でも仕事に来たいなら来てもいいし、1日休んだぐらいでは困らない(次の出勤の時のメイドさんの仕事量が増える…昼ごはんをラクそうな献立にするなどでのみ調整)ので、休むか来るかは交渉します。

旧宗主国であるフランスには、バカンスの制度があって、小学生の夏休みみたいに長〜い休暇をとってどこか遠くに行く習慣があるようです。日本で機嫌よくフランス語をフランス人から習っていた時も、当然の権利らしく、『バカンスですから1ヶ月休みます』って言われたことがありました。学生の時にのっぴきならない事情で家庭教師のお仕事を休んだり日をずらしてもらったりする時には、もっと申し訳なさそうにしてお願いしたものですが。取引先に影響があっても、『当然の権利ですから』っぽい態度、日本ではあまり考えられません。

アフリカでも、同じ制度があって、長期休暇を取るのが普通なのだそうです。フランスみたいな、『バカンスシーズン』という時期はないように思います。こちらで知り合う人たちが、交代で埋め合わせしないといけない業種の人ばかりだからかも知れません。特に門番が一斉に居なくなると、危ないですし。

とても勤勉な門番がいつのまにか、バカンスをとってしまい、派遣会社から別な門番が派遣されてきました。『いつもの門番が最近来ないけど、どうなってるの?』って聞いてみると、『バカンスだから、代わりの人が来てる。彼のバカンスが終わったら、またどこかの家の門番がバカンスを取る時に交代でそこに行くんだ。』って仕組みらしいです。しつこく追い回すのもなんですが、真面目な門番にはもう一度我が家に来てもらいたいなぁと思ったものです。
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2008年09月06日

チェンジされた人

一番真面目な門番が居なくなったせいでしょうか?門番全体がちょっとダレた雰囲気になってきました。『真面目な彼は今、どうしてるの?』って聞いてみると、『バカンスを取る門番が出てくるまで、彼は仕事につけないんだよ。』って言われました。そして、真面目な彼は(よく草刈りをしてくれるから?)、我が家で勤務するほかの門番たちから好かれているらしく、みんなが口々に、『派遣会社に頼んで彼をここに呼び戻してよ。』って言ってきます。…彼がバカンスを取ると同時に入ってきた新人くん以外は。

真面目な門番がうちに来てくれるのは大歓迎だけど、我が家の門番定員は4人。今は定員いっぱいだから、誰かが代わりに職を失うことになりそうです。うーん、安請け合いは出来ません。

真面目な門番が来ないうちに、ますます門番たちがダレてきました。一番話し好きでサボるのが好きな門番は、勤務中にゲームウォッチっぽいもの(日本で流行ってるらしいDS-ライトとか、PSPとかではないみたい)で遊びだしました。あんまりひどいので、『そんなことしてちゃダメよ!』って叱りに行きました。

結局、『あのサボってばかりのをやめさせて、以前来てくれてた真面目な人を、うちに呼びたい』って、派遣会社に頼みました。先輩駐在員の家に続いて、彼がチェンジされるのは少なくともこれで2回目です。

そのサボってばかりの門番が我が家勤務最終の日、お昼のシフトでした。先輩駐在員のお子さんが、よく遊んでくれるからっていたくお気に入りの門番なので、『彼の勤務は今日が最後だから、ぜひ、今からうちに遊びに来て下さい』って電話しました。後輩マダムが先輩マダムを自宅に呼びつける…ってヘンですね、すみません。でも、実話です!

子供たちを遊ばせてくれている間に、先輩マダムとお茶しながら談笑していると、子供が途中で戻ってきました。『ねぇ、彼、今日が最後だって言ってるよ。』そこは驚きませんでした。だから今日、呼んだんだもーん。『それで、明日からはウチで働くんだって!』思わずマダム2人して、『うそー!』って叫んでしまいました。『うそじゃないよ、彼がそう言ったんだもん。』わざわざもう一度聞きに行って、『ホントだって言ってるよ!なんで僕がうそつきみたいに言われるんだよ!』ごめんね…。子供たちにはわからない、大人の事情があるのよ。

先輩マダムは、ずっと前に、『彼はサボり過ぎだからチェンジして』って言ったのに、そのチェンジは時効なのでしょうか?その時から翌日までに、色んな事情があったらしく、我が家にまたサボり好きな彼が来て、真面目な門番を取り戻せて、新人がどっか別の所に行きました。うちから派遣会社にお願いした通りにはなりませんでしたが、真面目な門番を取り戻せたから、まぁいいです。
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2008年09月07日

お帰りなさい

日本語なら、『ようこそ、お帰りなさい。』って言いますね(我が家では、『おかえり〜♪』)。フランス語では、『ビアン・ヴニュ』(=よく+来た)って言います。現地語でも、『よく+来た』っていう意味の言葉で表現します。英語の『Welcome』っぽいイメージです。

取り戻したい門番が我が家に戻ってきた時、私は、『ビアンヴニュ』って言いました。すると横で主人が現地語で、おかえりと言いました。『さっきの、どういう意味?』って聞いたら、教えてもらえました。

もともと主人は学生の頃からこの国が好きで、何度か来たことがあります。現地人の友人も居ます(首都から遠いのでなかなか会えませんが)。駐在当初は英語の通じるスタッフには英語を、基本は現地語で話してきたそうです。駐在員としてビジネスしていくためにはフランス語は必須なので、現地入りしてから一生懸命フランス語を勉強したため、今ではフランス語がメインになっています。

話し好き(で、サボり好き)な門番にも、言われたことがあります。『現地に来たんだから現地語を話すべきだよ。』って。『そう言われても、私が持っているのは仏和辞典と和仏辞典だけなんだけど、いったいどうやって現地語を覚えたらいいのよ?』って言うと、『俺が教えてやるよ。』…ありがとう。唯一の共通語であるはずのフランス語がお互いイマイチなので大して身につかなかったけど、外国人駐在員夫人にしては、単語を知っている方にはなりました(100語ぐらい)。

私も主人も、現地語を覚えるという努力を人よりした分、フランス語の習得は、一歩及ばず(言い訳?!)。でも、ちょっとだけでも現地語を使える方が良いと思います。英語圏でもないのに英語しか使えないと、ボッタクってくれって言っているようなものです。フランス語を話すと、ようやく、お高くとまった外国人。ヘタでも現地語を使ってみると、『この国になじんでくれるように努力しているらしい』…的に、イメージがよくなるみたいです。

『こんにちは。』『ありがとう。』などの基本語のほか、『高いよ。』『ダメ!』等のナメられないための単語が現地語で言えると便利です。『おかえり』…なかなか使う機会がありませんが。私はせっかくの機会を見逃してしまいました。

非常に残念なことに、主人を含めて主人の会社関係の方で、現地語の文法を理解している人はおりません。やたらと目にする定冠詞らしい単語が英語なら、the、フランス語なら、leとかlaとかlesに相当するんだろうなぁ…程度にしかわかっておりません。メイドさんが、日本語とも英語ともフランス語とも語順は違うし、倒置法のルールもこんなにある…っぽいことを教えてくれました(身につかず)。日本の企業とは関係ない人脈を築いておられる看護師さんは、(メイドさんの解説によれば)完璧な現地語を話すそうです。

私も主人も、ピンポイントに現地語の単語を入れることはあっても、正しい文法で話すことは出来ません。『あっ、観光客じゃないんだね。』程度にナメられず、『全然なってないけど、馴染むように努力してるみたいだね。』程度に好感を持ってもらうレベルです。ビジネス文書や公文書は全てフランス語ですし、やはりフランス語の文法を先にマスターしたいなぁと思ってしまうのです。それに、現地語の文法は結構難しいと思います。日本人看護師さん、どうやって覚えたんでしょうね?
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2008年09月08日

どこだ?

おそらく日本国内で使う必要はないセリフでしょう。アフリカに来たからって絶対に使うとは限りません。でも、発展途上国で暮らすなら、必ず覚えて頂きたい言葉があります。私も2度だけ使いました。必ず現地語で、『どこだ?』って。

手癖の悪さを責めるのも結構ですが、そこに物があるのも問題なのです。日本人の感覚で、『そんな物、わざわざ盗むか?』って思うのが普通な物も、十分魅力的なのです。ヘンな例えですが、深夜にほろ酔い気味な薄着の女の子が1人歩きしていたとして、悪さをする人が居るとしたらその人が一番悪いのですが、そんな時間にそんな所にそんな格好で歩くのは無用心というもの…みたいな感じです。ハンカチ1枚が、発展途上国では薄着のピッチピチギャル(死語?)相当の魅力を放っているのです。

どこに置いたか忘れるほどモウロクしておりませんよね。何か盗まれたことに気づいたとします。そこで使用人に、『〜を盗んでないよね?』ってYes or No式クエスチョンにしたら、『いいえ、盗んでません。』って言われること間違いなしです。話がそこで終わってしまいます。

盗まれたことを確信しているなら、それは全く必要のない質問です。ただ、『〜はどこだ?』って聞くだけです。日本語では全く通じないと思います。フランス語でも伝わりますが、キメ台詞は現地語にしたいものです(私なりの美学です)。

私が編み出した質問の仕方…ではなく、駐在生活の長い奥様から教えて頂きました。洗剤とか砂糖とか、消耗品の場合は聞きづらいですが。第一に、一瞬でもスキを見せずに未然に防ぐことが大切。万が一、盗まれたら、『どこだ?』って聞くこと。決して、『もしかして盗んだ?』って聞かないこと。…全部、受け売りです。

何か(だけ)足りないと気づいて、勇気を出して、『〜はどこだ?』って聞いてみる程度の被害で済めば、まだいい方だと思います。信頼関係の破綻ってショックですけどね。帰ってきたら何から何まで全部ゴッソリ無くなっていた!的な発見、時々聞きますが、相当なショックでしょう。戸締り用心…した時のカギの管理も重要です。大きなストレスを避けるため、一瞬でも油断してはいけません。…それも、小さなストレスではありますが。
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2008年09月09日

消えたハガキ

入国したての頃は、停電もしなかったし、とても過ごしやすい気候だったし、今思えばいい時期だったのですが…。つらかったです!ホームシックみたいなものでしょうか?マイホームなんて祖国にないのに。言葉が全然わからない(勉強不足の私が悪いのですが)、体調不良(発展途上国なので…そのうち毎日お腹の調子が悪いことにも慣れますが)、出来ることが特にないってのが原因でしょう。

ちょっと考えればわかるはずのことだったのですが、自分が入国したての状態を全くイメージ出来ていなくて、その時までに届いていなければならなかった荷物というものも想像できていませんでした。コンビニに行けばとりあえず何でも揃う国から丸腰で発展途上国にやってくると、つらいものです。

出国間近に受け取った暑中見舞いをスーツケースに入れて持ってきて、その返事とか、色々とお世話になった友人知人親戚など、色んな人たちに絵葉書を書いて過ごしました。最初は自宅でネットをするどころか、電話すら開通しておりませんでした。携帯電話も物価上昇という重大な事実を全く考慮していなかったせいで使える物が買えず(十分な現金を用意していない…海外駐在員としてありえない失態です)、日本の知り合いと唯一連絡の取れる手段が郵便だと思っていたので、絵葉書を書くことに依存していたのです。…今でもその頃のことを思うと泣けます。

今では郵便局がどこにあるのか知っています。徒歩だと厳しいですが、車がなくても人力車で郵便局に連れていってもらう手段も知っております。当時は移動手段がなかったし、郵便局がどこにあるかも知りませんでした。おんぶにだっこ状態で、幼稚園の送り迎えに忙しいはずの先輩マダムに毎朝のように買い物に連れていって頂いているうちに、『町の地図が欲しい』って言って、売っている場所を見つけて買えるように交渉して頂いたので、場所がわかるようになりました。

結局、一生懸命いっぱい書いた絵葉書は誰にも届くことがありませんでした。いい加減な国なので、エアメールが1ヶ月以上してから日本に届くことも時々あります。が、あの時のエアメールはおそらく州から外に出ることはなかったと思います。

『人を簡単に信じてはいけない』…って基本的なことが、当時はわかっておりませんでした。『どこでどう出すのかわからないからよろしく。』って主人に大量の絵葉書を丸投げしました。主人が何でも丸投げする相手は勤務先の助手だったのですが、その時期、彼女はバカンス中で不在のため、臨時の人がお仕事を代行していました。なので、主人は現金と一緒に絵葉書をまとめて渡したのです。『それで届く訳ない!』って今の私なら言い切れるんですけどね。

日本の知り合いに届くと信じて書くという行為そのものが、私にとって重要だったのですから、本気で信じて夢中で書けただけおめでたかったとも言えます。日本語で無沙汰の言い訳を書くと、とってもシンプルですが。『いい加減な所だから、なかなか連絡取れなくてごめんなさい。』事実ですし、疑う余地はありません。それにしても、あの大量のハガキ、今頃どこでどうしてるんでしょう?
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2008年09月10日

郵送のお作法

切手を貼ったハガキを真っ赤なポストにポンと放り込む…日本の郵便制度がとってもステキです。しかも、自宅にわざわざ郵便物を届けておいてもらえるのですから。至れり尽くせりです。

アフリカでそんな制度がまかり通る所はあまりないのではありませんか?少なくとも、この国では、ありえません。まず、住所に番地というものがないので、郵便物が自宅に配られることがありません。主人の勤務先が地元では有名な企業なので、会社宛に出してもらえば私の手に届くように出来ます。その会社も、番地がありません。社名でわかるでしょ?って感じでしょうか。

場所によっては、町名のあと、○○さんち…って宛名で届くこともあります。特にそれが日本人なら目立ちますから?主人の勤務先の所有する施設は何箇所があるのですが、いずれも、『地名+社名』で届くみたいです。

郵便ポストは、この国にはありません。消し印を押してない切手が警備員も居ない所に夜通し放置されているなんて、考えられません。ん?先進国では当たり前の光景でしたっけ?

郵便を投函したいなら、営業時間内に自分で郵便局に行きます。窓口で、『コレを全部エアメールで送りたいから切手を買います』って伝えます。切手を買ったら、『自分で貼ってきます』って言って一旦全部受け取ります。この時のりを持参していないと、衛生状態が微妙な切手をベロッと舐めることになるのでしょうか?試してみたことありませんが。貼ってきたら、窓口に渡します。『今すぐ目の前でスタンプして下さい。』…と、告げます。義務ではありませんが、『ありがとう。』ぐらいは言っておきます。このやり方に変えたお陰で、郵便到達率は50%に上昇しました。

郵便局で使いがちなフレーズは、旅行用コンパクトサイズのフランス語読本にたくさん載っていることが多いようです。必要に応じてちょっと単語を代えてみれば簡単に使えるようになります。
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2008年09月11日

番地捏造

その制度がないのか、制度があっても周知徹底されていないだけなのかは知りませんが、住所に番地がついておりません。郵便の配達も来てくれないのですが、主人の勤務先が地元では有名な会社なので、会社のある集落の名前と社名で郵便物は届けてもらえます。発展途上国の生活はそれで何とでもなります。

問題は、杓子定規な先進国への対応です。特に海外出張等に慣れているご主人たちは、不親切な説明が多いですね。電話番号は…って教えるにも、ゼロで始まらず、なぜか#から。それだけ言われて国際電話をかけることの出来る人、ご両親世代には少ないように思いますけど。郵便物は、『このまま貼付ければ大丈夫』状態の宛名をお渡しするぐらいが良いかと思います。『日本語の【様】に相当する言葉をどこに入れたらいいんだろう?』とか思うと、日本からお手紙をくれるのを躊躇するかも知れませんから。

祖国からの手紙や電話が来ないことは、さびしいですが、発展途上国に限っては、たいした問題ではありません。郵便事情もよくありませんし、電話が不通になることも多いので。私が一番困ったのは、保険会社への連絡です。

その時、既に主人はアフリカで働いていました。住民票は転居先の州の名前を告げるだけで済みましたが、主人の入っている生命保険の担当者は融通が利きませんでした。『必ず、転居先のきちんとした住所を届けて下さい。』って。きちんとした住所として教えられたのが、地名で終わってしまいます。『これで郵便物も届きますので。』って説明したのですが、『必ず数字で終わる住所でないといけません。』…日本のルールですか?

アフリカへメールを打ち、主人に、『どうしても番地を調べて教えないといけないらしい。』って伝えました。主人は、一見住所風な数字で終わるものを書いて返信してくれました。『番地なんて最初からないのだから、ないものはない。…では保険会社が納得しないなら、コレでいこう!』

地名のあとにつけた数字は、郵便番号です。パッと見た感じ、杓子定規な日本でも納得いく住所に見えたはずです。一度も日本の保険会社から郵便物が届いたことはありませんし、多分、日本の出向元を連絡先として伝えておりますので、何か用があればそちらへ連絡してくるのでしょう。とりあえず、保険会社からはOKがもらえました。…なんでそこまで杓子定規なんですか?…ってモメるのは無意味です。
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2008年09月12日

住所の届出

主人の生命保険については、住所変更の届けでちょっと面倒でしたが、私の加入している生命保険の分については、簡単でした。こんな遠い所で何かあったとしたら、請求する手続きがものすごく費用がかかるので、実質請求する意味がないから一旦解約することをお勧めします…とのことです。実にシンプルでした。

私の場合は、社宅の家財道具一式を全部出してからしばらく自分の実家に居たので、手続きが簡単になった部分も多かったです。金融機関等、届け出る住所地は日本国内でないといけないって決まりのあるものが多かったです。ほとんどの金融商品は海外に引っ越さない人を対象に出来ているのかも知れません。

たいてい、Web上の手続き等で私の実家の住所を知らせるだけで変更手続きは済みました。ここで新しい住所を証明する書類を出せとか言われると、解約するか放置するかの二択になってしまいます。非常に残念だったのが、ネットバンキングの申し込みをしていた銀行の書類到着が、私が社宅を引き払うより遅かったことで、取引出来なくなってしまった点です。もっと早めにネットバンキングの手続きを進めておくべきでしたね。

郵便物は全部転送するようにしているのですが、ネットバンキング用の書類は、『転送不可』って書かれています。転送は出来ないけど、その住所はすでに無人…ということで、銀行に書類は差し戻されたようです。そこは住所証明書を求める銀行だったので、実家に送ってもらう手続きも出来ませんでした。

別に保険をかけていたつもりではなかったのですが、証明書なしに住所変更手続きが出来た銀行でネットバンキングの手続きを進めていたので、なんとかなっています。日本では滅多に人が使わないような時間にメンテナンスをするようですが、アフリカとは数時間の時差があるため、ものすごくネットバンキングしたい時間帯にログイン出来なくなることがよくあります。日本に居るのと比べて不便な点です。

クレジットカードの期限が駐在の途中で切れても海外までは新しいカードを送ってもらえないので、可能な限りクレジットカードは複数、別々に作っておいた方が良いと思います。首都では使えるそうですが、地方ではクレジットカードの出番はありません。ありませんが、帰国する時にカードがないのは不安なので、有効期限内のカードを手元に置いておきたいものです。クレジットカードに加入する時は身分証明書で住所確認されたものですが、住所の変更は証明書が不要だったので、Web上で実家宛に書類を送ってもらうように届出しておけば大丈夫でした。

日本からの直行便がなくて第三国の空港で乗換え、その時に乗換空港隣接のホテルに1泊しなくてはいけない…というルートで私は入国してきました。そのホテルでは、宿泊料は航空会社都合だから無料扱いだった(英語の説明ではそう聞こえた)のですが、身分証明書としてクレジットカードを出すように言われました。海外に行くならクレジットカードは必需品だと思います。もっとも、発展途上国の辺境に住むなら出る時と入る時しか使う機会はありませんが。
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2008年09月13日

ボロボロの服

主人は社会人になる前から、この国が大好きだったそうです。学生だったので自分のペースで国中の色んな所へ行ってみたのだとか。その時に撮った写真というのを何年も前に見せてもらったことがありました。

『みんながよせって止めたけどどうしても食べたいから食べちゃった』っていうウニとかカキとか…。大丈夫だったみたいですが、巡回医師団の先生方は、『こういう所の二枚貝を食べるなんて…』っておっしゃっていましたけどね。

道端の子供たちのスナップ写真もありました。こぼれそうな瞳の明るい笑顔…ではない部分に最初に注目してしまい、絶句してしまいました。みんながみんな、日本で見かけることがなさそうなボロボロの服を着ています。何かあったのかしら?とか、親に愛されていないから汚れた服を着せられているのかしら?とか、心配してしまいました。

自信満々で、『どう?この国の子供たちってカワイイでしょ?』って言う主人に、『この子たち、一体どうしたの?』ってピント外れな質問をしてしまいました。みーんな、こんな感じなんですって。工業製品の新品をぽんぽん買えるような国じゃないもん、だけど、服がボロボロなのは全然不幸でもないもんって。

当時主人が訪れた地域は、特に遅れた地域だったようで、私が住むことになった地域には、そこまでボロボロの服を着た子供たちは見かけません。布おむつが明らかに外から見ても茶色で悪臭を放った状態でゴキゲンの赤ちゃんってのは、見かけますが。
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2008年09月14日

ボロT

最初はメイドさんの格好に驚きました。Tシャツにロングスカート…。ロングスカートは意外に今風で結構ですが、Tシャツが、私にとっては見るに耐えなかったのです。ひょっとして元々ビビッドなオレンジ色だったかも知れないのが色あせたクリームイエロー…なのも結構です。ボロ過ぎるんです。ストーンウォッシュ風にあちこち穴の開いた部分から下着も見え隠れ。なんとかしたい…。

私が駐在に行く準備をしていた時期が、ちょうど夏服のセール実施中だったので、チビTが500円とかいっぱいでした。調子に乗っていっぱい買って送ったのですが、主人に、『全然似合わない。』って叱られました。確かに、安いのを買いすぎましたね。日光がキツイのでスグに色あせるのは確かですが、本当に買い過ぎました。ほぼ毎日洗濯してもらえるのに、こんなにいりませんでしたね。

ちょっとずつメイドさんにTシャツを1枚ずつあげました。徐々に彼女の通勤服ローテーションに私のあげたTシャツが入るようになってきました。しかし、仕事をしやすいのか?特にお気に入りのクリームイエローのボロTは数ヶ月間健闘していました。1週間連続ボロT以外のコーディネイトになった時、心の中でガッツポーズを決めました。
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2008年09月15日

バスT

私のメイドさんだけでなく、宿舎のメイドさんに服をあげたこともありました。宿舎で長年働いていると、メイドさんは、ものすごく太ります(プリンの食べすぎ?!)。なので、チビTをあげることに一瞬躊躇したのですが、よく考えたら新人の若い女の子はスレンダーだったからいいか…と、全部まとめて渡しました。

私がコレはあなたコレはあなたって指定なんかせずに、『みんなで平等に分けてね。』って丸投げしました。だから、チビTは若い子とか、小さいお子さんが居るメイドさんに渡ると思っていたのですが。私の頭が固かったことを悟る良いきっかけになりました。

ミニカーが並んだ模様のチビTを、スイーツ作り名人の太ったメイドさんが得意顔で着ていました。ミニカーがバスに見えちゃいましたよ。首を通すだけでも大変そうですが、根性ですね…。チビT、よく似合ってます。

私がすごく若い頃は、すごく華奢だったんですよ。今は…放っといて下さいっ!そんなこんなで自分で着られなくなったスカートがあります。流行じゃないデザインだから、諦めもつきましたが。それも丸投げした私の古着の中にありました。

そのスカートを着てきたのは、年配の、太ったメイドさん。私より背が低いので、中途半端な丈がロングスカートとしてちょうど良い感じです。ウエスト部分はサイズ直ししたみたいですね(今の私でも無理なサイズだったはずなので)。もともと360度のたっぷりめフレアスカートだったので、ウエストさえ直せばサイズフリーですよね。

ここに持って来れば何でも活かせるし、なかなかセンスよく着こなしてくれるみたいです。『日本で90年代に流行っていたデザイン』ってのが、アフリカでは、『見たことのない斬新なデザイン』になったりもします。日本から貧しい国の支援のために…って送ったはずの学校指定体操服が、全く別の国で売られていたって話も聞いたことがあります(誰を支援したんだか?)。何らかの形で誰かの役に立つのなら、不要になった物も燃やして捨てるよりいいですよね。
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2008年09月16日

メイドさんの制服

日本では流行ってるみたいですね。ひらひらのフリルのついたカワイイ服を着たメイドさんに、『お帰りなさいませ』…的なことを言ってもらって喜ぶ文化。私たちには、そういう趣味がありません。日本語の喋れないメイドさんにセリフを覚えてもらうこともムダな労力のような気がしますし、こんな暑い所で暑い格好をしてもらっては…見ているだけで暑いです!

宿舎のメイドさんも先輩マダムのメイドさんも、私服でお仕事しているみたいなので、私も習うことにしました。日本でメイドさんを雇った経験もありませんし、あるべきメイドさんの正しい制服のイメージも沸きません。服装の良し悪しについては何のコメントもせず、成り行きに任せることにしました。

日本人ではありませんが、困ったメイドさんが居て服装のことで注意したことがあった外国人駐在員夫人さんが居たそうです。異様に短いスカートとか露出度の高過ぎる服装ばかり着てきて、パトロンを誘っている?!『そういう格好やめなさい。』って他人に注意したことなんて今までなかったのですが、そんなメイドさんが居たら困りそうです。ボロボロ過ぎて下着がのぞいて見えるTシャツですら、やめて欲しいって言えなかったぐらいですし。

取り急ぎ用意したのは、靴だけでした。我が家は西洋風の家なのに敢えて(一応、衛生上)土足禁止にしたので、私が来るまでメイドさんは家の中では裸足で働いていたそうです。それで、先輩マダムに買い物に連れて行ってもらった時、『室内履きを買いたい。』って言って、雑貨屋さんに連れて行ってもらいました。

世界の吹き溜まりに出回っている工業製品は、趣味の悪い体裁の物ばかり。そのお店に履物は2種類しかありませんでした。スリッパっぽいものは、あまりに趣味の悪い柄なのでパス。結局、真っ赤で無地のビーチサンダル(まだ見られる)を選ぶしかありませんでした。いつまでも裸足も申し訳ないので、絶対にスグ買って帰りたかったし…。裸足に比べると、何でもいいでしょう?

とっておきの教会にでも行く時用のおしゃれ着をホームパーティーのお手伝いに着てくれた時にエプロンを渡しましたが、好きに使っていいって言っても、あまり使いたがりません。首から提げて腰のところで後ろで紐を結んで使うタイプのエプロンですが、半分に折って腰から下だけカバーするような使い方をしています。『こうやって使うものなのよ。』って、知らない(忘れた?)と思って説明してみると、言われました。『でも、それだと暑いですよ。』…ですよね。

室内土足禁止のルールをちゃんと守ってくれて、パトロンの前でされたら困るような格好はして来ないし、ボロボロのTシャツも着てこなくなったし、もう服装は好きにしてちょうだいって感じになってきました。
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2008年09月17日

パソコンとプリンタ

日本ではデスクトップ型パソコンを愛用しておりました。ただ、デスクトップは停電に弱いです。落雷で壊れたりするそうです。だから、雷の音が聞こえたらパソコンのスイッチを切っていました。発展途上国での突然の停電は当たり前に頻発します。『デスクトップ型パソコンを持ち込むのはやめておこう!』って思いました。そのため、ノートパソコンを新しく買いました。

停電してもDVDが見られるって聞いて主人は、自分が出国すると同時に持ち込みたがりましたが、断固反対しました。突然の転勤だったので準備期間が短かったのに、急にデータの載せ替えなんて出来ません。いっそのこと、ノートパソコンの購入については、『ちゃんと事前に調べてからでないと…』と、主人が出国してから私1人ですることにしました。家の中にあれば、どさくさに紛れて持って行きかねませんから!

一応、『海外に持って行く人が好むメーカーってどこですか?』って詳しそうな人に聞いて選びました。そのメーカーは、万一海外で故障しても各国にトラブル対応出来るサポート体制があるので評判とのことでしたが…アフリカまで来るとサポートしてくれる国はごく一部です。あまり関係なかったかも?次はもっとメジャーな国に駐在することになるかも知れませんし、そんな期待(?!)も込めて、選びました。

今まで使ってきたデスクトップパソコンは、かなり古いものでした。全然故障しないので、買い替える必要もないと思って使い続けてきました。プリンタとの接続が、USBケーブルではなく、シリアルケーブルなのです。新しいノートパソコンには、そのケーブルを挿す穴がありません。プリンタも買うことにしました。

今までは、メジャーな日本のメーカーの、色ごとに別々にインクを買い足していくタイプのプリンタを使ってきました。改めて電気屋さんで見てみると、メジャーな日本のメーカーのプリンタは、ちょっと高いと感じました。それに、型番が何で色はどれで…って指定して買い求めるのが面倒に思っていましたし、ちょっと違うタイプのプリンタに憧れていました。

そこで、初めて聞いた外国のメーカーの、カラーインク全色まるごと交換タイプを選びました。安いのに、コピーやスキャナの機能までついているのも嬉しかったです。

変圧器なしで海外でも使えて、停電した途端に壊れたりしないので、パソコン選びは大正解だったと思います。発展途上国での生活は予想外にストレスが多いので、事前にお金で解決出来るのなら、ストレスは1つでも避けて減らしておくべきだと思います。
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2008年09月18日

プリンタ大人気

プリンタは停電すると使えませんが、自宅ですぐにコピーが出来るのは便利です。カラーコピーも出来ますし。縮小機能とかスキャナ機能とかインク交換は、パソコンにつながないと出来ませんけど。ささやかな防犯対策ですが、普段はパソコンもプリンタも、線を抜いて棚の中にしまってあります。使うとなると線をいっぱい出してきてつながないといけないので、ちょっと面倒です。慣れましたけど。

『もしかして、この写真も色つきで出せますか?』ってメイドさんがIDカード(厚紙で出来ていて、証明写真が貼ってある)を持ってきました。自動販売機すらありえない国、プリクラなんて絶対に見かけませんが、プリクラみたいな自分の写真を出してくれる機械があれば、ウケるかも知れませんね。やっぱり結局、自分の顔が好き?(特にメイドさんは、カワイイ顔をしています)『住所が書いてある部分じゃなくて、写真の部分がいいの?』ってコピーしていると、その噂が広がったようです。メイドさんの両親とか、門番とか、色んな人のIDカードをカラーコピーすることになりました。

門番が自分の氏名をその家の主人に知られるのって、メリットよりもデメリットの方が多いと思うんですけどね。名指しでチェンジしてくれって言われるリスクがありますから。当時は我が家では一度も、『チェンジしてくれ』って言ったことがなくて、そういうことを言わない夫婦だと思われていたのかも知れませんが。

特にメイドさんは子供たちの写真をよく持ってきましたし、それでカレンダーを作ってあげたら、すごく喜ばれました。紙はペラペラのA4コピー用紙なのですが、自分の子供の顔写真でカレンダーが出来たら、嬉しいものみたいですね。

ただ、カラーインクをまとめて補充するタイプは、減りがものすごく早いです。そして、インク代がものすごく高くつきます。プリンタ代が安かった分、インク代がものすごく高い?かなり余裕を持って買ってきたつもりでしたが…。何度も実家に追加で買って送ってもらうことになりました。珍しいメーカーなので、扱ってないお店もあるそうです。迷惑かけております。この国では、たまにhp社のごく一部の機種用のインクは売ってますけどね。私が愛用しているプリンタのメーカーの製品は、全くみかけません。
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2008年09月19日

そこ、アピールしておかないと☆

サボってばかりで態度が悪いと、駐在員の家に来てもチェンジされてしまう門番。ウチもチェンジしたつもりだったのですが、何やら大人の事情でずっと我が家で働いています。もう腐れ縁かなと思って、よっぽど致命的に悪いことをしない限り、チェンジしてくれって言うつもりはありません。一応反省して、勤務時間中にゲームで遊ぶこともなくなりましたし。

彼の特技と言えば、小さい子供とか犬とかを機嫌よく遊ばせるのが得意なこと。小さいお子さんの居る20代ばかりが我が家で働いてくれていますが、外国人駐在員のかわいがっている子供なり犬なりが恐れ多いから?(特に犬は縁起が悪い生き物なので本当に怖いみたいですが…)あまり積極的に遊んでやろうとする人は居ません。物怖じしないところがとりえなのかも知れません。

どっかの国の営業マンみたいに、やたらと自分の名前を売ってきていましたね。お姉さんの名前はtineで終わるんだけど俺の名前はtinで終わる、お揃いの名前なんだ…的な。ついでにあだ名まで覚えさせられましたよ。『tintin』と書いて、『タンタン』と読むらしく、そう呼べ…と。そこまで言うなら呼ぶけど…。

名前を覚えてもらうことで得をする職業ならいいかも知れませんが、門番が名前を覚えられても得することは滅多にありません。名指しで、『あいつをチェンジしてくれ。』って言われる機会が多いだけ、損かも知れません(何度か味わったはずなのに、反省しないヤツ!)。

ある日、我が家の外側の電灯が切れました。雨で漏電したのが原因だとか?電気のことはよくわかりませんが、例の門番が言ってきました。『俺、電気の専門学校を出たから電気のこと、よくわかるんだ。』って。電気屋さんを呼ぶ程でもない簡単な作業だから協力してよ…とのこと。電球を買ってくることと、脚立を用意することを言われましたが、脚立は高いから買いたくないし、『みんなで協力すれば我が家の椅子でなんとかなる!』と、私も主張しました。

昼間は門番が1人しか居ませんが、夕方6時になれば2人になります。7時にもなれば暗すぎるので表での作業は難しくなります。チャレンジしてみた日があまり明るくなくて、ひょいと屋根にあがってくれる例の門番だけでなく、懐中電灯を高い位置で照らしてもらわないと見えない、と。もう1人の門番に椅子を支えてもらってその椅子の背もたれの上に私が乗って、懐中電灯で照らしました。うまくいったようです。やがて電気がつきました。

電気屋さんを呼ばないことでいくらの節約になったのかは知りませんが、楽しい体験でした。電気の修理が出来るって、ほかの門番にはない特技だと思います。もっとそこをアピールしておけばいいのになぁって思いました。ご縁があったみたいで我が家に居続けてくれたからこそ、特技が活かせたけど、主張しておいてくれないと、なかなか気づきませんよ。
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2008年09月20日

ターミナルアダプタ(T.A.)

アフリカは日本と比べて数十年遅れている感じもありますが、普及しているインターネットはアナログ回線(ピーピーピーガーガーガーブッブッブッ…って鳴る、遅いやつ)です。そう言うと遅れている感じがしますが、今から10年前の日本では、アナログ回線は今ほど珍しくなかったのでは?すでに携帯電話も普及しておりますし、日本が発展していったのと同じ順番で発展していく訳ではないようです。『通信』という分野は発展がたやすいのでしょうか?

この前置きは、駐在に行くまでターミナルアダプタ(T.A.)を持っていたことの言い訳です。日本では、ごく一部の人の間でアナログ回線のみ浸透したあと、ISDN回線が登場して、それを『高速回線』と呼んでいた時代がごく短い間ですが、ありました。その後、ADSL回線が安価で導入出来るようになり(ブロードバンド時代の幕開け?)、ケーブル回線や光回線がどんどん普及していったことで、ISDN回線は、たちまち、『遅い』と言われるようになりました。

見た目にカワイイT.A.を電気屋さんで購入したため、ISDN回線時代に『レンタル』という選択肢を選ばなかったのです。後悔しています。世間よりだいぶ遅ればせながら、安価で常時接続の出来るADSL回線を導入した結果、T.A.が余ってしまいました。それに懲りて、モデムはレンタルでした。全然かわいくなかったけど。

なんとなく持っていたのですが、海外へ引っ越すということになり、処分を決めました。もうすぐゴミ出しルールが厳しくなると言われていたので、有料で引き取ってもらうようになる前に、普通に捨てました。別に壊れている訳じゃなかったのですが。

不要な物は何でも送ればよかったと思っています。発展途上国には、こちらの固定観念をひっくり返すような上手な使い方をしてくれる人が多いので、何かの役に立ったかも知れません。国内限定の転勤族もそうだと思いますが、特に海外に転勤する可能性のある人は、極力、『所有しない』生活を送るべきですね。

日本のインターネット回線が今後どうなっていくのか、予想出来ません。ハブとかモデムとかルーターとか、或いはそれらに変わる何か必要な物を使うことになるとしても、仮に『割高ですよ』って言われても、レンタルという選択をしていきたいと思います。

ISDNの時もADSLの時も、線をつなぐ作業は自分でしました。そこは自力でやってみて良かったと思います。何でも業者任せにするクセがついていると、発展途上国に来てもっと困ったと思います。私が初めてインターネットをしてみた時は、しばらくアナログ回線でした。まさかまた戻るとは思っていませんでしたが、アナログ回線でつなぐのは2度目だったので、そんなに困りませんでした。名前のまんま、一番シンプルな接続ですからね。
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2008年09月21日

メールソフト

パソコンは進化を続けていて、メールソフトも、『当然、常時接続でしょ?』っていう前提で設定されているようです。アフリカでも観光地のネットカフェなら何らかの常時接続(なぜかアナログと大差ないほど遅いけど)も導入されておりますが、個人の家庭では従量制のアナログ回線を使うのが普通だと思います。

私は昔から、みんなが使うというメーラー『OutlookExpress』を使いたがらなくて、違うメーラーを愛用しています。…って言ってもマイクロソフト社が嫌いなのではなく、『Outlook』…officeに入っているやつを使っています。Expressより送受信に時間がかかるので、特にお勧めはしません。

メールソフト(普段、メーラーと呼んでいますが)として何を使うのが正解なのかはよくわかりませんが、機能の多過ぎないシンプルな物が良いかも知れません。ただでさえアナログ回線は時間がかかりますが、発展途上国の場合、ブツブツよく切れるので、メーラーとしての目的を果たせなくなる恐れがあります。

HTML形式と呼ばれている、画像がついていたり字の大きさが変えられたり背景に色がつけられたりする形式のメールを送受信すると重たいので通信に時間がかかります。少なくとも自分から送信するメールはテキスト形式にしておきましょう(OutlookExpressだと設定を変更する必要があります)。HTML形式のメールが来たらテキスト形式に変えてしまうとか、受信せずに削除してしまうとかいう設定に出来たかも知れません。パソコン苦手な人だと何も考えずにそのままOutlookExpressを使ってHTML形式のメールを送ってくるので、そういう人とはメールのやりとりが出来なくなってしまいますが。

重たいメールNo.1と言えば、ダントツ添付ファイル付です。添付して来ないでねってしつこく言っておりますが、送られることが週に1度ぐらいありえます。特に今まで画像の送受信に興味のなかった人に初めてのお子さんが生まれると、サイズの縮小の仕方も知らないままそのままみんなに送ってくる傾向があるようです。日本では画像を送られて困る…なんて状況になかなかなりませんからね。

それで3日間、メールの送受信が出来なくなってしまったことがありました。日本のプロバイダに料金を支払って継続して使っているアドレスなので、便利に使いこなすことが出来ます。サーバーにアクセスして貯まっているメールの中の添付ファイル付を削除してしまうと、それだけは読めなくなりますが、ほかのメールが読めるようになります。早めにこの作業をしないと、メールがどんどん蓄積されます。

結構かわいそうな状態だと思うのですが(サーバーにアクセスするのも、あまりアナログ接続する人を想定していないらしく、サイトが重たいので時間とお金がかかります)、それを理解出来る人は少ないようです。私は詳しい説明は諦めて、『画像は受信できない』…とだけ言っています。サーバーにアクセスすることでスパム等迷惑メールを受信しない設定にも出来るので、添付ファイル付メールが来なくてもアクセスすることはありますが。

普通のメールを受信する場合も、『受信するたびに接続を切る』っていう設定になっていると、日本に例えるとメール1通あたり10円払うことになります(受信→サーバーから1通削除→接続を切断→再度接続っていう動作をするようです)。私は、『LANで受信する』設定にしています。メーラーの『送受信』ボタンを押すことによって初めて接続するのではなく、『接続』でピーピーガーガー言ってつながってから『送受信』ボタンを押します。送受信が済めばすみやかに『接続』を切断します(お金がかかるから)。

どうしようもなく自宅でネット出来ない場合はUSBメモリーに入るサイズの小さなメーラーでも送受信出来る設定にしておき(サーバーからメールを削除しない設定にしています)、取り急ぎ送受信出来る緊急手段を作っておきました。メーラーの入ったUSBメモリーを自分で持って行くのもよし、ネット環境のよい所に行く主人に託して、『これで送受信してきて』って頼むのもよし(非常に迷惑な駐在妻ですが、かなり便利です…ごめんなさい!)。

メールする相手が携帯の場合、日本時間深夜だと大迷惑になりかねないので、そこの配慮はしておきましょう。迷惑じゃない時間に携帯電話に海外からメールが来ると、『感動したわ!』って言ってもらえますよ(マにウケています♪)。時差があったり重たい(この定義が厳しめ)メールの送受信が出来なかったり、なかなか送受信出来なかったり、色々と不便ですが、たまにつながると感動してもらえるみたいなので、諦めずに工夫していきましょう。

私の所は大丈夫ですが、社会主義色の濃い国では、政府が人為的に接続パスワードを変更したり、英語のメールは全部削除したり、することがあるそうです。少なくとも肉親には、『発展途上国だから連絡がつかない期間があるかも知れないけど、だからと言って何かあった訳じゃないから。』って説明したおいた方がいいでしょうね。私も事前に言っておいたのですが、やはり心配されていました。実家にだけは、ころあいを見計らって電話の1本でも入れておいた方が良いと思います。時差という障害を乗り越えて。
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2008年09月22日

キレてはならない

子供の頃は、ムカッときたら、そのまま感情を表しても良かったはずです。特別キレやすい子供と呼ばれた覚えはありませんが、特別温厚な子供とも呼ばれた記憶がありません。結婚してからは(遅い?)、『温厚な人』を演じております。それが結局、周りにも、自分のためにも良いからです。

今みたいな少子化現象が起きていない時代の子供だったので、クラスメートは実にたくさん居ました。気の合う子とだけ付き合うようにすれば良かったのです。大人になると、付き合う相手を選べません。『夫の転勤でアフリカに引っ越すから辞めます!』…なんて言うような不安定な主婦なので、ありがたいことに職が見つかれば、『無難な人』で通すように努めます。

ムッと来てもキレてはならないのは、付き合う相手を選べない立場だから…ということもありますが、簡単にキレないことは、自分自身の健康にもつながります。すぐに血圧が上がるのはよくないですからね。ストレスを貯めながらガマンし続けることも又、健康によくありません。キレたりせずに負担になるようなガマンをするでもなく、うまく受け流せるようになるのは、健康のために大切なことです。

ストレスが貯まったからって八つ当たりするクセは、なくした方が良いと思います。駐在生活は閉鎖社会。付き合う人間の数が限られているので、人間関係がまずくなると本当に命取りです。限られた人数で助け合って生きていかなくてはいけません。私の場合、助けられっぱなしで助けた記憶が全くありません…アンフェアですが、お許し下さい。

メールの返信が遅いのに、電話もままならないのに、ずっと会えないのに、連絡をくれる日本の知人とのつながりは、海外駐在員にとって宝物です。ものすごく重たいメールを送って来られたとしても、即キレたりしてはいけません。宝物に対してキレることは、命綱を切るような愚かな行為です。

私の場合は特に甘やかされて育ってきたため、結婚するまで喜怒哀楽の非常にハッキリした人でしたが、そう言えば、子供の頃からクラスに一人ぐらいは大人の対応の出来る子が居ましたね。そういう生き方をしてきた人なら、人との接し方に何の工夫もいらないと思います。

明らかにこちらに落ち度がなかったにも関わらずひどい目に遭わされる環境に連れて来られる人生を選んでしまった以上、周りの人との接し方で大人の対応が出来るように求められると思いますし、大人の対応が出来るようになった暁には、そのように鍛えてもらったことを感謝できると思います。ウン、お陰様で、だいぶ大人の対応が出来るようになってきました(自画自賛)♪
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2008年09月23日

ボキャブラリー

普段は首都に住んでいる上司が私たちの居住区に出張してくるのに同行して、奥様とお子様も来られました。首都でしか買えないハイカラなお菓子などをお土産に頂きました。何もお返しできるような物はございませんが、我が家でお茶でもいかがですか?

お子様にとっては2回目の駐在です。ものすごく小さい頃、もうその記憶はないそうですが、門番とよく遊んでいたとかで、当時は現地語がペラペラだったそうです。日本で数年過ごすうち、現地語もフランス語も全く話せなくなったのだとか。

今はアメリカンスクール(首都にしかありません)に通って英語メインでフランス語もちょっと勉強しつつ、日本の漢字も覚えつつ…。帰国子女って帰国するまでが大変だったんですね!日本の漢字は駐在中使う必要がないので、おろそかになりがちですが、奥様が一生懸命教えておられました。

年齢のわりにしっかりしているとは言え、まだ小学生。一緒にババ抜きすれば負けて本気で悔しがってくれました(上司のお子さんと本気でトランプして良かったのかしら?)。それでスネた訳ではないけれど、『トイレ!』って。

しばらくしたら、『ねぇ、今、ダンスイしてるの?』って聞かれました。ダンスイって何だ?あぁ、断水!私のボキャブラリーの中に、日本語でも『断水』なんて言葉はありませんでしたよ。小学生なのに苦労してるのね!断水するって話が出た時は、『水が止まるらしい。』って言ってます。電気の供給が止まっている状態のことは、『また停電』って言います。

同じ国に住む日本人でしかも小学生なのに、私が使ったことのない日本語を常用していることに、衝撃を受けました。もう一生、相手のことをよく知りもしないのに、『私の方が年上だから』…なんて言ってえらそうにしませんっ!て心に誓いました。ひけらかすタイプのお子さんじゃないけれど、おそらく英会話も私より上手と思われます。ムダに年ばかりとりながら、ろくに英語も使えないことを反省しています。
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2008年09月24日

そこだけ断水してた訳

ところで、上司のお子さんの用は幸い、『小』でした。…とは言うものの、トイレの水が流せないのは困ります。発展途上国とは言え、ウチは水洗トイレですから。家中ほかの場所は普通に水が出るんだけど、一体、突然、なんで?色々試してみると、元栓が閉まっていました。開いてみたら、流れました。

めでたし、めでたし…と思ってみたら、チョロチョロチョロチョロいつまでたっても水漏れが止まりません。なるほど、元栓を閉めることで解決しました。翌日メイドさんに聞いてみると、やっぱり水漏れするから元栓を締めておいた、とのこと。

ちゃらりらったら〜♪(日本人の郷愁を誘う、ドラえもんの効果音を想像して下さい)異次元ポケットから日本直輸入の小道具を取り出しました。ホームセンターで売っている、粘土状のアレです(名前忘れました)。パテ?隙間を埋めるもので、水に強いとも書いてあります。

もともとは、隙間だらけの家の中から外へ…は良いのですが、外から中へと虫が自由に行き来するのが面白くないので、実家に頼んで送ってもらったものです。塞いでみると劇的に虫の往来がその部分だけなくなりました。全ての隙間を防ぎまわるのは無理ですけどね、通気性の良い家なので。

翌日、メイドさんが帰ったあと、栓を締めた状態を維持して水漏れ部分を防水粘土で覆いました。最初のうちは白濁した水(粘土、溶けてます…)も出てきたけど、元栓を開けっ放しでも大丈夫なトイレになりました。もっと根本的などこかを解決しないといけないのかも知れませんが、前に住んでいた人が、どこかの国の粘土らしいもので水洗タンクを完全に塞いでしまっていて、中の点検が出来ません。断水疑惑も水漏れ問題も解決したので、そこは気にしないことにしました。
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2008年09月25日

雨季ならではの対抗手段

雨季の始め、主人が言いました。『ねぇ、すごくショックなものを見せてあげる。来て。』って。常識外れに大きなゴキブリとかネズミとか、そっち系の物を発見したのかと思いましたが、連れて来られたのは、洗面所でした。『ほら、いくら蛇口をひねっても、全然水が出ない。』驚いて、家中の蛇口をひねってみましたが、反応ナシでした。

『水、止まってるじゃないのよ!』雨季真っ只中なら一日中ジャージャー降りの日が続くのですが、始めの頃は、夜になると突然蛇口をひねったように降ります。飲料水はかなりの量を在庫していますが、水は飲む以外にも使うものなので、例えばトイレに流す水なんかにペットボトル入りミネラルウォーターを使うのはもったいないです。

『そうだ!そのうち雨が降ってくるはず!』と言って、家中のバケツやタライ(世界中のセンスの良い人々がいらないと言った極彩色の悪趣味なもの)を外に並べておくことにしました。私がバタバタと外へ出てバケツやタライを並べていく様子を、門番は呆れ顔で眺めていました。アフリカでは断水は日常茶飯事かも知れませんが、駐在員にとっては慣れない一大事なのですよ。

『喉が渇かないように、あまり喋らないことにしない?』って主人に提案してみたりもしました。断水がいつ終わるのか知りませんが、無い物は無い。現在の飲料水は足りているし、雨が降ることで飲料水以外の水をたくわえることも出来る。これ以上打つ手もないと思って、また落ち着きを取り戻しました。

しばらくすると、門番が私を呼びました。『マダム、もうバケツを片付けていいですよ。』って。『?』って顔をしていると、『もう水が出てます。』って。いつまた断水するかわからないのだから、この際、出しっぱなしでも良い…と言いたかったのですが、フランス語で作文するのが面倒くさいので、『はーい』と、言われたとおりに家の中に片付けました。お約束ですが、家の中で試してまわった蛇口のうち、閉め方の甘かったものからジャージャー水が出ていました。

しかし、なぜ門番は、もう断水しないって判断出来たのでしょう?よーく思い出してみると、昼間、門番が主人に言ってきました。『お隣さんから連絡があって、ちょっとの間、工事で迷惑かけるからすみませんって。』…的な話を私も伝え聞きました。どうやら、断水したのはお隣さんが工事をする時にどうしても必要な一時的な措置だったようです。予告どおりに工事を始めたから水が止まって、その工事が終わったからまた水が出るようになった…当たり前のことです。門番が全然慌てなかったことに時間差で納得出来ました。
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2008年09月26日

村一番のホテル

首都には本物の高級ホテルもありますが、田舎の州に来てしまうと、同じクオリティは望めません。一応、州の都ですが、日本の感覚では『村』という感じもします。『州都のクセに、発展途上国には〇〇もありゃしない!』って思うとハラも立ちますが、『田舎の村なんだから仕方ないか。』って思うと、諦めもつきます。実際は市なんだか町なんだか村なんだか知りませんが、州都なので市である可能性が高いです。日本では、人口に応じて呼び方を変えるようですが、アフリカでは呼び方を変えないかも知れません。

今まで村一番と言われていたホテルがありますが、あまり完璧でもないそうです。主人の会社の付き合いで一度そこのレストランに行っただけだったから、私はよく知りません。まずくなくて、ものすごく高かったことしか覚えていません。宿泊の際はクレジットカードが使えたんだかったか、どうだったか。そこが一番ということで、昔は東京のえらい人が泊まる時は当然にそこを予約していたそうです。

その後、私たちの居住区のもうちょっと奥に、立派なホテルが建ちました。カジノが併設されていて、海を臨む広い敷地。庭はなかったかも知れませんが、有料の、海を臨むプールがあります。板切れが流れてきたり野良犬がやってきたりする海水浴場と違って安心なのか、外国人観光客に好まれます。断水に強い立地で、『えらい人を泊めるにはこっちがふさわしいかも。』と、判断されたようです。

東京からえらい人が来る時は、予約を入れてから、『すごくえらい日本人が来るんだから…』と、事前に部屋の中を見せてもらいます。そして、とっておきの、『牛乳石鹸』(もちろん新品)をバスルームに置いていきます。これが主人クラスの駐在員のお仕事。日本で買える価格の倍ほどしますが、LUXとかフランスから輸入されるいい石鹸、こちらの雑貨屋さんで買えますけどね。貴重な日本製の石鹸をえらい人のためにわざわざ出してきた…的なパフォーマンスが重要みたいです。

東京から来るえらい人を泊めるのによりふさわしいホテルが出来て、企業としては嬉しいことですが、その集落のもうちょっと奥の人たちにはとても不評です。1階部分が高床式というか壁のない構造で風の吹きさらすレストランになっていて、ステージがあります。夜中まで大音響で何か演奏したり歌ったりする日があって、我が家でもうるさいと感じます。まだ、そこは構いませんが。

問題は、そのホテルが建ってから、もうちょっと奥の家が頻繁に断水するようになったことです。因果関係の証明は出来ておりませんが、今まで順調に水が来ていた所の川上にプール付きのホテルが出来たら川下の家が頻繁に断水するようになったのです。証拠はなくても、迷惑がられて当然でしょう。

先輩駐在員の家も、おそらくそのホテルのせいで?断水に近い状態に時々なるとのこと。お風呂とか困るでしょうから、うちでシャワー浴びに来て下さいって申し出てみましたが、ビデからちょろっとだけ水が出るから何とかなる…とのことでした。ちょろっとでも水が出るなら死ぬことはないでしょうが、大変そうです。他人の家にお風呂を借りに行くのも大変ですよね、やっぱり…。
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2008年09月27日

当たり前に断水した頃

これは、昔からアフリカ駐在していた奥様から聞いたお話です。私が来た頃にはだいぶ改善されていましたが、昔はしょちゅう断水していたそうです。電話回線とか電気が止まるのは、『発展途上国だから仕方ないなぁ』って諦めがつく部分もありますが、水は死活問題なので、対応が大変だったそうです。

車で30分以上走った所に、無料でマシな水が汲める場所があるそうです。断水すると多くの人がそこに集まって水を汲むのだとか。駐在員夫人の仕事は、メイドさんと一緒に車でそこへ行き、バケツなりタンクなりにいっぱいの水を一緒に汲んできて家に持ち帰ることだとか。おそらく家についたら門番が車に積んだタンクを自宅玄関まで運んでくれるぐらいのことはしてくれたと思いますが。

滅多に断水しないのなら、『今日に限っては断水で洗濯できませんでした』…で、許されるかも知れませんが、それが日常茶飯事の場合、断水していても洗濯しなくてはなりません。連れて行ったメイドさんにそこで洗ってもらうのだそうです。当然、手洗いです。洗濯板とか使うのでしょうか?

上水道を一応整備しておきながら(生水は飲めませんが、無味無臭でクオリティは案外低くありません)、それが止まってしまうって、ものすごく問題だと思うのですが。だいぶ改善されて良かったですが、発展途上国には今現在も、上水道があるのに頻繁に断水する所がいっぱいあります。我が家の上水道は家の外側にむき出しの直径3センチぐらいの管を通ってくるので晴れた日の昼下がりは天然温水仕様になってしまいますが、アフリカの中では恵まれている方かも知れません。

マシになったとは言え、常に大量のペットボトル入りミネラルウォーターを在庫しています。現地人と違っておなかが弱いので、安全な物を自分で確保しておく必要があると思います。我が家では通常、特に情報がなければ、飲み水以外の水を汲み置きしたりは、しておりません。やたらと水を貯めておくと、蚊が大量発生しそうですし。
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2008年09月28日

人為的理由

ラジオを聴いていたメイドさんによると、その日の何時から何時までの数時間の間に断水するかもごめんなさ〜い…的なお知らせがあったそうです。この国では、水道局と電力会社が1つになって1社だけが管理しているようです。非常に体制のひどい会社なので、先進国が救済の手を差し伸べようとしても意味がなくなっています。

電気はちょくちょく止まりますが、やむを得ず水道が止まることもあるそうです。その会社が言うには、水を送るために必要な電気が足りないから…とのこと。火力発電に頼っている国ですが、原油高が問題になる前からずっと、その会社が日本円に換算して億単位の原油代を滞納し続けた結果、石油会社が、『無料で供給し続けるとこちらが倒産してしまう!』と、供給を拒否した結果、最低限しか供給されないことになりました。

…的な詳しい説明は庶民レベルにはされず、『世界中がそれで困っているのと同様に、原油高だから停電・断水するんだ。』って認識されているようです。庶民レベルでは、先進国が当然に援助してくれると思っているみたいですが、あのダメ電力会社がある限り、庶民は救われないような気がします。

非常に人為的な理由での停電だったり断水だったりするので、供給を止める地域や時間を選べるそうです。その予告をラジオでしてくれるのですが、言ったとおりになっていませんね。だから話半分に聞いています。停電と違って断水は大ごとですから、話は半分に聞きつつも、対策だけは真面目にします。
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2008年09月29日

初めて断水予告された日

メイドさんが、『マダム、大変です。今日断水するかも知れません。』って言ってきた日、午前中から主人が一旦戻ってきました。浴槽よりも容量の大きなプラスチック製の容器を持ってきて、『水が来ているうちにここにいっぱい水を貯めておいて。俺はほかの駐在員の家にも容器を持って行くから、あとはよろしく。』ってすぐに出てしまいました。

実質洗濯室になっている、トイレ兼洗濯機置き場兼一応洗面台とシャワーもあるタイル貼りの部屋に、その容器を置いて水を貯めました。ボウフラが沸いては気持ち悪いので、ビニールのフタを浮かせました。効果は高くないと思いますが、少なくとも、天井から落下してくるヤモリのフンを底に沈めないぐらいの役には立つでしょう。

ついでに、私の使う浴室の浴槽にも水を貯めてみました。栓がピッタリと締まらないので普段はお湯を張ることがないのですが、自分が漬かるためではなくて断水に備えるためですから、やれるだけのことはやってみました。まず、最初から小さいのか劣化したのか、ピッタリ締まらない栓を一応してみた上で、ビニール袋に入れた特大の分銅で栓ごと穴を塞ぎました。徐々に減っていったかも知れませんが、一応、貯まっていました。

家の庭には、軽自動車ぐらいの大きさの大きなタンクが放置されていましたが、これは使えないのだそうです。何やら部品が足りないのだとか。何はさておき、上にあったと思われるフタがありません。雨水が貯まりやすいですが、ゴミも入りやすいです。さんざん雨水を蓄えてきたはずなのに、ほとんど水が入っていません。底の方に穴があけてあってそこに部品をつけてそこから水を出す仕組みらしいのですが、部品がないので底の穴から直接庭に流れていくだけです。

一日だけの断水なら、その汚いタンクに頼らなくても大丈夫だろうと思って過ごしました。結局、断水はしませんでした。
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2008年09月30日

便座を洗う人

食中毒の時にすっかり友達状態になった寝室隣接バスルームのトイレですが、かなりイマイチです。なんとなくタイルがブルー系なので便器もブルー系の陶器製(らしきもの)。それに便座がついていなかったのか、軽くて白いプラスチック製のもの(すでに中古でした)がつけられておりますが、明らかに小さ過ぎてサイズが合っておらず、そ〜っとお尻を乗せないとひっくり返るはずです。ガタガタしていて安定しておりませんから。

その便座、毎日メイドさんが洗ってくれています。便座を洗って欲しいと言うつもりはなかったけれど、結果的には私が便座を洗えと言ってしまったせいで、そんな習慣がついております。

赴任したての頃の私は基本的なフランス語単語も知りませんでした。主人の仕事関係の駐在員のうち、主人以外の正社員はフランス語に堪能ですが、主人や契約社員の人たちは、イマイチです(その分、現地語を話せます)。そもそも気軽に聞く相手を間違えてしまったのですが、私は主人に、『フランス語で掃除って何て言うの?』と、辞書を調べる手間もかけずに聞きました。すると、『ラバージュしろって言うと通じるよ。』って言われました。

バスルームのドアの影にゴキブリの死骸が転がったままでメイドさんが気づかないみたいなので、『バスルームの中をよくラバージュしておいてね』って言いました。やたら時間がかかるみたいなので見てみると、メイドさんが便座をゴシゴシ洗っていました。本来乾いているべき便座がびしょ濡れです。

慌てて辞書で調べて、『そんなに大げさにしなくてもいい』って言ってみましたが、あまり通じてないようで、以後、毎日の掃除のメニューに便座を洗うことが追加されてしまいました。洗ったらいけないみたいに聞こえてもなんなので、洗わなくていいって言えないままです。

ちなみに、『ラバージュ』とは、フランス語で『洗うこと』です。『掃除』は、『ネトワージュ』だと、辞書に書いてありました。メイドさんをバスルームに連れて行って、ドアを閉めて見せて、『コレ、私嫌いなのよ。』…ぐらいのことを言っていれば、その場でゴキブリの死骸を手づかみして捨ててきてくれておしまいだったはずのお話でした。
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