2008年11月01日

砂の町へ出張

滅多にないことですが、ごくまれに、主人が国内出張します。残念ながら、海外出張はありませんね。でも、珍しいし面白そうなので、私は必ずついて行きます。遊びじゃないから、なかなか観光名所には行けませんけど。どこに行っても驚きの発見が待ち受けている国ですから、行かなきゃ損です、きっと。

同じ国でも、地方によって大きな格差があるのが発展途上国の特徴なのでしょうか?首都のスーパーには、舗装されて線までひいてある広い駐車場があって、事前に切り分けられたお肉がパック詰めされて売られているそうです。私は不潔そうな机の上の真っ二つになった豚を見ながら指さして『このフィレちょうだい』…って言う生活なのに。

このたび行くことになった砂の町は、もっと遅れているイメージの町でした。発展すればするほど治安は心配になっていくものですが、遅れている町で過ごすってのも、色々と不便があるみたいです。日本で駐在の準備をする時は、自分が住む町についての情報を熱心に収集しようとしたものですが、出張先との国内格差が大きいのだから、アフリカ全般に共通する情報を仕入れる努力をした方がよかったのかも知れません。

いい思いと悪い思い、どっちをたくさんしたんでしたっけ?離れてみてますます、『私の住む町っていいなぁ』…って思うようになれましたし、全く違う生活習慣を経験してみることって、たぶん、大切なこと(負け惜しみ?)。出張に同行して良かったとは思います。

今回の出張を、ちょっとナメてましたね。せめて、砂の町に行ったことのある日本人から積極的に情報収集しておくべきでした。防犯上、使用人には絶対に事前に聞けませんけど。
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2008年11月02日

欠航の末

幹線道路はだいたい首都を経由します。幹線道路ですら時々断絶していて車ごとイカダに乗せられて川を渡るような場合もあります。幹線道路でない道を通るのは大変です。飛行機なら30分の距離を車で走ると悪路のため3日かかったりするのです。

国内線のほとんどが、首都を経由します。まれに国の端の方にある主要都市から外国人観光客が好みそうな辺境の観光地に30分フライトの航路があったりもしますが。だいたいフライト1時間ぐらいで料金が日本円にして1万円〜2万円の範囲みたいです。ボロい機体なので調子が悪くて、明らかにエンジンがかからないよ〜って困っている感じの機長の後頭部を見ながら30分ぐらい待つこともあります。

オンボロプロペラ機だとドリンクのサービスはなくて、途中、キャンディを1個くれることがある程度。海外に行けちゃいそうなマトモな飛行機の場合は、同じ値段でもドリンクが出たり、スチュワーデス(50%の確率でスチュワード…男性)がウロウロしてたりします。かなり不公平です。

1〜2時間の辛抱だから、別にプロペラ機でもいいわよ〜って気分だったのですが、機体不調による欠航が続いたせいで予約がいっぱいだったらしく、主人が仕事で到着してなくちゃいけない日までに着く便は取れませんでした。仕事だから主人は絶対に着かなくちゃいけません。この場合、首都まで長距離バスを1台まるごとチャーターします。悪路だから大変そうです。首都からの飛行機の予約が取れただけ良かったんですけど。
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2008年11月03日

貸切バス

この国に長く駐在していれば、飛行機の欠航なんて慣れたもの。主人と同時に出張に行く方が貸切長距離バスの手配をして下さいました。こうして3人で移動することになりました。通常、バスは1人あたりいくらという計算をするものですが、貸切の場合は1台いくらです。私はタダで便乗したことになります。そう思うと、欠航していたのは良かったのかも知れません。

でも、バスでの移動って大変。雨季のひどい頃ほど道は悪くありませんが、それでも12時間ほどかかりますから。バスにはトイレなんてついてません。唯一、首都との中間地点に、チップを払えばトイレを貸してくれる場所はあります。でも、そこしかないせいで混んでるし、汚いし、高いのだそうです。歴代駐在員たちの大ブーイングにより、そこを使ったことはありません。永遠に使うことはないでしょう。

バスでの長距離移動にミネラルウォーターのペットボトルは必需品。最低限、人数分の本数の1.5リットル入りは持ち込むのが普通です。あと、トイレットペーパーとかウェットティッシュも持ち込みますね…詳しくは書きませんが。気持ち悪くなった場合に備えて、ビニール袋(最終手段?)とか、乾燥梅干しとかキャンディとかおやつも持ち込みます。

車酔いには強いつもりですが、悪路で長時間ですから、色々持ってきましたが、やはり気持ち悪くなるものです。幸い、ビニール袋のお世話にはなっておりませんが。酔いそうな車内で一番有効な手段は、寝ること、かも知れません。3人でマイクロバスを1台貸し切っているので、それぞれが足を延ばして眠れます。念のため、寝ている間でも貴重品は肌身離しませんよ。

朝出ても夜到着。運転手さんが一番お疲れだと思いますが、便乗しているだけの私でも疲れました。せっかく首都に着いたのに、夜だと買い物も出来ません。更に疲れまくっていて、気のきいたレストランまで行く気力すらありません。ホテル内レストランで食事して、すぐに寝ました。ちなみに、ホテル宿泊費も1部屋いくらの計算なので、経費で泊まった主人の部屋にもぐりこんだ私はタダでした。
タグ:悪路 移動 駐在
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2008年11月04日

撮影禁止

主人にとっては出張ですが、私にとっては旅行なので、当然、デジカメは持って行きます。昔買ったデジカメなので、かなり大きくて目立ちます。貸切バスの中からコッソリ撮影することは出来ますが、人前には出せません。かねてから、頭の上にバケツとかカゴとかを乗せて通行する人を撮りたくてたまらなかったのですが、そういう人の居る場所は治安があまりよくなくて混雑している所が多いんです。無事、撮れた時には嬉しかったです…勝手に写してごめんなさい!

幹線道路にはところどころ、関所のような箇所があります。軍の人による検問を受けます。この国では外国人、とりわけ日本人はかなり人畜無害だと認識されているようで、乗客は全員日本人だと伝えると、アッサリ検問が終わったりします。現地語で、『乗客は全員白人だ』って運転手が説明します。厳密には黄色人種なので白人じゃないのですが、アフリカでは日本人は白人らしいです。

軍関係者を撮影するといけないらしいです。どこの国でもだいたいそうだと思いますが。また、関所の様子も撮影してはいけないようです。立派な要塞があるとかではなくて、古タイヤを積み重ねて道の両端に置いてある…みたいな感じの関所です。軍の方だから、何らかの飛び道具は持っていると思いますけど。

空港に着く時は、ベテラン駐在員さんが教えて下さいました。『この空港は風が強いから、かなり揺れるぞ!』着陸の時にものすごく揺れてバウンドまでして、聞いてなかったら怒っていたかも知れません。慣れると違和感もなくなってきますが、到着したあと適当に滑走路を横断して徒歩でゾロゾロ空港施設に入っていきます。

『小さなお子様を先に…』というお約束は、発展途上国でも通用するようです。なので、早く呼ばれて飛行機に乗るように言われるのですが、小さいお子さんを何人も連れて徒歩で飛行機に向かっている間に、小さなお子さん連れじゃないお客さんにぬかされることもしばしば。日本ではあまり見かけない光景ですが、空港の撮影も厳禁されているのがちょっと残念です。
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2008年11月05日

海外の海岸

着いて早々、荷物を置いて仕事場へ。別に私は来ても来なくても良い人なのですが、ホテルに残っていても退屈しそうなので、ついて行きました。全然寒くなかったのと、私だけはリゾート気分だったので、軽装で行きました。

普段から基本は車を運転するか、30分以上徒歩で歩くかの移動手段なので、家の外ではスニーカーを履いています。自宅の庭では薄汚れた草履です。普段宿舎へは主人の運転する車で行くことが多いのですが、夜間活動するという蚊に刺されたらイヤなので、露出部分は減らすべく、運転しなくても足の隠れるスニーカーを履きます。

でも、本当はオシャレなサンダルも日本から持ってきてるんです!また、ヒマだから足の爪のお手入れもよくしています。リゾート気分で浮かれていたんでしょうね…。昼間だから問題ないと思って、足の爪がよく見えるサンダルを履いてきました。

主人がしばらく働くことになる事務所は、遠浅の海のそば。エアコン完備。ちょっと歩くとサラサラの砂がいっぱいです。『わーい!』リゾート気分の演出に持ってこい…の、ハズでした。ベテラン駐在員さんに言われました。『お?気をつけろよ。ここは砂ダニが居るから。』

気をつけろと言われた時点で、私の足の指はかなり砂の中に入っておりました。当時は、『そういう大事なことはもっと早く言ってよ!』って思いました。今では反省しています。私の情報収集不足と、リゾート気分で浮かれてしまったせいです。アフリカの各所で砂ダニ注意っていう情報はあったはずです。とほほ…。
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2008年11月06日

砂ダニ?

数時間後、再度事務所にやってきました…スニーカーを履いて。さっきよりだいぶ手前に車を停めるのです。遠浅の海の満潮が近くなったらしく、さっきまで歩けた舗装された部分が海の中に沈んでいました。私の好きな宮崎アニメの世界みたいで幻想的…やっぱりリゾート気分です。

実際、泊まったホテルもリゾート仕様(…のつもりらしい)。観光客が好きそうな飾り付けがいっぱいでした。影のオーナーはフランス人らしいのですが、彼とステディな現地人女性の妹が経営を任されているそうです。例の墓標のレプリカも飾ってありましたが、きっとフランス人のセンスで選ばれた飾りのはずです。

客室を開けた途端に壁のないトイレとシャワーがあったり(玄関の横に便器が置いてあるような状態=本当にあった玄関がトイレという部屋に画像あり)、このシャワーがチョロチョロとしか出なかったり、建物としてはイマイチだと思いますが、エアコンと扇風機のある部屋は3室しかなかったので、そこに泊まれたことは喜ぶべきかも知れません。

部屋に戻る頃にはかなりつらい状態でした。右足の親指が痛い!かつて経験したことのないような種類の痛さです。靴と靴下を脱いで調べてみると、爪と身の間の部分から膿のようなものが出ていました。

可能性のひとつとして『ひょうそ』という皮膚病もあげられますが、もともとケガやさかむけがなかったので、砂ダニに噛まれて傷が出来たのかも知れません。砂ダニは、体の中に潜り込んで血を吸うらしいです。どっちかわかりませんし、信用できる皮膚科なんてありません。取り急ぎ、痛みをこらえて膿のようなものを押し出すことにしました。当然、血もにじんで来ましたが、ダニならさっさと出て行って!と、願いをこめて。

軽いとは言え、ケガした状態の足をさらす訳にはいきません。膿のような物は出続けます。仕方がないので、ずっとティッシュに膿らしきものを吸わせながら、過ごすことにしました。一応、抗生剤入りとかいう軟膏を持ってきていたので、それを塗りつつ膿を押し出すことを続けました。お出かけの時は、砂浜でなくても、昼間でも、靴下を履いてスニーカー姿です。リゾート気分、激減!イタタタタ…。
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2008年11月07日

美女との遭遇

外国人観光客をよく見かける町です。飛行機で30分で行ける、国一番(か二番か三番)の観光名所に一番近い大都市ということもあり、ついでに立ち寄る観光客が多いようです。食べる所も泊まる所も安価で色々選べますから。一番よく見かける外国人は言葉の問題が無いということで、旧宗主国からやってきたフランス人が多いです。英語が通じないので英語圏の人が少ないのかと言えば…アメリカ人はほとんどの観光地に居ますね。

夕食は評判のレストランに行きました。ありがちですが、フランス人の経営するイタリアンレストランです。ピザが特に美味しいとかいう話でしたが、だいたい何でも美味しかったです。評判のレストランってお客さんは外国人ばかりです。現地の物価と比べると高いので。

若いアジア人女性が一人でご飯を食べているのを目撃しました。化粧っ気は全くありませんが、それでも美人です。さりげなく履いた半端丈パンツのデザインがかなり洗練されています。アジアで一番オシャレな国…日本?一人でご飯食べて紫煙をくゆらせる女性…国籍はどこ?かなり気になりましたが、アジア人に高確率で通じると思しき英語は、かなり忘れました。アジア人の大半が話すという噂の中国語は、全く話せません。気にしながらも、話しかけないことにしました。

日本人女性が英語すら通じない発展途上国に1人でやってくる訳ないという確信を持って、通じないであろう日本語で主人と喋っていました。『じゃあ結局、どこの国の人なんだろう?』『日本と同格のファッションセンスを持つ国…台湾とか?』『台湾の女の子が1人でご飯食べてタバコ吸うかなぁ?』『吸い方カッコイイよね〜』

※我々は喫煙の習慣がないので、日本の駄菓子屋で入手できるタバコ型のお菓子でタバコ吸ってるフリとかして遊びます。アフリカではそんなお菓子、見かけませんね。

夢中で話しているうちに、だんだん声のボリュームが普通サイズになってきました。日本語が滅多に通じない国に来ると、そのへんのデリカシーがなくなってしまうのです。大いに反省したいところです。愛想笑いを作りながら、『このオッサン、感じ悪くない?』とか、平気で言っていることがあります。

しばらくして、その美女がこちらのテーブルに近づいてきました。『すみません、日本から来た方ですか?』完璧なネイティブの日本語でした。ヤバい!会話は丸聞こえでした。ごめんなさ〜い!!…とは謝れませんでした。気まず過ぎて。
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2008年11月08日

理想的な女性

正真正銘の日本人女性は、『ホントに久し振りに日本語話せました!』って喜んでいてくれました。こんな不作法な我々でも喜んで頂けて光栄です…ホントにすみません。『結構離れた都市の駐在員で、仕事の関係で出張に来ている(&ヨメが同行している)』という簡単な説明をしました。彼女は、この国有数の観光地近くに住んでいるけど、(安・近・短の)旅行に来たのだそうです。

ふーん、日本人って意外に居るものなんですねーって思っていると、言われました。『別に贅沢は言いませんが、仕事、ありませんか?』って。一応、経営者寄りの管理職なので、現地の人が何とか食べていける程度の給料で良ければ仕事は紹介できますが…。この国でどうやって生計を立ててきたんですか?

若い日本人にありがちな話ですが、海外の大学を出たそうです。そのあとが珍しいパターンですが、日本以外での生活っていいなと思ったため、海外で暮らしたいと思い、帰国して就職先を探したりはせず、発展途上国でボランティア活動してくれませんか?って広告を見つけて、やってきたのだそうです。貯金を崩しながら。

おっちゃんおばちゃん揃って急に説教モードに入ってしまいました。親に顔を見せた方がいいだの、年頃なんだからちゃんと相手を探せだの、女の子がこんな危ない所に住んでちゃダメだの。誠にヒトの勝手ではありますが、年頃のお嬢さんには年相応の幸せな生活を送って頂きたく、苦労しているに違いない姿を見るのが忍びなかったのです。せっかく美人なのに…そう言われるのが嫌いそうな感じはしましたが。

結局、仕事は斡旋出来ないと断りました。現地語はペラペラに話せるみたいですが(我々はお恥ずかしながら…)、携帯電話やネットカフェを利用して留学中の友達と連絡を取るとか、外国人が行くようなレストランを利用するとかいう習慣のある人を養えるだけの給料を出せる仕事が無いからです。

主人の会社の先輩の中には、海外駐在しているうちにお嫁さん探しをしそびれてしまって、次の駐在もまたお一人で…という方もおられます。主人のようにお嫁さんを見つけてから海外駐在する人も居ますが、私のように、『発展途上国なんかに連れて来られた!』って文句を言われてそれなりに苦労しています。

こういうお嬢さんが海外駐在員のお嫁さんになってくれれば、文句一つ言わずに一人でフラッと旅に出て機嫌よく過ごしてきてくれるはずです。ご主人の給料があるので、ボランティア活動しながらバイトまで探す必要はありません。お一人の海外駐在を続けて貯金が貯まっているであろう先輩をどこかの国で見かけたら、是非!声をかけて下さい。お互いにとってプラスになるはずです。
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2008年11月09日

怪しいアジア人男性の噂

『ところで、怪しいアジア人男性、見かけませんでした?』お嬢さんに聞かれました。『どんな?』見ればわかるぐらいに怪しい人が町内に居るはずなのだそうです。

彼女、先進国の人がおよそ乗らないような乗合バスで3日もかけて(道が整備されていない上、車体の調子も悪いため時間がかかります)、住んでいる観光地からこの砂の町までやってきたそうです。現地の人なら当然乗合バスで来ますが、日本人ほか外国人なら当然、飛行機で30分快適な旅を楽しむはずなのです。

3日間乗り心地の悪いバスで移動するのは大変だったそうですが、彼女に限って言えば、現地語がペラペラでしっかりしているので、違和感なく溶け込めたそうです。そのバスの中に1人だけ現地語の通じない男性が居て、見た目がアジア人で怪しいのだそうです。『とにかく服装が…うまく言えないけど、変なんですよ。』

みんなから、『あの顔は日本人だろう』って言われたそうですが、『私は日本人だからわかるけど、日本人は絶対にあんな格好はしない。あんな格好をするアジアの国って知らないけど…』と、反論し、みんなで、『じゃあ、どこの国の人?』って話題にしていたそうです。なーんだ、似たような噂話、しているものなんですね!

あまりに怪しくて、3日間誰も、『どこから来たの?』って聞けないまま、到着したのだそうです。でも、この町に滞在しているのは間違いない!と。『服装がヘンなアジア人』って情報だけでは、見かけても気づきませんよねぇ。

…居ました。見た瞬間、彼のことか!って気づきました。同じホテルに滞在中みたいです。確かに、うまく言えないけど、服装がスゴク変です!こんな国までわざわざ来るほどのお金を持っているアジア人ということは、日本人と推定されるはずなのですが、あんな服、日本人は買わないはずです。そして、アフリカで売っているはずがありません。Tシャツに半ズボンぐらいどこでも買えるはずですが、何で熱帯でわざわざ変な服を着ているのか、皆目見当がつきません。

『あんな格好をしているのだからヘンな人に違いない。極力関わらないようにしよう!』と、駐在員一同で決めました。それにしても、どこから来たのか気になります。声はかけないけど、チラチラ見てしまいました。いつ見ても1人なので、何語を話すのかさえわかりません。
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2008年11月10日

その風貌

失礼にあたるので、怪しいアジア人男性の姿を写真に収めることは出来ませんでした。あ…、怪しいのは風貌だけで、奇怪な言動をとっているのを目撃した訳ではありません。言葉で説明するのが難しいぐらいに怪しかったのですが、主観を押さえて極めて客観的な言葉で説明してみます。

最初の目撃者であるお嬢さんも言っていましたが、とにかく袴みたいなのがスゴイのです。錦色?高そうな掛け布団とか座布団とかにありそうな、金色と赤色の混じったケバケバしい色です。仏具のチーンって鳴らすやつの下に敷くクッションみたいなのも、それぐらい派手な模様だったかも知れません。

常時接続環境でご覧頂いている読者様におかれましては、『裃(かみしも)』で適当にググって下されば、それらしい画像が出てくるかも知れません。その、腰から下の部分と同じ形で、ケバい模様の袴を履いていました。

袴の次に印象に残ったのは髪型ですが、グッと主観を抑えて袴の続きを描写しましょう。足元は、裸足にゲタでした。あれだけ派手な袴を履くならそうあって欲しいものです。ん?袴だったら足袋と草履が正しい姿だったでしょうか?ま、熱帯なのでそこは許してやって下さい。

袴の上は特に印象に残らない、和装でした。浴衣を着ていたのか甚平(じんべい)を着ていたのかよくわかりません。袴と違和感が全くなかった上、地味な色だったので、全然印象に残っていません。

裃みたいなとんがったやつ(お奉行様が着てそうなもの)は、着ていませんでした。上半身が地味な和装なのに派手な袴!怪しいですよね?アフリカまで来て上下で派手な裃姿だと、やっぱり怪しかったと思いますが。

袴の次に印象に残った髪型のことを、ベテラン駐在員さんは、『ちょんまげ』って呼んでました。丁髷(ちょんまげ)と言うよりは、ポニーテールと言う方が近いかも知れません。ヤジロベー(アニメのキャラクターで、不揃いの硬質な黒髪を肩ぐらいまで伸ばしっぱなしの野性的な男の子)が頭のてっぺんで髪を束ねているような感じです。

年の頃は30歳前後。ゲタを履いているせいか、大柄な印象でした。……。ここまで読んで頂ければだいたいの想像はつくと思います。アジアから高いお金を払ってアフリカまで来ることが出来る国の人。袴とかゲタとか履いて和装する国の人。つまり、日本人である可能性が高いと考えるのが普通です。

『でも!日本人ならあんなケバケバしい袴を普段着にはしないはずだ』って思いたいので、『間違っても日本人ではないだろう』って言葉に出してみて、安心してみたものです。

英語の通じる人すら滅多に見かけない国です。日本語の通じる人を日本人が見つけたら大喜びされるはずです。われわれ駐在員は言葉が通じるだけでなく、長い年月をかけて生活しているのですから、日本人観光客から頼られる機会もあります(私に限っては特別、誰からもアテにしないでもらいたいですが)。実際、宿舎にふら〜っと日本人がやってくることもあります(若き日の主人のように)。

そうやってわざわざやってきた日本人には親切にする方針ですが、毎日仕事で忙しいので、こちらから、『あなた日本人ですか?何か困ったことがあったら頼りにして下さいね』…とは話しかけません。言い訳っぽいく聞こえます?仕事中かどうかにかかわらず、あの怪しい風貌の人に自ら話しかけようと思う人は居ないはずです!
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2008年11月11日

洗濯女

だいたいどこのホテルでもそういうシステムだと思いますが、宿泊客不在の間に掃除を済ませておき、フロント以外のスタッフと宿泊客は会わないことが多いはずです。私の滞在したホテルも、そういう仕組みだと思っていたのですが…。

私が居るとわかっている時間に、スタッフがノックして入ってきました。ヘンなホテルなので、カギを開けるのも大変なのです。開けた途端に便器のある玄関ドアは、便器がある関係で?外からも中からも向こう側が見通せない木の板で出来ています。チェーン錠もついていないので突然開ける?

それは不用心だと思いますので、便器側と反対側にあるシャワー(畳半畳ほどのスペースで、排水される仕組みですが、壁等全くありません)のそばの窓のカギを開けてちょっと玄関の様子を見てから、安全そうだと判断すると玄関のカギを開けます。…大した用心でもありませんね。

高級ホテルなら多少は接客の心得のある制服を着たスタッフが居るのかも知れません。アフリカにあっても首都の高級なホテルは、そういうクオリティです。ただ、ここは全然高くないホテルなので、普通の格好をした住み込みのおばちゃんが掃除をしてくれます。ちょっと遅れている地方のせいでしょうか?昔ながらの現地のファッションをしています。普段駐在している町や首都では、先進国でするような服装の人が多いのですが。

大柄でよく肥えたおばちゃんは、入ってくるなりたどたどしいフランス語で、『口を閉めろ』と、言いました。私、確かに、ぼ〜っとしていると口をぽか〜んとあけていることもありますが、初対面でイキナリ言われてショックでした。若干傷つきながら、口を閉じました。

ジェスチャーとたどたどしいフランス語を交えて、『私が洗濯する。だから私に洗濯物を預けると良い。秘密。』って言われました。あ〜、長い滞在になりそうなので、洗濯もお願いしないといけませんね。よく肥えたメイドって私の知る限り確実に何か不正をしているはずですし、悪い人独特の目つきでニヤニヤ笑うので、怪しいおばちゃんだなぁとは思いましたが、『秘密』と言われたので秘密にしておきましょう。…そして、私はいつ口を開けたら良いのでしょうか?

言いたいことを伝えて出て行くので、もういいかな?と、思い、口を開いて、『さよなら』って言いました。だいぶ前から現地入りしている第三国スタッフも別の部屋に泊まっているので、ホテルの情報を主人に聞いてもらいましたが、『エアコン完備でもないイマイチな部屋だけど、置いていた物がなくなったりすることはないから大丈夫。』との情報でした。

でも、駐在員一同、言ってました。『あのおばちゃん、悪い顔でニタ〜って笑うよなぁ』って。あまり爽やかな気分にはなれませんが、物がなくならないならヨシとしておきましょうか?極力私物はスーツケースに入れて鍵をかけてからお出かけしますけど。
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2008年11月12日

脂取りハンカチ

1箱200円もする普通のボックスティッシュを買わずに済むように、台拭きを極力使うなど、消耗品に頼らない生活を心がけています。脂取り紙は再利用しがたい消耗品のはずですが、繰り返し洗って使える脂取りハンカチなるものを廉価な衣類量販店でまとめ買いして愛用しています。ハンカチと呼ぶには小さすぎますが、正方形で折り畳んで携帯出来ます。化繊で出来ているらしく、つるつるの素材です。私のメイドさんはいい塩梅に温度調節してアイロンをかけてくれました。

そういうハンカチも普通のハンカチも下着も靴下も、長期滞在するには洗いたいものなので、ホテルのスタッフにお願いすることにしました。『洗濯物これだけあるんだけど、大丈夫?』例の洗濯女が来た時に聞いてみました。

すると、その場で床に並べてチェックし始めました。数を声に出して数え出した時に、脂取りハンカチを見つけた途端に急にほかのものと重ねて数を誤魔化したのを、私は見逃しませんでした(わかりやすい伏線)。『全部で○点だから○円もらいます』…みたいなことを言われました。

何かの間違いでこの記事だけご覧になっちゃった方へ。ホテルのランドリーは、ルームメイドと直接金銭のやりとりをしないのが普通ですので、私のマネをしないように気を付けて下さいね。立派なホテルなら、ランドリーと書いてある丈夫な袋に入れておいておくだけで良いというシステムかも知れません。

出張で良いホテルを使ったらランドリーの袋を持ち帰るという悲しいクセがついている人を見かけるかも知れませんが、強度の弱いビニールしか入手出来ない発展途上国で暮らした経験のある人に共通の手癖ですので、大目に見てやって下さい。

砂の町で我々が滞在したホテルは、独特のルールを持った民宿っぽいところだったので、ランドリーの袋も、『起こさないで下さい』の札も、ありませんでした。あった方がいいと思うんですけどね。
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2008年11月13日

ホテルのママ

ホットパンツを颯爽と着こなす美人が小さなホテルをきりもりしているらしいです。実際のオーナーは彼女のお姉さんのパトロンであるフランス人男性らしいですが。よくホテル敷地内をうろうろしておられます。主人の勤務先はそのホテルの常連さんであり、長期滞在する人を何人も連れてくるので、かなりかまってもらえます。

ベテラン駐在員さんが現地語とも日本語ともどっちとも言えない謎の造語で話しかけても、あまり迷惑そうにしません。酔客を上手にあしらうスナックのママさんみたいなイメージですね。お子さんが小学生ぐらいなので、まだ若いですが。

夕食まで時間がちょっとあるので、中庭のテーブルを囲んで座って喋っていた時、ママさんが話しかけてきました。ちょうど聞きたかったことがあるので、聞いてみました。

『このホテルってランドリーのサービスってあるんですか?あるとしたら、何円ぐらいで?』ママさんは、Tシャツなら何円でGパンなら何円…とかいう具体例をメモしてくれた上で、『サービスは全部フロントを通してちょうだいね。もし、ここのスタッフが個別に何か言ってきた場合は必ず私に連絡してちょうだい。』って言われました。また、精算はホテルを出る時に部屋代と一緒に請求するから、滞在中にチマチマ払う必要はない、とのことです。

『くれぐれも、何かあったら全部私に言ってね。』…と、念押しされましたが、とりあえずは黙っておきました。優しいとか甘いとか言われがちな日本人ですら、背信行為にはクビという制裁をすることが多いです(そうしないと外国人全員がかなりナメられますから)。雇い主が現地の人なら、どうなることやら。…私、甘いですか?

いきなり洗濯女の背信行為を告げ口したりはしませんが、『内緒でそんなことしているのはイケナイことだと私は知ってるんだぞ!』というアピールは、どこかで必要になるかも知れません。ルームメイドはかなり信用出来なさそうなので、今後は何でもフロントを通すことにしました。フロントと言っても、一般のお客さんも食べに来れる食堂兼レストランのレジの部分で、無人になることも多いのですが。
タグ:駐在員
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2008年11月14日

猛クレーム

ま、だいたい予想はしていましたが、返してもらった洗濯物の中に、脂取りハンカチは入っておりませんでした。そんなに高価なものでもないのだけれど、アフリカで入手出来そうにない物だから、無いと困るのよね。

強いキメゼリフは現地語であることが必須条件だと思われますが、まくしたてられるほどの単語力はないので、まくしたて部分はフランス語です。問題は、私は相当時間をかけないとフランス語で作文出来ないことと、例の洗濯女も私と大差ないレベルのフランス語会話力なので、フランス語で完全な意思表示をすることが困難だということ。また、挨拶と違ってクレームだから、ちょっと難しい単語も出てくることになりそうです。

とにかく言わなきゃ始まらないのですから、納得いくフランス語を作成してみました(たぶん、間違っている箇所はいっぱいあるでしょうが、フランス語がペラペラな人には言いたいことの半分ぐらいは伝わるはずです)。そのフランス語を、紙に清書しました。

まずは現地語で、【私のハンカチはどこだ?】この、『どこだ』って部分が現地語であることが重要なのです。フランス語わっかりっませーんとは言わせません。もちろん、ヘラヘラして言ってはいけません。だいたいニコニコして過ごしている私には、面倒臭い話です。

以下のフランス語は理解出来なかったようなので、フランス語がわかるという仲間を連れて来られました。

『あなたに洗濯してもらったはずのハンカチが見当たりません。アレは絹のハンカチーフのように見えますが、全然違います。危険です。素手で触れるとあなたの油分を奪うことになります。私は何としても探し出さなければなりません。よく思い出して御覧なさい。どこかに置き忘れてきてませんか?もし、思い出せない場合、非常に残念ですが、ホテルのママさんに全ての事情を説明して見つけてもらうほかないでしょう。そうなる前に、あなたがちゃんと思い出して返してくれることを私は信じています。』

…日本語では絶対に言わないおかしな言い回しですが、単語を調べながら一生懸命書いているうちに、おかしな文章になってしまいました。論理矛盾は無いのでヨシとして下さい。

連れて来られたメイドさんは、書いてある意味が理解出来たようです。『スグに持ってくるからママに言わないで!』ここでウンウンうなづくだけでは芸がありません。主人ほか駐在員が部下に向かってよく使っている言葉を現地語でマネしました。

【早く、早く!】って言ったつもりだったんですけどね。洗濯女は、『早い、早い…じゃなくって、早く、早くです』…と、解説。うるさいなぁもう!『早い早い』『だから、早く早く…』せかせていることは十分に伝わったようなので、無事に取り返せました。

ママさんに告げ口することもなく、何気に保管しておいた洗濯女直筆の洗濯伝票を奥から取り出す必要もなく、ほぼ平和的に解決出来て良かったです。『私は旅行者じゃありません。上得意様である大手企業の駐在員の奥様です。以後、よきにはからうように』…まで、現地語は無理としても、せめてフランス語で言えればカッコ良かったんですけどね。『下がってヨイ』…程度のことしか、言えませんでした。
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2008年11月15日

クレーマー様

日本のマトモな宿と比べるとあんまりなホテルに見えるでしょうが、アフリカではマシな方かも知れません。私がたまに泊まるホテルって、数ある宿泊施設の中でもいい方を厳選されていると思いますし…。首都に1つだけある高級ホテルは、『本当に高級』なんですよ。私や主人が首都でよく使うのは、2番目の、『わりと高級な』ホテルの方ですが。

だから、このホテルに限って設備がひどいという訳ではありません。天井の真ん中に備え付けられた扇風機からひどい音がするから何とかして欲しいって言うと、修理してもらえることになりました。専門家にお任せなのかと思ったら、すっかり顔なじみになったメイドさんたちがゾロゾロやってきて、外して解体してましたね。…余計に不安になりますが。

解説によると、ベアリングの油が切れてきたから音がするだけで大した問題はない、とのこと。新しい油を差したからもう大丈夫って。ちゃんと設置されなかったら頭上に落ちてきません?呼んで正解なのか不正解なのか微妙でしたが、落ちてこなかったから不正解でもなかったのでしょう。

その様子を見ていた私に、すっかり頭が上がらないはずの洗濯女がニッタリ笑ってささやいてきました。『プレゼント』って。泊まっている部屋は、ホテル内で3部屋だけの、エアコンがある部屋なのですが、その中でも2部屋だけの、ミニ冷蔵庫のある部屋なのです。もうそれで満足していたのですが、隣の部屋からミニテレビを持ってきてくれて、置いてくれました。私は、『ありがとう』って一応、言いました。

でもね、もともとテレビのあった部屋、主人の会社のベテラン駐在員さんがまだ宿泊中なんですけど?せっかくのご好意だから、受け取っておくことにしました。…いいのかな?私にはテレビを見る習慣は特に無いので必要なかったのですが。全然気遣ってもらわないよりは、いいポジションに落ち着いたのかも知れませんね。

ところで、仕事から戻ってきた主人には、『部屋が狭くなった』と、言われました。みなさんお1人で泊まっている部屋にここだけ2人泊まってますからね。テレビ台まで置いたら狭いですよね。一応、ベッドで寝そべって見られる場所で電波が入ってドアの開閉の邪魔にならなくて…って洗濯女が工夫して設置してくれたんですけど。仕事から戻ってきたらテレビがなくなってた部屋の人は、特に文句を言っていませんでした。
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2008年11月16日

非常食

私のリゾート気分とも言うべき癒されモードは吹っ飛んでしまいましたが、それでも旅行に来ている気分になります。敢えての発展途上国まで旅行に来た日本人のように、緊張感を楽しんでいるような状態です。『いつも駐在している町より治安がよろしくない』ということは、何となくわかります。だいたい、ホテルのメイドが信用出来ない…100%くつろぐことなんて不可能です!

それと比べて、主人の仕事はかなり忙しいみたいです。毎晩クタクタになって帰ってきます。徐々に帰ってくる時刻も遅くなってきました。暗くなってから、先進国の人が、しかも女性が、ホテルの敷地外をウロウロするのはよくないことです(…しっかりした若い美人は1人でレストランに出かけているみたいですが)。いつも客室で主人の帰りを待ちながら、フランス語の勉強をする習慣でした。

夜の9時になっても主人も隣の部屋のベテラン駐在員も誰も戻ってくる気配がなくて、心配になって階下のレストランに降りてみました。誰も居ません。仕事に使う車もありません。…お腹がすきました。

行きが首都まではバス利用だったので、食べ物や飲み物は持ってきていました。コンビニのない国なので、1箱200円のバランス栄養食…の類似品を100円ショップで買ったもの…を、大量に日本から持ってきてました。チョコ味フルーツ味チーズ味、色々用意してます。帰りも飛行機のチケットが取れなかったとしても、お菓子ぐらいは買えるでしょうから、この非常食をちょっとだけ食べちゃおう☆と、1人で食べました。

かなり遅い時間に主人たちは帰ってきました。インスタントラーメンだったか何だったか、職場で食事はふるまわれたそうです。『私、何も食べてないのに、なんで連絡くれないの?早い時間なら食べる所を自力で探せたのに、ホテルのレストランももう閉まってるし、どこか食べられる所まで連れてってよ!』

言ってはみましたが、あまりにクタクタで運転してもらうには危険です。そして、私は全然しっかりしていないので、夜間一人で外出なんて無理です(出ようとしたら絶対に止められたと思うけど、そもそも本人にそんな度胸はありません)。

それに、主人は早い時間からホテルに電話をしていたそうです。『俺たちはご飯いらないけど、マダムが部屋に1人で居るから、マダムを呼んで何か食べさせてくれ。』ってフランス語で伝えたそうです。メイドさんに…。フランス語が通じてなかったものと思われます。前半の、ご飯いらないって部分だけが伝わったのかしら?

外国人駐在員夫人のクセに携帯電話の一つも持たされていないことを恨みつつ、非常食をとりあえず全種類かじって、その日は寝ました。いつもたらふく美味しい夕飯を食べていたので、かなり悲しい気分になりました。とは言え、非常食を持ってきていた自分ってエライ!と、思いました。
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2008年11月17日

牛肉の名産地

あくまでも国内比、ですが、砂の町の牛肉は(主人の勤務先の人の間では)大好評です。いつも駐在している州の肉牛はガリガリに痩せこけているのに遠方から歩かされているから、ものすごく硬いのです。それと比べて、たぶん、産地が近いのでしょうね。種類は同じ牛だとイメージしていますが、やわらかくて美味しいです。

物価の安い地域ですし(何せ発展途上国なので肉も野菜も先進国と比べきれないぐらいに安いけど)、美味しい牛肉が安く仕入れられるので、ふんだんに美味しい牛肉を使ったお料理を提供されます。とても良いことです。

砂の町に長く常駐している駐在員は第三国の人なのですが、敬虔なムスリムです。ホットパンツでイケイケな感じのホテルのママさんも本当はムスリムだそうですが、彼から見たらどうなんでしょう?本国で帰りを待っている彼の奥様は髪の毛を全部隠す格好をしているみたいです(写真を見せてもらいました)。

いつもの駐在地の宿舎の食堂でも、このホテルでも、社内の人にお料理を提供するように契約していますが、ムスリムが居るので豚肉を使わないように厳しく言っています。いつもの駐在地では牛肉の味がイマイチだけど豚肉を使えないので、肉料理が何となくイマイチな味になります。砂の町は牛肉が美味しいので、肉料理も美味しいのです。

ムスリムの彼が、『今日は日本のカレーを作るようにってコレを渡しておきました。やっぱりカレールーは日本のが一番美味しいですから。』って箱を見せてくれました。まぁ、日本のカレーは美味しいですよ。いまどき、危険部位とか牛肉の骨の粉とか絶対に入ってないような気がしますし、我々仏教徒は安心して食べても良いと思います。

彼、日本系の企業で働いて長いから、『〜さん』とか、『あなたは?』とか、ちょびっとだけ日本語が使えます。でも、漢字は読めないみたいです。彼は日本のカレールーの原材料の表示に書いてある漢字の意味を、一生知らない方が良いと思います。
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2008年11月18日

日本人?

基本は3食ともホテル1階部分のレストランで頂けます。私には仕事がありません。もともと駐在員夫人は専業主婦というのが当たり前で、特に発展途上国なのでメイドさんも雇っています。…雇うのが義務という訳ではありませんが、雇わないと出来ないぐらい、アフリカでの家事はレベルが高いのです(具体的な話をどこにどれだけ書いたか忘れたけど、過去ログを1ヶ月ごとにまとめているので、よろしければご覧下さい)。

普段はメイドさんが居るのだから、私は何もしていないと思っていました。よく考えたら、私は献立を考えているし、買い物もしています。ちゃんと私の仕事があったのです。今回はホテル滞在でお料理もお任せですから、何もしなくて良いのです。

せっかく知らない町に来てみたので、町の様子を見たいもの。主人は多忙ですが、昼間なら一人で外出しても大丈夫なんじゃないでしょうか?…ちょっと不安だけど。室内の荷物もとっても不安ですが、スーツケースに鍵もかかるし、現金は携帯しているし、洗濯女もこれ以上の冒険はしないと思います。スーツケースは大きくて色も派手なので、持ち出すと目立つはずなんです!

こうして意を決した私は、ご飯とご飯の間の明るい時間帯に限定して散歩してみました。舗装されていない道は砂が待って咳きこみます。道端におそらく無許可で掘立小屋みたいなのを立てて住みついている人も居ます。…やっぱり治安が不安。つけ狙われている感覚は全然なかったけれど。あと、観光客が時々来る町だから?日本人は珍しいと思いますが、そんなに注目されませんね。

…と、町の様子をチラチラ見ながら人ごみを歩いていると、向こう側から頭1つ以上飛びぬけて背の高いアジア人が歩いて来ました。あの、ヘンな格好の彼です。ゲタを履いているせいですごく背が高いのです(もともと大柄?)。『うわっ!』という顔をしていると、目が合いました。そして、すれ違いざま、言われました。

『こんにちは!』…完璧な日本語でした。訛ってすらいません。私たちが日本語で話しているのがホテル滞在中も聞こえていたのでしょう。こちらが日本人だということも確信しているみたいでした。普通に声かけておいてくれれば良かったのに…。
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2008年11月19日

例の男性との会話

ホテル1階の食堂でいつものように主人の会社の方々とご飯を食べていると、例のヘンな格好の日本人がやってきました。日本語が通じることは私からみんな聞いているので、そこは驚きませんでしたが、話してみた感じがものすごく普通の大人だということに、みんな驚きました。

『失礼します。私、今日で帰りますので、ごあいさついたします。』かえって、普通の人よりレベルが高いかも知れません。ファッションセンスがぶっ飛んでいますけど。挨拶が普通なので一瞬ためらいましたが、気を取り直して質問しました。

『どうやって帰るんだ?』本人からではないのですが、彼を見かけたというお嬢さんの証言により、観光地から安い乗合バスで3日もかけてやってきたことは、存じております。『もう出国ですので、ちゃんと飛行機に乗ります。行きはバスだったんですけどね、懲りました。』

我々が、どう懲りたのか全く聞かなかったことを不審に思ったのかも知れません(同じバスに乗ってた人から詳細は聞いてますから聞く必要がないのです)。『本当に、日本人があんなバスに乗ってちゃダメだぞ。そんなところでカネをケチるな。』またまたベテラン駐在員のオッチャンは説教調。『はい、そうします。』…マトモな青年です。今時の若造は当たり前の注意を受けただけで逆ギレするという噂があるのに、余計なお節介に対しても、謙虚な態度です。

『どこから何しに来たの?』当然観光なのですが、彼はアフリカの、(アフリカの中では比較的)先進気味な国に住んでいて、海外旅行に来ていたそうです。こちらは他国と比べるまでもなく、かなり発展途上ですから、不便を感じたかも知れませんね。

空港までちゃんとタクシーで向かうと聞いて安心したのですが、一番聞きたかったことを聞くのを誰もが忘れていました。『なんでマトモな人なのに、そんなヘンな格好してるんですか?』って。
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2008年11月20日

日本語に餓えていました

その後、ホテルのママさんが私たちに声をかけてきて下さいました。『チェックアウトしたお客さんからもらったんだけど、全然読めないからあげるわ。』…って。日本語で書かれた文庫本!には、アフリカの中でも先進気味な国のものらしい値札がついていました。日本の本を中古で買える国があるのですね。しかも、最近の作家さんみたいです。かなり羨ましい環境です。我らが首都に日本語の本を買えるお店はないでしょう。

宿舎には、歴代駐在員の置いていった日本語の本がたくさん在庫してありますが、いずれも古いものばかりです。『ヲタ』という表記がなかった時代の『おたく』さんたちについて詳しく解説してある本…は、まだ新しい方です(20世紀の終盤ですから)。それでも日本語なのでありがたがって読んでいたものですが、やはり最近流行ってる作家さんの本は、ものすごく面白いです!

私以外は全員忙しく働いておりますので、当然私が本を頂きました。あまりに面白くて、むさぼるように読んでしまいました。日本語の本を読むことに餓えていたせいもありますが、今どきの作家さんが良いんです、たぶん。

私たちが日本人だと気づいていたんなら、直接手渡してくれれば良かったのに。そうすれば、ちゃんとお礼も言えたはずです。もしかして、そういうのが照れ臭いと思っておられたのでしょうか?色んな人と交流するのが照れ臭いからこそ、誰も声を掛けたくなくなるような、変わった格好をしていたのでしょうか?

謎の多い青年でした。ヘンな格好さえしていなければ、何か贅沢な物をごちそうしてあげたかったです。お礼も言えずじまいでした。またどこかでお会いした時には、きっとごちそうさせて下さい!…でも、服装しか覚えてないから、普通の格好をされていたら、気付かないかも知れません。会えない可能性がかなり高いので、この場を借りてお礼申し上げます。その節は、ありがとうございました。
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2008年11月21日

シャワーの排水

客室のドアをあけた途端に便器が置いてあるとか、ランドリーサービスのシステムが意味不明だとか、お客様の立場にたったサービスなんて到底心がけているとは思えない、このホテル。長く滞在している人によれば、『物は盗られないから快適』…とのことですが、彼の泊まっている部屋はエアコンが無くて暑いので、寝苦しい夜は会社の事務所でエアコンつけて眠るそうです。要は物を盗られなければ良いのでしょうか?

我が家のメイドさんは、かなり気を利かせて家事を上手にしてくれますし、センスの良さを生かして美しくレイアウトしてくれるサービスつき(ボーナス特になし)。そんなメイドさんと比べるのもなんですが、ひどい。もちろん、預かった物を返さないなんて論外ですが、ほかにも…。

客室をあけた途端にあるのが便器ですが、その左側にシャワーがあります。床はタイル貼りになっていますが、シャワーの部分だけ、30センチぐらい高くなっていて畳半畳ぐらいのスペース。その中に排水溝があります。シャワーカーテンは無いので(自宅で慣れてまーす!)、いつも小さくしゃがんでシャワーを浴びます(慣れてない人にはつらいかも)。

日本では2か月に1度ぐらいは美容室に行って髪の量を減らしてもらっていた私も、アフリカの美容室に行く勇気が無いため、伸ばしっぱなし。日光で痛むから切れ毛も多いのです!…と、言い訳。髪を洗うと毎回かなりの量の抜け毛が発生します。そのまま流すと詰まると思うし、ごみ箱は寝室に1個あるだけだし、畳半畳分の一番高い所につまんで一か所にまとめて置いてました。

シャワーの部分の排水が日増しに詰まり、溢れそうになることも。もしやと思って、抜けた髪の束を高い所ではなく排水溝よりも下のタイル張りの床の所に落とすようにしてみると、流れはよくなってきました。お掃除の仕方をちゃんとしつけられていないにせよ、ゴミを排水溝に流して良いはずないと思うのですが。そう思いこむ私が甘かったのでしょうか?

主人の勤める会社の知名度の高い地域ならではなのかも知れませんが、いつも駐在している州の市街地では、性善説が通用します。だいたい皆さん親切で、よくしてくれます。どうもここいらは違うみたいなんですよね。『他人は皆、自分の持ち物を狙っていて、極力サボってラクしようとしていて、あわよくば儲けを横取りしようとしている』…って考えておく方が賢明なのかも知れません。私って居心地の良い州に駐在していたみたいです。離れてみて気付きました。
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2008年11月22日

バスタオルの催促

水周りのあり方に納得のいかない客室なので、当然、気のきいたタオル掛けなどはありません。日本の子供部屋に置いてありそうな、帽子とランドセルとハンガーをまとめて掛けておけそうな、直径30cm程度で高さがあって枝が出ている道具を、タオル掛け代わりに、シャワーから少し離したところに置いてくれています。

シャワーにカーテンがないので、あまりシャワーから近いとタオル掛け代わりの道具(木製)が腐ってしまいそうです。なので、バスタオルはシャワーから遠いけど仕方ないと思っています。普通サイズのタオルは途中で顔を拭いたりしたいので、近い方が良いです。適当な置場が無いので、片手で持ちっぱなしにしてみたり…。不便です。

客室は、雑とは言え毎日掃除してもらえます。備え付けのバスタオルも回収して洗っておいてもらえます。でも、夜になっても洗ったバスタオルが掛かってないことがよくあります。ここは主張しなければ当然享受できるはずの権利を行使出来ないシステムのようです。

色んな場面で現地の方に、『このオッチャンの言ってること、意味わからない!』って言われている方ですが、主人も知らないって言うので、ベテラン駐在員さんに聞いてみました。『タオルって何て言うんですか?』…セルビエットって言うのだそうです。半信半疑(失礼!)ながら言ってみると、通じました。私はしょちゅう、ホテルのママさんが居る時を狙って、『セルビエット下さいねー』って声をかけておくことになりました。
タグ:駐在員
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2008年11月23日

ホテルご自慢の朝ごはん

当ホテル、併設のレストラン(私たちには宿舎の食堂と同じようなスタイルで提供)のお料理が美味しいのが自慢です。料理自慢のベテラン駐在員さんが厳しく教育したコックさんが腕をふるっているからです。ここは牛肉の産地ですし、普段より美味しいものを食べているかも知れません。

朝食は、注文を受けてから焼いてくれる『オムレツ』(アフリカ独自のルールなのか、フランスのルールなのか、スクランブルエッグのことを、こう呼びます)と、フランスパンと、ヨーグルトとオレンジジュースがふるまわれます。この国の人は独自の技術でヨーグルトを適当な容器で自作(?)してくれるみたいですが、たまに在庫が足りなくなって?普通に売っているヨーグルト(家では冷凍庫に入れてシャーベットとして食べている銘柄)が出てくることもあります。

この、朝食の時間が、そこそこ早い時刻から開始されるのですが、主人たちのお仕事はもう1時間ほど早く始まるらしく、ホテルで朝食がとれません。卵を焼いてくれる人に早く来てもらうことは難しいらしく、諦めて会社で適当に食べているそうです。たまに宿泊客を見かけることもありますが、私が広いレストランで一人で朝食を頂くことがほとんどです。

ヨーグルトは全く問題ありません。オレンジジュースも美味しいです。どうやら問題はパンと卵のどちらかですね。朝食のあと10分以内に必ずお腹ピーピーになります。パンの保存状態がかなりいい加減らしく、アリの行列の通路になっているのをよく見かけます。仮に土足禁止の部屋にあったとしても汚い現象ですが、発展途上国の土を渡ってきたアリですから、結構キテいるはずです。

卵は美味しいのですが、かなりレアなのです。その、とろとろ感がウリなのかも知れませんが、日本人はこの国の卵を生で食べてはいけないことになっております。私は特にお腹が弱いですし、『私のは特によく焼いてね。』って頼んでみましたが、微妙にレアな部分もあり、やはり10分以内に…。原因はパンの方?卵、美味しいし、お腹の痛いのも1時間以内でおさまるし、そんなに気にしていませんけど。
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2008年11月24日

正しいトイレットペーパー

何しろ発展途上国ですから、トイレットペーパーの消費量が尋常じゃないということは、以前、書きました。毎朝必ず激しく下痢をする生活パターンなので、こちらでは特別たくさん消費します。遠出しませんし、私はレストラン等誰でも使うトイレを使わない生活を心がけております。だから、ホテルの客室内のトイレだけを使います。1日1ロールぐらい使っていたはずです。

陸路の移動中のあらゆるトラブルを想定して、貸切バス使用時に多めのトイレットペーパーを持ちこみました。2ロール近いです。無事についたから良かったですが。観光でやって来た日本人みたいに乗合バスを使って移動すると、車体の調子が悪くて3日もかかることがあるので、2ロール分のトイレットペーパーを持ち込むことは、行き過ぎた話でもありません。

それでも今回は余りましたが、ホテル滞在が長いということもあり、トイレットペーパーの足りない分を自前で補おうとは思いませんでした。何かと気の利かないルームメイドさん!残りが1mぐらいになっていても、予備のトイレットペーパーを置いていってくれないのです。また、ホテルのママに、おかわりをお願いします。

辞書で調べた単語は、『衛生的な紙』…みたいなフランス語でした。ママさんは、『わかったわ。でもね、コレは、トイレの紙って言うのよ。覚えておいてね。』って、私に正しいフランス語を教えてくれました。辞書に載っていたのがフランス独特の言い回しで、パピエ(紙)トワレット(トイレ)がアフリカ独自の言い回しなのでしょうか?仮にそうだとしても、フランスで使っても通じそうなので、教えてもらった表現の方だけ覚えることにしました。

私がしょっちゅうホテルのママさんと、『アレをこうして欲しい』…みたいな話を、時々辞書を使いながら、たどたどしいフランス語で話しているのを見て、主人ほか駐在員のみなさんは、『ふ〜ん、まだまだ言葉で苦労してるんだね〜』って感じで眺めていたようです。急にママさんが、『彼女のフランス語がみんなの中で一番正しいわよ!』って言うので、みなさん、驚かれました。私も驚きました。

語彙はかなり貧困ですし、発音もさんざんですが、それでも通じさせようという努力とあり余った時間の相乗効果で、ものすごく辞書で調べて文法だけは正しく使ってきました(つもり)。ママさんは、やってくる日本人がいずれも、矢継ぎ早に語順すらめちゃくちゃなフランス語で話してくるので、イライラしていたのかも知れません。…珍しい分野で褒められたので、自慢です♪
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2008年11月25日

現地製蚊取り線香

かなりの量の蚊取り線香を日本から送ってはきたのですが、携帯には向かないので出張には持って来ませんでした。一応、ホテルには、3点セットとも言うべき、『ロウソク、マッチ、蚊取り線香』が置いてありますが、滞在時間が異様に長い客が、『蚊取り線香を追加でちょうだい』って言うのは厚かましいと思うのです。

なので、現地調達してみることにしました。日本製とは比べ物にならないぐらいに効果がないとか色々言われておりますが、無いよりはマシでしょう?アフリカだからと言って、刺されて病気が伝染る蚊ばかりでないとは思いますが、蚊の居る所でリラックス出来ません。

ところで、蚊取り線香って何て言うべきなのか知りません。現地語の『蚊』は知っています。ホテルのすぐ前の、キオスクぐらいの規模の屋台で現地人のおばちゃんが経営している雑貨商があるのですが、そこに蚊取り線香が見えたので、言ってみました。『この、蚊のために使うやつ下さい。』日本でたまに出くわす、『私、日本語ワッカリまセーン!』って言う外国人よりも、たぶん、ひどいですね。『蚊』の部分だけが現地語なのが親切だと自分では思うのですが。

指さした蚊取り線香が明らかに蚊のために使うものであるため、おばちゃんはスグにわかってくれました。あんまり安いので、私は10倍の額を払いかけて驚かれてしまいました。ケチケチせずにいくらでも燃やせそうです。

ホテルの客室のうち、寝室部分には網戸がありますが、玄関と便器とシャワーのある部屋には網戸がありません。掃除する時には解放されてしまうので、そこからどうしても蚊が入ります。そのため、私1人になると玄関兼水周りの部屋で蚊取り線香をケチケチせずに燃やします。

蹴飛ばしたくないので、シャワーの半畳ぐらい高くなっているスペースの隅に置きます。気がつけば極力、灰をタイル貼り部分に落としておくようにします。手抜きメイドさんに排水溝を詰まらせられると、たまりませんから。

それなりに効果はあるようです。蚊取り線香嫌いな主人が戻るまでに、部屋中の蚊を殺しておくのが私の数少ない仕事なのですが、一応、評価されました。蚊取り線香の効果の違いってどこで感じるのでしょうね?
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2008年11月26日

おめでたかった駐在員夫人

いつも駐在している州は、思えば大変恵まれた環境でした。電気はなかなか『来ない』し、たまに断水するし、発展途上国での海外駐在経験のある日本人にすら理解されないぐらい未開の地で、当たり前に入手できるはずのものが全く入手できません。食中毒になれば点滴を受けられるし、ペストが異常発生した時は当局が適当に処置していました(ペストの話は書いてなかったと思いますが)。…あ、今のはただの皮肉でした!事実ですが。

州のほとんどの雇用も経済も担っている大企業の管理職の妻ですから、いいポジションに居たようです。ほとんど言葉が通じないのに相手が合わせてくれます。2000フランと20000フランの違いも聞きとれない(千と万は聞いた感じが全然違うので、普通は聞きとれて当たり前)けど、お店の人が、『そんなにいりませんよ^^』って親切に教えてくれます。メイドさんは言わなくても一生懸命働いてくれます。恵まれた環境です。

たまたま良いポジションに居たので、世の中の人がみんな親切だと勘違いしてしまう、オメデタイ駐在員夫人になっていたようです。ま、その方が精神衛生上、良いことですが…。そんな箱入り駐在員夫人が、普通の町に出て、人間の汚い面を色々と見てショックを受けることになりました。

いつもの感覚では、インド人(…か、パキスタン人かスリランカ人かは知りません)らしき商店主は、かなり信用出来ました。日本人は上得意様なので、大事にしてもらえたのです。逆ギレした従業員に時々殺されるので、『こんな国で命がけで商売して、大変ですね〜』って思っていました。特殊な環境でひとくくりに、『インド人』(っぽく見える人)は、いい人だと思っていたのです。…裏切られました。私が甘かっただけですが。

この国の人、なぜか、セリーヌ=ディオンとか、映画『タイタニック』とかが、大好きなのです。我が家のメイドさんも、大好きです。ホテルの近所を歩いていると、キオスクみたいな路面店に、タイタニックの写真の入ったトランプが展示されていました。どうせ許可も得ないで勝手に作っているのだと思いますが、メイドさんへのお土産に1つだけ買って帰ろうと思いました。

屋台の商店主は、インド人(っぽく見えるおじさん)でした。『コレ、いくら?』…程度の現地語は私でも話せます。納得いく値段だったので買うことにしました。紙幣を取り出すと、『先に現金を渡せ』って言われました。ここで怪しむべきでした。キオスクみたいな屋台でそんなことを言われたことはありません。

渡すと、ひったくるように取られ、少ないおつりと、トランプ2つをよこされました。『2つもいりません。1個でいいです。』(←ここまで来るとフランス語)って言っても、『うちは2つずつしか売らないの!』の、一点張り。通りすがった現地人のおばちゃんが、『ちょっとアンタ、何やってんのさ?』(…に違いないけどわかりません)みたいな口調で商店主に現地語で文句を言ってくれたけど、意地でも聞きません。もともと安いものなので、大した損害ではありませんが、2つも必要な訳ないですよね?かなり気分を害しました。

この商店主、私レベルで太刀打ちできない悪人だったようです。抗議出来るだけの語学力があったとしてもムダです。その証拠に、第二の被害者を出してしまいました。証人が出たことを喜んでいる場合ではありません。私が速やかに警告しなかったことを反省しなくては。長くなってきたので、第二の被害については、また、後日。
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2008年11月27日

第二の被害

日本に居ればタダのおばさん、平社員の妻でしかありませんが、アフリカ駐在中の私は、堂々と駐在員夫人として接待の場にも同席します。言葉がほとんど出来ないので、ただ愛想良くしているだけです(タダ飯をもらいに来ただけなのかも)。この、砂の町出張中も、接待に同席しました。

相手は現地人の、何らかの権限を持っているっぽい人(よくは知りません)で、家族そろって私たちが滞在するホテルに夜ごはんを食べに来たみたいです。ミニバイクのような乗り物に強引にあいのりして来ました。庶民には買えない乗り物ですが、自動車ではないあたりが、若干庶民的です。

本当は私ぐらいの年頃の駐在員夫人こそが、小さなお子様の遊び相手になるべきなのでしょうが、お恥ずかしながら、あやし方が全然わかりません。もともと全く期待されていなかったものと思われます。小さなお子様の相手は、もっぱらベテラン駐在員さんが買って出て下さいました。それぐらいの年頃のお孫さんが居るのでしょう。頼もしいことに、フランス語よりも現地語が得意だったはずです。

肩車して、『ちょっと散歩してくる。』って。お子様用のお菓子を買ってくることは予想してましたが、お子様はなぜか、全く同じお菓子を2つずつ持っています。はは〜ん、やられたな。同じ店のあのオヤジに。みんなから、『なんで同じお菓子ばっかり買ったの?』って聞かれても、ニコニコして、『別にいいだろ』…って。

要は、このお子さんの機嫌を取りつつ、接待が成功すれば良い訳ですから、この場で、『あの店のオヤジには気をつけろ』って警告する必要なんてないのです。私が事前に、『あの店でだけは買わない方がいいですよ。』って言っておけば防げたはずですなんですけど。そうは言うものの、ホテルからスグの所で目立つ所にお菓子を並べているお店って、あのインチキ店主の所だけなんですよね。

一番の目的である接待がうまくいったので、私やベテラン駐在員さんのポケットマネーがちょっと損したことは大した損害ではありません。それにしても、小さなお子さんを肩車したまま、現地語で文句を言ったのでしょうか?それとも、『アレ?2個ずつちょうだいなんて言ったっけ?』って思いながら渋々2倍払ったのでしょうか?後日、『そこのお店で騙されたでしょ?』って聞いてもちゃんと答えてくれなかったので、詳細は謎のままです。
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2008年11月28日

所変われば人力車も変わる

何より変わるのは、人!ですけど。人力車は、外国人でも気軽に使える交通手段の一つです。何と言っても安いので、私は好きです。我が家のメイドさんは怖いと言って絶対に乗りたがらないけど(私でも大丈夫ですけど?)。

首都では見かけないですね。常に交通渋滞していて、それでいて信号がないのですから、道路は大変なことになっています。人力車が走れそうな道がありません。田舎に行くほど見かけます。あまり郊外になると通行人すら居ないので、人力車業が成り立ちません。ほどほどの地方都市が良いのでしょう。

砂の町では、人力車をよく見かけます。明らかにいつもの駐在地のものよりサイズが大きいです。大人でも3人は乗れそうです。それを引く人がやっぱり1人なので、負担は大きそうです。物価が安い分、大きな人力車なのに初乗りの相場らしきものは安いみたいです。なんだか理不尽。

わざわざ人力車に乗って出かけてみようと思う外国人が居ないせいか?外国人である私が歩いていても、『乗らないか?』って声をかけられることはありません。砂の町で見かける外国人の多くは駐在員ではなく観光客なのでしょう。どうやって止まってもらうのかよくわからない人力車より、徒歩で観光する方が面白いのかも知れませんね。

日本の観光地と違って、発展途上国の人力車は、安くて良いと思います。いつもの駐在地で、私でも50円未満で乗れます。砂の町だと30円しないぐらいです。おそらく現地人ならもっと安く乗れるのでしょう。【行先を告げて、いくらだって言われて、いくらなら乗るのにな〜と大きく値切ってみて、ダメだよって言われたら諦めて去るフリをして、追いかけてきて納得の値段を言ってくれたら乗る】…という交渉は、確かに面倒ですが。

メイドさんは本気で恐れていましたし、私が今まで一度も人力車でトラブルに遭ったことがないのは、単に運が良かっただけなのかも知れませんが。フランス語や現地語が話せる観光客にはお勧めしておきたいですね。私は極力現地語で交渉しています。あまりフランス語が通じそうにない人が引いていますから。
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2008年11月29日

手作り遊園地へ

『空き地で今だけ面白いイベントをやってるらしいからみんなで行こう!』と、ベテラン駐在員さんが誘って下さったので、みんなで行ってみることにしました。人力車の複数手配も値段の交渉も全部お任せしました。途中で夜ご飯を食べに行くから、その間は待っていて欲しいとか、そのあとはどこそこに行くから又、待っていて欲しいとか、私には難しそうな交渉をしていました。

私は主人と一緒に1台の人力車に乗りました。途中で降りる度に初乗り料金の相場らしい運賃を支払うのですが、2人一緒に乗っているのと全く同じ値段を1人で乗っている人が支払うのを見て、またまた不公平な感じがしましたが、そこは触れないことにしました。

空き地でのイベントは、サーカス団のように移動してくる、遊園地屋さん。なぜか夕方以降しかやっていません…暑いから?詐欺隊商と比べるのもなんですけど、同じように入場料を支払って中に入ります。そういうところって物乞いが絶対に居ませんし、なんとなく治安が良いような気がします。遊園地というより公園という感じでしたが、楽しく過ごせました。

ガタガタに歪んだ感じのメリーゴーランド、一応電飾していますが、手造り感が漂っていました。大人が本気で楽しむようなアトラクションは無かったので、『コレでお金取るんだね〜』って思いながら、遠巻きに見てました。原付とか高価な物を所有しているおうちのぼっちゃんと思しき小さな子供が喜んで乗っていました。発展途上国に住んでいながらメリーゴーランド(もどき)に乗れるのですから、入場料払ってでも乗ってみなくちゃって感じですね。

こういうイベント会場(…というより、ほぼ公園状態でしたが)には、必ず、写真屋さんが居ます。駐在地で『観光の記念に…』って撮ってもらう気にはなりませんが、砂の町では、少なくとも私はリゾート気分で来ましたし、写してもらいました。その値段の交渉とか写真の受け取りとかも全部、ベテラン駐在員さんがして下さいました。ホテルか会社に後日持ってきてくれたみたいです。お代はいらないって言って下さったので、写真代がいくらだったのかは知りません。
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2008年11月30日

20,000アクセス

管理人サウンジャです。今日も、『発展途上国駐在妻奮闘記』をご覧頂きまして、ありがとうございます。

おかげ様で、延べ20,000人の読者さまに来て頂けました。最近はメルマガ(最近、第200号突破しました♪)購読者さまの人数より多くの方にご訪問頂く日もありますね。なんで?
……。よくわかりませんが、ありがとうございます。

ところで、日本の感覚では、『2万』をアラビア数字で書く時の桁を読み間違えないようにするコンマは、『,』で、小数点は、『.』ですが、フランスが旧宗主国であるアフリカの公式文書などでは、それが逆になります。

円周率なら、『3,14』で、2万アクセスなら、『20.000』です。少なく感じてしまうので、日本で見なれた表記にしておきます。20,000アクセス、ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。
posted by サウンジャ at 12:00| 当ブログについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お仲間

砂の町は、かつて日本人を駐在させていたぐらい、会社にとって重要な場所なので、入れ替わり立ち替わり、色んな駐在員がやってきます。今回の出張では主人の滞在日数がとても長かったので、同行していた私は色んな駐在員と再開することになりました。

ホテルの部屋を掃除してもらっている間、廊下の隅にあるテーブルセットで本を読んでいた私は、洗濯女から声をかけられました。『旦那の仲間がやってくる。』ん?ま、いつものことね。『仲間、仲間、会社の人。』何?私は窓口じゃないのよ〜…と、面倒臭そうに顔をあげると、主人の上司でもあり、普段は首都に駐在している、『社長』役駐在員の姿がそこにありました。

『わっ、わっ、こんにちは!』『おっ、元気?』社長で、上司ですが、全然偉そうにしてなくて、気さくな方です。『えぇ、ご覧の通り…って言うか、高級ホテルにご宿泊じゃなかったんですか?こっちは全然良くないホテルですよ?』『そうかも知れないけど、2人で泊まってられるんだろ?だいたい費用が全然違うじゃないか。こっちに空きがあるんなら、高級ホテルをキャンセルしてもいいかなと思って。』

発展途上国の駐在員となると、何やら立派な肩書をもらって偉くなったような勘違いをしがちかも知れませんが、社長にはその気配がありません。国を代表する(つもり…)大きな企業の社長が、こんなイマイチな所に泊まってもいいのかしら?

とりあえずは、こっち側3室だけがエアコン付きだから向こう側の部屋は避けた方がいいということはお伝えしました。『…で、トイレの場所がものすごくヘンですが、中はこんな感じで、まぁまぁ広いんです。』って適当にご案内しました。私、ホテルの従業員みたい…。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在での出会い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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