2009年02月01日

マダムのクレーム

夫婦2人だけの家族構成は、とてもラクです。フットワークが軽いので、よほど危険な所以外は、どこでも一緒に行けます。お子さんが小さいと大変ですが、アフリカでも生命に危険のなさそうなレベルの治安なら、連れて来るものみたいですね。

ペットを飼っている方は、大変みたいです。そもそも私は絶対にペットを飼わないと宣言したので、そのことで悩む必要は無いでしょう。駐在している間に犬を飼い始めた人が、帰任する際に連れて帰らないこともあるようです。

『引き受けてくれる人を探して。』って立場の弱い人に頼んだら、更に立場の弱い人の所に渡ります。『いつになったら引き取りに来るんだよ?エサ代がバカにならないんだから!』って現地語で文句を言っている現場を見てしまったことがありましたが、『私は言葉のわからない、困った外国人だから。』と、心の中で言い訳しながら、聞いてなかったことにしました。

首都のおうちでは犬を飼っているのですが、留守中、メイドさんの親戚に預けていたそうです。当然、日数分(プラス アルファ)のドッグフードも一緒に渡しています。飼い主さんの一方的な主観で、『こんなカワイイ犬の世話が出来るだけでもありがたいと思え。』って、エサ代すら払わずに丸投げする人、多いですけど、立場上、断れませんでしたけど、大迷惑なんです!預かってた犬が環境の変化に弱い子だと、死んだりしますからね。

首都の犬は生きてましたが、痩せたそうです。更に、かなり多めにドッグフードを渡していたのに、『全部残らずこの犬が食べた』って言われたそうです。『エサをやったあとの空の袋も全部とっておくようにって言ったでしょ?なんでこれだけしかないの?!』…と、普段とても温厚な奥様が、メイドさんに文句を言っていました。

もちろん、人の目に付かないはずの、台所でのことだったのですが、私は喉が渇いたので何か飲みたいな〜と思って台所に入りかけて、聞いてしまいました。とても台所に入れる雰囲気ではなく、喉の渇きを我慢して、部屋に戻りました。落ち着いた頃、『何かあったんですか?(私、言葉全然わからないから…)』って聞いてみると、だいたいのことは話して頂けました。

預かってくれるという親戚の家でも犬を飼っているから、エサを流用されることは確信していたそうです。それでも他に頼める相手が見つからなかったから、多めにエサを渡して、エサを売りさばくなどしないように(ドッグフードは輸入品なので高価)、空袋を残しておくように約束させるなどの対策はとっておいたとのこと。餓死しない程度の痩せ方で済んだのが、不幸中の幸い?

私は子供もペットも居ないので、他人に預けた経験もありませんが、元気な状態を保って返さないといけないものを喜んで引き受ける人なんて、居ないような気はします。同じ立場の人と、交互に、『お互い様』って言いあえるような預け方が出来れば良いでしょうね。とにかく、普段優しい奥様が激しくフランス語でクレームしている姿にショックを受けました。甘いだけでは、海外駐在員の妻は務まらないってことですね!
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2009年02月02日

漢字の国の、人だから

首都には品揃えが良くて中国人経営の激安スーパーがあるらしい…という噂をうかがっておりました。是非とも行ってみたい!と、ワガママを言って、連れて行って頂きました。これまた広大な(日本の郊外なら普通サイズの)駐車場がありました。

中古の管楽器まで売られていましたね。音は鳴るのでしょうか?ユーホニウムなんて、なかなか見かけないでしょう?サックスは私も吹きますが、消耗品であるリードが見当たりません。この国でリード、買い足せるのでしょうか?私は無理に違いないと判断して、多めに持って来ましたけど。

お約束ですが、常温長期保存出来るタイプの食料品も安いのが充実しておりました。日本の百円ショップで入手出来そうな雑貨品も色々置いてありましたが、いずれも、日本で見かける中国製よりクオリティが低い気がします…。予想の範囲内!

中古の管楽器には、かなり驚きましたし(こんな所で誰が買うの?)、ボディスポンジとか欲しかった物も買えました。何より嬉しいのは、ほぼ全ての商品が中国から輸入してきたものということです。

私、中国語は全くわかりませんが、日本育ちなので、多少の漢字は読めます。フランス語は猛勉強中ですが、習得できておりません。英語は中学・高校・大学と勉強したつもりですが…アフリカの地方都市では月に1回も使う機会がありません。現地語の読み書きは全く出来ません。

ほとんどの商品の包装に、漢字が使われています。一目で意味が想像できます。なんて便利なんでしょう!時々、英語の表記もあります。世界各国へ輸出することを念頭に置いた包装なのでしょう。漢字と英語を合わせると、だいたい意味がわかります。

現地語とフランス語の説明文が無いので、このお店で喜んで買い物するのはアジア人ばかりなのだそうです。ザーサイとか、他で買えないような珍しい物も買えました。ちゃんと説明を読んで理解して買い物が出来るのが、ありがたかったです。

会釈するタイミングとか、滅多に逢わない韓国の方とは合うように感じます。中国の方は、『日本って中国の一部なんでしょ?』って誤解されるぐらいに顔が似ているというのに、雰囲気が違います(アフリカ人ほどじゃないけど)。今まで、そこを悲しいと思ってきましたが、やっぱり同じ文字を使うんだと思うと、また、親近感を持てました。
タグ:アフリカ
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2009年02月03日

運転手

私が駐在している町などとは違い、首都は交通量が多くて驚きました。国内に一つだけ信号機があるという噂ですが、実物を見たことがありません。『明らかにココ、信号が要るでしょう!』って所にも信号機が無く、何となく、時には様子を見ながら、時には勢いで主張して、行き交うものらしいです。

首都での運転には非常に高度な技術が必要なため、運転手を雇うのが普通です。いい運転手を見つけるのが、難しいんです。もちろん、運転の上手な人はたくさん居るのでしょうが…。

子供の誘拐に加担しない!ココが一番大切です。ん?マダムが誘拐されることもあるのでしょうか?子供の方がたやすくさらわれそうな気もしますが。意外にお子さんは現地語の習得が出来ているものなので、運転手が謎の現地人と怪しい会話をするのを耳にしていることがあります。危険な予感がすれば、うまい理由をつけて、クビにします。

約束を守る。次に大切です。二日酔いで遅刻して来ない。…当たり前ですが、アフリカは暑いからですか?ルーズな人が多いので。どこかで事故を起こしてきて勝手に示談してくる(明らかに所有者だけに不利な形で)なんてケースも多々あります。車を壊してきて知らんプリして行方不明になる運転手も居ます。

首都には外国人駐在員が多いせい?良い人材が不足していて、取りあい状態になっています。門番みたいに派遣会社が常に人を紹介してくれる制度があれば良いのですが…。メイドさんの居ない駐在員家庭もあります。物を盗む人を家の中には入れられないので。首都ではスーパーで切れてあるお肉まで買えるのですから、メイドさんが居なくても何とかなりますが、運転手が居ないのは大変そうです。

首都独自のルールかも知れませんが、運転のお仕事がお昼休みをまたぐ場合、現金で昼食代を渡すのが普通なのだそうです。あまり推奨されませんが、『どうしてもこの日に車で出かけたいから、運転手さん一日だけこっちに来てもらいたいの!』ってお話を駐在員夫人同士がすることがあります。

後日、『あっちのマダムは昼食代をくれなかった!』って運転手が言えば、モメるのが嫌なので、運転手の給料をもともと払っている方のマダムが払うことになります。運転手が両方のマダムから昼食代をもらったのかどうかは、不明です。日本人同士、気まずくなりたくないから、『まさか昼食代を払わなかったの?』…とは聞けませんよね。

スーパーに置いてある物は先進国に近いように思いますが、地方と違って気を遣う部分が増えます。首都での駐在の方が疲れそうな気もしてきました。田舎は道がすいているので、私のような運転の下手な女性でも自分で移動できますから、気楽です。
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2009年02月04日

駐在員の子供たち

私が駐在している町のご近所の日本人駐在員のお子さんは、幼稚園児。他に日本人の居ない環境でも、ちゃんとお友達が出来て、フランス語でコミュニケーションしています。発音がフランス人みたいで、かわいらしいです!フランス語って本当は、ちょうちょが舞うように美しい発音なのですよ(私はカタカナ読み)。

でも、『喋ってみてよ!』って言っても、絶対にフランス語を話してくれません。照れてるから?英語かフランス語かしか通じない大人にどうしても聞きたいことがあると、フランス語でちゃんと聞いていました。やればできるじゃないか〜(根拠のない、上から目線)。

私のお気に入りのアニメのDVDが、日本語かフランス語の音声を選べるものです。駐在に行く前の荷造りをしている間、フランス語音声にして…多分、100回は再生したと思います。そのアニメに限っては、私でもフランス語で何を言っているのかわかります。その幼稚園児たちが家に遊びに来てくれた時に、『アニメ見る?』って聞いて再生することがありますが、何回聞いてみても、『ううん、フランス語じゃなくて日本語で聞きたい!』とのこと。ペラペラっぽく聞こえるのに、フランス語を聞くのはストレスみたいです。

首都でホームステイさせて頂いたおうちのお子さんは、日本語よりもフランス語の読み書きの方が得意かも知れない…というぐらい、フランス語が堪能です。お友達との会話も、高度(そう)なフランス語。ちょうちょの舞うような綺麗な音でコミュニケーションするんです。いいなぁ…。

兄弟で、『昨日さ、学校で誰それが…』って話をしている時、横で私も一緒に聞いていました。『パタパタパタ〜(フランス語)って言うからさ、ヒラヒラヒラ〜(フランス語)って答えてやったんだ!』『ええっ?何でハラハラハラ〜(フランス語)って言わなかったのさ?』…サッパリわからないけど、耳に心地よい会話でした!

日本語とフランス語を切り替える間に沈黙の時間はありませんでした。自動的に頭が切り換えてくれるのでしょう。『誰それが』っていう日本語の主語と、『って言うから』っていう日本語の述語の間に、フランス語の語順で、『主語→目的語→述語』っていう言葉がパタパタと入っていたのでしょうね。

バイリンガルが羨ましかったけど、私にそこまでペラペラ喋れるほどの語学学習にうちこむ能力は無さそうです。お子さんたちは、アフリカでの生活の方が日本での生活より長いぐらいだと聞きました。フランス語の習得より、日本語の習得に苦労しているそうです。家庭では日本語を使うので、会話には全く困らないけれど、漢字の学習って大変!日本語もフランス語も両方困らないぐらいに堪能になるには、やはり相当の努力が必要のようです。
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2009年02月05日

部屋

洋館ですから、みんなが使えるバスルームのほか、主寝室に隣接したバスルームがあるそうです。お客さんである私は、みんなが使う方しか見ておりませんが。寝室にバスルームが隣接してあると便利だと思うのですが…。

『二つもあったら面倒!』と、主寝室に隣接する方はスーツケースとか滅多に使わない物を入れておく物置になっているそうで、子供たちの使うバスルームを使って過ごしているのだそうです。シャンプー・リンスを2か所に置くのが面倒と言えば、面倒ですが、せっかくの設備が、何かもったいないような。

二人のお子さんの個室と主寝室、キッチンにLD(リビングダイニング)、バス・トイレが2つずつあるらしいことはわかりました。人を泊める時には、それらとは別の、私がお借りした部屋を使うことにしているそうです。普段は納戸代わりに使っているそうで、お子さんの蔵書(日本語のマンガ♪読みました!)とか置いてありました。

私のお借りした部屋は、おうちを借りる時には、『部屋』という扱いではなかったそうです。日本では、採光の取れる大きさの窓があるかどうかで、部屋になるかどうかが決まるようですが、たぶん、アフリカでも、似たような基準があるのでしょう。LDに隣接した、ナントカというそうです(納戸だったか書斎だったか、忘れました)。

部屋にこもる訳ではないので、窓とかは気になりませんが、一つ気になることがありました。リビングに隣接している部分の壁が、透明なガラスなのです。私を泊めるつもりで、ありがたいことに、カーテンを買ってきてつけておいて下さったそうです。生地を見て、もしやと思い、夜中に実験してみましたが、私の部屋の照明を付けている状態でリビングの照明を消すと、カーテン越しに中が丸見え…。

透明ガラスというメリットを生かし、パジャマに着替える時は、完全に室内の照明を消して、リビング側から来る光を利用することにしました。マンガを読むのでない限り、十分な明るさです。では、リビングの照明が先に消えている場合は…。

発展途上国は、たとえ首都でも停電が多いものらしいので、一人1つの懐中電灯を携帯して当たり前。ロウソクも別途一人1つずつ用意して頂きましたが…。よく起こる『有事』でもないのにマッチを擦ってロウソクを使うには忍びなく、ペンライトを使うことにしました。地方で停電慣れしておりますので、ペンライト1つあれば、周りが暗闇でも平気です。
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2009年02月06日

施錠

駐在員夫人同士で時々口に出して言うセリフは、コレです。→『マダムが居ないとダメなのよね!』海外駐在の生活は、奥さんが居てこそなりたつ…とかいう意味です。好きで発展途上国に来た奥様なんて居ないと思いますし、『居る価値が無い奥さん』…とでも言われればブチ切れそうです。思っても面と向かっては言わないと思いますが。どうせなら、付加価値として、『居るおかげで助かっている。』って言われたいのです。だから、お互いに、そう言い合っております。

役立ってなさそうな私でも、そう思います。家族が足手まといになっていることは否めませんが、多少は精神面で駐在員の役には立つことでしょう。それ以上に、『家を守る』という役割が大きいのです。

発展途上国では、内勤のメイドさんを雇うのが当たり前です。マダムが『常駐している』っていうだけで、室内の物が盗まれない効果が大きいです。証拠の無いうちから疑うのは申し訳ないですが、最初から妄信してはいけません。そういう意味では、私は主人の海外駐在の役に立っているのです。言い切れます。

今回ホームステイさせて頂いたお宅では、マダムが常駐しています。ご主人は地方で単身赴任しているので、盗まれ放題に近い状態です。見た感じ、盗まれ続けることに慣れてしまったような気もしますが…。なので、メイドさんを過信しない習慣になっているようです。『隙があれば盗まれる』と考えるのが正しいようです。

このおうちのルールでは、個室に鍵を掛けることになっております。特別に掃除して欲しい時は、鍵を開けておきます。そういう訳で、私も個室の鍵を携帯することになりました。貴重品は持ち歩いてるから、別に盗むものなんてないわ、面倒くさいし…と、鍵を開けたまま外出しようとすると、注意されました。

『特に掃除して欲しいとかいう理由があって開けてるの?』『すみません、閉め忘れただけです。(面倒…とは言えないから)』私一人が隙を見せることで、メイドさんへの教育上、よくない結果になってしまう恐れがあるようです。優しいことと甘いこととは別問題。甘いだけの私は、まだまだひよこ駐在員夫人のようです。舐められない程度に厳しく、恨まれない程度に優しく。このさじ加減、なかなか習得出来ません。
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2009年02月07日

日本人会

私が普段駐在している地方都市では、日本人のコミュニティは非常にこじんまりしております。ほとんどが主人の会社関係の人たちで、田舎の駐在事務所という雰囲気(そのまんま?)。首都には、もっと日本人が多く住んでいます。さまざまな業種の企業から来た海外駐在員一家、大使館勤務の皆様、永住することにした方々などなど。

用も無いのに多くの日本人が一箇所に集中することもありませんが、日本人マダムが何人か集まってお食事することが時々あるようです。私が日本語を使う機会と言えば…主人との会話は全て日本語ですが…主人の会社関係の方ばかりです。会社の枠を離れて異国で暮らす日本人同士が会話する機会なんて地方ではなかなか味わえないので、その機会をわざわざ作って頂きました。

地方の駐在の何がいいって、気を遣う日本人が居ない(たまたま先輩マダムが超のつくほど優しい奥様でした)ってことぐらい?会社の枠を超えたお付き合いで粗相でもあれば、会社の顔に泥を塗ることになるのでは?(受付嬢とか営業マンの気分で)…なんて思うと、初対面の瞬間までは、私でも緊張していました。

突然の声掛けだったにも関わらず、日本人8名が集合してランチすることが出来ました。みなさん大人ですから、田舎から出てきた野暮ったい私にも親切にして下さいました。普段はレストランに行っても注文は主人任せだったのですが、よくよく考えると、私はフランス語のメニューが読めません。…皆様で優しく教えて下さいました。田舎では食べられない、気の利いたデザートも充実していました。さすがは、首都です!

駐在に来るまでは、一応日本の首都圏に住んでいましたが、アフリカの地方都市に来てから、いつのまにか私は田舎者になっていたようです。日々の生活なんてラクに動ける格好でいいじゃないか…という気持ちで、常にTシャツとカプリパンツにスニーカーという格好をしてきましたが、首都の皆さんは、日本の首都に居るような、普通のオシャレをしてました。

特にこじゃれたペンダントをしている方がおられたので、当然、日本から高いのを持ってきたのだと思って見てましたが、現地で買ったのだと聞き、驚きました。地方で買えるペンダントって、土産物屋の墓標型ですよ。同じ国の中でも世界がずいぶん違うようです。

地方での生活しか知らないで、『アフリカ駐在ってこんな感じ』…って語るのはよした方が良さそうです。首都の方々に地方の不便な暮らしをかいつまんで説明しても、あまりわかって頂けなかったようですが…。同じ国の中に、あんなに差があるなんて、信じられないでしょうね。私が『田舎だ』と思っている町だって、国全体から見れば都会かも知れません。
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2009年02月08日

リセ

地方から出てきた私にとって…日本人なら誰でもカルチャーショックの連続でしょうが…、首都での生活は、とっても刺激的。ちゃんとお湯を貯めることのできるバスタブで泡風呂も堪能出来ました。外国人しか来ないような高級な雑貨屋さんで、いい香りのする石鹸も買えました(肌に良さそうな、蓮の香り…線香みたい??)。何を見ても珍しかったです。

公用語がフランス語であるリセ(アメリカンスクールとは違います)にも行きました。一般人が入ろうとすると門番に制止されますが、保護者と一緒なら入れるのです。滅多に無い機会です!『私も保護者です』…って顔で付いていきました。

敷地内は芝生が美しく刈り揃えられていて、ゴミ一つ落ちていません。フランス人の子女がたくさん居て、聞こえてくるフランス語は(多分)全て完璧な発音です。『ヨーロッパに来た気分!』ニセ保護者は、しばし海外旅行に来た気分を味わったのでした。

リセはフランスみたいなもの(…たまにはそう思いたい気分になるんです!)ですから、ルールはフランスと同じ方式。フランスは小切手社会らしく、ちょっとした支払でも小切手で支払うように言われがちなのだとか。当然、リセの学費も半年分だったか一年分だったかまとめて支払うので高額。小切手での支払を推奨されます。

時間をかけて熱心に交渉すると、特別に現金での学費納入が認められます。けれど、ここはアフリカ。硬貨の出番は消費税をキッチリとるスーパーのみ。メイドさんの半月分のお給料も何十枚ものお札で支払うほどのインフレ傾向ですから、当然、お金持ちしか来ないリセの学費は、札束だらけ!日本みたいに綺麗なオビなんて付けてくれませんし(ボロボロで有機的異臭漂うお札をホッチキス留めしているのは見かけますが)。それを窓口で時間をかけて数えるのを見ていると、小切手を推奨する意味はあるなぁと思いました。
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2009年02月09日

日常使い

私のような、ひよっこの発展途上国駐在員夫人にとって、ライフラインの断絶は、ビックイベントです。せっかくなので、ロウソクを自作してみたり、その時ならではの『行事』を自分で作って楽しんでみることにしました。お金に余裕の無さそうな人ですら、現地の人でロウソクを自作している人は見かけませんね。あくまで私の付き合う範囲では、ですが。現地で安く買えますから、暑い所で熱いことしなくていいでしょう?ってことなのでしょう。

首都の日本人会の方の中で、以前は発展途上国の地方に駐在していたという奥様がおられました。何度も海外駐在を経験してきたけど、首都は初めてなので嬉しい、とのこと…言っても、まだまだ不便なアフリカですけどね。是非聞きたかったことがあるので、質問をぶつけてみました。『ご主人の帰りが遅くて一人で待っている晩に停電したら、何をすべきでしょうか?』即答でした。『フテ寝するほか無いでしょう!』ベテランさんでも、そうですか。暑くて電気が使えなくて一人で夜だとすると、本当にすることってありませんものね。

自宅には、先輩マダムが市場で見つけてきたという、カワイイ燭台があります。鉄製のハンドメイドで、微妙に歪んでいるけど、日本円にして2つで5円ぐらいだからお金はいらない…って、2つ下さいました。ロウソクをじかに触ると垂れたロウでやけどしそうなので、燭台があると本当に便利です。日本から送っておいたアロマキャンドル用のとか、色々カワイイのを使って楽しんできました。

首都でも、たまには停電します。ホームステイさせて頂いているおうちでも夜、ちょっとだけ停電しましたが、みなさん速やかにロウソクやら懐中電灯やらを暗闇の中持ってきたので驚きました。さすがはベテラン駐在員一家です。『一人一個十分あるからね〜』って配られたのは、粉ミルクの空き缶をひっくり返したものにシンプルなロウソクを載せた物。…カワイクない。

地方の方が停電の頻度は多いのですが、それでもまだ、私にとっては、『珍しい』イベントという認識だったようです。家具とか、室内にいくつか見られる置物とか、センスの良くて高そうに見える物も多々見受けられるのに、停電用の照明にはこだわらないんですね。認識の違いというものを垣間見た気がしました。
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2009年02月10日

排気ガス

小学校の社会科の授業で習ったような気がします。日本には数か所、産業が発展し過ぎたせいで、深刻な公害病が発生した場所があります…って感じで。確かに、電気も水道も最初から通ってない場所はアフリカまで来ればたくさんあって、『産業も経済も未発達で、空気と水がきれいなのが唯一の取り柄…』ってイメージの場所も、地方にはあります。人を見たら泥棒と思え主義の私は、『産業未発達=人々の心が善良』…とは、全然思っておりませんけど。

私が駐在している地方は、交通量がとても少ないので、空気はきれいです。水も…きれいかしら?水道水を煮沸して使う分には不自由無い…って暮らししかしたことないから、知りませんが。それに比べて、首都はひどかったです。

交通量が多くて、車道に秩序はあって無いようなものに見えました(そんなにしょっちゅう交通事故ばかり起こっている訳でもないので、見る人から見れば、秩序があるのでしょう)。バスとか大型車の吐き出す黒煙(本当に真っ黒!)で、現実的に汚れます。白い服なんか着て出歩かない方が良いのかも?そんなこともあろうかと、持病のぜんそく対策は色々持ってきましたが、何とか…。

泊めて下さったベテラン駐在員さんご一家も、ちょっとの間、日本に住んだことがあるそうです。下のお子さんがひどいぜんそく持ちなので(なぜか会社関係者でぜんそく持ちの人、多数居ます)、住む場所にこだわったそうです。『だいたい、東京都は首都だから、空気が悪いと思うから、避けたの。』…とのこと。

東京都も広いので、ひょっとすると、多少呼吸の苦しくなる所は、あるのかも知れません。私は首都圏に住んでいた時に、都内の有名な所は一通り行ってみましたが…。アフリカの首都みたいに無秩序で空気の汚い箇所は、都内で見たことがありませんでしたよ。発展途上国の首都と日本の首都を一緒にしてはいけません。

ついでに、『数える程度しか海外旅行をしたことは無いし(先進国ばっかり!)、そんなに変った所に行ったこともありません(インドア派だから)。だけど、ここほど空気の汚い所は、初めてです!ぜんそくの持病があるのにここに住めるのなら、日本の都会のどこにも住めると思いますよ。』日本の都会のすべてを知っている訳ではありませんが、日本みたいな先進国なら、排出して良い程度とか、基準を定めていそうな気がします。

ご覧になっているかどうかはわかりませんが、日本の、『見渡す限りが黄緑色の世界!』って感じの地方にお住まいのみなさま。主人の親戚のおうちがそんな所にありますけど…。確かに、そんな空気のおいしい所と比べると、日本の都会は空気が汚れています。心してお越し下さい。…わざわざぜんそく持ちになりに来なくても良いのかも知れませんけど!

何か良い物を求めて発展途上国へ渡航してみようと思われたみなさま。政情不安定な所ばかりですから、外務省の情報はマメにチェックして、引き返す勇気もお忘れなく!…そういうことを言いたんじゃなかった☆おそらく、観光名所は風光明媚な国立公園などに集中しているとは思いますが、国際空港を降りてスグの所は、かなり空気が悪いかも知れません。ぜんそく持ちの方は、無秩序な空気を吸うリスクも考慮しておいて下さいね。
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2009年02月11日

愛国心

謙虚な国民性ですから、日本人は、何かに付けて、へりくだりがち。喜んでもらおうと思って買ってきたプレゼントを渡す時だって、『つまらないものですが…』なんて言うぐらいですから。ただ、海外に来て思うのですが、日本人みたいに、『私の国はイマイチな国なんですけど〜』って言う人は、居ないような気がします。少なくとも、私は見たことがありません。

投票にすら行かない(=与党に1票入れたのと同等の効果?)クセに、政治家の批判をする人が多いのも、日本人の不思議なところです。発展途上国では、マトモに選挙出来ていない国の方が多いと思います。この国は、一応民主主義に変わりましたし、選挙の制度はありますが、客観的に見て民意が得票数に表れておりませんし、たやすく選挙違反行為の出来る状況です。選挙の制度が、比較的不正されにくいシステムになっていることだけ見ても、日本はいい国です。

発展途上国では公務員が簡単に買収されます。裁判官もアッサリ買収されます。半官半民の電力会社のずさんな経営に、呆れます。先進国からのせっかくの資金援助も生きてないことが多いです。それを見てきただけでも、『日本って比較的いい国じゃないの!』って思ったのです。

そうやって比べられた国ではありますが、国民はみんな、自国に誇りを持っています。自分の国が大好きで、『国が悪い!』とは言ってません。何年かおきに抗争が起こるぐらい、『地方VS首都』の構造が出来上がっております。私たちの居住区は地方なのですが、レストランで、『そもそも大統領が悪党なんだよ。』って主人が言ったら、同席していた人たちに慌てて止められました。言っちゃいけないことらしいです(命の危険?!)。

選挙に行かないくせに政治家の悪口を言う人の多い日本とは大違いです。自分の国をイマイチと言う日本人は、外国が日本よりすぐれていると言える証拠があって言っているのでしょうか?

ケンカを売りたい訳では無いのでダメな所を逐一例にあげる気もありませんが、ダメな所がいっぱいあるこの国を、みんなが誇りに思って、また、アフリカの中の一国であることを誇りに思って、国民には愛国心があります。いい所がいっぱいある日本を誇りに思わない日本人が多いことを、日本を離れてみてからとても不思議に思うようになりました。

不思議な謙虚さこそが日本人の特徴なのに、そこがおかしいと思うようになってきた私は、日本人離れてしてきたのかも知れません。海外で暮らしてみると、日本人が当たり前だと思って共有している気持ちに疑問を持つようになるでしょう。ごくごく普通の一般市民として帰国後溶け込むつもりなら、そういう疑問は捨てて、みんなと同じ言動をとるように気を付けないといけないのかも知れません。仮にみんなが行かなくても、せっかくの機会があれば、投票には行きますけど(国内・海外を問わず、転勤が多い分、選挙権が減ります)。
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2009年02月12日

ラテンなお友達

最初に覚えた言葉(私の場合は日本語)以外の言葉を習得するのは大変です。私たちは日本語を当たり前に使いこなしておりますが、日本語って難しい言葉みたいですよ。何と言っても漢字をうまく使いこなせないといけませんし。

日本人と結婚したから努力して日本語を習得した奥さんが居ました。色んな国で働いてきた契約社員のおじさんが、彼女にわかる言葉で、『俺が日本語を教えてやるよ。』と、教えてくれたそうです。そして…カワイイ顔で、『オレ、メシ、食う。うまい。』一人称が豊富にある言葉って珍しいのかも知れませんが、女性が日本語を話す時にはとりあえず、『わたし』と発音してもらいたいものです。

周囲の反応が悪かったため、日本語習得用のテキスト一式を入手して、完璧な日本語を話せるようになったそうです(アッサリ書いてますが、何年かかかってます)。そして、ご主人の実家で披露しようと気合を入れて訪れると、方言(私には再現不可能)を話され、全く意味がわからなかったそうです。方言習得用のテキストは売ってませんし、仕方ないですね…。

何ヵ国語も話せるということは、その分だけ努力してきたということです。ねたんではいけません。同等の努力なんて私には出来ないと思いますが、やっぱり何ヶ国語も話せるのは羨ましいです。

ホームステイでお世話になった奥様は、何ヶ国語も話せます。最近ご近所に引っ越してきたという駐在員夫人との会話は日本語でもフランス語でもありません。その奥様にとっては、アフリカ駐在歴が長くて言葉の通じるお友達が出来て、とてもありがたい存在に違いありません。

もっとありがたがってくれれば良いのに、彼女のペースには驚きました。甘えられるということは、親しいと思われているということでしょうか?突然電話をかけてきて、今すぐ来てくれないと困る!って言われることがしばしばです。表情から察するに、『そんなこと言われてもお客さん来てるんだし、困るわよ!』って言っているように見えたのですが、先方はこちらの事情を汲んでくれないようです。

『ごめんね。友達が突然、犬を飼うことにしたらしくって、そのための犬小屋を午前中に用意しておかないと犬が今日の昼に来るから困るから車出してって言うから、急いで行ってくるわ。』そんなのそっちの都合じゃん!って言っちゃいけないようで…。なんだか振り回されているようで気の毒でした。いつもこんな調子みたいです。

『いつも無茶ばかり言うけど、本当はいい人なのよ。』っておっしゃってますが、私ならあまりお友達にしたくないタイプだな〜って思いました。先方にとっては、言葉の通じる貴重な存在。…もっと大事にして下さい!
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2009年02月13日

ペストの話

ずっと日本に住んでいた私は、物騒な病気はひととおり根絶されたような気でおりました。ペストなんて昔の話だと思っていたのですが…現役の病気みたいです。

よく知りませんが、ネズミが媒介する怖い病気らしいですね。居ないと信じたかった自宅にも、黒いネズミが出ました。国中色んなところに居るって言うのに、我が家にだけ居ないのもヘンです。ま、ネズミなら日本の都会にも出没しているようですが(知らない方が良かった?)。

宿舎の周辺は、ハッキリ言って汚い地域です。別にキレイな地域なんてなくて、この国のどこでも生水なんて飲めたものじゃないのですが、宿舎の周辺は、見た目も汚いのです。首都ゆき高速バス乗り場の近くで治安も州で一番悪いと噂されてますし、公衆トイレが無いせいで、そこらへんが人によっても汚染され続けているのです(用足し後、紙で拭いてないような気もします)。

『宿舎のちょうど前あたりが、ペスト流行った時に立ち入り禁止ってテープ張られて、感染した人がどっかへ連れて行かれるのを、私は家の窓から見ていたのよ。』と、ベテランマダムがおっしゃいました。『だいぶ昔のことだけど…』って言うけど、まだ何十年もたってません。

虫が湧くとか、ヘビやネズミが家の中に出るとか、そういう話を聞くと私がアフリカ駐在について来ないと思ったので、以前持っていたアフリカ生活の本はすべて主人が処分したそうです。そして、事前の情報収集も全く勧められませんでした。確かに事前に知っていれば……。発展途上国なんかに住むのにろくに情報収集しておかなかった私も私ですが。

私はもともとネズミ類のアレルギーがひどくて、ハムスターが近くに居るだけでじんましんが出て鼻水が止まらなくなります。菌を媒介しているネズミなんて恐ろしい…。宿舎は自宅以上にネズミがよく出ます。私がキャーキャー騒いでいると、メイドさんが現れて踏みつぶしてしまったこともありました(手段を問う余裕は無かったけど…)。

私が居る時にペストが大流行しなかったことを喜ぶべきなのでしょうか?とにかく、ベテラン駐在員一家が流行地に住みながらも罹患せずに済んで、良かったです。もう流行らないで欲しいものです!
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2009年02月14日

本当の前任者

私が海外に行く時はいつも、チケットの手配は人任せでした。友達がツアコンのように世話を焼いてくれるので、ただ楽しむだけ。行く先は先進国で英語の通じる所ばかりだったので、あまり苦労はしませんでした。だから、同じような感覚でアフリカに来てしまったのでした。

発展途上国に渡航する方は、日本から添乗員が同行してくれるようなツアーでない場合は、必ず、治安の状態を出発前に確認しなくてはなりません。10年に一度は暴動が起こって政情不安定になる国ばかりなんじゃないでしょうか?私が渡航した時は、『渡航の是非を再検討』するように言われた時期でしたが、行かなきゃ仕方ない訳で、行きました。それが、『ひどかったのが収まってきた段階』…だったことも知らずに。

主人は時々アフリカに出張に行ってました。社命なので仕方ないのですが、暴動が起こっているから妻子だけ帰すことになったのと同時に出張ってこともありました。一応、無事ですが、男の人は危険でも働け、と?危険手当もらえるから仕方ないのでしょうか?それに慣れてしまったので、あまり深く考えなくなっていました。

今回の駐在は、本当に突然で、言われて2週間ぐらいで主人は出国しました。初めての海外転勤の引っ越し作業に男手がなかったことでどれだけ苦労したのかは、今回は触れません。ヘンな辞令だなぁとは思いながら、流れに身を任せて従っただけです。

よくわからないけど、突然の増員だと言われていました。景気が悪いのに?と、疑問を持つべきだったのでしょう。主人の到着する直前、例のごとく、軽い暴動が起こっていました。本当の前任者が日本人でなかったので連絡を全くとっていなかったのですが、奥様がいつものように車で買い物に来ていたところ、『暴動に便乗した民衆が、無差別にお金持ちを襲う』という、アフリカの慣例に従い?車ごと襲われたそうです。

命に別条は無かったそうですが、奥様が先に帰国しました。続いてご主人が私の主人に引き継いで帰国しました。その時に残された家具やらガスコンロやらが、我が家で使われていたのでした。なぜ、コレがココにあるのか。それには意味があったのですね。
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2009年02月15日

緊急出国した話-1

かなり前の話ですが、歴代駐在員夫人たちは、限界までガマンしてご主人と一緒に残っていたそうです。発展途上国にはありがちな話ですが、時々、暴動が起こります。きっかけは、首都VS地方だったり、大統領VS首都の知事だったりが政治闘争したこと(選挙の不正も多いので…)であっても、民衆は理由に関係なく、便乗します。

秩序が混乱して治安が悪くなると、何でもしていいと思う人が多いようです。特に、富める者とそうでない者との格差が大きいので、お金持ちは標的になります。外国人は皆、お金持ちなので、外国人駐在員は危険にさらされます。

商店は襲われて、商品をゴッソリ持って行かれます。民衆の数が多いので、対抗出来ません。警察機能がマヒしている時は、どうしようもありません。外国人も丸腰であることが多い(…と、信じたい)ため、屋外に居るだけで襲われます。狙われるのはお金と持ち物だけだと信じたいところです。門番を雇っていますし、家の中にまでは入ってこないと信じたいものですが…。

ベテラン駐在員一家がアフリカに居る間、かなりひどい騒ぎになっていました。すべての空港が武力勢力(暴走した軍隊だったかな?)によって封鎖され、出入国が出来なくなってしまいました。自宅も守りきれない状況になったため、駐在員たちが会社に籠城、妻子は船で海外に逃げ出すことになりました。そういう時はビザが無くても動けるそうです。

豪華客船ではなく運搬船だったせいか、船旅とはそういうものなのか、知りませんが、かなり乗り心地が悪かったらしく、全員が船酔いで、水すら飲めない状態(…経験がないのでイメージ出来ません)で、数日後、外国で救出されたそうです。めでたし、めでたし…では終わらず、日本にたどりつくまでも苦労したとのことでした(長くなってきたので、明日に続きます)。
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2009年02月16日

緊急出国した話-2

命からがら脱出してきた、駐在員の妻子たちは、ご主人たちの会社関係の駐在員たちの働く、アフリカの比較的平和な国で救出されました。こちらも平和な時は比較的過ごしやすい国なのですが…。平和な状態でも女子供には過ごしづらい国らしく、その国には妻子を連れて来ないのが普通なのだそうです(でも、治安は比較的悪くないのだとか?)。

とりあえずは駐在員たちが宿舎に連れて来てくれたそうですが、昼間はお仕事をしているので、妻子たちは宿舎に取り残されたような形です。行ったことがないのでよくわかりませんが、とにかく女性が外出しづらい国らしく、メイドさんは女性ではなくて、全員男性です(サーバントと呼ぶそうです)。男性ばかりの世界のようです。

フランス語の話せないサーバントたちが、気を利かせて衣類を洗濯してくれようとしたそうですが、男の人に服を洗われたくない!実は、多言語話者であるベテラン駐在員夫人は、その国の公用語が話せたのですが、船酔いで言葉を発することも出来なかったそうです。持って行かれようとするカバンを無言で力づくで引っ張って抵抗して、何とか下着を男の人に洗濯されずに済んだそうです。そして、そのまましばらくグッタリして過ごしたのだとか。

ようやく言葉が話せるようになり、『せっかくですが、男性に世話をやいてもらうのは耐えがたいので、外のホテルに宿泊したい。』と、伝え、『こんなのしか無いんだけど…』と、町で一番マシと言われるホテルに移動してきました。ホテルのフロントにはテレビがありました。見ると、ご主人たちの籠城する会社が銃弾を浴びている様子が中継されていました。銃に抵抗しようと思う人間は居ないので、施錠して、引き籠っていたようです。社内には有事に備えて十分な量の食料や飲料水がありますが、やはり女子供は先に返しておきたかったようです。

『夫がこんな所に居るのに自分たちだけ逃げてきた…』って思うと胸が痛んだそうですが、フロントの人には、『こんな所から来たの?!』と、驚かれたそうです。何度もテレビの画面と奥様方を見比べられたのだとか。ハイ、そんな所から妻子を逃がす方法を会社は知っています。これに懲りて、もうちょっと早い段階で妻子だけ普通の旅客機で帰国させる方針に変えたみたいですが…。
(また長くなってきたので、つづく)
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2009年02月17日

緊急出国した話-3

一応、ホテルには世帯数に応じて部屋を用意してもらったそうですが、『こんな所に子供とだけ居るのでは安心して眠れない!』と、みんなで一部屋に集まったそうです。と、言うのも、どの部屋も鍵がかからなかったので。非常に危険な国から脱出してきたばかりなのに、その状況で安眠出来るはずがありませんよね。

女子供が集まったところで、力は知れていますが、心強くはなります。鍵がかからないのは大問題だと思われるため、奥様方で力を合わせてベッドを動かしてバリケードを作りました。無いよりマシですから…。ついでに、持ってきていた防犯ブザーを使って、動かせば鳴り響くように紐をかけて仕掛けておいたそうです。ブザーが鳴っていなければ安全ということで、眠れたそうです。

無事に朝を迎えることが出来ました。寝ぼけていたこともあったのか、防犯ブザーを仕掛けたままベッドを動かそうとして、ホテルにけたたましい音が鳴り響いたそうです。何事かとホテルのスタッフが駆け付けたそうですが、ベッドのバリケードがあって、ドアが開かない。大騒ぎして強烈なインパクトを与えてから、無事に旅客機で出国したそうです。あまりこの国にいい印象なさそうですね…。

平社員にとっては、『夢のヨーロッパ経由』ですが、乗り換えしてみると、お一人だけスーツケースをなくされた奥様が居たそうです。気の毒な時に、更に気の毒なことです。『下着の替えが無いのはイヤ!』と、空港内のお店を色々と探して、一応買えたそうですが…。『ありえないぐらいにしょっぼいパンツ』が、先進国価格、日本円にして千円以上したそうです。アフリカで千円あれば、何と何と何が買えたでしょう?

色々ありましたが、妻子たちはヨーロッパから日本に帰国出来ました。ご主人たちの籠城戦は、食糧が尽きる前に治安が何とか安定して、みなさん無事だったそうです。発展途上国では、何でも多め多めの備蓄が必要みたいですね。妻子が駐在員とは別経路で帰国するケースもあるのですから、国外でも通用する現金(ドルとかユーロとか)も余裕を持って用意しておきたいものです。先進国では、しょっぼいパンツでも一枚千円以上しますから!
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2009年02月18日

一本の電話

見た目爽やかな洋風のお屋敷街ですが、庭から土葬されてたらしい人骨が出てきたり、色々あります。電話線に悪さをする者が居るらしく(銅線が高く売れるせい?)、ホームステイさせて頂いたおうちの固定電話は、ほとんど使えないのだそうです。だから、ベテランマダムは携帯電話を使うことにしています。

お茶を一緒に頂きながらダイニングで談笑している時に、携帯が鳴りました。『あれ?ご主人からみたいよ?ちょっと待ってね、出てみるわ。』一応、毎晩その電話を借りて、1分ほど近況報告し合うことにしているのですが、1日2回も電話?『サウンジャに代わってだって。ハイ。』

『いい?落ち付いてよく聞いてよ。明後日の飛行機で帰ってくるチケットを持っていると思うけど、奥さんに頼んで、明日中に窓口に連れてってもらって、その払い戻しをしてもらわないといけないから。こっちが大変なことになっているから、しばらくそっちに置いてもらいなさい。』家の心配は、いらないって言われても…。

ベテラン駐在員夫人に伝えました。『あの…大変なんです!落ち着いて聞いて下さい。すみません、私、明後日に帰ることになってましたが、しばらくこちらに置いて頂きたいんです。』

すると、言われました。『もぅ!そんな深刻な顔するから心配するじゃないの!明後日まで居られる予定が短縮されちゃったのかと思ったら、しばらく居てくれるなんて、嬉しいわ。いつまでも居てちょうだいね。さっそく、明日の朝一番に航空会社のオフィスに行って払い戻しをしてもらいましょう。』突発的なアクシデントに慣れておられるだけあって、全く慌ててらっしゃいませんでした。さすがです。

…と、気丈に振る舞って下さいましたが、今後の生活が大きく変化していくことになる、何か、予兆のようなものを、長年の経験と勘(霊感?)で、しっかり感じておられたことでしょう。この日を境に、発展途上国ならではの厄介な駐在生活がスタートすることになりました。
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2009年02月19日

電話による速報

発展途上国なので、突然の停電に驚いてはいけません。万一の事態に備えてデスクトップパソコンは処分してノートパソコンを持って来ております。パン焼き機とか、炊飯器とか、突然停電されたらどうしようもない物もありますが、洗濯機は二層式なので、被害が小さくて済みます。だいたい30分〜3時間程度で回復するものだったんですが。

何のことわりもなく、州全体の電力が丸3日間供給されなくなったそうです。先進国なら首長か誰か偉い人が出てきて記者会見でもするのが当たり前と思われる非常事態ですが、説明がなかったそうです。主人の勤務先や宿舎では、アフリカのマストアイテム(たぶん)である、業務用のかなり立派な発電機を持っておりますので何とかなっております。が、駐在員家庭の生活はこのままでは成り立ちません。

私は首都でバカンス気分を味わっていたので見てなかったのですが、おそらく、食材を扱うお店は機能しなくなったのではないでしょうか?熱帯で3日間も停電するとキツイものがあります。駐在員家庭全員分の食事の用意を会社が何とか出来る体制は整っているそうですが、意味もなく人を増やしてはいけないので、私が帰って来てはいけないそうです。

自宅の冷蔵庫に入れておいた肉とかバターが心配でなりません(カビが生えたり虫が湧いたり肉汁が垂れ流しになったり…)が、そんな小さな理由で貴重な備蓄食糧を減らしに行く訳にもいかず、私は首都にとどまることになりました。

何のことわりもなく電力の供給をストップするのに3日は長すぎる気がします。『どうせこの国だから…』という思いはあったので、発電所の中で押してはいけないボタンを押してしまったとか、ウッカリ切っちゃいけないケーブルを切断しちゃったとか、物理的な原因を想像していました。
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2009年02月20日

下着の問題

いつまでと期間の定まらないまま、首都にお邪魔し続けることになった私。…にとって何が問題か、ベテラン駐在員夫人は私よりも先に考えて下さったようです(自分では気づきませんでした)。『そろそろ着替えの洗濯が必要かもね。このカゴを使ってね。』

改めて、このおうちでのメイドさんのルールを教えて頂きました。個室の鍵がかかってなければ開けて掃除をする。…しばらく置いて頂くので、今度はちゃんとルールを守りまーす!閉まっていれば、アイロン掛けの済んだ洗濯物を入れたカゴをドアの前に置いておくだけにする。

一人ずつ、決められたカゴを持っていて、そこに洗って欲しい物を入れて出しておけば、別々に分けて、洗濯とアイロン掛けをしてもらえる仕組みだそうです。田舎のホテルのランドリーサービスより、ちゃんとしています!

『首都ではお金さえ出せば、日本並みの生活が出来るぐらい、色んな物が買えるのよ。そこまで求めると、日本に居るよりお金がかかるけど…。』とのことで、確かに、地方じゃ買えないような、先進国から来た者にはありがたい物は売ってますが、嘘みたいに高い値段になっていることが多いです。

『イヤじゃなければ、チケットの払い戻しだけじゃなくてスーパーにも寄ろうと思うんだけど…』との申し出。嬉しいですね。色々買いたいので。『ところで、お金は大丈夫?なんなら貸してもいいわよ、遠慮なく言ってね。あとでちゃんと取りたてるから(笑)』

首都のスーパーではクレジットカード決済が出来ます。カードの引き落とし銀行には日本円がどんどん入金されていっているので(アフリカでは引き出せません)、かなりの余裕があります。足止めになった所が、首都で良かったです。『カードの使えるところなら、大丈夫です。』

首都のスーパーでは、『何でも買える』って言葉が大袈裟に聞こえないぐらい、何でも買える感じです。日本の郊外で駐車場が100台分ぐらいあるような大型スーパーぐらいの品揃えかも知れませんが、それは大袈裟かも知れません。下着も買えます。海外駐在についていくような奥様が、何でも現地調達にこだわるほどの節約をしなくても良いと思いますが、上下セットが日本円で500円ぐらい!クオリティ(重要?)にこだわらなければ、いいお買い物が出来ます。
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2009年02月21日

充電

たまに海外でも使える機種を出している携帯電話会社もあるようですが、私が出国前に使っていた端末はPHSでしたから、ローミングには無縁でした。仮に通話していないにしても電話番号を維持するのに多少支払うべきお金が毎月発生するという説明を受け、主人の分も私の分も解約してきました。

その時、心に誓いました。極力、物の名義は妻名義にすべきです。電気とかガスの解約なら、『主人は海外に行って連絡がつかないので私が…』って言っても問題ありませんでしたが、携帯電話会社との契約を切るには、本人確認が絶対必要なのだそうです。突然の辞令で夫がアフリカに駐在したので連絡も取れないという事情を説明し、電車に乗って本部に出向いて代理人として解約手続きしてきました。2回線とも私の名義にしておけば、もっと楽に手続き出来たはずです。

海外と同じ仕様という携帯電話が各社から販売されているようですが、なぜか、アフリカで使える2種のチップの両方が、日本の携帯電話にだけ、拒否されるようで、使えません。駐在員は東南アジアとかヨーロッパとか、どこか別の比較的先進している国で買った端末を持ち込んで使うべきみたいです。

絶対に使えない端末とは言うものの、電話帳のバックアップデータをとってあるとは言うものの、友達からもらったデコメや待ち受け画面など、気にいっているものが残っているので、持ってきました。時計としては使えるじゃないですか(腕時計、常にしているけど)。

先輩マダムから聞きました。携帯電話は1日ぐらい充電が切れていても、復活すると認識されがちですが、何か月も充電が切れたまま放置しておくと、全てのデータが消えてしまうそうです。パソコンだって何年も電源の入らない状態にしておくと時計が00時00分になってしまうものですし、プラグにつなぐべきものは、たまには充電すべきだそうです。

それを聞いていたので、私は自宅で日本から持ってきた色んな物の充電を、気が向いたらしていました。新婚の時に主人の電気シェーバーを勝手に毎日充電していたのがバレて叱られたことがあります。充電がほぼ十分なのに余計に充電すると、電池の持ちが悪くなるのだとか。面倒な…。それも踏まえて、時々思い出して電池の残りがかなり減ったことを確認してから充電していました。

首都に来る前に日本から持ってきた携帯電話をパカッと開いてみると、電池が十分にあったので、充電機は自宅に置いたまま、そのまま持ってきました。目ざまし時計として使うためです。なのに…1日しないうちに電池が切れて電源が入らなくなりました。圏外だから電池の消耗も早かったのかも知れません。こんなことなら、充電機を持ってくれば良かった…。

って落ち込んでいると、ホームステイしているおうちのお嬢さんに、『サウンジャさん、部屋に時計なかったですよね?私の使ってない目覚まし時計でよければ、持って行きます?』って声を掛けて頂けました。部屋に鍵を掛けておくルールの部屋なので、起こして頂くことは期待出来ず、朝の弱い私はかなり不安でした。アラーム音が結構なボリュームで、大助かりでした。
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2009年02月22日

やっぱり帰れ、と?

主人からの電話によって、首都に長く居座る覚悟の出来た私。とことん首都での生活を楽しんでみよう!と、思っていたのですが…。チケットの払い戻しを受けてほどなくして、主人から又、電話。『もう戻ってきて大丈夫だから、やっぱりチケット買っておいで。』発展途上国の駐在で、『大丈夫』も無いと思うのですが、他人様のおうちでご飯食べ続ける訳にもいきませんので、自宅に帰ることにしました(当然?)。

お邪魔していたおうちのご主人様もちょうど出張から戻ってくる頃で、首都のおうちに泊まってから、私を連れて(世話が焼けてすみません)帰宅することになりました。ご主人と一緒の飛行機に乗れるようになったから安心…とも言えますが、飛行機の『払い戻し』でなくて『日時変更』にしておけばキャンセル料を取られずに済んだのに、とも言えます。何度もお手数をかけますが、また航空会社の窓口に連れて行って頂きました。

『お客様じゃなくて家族として迎えますから、お手伝いは普通にしてもらうわよ、覚悟しててネ!』って言ってた奥さんですが、メイドさんが居るので、別に手伝うことは、何も…。一応、エプロンは持ってきてたんですが。平日にお皿を洗おうとしていたら、『ダメよ、メイドさんの仕事なんだから。』って言われたのです。

私は週末に使ったお皿を山積みにしてよけておいて、月曜のメイドさんのお仕事に上乗せします(その分、簡単メニューで作る手間を軽くしてバランスとってます)。それをするには虫対策として水を満たした器で堀を作っておくなどの工夫が必要で、普通はそこまで手抜きしないみたいですね。このおうちの奥様は週末だけは自分で洗うのだそうです。

お子さんたちはお友達と遊びに出掛けていて、ご夫婦と私の3人が居る週末に、やたらマイペースでラテンなお友達から、『今スグ来て〜!』って電話があったので、奥様は、『スーツケースに荷物詰めるの手伝って欲しいんだけど…』ってつぶやくご主人(と、無言の私)を残して、『スグ帰るから!』って出掛けてしまいました。

ここでようやく私のエプロンの出番。洗い物は大した量じゃありません。すごく小さな部分(うち、3分の1は私の使ったもの)ですが、何らかの形でお役に立てて良かったです。置いて帰る物など何も無いので私の荷造りは簡単に済みました。奥様はご主人のお世話したりお友達に振り回されたりで、かなり忙しそうでしたが。
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2009年02月23日

夫のもとへ

空路にて戻ることになりました。発展途上国での搭乗手続き、不安です。日本の国内線ですらほとんど一人で使ったことありませんから。今回は、ベテラン駐在員さんが一緒なので、何から何までお任せです。迷子にならないようについていくだけなんて、気楽〜♪

搭乗手続き開始が何時だけど、首都では交通渋滞があるので…と、家を出る時刻の計算までして頂きました。そもそも私が何しにアフリカに来たのかわかりませんし、首都から私が戻ったところで、たいして役に立たないことはわかっています。それでも、夫が待つから戻るんです。

空港に向かう車の中で、例のマイペースなお友達から奥様の携帯に電話があったようです。なんでそう思うかと言うと、話す言葉が日本語でもフランス語でもなかったし、怒った感じの、『空港』っぽい単語が聞こえました。『今から空港に向かうんだから、急にそっちに来いって言われても無理なの!』って答えてるんだと、勝手に思ってました。いちいち確かめませんが、あっていたはずです。

だいたいどこへ行っても、『どうせ役立たずだけどよく来てくれました!』的な扱いをされる私ですが、数日間主人と離れたことで、こう言われました。『単身赴任で仕事している人の寂しい気持ちが何となくわかったよ。ずっと一人の暮らしが続くなんて、精神的につらいだろうね。』おや?もしかして、私、何かの役に立ってます?!
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2009年02月24日

全国へ

帰宅してから気になっていた冷蔵庫を確認しました。バターは原型をとどめています。カビもついていないようです。使うことにしました。

冷凍庫も確認しました。肉は固まってますね。溶け出た肉汁も凍っていたようなので、掃除しておきました。ミネラルウォーターで作っておいた氷はいったん解けたあとまた固まった感じで、形が崩れていました。肉が心配ですが…試してみました。『結局冷凍庫は何度にまで上がったの?』って聞いても主人が答えてくれなかったので。結果?いつもと変わらない程度にピーピーしただけで済みましたよ。

私の住む町だけ電気が来なくなった訳ではなかったそうです。まず、もうちょっと田舎の州から、『ある日突然何日間も電気が来なくなった!』という騒ぎになったそうで、その順番が回ってきたそうです。それは国全体に順番にやってきて、首都も例外ではなかったようです。

お世話になった家は特に電気が来ないスポットだったらしく、同じ要塞のような街の中の離れた所に住んでいる、マイペースなお友達がかなり助けてくれたそうです(恩を売った甲斐があるというもの…)。

アフリカで何日も電気が来なくて駐在員家庭が一番困るのは、食材のストックです。冷蔵庫のほか、冷凍室のみの大きなストッカーも持ってますから。大型家電ですが、ラテンなお友達のご主人の車が大きな荷物も載せられるタイプらしく、2台の冷蔵庫を持って行って預かってくれたそうです。それでだいぶ助かったそうですよ。

お金の問題でもありませんが、発展途上国では、先進国の人が健康で文化的な最低限の生活を維持するのにかなりのお金がかかります。日本でテレビ見てエアコンつけて過ごしてきた私たちでも月額4ケタ(高くても7,000円未満)の範囲の電気代で済んでましたが、テレビを見なくてエアコンも使わない生活でも、蛍光灯と炊飯器と洗濯機と冷蔵庫程度の消費で、月額1万円ほどします。電気代が高いのです!

そういう次元で貸しだの借りだの言う、小っさい人たちじゃなさそうでしたけど。預かった犬のエサ代だの首輪代だのでお金かかったな〜とか小さい所の気になる私としては、人の家の冷蔵庫を預かるコストに触れたかったので、書いておきました。
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2009年02月25日

踏み倒し

現地語でのラジオ放送では、電気が供給出来ない理由をこう説明されたようです。『世界的な原油高の影響で、発電するための原油が得られないから仕方ありません。ガマンして下さい。』…みたいな感じで。庶民レベルでは裸電球1個使うぐらいでコンセントもない家が普通なので、別に腹も立たないのでしょう。

あまりにも高い電気代を払うことでようやく文化的な生活を送って来られた外国人駐在員一同は、そんな子供騙しの説明では納得出来ません。外国人は皆、電気の供給出来ない理由を知っています。国際的な組織に事情を話して何とかしてもらおうという動きすら出ました。

発電に原油が必要なのは事実です。『水力とか風力とか原子力とか、色々技術指導するから違う発電もしてみましょう。』って申し出が先進国から出ていても、利権の絡む人たちによって妨害されるので、不可能です。発展途上国が発展途上であるが故に富を得ている人たちも居るのです。

半官半民の電力会社ですが、ずさんな経営で、袖の下をもらって電気を横流しするようなことが平気で行われているため、真面目に支払っている者たちにその負担がのしかかります。もはや一般庶民では支払えない額なので、『ま、裸電球でもいいか!』と、電力を使う生活を諦めるようにすらなります。

外国人からはさんざんお金を巻き上げてきたようですが、それでも会社にはお金がないようで、実は発電に必要な原油を買えないというのは事実のようでした。で、『電気ってどうしても必要だから作らないといけないでしょう?でも、お金がないの。』…と、石油会社にツケで譲ってもらっていたそうです。

その額が億単位になってきて、なおかつ支払う素振りがないため、『こっちが倒産するから、これ以上は譲れない!』と、石油会社がツケで売るのを辞めると宣言したため、発電所の石油がなくなったのだそうです。

先進国からの支援を素直に受け入れて、ずさんな経営をする電力会社を解体するなどすれば、私腹を肥やす人にお金が流れず、真面目に電気代を支払う人の家に電気が流れるはずなのですが、簡単には解決しません。電力会社の言い分では、石油会社が泣いてくれれば今まで通りにうまくいくってことらしいですが、石油会社も商売ですから、気の毒です(今まで積もり積もった債権が回収出来るとは到底思えませんし)。

メイドさんには、『世界中で原油が高騰しているから、仕方ないんですよ。』と、諭すように言われました。『違う!』…と、反論出来るほどフランス語が話せる訳でもなく、私はいつものごとく、『何だか知らないけど、仕方ないわねぇ。』という顔をするのみです。今回ばかりは、違うんだけど。『こんな国だけが、こんなおかしな事態に陥ってるんだ!』と、愛国心の強い現地の人にわざわざ説明してケンカしたいなどという外国人は、居ないようです。そんな気力、私もありません。もっとも、私に一番足りないのは語学力ですが…。
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2009年02月26日

給湯

日本で、『給湯』って言うと、住まいの外側の、おそらくガスのメーターのそばに四角い給湯器があって、台所や風呂場で赤い方の蛇口をひねればお湯が出てくる仕組みのことを言います。『給湯』ではなく『追い炊き』としか言えない住まいとは、ちょっと(ほんの20〜30年?)築年数がたったもので、ガスのメーターのそばにそれらしい物は無く、風呂場にカチカチ音のなる大きな機械があって、それに点火することでお風呂に張った水を沸かす仕組みです。台所でお湯を使いたければ、別途室内用の給湯器を設置する必要があります。

アフリカでは、『給湯』も『追い炊き』も、メジャーではないようです。多分、家族が浸かった湯船を沸かしなおして別の人があとで浸かるという習慣は、アフリカには無いと思いますし。そもそも、都市ガスなんて来てませんし、プロパンガスボンベを自分で買って来て台所のコンロに自分で(うちはメイドさんが)つないで使うのが普通です。風呂場でガスなんて使いません。

昼過ぎには素手で触れないぐらい熱いお湯が、野外に剥き出しになっている細い上水道を通って太陽熱で温められて流れてくるので、赤い印のついた蛇口が欲しいと思う機会はありません。ただ、水シャワーを浴びるのは厳しいです。朝方は太陽熱が水道管に当たっていないので、出てくる水が冷たいですし。

そこで、外国人駐在員始め裕福な人のバスルームには、五右衛門風呂ぐらいの大きなサイズの機械が設置されています。水道水を汲みあげておいて、電気で温める仕組みのようです。電源を入れっぱなしにしておくと、シャワーを浴びることでお湯が減ったりしたら、自動的に水を温める仕組みになっているようです。

3日連続で停電とかになれば風呂場でお湯が使えなくなるかも…と、心配でしたが、室温も高いせいか?シャワーが冷たくて困るなんてことはないようです。電気が止まるとなると次は水か?…なんて思うと、使う量も遠慮がちになるものですし。熱帯で良かった!と思う、数少ない機会のうちの一つです。
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2009年02月27日

セコい話

発展途上国で事業展開するということで、主人の勤務先はリスクを計算しているようです。会社は事業用の大きな大きな発電機を持っているので、停電したって何とかなっています。宿舎もまた、1台だけ立派な発電機があるので、大丈夫です。

現地の人は、『世界的な原油高だから行われている計画停電』という理解をしているようですが(そんなことぐらいで停電する国、そんなに多くないと思うんですが…)、外国人情報網によると、どっかがちょっとだけ支援してくれているっぽいです(あいまい)。ちょっとずつ地域を細かく区切って順番に電気が回ってきます。そのタイミングはつかめません(そこが不便)。

結構、日本もアフリカの一国に多額の援助をしています…なんてことは、日本に居る間は知りませんでした。旧宗主国であるフランスと変わらないぐらいの額だそうです。援助している日本の人ですら知らないんですから、現地の人はどこから援助されているかなんて、きっと知らないでしょう。

計画停電と呼ばれる事態が起こった当初は、そのうちどっか大きな国際組織がタップリ援助してくれて、数百億とも言われる負債も免除してくれたりして、良くなるものだと思ってましたが、逆に悪くなるばかり。私も熱帯の暑さにやられて楽観視し過ぎになってきたのでしょうか?

冷蔵庫の食料が最も重要なので、主人の会社の小さな冷蔵庫に助けを求めるようになりました。普段はストッカーと呼ばれる大型の冷凍庫に凍った1.5リットルのミネラルウォーターのペットボトルをいくつも在庫しておいて、それを停電するたびに取り出して冷蔵庫を冷やし、通電すればストッカーに戻して凍らせるという習慣だったのが、通電時間が少なくなってきて、間に合わなくなりました。

会社の小さな冷蔵庫に入れるためのペットボトルを主人が出勤する時に持って行ってもらい、時間をかけてカチンコチンになった塊を持って帰ってもらいます。セコい駐在員ですが、ほかに手段が無いと思われたので。最初は、事務所の助手さんが、『ペットボトルをまるごと冷凍したら瓶がゆがむわよ!』と、気を利かせてわざわざ冷蔵室に移してくれるなどしたようです。その後、『コレは冷凍用の瓶です。』と、マジックで書いてから持って行ってもらうようにしました。
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2009年02月28日

音と臭いの誉れ?

個人宅でいち早く、『辛抱たまらん!』と、雄たけびを上げたのは、(政治家・裁判官等、発展途上国ならではのいろんな臨時収入を得ていそうな身分の人は除く)現地の人ではなく、外国人です。なかでも、『相当持ってるらしい。』と、噂されるインド人(と思しき人々。半分はパキスタン人という噂もあるけど、国籍を聞いたことがないので、知りません)たちの対応は早かったです。

業務用の発電機と言えば、乗用車ぐらいの大きさからしますから、いくらアフリカとは言え、ちまたで売っているのは見かけません。ご自宅用の発電機というのなら店頭に売られています。おそらく、電気屋さんや電気工事店は停電特需があったのではないでしょうか。自宅の分電盤みたいな所から電線を引っ張ってきて、庭に鍵をかけて設置した発電機につなぎます。ガソリン又は軽油(取扱説明書を熟読のこと!)を石油ストーブのように注いで動力とします。

コレが、そんなにパワーは無いのに、すっごい音がします。更に、ダンプカーが通ったあとよりも臭いです。停電した夜、(外国人の中でもとりわけ)お金持ちの家から、この臭いと音がして、そこだけ明るくなります。エアコンも扇風機も使えないので閉め切る訳にもいかず、発電機の無い者は、暑さと音と臭いに耐えるのみです。しばらくの間、羨ましく眺めていました。特に、我が家の両隣はインド人(っぽく見える)家庭だったので。
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