2009年05月01日

通じない人たちに囲まれて

主人の仕事の関係上、とても気を遣うべきフランス人が来ました。駐在員一家含めて一同終結し、歓迎の食事会を開きました。この国に来るのは初めてだそうですが、相手の祖国のマナーを踏まえて、全員で歓迎の意を表しました。

仕事の関係で外国に出張することには慣れていたようで、フランス語が通じるというフレコミの国なら、初めてでも平気だと思っていた模様。時々政情不安定になることは旧宗主国に住んでいるなら当然ご承知だと思いますし、治安の良い時期、何も問題はないと思っていたのでしょう。

まず、担当の契約社員さんと話してみて、かなりのショックを受けたようです。フランス語がほとんど通じない…。この方、現地語なら得意なんですが、フランス人にそこまで合わせてくれとは言えません。『日本人はフランス語が苦手だけど、海外に行く人なら英語は通じる。』…って法則があったようです。フランス人は言いました。『英語で話しましょうか?』私もその方の英語を初めて聞きました。『私は英語が話せません!』話せると主張するフランス語がよくわからないなら、話せないと断言する英語に全く期待は出来ない…。

主人と話してみると、あまりフランス語は得意でないのが伝わったようです。一応、海外駐在員ですから、英会話は出来ますよ。主人との会話は英語でしていました。意思の疎通は出来ていたようです。英語で話すのがちょっと面倒そうでしたが、主人の方が英語を話すのラクじゃなかったはずですよ。先方が得意とする専門用語がいっぱい出てきてたみたいですから。

初日だけ、少なくとも日本語とフランス語はペラペラでバイリンガルの(他にも使える言葉があるそうですが、どの程度かはわかりません。トリリンガル以上かも)お嬢さんが来てました。ペラペラのフランス語を聞いて、かなり安心されたご様子。

お嬢さんがひとしきりの通訳をしてくれたのですが、『ごめんなさい、ムッシュ。私はこれで失礼いたしますね。どうぞごゆっくりお楽しみ下さいませ〜』(←私のイメージする上品なおフランス語調で勝手に翻訳)って言って帰ってしまった時には、捨てられた子犬のような、悲しそうな顔をなさってました。

発音が悪いのでフランス語を発してみても完全に無視されてますが、私はおっしゃるフランス語の1割ぐらいは理解しているんですけど…ダメですか?『とんでもない所に来てしまった』って顔をしているのを見て、アフリカに来たばかりの自分を思い出しました。取り囲んでプレッシャーをかける一人ですみません。
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2009年05月02日

嬉しいアンブラッセ

フランス人への接待は大成功!って言うと、私の手柄っぽく見えてしまいます?えらい人らしいのですが、えらぶらなくて感じいい人だったみたいです。年が近いこともあって、主人と仲良く飲み歩き、帰りが2時3時になることも。我が家の戸締りは南京錠。外からカギかけられると何かあった時に私が脱出出来なくなるので、私が内側から施錠しております。…起きて待っているのですよ。

あっ、でも、全然迷惑じゃなくて(そんなこと、書けません)、『いい人だなぁ…話は長いけど。』って言いながら機嫌よく主人が戻ってくるので、心配もしません。すっごく眠いけど!

先方も、発音が惜しいながら一生懸命相手の母語を話す主人に好感を持って下さった模様。私もフランス語で話すのですが、私の発音は彼の耳に周波数が合わないのか?全く聞こえないようです。同じ内容を英語で言いなおすと、『あっ、そうですね!』って英語で返してくれます。アフリカではギリギリ使えるフランス語のつもりだったのに、フランス人に通じないとは…。

こちらの誠意だけは伝わったらしく、フランス人も、『イヤな所に来てしまった』顔をしなくなりました。最後、ご帰国の時は寂しく思ったものです。起きて待たなくて済む分、よく眠れるようにはなりますが。

フランス人が初めて来た時、全員と丁寧な握手をして挨拶しました。1対大勢で、ちょっと面倒臭そうではありました。帰る時も、やはり全員と、1対大勢で挨拶するのですが、その時は一人一人と名残惜しそうにしていました。最初は握手だけだったけど、最後は積極的にアンブラッセ。

私からの挨拶は、最初に、『初めまして、お会い出来て光栄です』って言った時と変わらないヘタな発音でしたが、最初の時みたいな、『はぁ?何言ってんのか全然わからない!』って顔はせずに、『??ありがとうございます。ご主人には大変お世話になりました。』ってにこやかに言って下さいました。
ラベル:アフリカ
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2009年05月03日

訛り

結婚するまではずっと地方に住んでいたので、母語と標準の日本語は違います。海外駐在する前から言葉の壁に泣かされて、勤務先及びお客様には数々の迷惑をかけながらも、手っとり早く接客のお仕事をしながら日本語を覚えました(それでも完璧ではありませんが)。そう広くないと言われる日本でも、首都とは違う言葉を話す人がいっぱいいることは知っております。

アフリカに駐在することになり、現地の言葉も覚えることにしました。もともと辞書もありませんから(首都ではフランス語-現地語とか、現地語-フランス語の辞書が売られているみたいですが)、希少価値のある、『現地語-日本語』の冊子を使いながら、多少は覚えました。

熱心に読んでいると、メイドさんに言われました。『ここに書いてある言葉は標準語ですから、○○さんや△△さんみたいな方言しか話さない人には通じませんよ。』確かに、その冊子に書いてある、肯定の『はい』は、勉強する気の全くない海外駐在員でも知っている地元の言葉の『はい』とは全く別の単語です。『はい』って結構重要な単語だと思いますが、地方出張に行った時に回りの人が話している『はい』っていう意味の単語も、全く別の単語でした。

日本語だって訛りが色々あるのですから、そういうものなのでしょう。本で学習出来る単語は標準語ですが、耳で地方訛りの単語も覚えていきたいと思いました。メイドさんによると、地方訛りと標準語は時として全く別の単語になるそうです。一つの国なのに、外国語ぐらいに違います。

現地語ペラペラになる見込みはないと思われ、外国人ならフランス語会話が必須なので、フランス語の勉強を特に頑張ります。勉強しているだけでなく、生活に必要なので、やむを得ず苦手なフランス語を使っているうちに、多少は上達してきたようです。いつのまにか、辞書を持ち歩かなくても不安じゃなくなりましたし。町の商人は日本人慣れしているから、日本人独特の発音の訛りの法則も覚えていてくれているのでしょうけど。

ところが、フランスからやってきたばかりのフランス人には全く通じません。私はフランス語学習CDを繰り返し聞いているので、ヒヤリングには過剰な自信があり、だいたい何の話をしているのか見当がついたのですが。

生活によく使うフランス語…。門番の交代時間である『6時』は『シゼーラ』、『医者』は『ドクテーラ』、『多分』は『プテトラ』でしょ?ん?!フランス語学習CDでは、『シズール』『ドクトゥール』『プテトル』って言っていたかも?そう発音すると、ちょうちょがパタパタ舞うように、美しく聞こえます。

ひょっとすると(…ひょっとしなくても?)、私の話すフランス語は、ある一定の法則に従って、訛っているかも知れません。フランス人に通じなくて、アフリカの地方でしか使えなくて、現地では、『なんだよー外国人だからって現地語覚える気ないんだからー』って反発を買ってしまう、半端に訛ったフランス語。変に訛って覚えるぐらいなら、日本に居る間に完璧な発音で覚えてくるべきでした!
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2009年05月04日

月の夜

我が家の軒下には裸電球があって、夜間は屋外にあるスイッチを門番が入れてくれ、真っ暗闇にならないようにしてくれます。夕食を外で食べてきた時も、その明りがあれば車を置いてから玄関の鍵をあけるまでの間、明りがなくて困ることがありません。…停電していなければ。発展途上国ですから、停電は珍しいイベントでも何でもありません。

停電している時に戻ってくると、門番の派遣会社が支給してくれている懐中電灯で足元を照らしてもらいます。常識的に夜間外出の際は懐中電灯を携帯しているので(重たいけど…日本製のいいのを持ってくるべきでした!)、鍵穴は自分で照らします。両手が大荷物でふさがりがちな状態で、ストラップもついてない(つくづく、日本製を持ってこなかったことを悔やまれます)懐中電灯を持つのが難しい時には、門番に鍵穴を照らしてもらいます。荷物を持った状態で暗い中、鍵を探すのは大変ですから、車のエンジンを切る前に、車内で家の鍵を見つけておきます。

一緒に宿舎に居ても、私だけ先に帰ってくることがあります。お酒に酔った契約社員のおっちゃんたちが、主人たちにからんでくることが時々あり、主人たちはそこで逃げてはいけないそうです。長引きそうな時は、女子供だけ先に帰されます。主人の車で一緒に乗ってきてしまった場合、先輩マダムの車に便乗することもあるし、主人が先輩駐在員に便乗させてもらう計画で主人の車を私が運転して持って帰ることもあります。車高の高いMT車で運転しづらいのですが、あの場に残るよりはマシ…。

電気の来ている日ならビデオを見るとか本を読むとか、居間で楽しむ方法も色々ありますが、停電していると、それが出来ません。ロウソクのチョロチョロ動く明りのもと、一人チェスしたり、パズルを解いてみたりします。火を使うと暑くなるので、風通しの良いテラスでします。一応、網戸っぽいもので囲まれてますが、隙間だらけなので、蚊取り線香も使います…付ける時は暑いけど。

これが満月の夜で、ちょうどいい角度に月がある時は、ロウソクは不要です。明るい都会の夜では気付かなかった、まん丸に輝く満月の明るさに感動します。電気をつけている時みたいに明るくなります。停電の夜に暑くもないのに明るいのは、ありがたいことです。
ラベル:発展途上国
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2009年05月05日

新月の夜

両隣がお金持ちのインド人の家なので、停電すればすかさず発電機を回すようです。そこからガソリン臭とわずかな光が漏れてきます。そういう意味では、我が家は仮に新月であっても、テラスに出ていれば真っ暗闇にはならないということになります。

新月の夜のお楽しみは、満点の星空です。自宅付近は住宅地なので、何らかの明りが入ってきますが、ちょっと車を走らせた所にある広い運動場みたいな場所(照明は無い)に来ると、満喫出来ます。真っ暗な時に砂地を走ると、スタックの危険も高いですが…。

私は視力がよくないのですが、メガネをかけなくても星がいっぱい見えます。かけると星だらけで意味がわかりません!アフリカでは、日本から見えるのとは全然違う星座が見えるので、もともと意味がわからないのですが。

以前、この町に駐在していた上司で今は東京本社で働いている先輩が、OSインストール済みのノートパソコン(よくわからないけど、使いやすくしておいて下さった模様)を送ってきて下さったのを、この広場まで持ってきたことがあります。ノートなのでバッテリーでしばらく駆動出来ます。そして、インストール済みの特別なソフトを機動します。

場所と時刻を入力すると、見えるはずの星座を全部解説してくれるソフトです。『はえ座』とか、『カメレオン座』とか、日本で見た覚えのない星座を教えてくれます。たいてい、『…で、どのへんが、はえなの?』って形だったりするのは、日本から見える星座と同じです。
ラベル:アフリカ
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2009年05月06日

北の星座

明かりのない広場の中心で車のボンネットに腰掛けていると、プラネタリウムに居るような気分になります。…もっと豪華かな?都会ではないので高いビルも周囲になく、山岳地帯でもないので高い山もなく、間に入る何かに視界を遮られることなく、星空がプラネタリウムのように広がっているのです。

日本より南に位置する国なので、東京から見えないような南の星座がよく見えます。あと、北でしか見えないと思っていた星座が、季節によっては低空に見えます。日本でおなじみの、『夏の大三角形』が、冬に。裏側から覗きこむから?反転しているような気もします。

何度もアフリカに来ている日本人に、簡単に星空の説明をして頂いた時、聞かれました。『日本からよく見える、壮大な北十字って知ってますか?』北十字座なんて聞いたことありませんけど?『立派なのがあるじゃないですか。はくちょう座です!』

確かに、過度に期待していた南十字星の小ささと比べれば、はくちょう座の十字は、堂々としていて大きいし、立派です!私はアフリカに来るまで南十字星を見たことがなくて、見るのをとても楽しみにしていました。主人に、『そうそう、アレがお楽しみの南十字星!』って言われた時に、思わず言ってしまいました。『ショボっ!』…だって、もっと大きくて完璧な十字架を長年イメージしていたんですから…勝手な期待をしてすみません。
ラベル:アフリカ
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2009年05月07日

ニセ十字に要注意?

よく言われる話らしいですが、本物の南十字星(みなみじゅうじ座とかサザンクロスとか呼ばれますね)が、期待外れに小さいし、大して美しい訳でもないので、その近くにある4つの星を、南十字星と間違えてしまう観光客が多いのだそうです。その4つは星座ではなく、バラバラの4つの星なのですが、明るさが同じで星座としては見やすく、ほど良い大きさになります。よく、『ニセ十字』って呼ばれます。

ニセ十字だけ見て、『念願の南十字星を見てきた』って思っていた観光客が、帰国してきてから、『自分が見てきたのはニセ十字だった』って気付くと…ショック受けそうです!色んな所で、『ニセ十字に気を付けましょう』って言われているので、知らずに帰ってきてもあとで気付く可能性も高いです。

カシオペア座を目印にして天の北極を見つけて方角を知る方法があるのと同様、南十字星を目印にして天の南極を見つけて方角を知る方法があるので、真っ暗闇で何もない所で道に迷った時に、南十字星とニセ十字を間違えると大変なことになるかも知れませんね。

観光客がそんなシチュエイションに置かれることはまれでしょうし、仮に間違って見てきてしまっても問題はないと思います。ニセ十字を見たのなら、近くにある南十字星も視界に入っていたでしょうから、きっと南十字星も見えていたはずです。

南十字星といい、ニセ十字といい、いずれも私の定義する十字架(=90度に交わってなくてはならない)ではないのが、とても残念です。別に私の機嫌をとるために星が配置してくれなくても良いのですが。わざわざ見に来るほどの星座でもありませんが、アフリカまで来る機会があれば、せっかくなので、『サウンジャはこのことを言っていたのか!』って理解されるためにも、見てやって下さいね。

アフリカの星空ではありませんが、本気で探したい方に便利そうなサイトにリンクを貼っておきます。
「ニセ」南十字星にご用心!
ラベル:アフリカ
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2009年05月08日

熱帯とロマン

星座に詳しい方がアフリカの田舎に来られたら、かなり楽しいと思います。さそり座のしっぽのS字の部分もハッキリ綺麗に見えて感動しますよ…詳しくない私でも感動しましたから。最後に星座のことを学習したのは小学生の時でしたが、その程度の知識でも、楽しめる部分はあります。もっと詳しければもっと楽しめたでしょう。

こんなに綺麗に星の見える所に住んでいたら、さぞかし星座にも詳しくなることでしょう…って思っていましたが、ほとんどの人が、星座に全然興味がないそうです。…これだけ見えても、気にならないのでしょうか?

私が電子ピアノで、日本の義務教育の音楽の授業程度の知識しかなくても聞き覚えのあるはずの曲を色々弾いてみましたが、メイドさんも門番も知らない様子でした。クラシックって落ち着いて聴くと情緒があって良いと思うのですが…。

あと、日本では見かけなかったような植物とか虫とか鳥とか、色々居て楽しめますが、学者でない限り、それぞれ、『草』とか『虫』とか『鳥』とかしか呼ばず、細かい名前に興味がないのだそうです。メイドさんに、『確かコレには特にフランス語で名前があったはずですが、その名前は忘れました。』って言われたことがあります。

日本人の方が、細かい知識を得ることが好きなんじゃないかと思います。四季折々の花々を、全部、『花』としか呼ばない生活、情緒がなくてイヤですよね?桜前線がもうすぐやってくると言われてワクワクしたり、もうアジサイの咲く季節になったねと言ってみたり。

住んでいるうちに、情緒なんて細かい話、どうでもいい!って気持ちも理解できるようになってきます。ただ暑い。何も考えたくない。絶対にもっとフランス語の勉強をする方がいいに決まっているけど、暑いから頭を使いたくない!…語学留学に、熱帯はあまりお勧めしません。
ラベル:アフリカ
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2009年05月09日

呼吸器系

他に特徴のない人だったら、私の主人は、『病気がちな奥さんの面倒をよく見る良い夫』…という説明をされるような気がします。実際は特徴の多い人なので、『奥さんもやっぱり個性的な人なんでしょ?』って言われて、『私は違います!』って否定するばかりですが。

もともと女性にしてはお通じが良くて、あまりに良過ぎて、清潔な日本の飲食店の中ですら、生焼けのお肉を食べる勇気はありません。発展途上国に来てお腹を壊さない日本人は居ないと思いますが、私はいつまでも壊し続ける人です。

持病のぜんそくは命取りなので、購入出来る上限の量の薬を持ってきて有事に備えてきました。首都の排ガスはかなりのものですが、地方の空気はきれいです。駐在地が地方であることで寿命が延びたような気がします。

私のお腹の弱さは、トイレに行く頻度で笑われる程度で済む話ですが、呼吸器系の持病は笑いごとではありません。3分も息が止まれば死んでしまうような気がしますから。アレルゲンがないせいか、空気がキレイなせいか、温かいせいか、湿度の問題か、わかりませんが、呼吸器系に優しい環境に住めたことは、とてもありがたく思っております。

イザという時用の吸入器の出番はありません。心臓への負担が大きいので、極力使いたくありません。助かります。
ラベル:発展途上国 駐在
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2009年05月10日

犯人はビールか?

日本は過保護ですから…先進国では普通なのかも?…市場に流通している飲食物は、結構安全だと思います。日本で製造して日本で販売する食べ物の成分については、厳しい基準があるはずです。

外国で製造して日本に輸出される食べ物の成分については、甘いのか、厳しいのか?政治的なさじ加減も関係するような気はします。ほかの物を輸出させてもらうかわりに何か輸入しなくちゃいけない場合は基準を厳しく出来ないような。

日本が借りを作ってない国から輸入してくる物なら、厳しく出来そうですね。自国の産業を守るための関税を高めにかけたところで、文句をいいづらいような相手なら。

いずれにせよ、日本の政府が国内に流通させて良いと認めている数値なら、健康被害は出にくいような気がします。

発展途上国に出回っているものは、ちょっと怖いかも知れません。先進国の資本が乗り出している場合は、先進国の基準で管理されているので信頼出来そうです。

国内で国内の企業が国内向けに作っている物が、ちょっと怖い気がします。とってきたままの天然の物は、日本でとれるものより美味しいものばかりで、安心して食べてますけど…。

国内の企業が国内向けに作っているビールが、信用出来ないかもって話はよく聞きます。私はビールを飲まないのでよくわかりませんが、輸入されてきた物より断然安くて、別にまずくもないので、みなさん飲まれます。飲んだ感じは普通なのだそうです。

帰国すると、肝臓の検査に引っ掛かる方が多いのだそうです。予防接種を受けてきたせい?飲み過ぎ?或いは…ビールに変な成分が入ってた?肝炎にかかる方もおられますし、何が原因かはわかりません。

付き合いでどうしようもなく…とかいう事情がないのなら、怪しい国の作ったビールは怪しい国で飲まない方が良い気がします。大人のくせに、『ビール飲みません!』を貫く私のような人は、かなり珍しいと思いますが。

契約社員さんで一人だけ無理強いして私にまでお酒を飲ませる方は居ますが、他の方は、『お酌する気遣いも出来ない上にお酒を飲まない駐在員夫人』の存在を認めて下さっています。そういう意味では、いい時代になりました。『サウンジャちゃーん、隣の△△さんのグラスに、おかわり注いであげてネ!』ってこっそり教えて下さる方まで居ます。世話が焼けてすみません。
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2009年05月11日

はやらない病気

地方の中でもかなり田舎の方にある自然公園にはハマダラ蚊がいるらしく、首都から泊りがけの遠足に来た生徒たちが、時々マラリアになるそうです。そのせいか、首都の医師たちからは、『マラリアの流行する州』だと思われているそうですが、周囲にマラリアになっている人は見かけません。州の中心部で働いているので、そんな所にわざわざ行かないのです。

軽い風邪らしきものをひき始めたような気になることはありますが、日本から持ってきた市販の風邪薬を飲んで大人しくしているうちに治ります。なぜかハッキリわかりませんが、絶対に気候のせいだと思いますが、風邪が流行らないのです。年中、気温が高いので、日本で大流行するようなウイルスが生息出来ないのでしょう。

一時帰国していた日本人を空港までお迎えすると、とても元気がなかったことがありました。普段元気な方なのに…まさか、インフルエンザ?私、流行には敏感なので、『数日後には私もああなるだろうな』って覚悟をしました。が、うつりませんでした。

年中暑いアフリカでは、日本が寒い時に猛威をふるうタイプのウイルスがおとなしくなるのかも知れません。年中暑いのですが、日本が寒い時は特に、『夏』と呼ばれる、雨季です。湿度も高いので、気候がちょうど正反対になります。都合よく出来ているなぁと思える部分です。

一応、断っておきますが、私のイメージでは、『アフリカ=暑い』という図式が出来上がっております。が、アフリカでも高度の高い山には雪が積もります。そんなに早合点する方は居ないと思いますが、このブログだけ読んで、『私がこれから行くのはアフリカだから冬服いらない』って判断して風邪などひかれませんように。

ところで、マラリアの流行する地区が端っこにでもある州に住んだ人はもちろん、そんな州のある国のどこかに一定期間以上住んでいた人は、帰国後何年かたたないと、日本で献血出来ないそうです。もともと私は体が丈夫でないので、なかなか健康面で社会奉仕出来ないのですが。

仕方ないので、体が丈夫でなくても出来る、『情報発信』という形で、どなたかのお役に立てれば良いなと思っております。たいした情報を持っていないので、たいした役には立ってませんが…。結局、自己満足ですね。
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2009年05月12日

魅惑の海の幸

海がきれいだから?海の幸が美味しいです。地上のトロピカルフルーツも美味しいですが。土が肥えているせいか、日照のせいか。日本人なら葉野菜は絶対に生で食べちゃいけないって言われるぐらいだから、土がキレイとは言えませんね。…なんで美味しいんでしょう?

知らない所だけに、生食って怖いですか?私たちはお刺身を結構食べています。日本で食べるよりも、産地で食べる方が美味しいです。『ちょっとヤバいかも?』っていうお刺身が宿舎のご飯で出た時は、私は特にお腹が弱いので、『サウンジャは食べない方がいいかも。』って言って頂けます(もしかすると、私へのアドバイスだけでなく、『今回は生食、勘弁して欲しいなぁ!』っていうSOSかも知れませんが)。

ワサビを多めに使うと当たりにくいという俗説もありますね。一応、チューブ入り100円のワサビは大量に持ってきましたけど。ワサビに頼るより、塩分効果に期待して、カルパッチョとかヅケとかに加工する方が安全かも知れません(正直、お刺身ばかりでは食べ飽きます)。

主人は学生の頃からアフリカに来ていましたが、日本人が『食べたらヤバそう!』って敬遠していたものを、美味しそうだったからって一人食べていたそうです。生で頂く主人の大好物、ウニです。日本で売ってるのよりも大きくて食べごたえもあって、美味しいそうです。お腹の丈夫な主人に限っては、当たりませんでした。ウニを敬遠しつつも、路上で売ってる氷入りのジュースを飲んでしまったお友達は、お腹ピーピーになったそうです。

駐在地とは遠く離れた地域で頂いたそうで(海にゴロゴロ転がっていたそう)、お腹が弱いくせに私も楽しみにしていたのですが、とれる地域ととれない地域があるのか、ウニを見かけません。日本でウニを練り込んだおせんべいを食べたように記憶してますし、加熱調理しても甘くて美味しそうなんですが。魚介類にウニのトゲがささっているのは見かけます。ウニが生息している証拠です。トゲはいらないから、中身が欲しいですね。
ラベル:アフリカ 駐在
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2009年05月13日

生で食べるカキ

郷愁を誘う果物、柿。どうやら日本が原産のようで、フランス語でも、『カキ』と言います。アップルがポムだったり、パイナップルがアナナスだったり、フランス語の果物の名前って毎回予想出来ないものですが…日本語と全く同じ発音で来るとは、いい意味で予想を裏切られました。アフリカでも時期によっては柿が出回って、やはり、『カキ』と呼ばれています。

日本人は、果物でない方のカキも生で食べるのが好きですが、アフリカでも買える所では買えるのだそうです。私は売っている所を見たことがないけれど、普段は調理に口出ししない契約社員さんが、『たまには生がき食べてみない?』って提案して下さいました。宿舎のメイドさんに多めのお金を渡して買いに行ってもらい、その日の夕食に出してもらうのです(いくらかかったのか知らないけど…ごちそうさまでした♪)。

見た目も味も、日本で買うのと同じように見えました。清潔自慢の国、日本ですら、時々カキに当たりますよね?当然、発展途上国の方が当たる確率は高いと思われ、山盛りあったけど、私は10個しか食べないと心に決めました。…で、助かりました。そう言えば生まれてこのかたカキに当たったことがありません。当たると大変とは聞いております。でも、美味しいので食べちゃうんですよね。

主人は久しぶりのカキに大喜びして、山盛りの生ガキをたらふく食べていました。…で、大丈夫でした。特に運も良い人ではありますが、当たらない人って、どこに行っても当たりません。

『今日はご用意出来ませんでしたが、ココはカキも美味しいんですよ。』って自慢話を医師団にしてみると、『こんな所で二枚貝なんて食べちゃ、絶対だめ!』って言われました。『でも、大丈夫でしたよ。』って言っても、『あぁ、恐ろしい…』って。私でも大丈夫ですが、ダメらしいので、ガマン出来る方は帰国するまで食べるのをガマンして下さい。
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2009年05月14日

漁に出る男と漁をする女子供

権利を主張する人の多い旧宗主国の影響か、大手企業だからこそ認めなければならないという『授乳休憩』などしっかりとって、子育てしながら働いている女性も居ます。会社の前で見かけた門番の一人は女の子でした。力仕事もしっかりこなしていましたよ。アフリカでは日本ほど、『女性は専業で家庭を守るべし』って発想をする人は多くないのかも。

メイドさんの家庭もそう。長期で安定した雇用でないということもあって、メイドさんのお給料は高いのだそうです。メイドさんのご主人が家庭を守って、メイドさんは仕事に専念しましょうって体制を整えてくれているようです。『病気で働けない』はずのご主人が、子守とか洗濯とかしてくれているそうです。

とは言うものの、手作りの一人乗りカヌーを漕いで海の沖で漁をするのは男性の仕事と決まっているようです。かなり危険ですから(命を落とされる方もおられます)。海水浴場で私たちが犬と一緒に泳いでいる横で黙々とカヌーを浮かべ、さっさと沖へと向かう漁師さんを見かけたことがあります。

だから、『漁は男性しかしない』って思いこんでいましたが、女子供も漁をする場所があるそうです。長く住んでおられる第三国から来た駐在員夫人が、『遠い所だけど珍しい所を見に行かない?』って誘って下さいました。

お父さんが漁に出ている間、漁をするお母さんや娘さんたちがたくさん居ました。浅瀬で海の幸を拾い集めるという漁の仕方もあり(もちろん、獲れるものは沖とは違いますが)、そこまで行くと、安くて新鮮なものが買えるのだそうです。ウニがないのが残念ですが…。

遠いのなら、常夏で新鮮な魚介類を腐らせずに持って帰るのは大変そう!『その場で食べるのは楽しみですが、自宅用には買いません。』と、ワガママを言わせて頂きました。『昼ごはんごちそうして下さい。』って言ってるようなものですよね。
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2009年05月15日

貝の買い付け

ご存じとは思いますが、英語で牡蠣は、『オイスター』って言いますよね。フランス語もそんな感じの単語をフランス語訛りで読むのですが、私がカタカナ発音で、『オイットル』って言っても通じません。私が出会う人の大多数は私に気を遣ってくれるという立場なので、一生懸命に、『オイットル…こんな大きさで、こんな感じになってて、こうやって食べるの』って説明すると、理解に努めてもらえます。

『ムール貝に似た、あのカキを生で食べるのが好きなんです。レモンかけたりして…』って説明してみたけど、『うーん、それじゃないコキーユがここで獲れるのよ。そのコキーユは生じゃなくて、トマト風味に煮込むのが一番美味しいんだけど、そうじゃない味付けで食べたい?』って言われたので、『私、トマト風味も大好きです!』って答えておきました。実際、トマト風味は大好きです。

女子供が浜辺で漁をするのを高い所から見学していた私たちは、『じゃ、コキーユと小魚を買いに降りてみましょう。』と、坂を下りて近付いて行きました。先進国の人が見たら、『一体、何があったの?』って驚いてしまいそうなボロボロの服も、発展途上国では当たり前。見慣れましたよ。

多分、彼女たちも日曜礼拝のために教会に行く時にはキレイな格好をするとは思います。メイドさんも、私がたくさん服をあげるまではボロボロのTシャツで通勤してきてました。が、(おそらく礼拝用と思われる)一張羅もちゃんと持っています。遠浅の海とは言え、しぶきを浴びながら働くのですから、着る服が一張羅のはずがありません。きっと彼女たちの仕事着です。

服装には驚きませんでしたが、『白人』と呼ばれる黄色人種の私たちが降りてくると、みんなが大急ぎで浜からあがってきたので驚きました。邪魔するつもりはなかったのですが…。なかなか獲っている現場にまで買いに来る人は珍しいのでしょう(何もないような田舎の浜ですから)。せっかくのビジネスチャンスだと思われたようです。

『コキーユ』は、フランス語で漠然と『貝』を意味するのかも知れません。帆立の形をしたブランド物のカバンは、『サンジャック』って名前がついていましたが、フランス料理の素材としての帆立貝を、『コキーユ・ド・サンジャック』って呼んだはずです。『帆立貝』マイナス『帆立』=『貝』で、『コキーユ・ド・サンジャック』マイナス『サンジャック』=『コキーユ』ですから、きっと、合ってます(フランス語の『ド』は、英語のofみたいな意味合いの単語です)。
ラベル:発展途上国
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2009年05月16日

量り売りの貝

バケツいっぱいに、グロテスクな軟体で白くて小さいものが山積みになっていました。『あの…この白いのは何ですか?』ってコッソリ聞いてみると、『コキーユの殻を捨てて中身だけ取引されているのよ。』って教えてくれました。貝の中身だけって、あまり食欲をそそられないビジュアルです。

私がちょっと引いて後ろから覗いていると、彼女は現地語で積極的に交渉し始めました。メジャーカップ1杯あたりいくらだけど何杯買ってくれたらいくらにまけてくれる…みたいな会話のようです(全然わかりませんでした)。

メジャーカップは、ある意味、規格品。何らかの食品が入っていたらしい空き缶で、素手で切り口を触ったら確実にケガしそうです。それでバケツいっぱいに入った貝をすくってくれます(貝の身が傷つくような気もしますが)。『これ以上盛れない!』ってぐらいのてんこ盛りにしてくれて、やっと一杯。おトク感を醸し出してくれているようです。

てんこ盛りの貝を何杯も買って、いつのまにか小魚もたくさん買ってくれました。お金はいらないと言われましたし、やりとりが現地語で(私は現地語の数字は1と2しか知りません)、全く見当がつきません。奢って頂いて言うのもなんですが、産地直売ですし、多分、かなり安かったのではないかと…。

『このコキーユを色んな食材と一緒にトマト煮にして、小魚と一緒に、ティラピアがあるから焼いてあげるわね!』って言われました。『…ってメニューを御馳走になってきたわよ。』ってあとで主人に報告すると、『ティラピアは川の魚なのに、なんでそんなのが出るんだ?』って言われました。

私はティラピアという名前を生まれて初めてここで聞きました。何度も聞き返したので、間違ってないと思います。『アフリカや中近東などの温かい川に住むタイに似た魚』…らしいですが、汽水でも住めるようですね。おかずもおやつもお腹がパンパンになるぐらいに出たけど、もしかして、とっておきのを私のためにわざわざ冷凍庫から出して頂いたのかも。
ラベル:アフリカ
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2009年05月17日

ごちそうと抱き合わせ

彼女のご主人は、今は市街地で駐在していますが、昔は僻地に駐在していたそうです。彼女と同じ国から来たほかの仲間数名が、僻地で働き続けています。僻地での駐在は大変なのだそうです。…そんなお話を色々と、ごちそうを頂きながら聞きました。

まず、会社が用意したという住まいを隅々まで案内してもらいました。私がそこに住むことはないはずなのですが…。『悪くもないが良くもない』ってことを主張したかったようです。『お風呂がこんなに使いづらい』って説明を丁寧にされました。

僻地では泥棒被害も多いそうです。何もないような所に外国人駐在員(=お金持ち)の家が建っているのですから、泥棒は手段を選ばずやってきます。番犬を飼ってみたり、うるさい鳥を番犬代わりに飼ってみたりしたそうですが、全て、泥棒に殺されました。首都では強盗が人間に銃を向ける事件も起こるそうですから、殺されたのが人でなかっただけ良かった…とは思えないようです。番犬って言ってもペットですから。

食材を渡してメイドさんに昼食の指示をする時の感じに違和感を覚えました。日本人が接する時ほどフレンドリーではないのです。事務的と言うか…メイドさんは彼女を恐れている?!

『メイドについてひとこと言っておきたいのよ!』こちらから聞いた訳ではないけど、言われました。日本の企業に雇われているので、日本人の言うことにはなかなか逆らえないらしいのですが、過去に何度も、日本人が帰任する時に雇っていたメイドさんたちを、『押しつけられてきた』そうです。ひどいのは泥棒の手引きをする者まで居て、ろくなのが居なかったとのこと。

まず、お給料の点。日本の企業なのに日本人でない駐在員を雇う理由の一つに、コストが安いことが考えられます。アフリカほど物価が安い訳ではないけど、日本ほど高くもない物価の国の人なら、日本人に払うほどでないお給料でも駐在してくれるだろう、と。

それで手取りが少ないから、日本人がメイドさんに払っていたほどのお給料を出すのも苦しいらしく、日本人が支払っていた時よりも減額されます。それでメイドさんから不満を言われることが、不満らしいです。聞いてみると、メイドさんのお給料はかなり低いですが、まかない食も出しているから生活は困らないはず、とのことでした。

あと、日本人に甘やかされたメイドさんたちは、『前のマダムだったらこんな時は…』ばっかり言うそうです。好きで雇った訳ではなく半ば強制的に押しつけられたのに、恩に着るどころか、文句を言われてしまう。…心中、お察しします。

主に歴代日本人駐在員夫人がらみの不満などを聞きながら、私はごちそうを頂きました。
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2009年05月18日

言えない話

歴代日本人駐在員夫人の間では、『とても親切でいい人』って評判の彼女ですが、かなりのガマンを強いられて、黙って耐えてきたようです。なぜか言葉に特に不自由しているはずの私に、思ってきたことをぶちまけてみたくなったようです。とても親切でいい人だからと言って、日本人にとって都合のいいように物事をとらえてくれている訳ではなく、迷惑して当然のことには、当然に迷惑しているのです。

車がなくても生活出来る唯一の日本人であることもあって、会社が私に用意して頂いた車の状態が特にひどいということは、過去に何度か書きました(愚痴を聞かせてすみません)。私の車優先順位が最下位なのだから、仕方ないことです。ただ、これは、『日本人の中では最下位』という意味だったのです。

僻地まで連れて行って頂いた車は、もうちょっとボロかったです。『この車は、昔、日本人の○○さんが乗っていたのよ。』って説明を受けました。日本人駐在員の所にもうちょっとマシなのが来るとそれに乗り換えるため、今まで使ってきた車を第三国駐在員に譲るというやり方を続けてきたようです。

私の車は走行中にシャフトからタイヤの軸が脱臼して制御不能になってしまうという、危険極まりないコンディションのものです。修理して頂いた時にしっかり見て頂いたはずなので、二度と同じことにはならないとは思いますが。その前にも、私のために、と、用意して頂いた車はありました。

窓が半開きのまま、全開にもならない車については、路上駐車している間に泥棒に遭うこと必至で買い物に行けないからってチェンジして頂きました。助手席のドアがぶらんぶらんと半開きで、キッチリ閉まらなくてぐらぐらしっぱなしの車についても、チェンジして頂きました。そのドアで歩行者を絶対にケガさせないという自信がなかったので…。

日本の車検に通る程度のコンディションの車なら、今まで何台かそれなりに喜んで乗ってきましたが、発展途上国の基準でしか公道を走れないコンディションの車には、なかなか愛着を持てません。でも、私が絶対イヤだと言った車を文句を(直接)言わずに乗って働いている駐在員が何人も居るはずです。待遇面での愚痴は、言ってはならない話のようです。

ところで、第三国駐在員も、優先順位最下位ではありません。第三国駐在員の所に今までよりマシなのが回ってくると、第三国駐在員の中で優先順位最下位の人が使っていたものを、現地人スタッフに譲るという図式です。現地人スタッフの中でも、会社の幹部クラスの人は、日本の公道も走れるコンディションの高級車に乗っているそうなので、一概に国籍がそのまま優先順位に反映されているとは言えませんが。

ちょっとはマシな物をあてがわれているのは、私の国籍が日本だからというのは事実。そして、日本人でトクをする立場で居られるのは、たまたまです。発展途上国に居れば、日本人ということで強い立場に居られるとは思いますが、日本人の立場の弱い国で駐在している方も世界中にたくさんおられると思います。海外駐在員ならではの愚痴とか苦労の種類も、国によってかなり違うような気がします。
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2009年05月19日

喉がカラカラ

駐在員夫人の中では恥ずかしくてとても言えやしませんが、私は、(あくまで私の成績の中ではという限定が付きますが、)語学は得意科目でした。努力しないわりには他の教科より成績が良かったものです。それと海外でソツなく暮らすこととは別次元らしく、語学が原因で皆様の足手まといになっているのですが(語学だけが原因ってことでもないですけどね)。

迷惑ばかりかけて申し訳ないとは思っていますが、どこか開き直っている部分はあります。初めての海外駐在だから不手際が色々あるのは仕方がないって自分で本気で思っています。駐在も突然の辞令だったので、準備不足が駐在生活にまで響いて、大変でした。最も重要と思われる語学の習得まではとても、手が回りませんでした。

その言い訳が的外れでないとすれば、何度も来ていて突然でもなく呼ばれた方なら、語学面での問題は一切ないということになります。実際、主人の先輩方やそのご家族で、フランス語圏駐在経験のある方なら語学でお困りには見えませんでしたが。

冬の日本で風邪をもらってきたのか、ぐったりした様子の契約社員さんが休暇を終えてアフリカに戻って来られた時、ちょっと会話してみて非常に驚きました。いい加減な国ですから、納得いかない理由で飛行機が欠航したり何時間も遅れたりすることはよくある話です。そして、その契約社員さんは十年どころじゃなく駐在している大ベテランのはずです。

…が、(いつもどおりの)飛行機の延着で首都の空港で何時間も足止めされてひどい目に遭ったとおっしゃいます。私も経験がありますが、そういう時は現地語及びフランス語でアナウンスが流れ、『○○便のチケットをお持ちの方は、2階ラウンジの喫茶コーナーでチケットを見せて、お好きな飲み物を選んでお待ち下さい。』っぽいことを何度も言われるものです。『ドリンクのサービスとかは?』『それなんだよ!ひどいんもんだよ、ちょっと気を利かせて冷たい飲み物でも出してくれればいいのにさ、それもないんだよ。』

お仕事する時はフランス語ではなくて現地語を使う上に、首都の標準語ではなくて地方の訛りだから…アナウンスがわからなかったのでしょうか?10年以上ずっと?理由はさておき、10年以上アナウンスがわからないまま、いつものような延着があると喉が渇いたままおとなしく耐えてきたことを、本人に聞くまでもなく確信しました。言葉のわかる人はみんなラウンジでラクして待ってますよ…っぽいことは知ってショックを受けるだけだと思い、言わずに話を先へ進めることにしました。地方の空港には何もありませんからね。

『それはお疲れでしょう。どこか飲食出来そうな所に寄りますか?それとも、宿舎に直行して荷物をおろしますか?』早くいつもの宿舎に行きたいっておっしゃるので、何時間も飲わず食わずの病人を急いで送ることにしました。運転は主人に任せていたので、私は、『到着したら真っ先に何か飲み物を出してあげよう!』ということばかり考えていました。延着のせいですでに夜遅く、宿舎にはメイドさんが居ません。給仕するのは唯一の女性である私の仕事です。
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2009年05月20日

おなかペコペコ

外から帰ってきたのにうがいもしないのは、いかがなものか?…と、思わないでもありません。が、私の立場上、相手の健康よりも、『私、駐在員の妻として一生懸命仕事してまーす!』っていうアピールが重要です。宿舎に到着してスグにコップを出してミネラルウォーターを入れてお出ししました。契約社員さんは、いつもの食卓で席につき、荷物を自室にあげることもなく、落ち着かれています。

おそるおそる、聞いてみました。『何も食べてないんですよね?お荷物を部屋におろしてどこか食べに行きますか?もうメイドさんたち帰ってて、冷蔵庫の中も何も入ってないんですけど。』レストランでも、非常食と残り物が待つ我が家でも、どこでもお連れする気マンマンでしたが、案の定、こう言われました。『もう動きたくない。インスタントラーメンでも何でもいいから、作ってくれない?』

白状します。私、ラーメン作れません。…言えません!カップの中にお湯を注ぐだけのタイプなら何とかなりますが、スープの素を鍋にあけて湯がくようなのは、今まで一度も作ったことがありません。一人暮らし経験のある主人なら一人でラーメンでも何でも作れそうですが、立場上、妻がいるのに男子だけ厨房に立つことは出来ないのです。一応、最初に謝っておきました。『すみません、冷蔵庫に何もないので具のないラーメンになってしまいますけど…』『何でもいいよ、待ってるから。』責任が重いです…。

食堂に置いてあった味噌ラーメンの袋を持って、とぼとぼと厨房に入ります。おそらく、熱湯が必要なはず。ガス台に近付いて、困ったことに気付きました。我が家のガスコンロも室内にプロパンガスボンベを入れて火をつけるタイプのものですが、我が家では、チャッカマンを使っているのです。チャッカマンの無い宿舎では、マッチを使って火をつけるしかないようです。試してみましたが、両手でマッチに火をつけてからガスをひねっている間に、マッチの火が消えること数回。

どうしようもないので、主人を呼んで、付けてもらいました。目分量で鍋に入れた水を慌てて加熱します。袋に印刷された説明書きを流し読みして、麺と一緒に入っていた粉末スープの小袋を取り出しました。『なるほど〜これをお湯で薄めるのね。』粉末スープの全てを煮えつつある鍋の中にふりかけました。『何か、作り方おかしくない?』主人に指摘されて、再度説明書きを熟読しました。沸かす水の量が細かく指定されていました。

もうスープの素を使いきってしまったので、目分量で入れたお湯をいかすことにしました。粉末は底に沈んでいるので、指定された量より多いと思われる上澄みの部分を目分量で捨てました。麺を茹でる時間だけは腕時計を何度も見ながら正確に守りました。『具も入ってないし、相当まずいだろうなぁ…。』確信しましたが、駐在妻の仕事で重要なのは、『参加すること』なのです。最後までよく戦った!味は知らない!シレッとお出ししました。

ただでさえインスタントなのに、具も入っていないのに、分量もかなり高い確率で間違っているのに、美味しいはずがありません。かたずを飲んで、召し上がるのを注視していました。何も言わずに、夢中で食べて下さっています。思ったほどは、まずくない?そのまま一気にたいらげられました。『あ〜美味しかった!ありがとう!ごちそうさま!!』

もともと優しい方ですから、社交辞令で言ってるのかと思いました。しかし、何度も、『こんなに美味しいラーメンは今まで食べたことがない。』とか、『最高に美味しいラーメンだった!』とか言って頂けました。すきっ腹にまずい物ナシ?今度ラーメンを調理する機会があれば必ず、水の量をちゃんと量ってから沸かします!ヘンな物を食べさせてしまってすみませんでした。
ラベル:駐在員の妻
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2009年05月21日

インフルエンザに淡い期待

海外駐在員たちの希望、それは、日本に帰ること。大昔の罪人のごとく、何か悪いことして永遠の島流しとしてやってきたのではありません。無事に約束の期間が経過すれば、帰国出来るのです。でも、約束の期間の前に帰国してみたくもなるものなんです。

他の病気と比べると、まだ重病でもないような気もしますが、新型インフルエンザで日本は大騒ぎみたいですね。アフリカでも心騒ぐ人たちがいました。だって、一瞬だけ、『フェーズ4になったら世界中に居る海外駐在員の全員を東京本社が帰国させてくれる』って噂が流れたんですから。

第三国駐在員に丸投げして?事業を途中で放棄して日本人だけ全員居なくなる…大変そうです!感染しなさそうな地域から、感染しちゃってる日本に呼び戻しても仕方ない訳で、噂は噂に終わってしまいました。

『海外出張に行く前に会社の中にある診療所に行くと特効薬をいっぱい持たせてくれる』っていう噂も流れたようですが、診療所では、『そんな話、聞いてませんが?』扱いだったそうです(それも噂?)。知らない病気が流行してみなさん不安なのでしょう。

もっと致死率の高い病気の発生する地域から見れば、騒ぎ方が大げさと言われかねないけれど、日本人って潔癖な気質があるイメージですし(他人とほっぺたをくっつけ合う挨拶をする習慣のある国と比べるのもなんですが)、当然の流れかも知れません。

もっと致死率の高い病気の発生する地域に渡航するというのに、私は準備不足で勉強不足でした。日本のお医者さんよりもずっと、マラリアや狂犬病の治療に慣れたお医者さんの多い国なので、罹患したら罹患したで、現地ルールに身を任せておけば何とかなるものかも知れませんが。

砂ダニっぽいものとか、ひょうそっぽいものとか、ケガとも言えないような軽い不調にも遭遇しましたが、たまたま持っていた抗生物質で対処したから助かって、笑いごととして話せるだけかも知れません。

発展途上国の水たまりは、かなり汚いです。足に虫さされ程度の引っかき傷があるだけで、大変なことになり得ます。何やら汚い物が小さな傷から体内に回ってしまうのだそうです。私は自分の目で見た訳じゃないのですが、とっても大変なことになる方もいらっしゃるようですよ。先進国で起こっている突発的な事情で呼び戻されるかも知れないっていう淡い期待を夢見る前に、渡航する国ならではのリスクを直視する方がためになりそうです。
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2009年05月22日

夢で幻

正直言ってテレビなどの報道は政府だか政治家だか有力者だかによってある程度抑制されています。現実に迫っている危険があるとしても、正しく伝えてくれないものみたいです。社会主義国ではないらしいので、ネットがつながりさえすれば、自由にアクセス出来るというありがたい環境ではありますが…なかなかつながらなかったりもします。

停電していても利用できるポータブルラジオの方がアフリカではメジャーな存在。もちろん、情報はある程度規制されているみたいです。発展途上国だから仕方ないのでしょうね。利害関係の衝突しない国内情報についていち早く入手出来る手段はラジオらしいので、やはりラジオは重要です。

利潤の絡む問題があって報道されないような情報は、口コミに頼るしかありません。郵便のシステムもあまり機能してませんし、電話のない家も多いですし、意外に口コミ情報網は発達しています。メイドさんを通じて知り得る情報です。『一斉に断水するから水を貯めろ。』レベルの重要な情報は、会社の現地人スタッフから主人に伝わって素早く対応したこともありましたが。

情報の精度は残念ながら高くなく、それがデマだったりすることも、しょっちゅうです。でも、他に情報入手ルートがないので、頼り続けるほかありません。別に我が家のメイドさんに悪意があって私に正確でない情報を伝えているのではなく、周辺のみんなが全く同じ不正確な情報を共有しているのですから。

カンフー映画に憧れて少年時代を過ごした主人にとって、ジャッキーチェンは特別な存在…らしいです。メイドさんから聞きました。『日本人だか中国人だかわからないけど、映画に出てるジャッキーシェン、知ってますか?』『ジャッキーチェンのこと?』英語の『チェン』をフランス語読みすると、『シェン』です。『こんな感じの?』(カンフー映画に憧れて少女時代を過ごした私が、なんちゃってカンフーのポーズ!)

『そう!そのジャッキーシェンが、この国に来るかも知れないそうですよ。』ま、ありがちなデマですね。こんな所に来る訳ないでしょう。そうは思ったけど、世界共通の有名人がここではこんな呼び方されてるのよ的な話題は面白いと思い、主人にそのまま伝えました。

『首都だけじゃつまらないから、この国五本の指に入る大きな州の中心部、すなわち会社の近くに来てくれるかも知れないな。生でカンフー見せてもらえたり、手ほどきを受けたり、握手を求められたり、あるかも知れない♪』…半分本気にしてしまったようです。絶対にないから!

満ち足りた生活を送っていると、なかなか簡単に騙されないものですが、色々と抑圧された生活を送っていると、ウソみたいに一方的にこちらに都合のよい条件でいいことが起こる…なんて話を、信じてしまうことがあるみたいです。別にこのデマで誰も損した訳じゃなかったけれど。

主人に一瞬いい夢と幻を見せてくれてありがとう!当然ですが、ジャッキーチェンは来てません。なんでそんなデマが流れたのでしょうね?
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2009年05月23日

気まぐれ政府

日本は祝日の多い国なのだそうです(どこかで聞きました)。いつもフランスとの比較ですみません、その分バカンス(長期休暇)をとる習慣がないので、それでも休んでない国って言われますが。

発展途上国だからだと思うのですが、カレンダーでは普通の平日だったはずの日が、突然祝日になることが時々あります。海外から要人がやってくるとなると、そういう情報はかなり前から伝わってくるらしいので、事前にその周辺何日かが祝日になるという宣言が、政府からされます。

我が家の場合、祝日なのでメイドさんはお休みです。祝日は来なくていいから家族と過ごしてちょうだいって伝えております。門番は常に誰か来ることになっているので、いつもどおり、誰か来ます。主人の勤務先は休日となるので、事務職は全員休みです。24時間体制で働く人はもともと曜日に関係なく働くので休めません。

私の知る限り一番唐突だった『祝日宣言』は、前日の夜9時です。ラジオで突然、『政府の判断で明日は祝日にしますのでよろしく。』って言ったそうです。暑いせいか真昼はみんな眠りこける国なので、その分朝が早いです。だから、夜9時までに寝てる人も多いと思います。

会社に来てしまった人も多いようですが、『今日は祝日になったんだって。』って聞いたら納得してスグに帰ったそうです。私の通っていた大学も、当日になって突然、休講になる授業がありました。それを特に疑問に思わず、『やったぁ♪』と、喜んでいたものですが…。

メイドさんみたいに働いた日数に応じて給料をもらう労働者にとっては収入が減ります。月給いくらで雇っている企業は、労働してもらっていないのに同じ給料を払うことになります。なんで誰も文句言わないのでしょう?

今思えば、大学の高い授業料を払っているのに突然休みにされて文句を言うべきだったのに、私は文句を言ったことがありません。大学を出てだいぶたってから、文句を言うべきだったことに気付きました。この国の人たちも、国外に出ない限り、文句を言うという発想を持たないものかも知れません。
ラベル:発展途上国
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2009年05月24日

号泣したメイドさんの話

私はそういうことに気付くのがかなり遅いのですが。先輩マダムは出産経験もあって、そういうことに早く気付いたのだそうです。…って言うか、お腹あたりのボディライン見れば普通は気付くのでしょうが。

雇っているメイドさんの一人のお腹を見て、確信したのだそうです。彼女はフランス語が上手らしいので、フランス語で言いました。『あなた、もしかして妊娠してない?』否定も肯定もせず、ただ聞いてみただけとのことでしたが…。

その場で号泣されたそうです。そして、言われました。『お願いです!クビにしないで下さい。このことで絶対に迷惑はかけません。無職の夫と幼い子供を養わないといけないので、私が働くしかないのです!!』

出産経験のない私でもわかります。そのことで迷惑をかけないなんてこと、絶対にないと思います。でも、本気で泣いていて気の毒に思ったらしく、『無理はしないでお仕事続けてね。』って優しく声をかけたそうです。

女性を雇うって、色々ありますね。その話を聞いた時、思い出しました。私のメイドさんは二人の女の子の母親です。会って間もない頃、『子供は何人いるの?』ってつたないフランス語で一生懸命聞いてみると、慣れた感じで答えてくれた上、続けました。『この国では3人ぐらい産むのが普通ですが、私は2人で十分だと思っているので、3人目の妊娠はありません。』

他人の家族計画なんて本当は全然興味ないと思って、『ふーん』って聞き流していましたが、彼女が3人産むかどうかは、私の暮らしに直結する重要な事項だったようですね。他人のボディラインにも注意を払わない、ある意味無防備な私と違い、先輩マダムは色んなことに巻き込まれることになりました。
ラベル:メイド
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2009年05月25日

かばい合い

号泣よりも前だったように思います。先輩マダムのおうちは小さいお子さんが2人も居るので家事が大変!ということで、2人のメイドさんを雇っていたはずですが、しばらく1人体制だったことがありました。

『病気で体調が悪い』って言われたから、休んでもらっているとのことでした。塊で買ってきた骨付きの肉をさばいてもらったり、買ってきたプロパンガスボンベを自宅のガスコンロに接続してもらったり、発展途上国では日本の家事より難しい家事もありますが、家事をしてくれる人が一人減っても何とかなりそうです。

何かよくわからない病気の人に咳き込みながら無理して働いてもらうよりも、休んでもらう方が良さそうですし。特に病気がちな小さなお子さんがいるのに、よくわからない病気をうつされるのが心配です。『無理はしないでね。』は、本心から言っています。ちゃんと病院でみてもらうように言ったそうです。

その機会に、知らない所で使用人同士は結託しているらしいことを感じ取ったそうです。普段会話をしない門番たちが、突然マダムに話し掛けてきました。『メイドさんちょっと体調崩してますが、大丈夫です!働けることは私たちが請け負います。』…あなたたちは、お医者様?

掃除担当と料理担当の2人を雇っていたけれど、1人休んでいるけど、『代わりの人を新しく雇って欲しいなんて全然思いません!私が2人分の仕事をするから大丈夫!!』って主張するので、健康な方のメイドさんにお任せすることにしたそうです。

昼寝から終わって様子を見に行くと、仕事量が倍に増えて四苦八苦しているメイドさんがまだアイロン掛けを始めたばかりだったりしていたそうです。それでも全く愚痴を言わず、『平気です!』を繰り返すので、仕事が遅いことには目をつぶることにしたそうです。

海外駐在員の家が空き巣被害に遭う場合の多くは、不審者の出入りを監視する門番と合い鍵を持っているメイドとが結託しているらしいのですが、いい意味でも彼らは支え合って働いているようです。
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2009年05月26日

そういうものなの?!

先輩マダムの所のメイドさん、『無理しないでね』って言葉どおり、無理しないでいてくれたおかげ?お腹の赤ちゃんはスクスク成長した模様。かなり大きなお腹だったそうです。私は見てなかったけど…。

その、大きなお腹をかかえて、ある日の早朝、家にやってきたそうです。あまりに早い時間で驚いたそうですが…。『今日、うまれます!』つまり?『出産費用と当面の生活を保障する費用を下さい!』そんな約束いつしたっけ??

鬼気迫るものがあり、本当に今にもうまれそうな勢いなので、約束した覚えがないように思いつつも、大金を渡し、タクシーに乗せて返したのだそうです。赤ちゃんが無事に生まれたのも先輩マダムのお陰だと思うのですが、先輩マダムがハズレくじを引いてしまったように思うのは、私だけでしょうか?

今にも産まれそうな時に無理なんてしてはいけません。費用下さいって話は、もうちょっと時間の余裕を持ってして欲しいものです。絶対に迷惑かけないって言われたから(その言葉を信じたはずはないでしょうが)クビにしなかったし、約束した覚えのない大金を支払うことになったし、日本人が特別優しいのでしょうか?世界基準でコレって普通のことなのでしょうか?

少なくとも、日本国内で日本人がアルバイトに来ていて、『実は妊娠していたから出産費用と生活費を下さい』ってバイト先に言って即日もらえることってないと思いますが。私は某小さな会社のアルバイトの面接に行って、色んな不快な質問をされた中に、『絶対に妊娠して迷惑かけたりしないのか?』みたいなのもあって…不採用だった経験があります。その会社とご縁がなくて良かったと、負け惜しみでなく心から思ってますが。常識のある企業ならそんな質問しないでしょうけど、本音は同じかも知れませんね。言わないだけで。

メイドさんは日本人の家で働くことが出来て本当に運が良かったと思いますし(評判から推測するに、インド人家庭のメイドさんではありえない)、経済的に余裕のある外国人駐在員のお陰で一つの命が無事に誕生したと思うし、いいことが出来て良かったって思うべきなのかも知れません。
ラベル:駐在員
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2009年05月27日

もう一人のお母さん

アフリカ駐在歴の長い奥様で、現地語もフランス語も話せる方が居ます。私はカタコト水準に届くか届かないか程度のフランス語しか話せないのにすごーい!って言っていると、『サウンジャは来たばかりだから仕方ないわよ。私は長く住んでいるからね。』って言われます。

一度でも語学留学をしてみた方ならご理解頂けるとは思いますが、海外に住んだだけで外国語がペラペラに話せるようになる訳はありません。例外的に、日本語の習得途中段階のお子様の場合は、住んでいるだけで外国語が話せるようにはなります。

一生住み続けるならなりゆきに任せても構わないかも知れませんが、お子様が日本に帰国してからの自国語学習の遅れを取り戻す大変さを考えると、喜んでばかりはいられません。『日本人なら書けて当然』って言われるレベルの漢字を書けないとその後の生活が大変そうですから、駐在員のお子さんたちは外国語その他の学習もしつつ、日本語の勉強も懸命にするものです。

その奥様にフランス語と現地語を教えてくれた女性が居たのだそうです。幼稚園の送り迎えをしなければならないような子供が居た訳でもなく、時間が余っていたとのことですが、暇そうに(おそらく寂しそうに)過ごしていると相手をしてくれたそうです。

その方はずっとアフリカに住み続けるつもりで、フランス語も現地語も話せるそうです。中国人なので中国語も話せるはずです。中華料理店を経営されていて、その奥様は足しげく通って相手してもらっているうちに、言われたそう。

『この国に駐在するからには、フランス語も現地語も両方使えないといけません。他に教えてくれる人が居ないなら、私が教えます。』当時はフランス語もあまり話せなかったそうですし、教わるのも教えるのも大変だったでしょう。フランス語は学習用の参考書などが入手できますが、現地語習得用テキストは無いと思われ、とてもありがたいことですよね。

どの中華料理店ですか?って聞いてみて、妙に納得しました。その奥様に顔が似てるよね〜ってよく主人と話していた年配の女性の経営するお店でした。本物のお母様にも似ているのかも知れません。もちろん他人ですが、懐かしさを感じて親しくなっていたのでしょう。

発展途上国での生活では、途方にくれるような困ったことが何度も起こります。そんな時、身内でもないけど助けてくれる人がどこからか現れることがあります。血もつながってなくて、そもそも国籍も違うのに、不思議なご縁があったようです。

夫の休日出勤にノコノコ会社までついて行ってしまうような図々しい私は全然寂しそうにしていないせいか、その優しい中国人と会っても、注文をとったりお会計をしたりする程度の接触しかありません。その会話もほとんど主人任せです。ご縁って必要としている人が必要としている時にだけ、突発的に発生するものなのかも知れませんね。
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2009年05月28日

夜ご飯の配達

海外駐在員の妻は孤独です。そもそも結婚することによって実家と離れますし、私の場合は遠距離恋愛だったので地元の友達とも離れました。新居が日本国内なら友達がたくさん増える可能性はありますが、発展途上国だと厳しいです。主人の会社関係の人か使用人ぐらいとしか出会いませんし…。

そうやって寂しがっていても面白くありません。結構仕事の量が多いらしく、主人は遅くまで残って働いている日も多いです。『先にご飯食べといていいよ。』って電話をくれますが、主人を追いかけて仕事を辞めてアフリカまで来たのに、無駄に広い家にたった一人で夕食って寂し過ぎません?

車で片道5分もしない所ですが、食べに寄る暇すらないようです。ならば!と、私はご飯を会社に持って行きます。もともと、宿舎に何か一品を持って行くのに重宝すると聞いていたので、タッパー類はたくさん持って来ています。当たり前ですが、クオリティを重視すべきでしたね。フタがスグに外れる安物だと、あまり役に立ちません。

たくさんあるタッパーの中に、自宅で一緒に食べるはずだったご飯を入れていきます。白いご飯は余裕。炒め物もタッパーに入れれば大丈夫。卵とじにしたようなおかずは、見栄えが悪くなるけどタッパーの形に合わせて押しこみます。

ちょっと難易度の高いのが、汁物です。『お味噌汁もご飯もホカホカで食べられる縦長の大きな弁当箱!』みたいなのは持っておりません。『1膳分のご飯を入れて急凍結しておけば、チンした時にホカホカのご飯が食べられるよ』っていう趣旨の容器(…を模倣した100円ショップの廉価版)が、意外に機密性が高いので、直方体に近い形で見た目は食欲をそそらなさげですが、大活躍します。

湯呑とお箸だけを入れたタッパーも用意します。直方体だと重ね易いので持ち運びに便利なのです。お茶は水筒に入れておきます。そんなご飯一式を大きなパニエ(買い物かご)に入れて車で会社まで持って行きます。平日でもピクニックみたいなことをするのなら、かわいい容器を大量に買って持ってきても良かったかも知れません。

私が到着したら、主人も仕事の手を止めて、一緒にご飯を食べます。残業でお腹がすいているらしく、普段より美味しがってもらえるみたいです。食べ終わったらまた仕事に戻らざるを得ません。何か忙しそう。私は知恵を絞ってタッパーをうまく重ねます。ここで失敗するとパニエの中におかずの汁がこぼれます。

日本に居る時よりも確実に、夫婦一緒に過ごす時間が長くなっていると思います。日本の会社では、『残業でお腹すいたでしょう?』って妻が手料理をタッパーに入れて車で持ち込んで一緒に食べるなんてこと、なかなか認められないような気がします。
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2009年05月29日

日本との時差

時々読者様からメールを頂きます。ありがとうございます。管理人が女性であることを明記しているブログなのにセクハラが一件もないのはなぜなのでしょう?…ありがたいことです(笑)。時々、こちらの最高気温と最低気温とか、聞かれますが、いつもトンチンカンな答えですみません。ハッキリ数字で書いたら国名が絞れますからね。

同様の趣旨で、ハッキリ何時間とは書きませんが、ヨーロッパやアフリカは、日本との時差は結構あります。日本社会は気配り社会…であることを忘れてしまいそうなほど、発展途上国はいい加減な社会。日本に居る時みたいにキッチリキッチリしていると、ストレスで体を壊してしまいますよ。公権力や公権力に裏金を渡している人のとんでもないワガママを泣く泣く呑み込まざるを得ない機会にも遭遇します。

もともといい加減そうな私にとっては、日本人にしてはそういうストレスに強いかも知れません。が、日本社会に復帰することを思うと、日本人ならではの気配りや気遣いを忘れないようにしたいものです。常に意識しておかないと、完全に忘れてしまいそうですし。

たまに友達が携帯電話でメールをくれます。自宅のインターネットがあまりつながらない時は、簡単なメーラーをインストールしたUSBメモリーを主人に託し、主人の勤務先で『送受信』してもらいます。主人が持ち帰ってくれたUSBメモリーを見て、友達からのメールを楽しく読むのです。

返信を送信トレイに入れたUSBメモリーを主人に託すのですが、主人が『送受信』する時間帯が日本の深夜になってしまいそうな場合、携帯電話のアドレス宛てのメールは入れません。私は『自動電源OFF』機能とか、時間帯によって音が鳴らなくなる機能とか、色々カスタマイズして携帯電話のせいで夜中に目が覚めることのないような対策をしたものですが、それをしない人も多いでしょうから。

そんなことも考えると、携帯電話宛てのメールってパソコン宛てのメールより気を遣う必要がありますね。でも、携帯電話にメールを送ると、『海外からこの携帯にメールが来るなんて感激!』って素直に喜んで頂けることもあり、私もその感想を聞いて、素直に喜んだりしています。

とは言うものの、時差のありそうな所の人とメールでやりとりする場合は、フリーメールでも構いませんから、携帯電話が夜中に鳴りださなくて済むようなアドレスを使う方が良いかも知れませんね。特に発展途上国ではネットがつながる機会が少ないこともあり、なかなか『一番いい時間』を選べません。
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2009年05月30日

ネットカフェ状態?

主人の勤めるオフィスでは、一応日本人はえらそうにしても大丈夫そうなポジションになりますが、あまり公私混合している人だと思われたくないらしく、平日の昼間に私が用もないのに出入りすることはありません。仕事の用事を頼まれて呼ばれることは時々ありますが(これもある意味公私混合?!)。

主人は毎日働いているので、会社に毎日来ますが、他のスタッフは休日は休みます(クリスチャンが多いので日曜出勤は厳しそう?)。どうせ門番以外に誰も居ないし、家に居ても暇だし、私が休日についてくることがあります。自宅と違って会社はネットつなぎ放題!自宅が全然ネットにつながらない日が続くと、特にありがたいです。

一応、毎月お金を払いに行くプロバイダの事務所の隣がネットカフェ(カフェにしては飲み物のサービスがないみたいですが)になっているようです。そこに行ってお金を払えばネットが使えるはずです。ただ、行ったことがないけど確信出来ます。キーボードは日本語用になっていないはずです。おそらく、フランス語のキーボードでしょう。

日本語用キーボードの場合、フランス語独自の飾り(文字の上に、『^』とか文字の下にひげみたいなの(日本語キーボードでの再現困難)が生えていたりするのが、打てません。やはり使う言語に適したキーボードが望ましいと思います。

日本語を打つには日本語キーボードがちょうど良いはずです。だから主人の会社で主人のそばであいているパソコンを使わせてもらいます。タダで使えるし。特に停電も続いてノートパソコンをバッテリーで動かすのがもったいないような気がする時などは、USBメモリーに入ったメーラーを使う前に、Webメールで友達に返信したりしています。

事務所を借りたら何もかも元通りにするように気を付けてはいますが、もしかすると、バレてるかも知れません。気付いていても誰も言わないだけなのかも。そういう意味では日本人駐在員の嫁は甘えているのかも知れませんね。

ネットが長らくつながらなくなってから、先輩マダムは、『日本の友達が心配している』って伝言を、ご実家から聞いたりしたそうです。小さなお子さんが2人も居るので留守番させる訳にはいかず…ご主人に子守を頼んでご主人の事務所でパソコンを借りたというお話を伺いました。

私は事前に、『発展途上国だから電話やネットが使えなくなる状態が続くこともあるみたいだし、連絡が途絶えても心配しないでね。』って言いまくっていたのですが…。1週間以上ぶりにメール受信してみると、『どういうことよ?』『なんで返信くれないの?』『心配してるのよ、何とか言ってよ!!』メールが貯まってました。声を大にして言いたくなりました。『便りのないのも良い便り』?!ま、心配してもらえるうちが花かも知れませんね。
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2009年05月31日

夫の会社で泣く女

オフィスはビジネスをする場。そんな所で泣く女、イタイですね〜。誰ですか?…私です!別に声を出して泣き叫んでいた訳ではありません。ポロリポロリと涙さんが…ごめんなさい!

製作者が、『お涙ちょうだい!』って意図で作ったと思われるドラマを見ると、必ず泣く程度に涙腺の緩い私です。なかなか私の都合の良い時間に通電してくれないので仕方なく、もしかしたら夫が帰ってくるかも知れないという時間でも電気が来ていればテレビデオでドラマを見てました。日本から送ってもらった録画ビデオ、自分が持っている分は早く見て先輩マダムに早く貸すべきですし、先輩マダムから借りたものなら早く見て返すべきじゃないですか。…言い訳っぽい?

夢中で見ていて夫の帰宅にも気付かずに居ました。ちょうど感動的な画面で、泣いていました。ヘッドフォンを外すと、主人の呆れ顔がすぐそばにありました。『夫が一生懸命働いている間に、嫁さんは自宅でドラマに夢中…』ってつぶやかれました。弁解の余地もありません。でも…自由にビデオを見れなくする恒常的な停電のせい…。

主人の会社についてきてパソコンを使わせてもらう時、メールの返信だけでは時間が余ります。車に便乗してきたのに、自分一人だけ帰ることも出来ません。それに…せっかくネット使い放題なら活かさないと。それで、感動的文章を読みに行きます。感動して泣くのに声は出さないので仕事の邪魔になってないつもりでした。

また気がつくと、ちょっと休憩しようと思った主人の呆れ顔。『夫が休日出勤している横で…』発展途上国なんかに連れて来られなければ、主人が休日出勤している横で泣くことはなかったはずなんです。多分、常時通電する自宅で常時接続を楽しみ、夫が帰宅する頃には、『ドラマ見て泣いてました』って顔もせずに笑顔でお迎えしていたはずなんです。…苦しい言い訳ですね。すみません。
ラベル:発展途上国
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