2009年09月01日

お任せオーダーメイド品

『同じ物を下さい』…以上のフランス語を作れませんでした。でも、伝わったからいいや。せっかく辞書を持っていたのですから、『もっとココはこうで…』って注文すべきでしたが、私は疲れていました。そもそも枕を持って来れば話が早かったのですが、慣れないフランス語で、『枕カバーありますか?』って言うこと自体が苦痛でした。そして、一軒ずつ(懐妊中の犬を持って)聞いて回ることも苦しいことでした。

約束の時間までに枕カバーは完成していました。『ハイ、見本と全く同じ物が出来ましたよ!』別に見本が気に入った訳ではありません。町中探し回って唯一見つけた枕カバーがそれだったから、『コレ下さい』って言うに至ったのです。高いとは思いましたが、細工が妙に凝っているので仕方ないような気がしました。何と言ってもオーダーメイドですし。

その晩、買ってきた枕カバーを枕のそばに置いておきました。主人に言われるとは思ってました。『なんじゃコレ!』ピカピカでテロテロした通気性の悪そうな素材で、明るいピンク色。色だけでも強烈ですが、正方形の周囲にヒラヒラのフリルが『これでもかっ!』ってほどのボリュームで施されており、正方形部分はご丁寧に布地を絞り込んで立体的な模様をいくつも作ってくれています。高級な着物で見かける、総絞りみたいな感じ。

『コレしか売ってなかったから仕方ないもん。』正確には、コレしか見つけられなかった…です。しかも、見本がコレしか無かったにせよ、オーダーメイドだったのだから、色はもっと地味なのがいいとか、絞りなんていらないとか、フリルもちょっとでいいとか、いくらでも注文できるものでした…駐在上級者だったなら。

『一日かけて犬の世話しながら探し歩いて、やっと見つけたんだから文句言わないでよ!』ホント、駐在初心者に酷な注文だったと思います。自分でも悪趣味というか、私たちの趣味とは正反対の枕カバーだと思ってますが、趣味に合わないぐらいで文句言われたくないぐらい、私にとっては苦労した買い物でした。

かなり寝心地悪そうに見えましたが、私が涙目で苦労した苦労したと訴えるので、主人は渋々、その枕カバーを使う気になってくれました。二人で同時に正方形の枕にカバーを掛け始めます。……。伸縮性の全くない布地、過剰なフリルの外周が、やっと正方形の枕の幅と同じぐらいです。物理的にこの枕カバーの中に枕を収納するのは不可能でした!
ラベル:駐在
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2009年09月02日

見切られた?

そもそも最初からそうして欲しかったものです。アフリカに土地勘のない私には、そのおつかいは難易度が高すぎました。お陰でお金も時間も労力も無駄に費やしました。駐在員の妻として必要なことを学ぶ授業料を支払ったとでも思っておけば良いのかも知れませんが。

私には使える枕カバーを買ってくることが不可能だということを証明出来たため、翌日、主人は宿舎のベテランメイドさんに、口頭で用件を伝えました。何と説明したのか?木綿で無難な色合いの、サイズがピッタリ合う枕カバーの洗い替えも含めて、ただちに買ってきてくれたそうです。彼女は、少々のお小遣いをもらって、『これくらい、どうってことありませんよ。』と、私がヘトヘトになっても成し遂げなかったことをいとも簡単にやってみせたのでした。

お陰様で、我が家の枕事情は改善されました。無難なカバーを毎日取り替えることが出来るのですから、気持ちだけでも清潔に過ごせます。2人の使う枕とは別の小さな枕と一緒に、使い道のない、過剰に少女趣味の小さめ枕カバーを戸棚の中にしまっておきました。

フランス語会話力とセンスの良さを(うまく言えないから心の中で)私が高く評価している我が家のメイドさんは、間もなく余っている枕カバーの存在に気づくことになります。正直言って、頭の良い彼女のこと、何か上手に生かす方法を考え出してくれるんじゃないかなぁという期待もありました。
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2009年09月03日

私が頼る相手

主人が信頼しているのは宿舎のベテランメイドさんのようですが、私にとっては自分の雇っているメイドさんがかわいいのです。実際、顔がかわいいし、頭がいいし、優しいです。歌も上手いし…もういいですか?

いつも、甘やかし過ぎだと言って主人から怒られるのでホドホドにしているつもりですが、もっとかわいがりたいと本当は思っている、かわいい存在なのです。身寄りの居ない異国の地アフリカで、精神的には母親のように頼ってしまっている一面もあります…私より年齢は下ですが。

『おかーさーん、コレどうしたらいいのかわかんないよー。エーン!』って感じで、どうしたら良いのかわからない特注(…なのに何の注文も付けなかった)枕カバーを置いておいたら、メイドさんは解決策を提示してくれました。

『マダム、コレはこのままでは使えません。』私と主人が毎日使っている大きな正方形の枕は、大きな正方形にカットされた大きなスポンジに布でカバーしてあるものです。よっぽど圧縮しないと小さな枕カバーに入れるのは不可能だと思いますし、試してみた所、私には無理な作業でした。

『こうすれば使えます。』そう言って、小さな、中古かも知れない枕を見せてくれました。その小さな枕も、特注枕カバーの中に収めるには大きいように見えます。だから私は途方にくれたのですが。メイドさんは小さな枕の中身を私に見せました。

デザートに例えると、トライフルみたいな感じ(アフリカでは首都でも見かけませんが)。ひとくち大に切ったスポンジが、布袋の中にたくさん詰まっていました。『これをちょうどいい量になるように取り出せば、枕カバーの中に納まります。』なるほど!
ラベル:アフリカ
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2009年09月04日

唐突の光景

私は目を丸くして立ちすくみました。玄関に一番近い、家事室となっている部屋が、突然ロマンティックなピンク色です。私と主人はダブルベッドと呼ぶにはあまりに小さなベッドを2人で使っているのでベッドが一つ余っています。置き場が特にないので家事室に置いていました。そのベッドにピンクのシーツが綺麗に掛けられ、例の過剰にひらひらの枕が2つ、並べてありました。

玄関側から見ると、開いている家事室の壁しか見えないのですが、寝室側から見ると、視界いっぱいにベッドが見えます。たまたま廊下を歩いていて発見した私は突然のことで言葉も出ませんでしたが、センスの良いメイドさんはお得意顔でした。メイドさんの手にかかれば、愛想のない家事室もたちまちロマンティックな寝室っぽくなるのねー。そこで私が何か言っておくべきだったのでしょう。

昼に戻ってきた主人は、戻ってきた時は壁しか見えなくて気づきませんでしたが、出掛けにピンクのベッドを見て激怒しました。『いつも甘やかすからこうなるんだ!昼寝しているだけでもサボタージュなのに、こんなの絶対に認めたらダメだぞ!!』そう言って主人は行きました。言いにくいことをあとだしで言うのが私の務めです…最初に言っておけば良かったものを。

『あのね、さっきは黙認してたけど、やっぱり使用人が寝具を自分用に使うのってダメだと思うのよね。』まぁ、そういうことなのですが、そういう柔らかい言い方をしたことが発覚してしまっては、結局私がまた叱られてしまいます。そんな長文をフランス語に訳すのも面倒ですし。

現地語で言いました。『主人は、そんなのが、好きじゃない。』言葉が足りない分は、『残念』顔で補いました(補ったつもり?)。私の言いたいことは十分に伝わったようで、ピンクのシーツも、ヒラヒラの枕もメイドさんは使わなくなりました。やっぱり居眠りする時は、カバーのかかってないベッドの上、限定!

シーツは3枚あるので洗っていても余りますし、枕は余ってます。私たちの昼寝が終わってからベッドメイキングするという仕事をもってメイドさんの一日の仕事は終わるのですが、私たちが目覚めるまでの間に他の家事は済んでして、時間が余っています。

余っている時間に余っている物をどう使おうといいじゃないか…という理屈をこねることも出来そうですが、そこはケジメをしっかり付けておかなくてはならないもののようです。でないと…わかりやすい言葉にするなら、『調子に乗る』ことになります。主人に指摘される前に、私が自分で気づいておくべきでしたが。
ラベル:メイド 使用人
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2009年09月05日

人を雇う立場

昔は日本でも、ねえやさんという職業の、花嫁修業中のお姉さんが家事を手伝いに来ていて、その家の子は違和感なく暮らしていた時代があったのだそうです。母でも姉でもないねえやさんと、子供たちは良いバランスを保って過ごしていたのだとか(もしかして、今でもそういう職業の方は居るのでしょうか??)。

私はそういう家で育った訳ではないので、自宅の中に他人が居るということには慣れておりません。メイドさんを他人ではなく友達だと思えばリラックス出来ますが、甘やかし過ぎると主人に怒られます。…子供みたいなことを書いてしまいました!お互いの立場を忘れてしまうと、お互いのためになりません。

過剰に緊張せずにベストな状態で働いて欲しいので、怖がらせるような威圧的な態度は取りたくありませんでした。『日本人に甘やかされて文句ばっかり言って、手癖まで悪いメイドさんばっかり押し付けられて困ってるのよ!』と主張する、第三国の駐在員夫人は、メイドさんに対する態度がかなり怖かったです。私はそこまで出来ません…。

今時の日本人駐在員夫人は、特にサラリーマンの妻ということもありますし、人を雇う立場になったことがない人が多いものです。それで甘やかされてしまったメイドさんによって迷惑している人の中に、日本人も居ます。

『今は職がないのか、かわいそうに…。』と、元宿舎のメイドさんを自宅で雇うことにする駐在員が居ますが、最初は微妙にわかるかわからないかの量を、徐々にあからさまに大胆に、物を盗まれていきます。結果、『メイドさんはメイド経験のない若い子でなければならない』ってルールが出来るのですが、もとは良い人材だったのをダメにしてしまうのは、ほかでもない私たちなのかも知れません。

私は味噌汁の作り方も洗濯機の使い方も知らないメイドさんに、家事を全部教えるのが大変だなぁと思いながら、どうやら教えることが私の仕事らしいので、一生懸命教えました。紹介された手癖の悪いメイドさんに暇を出すという嫌な役目を遂行する方が、もっともっとつらかったと思います。嫌な思いをする人を増やさないためにも、現役の初代雇い主がしっかりしなければならないのだと思います。
ラベル:駐在員夫人
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2009年09月06日

逃げる泥んこ

私が普段使う市場は、真っ二つになった牛が木製の台の上にじか置きされている『牛肉屋』やら、半殺しにされたニワトリたちの足首につないだ紐を持って背負って歩いている『鶏肉屋』が居たりする所ですが、まだまだ駐在初心者向きです。通路は広いし敷地が狭く、欲しいと思った物を買う時の難易度が低いです。

徒歩で行くにはちょっと遠めの市場は、上級者向きだと思います。駐車しづらく、通路が狭いのでスリも多いらしく、広いので道に迷いそう。なぜか、いつもの小規模な市場は現地語で、『大きな市場』という名前で呼ばれており、上級者向きの市場が、『小さな市場』と呼ばれています。

その、『小さな市場』に一人でも(メイドさん同伴で)行けるようになった先輩マダムが、『色々と珍しい物も買えるのよ。』と、一緒に連れて行って下さいました。道中、市場のおばちゃんに、『ちょっと!ポケット狙われてるわよ、気をつけなさいよ!』なんて声を掛けられながら(悪い人も多いらしいけどいい人も居るようです)、普段の市場では買えない物を色々と見ることが出来ました。

『おいしいカニが買える所が市場のはずれにあるのよ!』と、案内して頂きました。ドロドロの塊の前におばちゃん達が座り込んでいます。先輩マダムが何か言うと、泥でいっぱいのバケツの中に手を突っ込んで袋に入れ始めました。ドロがもぞもぞ動いている…と思ったら、カニでした。

うごめくカニにバケツの中のドロを塗りたくってから、計量して値段を言います。『泥なんか付けられて損してません?』って聞いてみると、カニは泥の中に居る方が長生きできるから鮮度を保てるのだそうです。これで子供たちの大好きなカニの甲羅を使ったグラタンが作れるそうです。

『サウンジャちゃんも買うんなら言ったげるけど?』って言われましたが、泥まみれで動くカニを持って帰るのは怖いし、生きているカニをさばいたこともないので…遠慮しておきました。先輩マダムとお金のやりとりをしている隙に、バケツの中からカニが逃げ出しています。『どこまで逃げるつもりなんだろう?』と思って見ていると、おばちゃんは慣れた感じでカニを掴んでバケツの中に戻しました。
ラベル:駐在
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2009年09月07日

カニクリームコロッケ

ある日曜日に主人と一緒に出掛けた帰り、自宅ガレージで車から降りると、持ち手のついた白いビニール袋(日本ではスーパーでもらえますね)を持った門番が私に寄ってきました。『さっきまでメイドさん待ってたんだけど、マダムに渡してって。』何だろうと思って覗き込むと、泥と蟹が入っていました。時間がたちすぎたせいでしょうか?かには死んで動かないようです。

『家に入れておいてってさ。』鮮度は落ちてしまいましたが、泥まみれで夜中に徘徊されても困りますし、カニが死んでいたのは私にとって都合よかったかも知れません。美味しいらしいので楽しみです。重たいし、泥まみれで動いていたのだから、持ってくるのは大変だったでしょう。ありがたいことです。

さて、このかにはどうしてくれようか?ちょっといいことを思いつきました。私、カニクリームコロッケが食べたいです!難しそうだから自分で作ったことないけど。日本から持ってきた料理本のレシピを慌ててフランス語訳しました。難しいというか、面倒くさい献立です。書くのも面倒でしたが、食べたいので頑張りました。

翌朝やってきたメイドさんに、『昨日はかにをありがとう!』って言うと、『親戚が漁師だから、時々こういうのがもらえるんです。アフリカのカニ、美味しいんですよ!』とのこと。『どうさばいたら良いのかわからないから、よろしくね。今日は新しいレシピよ。』カニコロが楽しみです。

どろどろ(泥じゃなくてもっと綺麗な成分ですが)の塊に衣を付けたりで悪戦苦闘している様子でしたが、お陰でとても美味しいコロッケが出来上がりました。この国にはクリームコロッケなどという献立はないらしく、『本当にこんなに柔らかいまま揚げて大丈夫なんですか?』って不審そうに聞かれました。

私たちが、『美味しい!』を連呼しているのは喜んでくれていたようですが、不思議と、カニの差し入れは二度とありません。自分ではかにを売ってる市場に行けないし、お代はいりませんって言ってるメイドさんに、『また蟹持ってきてね!』なんて言えません。たぶん、作るのが面倒だったから、二度とカニコロは作りたくないと思われたのでしょう。…甘えてしまってごめんなさい。本当はもう一度食べたいのですが。
ラベル:アフリカ
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2009年09月08日

庭付き一戸建

猫に小判と言うか豚に真珠と言うか…。非常にもったいない話だと思うのですが、発展途上国の駐在員家庭は庭付き一戸建てに住むのが普通です。外国人が住める程度に治安の良い場所を選ぶと、自然とそうなります。私は庭を生かしておりません。もともと狭い社宅に住んでいたので、庭がなくても不自由していませんでした。

渡航前にインフレを考慮に入れていなかったこともあっていつも金欠気味です(日本で貯めているお金をアフリカではおろせません)。『外国人にしては質素な生活』に慣れてしまうと、生命を維持するのに必要でもないことにお金をかける気力が失せてきます。だから、自分で庭師を雇ってみる気には全くなりませんでした(どうせ借家だから…)。

これがガーデニング好き奥様なら、広くて肥沃な庭に好みの花を植えて楽しめたのでしょう。私は太陽の下に居る時間を最小限にとどめておきたいので、庭いじりする気はさらさらありません。あんまり見苦しいのでメイドさんがあちこちから手配して綺麗なお花をいっぱい植えてくれました。見栄えがよくなった所で、畑も作ってくれました。花より団子派の私には、そっちの方が嬉しかったかも知れません(笑)。

繰り返しますが、狭い社宅に小さく収まっておりましたので、広い所に飾り物を置いて愛でるという習慣もありませんでした。駐在中の家は無駄に広いのですが、駐在が終わったらまた狭い社宅に戻ると思うと、大きな飾る物を買う気になりません。広いスペースの目立つ室内も、やはりメイドさんは見かねたらしく、無造作に置いてあった荷物を綺麗にレイアウトして心地よい空間に変えてくれました。

日本の友達で、広い家に住んで専業主婦している女性が居ますが、何だか高価そうな置物とか、生花とか飾って居心地の良い家を大切に手入れしています。こういう人は専業主婦に向いているなぁと思いました。私のメイドさんはご主人が無職なので専業主婦にはなれませんが、私のように絵心のない専業主婦の家でメイドするのは天職かも知れないなぁと思います。
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2009年09月09日

飾り棚

最初は、だだっ広い家の中に物資もお金も不足したまま、空間を生かしきれずに駐在しておりました。その後、待ちに待った船便引越し荷物を受け取ることが出来たので、ダンボール箱だらけになりました。タンスなどの収納家具を買うお金がなかったので、ダンボールがタンス代わり…。

この州では、手作りの家具を買うことが出来ます。太くない竹をどうにかして曲げた物を合わせてうまく組み立てられたものです。代表的な物は椅子です。一人掛けの大きな竹製ソファの上に手作りのクッションを置いたものがよく売られています。ソファは帰国した駐在員が置いて行った物を使わせてもらっているので、買わずに済んでおりますが。

何ヶ月かしてコツコツ貯めたお金で、竹製の飾り棚を買いました。日本でなら通販で入手出来そうな、姿見のついたタンスを買いたかったものですが、それを売っている場所を知りません(女性にとって姿見のない生活はツライですよ…)。物を飾りたい訳ではありませんが、スカスカにあいた竹製の棚しか売っていないので、それを買いました。

お一人で駐在している方が、引き出し4段のタンスが余るからって譲ってくださっていました。それを電話台として使っており、中には本と文房具類とノートパソコンを入れました。パソコンは日本円でも10万円以上する貴重品ですから、常時充電できないとは言え、侵入者に瞬時にどことわからない場所に充電器と一緒にしまっておくのが良いと判断しました。

引き出しの深さに納まらなかったプリンターは、仕方がないのでタンスの上に置いてました。電話を取る時に邪魔だったのですが、床に置く訳にもいかないので仕方なかったのです。新しくやってきた竹製の飾り棚の一番目立つ部分だけが、プリンターを収納できるスペースになっていたので、そこにプリンターを置くことにしました。

パソコンを使う人でないと、それがプリンターであることはわからないと思いますが、何万円かする高価な機械であろうことは誰の目にも明らかでした。今の所、我が家に強盗は入っておりませんが、無用心であることは否定出来ません。

プリンターにかなりのスペースを譲ってしまいましたが、竹製の飾り棚を本棚として使うことで、ダンボールを置いてある部屋まで料理本を取りに行かなくても読めるようになったので、助かりました。外国人の心の友、仏和辞典や和仏辞典も、重たい引き出しを引っ張ることなくヒョイと取れるようになりました。
ラベル:駐在員
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2009年09月10日

収納追加の結果

主人の勤務先は経費削減を進めており、お金のかかる日本人駐在員を減らして第三国駐在員を代わりに派遣することが多くなりました。また、専用の駐在員を置くのをやめて、遠いけど市街地の駐在員が出張で時々様子を見るにとどめておくことにする場所も増えました。

そうやってたたんできた場所では、家具が余ります。主人が、『ウチ、家具が足りないんですよー!』って主張し続けてきた甲斐あって、木製の収納棚を譲って頂くことが出来ました。背が高いのも収納量に期待出来て良いことですが、目玉は低い部分に木製の扉が付いていて目隠しになることでしょう。

日中、会社の方々を連れて主人が四駆で棚を運んで、置いたと思ったらさっさと職場に戻って行きました。それを見ていたメイドさんが素早く雑巾で拭いてすぐに使える状態にしてくれた上、私を促します。『マダム、機械類はこの中にしまうのです!』やはりプリンタがむき出しになっているのが気になっていたようです。防犯上もよくないし、見た目が悪いですからね。

引き出しに入れていたノートパソコンもプリンタと一緒に扉の中に入れることにしました。新しい収納棚を置いた場所がテーブルにもコンセントにも近くて、パソコンもプリンタも使いやすい環境になりました。飾り棚の、プリンタが占領していた場所がぽっかりあいています。さて、どうしたものか…。

気がついたら、メイドさんが飾り棚をいかにも飾り棚らしく美しく飾ってくれました。突然ピンクのベッドが出現した時よりも誇らしげに、『ふふん、すごいでしょ!』って得意顔をしていました。インテリアで部屋をセンスアップするのが好きみたいですね。せっかく美観が整った所に無骨な物を置くのは気がひけるため、飾る部分についてはメイドさん専用の展示スペースにしておくことにしました。
ラベル:駐在員
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2009年09月11日

ほぼ全身写る!の巻

洋風の間取り、実は便利です。寝室にバストイレが隣接しているので、身支度をしやすいのです。寝室には、ベッドとドレッサーと椅子が置いてあって、ベッドを覆うように日本製の高価な蚊帳を吊るしてあります。それでいっぱいいっぱいです。蚊帳があるのでベッドの上に着替えを置くことが難しいので、何となく物を置くのに椅子が便利です(棚は余計に置くほどは余っておりません)。蚊帳に覆われたベッドには腰掛られませんから、疲れた時に座るのにも椅子は便利です(石の床で体育座りする訳にもいかないので)。

ドレッサーは、胸の位置から上を写しながらお化粧出来る便利なもので(普通?)、お一人で駐在している男性駐在員さんが、『奥さん来るなら必要だろう』って譲って下さいました。ストックは別の部屋の鍵のかかる棚にしまってありますが、ゴキブリやネズミに襲われないように引き出しの中に化粧品を入れておけるのも便利で、重宝します。

寝室は蚊帳とベッドに占領されているような感じで、部屋の隅に寄せたドレッサーにかじりつくように座ってお化粧してきました。敷地は広いはずなのに使い勝手の悪い作りで、あまりノビノビと暮らせません。そんな日々が続いていたのですが、ある日突然、メイドさんがまたまた本領を発揮してくれました。

ベッドの向きを自力で90度回転させてくれたのです(重たかったでしょうに)。そうすることで、ドレッサーの前に空間が出来ました。正しい姿勢で座ることが出来ますし、2mぐらい下がった位置に立つことで、首から膝ぐらいまでを写せます。お陰様で、お出かけ前の服装チェックが可能になりました。全身の写る鏡ほどの効果はありませんが、これで多少のオシャレが出来ます。
ラベル:駐在員
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2009年09月12日

妻の防御策

結婚してみたら、『こんなハズじゃなかった!』と思うことは多々あります。女性に対して男性が思うこともあるのでしょうが、それはさておき(私は女性の味方ですから)、妻が夫に失望することはたくさんありますね。お互いに理解し得ない存在だということがわかれば、理解されない相手と生活するために必要な策も見えてくるというものですが。

例え夫の実家滞在中であっても、毎朝洗面所で顔を洗いたい!これが私の願いですが、その必要性が理解されないようです。実際、トイレの手洗い場の水で洗顔したからって命にかかわるような損害は生じません。凍てつく冬の帰省がつらいだけのことです。いっそ顔を洗わなければいいじゃないかと思うのが男性のようですが、何がなんでも朝晩顔を洗いたいのが女性というものなのです(納得してもらえる理由は無いけど)。

歯磨きや化粧をするのに足る大きさの鏡があるのに、なぜ姿見が必要なのだ?と、男性は首を傾げるようですよ。そもそも、結婚相手を見つけた時点でオシャレをする気が失せることはなく、女性は一生涯かけてオシャレし続けたい生き物なのです(これまた男性に理解してもらえるような理由は無いけど)。つま先から頭のてっぺんまでのトータルコーディネイトの確認はしたいものですし、痩せたか太ったか、体重計の数字だけでなくて自分の体型を目視で確認したいものなのです。

発展途上国でいくらお金を積んでも、姿見が入手出来ないことがあります。無い所には無いものなのです。なので、駐在前に引越しの準備をする段階で、姿見を船便引越し荷物に入れておくことをお勧めします。引越し荷物の条件等、会社との交渉窓口は夫を通すことになるので難しいですが、物資の入手出来る国で頑張っておかないと、後悔ばかりしながら駐在する生活になります。

私の時はダンボール箱に入らない物は原則置いていくと理解して荷造りしました。姿見の入る箱なんて無いので、現地調達すれば良いと思ったのです。プチプチと呼ばれるロール状の緩衝材などを使えば箱に入らない割れ物だって安全に運搬出来るはずです(コンテナに入らないほど巨大な物だと厳しいですが)。引き取りに来る業者さんは引越しのプロでしょうから、自分で包めなければ上手に包んでくれるような気もします。

私は三面鏡を使う習慣はなかったので(女性にしてはオシャレ意識が低いのでしょうか?)、三面鏡がないことには不満はありません。三面鏡がどうしても必要というプレ駐在妻さんは、三面鏡を持参する方向で頑張って下さい。アフリカで三面鏡は見かけてません。
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2009年09月13日

写真って残酷?!

いずれバレることとは思いますが、自らバラしてしまって良かったのでしょうか?家の中に、パソコンやプリンタやデジカメがあることは、使用人全員が知っております。プリンタはコピー機を兼ねた複合機なので可能だった訳ですが、使用人の全員が写真入りIDカード(紙製)を持ってきて自分の顔をコピーして欲しいって言うので、カラーコピーしまくったこともありました。

ある日、非番の者までが、わざわざよそ行きのオシャレ着姿で庭に集合していたことがあります。みんなで仲良く並んで何してるんだろう?って思って見ていると、私が呼ばれました。集合写真を撮って欲しいのだそうです。我が家って職場の雰囲気がいいってことなのでしょうか?どうしても集合したいのだそうです。

日本人なら、『チーズ!』って言えば、今写すよって意味として通じるはずですが、フランス語で乳製品のチーズは、フロマージュです。フランス人が、『フロマージュ!』って言いながら記念撮影するとは考えられません。苦肉の策ですが、シンプルに意味が通じる言葉はコレしかないと思って言いました。『1,2,3!』パシャ。(プロレスの選手みたいな、『ダー!』じゃありません。アン、ドゥー、トロワですよ!)

庭の中で逆光にならない場所を選んで、縦にも横にも集合写真を撮ってみたら、『今度はマダムと一緒に写りたい』…だなんて、嬉しいことを言ってくれるではありませんか。『じゃあ、誰かココ押してね。』みんなカメラ持ってないクセに、カメラの基本機能は知っているようです。『どっかで設定したらタイマー撮影出来るんじゃないの?』門番に言われました。『出来るはずなんだけど、やり方がわからない。』機械音痴でごめんね!

仕方ないので私が混じって交代で写し合いです。こんなこともあろうかと、写真サイズの光沢紙を大量に持ってきております。印刷してみんなに配ることにしました。そして、私は恐ろしい事実に気付きました。自分の写真を撮られる機会は全くと言っていいほどなかったのですが…。

駐在の準備でグッタリ疲れて痩せていた記憶の中の私とは全く別人の、でっぷり太った東洋人が、贅肉のないアフリカ人たちに囲まれて満面の笑みで写っておりました。使用人たちは私が見えている通りの縮尺なので、何かの間違いで横に引き伸ばされて写っている訳ではないようです。こんなに太ってしまったとは…。

一瞬、姿見の無いせいだと言い切りたくなりましたが、甘い物ばかり食べて運動をしてこなかったのを誰かのせいにする気にはなりません。突然プリンタの排出口から突きつけられた現実は、熱帯ボケしてしまった私に大きなショックを与えてくれました。
ラベル:駐在 アフリカ
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2009年09月14日

美白

アフリカに来てしまえば日本人も、『白人』と呼ばれます(『白人』の定義に厳し過ぎる国は別ですが)。日本人が白人と呼んでいる欧米人は、『もともと黄色人種なのに、美白とかする意味あるの?』って言っているかも知れませんね。それでも、日本人女性のほとんどは、美白(肌の色をより明るく=色白に見せるための努力)が大好きです。何も対策しないよりは効果があります。

要注意エリアは特に念入りに、顔全体にも美白美容液を塗り、基礎化粧品も美白効果のある物を選び、毎日日焼け止めクリームを付けています。その抵抗むなしく…否、抵抗している分マシなのかも知れませんが、よく焼けます。肌の色だけでも日本人離れしてしまいました。

特に、UVカット効果のないガラスの右ハンドル乗用車を運転するため、顔の右半分にシミがいっぱい出来てしまいました。日増しに濃く大きくなっていくので、そこだけ見ると老人性のシミみたいに見えます。昔、どこかの国で服役した記念に刺青を入れられたのと同じように、熱帯に住んだ記念に肌に印を付けられてしまいました。

現地に友達の居ない私と違い、主人は学生の頃から出入りしていたので、何人か友達が居ます。仕事で最近やってきたばかりの人よりは、現地の人の気持ちはよくわかるのだそうです。『日本人から見たらみんな黒人かも知れないけど、色が黒いとか言われるのを嫌がるし、それを気にさせるようなことをしてはいけないよ。』と、注意されています。

特に写真を撮るのが下手な私は、逆光に気をつけるように言われます。おそらく白人だって逆光になれば顔が見えなくなるのでしょうが、出来上がりの写真の顔が真っ黒でよく見えない状態だったら傷つくはずだから、フラッシュを使うとか日当たりの良い場所で撮るように、とのことです。

万一、顔がハッキリ見えないような出来ばえの場合、パソコンで加工しなさい、とのことです。でも、写真全体が白けていると、不自然な感じになりますよね。だから、撮る前に光を気にしなくてはならないのだそうです。
ラベル:アフリカ
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2009年09月15日

見落とし注意

アフリカにやってきて、何度か驚きました。電気が来なくなるとかいう話は聞いてましたし、学生の頃に主人が撮った、田舎に住む子供たちの写真で、相当ボロボロの服を当たり前に着る貧しい国というイメージは出来上がっていました。

でっぷり太った成金オヤジは別として、大抵の若者は、日本じゃ見かけないぐらい美しいプロポーションをしています。腰がくびれてお尻はキュッと上向き、無駄な贅肉は無く筋肉質、出るべき所だけ美しく出ています。そして、その素敵なスタイルによく似合う、今風の服を着ています。キャミソールやらタンクトップやら、体型のハッキリ出る服は、日本人体型の私は恥ずかしくて着られやしませんが、現地の若者たちは素敵に着こなしています。

もっと未開の地だと思っていたのに、そんなに日本と違わないかも?(実際はあらゆる面で、だいぶ違いますが…)という印象を受けました。日本人と同じような愛想笑いをしてくれる分、顔が似ていると言われる中国人よりもよっぽど精神面では近いように感じました。最初に身構えて来ましたが、思ったよりはリラックスして生活を始めることが出来ました。

精神的には似た部分もある彼らですが、車を運転する時には注意が必要です。免許証を持っている人の数も、家に車がある人の数も少ないので、車の怖さを知らない子供も多いようです。ありえないようなタイミングで飛び出してきて横切ろうとするので、何度も急ブレーキを踏むことになりました。万一ケガでもさせたら袋叩きにされて殺されるぞって言われているので、事故のない運転を常に心がけていますが、あの飛び込み方は反則だと思います(なので、私は時速30km以上出しません)。

夕暮れ時や夜間に注意すべきことがあります。来る前から何度も主人から言われていましたが、黒人は黄色人種より運転手から見落とされやすいのです。昼間は目立つ真っ赤なTシャツも、周りが暗くなるとクリーム色ほども目立ちません。派手な色の服を着て目立っているつもりで油断した状態で飛び出されると、やはり危険です。

夜間に子供だけがウロウロしていることもないし、私は大人に急ブレーキを踏まされたことはありませんが、『確かに見落としやすいなぁ』と思います。相手も、『夜間だから見落とされやすい』という自覚があるかも知れませんが、『日本で運転している時と同じ感覚で見ているから見落とされやすい』という自覚はないと思います。お互いのために、事故のないように常に気をつけたいと思います。
ラベル:アフリカ
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2009年09月16日

外国到着直後に聞くべきこと

あくまで主人が自分で決めたルールですが、初めて来る国では最初に現地の人に聞くと決めている質問があったそうです。『この国の自動販売機ではコーラ1本いくらしますか?』残念ながら、発展途上国では自動販売機なんて性善説に立ったハイテク機械、見かけませんが。その分、道のあちこちにキオスクみたいな小さな屋台でお菓子や飲み物、洗濯用洗剤などの日用雑貨品を売っているので、その値段を参考にすれば良いでしょう。

主人の分析によると、どこの国でもコーラ1本の価値は、日本におけるコーラ1本の価値と同じものなのだそうです。日本より物価が50%安い国なら、500mlペットボトル入りコーラの値段は75円になるはずなのだとか。私はメーカー直営スーパーで大人買いするので、実際の物価より割安な値段で買っているはずですが。

もう一つ、主人の分析によると、その国の最高額紙幣の為替レートを知ると物価がわかるのだそうです。日本人にとって1万円札って高額ですよね。親戚にお小遣いとしてもらえたら、『ラッキー♪』と思いますし、半年に一度のボーナスがその額なら、『無いよりは嬉しいけど少ないなぁ!』って思います。どの国の最高額紙幣も、そういう価値のはずなのだとか。

『…だとすれば、日本円にしたらはした金だからと言って、むやみやたらとばらまいたらダメだよね。』って納得しておりました。ただ、インフレは進む一方です。何もかも値段が上がり続けています。給料が物価スライド制になっていることはほとんど考えられないので、庶民の不満がつのって嫌な感じです。

そうこうしているうちに、新しい紙幣が登場しました。今までの最高額紙幣の倍額の紙幣が新たに登場です。物価、いくらなんでも急に2倍に上がった訳じゃないけど、このことについて、主人はどう説明してくれるのでしょう?

日本人駐在員同士の約束事として、メイドさんの日給は一律同じ額にしております。午前で帰りたいならちょっと減らして8割ぐらいとか、夜遅くまでホームパーティーのお手伝いしてくれたから最高額紙幣を手当てに上乗せしちゃうとか、出産支度金ボーナスくれって言われたからあげちゃうとか、普通の日給以外の部分は好きに決めれば良いことにしておりますが、基本の日給は同じです。

本当に物価上昇でメイドさんの生活が苦しいなら、給料の値上げ要求があれば(他の駐在員家庭と相談の上)考えてもいいなと覚悟してきました。日数を増やして欲しいとか午前で帰ってた曜日も丸一日働くようにしたいとか、正攻法で交渉してくるので、それには応じて、日給の見直しはせずに済んでいます。
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2009年09月17日

宿舎にやってきた人

その日は主人の仕事が長引いていて、私の方が主人よりもだいぶ先に、契約社員さんたちの宿舎に着きました。恒例の、『何か一品』(誰も期待していないけど)を作ってタッパーに入れてきたので、夕食のおかずとして出すようにメイドさんに渡したりしながらテレビのあたりを振り返りました。

一番テレビを見やすい場所なので、ご飯の時間まではテレビ前のソファセットが特等席です。今日は混み合っているなぁ…と思って、軽く挨拶だけしました。残り1席は別な契約社員さんが来た場合に備えてあけておいて、私は離れた椅子に座ることにしました。

『どうも、お邪魔しています。』座っていた人の中に、いつものメンバーではない、アジア系顔で浅黒く痩せた若い男性が。契約社員さんにこんな大きなお子さんが居たのかな?とか、早合点して、きっと触れてはならない関係のお子さんなのだ!とも思って、『どうも』程度の言葉で済ませておくことにしました。なんでこのお兄さんはこんなに日本語が上手なのかしら?誰のお子さん?

誰も説明してくれないので、悶々としたまま過ごしていると、主人がやってきました。『どうも!時間ギリギリですみません!』って言った直後にテレビの前のソファを見て、『うわっ!○○さん!』と、言いました。『え?○○さんだったんですか!』私も立ち上がりました。

もともと主人が学生だった頃に知り合ったというアフリカの研究者で、駐在に来る前に日本で会ったことがありました。でも、あの時は色白でぽっちゃりしてませんでしたっけ?『研究の予算も限られてますから、あまりいい物は食べてないんで、痩せました。』

女性と違って男性は日焼け止めクリームなんて使わないみたいなので、よく日焼けするということは、出張に行くたびに日焼けして戻ってくる主人を見て学習済みでしたが。運動不足で甘い物を飲んだり食べたりするばかりの太る駐在員も居ますが、こんな物価の安い国に来て痩せる方も居るみたいです。

(誰とは特定しませんでしたが誰か一人の)契約社員さんをヘンに疑ってすみませんでした。どこからどうやって来たのか、とか聞いても差し支えない方で良かったです。会ったことのある人の顔がわからない私も私ですが、太ったり痩せたり日焼けして、一瞬誰かわからなくなることってありますよね?
ラベル:アフリカ 駐在員
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2009年09月18日

口コミ宿舎

アフリカに来たがる日本人も少ないですが、首都から遠い州なので、ますます日本人は来ないものです。でも、『日本人ならこの州に来たなら是非立ち寄っておくべき宿舎』って口コミ評判があるようです。州の中心部は特に、日本系企業の城下町のような要素もあるので、日本人が集まっているに違いない場所があるというのは、長く滞在していれば気付くはずですが。

かなり昔、日本人の研究者がフラフラになってこの宿舎に現れたそうです。彼はマラリアで重篤な状態でした。宿舎から救急病院までは健康な人でも徒歩30分以上かかる所にあります。たまたまその時そこに居た日本人駐在員が保護して、命拾いしたのだそうです。その駐在員が亡くなってからも、『あの時のことをずっと感謝している』っておっしゃっています。

企業の駐在員として派遣されてきた人なら、安全は比較的確保された状態になりますが、一人旅でこんな所まで来ちゃった人とか、そんなに贅沢な滞在の仕方が出来ない程度の予算しかついていない研究者なんかは、危険な状態になりがちのようです。日本大使館は首都にしかありませんし、頼れるから顔を出しておけってことで薦められているのでしょう。

渡航に伴う危険を一人旅したがる若者に真面目に説いても受け入れられないことは、容易に想像出来ます。だからなのか?『あの宿舎に行けばタダで美味しい物がいっぱい食べられるんだ。』っぽい噂が流されているようです。同胞が困っていたら助ける気はありますが、こちらが仕事をしに来ている所へ、『タダでご飯食べさせてくれるって聞いたから遊びの途中で立ち寄りました!』って来られても、あまり歓迎出来ません。

駐在員夫人も、タダで食べるのは申し訳ないから、気持ち程度に一品作って持って来ているのですよ。宿舎は接待の場として使われることもありますし、アポ無し手ぶらで来ることを、あまりビジネスマンは良しとしておりません。…学生さんに常識を説いてもムダですかね?

治安の良い時期には、ハッキリ言ってしまえば無礼な若者が、何組か来ていたのだそうです。主人が宿舎に現れた時も、そんな人がしていそうな格好(大きなリュック、歩きやすそうな靴など)だったのですが、長らく言われています。『若者なのにあの時あいさつがちゃんと出来たよなぁ。』

宿舎に来る前に現地人に腕時計をプレゼントしていた当時の主人(まだ学生)の腕を見て、『日本人なんだから時計ぐらいしなさい。』と、自分の腕時計を下さった駐在員が、帰国してから就職した会社の上司となり、駐在先の会社の社長となる方でした。主人としては当たり前にふるまっていたつもりだったようですが、やはり、礼儀正しく出来るからこそ親切にして頂けるものではないでしょうか。

突然痩せて日焼けして現れ(て、私に気付かれなかっ)た研究者さんは、契約社員のおじさんたちから、『よくわからない研究をしている人なのに、好青年だなぁ。』って評判でした。おじさんたちから見ればまだ青年ですが、本当は、『学生じゃなくて大学から給料をもらう立場になったんです!』って主張したかったみたいです。主人は主人で、『出張でちょこちょこ来る立場じゃなくて、駐在員になったんです!』って主張を繰り返していました。
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2009年09月19日

駐在員の家の庭

出合った頃と違って、二人とも月給を頂く身分となりました。『…だから、前はもっともっとボロいホテルに滞在していたのに、ちょっとマシな所に泊まれるようになりました。』と、研究者さんが言います。便利な所にあって安く、お勧めなのだそうです。…すみません、エアコンの無いホテルはビジネスマンとしては使えません。

『僕は出張者ではなくて駐在員になったから、ホテルじゃなくて一戸建てに住んでいるんです。是非、遊びに来て下さい!』エアコンあったけど使えないのですが、それでも自慢の我が家です。突然の話にも関わらず、翌日頑張って手料理を用意しました。『なんかテキトーな献立じゃない?』って主人に言われましたが、もう週末で市場が閉まってるから、急に振られても妻は困るんです(開き直りました)。

主人は、家の広さとか間取りとか説明したがりましたが、研究者さんは生き物が研究対象なので、庭の様子に興味があったようです。私は専業主婦で、家の中でボーッと過ごす時間が長いので、家で見られる動物については主人より詳しいです。『ここんところが赤色でこれぐらいの、日本ではあまり見かけないような鳥が、時々庭に遊びに来ますよ。』『胴体が灰色の?うそっ?普通はここんところは黄色なのに。新種かも知れない!大変だ!』『あっ、黄色だったかも知れません。そんなに慌てなくても…。』

言われてみれば黄色だったような気もするその鳥は、その日は現れませんでした。『私のお気に入りは、大きなやもりなんです。でも、隣の家に行ってしまって、もう見られなくて残念です。』『ヤモリならどこにでも居るでしょう。見てみましょう。』…簡単に見つけて下さいました。『わー!やもりが帰ってきた〜。』『この辺ならいくらでも住んでるはずです。』だから私はムカデに刺されたことがないのかも知れませんね。

『それにしても、生き物見つけるのが上手なんですね!カメレオンも見つけられますか?』主人は、ここの名物はカメレオンだと考えているようです。日本人がイメージするのは基本黄緑色で、何色にでも変化出来る、舌の長い生き物だと思いますが、我が家に現れるのは、常にイグアナ色で特に舌を見せてくれない生き物です(それでもカメレオン)。

『この国はカメレオンだらけだから当然…ほら居た!まだ子供だけど。あっ、こっちの方が大きいかな?』主人が写真を撮りたいと言うと、せっかくだから口を開けた写真を撮ると良いと言って、器用に捕まえたカメレオンの口を開いて下さいました。地味なボディに似合わず、口の中はペンキを丸呑みしたかのように真っ黄っ黄!やっぱり舌は出してくれませんでした。

庭で小さな生き物を見つけてはしゃいでいる大人たちを、門番が不思議そうに見ていました。アフリカは日本と生態系が違うので、自宅の庭の中だけでも楽しめます。私がたまたま田舎出身で、そういうのを見ることに抵抗がなかったせいかも知れませんが。メイドさんはカメレオンを本気で恐れています。ヤモリほどかわいくはないけど、何が怖いのかしら?
ラベル:駐在員 アフリカ
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2009年09月20日

口コミステーキ店

夕食はガツン!と食べようという話になりました。接待用の豪華そうに見えるレストランは何軒か知っていますが、相手は主人よりも前からアフリカに来ている人で、カエルが出て来てもウサギが出てきても(フランス料理店では普通の食材)驚いてくれそうにありません。

共通の知り合いである研究者がお気に入りというレストランに行くことにしました。その人は、『この州で本物のレアステーキを焼ける、唯一の店!』って絶賛しています。主人の勤務先関連の評判は、良くはないのですが、共通の知り合いを(見られてないのに)持ち上げるような形でお店が決まりました。

産地から遠いせいか?牛肉が硬くてイマイチです。だから、フォアグラなどを塗りたくったロッシーニなんて名前のついた、工夫されたステーキしか食べてきませんでした。共通の知り合いお勧めは、小細工無しのレアステーキだと言うので、レアで注文しました。

まあ、まずくはないのですが…。州内には別に美味しいお店はありますよ?主人の勤務先でそのお店の評判が悪い最大の理由は、『ほぼ必ず、お腹を壊すから!』です。お腹の弱さに定評のある私はもちろん、発展途上国滞在歴の長い研究者さんも、お腹を壊したのだそうです。日本人離れして丈夫な主人は別ですが。

衛生状態が微妙ながら、ここでは高級レストランと呼ばれるお店です。さて、お支払いは…。『私もようやく給料をもらう身分になったので!』と、先方は主張します。しかし、あのホテルを利用するような経済状態では支払いがキツイかも?『いえいえ、私も当然給料もらってますから!』と、主人も譲りません。私が居なければワリカンになっていたのでしょうか?

『早く財布を出して!』と、促され、私が主人のお金で支払いました。相手の方がちょっとだけ年上だったかも知れませんが、一年に一度も会わないお方。主人は毎日会う相手。払うったら払うって言って聞かないのを否定して機嫌を損ねて損するのは結局私だと思ったので、言う通りにしました。
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2009年09月21日

外国語を話す人

カメレオンの口の中身を撮らせてくれたお客様は、現地人を一人連れてきていました。研究のための調査のパートナーで、英語が堪能です。私のメイドさんがまずくてとても食べられないと言っていたお味噌汁を、『おいしい!』と言って食べてくれました。

フランス語より英語の方が私は得意なので、英語の通じるお客さんには喜んで話します。『お箸じゃなくてナイフやフォークもあるから、無理しなくていいですよ。』親日家なのか?『何事も挑戦です!』と、お箸を使ってみせてくれました。初めてだけど、何とかなってました。器用な人なのかも知れません。

日本人とコンタクトするフランス人には親日家が多いせい?お箸を使って見せてくれるフランス人もよく見かけます。自分で使っておきながら言うのもなんですが、棒2本で思い通りに食べ物を掴むって面倒くさいと思います。その習慣のない人がわざわざ合わせてくれるのですから、ありがたいことです。

主人は学生の時にアフリカに来ていましたが、一般の方は立ち入り禁止の所にも許可を得て入れて頂いていたのだそうです。その条件として、現地人の学者さんを仲間に入れたグループを作ることだったようで、人の紹介でグループを作ることが出来ました。日本語ペラペラの現地人もグループに入っていたので、コミュニケーションに不自由は感じなかったそうです。

首都には現地人が日本語を学習出来る学校があります。今時の若者は普通に生活していればフランス語会話は出来るようになるようです。一応、幼稚園からカリキュラムに第二外国語として英語も学習するそうです(日本における英語教育よりも質の低い教育しか庶民は受けられないため、相当の努力がないと英語の習得は難しい模様)。フランス語と英語が出来れば外国人相手の商売は何とかなりそうですが、日本人ぐらいしか使わないであろう日本語を、アフリカで学習しようと思う人が居るのです。

もちろん、旅行代理店などを通さないと日本語ペラペラの現地人には出会わないとは思いますが、こんなに遠い国にまで影響を及ぼすのですから、日本人の旅行好きもたいしたものだと思います。治安が悪くなると観光客が来なくなって、せっかく日本語を習得した人たちも商売が出来ませんので、なるべく平和な時代が続いて欲しいと思います。あと、日本の景気がよくならないと、海外に旅行したがる人が減るので困りますね。
ラベル:アフリカ
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2009年09月22日

すき焼きソング

アフリカに住んでいると、最低限フランス語は話せて当たり前、相手が英語で話してくれるならありがたいと思わなくちゃならないか、こちらがお金で雇っている相手か…ということになります。ごく少数派である日本語も話せる現地人となると、たいていはこちらが大金払って雇っていることになるものです。

そういう意味では粗相があっても大目に見てもらえると思って油断出来たものですが、例外に当たる方がおられました。もともとは日本人観光客相手の通訳兼ガイドをするために日本語を覚えられたのでしょうか?或いは、もっと先を見据えていたのでしょうか?ビジネス上の取引先となる方で、日本語もペラペラな現地人の接待の現場に居合わせたことがあります。

フランス語しか通じない相手の時ほど緊張しませんでした(相手の言うことが100%理解出来るので、あとは、わかりやすい日本語を、内容を選びながら話すだけ)。あと、日本に留学したこともあるというほどでどうも親日家の様子。話しやすいです。

その時は、日本語ペラペラな方が日本語が全くわからない奥様を連れてきていました。奥様はフランス語はペラペラみたいです(英語もペラペラかどうかはわかりません)。フランス語ペラペラな社長だけで接待しても良かったものですが、主人と共通の知り合いが居るらしいとか、主人の出身地近くで留学していたとか、話がふくらみそうなので主人を、そのオマケに私も、同席させて頂くことになりました。

ある程度日本語で話がはずんだら、社長がちょうちょのように美しい発音で(首都では普通に求められる水準なのでしょうか?ウットリする音です)、奥様に通訳していきました。流暢な日本語と流暢なフランス語で話はスラスラと流れていたのですが…。

『そうそう、私が日本語を勉強する時に、日本でとても有名な曲を聞いていました。すき焼きソングです!』って言われて、みんなが凍りました。すき焼きの歌なんて聴いた覚えもないし、流行ったはずはない!…とは、取引先には言いづらいです。『え?すき焼きソング?』

はーい、私、知ってまーす。アメリカに行った時にホストマザーに言われました。坂本九さんの、『上を向いて歩こう』が、なぜか、そんなタイトルとして紹介されているのでーす(…ということを、帰国してから調べたことがあります)。親日家がどんな角度から日本を見て下さっているのかも、知れるものなら知っておきたいものですね。

懐メロだけでなく、当時日本で流行していた曲を日本でも覚えたそうで、その頃まさに学生だった主人は、その頃は駐在中で日本の流行りの曲を知らなかったらしい社長に代わって、『その曲、私も好きなんです!』と、会話に花を咲かせることが出来ました。フランス語ペラペラな社長と比べると微力ですが、夫婦で援護させて頂きました!
ラベル:アフリカ 駐在
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2009年09月23日

しょうゆのススメ

美味しいレアステーキを焼ける唯一の店を紹介して下さった方に、主人は聞いてみたことがありました。『やっぱり、現地の人用のお店のアフリカ料理って、日本人の口には合いませんよね?』って。うどんみたいに太く伸びた、水っぽいスパゲッティナポリタンを山盛り食べて満足する食文化、合わない気がします。

『あまり合わないかも知れないけど、現地料理で一番美味しいお店は、あの目立つ所にあるお店』って情報を持っていました。外国人のお客さんが入っているのを一度も見たことがなく、入るのに勇気がいったそうですが、私を誘って試してみることにしたそうです。

なるほど、現地の人用なので、どれも安いです。しかし、メニューが現地語なので、今一つピンと来ません。『牛』とか『米』とか、知ってる単語を類推して、注文してみました。安いのに一品一品の量が多いです。大きなドンブリに大量のおかゆが入っていました。

『まずい』ってことではありません。ただ、味が無いのです。漬物っぽい野菜が(韓国料理屋のキムチみたいな感じで)置いてあるので、とりあえず入れまくってみましたが、全体の量が多いので、それでも味を感じないイメージ。なぜ、テーブルの上に塩やコショウが無いのでしょう?塩さえあれば、おかゆとして成立したはずなのに…。

現地人向け現地人料理のレストランだとわかって入っておきながら、料理の味にケチを付けるのは失礼だと思いました。万一、『まずい』って日本語を知っていては気まずいので、『困ったことに味がないねー』って笑顔のまま感想を言い合いながら、食べることにしました。常識的に半分以上食べないと失礼でしょう?頑張りました。

たまに海外旅行に行こうとすると、空港で小さな容器に入った醤油をプレゼントされることがありません(ごめんなさい、どこの企業さんが下さったのか、忘れてしまいました)?なんで今から海外に行くのに和の味付けを持って行けって言うんだろうと疑問に思ったものですが、こういう時のためだったのですね。

突然、隠し持って来た真っ黒な液体を皿の上にかけられたら、お店の人はけげんに思うこと間違いなしです。それでもあの時、醤油を持ってきていれば、かなり機嫌よくご飯を食べることが出来ただろうに…って思います。海外で、イタリアンでもフレンチでも中華でもない、謎の料理店に入る時には、小分けした醤油を持っておくべきだと思います。
ラベル:アフリカ
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2009年09月24日

お米の問題

20世紀末の話ですが、日本の庶民の食卓から、いつもの美味しいお米が消えるという騒動がありました。何かの原因で不作だったからだと聞いたように思います。毎日毎食必ずパンが食べられると思ってパンの好きな私は期待しておりましたが、実家はパン食主義ではなかったようで、細いタイ米とかカリフォルニア米などを混ぜた物を毎日食べることになってしまい、これならいつものご飯の方が良かったなぁと思ったものです。

あまり備蓄していると、古米とか古古米とか言われますし、お米を食べる国は、急に食べ物に困るリスクを抱えています。アフリカでも、お米を食べる文化はあります(お箸とかお茶碗は使いませんが)。発展途上国の場合は、日本の時のように各国のお米を買い集める資金もない場合があるので、より深刻です。

日本人駐在員の特権としてオーストラリア米(あまり日本米との違いを感じない品種)を会社から船便で送ってもらっているうちは、特に何も感じませんでした。船の中でネズミだかゴキブリだかにお米を食い荒らされた時は私たちの手元に貴重なお米が届かず、ちょっと不自由しました。当時は中国人の経営する食料雑貨店で中国米(見た目がまんまるだけど、味は日本米と大差ない)を買うことが出来たので、ちょっとお金がかかった程度で済みました。

国内でも高地まで行けば田んぼがあるらしいので、船便の供給がなくても中国米が買えなくても、米食を諦めなければならない訳ではありません。アフリカ米が買えますが、現地のお米は日本米とはだいぶ違います。食べ慣れたせいか、日本米が一番美味しいような気がします。お米を食べ飽きたから毎日パンばっかり食べる生活にしたいって言うのは、贅沢な発言だったのかも知れません。
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2009年09月25日

アフリカ米の難点

アフリカではお米を使っておかゆにすることもありますが、おかずほとんど無しで山盛りのお米ばかりを食べまくる食事というのが、現地では普通らしいです。日本米のような良い匂いが食欲を刺激する訳でもありませんし、日本米のように美味しい訳ではありません。あまり真似してみたい献立とは思いません。

特筆すべき現地米の特徴は、不純物が多いことでしょう。砂糖にしても塩にしても、特に安いものはそうですが、小石が混じっています。混じったまま炊いてしまうと、やわらかいお米を咀嚼している最中にガリゴリ…と、イヤな歯ざわりを味わいます。小石が混じっているのが当たり前ですが、イヤな歯ざわりは味わいたくないという考えも当たり前で、米を炊く前にザルにあけて小石を取り除くのが普通です。

日本大使館の領事さん(えらい人です)が、『お米を広げて石を探すっていうのも、現地の方の生活を体験出来ていいことですよね。』っておっしゃった時、返事に詰まってしまいました。企業から来た駐在員夫人の場合、『日本じゃ普通やらないような家事はメイドさんに任せよう』っていう認識があるので(そのために自腹で雇っているのですし)、石探し経験がないのが普通でしょう。

ええーっと、領事さんより楽させて頂いてすみません。私、そういうことはしたことがありません。大使さんには専属の日本人コックさんがついているはずなので、絶対に石探し経験は無いはずなのですが…万が一、あったらすみません。大使さんに限っては、無いと思います(地方に住んでいるとお会いする機会もないので、確かめようがありません)。
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2009年09月26日

米騒動の警告

会社から船便で送ってもらえるのを待つだけの身の私でも、お米の在庫には気を遣っています。家の中にネズミもヘビも出ますし、我が家を縦横無尽に闊歩するアリの大群が容器を破壊してでも食料を襲うことも経験として知っています。…と言っても、大きなプラスティック製のフタ付きゴミ箱(新品)に米袋を入れているだけですが、効果はあるようです。

アフリカ米の価格が急騰していると聞いたことがあります。不作だったのでしょうか、仲買人が示し合わせて値上げでもしたのでしょうか。援助なのか買っているのか、東南アジアから古い古い古いお米も入ってくるようですが、現地の新米が一番美味しいのだそうです。その現地米が値上げしているとかで、私が記憶している20世紀末の米騒動を思い出しました。

会社から無料で支給されている物を横流しするなと主人に言われておりますので(よく考えたら当たり前のことですよね?)、自分で持てるサイズに小分けされている現地米を買ってきて、使用人たちへのプレゼントにしたことがあります。山盛り食べるのならあっという間になくなる量ですが、何というか、流行りの贈り物ですから(単に流行に敏感だとアピールしてみたかっただけ?)。

そんな時期に、現地情報に詳しい日本人から警告を頂きました。『最近、米の値段が上がり続けています。暴動のきっかけにもなりえますから、注意して下さい。』発展途上国には火種がいっぱいですが、食糧の問題は特に深刻です。日本のように豊かな国なら、『タイ米に粘りを出すために寒天を買ってきて一緒に炊いてみよう!』って話も出たものですが、恒常的に物資不足の国では、そんな話題は出ません。
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2009年09月27日

作りつけのタンス

駐在する前に住んでいたのは古い社宅で、当然洋室はありませんでした。押入れの中に引き出しのような箱をたくさん並べて置き、吊るすしかない洋服は玄関入ってすぐの所に(そこしか置き場がなかったので)ガラガラと動かせるタイプのハンガー掛けを置いて収納していました。アフリカに来て寝室に作りつけのタンスがあるのがありがたかく感じました。天井が高いので、収納スペースにも高さがあり、たくさんの洋服が入ります。

私が渡航してきた時点で既に主人が住んでおり、主人のセンスで部屋割りもされていたので、主人が寝室と決めた部屋が寝室でした(もっとも、バスルームが隣接しているので最も適していたはずですが)。そのタンスの中身も主人が配置していました。私はだいたいTシャツと半端な長さのズボン姿で過ごすので、滅多にハンガーを使いません。Tシャツとズボンは畳んで作りつけの棚の部分に重ねて置かれています。私が滅多に使わない、ハンガーを掛ける部分だけイマイチなタンスです。

前の居住者が(壊して?)工夫してくれたようで、ハンガーを掛けるべきパイプが全くない、がらんどうのそのスペースに、釘を打ち付けてくれています。そこにほうきの柄をちょうど良い長さに切り取ったものを細い紐でしばりつけています。重たい冬物のスーツなんか掛けたら崩壊しそうです(使うはずないから持ってきてないけど)。

そのスペースの上部に、日本の押入れなら天袋とも言うべきスペースがあります。天井が高すぎるせいで、ハンガーより上は、背の高い私でもなかなか手が届きません。椅子を近くに持ってきて覗き込むと、白いレースのカーテンのようなものが乱雑に放り込まれているのが見えました。もう全ての窓に取り付けるべきカーテンは主人が特注で作らせてくれたあとなので、必要ありませんね。そもそも手が届かないし、使う用事もないので、見なかったことにして、椅子を戻しました。
ラベル:駐在 アフリカ
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2009年09月28日

カーテンの正体

タンスの上に乱雑に放り込まれたレースのカーテンらしき物、引っ張り出してみようとすると、何かが絡まっているらしく、出せませんでした。一辺が3cm程度の木製の角材が引っかかります。柄の違う別なカーテンを引っ張ってみても、やはり引っかかります。なぜ、カーテンと角材が寝室のタンスなんかに放り込まれているのでしょう?

作りつけの棚は、寝室だけでなく、メイドさんが使っている家事室にもあります。そこでは、過去にアフリカ駐在していて時々出張に来る主人の先輩の私物の入ったダンボールを、うちで預かって保存しています。会社に借り上げてもらっている家ですし、そういうこともあるので、別に自分の家の中に誰の何かわからない物があっても気にしていなかったのです。

マンガを読んだり雑誌を読んだりパソコンを打ったり…出来る私と違って、仕事に慣れてきたメイドさんは実に暇そうです。常におもちゃを散らかす小さなお子さんの居る家庭ではメイドさんも忙しそうですが、メイドさんが退屈しないために大人の私がわざと家を散らかす気にはなりません。

それで、メイドさんは家の中をよく調べているようです。ある日、聞かれました。『マダム、なんで使わない物をあんな所に放置しているのですか?』何のことかと思って見に行くと、寝室のタンスの上段でした。『ここにあるのは全部蚊帳です。』

私たちが寝室で使っているのは、日本で12,600円出して購入した、4畳半の部屋用の蚊帳です。セミダブルのベッドを囲むように、部屋の4隅から吊るして、布団の下に織り込んで使います。一方、カーテンだと思っていた現地製の蚊帳は、ベッドの真上1箇所から吊り下げ、布団の下に織り込んで使うものです。たまに殺虫剤を外側に塗っている物もあるようですが、我が家に放置されていたのは、ノーマルな蚊帳でした。

私が角材が引っかかっていると思っていた部分は、蚊帳の部品だったようです。4本の角材を組み合わせた物が一辺40cm前後の四角形の枠になっていて、そのすぐ上から吊るすことになります。ちょっとは蚊帳が広がるように作られているようです。ベッドの端近くに来ても腕が網に接触しない、部屋の4方から(=ベッドよりも外側から)吊っている私たちの蚊帳の方が、網越しに血を吸われるリスクが低いので良いと思いますが。
ラベル:駐在 アフリカ
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2009年09月29日

マダムの背任

すみません、魔がさしました…。良い駐在妻さんは、絶対に真似しないようにして下さいね。毅然と突っぱねるべきなんですよ、公私混同しないように。

『蚊帳、使ってないなら欲しいです。』メイドさんは直球を投げてきました。本来なら、『これは会社の備品なので、私の意志では処分(譲渡)出来ない。』って言えばいいだけのことでした。なぜか?魔がさしたから。『ええーっと。持って帰っていいわよ。主人にはナイショね。』ダメマダムの見本みたいな発言です。

蚊帳は花嫁のベールより丈が長いようにも思われ、むき出しでは持って帰りづらいでしょう。適当なサイズと丈夫さの袋が見当たらなかったため、適当なサイズのダンボール箱を用意しました。木の枠を斜めに差し込めば両手で抱えられるサイズのダンボールに入ります。あまり大きな箱になると強度が心配でした。それを家事室に置いておきました。

普段は、昼食→私と主人は昼寝→起きて主人が出勤→ベッドメイキングしたあとメイドさんが帰る…という流れだったので、主人が出たあとに堂々とダンボール箱を抱えて帰ってもらう予定でした。ところが、銀行に行くんだったか何だったか、用事は忘れましたが、主人が出勤する時に私がメイドさんを連れて車を出すように言われました。

蚊帳のお持ち帰りを翌日以降にすることも考えられましたが、家事室に用意したダンボール箱の不自然さに主人が気付いた場合、メイドさんがコソ泥をしたように見えてしまいます(まさか私が許可を出しているとは思わないでしょうから)。昼食をとりながら主人の急な予定変更を聞き、私はバレない方法を考えました。

私のフランス語が頼りないので、主人がメイドさんにフランス語で直接説明しました。『俺が会社に行く時にマダムと一緒に出てもらうから、今日は早めに帰る用意をしておくように。』『はい、わかりました。』…って言うほかありませんよね。

昼食後、主人が寝室に向かったあと、私があとから追いかけて付いて行くのが日課です。そのわずかな時間差に、玄関脇に置いてあった車の鍵をとってメイドさんに渡し、蚊帳の入ったダンボール箱に指差して、『車の中へ…』と、言うと、それだけでわかってくれました。

こうして、主人が眠っている間に、メイドさんは私の車の後部座席にダンボール箱を入れて再度鍵をかけ、私がいつも車の鍵を置いている所へ戻しておいたのです。結果、まんまと主人にバレることなく会社の持ち物であるはずの蚊帳を自宅に持ち帰ることに成功しました。

獅子身中の虫、怖いですね(ひとごと?)。こういうことは、してはならないことです。決して真似しないように!
ラベル:駐在妻
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2009年09月30日

家電の梱包

日本では丸いターンテーブルが回転するような古いタイプの電子レンジなら安く買えることでしょう。新婚の時にそういうのを安く買って使ってきました。温めるだけでなく、オーブン機能もあるので便利なはず。宿舎への差し入れ料理が重要だという事前情報を先輩マダムから頂いていたので、船便で送ってお菓子作りに役立てることにしました。

結婚したての時は、アフリカに引っ越す荷物を自分で作らなければならないなんてことは考えていなかったので、家電の外箱は全て処分していました。国内の引越しなら、業者さんが使い古しの毛布なんかにくるんで下さるのですが、到着まで何ヶ月もかかるような船便荷物に毛布なんてかけて頂けません。

かと言って、家電の入るような大きくて丈夫な箱はなかなか入手出来ないものです。困っていると、引越し業者の方が手早く小さくて丈夫なダンボール箱を解体してくっつけて、上手に作って下さいました。帰りは引越し業者皆無の国から自力(+勤務先の男手多数)で送るのですから、誰もダンボール箱を作ってくれません。箱は大事に大事にとっておかなければ。

駐在に行くために買った大きな物って電子ピアノだけだったように思います。それはもちろん、一旦開封して新品でないことをアピールし、箱は引越し荷物として出荷する時にそのまま使いました。こうして、帰国することを思えば決して捨ててはならない大きなダンボール箱(たいていは、畳むことすらはばかられる)が、たくさん在庫されることになります。

幸い、天井の高い家が二人で住むには無駄に広いので、寝室と家事室の間にある一部屋(7.5畳程度)を物置として使えます。畳めない箱と貴重な日本のレトルト食品などの在庫でいっぱいです。これまたラッキーなことに、我が家で雨漏りする場所は、テラスと家事室とリビングの一部だけで済んでいます。貴重な特注ダンボールがカビだらけになったらショックでしょうね。
ラベル:アフリカ 駐在
posted by サウンジャ at 22:50| 発展途上国アフリカ駐在の準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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