2009年12月01日

主婦から主婦へのプレゼント

最低限、『ありがとう』と『ごめんなさい』は言えなくちゃいけないとは思いますが。海外駐在中は、『だって私、外国人だからよくわからないもん!』って言ってだいたい多めに見てもらっています。日本では日本の主婦として求められる暗黙の了解みたいなものを遵守するように心がけております。

『よろしくお願いします…』とか、『ご迷惑をおかけしました…』みたいな挨拶には、何か一品持参しますよね。タオルでも洗剤でもお菓子でも何でも構いませんが(或いは、細かいルールがあるのか?)、あからさまな安物は失礼に当たります。全然汚れの落ちない洗剤なんてもらってしまうと、捨てたら悪いけど使うたびにイライラするし…で、せっかくプレゼントしたのに自分の印象が悪くなるからです。手ぶらでは失礼過ぎることもあるし、あまりお金は使いたくないし、半端に使うと失礼になるし?難しい!

『田舎からたくさん送ってもらいました。』って農作物を近所の人に配る時は、『お手伝いして頂けますか?』って疑問形にするのが正解らしいです。最高級品を買って食べる習慣の人にはただの迷惑かも知れませんし、『タダでもらえれば何でも嬉しいんでしょ?』って貧乏根性丸出しの価値観を他人に押し付けてはいけません。

何が何でも絶対に守るべきは、期限です。特に主婦は賞味期限にも消費期限にもシビアな目を持っているものです。過ぎているのは論外。明日で期限切れになるものを同じ人に大量に渡しても嫌がられます。私は気にせず食べる派ですが、本気で気にする人も居ると思います。『私なら平気だからあなただって平気だから試してみて!』って押し付けるのは傲慢です。

…という日本の主婦必見のルールは知らないこともありません。けど、駐在員夫人同士、期限なんてお構いなしにやりとりしています。物資が入手出来ない環境に居ると、期限とか鮮度よりも、『珍しいものが手中にある』ということが重要になってくるからです。日本に居る時とは違うルールでお付き合いしているということを、海外駐在中でも、頭の片隅に入れておいた方が良いかも知れません。
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2009年12月02日

帰国リバウンド

帰国する日本人駐在員の交代の日本人一家が来られました。若手と違って海外駐在慣れしているので、即戦力になります。言葉も使えますし、現地の生活習慣を知っているので、溶け込むのも早いはずです。そして、発展途上国駐在中ならではの変形ルールも覚えている…はず…だったのに。

『ゴミは自分で捨てればいいのに、前任者から引き継いだ荷物の中に、すごく期限の過ぎた食材がいっぱいあったの。』と、交代で来た駐在員の奥様は、ややご立腹でした。日本の主婦の感覚では、期限の切れた食材なんて反則技ですか?

アフリカでは、和食用の材料なんてありがたいものですが。私は一瞬、『何て罰当たりな!』って思って、怒ることがおかしいかのように感じました。私の立場で、『でも、ありがたいことじゃないですか!』って意見することは出来ず、『ふーん』と『へーえ』の間ぐらいのリアクションにしておきましたが。

多分、前回アフリカで駐在していた時は、駐在妻独自のルールに則っていたのでしょう。でも、しばらく日本で暮らしているうちに、感覚が普通の日本人にリバウンドしてしまったようです(悪いことのように言う?)。帰国すれば日本人の感覚を取り戻すのだということを見て安心すべきだったのかも知れませんが、『アフリカルールを忘れるなんて!』って驚いてしまった私は、アフリカ中毒真っ只中だったのでしょう。

『郷に入らば郷に従え』を、出入国の数だけ切り替えます。アフリカから飛行機で日本に帰国するとかなりの確率で風邪をひくとも聞きます。体が気候の急な変化について行けないのと同様、文化の急激な変化に心がついて行けなくなることもあるかも知れませんね。ベテラン経験者でも、戻りたての頃は苦労しそうです。
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2009年12月03日

難破船

夕涼みスポット、『海岸通り』(日本人駐在員の間では、『湘南通り』というあだ名が付いています)まで、我が家から徒歩5分程度で行けます。雨季でなければ海から常に強い風が吹きつけますので、夜でも蚊に刺されにくいです。散歩しているのは現地人ばかりですが、外国人もタダで涼みながら歩けるし、是非おすすめしたいポイントです(足場が悪いのが危険ですが)。

そんな楽しい場所が近所にあるというお話を、日本在住の日本人にすると、『小さなお子様連れでも楽しめるような日本の海水浴場』みたいな場所をイメージされたようです。私の表現方法で誤解があったかな?私のメイドさんは、『弟が溺死したので怖くて海には近づけない』って言っていて、多分、海岸通りの海側を歩いたことはないと思います。例えるなら、1〜2時間ほどの長さのサスペンスの終わり際残り15分ぐらいで、刑事さんが真犯人を問い詰める岸壁みたいな場所です。たまに子供が落ちて亡くなっているみたいです。

車を使えば、ちょっと遠いけど海水浴場には行けます。野良犬が居たり、汚い板切れが漂着してきたりで、やはり外国人駐在員には不人気ですが、私は楽しめる場所だと認識しています。一人乗りボートで漁に出るおじさんとかを至近距離で見かけるのでプライベートビーチではないようですが、何となく安心出来ます。発展途上国の海辺には居ないと思うんですよね、盗撮している人とか。なので、堂々と水着で泳げます。

州の海はそんな感じですが、もっと荒れる海も国内にはあるそうです。座礁する船も多発するそうで、引っくり返った船が海岸にゴロゴロと転がっているそうです。油とか鉄とかお金になりそうなのに、なんで誰も盗らないのでしょう(重たいから?)?船の持主がなんで高そうな船(一人乗り手彫り手こぎボートじゃなくて、コンテナとかいっぱい積める大きなもの)を取り戻そうとしないのか?保険会社が保証してくれるから大丈夫なのでしょうか?

そんな難破銀座なのに、転覆した船をどうこうするような設備は用意されていないそうです(だから放置されたまま)。国内にそういう場所があるということは噂に聞いていたので、ちょっと気にしていました。何か危なそうなので、船に乗って現場を見に行きたいとは思いませんけどね。お宝とか出て来ないものなのでしょうか?
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2009年12月04日

難破視察

私は、『365日以上休みなく働き続けている』って言いますが、主人は否定します。『1月1日だけは全然働かなかったよ』って。駐在員夫人にとってはお正月こそが1年で一番気を遣う日なんですけど。

お体の具合が悪くなって一年で二度帰国された方もおられました。だいたい11ヶ月ぐらい働いたら帰国休暇の話が出ているようです。主人の場合は、停電地獄が始まったり激動の時期だったこともあって、帰れなくなってしまいました(私も…)。

それも仕事だから仕方ないのかな?と、思っていたのですが、先輩駐在員のみなさんが、『あまりにもかわいそうだなぁ』って、気を利かせて下さいました。『奥さん連れて国内旅行して来いよ。』

ちょう良い?タイミングで、会社の荷物を積んだコンテナ船が難破したそうです。金銭的な補償は保険に入っているので受けられるみたいですが、『現場に放置されたコンテナの様子を見てくる』っていうお仕事を頂きました。

防犯上、メイドさんにはギリギリにならないと家を留守にすることを教えません。気付かれないように準備します。それは慣れたから大丈夫ですが、あとは主人不在の間の仕事のことです。

出張でやむを得ず留守にする時と同様、残る駐在員の皆さんに引き継いでお願いしていきます。『視察』ということになっていますが、ほぼ100%個人の旅行です。本当に申し訳ないですが、仕事に穴をあける訳にはいかないので、きちんとお願いしておきました。

みなさんのご協力のお陰で、休暇のような旅行をすることが出来ます。出張同行の時と違ってホテルでお腹すかせながら一人留守番するようなこともなく、楽しめます。気付かれないように準備したつもりでしたが、ウキウキした顔だったかも知れません。
ラベル:駐在員夫人
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2009年12月05日

旅行社訪問

アフリカの小国ですが、探せば観光地はあります。国中の全ての観光名所を見て回る余裕はありません。時間がかかり過ぎます。移動手段で最も早いのが飛行機ですが、どこへ行くにも首都の空港を経由することになるので日数がかかりそうです。なので、私たちの行くべき観光スポットは、難破銀座の近くの一箇所に絞りました。

この観光地は、国の管理する広大な公園の中にあり、その中を見るには特定の旅行社を通す必要があります。その窓口になっている旅行社には、主人が学生の頃から知っている日本人が居ます。お金は上京した時にお渡しするので…ということで、予約を取って頂きました。

旅行社は首都の一等地にあります。一等地と言っても首都なので(順接)、変な場所にあります。首都は都会なので(順接)道が細く曲がりくねっていて、歩いて行くにも車で行くにも不便なのです。発展途上国の都会ってそういうものなのだと思います。再開発するほどは発展しておりません。

私じゃとても値段の交渉は出来ませんが、主人は初対面のタクシー運転手と現地語(適正価格に近付くのに必須)を交えながらフランス語(正しく意思を伝えるのに必要)で交渉出来るので、首都での交通手段に最も適切と思われるタクシーを利用しました。乗り捨ても出来るし、1時間後に迎えに来て欲しいと言うことも出来るので、タクシーは便利です。安いという理由で私が地方で愛用してきた人力車は、首都ではすたれているのか、見かけません。

首都にありがちクオリティですが、全然埃っぽくなくて清潔な事務所でした。日本人が指示を出すと、カウンターに居た女の子が美味しいコーヒーを入れてくれました(地方ではありえないサービス?)。アフリカに長く住んでいる日本人なら当然かも知れませんが、上手なフランス語!そして、現地人の女の子のフランス語がフランス語学習CDと同じキレイな発音なので又驚きました。地方じゃなかなか聞くことの出来ないクオリティです。

知り合った頃は学生だった主人が、今では駐在員になって妻を連れて休暇旅行に来たということで、知り合いの日本人は、とても喜んで下さいました。親ほどは年が離れていないので、従兄とか親戚のお兄さんみたいな印象を受けました。こういう優しい感じの人が居ると、言葉の通じない国にやってきた日本人観光客も安心出来そうな気がします。

日本語が通じる旅行社は国内になかなかないので儲かるのかと思っていましたが、そうでもないみたいですね。治安が悪化すると観光客が入国して来ませんし。最近やっと日本からの観光客が戻ってきて助かっているというお話を伺いました。その時ちゃんと聞いておけば良かったのかも知れません。私が渡航してきた時は外務省が、『渡航の是非を検討して下さい』っていう警戒レベルを示していたのですが、その時点でだいぶ緩くなっていたようです。
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2009年12月06日

どこの国でも見かける外国人

私の行動範囲と言えば、ありきたりな日本人が渡航する国限定でした(駐在妻になるまでは)。その後、自費でアフリカに来たいなどという変わった学生だった人と結婚して、こんな所に住むことになってしまいました。国内限定ですが、出張に同行して色んな観光名所近くの大きな都市にも行きました。

私の狭い世界観ですが、『どこの国にも住んでる』って思える外国人は、中国人とインド人(スリランカとかパキスタン、バングラディシュ等周辺の国籍の方々を含む)。母体の大きいことも関係しているかも知れませんが、祖国を離れても生活していける逞しさのようなものを持っている人の多い国民性なのかも知れません。どちらも、外国の中で自国コミュニティのようなものを形成していることが多いように見えます。

『どこの国の観光地でも見かける』って思える外国人は、アメリカ人と日本人ですね。お金や時間に余裕のある人が多いことの表れでしょうか?日本人は日本語が通じるかどうかでわかりますが、アメリカ人は雰囲気で判断しています。短パンにスニーカーにリュックサック姿でフランクに英語で話しかけてくる…イメージ。

日系企業の城下町以外では、アジア人は一応、『中国人?』と推定され、中国人なら現地に馴染んで最低限フランス語ぐらい話せるんじゃないの?と思われ、話しかけられるとしたらフランス語です。

でも、観光地は違います。バカンスシーズンはフランス人が多いとは言え、アメリカ人も多く来るので、英語が通じる(と主張する)商売人がたくさん居ます。個人的には、英語圏でもないのに突然英語で話しかけてくる商売人を警戒します。値段をふっかけられそうなので(偏見だったらごめんなさい)。

そして、観光地に近い空港に降りたあと(飛行機を降りたあとトコトコと徒歩で地面を歩いて空港の建物に入ります)、みやげ物を売りつけるために立ち並ぶ人々の言葉に驚きました。何らかの手作りの民芸品をたくさん持っている人が居るのは見慣れていますが、思わず言葉に振り返りました。

『ヤスイヨ〜!』怪しさ全開!(←せっかく日本語を覚えてくれたのにゴメンナサイ…)私と目が合うと、畳み掛けてきました。『コレ、カワイイ!』怪しい、怪しい。道をふさがれて私がひるんでいると、主人が現地語で言いました。『邪魔じゃ、どけ!』

ここでは、アジア人には中国人の推定が働かず、第一義的に、日本人観光客だと思われるようです。久しぶりに、『カモがネギしょって歩いてる…と周囲から思われている』立場を実感しました。地元に居る時のようにリラックスしていては、狙われてしまいます。常に警戒しなくては。
ラベル:アフリカ 駐在妻
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2009年12月07日

英語で話しかけてくる運転手

かなり昔の話に戻りますが、新婚旅行で海外に行った時。『成田離婚する人』の気持ちが何となくわかりました…逆の意味で!英語圏でもない初めての国で、とっても不安になりました。こんな時、言葉が通じて頼れる人が居ないとイライラして、『もうイヤ!』って叫びたくなるかも知れません。私の場合は、主人がシッカリしてくれていたので大助かりでしたが。

何カ国か周遊するプランでしたが、飛行機と宿だけ予約して、あとは自力で移動しました。国際空港から出てくると、お約束のように寄ってくる人が居ます。タクシーの運転手さんです。当たり前のように、『ささっ、お荷物お持ちしますよ!』と、運ぼうとしてきます。海外に行き慣れている主人は、『呼んでも居ないのに寄ってくる人に警戒しろ』って言っていました。

発展途上国でも、そういう人はたくさん居ますね。出張の同行で主人と一緒に首都に来た日が休日で、会社の人は休みだから迎えの車が来なくて自力で移動しなくてはならなかった日がありました。そこで、空港を出てからタクシーを探すことにしたのですが、主人は言っていました。『だいたい、こんな国(フランス語圏)なのに英語で話しかけてくるようなヤツは値段が高いものだ。』

主人一人なら商用っぽくも見えますが、夫婦セットなのでますます観光客っぽく見えますよね(足を引っ張っています)。やはりたくさんの運転手さんらしい人が寄ってきました。『実は、こういう空港に横付けできる資格のあるタクシーより、敷地に車を入れられないヤツの方が安く値切れるんだよ。』なんて裏話を日本語でしながらぐいぐい進んで行くのでついて行きました。

正面から英語で話しかけてくる人が居て、半分無視していましたが、『あっ!』っぽいことを言い、主人も、『おぉ!』と、応えました。向こうは英語で言います。『旦那、久しぶりです!またこの国に来たんですね。』主人はフランス語で答えました。『俺は仕事で今この国に住んでいるんだ。いつまでも違法タクシーを使うような身分じゃないんだよ。』

…とは言うものの、『昔のよしみで、うんと安くするなら○○ホテルまで乗ってもいいよ。』と、その日のタクシーが決まりました。もしかして、学生の頃は、英語で話しかけてくる運転手につかまっていたの?『本当にこの国が好きだから、この国に駐在出来る会社に就職したんだよ。』って話をして相手を喜ばせる様子を、私はいつものように聞いていました。
ラベル:駐在 発展途上国
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2009年12月08日

歴史の勉強 In English

昔すぎて遡るのもはばかられますが、私は高校生の時(何年前どころじゃない昔ですけど)、社会科で世界史を専攻しておりました。記憶力がよくないのと努力不足なのとで成績はさんざんでしたが、何とか及第出来ました。日本国内で起きた事件だけでなくて世界中の歴史を学ぶという科目です。

ヨーロッパのどこそこでナントカ王朝が出来ました…っぽいお話の勉強から何ヶ月か学び進むと、各国が利権をめぐって争います。日本は平成時代に入って戦争とはあまり関係のない歴史を刻みつつありますが、未だに世界のどこかで戦争は起こっています。

アフリカも戦争の舞台になっていました。…って話を、私はほとんど記憶してませんでした。少なくとも私は入試のヤマから外していました(入試に出なかったと思います)。習ったのか習ってなかったのか?視察という名のもとやってきた観光旅行地付近も、戦場になっていたらしいのです。

『英語の通じるガイド同行でご案内します』っぽいツアーに参加するのが条件になっていたので、英語の説明を聞くことになりました。しかし、この英語がひどい(人のことは言えないけど…)。一応、私が日本語の次に使える言語が英語で、どこの国籍の人でも一応話せるだろうと推定される言語も英語で、各国の訛りの入った英語でも意思の疎通をしてきたつもりだったのですが…。このガイドさんの英語は全くわかりません。

ちょっと車を止めて、『ここがナントカ戦争の時に…』っぽい話をガイドさんがするのですが、今までに聞いたことのない訛りで、何を言っているのかわかりません。『パードン?』を連発して同じことを繰り返してもらいましたが、どうやら彼の英語の文法が間違っているようなのです。

あまりに『パードン?』を繰り返し過ぎたので、主人は新しい試みに出ました。『同じことをフランス語で言ってみて。』発音は許容範囲(…ウソ!駐在地の地元の人よりだいぶイイ!)で、文法も正しいようです。彼、フランス語でガイドする方がいいと思います。

ただ、一つ問題が。私たちはフランス語の語彙がかなり不足しています。まして、アフリカの地名とか歴史の話になると、知らないことだらけ。『そのナントカって、英語に訳すと何?』英単語単発に訳してもらって、『あ〜なるほど!』って理解することが出来ました。

次のガイドスポットでは、また間違った英語で話し始めるので、『もうずっとフランス語で喋っといてくれる?』と、主人が言いました。最初のうちは、『そのホニャララって何?』と、突っ込んでいたのですが、だんだんどうでもよくなり、スラスラ出てくるフランス語を聞き流すことにしました。『19XX年のナントカ戦争の時に…???で、この場所がまさに…??だったのです。』

わからないことを聞けば、『あ〜なるほど!』って思うのですが、3日もたたないうちに忘れそうな気がします。『何十年も前にこのへんが戦場だったらしいなぁ。』っぽい大まかなことしか覚えてないような。結局、何を質問したのかも覚えておらず、『何かあったらしい』という記憶しか今の私の頭の中にはありません。

歴史の勉強が苦手なのに予習なしで英語やフランス語で突然説明されても覚えられないのは、当たり前?せっかく色んな国の色んな地方へ出向く機会があるのなら、地理や歴史の勉強をしてから来る方が、何倍も楽しめたことでしょう。
ラベル:駐在 アフリカ
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2009年12月09日

語順

『私は彼女のために赤い花を一輪買った。』何となく頭に浮かんだ例文ですが、この日本語を英語やフランス語に翻訳するのは面倒なので、興味のある方は自分で翻訳して自分で採点して下さい。この例文、『彼女のために私は赤い花を一輪買った。(【私】と【彼女】の含まれる文節を入れ替えた)』と書いても、『赤い花を彼女のために買った。(【私】の入った文節と花の【個数】を削除した上で【目的】の文節を一番前に持ってきた)』と書いても、日本語として意味は通じます。

英語やフランス語で文節を入れ替えるのは難しいようです(日本人にとっては?)。日本語には『助詞』という品詞があり、『は』なり『を』なりが付くことで、それが主語なのか述語なのかがわかる仕組みになっております。助詞が正しく付いていれば、かなり自由に場所を入れ替え出来ることはご存知のとおり。

ところが、英語やフランス語の仕組みは違います。『主語』のあと助詞をはさまずに『述語』。そのあと助詞をはさまずに『目的語』が来る…この順番を守るのが原則です。試験対策のために、倒置法やら受動態による語順の入れ替えやらの練習も…したような?

愛すべき契約社員のおじさんたちは、若〜い頃から世界中の国々(発展途上国中心)で活躍されてきたそうです。様々な国の文化と言語に触れ、教科書も使わずに現地の方々とのコミュニケーションをはかって来られたようです。言葉を知らないのに飛び込む勇気は見習いたいもの。

日本語と英語の語順が違うことはご存知だったはずです。どこの国の言葉も、日本語よりは英語が近いように感じます(私もそれが正しい感覚のような気がします)。どこに行っても、『英語の語順で日本語の単語を入れて話す』ことから始められるようです。自分の部下になった人たちは、一緒に働いているうちに日本語の単語を理解するようになるので、意味が通じるようになってきます。現地の単語をおじさんたちが覚えたら、日本語の部分を現地の単語に置き換えて話すようになります。語順は英語のままで。

日本語以外の全ての言語の語順が英語と同じというわけではない…ということをご存知でしたか?私はフランス語を習って初めて知りました。名詞を修飾する色は、名詞の直後に来るのが原則なのだそうです。日本語も英語も、『赤い』の後ろに『花』が来ますが、フランス語の場合、『花』の後ろに『赤い』が来ます。フランス語の形容詞の付く場所の法則には例外がいっぱいあるので、『語順がわからなくてもとりあえず名詞の後ろに形容詞を付けておけば、間違ってても意味だけは通じるはず』ってフランス人が言ってました!

おじさんたちのお陰で、『日本人は語順がメチャクチャ』って言われているアフリカでは、実は英語ともフランス語とも違う語順で話されています。知らない単語だらけの国で自力で発見するのは難しいと思いますが、私はメイドさんに紙に書いてもらって習いました。

『動詞→目的語→主語』が、原則なのだそうです。但し、一人称と二人称という非常に多様される代名詞の一部は、例外的に文頭に来ても良いのだそうです。あまりに多様されるため耳で覚えたおじさんたちは、これが例外ではなくて原則だと思ったようで、『きっと語順は英語と同じ』という確信にいたったのでしょう。『例外的な倒置』の例を色々とメイドさんは教えてくれましたが、結構難しかったです。

現地で通じるように話そうと思ったら、まず動詞を言わなきゃいけない(活用は簡単だと思いますが、面倒なのでとりあえず現在形で)。そのあと目的語を言ってから主語…とか考えると余計に難しくなり、語順が比較的わかりやすいフランス語で話すことが多くなってしまいました。親近感アップを図るため、フランス語の文の中でも知っている限りの単語を現地語におきかえることにしておりますが、おそらくそのせいで余計に私の話す言葉は聞き取りにくいはずです(開き直っているからいいんです)。
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2009年12月10日

観光名所のホテル

国の管理する公園は郊外のずっと遠くにあります。それを見に行くための条件が色々あって、指定された場所で宿泊するのも条件の一つです。とても日帰りで行けるような近さではないので、宿泊すべき場所があるのはありがたいことだと考えるべきでしょう。

空港からそう遠くもないホテルは、ため息の出るような美しいリゾートホテルでした(今まで出張で使ってきたビジネスホテルとの比較)。庭木は綺麗に手入れされていて、各部屋が独立した造りで掃除も行き届いていて。日本にある物に例えるなら、高級めマンションのモデルルームのよう!(日本の高級リゾートホテルを利用した覚えがないので、知っているホテル名に例えることが出来ませんでした。)

すでにここらへんは郊外のようです。発展途上国の郊外にありがちな欠点。それは、インフラが完璧には整っていないこと。都市ガスが無いのは問題ないです。プロパンガスボンベがあればどこでも平気!幸い、下水道は問題なさそう(浄化槽かも知れないけど、とにかくトイレの水が流れる!)。

電気が来ていない地域らしく、自家発電しているそうです。夜間は発電しないことにしているので何時から停電しますよっぽい注意を、くどいほど見聞きしました。知らずに居ると、ロウソクのありかをチェックしていなかった観光客が驚きますからね。早寝して翌朝からの観光に備えるのが賢い過ごし方です。約束の時間に必ず発電してもらえるのだから、駐在地にある自宅よりも便利かも?

自宅より不便と思う部分は、上水道事情です。これもちゃんと来てないのかも(リゾートホテルには厳しい条件ですが、なかなか改善するには手ごわい環境なので…)。シャワーを使える時間というのが指定されていました。そして、お湯があまり温かくありません。乾季で涼しいということもあるし、駐在地よりも涼しい地域だからなのかも知れません。温かくないお湯のような水のようなものの、出も悪かったです。風邪気味の人は浴びることを諦めた方が賢いかも?

見た目がとても美しいリゾートホテルっぽいのに、シャワーや電気がイマイチ。観光収入に賭けてる国では見かけないようなホテルでした。普通のリゾートホテルしか知らないと残念なホテルに見えてしまいそうですが、こんな綺麗なホテルは国内にそう多くはありません。私はかなり満足しました。
ラベル:発展途上国 駐在
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2009年12月11日

絶好の撮影スポット

主人は、『写真を撮るぞ!』と、はりきっていました。私も、『せっかく観光名所を旅行出来るんだから写真いっぱい撮りたいな♪』と、はりきってはいましたが。主人の撮りたい写真は遊びに来た記念のものではなくて、『仕事のために日常業務から離れてます』っていう証拠写真なのだそうです。難破船を視察しに来たという写真が欲しかったのでした。

一般家庭で持っているような普通のデジカメ…の、かなり古いタイプ。沖合いで座礁した船が特定出来るほどの写りは期待出来ないとは思っていましたが、いい写真が撮れました。

車で送ってもらう途中で、難破銀座である海を見下ろせる絶景(?)ポイントがありましたが、話に聞いていた通りの光景が眼下に広がっていました。『海岸近くで座礁してしまったせいで、コンテナが海岸に転がっていて付近に迷惑をかけているらしい。』って。

降りていけば手に触れることが出来そうなぐらいの場所に、ごろんごろんとカラフルなコンテナが転がっていて、放置されていました。駐在地のある州でなら、何か落ちてたら必ず欲しがる人が居て、盗ってヨシって言わなくても見張りが居ない間に持って行かれるものですが。このへんの住民は落ちている物を拾わない習慣のようです。

家庭用のデジカメですが、極力望遠を活かして、『海岸に本当にコンテナが転がっていました。困ったものです。』っぽい証拠写真を何枚か撮影しておきました。『ほら、仕事してきたでしょ?』って報告は出来ます。もう保険で求償出来ることがわかりきっているのに、今更写真撮ってきたから何?って話ですが、一応、画像を添付して報告するそうです。上司も話を合わせて、それを受け付けて下さるのだそうです。

これをもちまして、『視察』のお仕事は終わり。あとは夫婦水入らずでアフリカ旅行を楽しむのみです。
ラベル:駐在 アフリカ
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2009年12月12日

ガイドさんのお仕事

一応、ガイド付きツアーということになっております(個人が勝手に目的地に入ることが出来ないので)。空港からそう遠くないホテルから車で3時間以上かかる所まで自力で行くのも大変そう。ツアーがセットなのはありがたいと思いました。

このガイドさん、英語は今一つですが(アフリカの第二外国語教育事情も原因の一つか?)、フランス語は通じます。幼稚園の時から英語もフランス語も学習するという、外国語学習に力を入れた国ではありますが、旧宗主国がフランスだというのに、フランス語がほとんど通じない人も居るものです。彼は語学が得意な方と言えるでしょう。

アレで英語通じますと言われてしまっては、英語しか話せない人は困惑するかも知れませんが…英語ペラペラな方にもたまには『言葉の壁』を感じて頂くことにしましょう。言葉の話は置いておいて、彼は運転もしてくれます。本業が運転手で、ついでにガイドもするという感じなのかも知れません。

『ちょっとそこで停めて写真撮っていい?』って聞くと、停めてくれます。『夫婦二人で写りたいからシャッター押して。』って頼むと、押してくれます。なかなかデジカメを預けられる人って居ないので、専属ガイドが居るのはありがたいです。普段はお互いをお互いが撮るばかりで、なかなか二人一緒に写真に収まっていなかったので。

でも、主人は英会話力以外の点でもガイドさんの力量に不満があったようです。『観光ビジネスに携わっているクセに、写真がヘタすぎ!』この人は自分のカメラなんて持ってないんだろうから仕方ないわよって言っても、『プロならちゃんと撮れて当たり前!』と主張します。

なかなか主人の納得いく写真を撮ってもらえないので、撮る前に一生懸命説明していました。『俺たちの腰から上、そして、あの木の一番上までちゃんと収まるように写して欲しい。ここに立って、俺たちがあっちに立ってオッケーって言ったら、シャッターを押して。』…私に写してもらう時と同じ要領です(私も写真が下手なので、毎回細かく指示されます)。

しかし、説明をフランス語でするのが面倒になってきたらしく、いい写真撮れそうと思う場所を見つけると、私一人を立たせて自分で撮ることが多くなりました。特に二人一緒に収まりたいって思った時だけ、ガイドさんにフランス語で説明することにしたようです。

お陰で私はいい写真をいっぱい撮ってもらえましたが、主人の写る写真は少ないまま。そう言えば、新婚旅行の時も私ばかりが写っていたような…。不公平な気もしますが、彼は写真を撮るのが趣味で、私は写真に写るのが趣味ということで、お互いが納得しているのだからヨシとしておきましょう。
ラベル:アフリカ
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2009年12月13日

フランス語の後悔

観光名所である、国の管理する公園に入るためには、指定されたツアーに参加しなくてはなりません。『別にアフリカで見なくてもよくないですか?』などと突っ込んではいけない、工場見学もセットになってしました。『別に見なくても…』と言ってムダを省き過ぎると何もなくなってしまいそうなので、『発展途上国ならではのムダなサービス』も、旅行の記念と思って享受するのが正しいと思います。

長時間ドライブの末、工場見学に参加しました。日本語では解説してもらえないので、わかったようなわからないような。どれだけ楽しめるかは、語学力に比例するかも知れません。それが終わってから、いよいよ公園の中に入れます。

一世帯あたり一つの小さなコテージに宿泊するものらしく、案内された部屋に私一人で居ると(主人がトイレに入っているとかだったか?)、ドアをノックした男性が何か話しかけてきます。『失礼します。今晩と明朝の予定のことでお話がございます。』ヤスイヨでも、コレカワイイでもなく、流暢で完璧な日本語でした。

玄関口に居たのは、現地人男性。『私、こちらでガイドをしております〜です(←忘れました)。明日の朝食のご用意は何時にいたしますか?何時から何時までの間でお選び頂けます。』反射的に、アフリカ訛りのフランス語で、『シゼーラ』(6時)と、答えてしまいました。蛇足ですが、正しいフランス語読みが私の耳に聞こえたものをカタカナにすると、『シザー』となります。普通は『シズール』と聞こえるのだそうです。私が発音する時は『シゼーラ』の方が通じます。

『あと、もしお嫌でなければ、他のツアー客の方と一緒に今晩〜時に見て回るようにご案内させて頂きたいのですが、よろしいでしょうか。私がお2組一緒にガイドさせて頂きます。』またまた反射的に、フランス語で、『ウィ』(はい)と、答えてしまいました。私が知っている現地語の『はい』は、ご当地限定の訛りで、国で一番遠いと思われるこの地域では絶対に通じないはずなので、現地語では答えませんでした。

そのあと、日本語で丁寧にしめくくりの挨拶をされて、またまた懲りずに反射的にフランス語で挨拶の言葉を述べました。このことで後悔することになりますが、決して先に立つものではありません。
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2009年12月14日

あっ、日本人観光客

私が言うのもなんですが、発展途上国で駐在したいなどと志願する日本人は、変わった人が多いと思います。また、発展途上国でボランティア活動したいなどと志願する方も、ごく平均的な日本人と比べていい人かも知れませんが、『いかにも平均的な普通の日本人』の定義から遠いキャラクターのような気がします。外務省が『渡航の是非を検討して下さい』って警告をしている時期に入国してきて、そういう、仕方なく滞在している日本人に会うことが多かったのです。

同じガイドさんに連れられて一緒に回ることになったご夫婦は、『平均的な普通の日本人』ベースで、もっと気遣いの出来てしっかりした、感じの良い日本人でした。お話ししてみると、旅慣れた方のようで、たまにはアフリカの観光ツアーに参加してみることにしたのだそうです。旅慣れてるのなら英会話に不自由しないでしょうから海外旅行も存分に楽しめるんでしょう?

『こちらも人のことは言えませんが、英語が通じるという方の英語がそんなに堪能ではなくて、今回は不安になりました。ここに来る時も何かの到着が遅れているらしいけどただ待つようにだけ言われて理由を話してもらえませんでした。お互いが唯一理解出来る英語がノープロブレムだけで、何を聞いても、ノープロブレムとだけ言われたんです。』…やはり、英会話出来るだけでは100%満喫出来ない国ですよね?

旧宗主国がフランスなので仕方ない部分ではあります。国で1,2を争うド定番観光スポットなので、世界中で見かけがち観光客である日本人への対策はなされています。コテージに現れたガイドさんのように、実に流暢に美しい日本語を話せる人が待機しているのです。一生懸命日本語を勉強した人が活躍出来るよう、治安の良い状態が続くと良いですね。

あれ?渡航の是非を…って言われてませんでしたっけ?『入国してくる時の飛行機がガラガラで驚きませんでした?』『私たちの乗ってきた飛行機はガラガラじゃありませんでしたけど?』旅行社でも観光客が戻ってきたというお話をチラと伺いました。

私が入国して来る直前に前任である駐在員夫人が運転している車が強盗に襲われる事件が自宅近くで発生したそうですが、私が来てから治安に変化があったという実感はありません。危ない目にも遭ってません。私が来た頃から突然治安の良い状態になっていて、直後に外務省も警告するのをやめていたのかも知れません。是非を検討する余地もないので来てしまった以上、そういう情報を収集する気をなくしておりました。いつから警戒が解かれたんでしょうね?
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2009年12月15日

トリリンガルツアー

夜行性の動物を見物に行くツアーは、ガイドが居ないと肝心の動物を見つけることが出来ません。そのガイドが流暢な日本語で解説してくれるのですから、しっかり理解出来ます。このためにわざわざアフリカまで来る価値もあるというものです。日本人夫婦と一緒の時は、一緒に日本語の解説を聞けました。

昼間、ツアーの一環で、別な所を見物する時に日本人夫婦と離れました。日本語ペラペラのガイドさんが居るので私たちはすっかり油断していたのです。彼は実に美しいフランス語で突然話しだしました。

『こちらは〜の博物館です。あちらに見えますのは〜で、〜時代に〜。』何と美しいフランス語!そして、流暢過ぎてほとんど意味わかりません!目をパチクリさせて一生懸命聞いていると、『では、〜時頃にこの場所にお越し下さい。それまでご自由に見て回って下さって結構です。』と、またまたフランス語で言われてしまいました。

一旦自由行動と言われた直後に主人と相談した時は、『何かの間違いでフランス語で喋ってしまっただけで、また日本語に戻るんじゃないだろうか。』と、淡い期待をしたものですが、その後も一貫してフランス語ガイドでした。なんで日本語を出し惜しむのー?誰でも母国語じゃない言葉を話すのは面倒ですけどね。まだ現地語じゃない分、手加減されていたのでしょうか。

あの時、フランス語わかりませんっぽい顔をして日本語で応対していれば…と、悔やまれます。そもそも、海外駐在員のクセにフランス語ペラペラじゃないことを反省すべきですけどね。
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2009年12月16日

コテージのお楽しみ

希少動物が居るということでやってきた公園は、指定されたツアーに参加して指定されたコテージに宿泊することが入園の条件になっています。かわいらしいコテージは照明が弱くて部屋の中が暗いので、木製の雨戸(鎧戸?)を開放して外の明かりを取ることにしました。スーツケースを開けて、脱いだ寝巻きをしまいます。

そういうことをしていると、部屋の中にどんどん希少動物が遊びに来てくれました。全く人を恐れません。駐在地のある州にも野生の希少動物の居る公園(国だか州だかが管理している)がありますが、野生動物がこんなに人に寄ってくることはありえません。

野生だった動物が、保護のためと言われて飼い慣らされているということだと思いますが、何の疑いもなく寄ってきてもらえると、嬉しくなりますね。カメラを出しても逃げません。どうせなら、パンとかビスケットとか、何か食べてくれそうな食べ物を持ってくるべきでした。せっかく遊びに来てくれたのに何のお構いもなく写真だけ撮らせてもらって申し訳ないです。

宣言通りの朝6時に朝食に行くと、ガイドさんに声を掛けられました。『今ちょうどいいタイミングなので、お嫌じゃなければ食べる前にそこまで見に来ませんか?』せっかくの機会なのでついて行くと、警戒心皆無の動物たちがひなたぼっこしているのを間近で見ることが出来ました。写真を撮ってもやはり逃げません。

野生臭さがなくなってしまってますが、わざわざアフリカまで見に来るなら、これぐらいサービス過剰な動物の方が期待に答えてくれて良いと思います。駐在地の公園では警戒されていて、近くで見ることが出来ませんでした。首都の動物園ではオリに入れられているので見放題でした。せっかく見に来るなら、『自由行動出来るけど、喜んで人間に近付くよ〜』って態度の動物の方が、かわいいです(不自然な姿ですが)。
ラベル:駐在 アフリカ
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2009年12月17日

感じ悪い海外駐在員?

世界中のド定番の観光名所に行けば、必ずと言っていいほど日本人観光客に会うことでしょう。少なくとも、私が今まで行ってきたようなメジャーな所ではそうでした。アフリカの中で強いて言えば観光名所と言われるような所で出会う日本人は、観光客ではなくて海外駐在員かも知れませんね。

セカセカしていて愛想のない、嫌な印象を受けられたかも知れません。アフリカとなると日本から来るのに1日以上かかりますし、そんな所まで旅行に来る方って時間に余裕のある方が多いと思います。なので、駐在員の感覚とのギャップはなおさら。

東京本社で働いていた頃は、1円単位で残業代が計算されて、労働時間に比例してお給料を頂いていたものですが、海外駐在中は残業代が全く出ません。休日出勤手当ても無しで、元日以外毎日休みなく(休憩時間はあります)働いて当たり前という世界。危険手当を頂けるし、ここでスネても代わってくれそうな人は同じ立場で駐在している人しか居ないので文句も言いません。セカセカと働き続けているのです。

私はタダの専業主婦でしかない暇な駐在員夫人ですが、首都に住んでいる方々は違います。日本人会の付き合いとか、お子さんの学校関係の付き合いとかあるようで、ご多忙そうな駐在員夫人ばかりです。夫は本業で忙しく、妻は付き合いで忙しいのが普通です。

セカセカしている所に、休暇で遊びに来た日本人観光客に対して、同じペースでは付き合えません。特に男性たちは仕事が忙しくて、普段すること以外に余計なことはしたくない感じです。皆さんがお仕事するために存在する宿舎に、ボロっちい格好で手土産すら無く、『日本人ならタダでご飯食べさせてくれるって噂を聞いたからわざわざ来ましたー』って来られたら、邪険にされて当たり前だと、少なくともこちらは思っています。

そんなこともあって、『仕事で来てる人って感じ悪い!』って言う人も多いと思います。難破船視察にかこつけて観光名所にやってきた私たちは、本当に休暇のために来たので気持ちにも時間にも余裕がありました。たまたま出会った日本人観光客夫婦が感じよくて旅慣れた方々で、楽しくお話し出来ました。

『観光コースから外れていると思いますが、○○という町に来ることがあれば、是非こちらを訪ねて下さいね。色々ご案内出来る所もありますので。』…という親しげな挨拶と共に、連絡先を渡したり、旅に役立ちそうな何か(思い浮かばないけど)を渡したり、すべきだったのかも?出来ればそうしたいと思わせるような相手でした。

観光名所を発つ飛行機に一緒に乗りました。出会った観光客夫婦は首都のホテルに泊まって観光を続けるのだとか。私たちは乗り換え時間の少ない乗り継ぎで駐在地に戻ります。そのチケットの発券がおかしなことになっていて、空港のカウンターに行って事情を説明して発券し直してもらわなくてはならないという状況で、気持ちにも時間にも余裕がなくなってしまいました。

久しぶりに、『ちゃんとした日本人と知り合う』というイベントを楽しめたのに、別れ際が、『じゃ、すみません、私たちは乗り換えなので、さようなら〜』で、さっさと乗り換え客専用口へ消えてしまいました。長話を聞いて頂いたのにすみません、余裕がなくて。せめてお別れの挨拶ぐらいきちんとしてからでも間に合ったのにな、と、後悔しております。
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2009年12月18日

留学帰りvs海外駐在員 語学対決

昔、私のツボにはまったテレビCMがありました。ひどい訛りで英語の先生らしきおじさんが、『アイアム、え〜っと。』と英文を読みかけたところ、疑うことを知らない生徒たちが、『アイアム、え〜っと。』と、復唱する…というものです。

その、ひどい訛りにソックリな、お世辞にも上手とは言えない英語で喋り続けるおじさんと同じ会社(貿易会社)で働いていたことがあります。どこの国の方と話していたのか知りませんが、発音が悪くても会話は成立しているようです。

その会社で働いていて気付いたことは、語学学習用CDのような美しい発音で話せない方が、堂々と外国語を話してお仕事してもいいということです。このことは、将来海外駐在に行く可能性のある私に強い勇気と自信を与えました(だからと言って勉強をサボってはいけなかったのですが)。

私の友達にも何人か居ますが、突然会社を辞めて語学留学して帰国してきた人。自信のついた語学を活かして再就職…は、なかなか出来なくて、全然関係ないお仕事に就いていることが多いです。『アイアム、えーっと』…よりよっぽど上手なのに、雇ってもらえないものでしょうか?

発音が悪過ぎて意味が全く通じない私はもちろん、主人も見本CDみたいなネイティブっぽい発音はしておりません。会社を辞めて語学留学してきた人の方がよっぽど綺麗な発音をしているでしょう。主人の勤務先の日本人駐在員で、ネイティブみたいな綺麗な発音で話せる人は、社長だけではないでしょうか(日本語以外を話している姿を見たことがない人も居るので言い切れませんが)。

主人は就職する前に海外に行ったり来たりしていましたが、目的は語学力習得ではありませんでした。だから?発音の節々に日本人臭さのようなものが残っていますが、誰とでも平気で話せる勇気のようなものはしっかり習得してきたようです。

たまに外国語会話の得意な日本人に会うと、『なんでこういう人でなくてこの私が海外駐在することになっちゃったんだろう?』って思います。語学力、とりわけ誰の耳にも明らかな発音に関しては、大きな差を付けて語学留学経験のある方の勝ちです。なのに、なんで?

習得出来てない私が言うのもなんですが、語学力はあくまでツールであって、そのツールを活かして何をどれだけ出来るのか?ということが、お仕事には大切みたいです。ただ、海外で駐在するのに語学力はいくらあっても邪魔になることはありません。語学習得をゴールだと思って油断せずに、コツコツ見に付けていくと良いのでしょう。

私が初めてアフリカに来る時に引率して下さった駐在員夫人の英語がとても上手で、『ほんとにペラペラなんですね!』って言った時のことをずっと覚えています。『駐在員にとっては語学がずっとコンプレックスになるんですよ。私もまだまだです。』と、意外なことを言われました。誰にもペラペラと言われたことのない私ですが(ペラペラじゃないのだから仕方ないです)、『まだまだ』という言葉に込められた気持ちだけは、何となく見えてきた気がします。
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2009年12月19日

過去形に使用制限のある人

日本人にとって最も簡単な言語、日本語は、末尾に『た』が付くようにフィーリングで活用させると、何となく過去についての話題になったものです。日本語の過去形は(日本人にとっては)簡単でした。『た』が付くようにアレンジするだけですから。

中学生の時の得意教科であった英語では、ただの過去形のほか、過去っぽい意味を持つ完了形とか、色んな種類の過去形を習いました。熱帯の真夏では真似出来ないような集中力で習得しましたが、一筋縄ではいかなくて、苦労しつつ変則的な活用をいっぱい暗記していたように思います。

主人の助手さんは、母国語であるアフリカの現地語とフランス語は自由に使えます。アメリカ資本の企業で働いていただけのこともあって英語も通じます。最初は主人との会話は英語だったそうです(駐在生活に比例して語学力を付けてきた主人の成長に合わせてフランス語で会話するようにしてくれました)。そんな助手さんと私が喋ってみた時、現在完了形で『〜したことがある』という意味の英語を話してみても、全然通じませんでした。中2前半レベルの文法だけを使うと通じました。

学生時代の私の語学学習の目標は、常に『試験合格のため』であって、試験に出る文法はひととおりマスターしていたつもりです。現在完了形をマスターしないと中学3年の英語の試験で9割取れなかったはずなので、試験のために私はマスターしました。そうやって勉強したので英検にも合格しましたが、実は英会話に積極的に参加する度胸はありません。

日本で外国人に、『英語わかりますか?』って聞かれると、『No!』とだけ言って逃げようとしてきました(なぜか、こう答えるとほぼ100%英語で追加質問され、仕方なく英語で答えます)。フランス語しか通じない所に来てからは、『英語わかります!英語で喋って下さい!』って言うようになるのですが…。それまでは、使えない英語力だった訳です。

なぜ、外資系企業間を転職し続ける助手さんが、英語学習を完璧にしようと思わなかったのかはわかりかねますが、彼女は、試験には必要かも知れない部分を潔く捨てたのでした。現在完了形の分野が理解出来なければ英語の試験で高得点は狙えません。それでも、ビジネスに必要な単語を覚えて、臆することなく英会話する度胸があれば、語学力を活かして仕事に使えるのです。
ラベル:駐在 アフリカ
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2009年12月20日

過去形の反則技

フランス語の過去形も色々あります。ちゃんと理解出来てませんが、近接過去とか半過去形とか複合過去とか、作り方が根本から違う過去形があって、それらは微妙に意味が異なります(詳しくない私にはその違いの説明を求めないで下さいね)。単純な日本語の過去形と比べると、飛び越えがたいハードルに見えます。仏検合格したいなら、必ずマスターしなくてはならない分野ですが。

『この場合は、どのタイプの過去形を使うんだっけ?』って悩んでいると、言葉が出てきません。私は試験合格というわかりやすい目標があれば頑張れたのですが、『より話せる方がより生活しやすくなる』…という曖昧な目標だと、あまり頑張れないようです。一応、仏検合格対策本などは駐在しながら勉強する(目標を維持する)ために持ってきたのですが。

最初に習った外国語が英語だったせいかも知れませんが、英語よりフランス語の方が難しい気がします。使いこなすべき言語がフランス語というだけで用意されたハードルが高めに感じます。そして、会話しようとすると、『どの過去形が最も適切なのか』という判断をしなくてはならなくて、躊躇してしまうのです。そのハードル、邪魔ですよね?

日本人会の付き合いやらアメリカンスクールの付き合い(多分、英会話必須)やら家事(首都では手癖の悪くないメイドさんがなかなか見つからないので、結局自分ですることが多いそうです)やら育児やらでご多忙そうな社長夫人がいいことを教えて下さいました。『過去形は一律、複合過去にしちゃえばいいのよ。』当然、間違えたニュアンスで話す可能性が50%ぐらいになるでしょう。

でも、意味は通じます。フランス語の過去形の中でも、複合過去は作り方が簡単なので、『過去は一律複合過去でしか話さない』というマイルールを相手に理解してもらえば、会話もはずむかも知れません。私のように、英語をほとんど使わないような町に駐在するなら、もっとフランス語学習に力を入れても良いかも知れませんが、たくさんの外国語を同時に覚えて使いこなす生活を強いられている時には有効な反則技です。

ハードル無しハードル走という反則技を駆使すれば、フランス語会話ははずむようになります。黙っているだけでは何も通じませんからね。ただ、反則会話しかしていなかった場合、帰国して仏検を受けても合格するだけのフランス語力が付いていない…ということになりかねません。

試験合格のためのフランス語、フランス語圏で暮らすためのフランス語、海外駐在という辞令があるので取り急ぎ覚えたフランス語、色んな目的がありますが、それぞれ違うフランス語みたいです。※ネイティブのように完璧なフランス語を使えればそれが最高に良いのは言うまでもありません。
ラベル:海外駐在
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2009年12月21日

冠詞のレ

日本語しか話さない日本人には馴染めない習慣ですが、名詞の前に冠詞を付けないと落ち着かないのだそうです。フランス語って不便!冠詞を付けないと、意味が全く通じないことも多々あるのだそうです。

日本語では、『バニラ』と呼ばれる食材、実物はいんげん豆のようにさやの中に入っています。それを売っているおじさんに、『ラバニあります』って声を掛けられたことがあります。何度も聞きなおして現物を見せてもらってから私は意味がようやくわかりました。名詞の最後は消えてなくなっても良くて、名詞の前に冠詞の『ラ』がないといけないものみたいです。

英語には名詞に男性も女性もありませんでした。どんな冠詞を付けるべきかは、数えられるか数えられないかを基準に選べばそれで良かったような気がします(もっと難しいルールがあったらすみません)。フランス語の場合、数えられるか数えられないかの違いもあります。また、名詞に男性と女性の区別が必ずあります(フランス語以外の言語も名詞に性があるものが多いようです。ついでに中性もあるのだそうです?!)。

男の子用の野球帽、女の子用の麦藁帽子を選ぶように、フランス語の冠詞も性に合わせて選ぶ必要があるそうです…本当は。そんなの気にしてたら、ますます喋りづらくなります。そこで、またまた駐在員式に手抜きします。

英語の『the』に相当する定冠詞は、フランス語の場合、『ル』と『ラ』と『レ』になります。男性単数名詞の場合はル、女性単数名詞の場合はラを入れるべきです。でも、考えるのが面倒臭い場合、全ての名詞を複数形にした上で前に『レ』を付けると意味が通じます。絶対に単数でないとおかしい場合とか、数えられない名詞とか、例外の方が少ないので、たいていうまくいきます。

…という、冠詞で手を抜くフランス語は、フランスで駐在してきた友達に教えてもらいました。ところが、アフリカではこの手抜きをせずに済むかも知れません。歴代日本人駐在員の皆さんが、和製現地語及び和製フランス語を周知徹底してきて下さったお陰で、手抜き語がかなり浸透しています。

冠詞を裸で使っても、結構意味の通じることが多いのです(フランスでは通用しないそうです)。現地語がそんなに冠詞にうるさくないということも影響しているのかも知れませんが。当然、こんな手抜きばかりしていては試験には受かりません。あくまでも、駐在員としてサバイバルするための反則技です。
ラベル:駐在員 アフリカ
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2009年12月22日

辞書配布

今のところ製品版を見たことのない、『現地語-日本語』辞書の編纂にチャレンジしていました。もともと、『現地語→日本語』の辞書みたいな冊子は頂いてましたが、その逆のも欲しかったのです。…で、砂の町に出張に行った時に、エアコンや扇風機が停電で止まっても平気で過ごせる涼しい時期だったこともあって張り切って作業していました。

aから順に始めて、mの途中で挫折しました。暑くてやる気が出ないのと、停電がひどくなって、暇だからと言ってパソコンで遊んでいられなくなったのと…言い訳ですね。集中力が切れてしまいました。挫折しただけで終わってしまっては何にもならないので、中途段階ですが、製本してみることにしました。

エクセルで、『現地語の単語』『日本語の単語』『日本語の単語のふりがな』という順に入力していったデータが途中まであります。『現地語の単語』をabc順に並べたものが、『現地語→日本語』の辞書になります(最初から持ってます)。『日本語の単語のふりがな』をあいうえお順に並べたものが、待望の、『日本語→現地語』辞書になります。これをプリンタの割付印刷機能やら両面印刷機能やらを駆使してA5サイズの冊子にしてみました。

おそらく、語学の得意なメイドさん(フランス語が上手なだけでなく、現地語の文法を私にレクチャーしてくれたりもしました)は、日本語にも興味を持ったのでしょう。『私も日本語の辞書が欲しいです』って言うので、2冊セットで刷ってあげました。文法がわからないと日本語会話は難しいと思うけど、『コレって日本語で何て言うのかな?』って思った時にひけると面白いかも知れません。興味を持ってもらえたのが嬉しかったです。

私がメイドさんに何かしてあげると、門番たちも、『俺も俺も』…と、言ってきます。IDカードのカラーコピーは全員分しています(個人情報なのにいいのかしら?)。辞書の件でも、門番たちに頼まれてその都度印刷しました。一応、『ごめんね、aからmの途中までしか出来てないの。』って言っておいたけど、意味が通じたかどうかはわかりません。

アフリカでも日本語の辞書を欲しい人が…多分、10人は居ると思います。隙間産業的な商売を考えているなら、発展途上国で辞書を作ってみることをお勧めします。物価の安い国で採算が取れるかどうかはわかりませんが、『現地語→日本語』辞書と、『日本語→現地語』辞書を配布されたら必ず喜ばれます。こんなに人気があるのなら、電気の来ている間に全部入力しておけば良かったな…と、思います。
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2009年12月23日

著作権無視の世界

日本でも頼める所があるのでしょうか?多分、頼んでも聞かれると思うのですが。『許可は取ってるんですか?』って(…何となく)。発展途上国は色んなところで滅茶苦茶ですが、著作権も完全に無視しているみたいです。3つしか写らないテレビのチャンネルのうち2つが、ハリウッド映画のDVDを無断で放送しています。1つは国営放送で、そういう面白い番組はないみたいですが。

アフリカでは簡単に頼めました。『この本と同じ内容の本を3冊作って下さい』って言うと、すぐに作ってくれます。フランス語学校の先生にお借りした、動詞の活用一覧表の本(厚さ1センチぐらい)を綺麗にコピーして穴を開けて、プラスティック製の丸い停め具を付けて製本してくれました。我が家のプリンタ複合機でコピーはとれますが、こういうプロに頼むと早くて安くて綺麗に出来ます。

同じお店だと思いますが、私が現地語辞書っぽいのを持っている…というお話をすると、契約社員さんの一人が、『すぐに印刷してもらってくるから、貸して欲しい』っておっしゃいました。元の本が大きくて、なかなかカバンに入れっぱなしに出来るサイズではありません(A4判)。私が宿舎にそれを持ってくるのをよく忘れて…1週間以上待たせてしまいました。

そのお礼かも?映画のDVDを何枚も貸して頂いたり、宿舎全体にということで、大量のカキをメイドさんに仕入れてきてもらったり、他人の行為で頂いた冊子で、ちょっと儲けてしまいました。どうやら便利なお店です(複製禁止とは書いてなかったけど、著作権が泣いている?)。

残念ながら、その製本をしてくれるお店のサービスは、単にコピーをとって形を整えてくれるだけみたいです。スキャナとか使って編集し直してくれたら、途中段階である辞書の編纂作業を効率良く手伝ってくれたでしょうに、惜しいです。日本語を認識出来るスキャナーなんてアフリカに期待する方が間違っているのかも知れませんが。

私はスキャナー機能のある複合機を持ってきましたが、写真をスキャンする以外にスキャナーを使ったことがありません。文字を認識するためのソフトをCDでインストールする必要があったのかも?せっかく便利な物がありながら、使いこなせないまま駐在を始めてしまったのは、もったいないことをしていると思います。
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2009年12月24日

マライヤ抜きのクリスマス

アフリカのクリスマス風景については、去年の12月頃(11日以降)に、だいたい書いたとおりですが(ご質問メールいただいているのに返信遅くてすみません)…。ありがちなクリスマスを日本で過ごしてきた私には、異文化圏のクリスマスというのは、違和感いっぱいだった訳です。

子供の頃は、赤鼻のトナカイとかジングルベルが聞こえないと12月になった気がしないと思っていたはずです(必ず聞こえていたので、そうも思ってなかったか?)。ティーン(英語で〜ティーンイヤーと言われる13歳から19歳ぐらい)になると、季節感を歌いこんだ歌謡曲(当時はJ-POPと呼ばなかった)でクリスマスを感じました。

徐々に洋楽も聴くようになり、マライヤ=キャリーの元気な曲を聴いてさえいれば、一人で過ごすクリスマスも寂しくない!とすら思えるように(単純ですね)。なんちゃって仏教徒のクセにクリスマスにはしゃぐのは不謹慎かも知れない…という自覚もあったものです。

ミッション系の学校に通っていたので、賛美歌とも呼ばれてしまう聖歌(カトリックではこう呼んでました)のレパートリーもいくつかあります。その中の定番曲をミサで歌って神妙な気持ちで主イエス=キリストの誕生を祝うのが本来の姿のはずではないかと思います。

日本と違って周囲はクリスチャンの多い町。雇い主からプレゼントをもらうのを楽しみにしている気配を感じますし、スーパーにはツリーが飾られ、写真撮影会なんかして家族で盛り上がるイベントのようですが、クリスマスソングが全く聞こえてきません。

セリーヌ=ディオンの曲は当たり前に聴けるのに、マライヤ=キャリーの定番曲ははじかれているようです。本物の信者なら、教会でそれなりの歌を歌うのでしょうが、仏教徒の私が耳でクリスマスを感じることがありません。楽器でクリスマスソングを奏でてみても、誰一人反応してくれません。たまにはそういうクリスマスもいいのかも知れませんが。あぁ、文化の全然違う海外に来たなぁ!って思いました。
ラベル:アフリカ
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2009年12月25日

輸送リスク

駐在経験者情報によると、『発展途上国に持ってくためにわざわざいい物を買うべきではない』ということと、『そもそも、いい物は持って行かないこと』をベースに、引越し荷物に何を入れるべきか考えると良い…ということを教わりました。クリーニング店なんてありませんから、いい服は持って行くべきではありません。海外駐在員の場合、物が盗まれるリスクも高いですから。

私はもともと、デスクトップパソコンを持っていました。突然電源が切れると壊れやすいため、停電する所で使うべきではありません。なので、ノートパソコンを買いました。これは買って正解だったと思います。通電しない日すらある環境なので、デスクトップパソコンだったら使えないと思います。とっても貴重な精密機械なので、これはタオルで何重にもくるんで手荷物として機内に持ち込みました。そのお陰?壊れずに済んでいます。

パソコンを使うなら、プリンターも欲しいもの。私がもともと使っていたプリンターは、新しいノートパソコンには使えませんでした。古いパソコンの場合、USBケーブルを差し込めるだけでもありがたいと思え…っぽい感じで、プリンタはピンがたくさん飛び出ている、シリアルポートって言うの?指を突っ込んだら感電しちゃいそうな穴にネジをぐるぐる回して留めるような仕様が当たり前の時代のものでした。

それで仕方なく、USBポートしかないノートパソコンでも使えるプリンターを買いました。色々迷いましたが、安い複合機にしました。スキャナはさておき、コピー機があると便利です(停電していると使えないけど)。有名なメーカーのだとアフリカでもインクが買えますが、無名のだと売ってませんね(日本でも売っている店を探すのが難しいぐらい)。

無名メーカーとは言え、箱にはちゃんと梱包財も入っていて、船便でも無事に到着しました。海外駐在の引越し荷物は、基本、船便で送りますが、箱にどれだけ、『割れ物注意』とか書いても、あまり意味がありません。まとめてコンテナに入れられて、大きな貨物船の上で炎天下潮風にさらされて、海を渡ります。時化の日は揺れると思います。プリンターは無事でしたが、割れ物じゃない中身の入っていた箱は、大きくへこんで届きました。

私のプリンターは運が良かっただけかも知れません。有名メーカーのを買っていれば、インクを好きなだけ現地調達出来たかも知れませんし、性能も安いのより良かったかも知れません。ただし、ほぼ新品の高いプリンターが運搬中に壊れていたらショックを受けそうです。

今後は、海外駐在があるかも知れないという仕事をしている以上、プライベートで所有するパソコンはノートパソコンにしておくべきだと思います。あんまり古いとHDDの寿命(早くて3年ぐらいとか?)が来るかも知れませんので、古すぎる場合は補充用の部品も用意した方が良いかも知れません。無事だったとは言え、ほぼ新品のノートパソコンやプリンタをアフリカに持ち込んだのは大きな賭けだったと思います。
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2009年12月26日

プリンター複合機

安いけどスキャナーやコピーの機能もあるプリンターを買い、壊れることなく無事に受け取れたのは、良かったことです。ただ、その機種を選んだことが『完璧な正解』なのかどうかは、よくわかりません。

頭を悩ますのはインクの問題です。メーカーがマイナーなので、当然、発展途上国にまでインクを卸してないようです。日本でも地方では入手が難しいかも知れません。日本ほか先進国ならネットで配送の手配が出来るとは思いますが、アフリカまでは送ってもらえません。

インク代も高めという感覚がありました。今まで使ってきたのが、色ごとにインクを補充するタイプで、年賀状の準備をする季節、まだストックがあるから大丈夫…と思って印刷し始めたら用意していたのと違う色がなくなったから買いに走る…なんて経験がありました。これは在庫管理のうまく出来てない私の問題で、色ごとに補充するのはムダがなくて良かったのだと、手放して始めて気付きました。青だけなくなったのにカラー全体のインクを交換するのはもったいないことです。

あとは、せっかくの複合機能について。色々ついているのは嬉しいですが、そのせいで若干、コピーをとることしか出来ないプリンターより割高なはずです。私の感覚では、自宅でコピーをとれると、便利だし、使用人たちがIDカードをコピーしてもらって喜ぶし、コピー機能は必須ですが。

ノートパソコンの寿命って5年もあれば良い方だと思います。寿命が来てデータを取り出せなくなる前に新しいパソコンを買うべきだと思います。寿命とは無関係に、Windowsの新しいバージョンが出たから新しいパソコンを買おうと言う方もおられることでしょう。日本で買わないと、キーボードや変換機能が日本語対応していないかも知れませんが…。

色んな事情があって新しいパソコンに買い換えた時、プリンターで問題が生じることがあります。私は古いタイプのプリンターを持っていたので、新しいパソコンにつなぐことが出来ず、プリンターを買い替えました。プリンターもぼちぼち寿命だったから仕方ないですが。

複合機の場合、Windowsのバージョンがアップすると、プリンターとコピー(これはパソコンにつながなくても使える)の機能は使えるけど、スキャナー(これはパソコンにつながないと使えない)の機能が全く使えなくなる…という事態に陥ることがあります。大手メーカーの場合はどうかわかりませんが、マイナーなメーカーではそうです。

プリンターが故障した訳ではない、けれど、機能の一部が完全に使えなくなってしまった…という時に、買い換えるかどうかは、悩むところです。もし必要性を感じていないなら、無理してまで多機能のプリンターを買わなくて良いと思います。これまた私の感覚ですが、プリンターってパソコンより長く使える商品のはずなのに、寿命の短いパソコンを買い換えたら使えなくなって困る…ということが多いような気がします。プリンター本体もインク同様消耗品と思って割り切るには、まだ高いと思うのですが。
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2009年12月27日

パソコンのメーカー選び

私が駐在中に使うノートパソコンを買うにあたり、買う街を厳選しました。プリンターの経験を踏まえて…。予防接種を受けるたびに上京していたので、プリンターを買うついでに繁華街に出て大型家電店に入ってみると…店員さんが何もわかっていない方で驚いたものです。

『インクはどういうタイプですか?』って質問すると、何と答えられたと思います?『トナーだと思います。』あの、会社でたくさんコピーとる時に使うような黒い粉?『店内にある、出せる資料全部出してちょうだい!』って言って出された物で確認して、カラーまるごとインクと黒インクの2種類だけ補充するタイプであることが確認出来ました。あと、他のメーカーのと比べて非常に安価なこともわかりました。

プリンタぐらい私レベルでも理解出来ると思い、そこまで来た交通費がもったいないという思いと、残された時間ももったいないという思いと、予防接種で体力を使って早く帰宅したいという思いがあり、結局そこで買いましたけど。あんなに不勉強な店員に成績を付けてやらなくても良かったとは思いますが、あの時私に残された体力と時間を考えると、そうも言ってられなかったような。

パソコンは特に大切だと思い、電化製品の聖地とも言うべき街までくりだしました。いかにもパソコンに強くて自分で何でもカスタマイズ出来そうな人(…いわゆるヲタクさんたちかも?)がウヨウヨ居て、独りで歩くと心細くなったものです。パーツ専門店…みたいなのは敷居が高くて入れませんでした。そして、やっと見つけた敷居の低そうな量販店に足を踏み入れました。

色白でぽっちゃりして若干早口の店員さんに声を掛けられ、勇気を出して質問してみました。『海外駐在に持って行くためにお勧めのノートパソコンとかありますか?』だいたいのノートパソコンは海外でも使えるように出来ていて、プラグの形状さえあわせれば、電圧もACアダプターでうまく調整してくれるものなのだそうです。そして、海外サポートの充実している大手メーカーさんを2社教えて頂きました。1社はとても高めの価格設定だったので、日本で有名な大手の物を買うことに決めました。

本当にパソコンに詳しい店員さんで、色々とためになることを教えて頂きました。話してみると私が素人ということもわかるみたいで、素人にもわかるような説明を受けました。ここで買って良かったと思います。駐在の準備で後悔していない、数少ない部分ですね。

結局、発展途上国でサポートを受けられる国は限られていて、私の駐在する所は圏外だったのですが。圏内に入っていれば、修理のための移送にも対応、日本語サポート電話番号が使えたり、便利だったかも知れません。壊れないと関係ないけど。

無名のメーカーだと、サポートセンターと通話するのに通話料プラスのお金がかかったり、そもそもサポートセンターに電話がなかなかつながらないなど、イラッとくる機会が多くあります。説明書がやっつけ気味で意味わからないことも多いです。大手の場合は、サポートセンターはつながりやすいし、オペレーターのレベルも高くて(素人の私が評価するのもなんですが…)、頼りになります。

友達の出来ない国に行く場合、パソコンへの依存度が上がりますので(停電頻度にもよりますが)、メーカー選びではケチケチしない方が良いと思います。ノートパソコンは決して安くない買い物でしたが、充分な説明を受けて即日買って帰ったのは大正解だったと思います。
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2009年12月28日

エプロン

お嫁入り前に持っていたエプロンは、結婚を機に捨てました。お出かけ用の服を汚さないためだけにエプロンを着用していて(家事はほぼ全くしない子でした)、食べこぼしの染みが汚いと思ったからです。自分で選んだかわいいエプロンだったので、結構お気に入りだったのですが、新生活にくたびれたエプロンはいらないでしょう。

結婚する直前に主人のお母さんが、新品のエプロンを下さいました。『人から頂いた、スチュワーデスさん仕様のエプロンだけど、サイズが合わなくて着られないのよ。良かったら使ってちょうだい。』せっかくの機内限定販売をお土産にして頂いたのに、全く使っていないとは、もったいない!

結婚してからしばらくの間は、エプロンの出番がありませんでした。家事を全部することになったので、汚れても良い服を家の中で着ます。すると、独身の時みたいにエプロンで服を保護しなくてもよくなります。しばらくはせっかくの機内限定販売エプロンの出番がなかったのですが、料理教室に通うことになって、ようやく日の目を見ることになりました。

若かった私のスレンダーな体によく似合い、その姿はきっと本物のスチュワーデスのように見えたことでしょう(言われたことなかったけど)。野暮ったくない柄に防水仕様、マジックテープでサイズの微調整が出来て体によくフィットするデザイン。とても良いエプロンだということが実感出来ました。

旅行好きな主人の両親からは、その後、細かい刺繍のほどこされた民芸品エプロンなどをお土産に頂きましたが、ガンガン洗えるスチュワーデス仕様エプロンの使い勝手が良かったために、そればっかり使ってきました。民芸品の方はほぼ新品同様のまま。

駐在したての私に、『アフリカでは使用人には新品を渡さないもの。おさがりで充分だから。』って主人が言うので、エプロンはヘビーローテーションで使ってきた私のおさがり、スチュワーデス仕様のをメイドさん用にしました。長身で引き締まったメイドさんの体によく似合います。※靴の余りはなかったので、安い新品を買ってあげました。

主人のお母さんが、『サイズが合わない』っておっしゃってた意味が、太ってきた私も実感出来るようになりました。主人のお母さんは小柄なので、身長の問題だけだと思っていました。実は、スチュワーデスさん仕様のエプロンってウエストがかなり細かったのです。太ってしまった私のウエストだと、マジックテープが悲鳴をあげてつらそうです(悲)。

高身長にして細身であることが着こなしの条件となる難しいエプロン。似合う体型で良かったわねー…って思いながら眺めていると、メイドさんが間違った着こなしをしています。注意してみると、防水エプロンは熱帯では暑い…と。確かにそうかも?

長身でスレンダーな人が、暑すぎない所で着用するに限るエプロン。結局、一番似合うのは空の上で制服を着たキャビンアテンダント(最近は、スチュワーデスさんのことを、CAって呼ぶのだそうです。スッチーなどと呼んではオッサンおばはん扱いされます)さんってことなのでしょう。涼しい所では便利だったのですが、アフリカでは能力が発揮出来ず、残念です。
ラベル:駐在 アフリカ
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2009年12月29日

広い家だからこそのシール

もったいながりと言うか、貧乏性と言うか。私は物を捨てるのが苦手です。片付け上手な知人から不用品を何度ももらっては…使わないのに捨てられません。狭い社宅に不用品が次から次へと貯まり、貯まったものが邪魔で奥にある必要な物が取り出せなくなります。…で、見つからないので仕方なく、家にあったような気のする物を買いに出かけたりして、物は増える一方です。

いらない物、滅多に使わない物は、処分代払ってでも捨ててしまうと良いですね。自宅に不要な物を在庫していても仕方ないですから。発展途上国駐在生活の(数少ない?)メリットの一つは、広い家に住めることです。そこまで広くなくても2人で住めるはずなのですが、外国人駐在員が住むような安全な家となると、どうしても広くなるみたいです。家が広いと物の出し入れがしやすいので、整理しやすくなります。

そういうことで整理していて出てきたのが、大量のシールでした。小学生がノートに貼ったりする物です。幼稚園卒園までに入手した物は使い切っていたはずですが、小学生になってから、ストックするのが趣味になってしまい、ストックが毎年増えていって、とんでもない量のシールコレクションになってしまいました。

面白いシールもありました。しばらく光に当てておいてから電気を消すと、ガイコツの形に光るのとか。こすったらフルーツの香りがするのとか。切手の形をしていたりとか。小学生はだいたいシールが大好きなはずで、1シート50円とかするキャラクターのシール含む文房具総額300円ぐらいが誕生日プレゼントだったりしました。そんなかわいいシートももったいながって使わずに…おばさんになるまで在庫していたのです。

いい年になってもうシールなんて貯めなくていいでしょう…と、今更ながら気付き、在庫吐き出ししてみることにしました。先輩マダムのところに幼稚園児のお子さんがおられます。男の子さんなので趣味が合うかどうかは微妙ですが、『古くてすみません、もらって下さい。』と、まとめて差し上げました。小学生の頃から貯めていたという私の証言を裏付ける量だったので、かなり驚かれました。

永遠に広い家に住める訳ではないので、社宅に戻る前にこの調子で、どんどん不用品を処分していかなくっちゃ!と、私は張り切って在庫整理に励みました。普通の奥さんが家の整理をするにはこれほど労力を使わないと思いますが、捨てられない体質の私の私物を整理するには骨が折れます。誰のせいでもなく、今まで片付けられなかった自分のせいですが。
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2009年12月30日

大掃除的に

荷物整理をしていると、いらない物が次から次へと出てきます(人によるでしょうが、私の場合は大量に)。発展途上国の人は、一部のお金持ちを除いて何でも欲しがるもの…と、聞きます。もちろん、古着でも何でもプレゼントしたら喜ばれるでしょう。

ただ、むやみやたらと理由もないのに、こちらにとっては不用品でも相手にとっては豪華かも知れないプレゼントを渡しまくるのはよくないと思います。相手は欲しい物は何でももらえて当然…と思ってしまうかも知れません。そういう生活に慣れてしまうと、他の人の下で働けない、ダメな人になってしまいます。

アフリカで使用人に大量に物をプレゼントする機会は、それなりにイベント名があるはずです。クリスマス(ノエル)、お正月(ボナネ)、誕生日(お子さんのやらペットの出産やらを含むことも)などなど。誕生日は知ったことじゃないので自己申告制ですが、ノエルとボナネは雇用主として責任を持って用意しておきます(普段整理してしまっておいた物を引っ張り出してくるだけですが)。

メイドさんのお子さんの一人が誕生日…という最初の機会に、私はそれなりに心を込めたバースデーカードを作り、特技の折り紙(日本人らしくて西洋人にはウケていると自負)を挟み、買ってきたお菓子若干量をプレゼントしたことがあります。メイドさんはすぐに顔に出してしまう人なのですが、いかにも期待はずれ…という残念な結果でした。

別のお子さんが誕生日の時に、中古不要品をドサッとあげたら、大して心もこもっていないのに、メイドさんにかなり感謝されました。発展途上国の人が外国人駐在員に求めているのは、有り余る富のおすそ分けなのかも知れません。お手製のカードを作るとか、難しそうな折り紙を折るとか、そういうロマンティックな趣味は、ロマンティックな者同士で楽しんでいれば良いのかも。
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2009年12月31日

万能ラーメン

もともとラーメンはあまり好きではなくて、日本人にしては食べない方だったと思います。コンビニが1軒もなく、当然、出前の制度もない発展途上国に駐在してみて初めて気付きましたが、ラーメンっていい食べ物だったのですね!食糧を買出しに行けなくても長期保存出来るタイプの物があれば、お湯を使うだけで食事が出来ます。何てありがたい食べ物なのでしょう。

そんな日本製の長期保存食材の一部(しょうゆ、インスタントラーメン、米などなど)は、会社が取りまとめて船便で送る手配をして下さいます。最初のうちは、『ラーメンなんて欲しくない』って言っていましたが、宿舎にも在庫されているインスタントラーメンで救われる機会があり(食べ物がなくなってしまっても、メイドさんがパパッと作ってくれます)、私もラーメンに頼るようになりました。病気で買い物に行けない時なんかも、主人が自分で自分のご飯を用意するのに役立ちます。

選択肢は、みそラーメン、とんこつラーメン、塩ラーメン…だったかな?何と言っても美味しいのはとんこつだと思うので、我が家ではとんこつ以外のラーメンを発注したことがありません。豚肉ってどう調理してもだいたい美味しいじゃないですか。

宿舎には、絶対にとんこつラーメンを在庫しておりません。日本人駐在員にムスリムは居ませんが、第三国から来ている駐在員の多くがムスリムで、何かの間違いでとんこつラーメンを出してしまったら大変だから(個人的には日本製カレールーにも気を遣うべきとは思いますが)。

日本人にとっては無難で慣れた味のはずのお味噌。二日酔いの朝にお味噌汁を飲むと落ち着く…なんて話も聞きますが、そんなことを思うのは日本人だけかも知れません。私のメイドさんにお味噌汁を試食してもらうと、『べえぇぇぇ!』と、本当に気持ち悪そうにしていました(ごめんね)。日本の料理番組だったかな?フランス人シェフにインスタントラーメンを試食してもらうと、『味噌の味はまずい!』って言われてました。

無難なのは塩とかしょうゆみたいですね。味がそんなに個性的でないので、入れる具や追加する調味料によって、中華風にも和風にも洋風にもアレンジ出来るようです。特に小細工しなければ、人種・国籍・宗教を問わず、誰でも食べることが出来ます。…と言っても、我が家が買うのは美味しい美味しいとんこつラーメンなんですけど。

年末の最後が安いお話ですみません。良いお年を!
ラベル:発展途上国 駐在
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