2010年02月01日

No.5

おそらくフランス語ではそう読まないのでしょうが、日本人は、『ナンバーファイブ』と読みます。ひと昔前に流行ったシャネルの香水の名前です。大人っぽいオンナが使います。…ということを、子供の頃に聞いたチェッカーズ(若い人にはわからない?とても流行った音楽バンドなんですが…)のアルバムの中に入っていた曲で学習しました。

たぶん、日本のデパートに入っているシャネルでは買えるかも知れません。流行ってないから探しに行ったことはありませんが。そもそも私はケチなので定価で買うことは極力避けていて、ブランド品を買うなら海外に行った時に免税で買おうと心がけております。

私の駐在地には輸入品はもちろん、国産品(あるのかどうかは不明)の香水も売っているのを見かけません。観光客のよく来る、オシャレなカフェまであって物価の高い町では、その手の物を売っているのを見かけました。主人の出張に同行する前に契約社員さんたちから、『あの町ではフランスの化粧品とか買えるみたいだから期待しとくといいよ。』って言われました。なので、一応お店に入って見てみましたが、なんか定価より高かったような気がします…。

普段は香水の類を使わない駐在員夫人と何となくそういう話題になった時のことです。日本に居る期間より海外に居る期間の方が長いというベテランさんなのですが、『私は香水を使いませんが、母はコレと決めた銘柄だけを使っています。だからいつもそれをおみやげにしています。』っておっしゃいました。その銘柄を聞いてみると、『ナンバーファイブ!』って言われました。うーん、お母様は普段は現在流行ってる香りをまとっておられるかも知れません。でも、母親の好みを覚えておいてくれた娘のおみやげなら、受け取って嫌な気はしないはず。

香水とは関係ない話ですが、フランス語圏アフリカで、『No55』とか『No45』とかいう名前の小麦粉が売られているのなら要チェックです。55番は強力粉に近い感じで、45番は薄力粉に近い感じ、それらをブレンドすれば中力粉(っぽいもの)だって作れるそうです。…って情報を、読者様からちょうだいしました。レスポンスが遅くてすみません。厚く御礼申し上げます。
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2010年02月02日

本物のクレームブリュレ

フランス語表記してある『クレームブリュレの素』を使っても、我が家のいまいちオーブン(熱は出るけど炎があがらないらしい)では作れませんでした。ちょっと工夫すれば、オーブントースターでも作れるかも知れません。でも、半分諦めていました(そこまで食べたい訳でもなかったか?)。

旧宗主国がフランスという国がアフリカにはいくつかありますが、フランス人がバカンスに来るような所には、オシャレなカフェがあることが多いようです。残念ながら、私の駐在地は観光客の来るような町ではないので、オシャレなカフェは見かけません。オシャレな分?とっても高いのですが、そういう所ではフランスのありがちデザートであるクレームブリュレを頼めることがあります。

上京した時にはそれがカフェのメニューに載っていたので、迷わず注文しました。我が家のオーブンだと、全く焦げ目が付かなくて中身が煮えくり返っているという、全く別の食べ物になってしまうのですが、首都のカフェで出てきたものは違いました。全体的に冷えていて、表面に焦げ目がついています。なんて懐かしいのでしょう!(日本に居る間、そんなにフランス菓子ばかり食べていた訳でもありませんが)

特に懐かしいコゲの部分をスプーンでガリッととって、パクリ!『……。』私が複雑な顔をしていると、同席していた日本人マダムたちがそれぞれのスプーンで味見すると申し出てきました。『…クレームブリュレの味じゃないわ。』ハッキリ言うなら美味しいと思えないってことなのですが、うまく表現出来ずに居ました。

どなただったか、『うなぎ!コレ、うなぎの蒲焼みたいな味がするわ!』っておっしゃった時、味見したみんなで納得しました。コゲが強く付き過ぎたのでしょうか?ただ、焦げた味だけしたのでした。…炭の味には洋風も和風もないってこと?!
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2010年02月03日

その他の国

夫の海外転勤に付いて行くために渋々フランス語の勉強を始めた駐在妻さんなら、思ったことがあると思います。『超メジャーな英語と違って、なんてフランス語の本ってマイナーなんだろう!』って。書店の外国語学習書に行くと、7割ぐらいは英語の本が置いてあります。英語なら、『〜しながら学べる本』っぽい楽しい企画の物も多いのです。フランス語圏に行くってこういうことなのね…と、気付き始めるきっかけとなります。

結婚したての頃はフランス語圏に駐在するつもりでいたのですが、もしかするとポルトガル語圏に変更になるかも…って言われた時にポルトガル語の本を探してみると…ほとんどありませんでした。まだ、フランス語はメジャーだったのですね。アフリカの現地語の書籍は日本国内では売られていないものと最初から諦めて探してもいませんでした。勉強したくても言語の書物すら見つからないような国に行く人の苦労…してみないとわからないですよね。

海外駐在の先輩でもある友達がフランスに行った頃は、日本の航空会社も景気がよくて余裕があったようです。様々なサービスを提供していたらしいです。これから海外駐在員になる人のための講座っていうのを開いていて、国ごとに注意点とか色々と教えてもらえたのだそうです。『国ごとに?私もそんなの受けたいなぁ!』

『えーっと、私が行った時は、ドイツとかフランスとかは国ごとに分かれてたけど、アフリカ諸国は、【その他の国】ってことでまとめて説明してたみたいよ。』それって私の行く国のことを何も知らない人が説明するってこと?日本の航空会社なんて入ってきたことのない国、現地情報にもあまり期待出来ませんでした。…で、私は航空会社のそういうサービスを受けてみる気もありませんでした。当時より景気が悪くなってますし、今は国に限らずサービス停止されているかも知れませんけど。

その他って言っても色々あるに違いないのですが、みんなマイナーですからね。一方的にこれから駐在する国のことをマイナーだマイナーだと言ってきましたが、住んでみると、日本こそがマイナーな国。日本語が聞けるのはよっぽどの観光地だけですし、英語だってマイナーですから、首都や観光地以外では全く通じません。『なんで超メジャーな現地語、せめて普通にメジャーなフランス語すら通じないんだ?』って現地の人から思われることになります。
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2010年02月04日

公倍数の延長上

一人として私と全く同じ人生を歩んできた人は居ないはずで、私を完全に理解出来る人は居ないと思っています(自分が思っているほど複雑な人間でもない?)。同様に、私が他人を完全に理解することも出来ないでしょう(最低限の空気も読めませんから)。

『マイナーな国に住まされた』経験があるという人は少数派ですが、そのグループの中でも国名は様々です。国の数だけ違いがあります。発展途上国に顕著ですが、首都と地方の格差も大きく、全く別の国のような生活をしているものです。だから、国名が同じでもお互いを理解することは不可能なのかも知れません(海外駐在経験があるという意味では多少は歩み寄れるかも?)。

全く同じ会社からの辞令で全く同じ国の全く同じ町に駐在することになった者同士ですら、お互いを理解出来ないものです。発展途上ということで、昔よりも今の方が発展しています。生活の不便さは昔の方がひどかったことでしょう。

民間企業なので、景気に待遇が左右されます。景気の良い頃は日本から惜しみなく送られてきた物資の供給が、不景気のあおりを受けて止まりました。景気の良い時に働くよりも厳しい環境で駐在員は働くことになるようです。景気が良すぎて日本人駐在員が多いと人間関係トラブルが多発します。狭い社会でのそんなトラブルが一番つらそうに見えますが、私はそこだけ未経験で、ある意味精神的には恵まれた環境だと思います。

私に興味を持って下さったとしたら、或いは、固有名詞の出てこない文章を読むのが不快だとしたら、『いつどこで誰が』をハッキリ書いて欲しいと思うことでしょう。書かないポリシーなのでご承知おき下さい。国名で検索をかけても仲間が見つからないような方が、『あら、意外に私と似たような経験してるわ』って思って共感して頂けるようなサイトを目指しております。

数字に例えるなら、19と37を掛け合わせた数と23と41を掛け合わせた数の公倍数みたいな、ハッキリしない数字。2とか3みたいな、ほとんどの数が、『当然割り切れるわよ、仲間ね!』って思うようなポジションは狙っていません。『ハッキリしないけど、どっかで出会うのかも知れないなぁ…まだこの先、何を掛けていくのか見えないし。』ってうっすらとした親近感のようでいて疎遠感のようでもあるものが漂っていれば良いなと思います。

特に狭く閉鎖された社会に居る場合、自分を理解してくれる人に出会えたという達成感を全く感じられない経験を何度かしそうです。私は安請け合いしたくないので、『周りの誰からも理解されていないあなたを私だけは理解出来ます』っぽいことは言いません。始めから、『完全に理解してくれる人には出会わないだろうけど、似た経験をした人がちょこっとわかってくれたらいいなぁ。』ぐらいに思っておけば、精神的なショックは小さくて済むような気がします。
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2010年02月05日

駐在妻1年生のショック

首都に来ると、『ああ私は大きな組織に所属していたんだな。』って思います。私のように地方の町に駐在しているのは、日本人会のほんのひと握りの人間だったのです。日本人コミュニティーが出来ているようで、おそらくその中にいくつものグループがあるのでしょう(想像)。

首都で駐在している日本人マダムの皆様とご一緒した時、『地方の暮らしってどうなの?』って聞かれました。公用語がフランス語だとか生水飲めないだとかは同じ国の中のことなので説明は不要ですよね。『停電もひどいし、ネットがつながりません。最近特にひどくなりました。』

地方の停電がひどいということは、首都の日本人会でもニュースとして伝わっていたようです。駐在地は国で最初に停電地獄(電力会社が火力発電に必要な石油代の滞納で石油を入れてもらえなくなったため、計画的に発電をストップする体制になってしまった)を味わった場所ではありませんが、しばらくして同じ目に遭いました。

次々と地方がダウンしていく中、その頃は首都は停電地獄になっていなかったのです。もちろん、発展途上国ですから、ちょっとしたことで停電することはありますが、1時間ぐらいで復旧してくれるのが当たり前という時代でした。遅かれ早かれ首都にも停電地獄がやってくるだろうという予想と警告は皆さんご存知だったようです。

インターネットについては、私は1ヶ月以上連続で自宅から接続できなくなっていました。メールチェックはUSBメモリーに入れたメーラーを主人に預けて、『送受信』してきてもらうことで済ませていました。アナログ接続でもメールのやりとりって時間がかかるなぁってぼやいていたものですが、夫がメールチェックを必ず毎日してくれるとは限らず、もっともっと時間のかかるイベントになってしまいました。

『あら、ずっとつながらないのね。私もそうよ。昨日も今日もつながらなかったもの。』『ほんと最近ネット調子悪いわよね。私なんて3日間連続つながってないのよ。』…違う!違います!と、叫びたくなりました。週に1回以上自宅でネット出来る生活と1ヶ月連続ネット使えない生活は違う…気がします。

日本から来た日本人が同じ国で暮らしているのに…リアルな駐在生活を理解してもらえないことってあるのね…。特に駐在地では先輩マダムがかわいがって下さっていたので、私は無条件に誰にでも親切にしてもらえるような錯覚に陥っていました。同じ国なのに!というショックは、甘えさせて頂いていた分、大きかった気がします。
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2010年02月06日

駐在妻6年生のお言葉

見た目は20代でも通用しそうな若さですが、過去に駐在したことのある国名を挙げて頂くと結構な数(いずれも発展途上国らしくて、地理に疎い私には聞き覚えのない国名)でした。そんなベテラン駐在妻さんに『駐在歴トータル何年ですか?』って聞くのも失礼なので、絶対に違うとは思うけど(最高学年っぽいイメージで)6年生と呼ばせて頂きます。

『色んなマイナーな国に住んでました。』『本当に、聞いたことのない国ばっかりですね!』『しかも!聞いたことのないような町ばっかりだったんです。今回は初めて首都に駐在出来て、とても嬉しいです。』ご主人の業種にもよるのでしょうが、なかなか首都に住めない駐在員という方はおられます。徐々に現場に常駐せずに駐在事務所のある国の首都に滞在して事務的なお仕事をする役目に落ち着くようになるのでしょう。

『今まで住んでいた国…多分、ここより発展途上なイメージですが、その地方って、私の住んでいる地方よりも不便なんですか?』私の住んでいる地方まで出たことがないからわからない?そりゃそうですね。『どの位の頻度で停電します?断水は?』他にも目の付け所はありそうですが、いずれも先進国では起こらなさそうなので、多少は目安になりそうです。何となく、もっと不便そうな感じがしました。

発展途上国でも首都なら、お金さえ出せば先進国のような便利な生活が出来るかも知れません。が、地方には無理な部分が多いのです。もちろん、不便だろうと人類は代々住んでいるのですから、断水すれば何とかして水を汲んできますし、命に関わることでもありません。治安の悪い首都に住むより命の危険は少ないのかも知れません。

そんな不便な所で駐在したことのある奥様にどうしても聞いておきたかったことがありました。『新月の夜に停電したら、本も読んでられないじゃないですか?そんな日に夫が接待飲みで不在だったりすると、何時間も何して過ごせばいいのでしょう?』私はロウソクの灯りの下でロウソクを自作してみたり、ロウソクの灯りの下でパズルを解いてみたりしますが…やっぱり暇です。

『フテ寝!』この一言で、何か救われた気がしました。退屈で暇でしょうがないのは私に工夫が足りないせいなのかと思っていましたが、やっぱり、どうしようもないみたいです。諦めて寝る以外すべきことはないみたいです。6年生が言うんだから、間違いありません。
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2010年02月07日

プレ駐在妻へのせっかくの情報

自分で言うのもなんですが、サイトの使いやすさに若干満足出来ない部分があり、改善途中です。それでも、このブログが海外駐在の準備をされている方が何か調べている時に役立てれば嬉しく思います。文章を読んでもわからない部分などあれば、メールでご質問頂いても構いません(そんなに物事を知らないけど)。

それでも、今から行く土地に現在住んでいる方からの直接の情報が一番大切だと思います。発展途上国の場合、つい先月まで牧歌的な平和な田舎だったところが銃撃戦の舞台になることだってありえますから、特に重要です。現在駐在している先輩マダムから教えてもらってごらん…と、赴任を終えたマダムから教わったこともありました。

そうして、私はまだお会いしていない先輩マダムと直接メールのやりとりをして貴重な情報を教えて頂きました。海外駐在そのものが初めてという私からのトンチンカンな質問にも丁寧に答えて頂きました。私が質問した訳でもないことも、教えて頂きました。

『現地で入手出来るものであっても、買い揃えること自体が大変なのです。到着後すぐに必要な物は事前に日本で用意しておくと良いです。』アフリカに来てから、おっしゃる意味がよくわかりましたが、当時の私は、この貴重な情報をサラッと見逃してしまいました。

日本国内なら、何となく歩いていればスーパーだのコンビニだのが見つかり、或いは車を走らせていればカーナビがホームセンターでもどこでも案内してくれます。同じ感覚でアフリカに来ても、お店を見つけることが出来ません。見た目何をやっているのかわからない建物についての情報は、口コミで入手します。一軒のお店で全ての物が揃うということはありません(首都の大型スーパーではほとんど揃うみたいですが)。

せっかく事前に言ったにも関わらず、到着後すぐに必要な物を用意しておかなかった私を、親切な先輩マダムは嫌な顔一つせずに毎日買い物に連れてって下さいました(アホ過ぎる後輩マダムで申し訳ないです)。それでいて、インフレが進んでいることを計算に入れていなかったことで現金がなくて、なかなか買いたい物も買えませんでした。不便な所で不便に暮らしながら、遅れてやってくる船便荷物を待って過ごしていたのです。

駐在初心者にとって現役駐在妻は、『向こうの世界』の人みたいなものですが、想像も出来ないような暮らしをしている方からのダイレクトメッセージは一文字も逃さずに受け止めるべきだったと思います。日本の常識にとらわれずに事実を受け入れる練習は、日本で準備をしている時から始まっていたのでした。
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2010年02月08日

うなぎ

新しく赴任してきた日本人駐在員さんからの日本土産で『即席鰻の蒲焼セット』を頂いた時は、嬉しかったです(成田空港で売っているそうです)。ちゃんと日本の和食屋さんで注文して食べる時みたいな味がしました(ご無沙汰しているのでそんな気がしただけかも知れませんが)。お湯を用意するだけで簡単に出来ました。病気でご飯の支度をするのも大変な時なんかもあれば助かりそうです。

もともと和食党ではなかったのっで、『あなたの好物を10種書いて下さい』って言われて絶対にウナギ料理は書かないはずでした。でも、たまに和食でご無沙汰しているものが懐かしくなります。肉じゃがみたいな、調味料さえ持って来てれば現地調達出来るような献立はしょっちゅう食べてるので全然懐かしくなりませんが。

こんなに嬉しがっておりますが、アフリカにもうなぎが居ます。ニョロニョロしてそうなので探しに行ったことはないけど、宿舎で食べたことがあります。そう遠くない川で捕れるのだそうです。生きているのをマジマジと見た訳じゃないけど、日本人が『うなぎ』って呼んでいるし、『イール』とも呼ばれているし、アレはウナギでしょう。ちょっと日本で見慣れたものとは違います。

なんか臭い気がする…。川で捕れるものだからそういうこともありそうですが。そして、日本で食べる時より美味しくなくて(臭いのせい?)、あまりありがたみを感じません(ごめんなさい)。あと、日本で見かけるものよりグロテスクです。顔は確認してませんが、胴が2〜3倍の太さで、『普通』サイズがかなり大型です。大ぶりなせいで味に繊細さが無いのかも?

私が安心して行ける(徒歩30分圏内)市場では、魚介類の取引は出来ません。大きなストッカー(日本の駄菓子屋さんでアイスクリームを入れてあるぐらいのサイズの大きな冷凍庫)には魚介類のストックが大量にありますが、主人の勤務先経由で分けて頂いたものばかりで、お金を払って入手したものは一つもありません。頂けるものがあるから買わなくてもいいかな?と思い、買いに行ったことがないのです。

市場に行けばウナギが買えるかも知れません。でも、調理方法に自信が無いし(グロテスクだし)、にょろにょろしてそうな物を買って帰りたいとも思いません。私はどこに住んでいても、鰻を買って自分で調理するということをしないのだと思います。
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2010年02月09日

英語の本

海外駐在中ずっと日本の倉庫に預けていても仕方ないと思ったので、手持ちの英語参考書や辞書は船便引越荷物の中に入れることにしました。アフリカへの直行便ではなく乗り換えで入国するので、途中は英会話する必要があるのが不安でしたが、まぁ何とかなると思って和英辞典の類は持ち歩かないことに決めました(私が海外行くにあたって初めての試みだったかも)。

一年に一回程度は英文の手紙を書くので、英和辞典、和英辞典、英文法の参考書は持っていました。それをもちろん船便で送ったのですが。駐在準備中の私は少々貪欲になっていました。『娯楽の多い日本でさえ専業主婦は暇なんだから、メイドさんの居る生活ならもっと暇だろう。だから…英語の資格を取るぞー!』フランス語圏アフリカで英語の勉強をしようと思っていたのです(笑)。

首都で駐在していると英語を使う機会は多いそうです。何と言っても世界に通用する言葉ですから…。地方では英語を使う機会がありません。幼稚園ママ友達などの付き合いは英会話が重要になりますが、私の場合、そういう付き合いもありません。かろうじてカタコトのフランス語でコミュニケーション出来ていますが(出来てるつもり?)、現場で使えない英語の勉強してる余裕があったら現地語を早く覚えた方が良いという環境です。

地方に住んでいても、たまに夫人同伴で接待する相手が、フランス語より英語が得意…という場合は英語で話します。でも、私は『語学が苦手』ってことで認められているようなので、愛想よくしているだけで十分みたいです。今まで覚えた英語で十分足りる程度のことしか話しません。

欲張って買い込んだ、英語の資格取得のための参考書やCDは全くの手付かずです。わざわざ新品を買ってくるんじゃなかったと思います。※もともと持っていた辞書や参考書は、主人の英語の仕事を手伝ったり、私個人で英語の手紙を書いたり、大活躍しています。

【追伸】
本日の予定だったSeesaaブログのメンテナンスが日程延期されたそうです。日本時間2月23日(火曜日)午前2時〜12時までブログの閲覧が出来なくなります。
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2010年02月10日

海外駐在員と妻の学習時間

うまいこと宣伝するなーって昔、感心したことがありました。英語の教材で、多分CDだと思いますが、『シャワーのように浴びることで英語が話せるようになる』って感じのことが書いてありました。聞き流すだけで外国語を習得出来るのなら簡単で良さそうですね。

出来るのなら良さそうですが、私はコツコツ勉強派です。自分がペラペラに喋れないのも勉強が足りないせいだと思います。言い訳ですが、暑い熱帯で勉強意欲を持続させるのは大変なんです。

主人はフランス語で仕事をしているので、毎日シャワーのように浴びている状態ですが、それだけでペラペラに話せる訳ではありません。日本に居るよりは会話力アップになりますが、それだけではダメみたいです。

英語の資格の定番であるTOEICを例にとると、主人の方が私より高得点をとっています。よって、語学の才能が主人より勝っているということは無いみたいです(英語での負けを認めるのが悔しい人みたいな書き方になってますが)。

私と主人という特定の夫婦におけるフランス語能力の優劣については言及を控えます。あるフランス語圏に駐在した夫婦のことについてのみ述べます。ご主人は毎日フランス語でお仕事をこなし、奥様はフランス語圏で専業主婦していました。帰国後、『せっかくフランス語を覚えたのだから仏検を受けよう!』って話になったそうです。

過去問など解いてみると、奥様は合格するかも知れない難しい級に、ご主人は合格しそうにないことが判明しました。ご主人は一つ下の級を出願。奥様は難しい級及びご主人と同じ級を出願。その後、思うところあって、ご夫婦で同じ級だけ受験して帰ってきて、二人仲良く合格したのだそうです(※出過ぎない、出来たヨメを演出するためのヒントが見え隠れしているの、わかりますか?)。

業務上仕方なくフランス語を使っているより、試験合格のための勉強を自宅の机でする方が、効果があるみたいです。駐在員本人は仕事で多忙なため、駐在中はあまり勉強に時間を割けないことが多いようです。それは当たり前の事実ですが、出来たヨメが、『当たり前の事実だから私は合格出来るわよ!』と、当たり前の事実をご主人の隣で証明して良いものかどうか…。帰国後、その資格を生かすのかどうかにもよりますが、出願してから受験するまでの間に熟考するのも一つの手です。
タグ:駐在員
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2010年02月11日

フランス語学習に役立った本

数え切れない種類のテキストを買っては撃沈してきましたが、中にはフランス語習得に役立ったものもあるので、2冊だけ紹介します。本当は、ブログの左側に常時表示しておきたかったのですが、なぜか、リンクを貼るとブログ全体の配置がくずれたり、文字の色が消えたり、おかしなことになるので試行錯誤中です。本文中なら大丈夫かな?と。

※リンクは、『Shift』ボタンを押しながらクリックすると、このブログを表示させた状態のまま、ブラウザ(又はタブ)がもう一つ立ち上がって、比較しながら読むことが出来ます。


英語がわかればフランス語はできる!

第一印象でふざけた感じがしてしまいますが、確かに、英語学習経験のある日本人が読むと、フランス語学習を助けてくれることが実感出来ます。自宅ではメイドさんが居るので恥ずかしくて語学CDなんてかけられませんが、(アフリカ)国内出張で暇な時に、MDに落としたのを聞きながら猛勉強しました。色んな参考書がある中で、これが一番、わかりやすかったです。


仏検3・4級必須単語集―petits pois

しつこくリピート再生しておくと、例文をそのまま正しく暗記出来るかも知れません。メイドさんが帰ったあとに(敷地内に常に居る門番には聞こえない程度のボリュームで)付属のCDを何度も流して、一部は覚えました。必須単語を無理矢理入れているので、なんだかヘンな例文で、『それはないだろう!』って心の中でツッコミを入れてしまうこともあり、それが印象的で覚えてしまったようです。


海外から日本の商品を取り寄せるのは大変そうですが、今、日本国内に居て準備をしているなら、取り寄せるチャンスだと思います。ちょうど今(3月末まで)、ほとんどの商品無料配送キャンペーンしているらしいので、上手な載せ方がわからない段階ですが、紹介してしまうことにしました。注意を払っていれば無いとは思いますが、万一何かトラブルになった場合は、amazonさんと直接交渉して下さいね。

2冊とも、最終目標をフランス語検定3級合格レベルとしています。それを超えたら中級レベルと呼ばれるのかも知れません。(アフリカとは言え)フランス語圏で1年以上専業主婦していれば、それぐらいのレベルにはなります(自然と、ではなく、それぐらいにならなきゃいけない雰囲気になるので猛勉強するのです)。

一般に売られているテキストのほとんどが、このレベルに到達するまでの段階のものです。そのレベルを超えた時に参考に出来るような本があれば、より頼もしいでしょうが、まずは、3級合格レベルを目指してみると良いと思います。※今回の記事のような内容を、コピー&ペーストではなく、毎回ご質問メールに手打ちしてきました。ブログ記事として最初から公開しておけば、わざわざ質問するお手数もかけずに済みましたね。
タグ:アフリカ
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2010年02月12日

ラジオ講座

小学生の時からNHKのラジオ講座を聞いていました。当時、中学1年生レベルの英語を学べる『基礎英語』から。今は違う名前だと思いますが…。レベルの高い授業を1日20分、平日は毎日。お陰様で、英語の成績は良かったです。ラジオの受信は電気代のみ、テキスト代はたぶん数百円(親が買ってくれたから覚えてないけど)。AMだからそんなに音声はよくなかったけど、楽しくて充実した内容で、身に付きました。

そういう経験があったので、『フランス語圏の海外駐在員になる予定!』って宣言していた主人と付き合ってから、今度はラジオフランス語講座を聞くようになりました。フランス人の本物の発音が聞けて、きっとためになったと思います(但し、それだけで自分の発音がよくなる訳ではありません)。

英語と違うから?同じ時間帯に『初級』と『中級』の講座があります。私が聴き始めた頃の記憶によれば、月曜から木曜が初級、金曜土曜が中級でした(現在は、月曜から水曜が初級編、木曜金曜が中級編で15分番組に短縮されているかも知れません)。フランス語に限らず、ドイツ語とかハングル語とかもそんな感じなのでしょう。一講座あたりの年間の授業時間が英語と比べて少なめです。テキストは、初級と中級が一緒になっています。最初のうちは中級部分に用がありません。それで気付かなかったのですが…。

初級編は半年で完了しました。4月から9月まで新しい講座が放送され、10月からは何年か前の4月から9月まで放送されていた講座の再放送が始まりました。中級編は3ヶ月で完了しました。4月から6月までは新しい講座でしたが、7月からは再放送番組でした。聞き始めたのが結婚する前で、結婚してから駐在するまで何年もあったので…手元に同じ再放送番組のテキストがたくさん残ってしまいました。

自分の発音を正してくれるのは、実際に会って聞いてくれる先生だと思いますが(私の場合、直りませんでした)、やっぱりNHKの講座は活用して損は無いと思います。安いですし。最低限、タイマー録音して聞く時間を毎日20分(当時のNHK外国語講座一コマの単位。現在は15分)確保しなくてはいけませんが。ダイジェスト版みたいなCDも販売されていますが、週末のお楽しみである歌のコーナーがなかったり、ところどころ端折られていて、私にとってはCDだけだと物足りない感じがしました。

私は真面目に机に向かわずに聞き流すような使い方だったのでフランス語の成績はイマイチ伸びませんでしたが、あとで見返すと(アフリカにテキストとダイジェスト版CDを全部持って来ましたよ)、いいテキスト持っていい講座聞いてたんだな〜って思います。要は使う人次第ですけど。今は始めるのにキリの良い時期でも何でもありませんが、安価で質の高いテキストを手に入れられるということは、知っておいて損しないと思います。
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2010年02月13日

アタリ講座

みなさまの受信料で成り立っているんでしたっけ?費用対効果とか考えずに惜しみなく良い講座を作るというコンセプトが感じられ、NHKのラジオ講座はいずれも質の高いものばかりです。…ですが、『特に今回はいいな!』って思うことがあります。それも、真面目に勉強せずに何年も同じレベルの講座を聞き流し続けているからこそ持てる感想というものですが。

不景気が原因だと思いますが、主人が『今度こそ海外駐在員になる社員』…で居続ける期間が予定よりも何年も長くなってしまいました(日本人が一番コストが高いので、違う国の人を派遣することでコストを抑えていたようです)。その待機期間、私はフランス語圏以外の国での駐在もありうるな〜と思い、(マスター出来てもいないのに)フランス語から浮気しました。中国語講座を聞いてみることにしたのです。世界の人口の4人に1人と会話出来る計算です!

挿絵にパンダの絵が時々入っていた年(毎年?)ですが、楽しく積極的に勉強していきたくなるような、かなりのアタリ年講座でした。やる気マンマンで聞いていましたが、始めて1ヶ月ぐらいの時に突然アフリカ行きの辞令が出ました。やっぱり駐在先はフランス語圏だったということです。楽しい講座だったのに聞くのを辞めるのは残念でした。主人はさっさと単身赴任してしまいましたので、女手一つの引越し作業に難航し、新しく語学を学習している場合でもなくなってしまいました。

結局、『あなたは中国人ですか』『私は日本人です』『あなたは中国語を話すのが上手ですね』『たいしたことありませんよ』…という例文を覚えただけでした。後半2つを使う機会は、まず無いでしょう。『私は日本人です』だけ、覚えていて損はなかった…と思える機会が1回だけありました。

『意外に便利な物を置いてある』っていう噂の雑貨店に行ってみた時です。そんなに日本人とか来ないらしいです。経営者も従業員も中国人。ふふーん♪と主人と一緒に来店し、『これもこれも売ってて便利ねー!』ってはしゃぎながらたくさん買い物しました。すると、小声で中国語で話しているのが聞こえました。『…日本人…?』って言ってますね。『私は日本人です。』自信がないので、面と向かってではなく、つぶやくにしては少し大きめの声で言ってみました。…それだけ!
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2010年02月14日

選別も勉強のうち

もう増やし続けるのはいい加減にやめようと思いました。ラジオフランス語講座のダイジェスト版CD。過去の講座と重複することもよくありますし(繰り返し同じレベルで留まり過ぎな私のせいかも知れませんが)。増やすのは駐在辞令待機期間中に辞めましたが、減ってませんでした。

駐在前にも使いこなせず、フランス語圏アフリカに来ても使ってないとしたら、それはいらないものでしょう。気付くのが遅すぎましたが、あり余る過去の講座のテキスト類を置いて帰ろうと決心しました。宿舎になら黙って置いて帰っても、誰か活用してくれるかも知れません(今更フランス語を学習し始める駐在員が居るかどうかは怪しいものですが)。

レベルが追いついていないくせにケチョンケチョンにけなすのもなんですが、古いフランス文学を読みながら勉強…みたいなのは、面白くないし、難しくて、私には合いませんでした。そういうのは手放してしまいましょう。『文法中心講座』は、やっぱりストーリーがなくて面白くなかったです(すみません、えらそうなこと言って)。それも手放しましょう。

ただ、せっかくお金を払ってたくさん買ってきたのを役立てずに置いて帰るのはもったいないです。いいこともいっぱい書いてあるテキストですし。なので、手放すテキストで、『これはイイ!』と思った解説箇所(文法とか構文を図解してあるとわかりやすい)を、専用のノートを1冊作って書き写すことにしました。

あれもこれも…ってまとめてノートを作っていると、とても勉強になります。面白くなかったかも知れませんが、やっぱりいいテキストでした。置いて帰るつもりの別な講座のもまとめていくうちに、『半過去の説明は今回の方がわかりやすいけど、接続詞の説明は前回の方がわかりやすかった』…ぽいことにも気付き、まとめノートはどんどん充実していきました。

『もうコレが最後!』って決別することに決めた方が、勉強ははかどるみたいですね。どの回も、講座全体を習得すれば文法で必要なことがひととおり理解出来るように上手く構成されていますし、さすがはNHKだなぁと感心したものです(どこから目線?)。こうして私は、帰国後の狭い社宅生活を多少は広く使えるように準備しつつ、フランス語の理解を以前より深めたのでした。
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2010年02月15日

フランス語会話と英会話

私がどれだけ長い間、NHKのラジオ講座を聞いてきたのかをさんざん書きました。ラジオがあれば電気代だけで聞けますし、テキストは安いし、本当にお勧めです。内容も保証したい!…のですが、私では証明が出来ません。何年もフランス語講座を聞いてきたくせに、私はフランス語会話がほとんど出来ません(NHKのせいではありません、努力していないせいです)。

英語も話せるフランス人を接待した時のこと。喋れないくせに人見知りもしない暇な私は主人についていって同席していました。やり手の社長さんと伺っていましたが、物腰が柔らかくて感じのいい男性でした。英語は完璧にわかるみたいですが、お客さんには不便をかけたくないので、フランス語ペラペラな先輩駐在員さんたちがフランス語で話を進めます。

別に会話に参加しなくてもいい私のために、余裕のある先輩駐在員さんがフランス語の会話を日本語に訳して下さっていました(完全に足手まといしに行ってます…)。『フランス本国ではチーズをどうこうした物が普通にスーパーに並んでいるんだってさ。』ビジネストーク中の大御所駐在員さんとお客様はフランス語会話を続けてますが、余裕のある先輩駐在員さんと私や主人は日本語で会話していることになります。なんかソレって感じ悪い?

ちょうどフランス語会話が一休みになって、静かになりました。私は先輩駐在員さんが日本語でチーズのことが話題になっているという翻訳をして下さった直後に、先輩駐在員さんではなく、お客様に答えました。『Like this ?』ほら、マドンナの若い頃の代表曲でも、likeという単語が使われていて、『〜のように』っていう意味だったじゃないですか。それを踏まえた上で、『このチーズみたいな感じですか?』って言ったつもりでした。

お客様は、『オー!イエ〜ス!サンキュー!』と、ノリノリで、もうみんなお腹いっぱいになってから余っている感じのひからびかけ残りチーズを勢いよく食べだしました。おそらく、『コレ好き?』って言いたかったと思われたものと思われます。フランス語会話がはずんでから日本語に翻訳されるまでの時間があいていたことと、フランス語会話が日本語に翻訳されているとは全く思っていなかったらしいことから、さっきまで自分が話していた内容と関係があるとは思わなかったようです。

日本語会話組はおそらく全員、『サウンジャのLike this?は間違って伝わっている』って気付いていたはずですが、説明がややこしいし、間違いを訂正する人は居ませんでした。だいたい、誰も欲しがっていない残りチーズを無理して食べて下さっている紳士の善意に対して失礼なような気がします。

せめて私が、もうちょっと もっと英会話がペラペラだったなら、『さっきあなたが言っておられたチーズってこんな感じのものだったんでしょう?』とか、誤解を招かないぐらいの単語量で勝負出来たのですが。役立たないフランス語会話と、一歩 百歩及ばない英会話で、主人のビジネスの足を引っ張ってしまいました。

結果的には商談はうまく進んだらしいのですが。それにしても、私って何しに行ってたんでしょう?『パリにお越しの際には是非、奥様も一緒に私のオフィスにお越し下さいね。』と、紳士的な社交辞令を聞くことも出来たので、私としては、満足です。
タグ:駐在員
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2010年02月16日

LとR、BとVの発音

学生の頃、怪しげな個人経営の学習塾でアルバイトをしていました。外国語大学に通う先輩バイトさんと塾長が帰国子女で、完璧な発音を活かして英会話のコマを受け持っていました。私は受験勉強で培った英文法の知識を活かして、受験用の英語を教えていました(当時はヒヤリングは受験に出ませんでした)。

一度だけ、先輩バイトさんが急病で休まれた時に私が代理で1コマ教えたことがあります。子供たちに聞こえないサイズの声で、『私、英会話なんて教えたことありませんけど!』って抗議しましたが、塾長も外出しなくちゃいけなくて、私の担当していた数学のコマは別の先生に代理を頼んだから遠慮なく教えてちょうだい!と、強引に頼まれてしまいました。私の代わりの数学の先生も到着しているし、仕方なく、言われた範囲のみ言われたとおりのやり方で教えました。

日本人同士なのに、授業は英語で進めました(英会話の授業として月謝もらっているから当然?)。『私のあとに続いて読みなさい。ライオン、部屋、バイオリン、本…』ってな感じで。返ってくる子供達の発音の良さに驚きました。アメリカ人みたい!『先生』がそんなことでひるんではいけません。『よろしい!次は…』何とか誤魔化せましたが(生徒さんたち、ごめんなさい!)、かなり疲れました。

両親が語学教育に力を入れてくれていたお陰で、当時の日本人にしては発音は良い方でした。ただ、残念なことに私の耳はそんなによくないのです(語学教材の質のせいではなく、本人の努力不足のせいではないかと…)。LとR、BとVの違いは口元を見れば判別出来ますが、耳だけで聞いても全くわかりません。

読み分けるコツはあります。英会話教室のインチキ講師をした時のテクニックです。Lは、上前歯の裏側に舌を付けます。Tに近い発音になりますが、ここを完全にTに変えてしまうと、こなれ過ぎて可愛げがないような気がするので、Tの一歩手前のラ行(こうしてカタカナに変換するのが聞き分けられなくなる一因なのでしょう)。

Rは、舌は歯などに一切触れないようにして巻きます。喉の奥の方でうなるような発音。これがフランス語になると喉に力が入り過ぎてガ行に近くなり(またカタカナに変換)、ロシア語になると舌を3重に巻くという噂もあります(…ガセ?)。

Bは、Booooo!と、ブーイングしているような、唇を前に突き出す汚い発音が正しいのではないかと。実は自信がありません。これに対してVは、ワ行に近いバ行にします。下唇の噛み方を工夫します。

以上のコツをふまえて、英検の面接試験に合格したことはあります。この方法でそれなりに誤魔化せているのでしょう。若いうちに小手先のごまかしではなく、もっと耳を鍛えておけば良かったと思います。

アフリカでもアルファベットを使います。現地語では、多分、英語のアルファベットの中で使わない文字があるかも知れません。でも、発音はだいたい同じで、みんなLとRやVとBは使い分けているようです。そして、日本人の多くが用いるカタカナ発音の場合、これらの使い分けが出来ていません。

ある日、メイドさんに打ち明けたことがあります。『実は私、LとR、VとBの違いが全然わかってないのよ。』メイドさんは全く驚くことなく、『ええ、よく知ってますよ。』と、さらっと答えました。私の気付かないところで、『ええっ?!LもRもいっしょくたなの?!』って驚く場面があったのでしょう。

なーんだ、聞き分けられないことに引け目を感じながら隠す必要なかったんだ!って思うと同時に、『聞き分けられないなんてハンディを背負っていたなんて!』って驚いて欲しかった自分にも気付いたものです。耳の柔軟な幼いうちから英語の聞き分けを鍛えておけば、のちに学習せざるを得なくなるフランス語やアフリカの現地語を話す時にも役立っていたでしょうに。
タグ:アフリカ
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2010年02月17日

後輩マダムには絶対に教えないこと

マンガみたいに面と向かって怖いことを言える日本人は居ないと思います。『私への遠慮は忘れないでよ。』だなんて。それを言わない人は2種類居ます。『そもそも遠慮して欲しいなんて思っていない人』…怖くない人です。あと、『言わなくても当然遠慮するわよね、わかってるんでしょ?』って思っている人…怖そう。

特に首都では英語を使いますから、首都在住駐在妻の英語の上手さったらありません。ご主人は業務上仕方なく使っているということで、日本人訛りながら豊富なボキャブラリーってタイプが多いのですが、奥様は日本人離れした発音でペラペラ話すことが多いです。『英語がお上手ですね!』って素直に誉めても、『まだまだです。海外駐在している限り、語学コンプレックスは続くのですよ。』って言われたことがあります。

別に英語が他の外国語と比べて簡単と言い切りたい訳ではありませんが、日本育ちの日本人にとっては一番長く勉強してきた外国語なのでうまく喋れる可能性が高いと思います。時々、ずっと日本に住んでいるけど英語の上手い人も居るものです(英語以外の外国語となるとそうもいきませんよね)。

『駐在妻心得』っぽい本で読んだことがあります。先輩マダムや他の日本人駐在員の奥様たちにいじめられたくなければ、英語が上手いことは隠さなければならないのだそうです。バイリンガルでない限り英語コンプレックスを持っていて、後輩が英語に苦労していないのを見ると面白くなくなるのだそう。…しかし、先輩マダムが日本から『現地に駐在するために必要な情報を下さい。もうすぐ私も行きます。』ってメールを送って来た後輩マダムにそのことは言えるはずがありません。

私の先輩マダムは本当に優しくて血のつながったお姉さんみたいな人なので、仮に私が語学の得意な後輩マダムだったとしても、やっぱり優しいままだったと思います(そもそも、私にありえない例えです・悲)。私の先輩マダムの優しさは特別ですが、そもそもフランス語圏では、『後輩マダムがペラペラ喋れてはいけない』っていうルールは無いかも知れません。

英語って育った家庭が教育熱心だった場合、日本から出たことがなくてもペラペラ喋れる人が居たりするものです。あと、受験勉強等本人の努力によってボキャブラリーが豊富にある人が居てもおかしくありません。留学経験もあって全く不自由しない人から、アニメでも英語の映画は全く楽しめないレベルの人まで、格差が激しいのが実情です。

これがフランス語の場合、ほとんどの駐在妻は、ご主人の辞令を受けてからのスタートでアルファベから入っているものです。日本人には難しい発音なのでほとんどの人がうまく話せません。全然言いたいことが伝わらなくてヤキモキ。そんな時に、仮にペラペラに話せる日本人が現れたら、それが仮に後輩マダムだったとしても、かなり頼りにすると思います。

能ある鷹になっても爪を隠し通すのか、先輩マダムのための通訳を買って出るぐらいの勢いで行くかは自由ですが、語学は出来て損はないと思います。『語学が出来過ぎて損した』って話は聞いたことがありません。ただし、『私は留学したことがあるとかいう話を隠しておとなしくしてたのに、主人が勝手に私のことを英語ペラペラで全然不自由しないって言いふらしたことがあとでバレて、さんざんでした』って話は聞いたことがあります。

女性なら当然するはずの気遣いを男性は完全に無視することはよくある話。『英語ペラペラな後輩マダムはいじめられるってサウンジャが言ってたから黙っててちょうだい!』と、事前によく言い聞かせておくことをお勧めします。語学コンプレックスの塊である私から見ると贅沢な悩みですけどね。←こんなふうに嫉妬される訳です。
タグ:駐在妻
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2010年02月18日

お医者さんたち

主人が学生の頃、僻地で出会った人は、『よっ!これぞ発展途上国!!』って期待(?)には答えてくれたみたいですが、ひどかったです。ケガしたからお医者さんを探しているって言うと、農夫だと思っていたおじさんが、『私が医者だ。』って名乗ったのでみてもらうことになったそうで。

任せることにすると、『消毒に必要だから熱湯を持ってきなさい。』って言われ、『患者が用意するものなのか?』と、疑問に思いながら持ってくると、なぜか水と混ぜて使い出した…。治療代はいらないと言われたので文句も言えません。共通のボキャブラリーが少ないから、『私が医者だ。』って言ってしまったものの、『この辺り一帯は無医村だから、私がいつも代わりにみんなを見ている。任せなさい。』って本当は言いたかったのかも知れません。

私は近所の救急病院で診てもらって治った経験上、救急病院のお医者さんの技術は信頼しています。メイドさんは、そこのお医者さんはぼったくりで信用出来ない!って怒り、自分の手のひらの抜糸を自分でしていましたが。

清潔そうな病院では、小さなお子さんにやたらとアスピリンを処方するそうです。昔の日本もそうだったかも知れませんが。医療の最新ニュースに乗り遅れているのではないか?と、私は疑っているので近寄りません。どんなに小汚いとか欲ボケ医師が居るとか言われても、救急病院に頼ります。

高度な医療と清潔な病床と心温まる看護と適正価格の全てが揃う所はないかも知れませんが、アフリカの中に居ても、そこそこ高度な医療を受けることは出来るのかも知れません。あまり高度な医療のお世話にならずに済む駐在生活をおくりたいものですが。
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2010年02月19日

60,000アクセス記念

メルマガ版の購読者よりも少なめのアクセス数で毎日コツコツ更新してきました当ブログ、『発展途上国駐在妻奮闘記』ですが、今日の何時頃か?わかりませんが(すみません…キリ番記念プレゼントも無くて)、60,000アクセス達成しました。読者の皆様、どうもありがとうございます。

毎日見に来て頂くほどの重要なことは書いてないので、無理してまで毎日来て下さらなくても大丈夫です。ブログは閉鎖しませんから(2月23日(火)の日本時間午前中はメンテナンスのためアクセス出来なくなりますが)。読者様の2%超がダイヤルアップによるアナログ接続でご覧頂いているようです。調子の悪い日は接続に挑戦してもつながらないこともあると思います。メールマガジンにてほぼ同じ内容のものを配信しておりますので、そちらもご利用下さいね。

無理してまでネタ作りをする気にはならないので、ぼちぼちブログを毎日更新するのもやめようと思い始めたのが、去年のことでした。『そう言えば、アレも書いてなかったな…』って感じで思い出しては書くということを続けているうちに、今日に至るまで結局毎日更新しております。でも、そのうち書くこともなくなってくると思いますので、近いうちに更新は止まるような気がします。

仮にブログが更新されていなくても、私の身に何かあったとかいうことではなく、単なるネタ切れだということで、決して心配されぬよう、笑ってやって下さい。書くことがなくても暇である可能性は高く、何かお困りのことでもあれば、メールを送って下されば、読めると思います。答えられる質問には答えます。

もうしばらくは細々と続けていきたいと思います。そちらに無理のない範囲でまたお越し頂ければ光栄です。
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2010年02月20日

コンタクトレンズ

海外に行かれる全てのコンタクトレンズ常用者に言っておきたいことがあります。紛失・破損という不測の事態に備えて、予備のレンズを用意しておくことです。検診を受けずに処方してもらえることは滅多に考えられませんし、外国でお医者さんのお世話になるのは不安要素も多いので、極力控えたいものです。

失礼ながら、不安要素…。日本のお医者さんよりも医師のレベルが低いかも知れない不安。たいていは先進国になればなるほど何でもレベルが高いような気がするので。もう一つの不安要素…。発展途上国ではニセ薬をつかまされる機会が多い(日本国内で保険を使って処方してもらった物にニセ物は無いと信じてますが…発展途上国では充分ありえます)こと。ちゃんと治してもらったから良かったものの、清潔であるべき病院が何だか汚い気がしたのも不安。

もともと私は使い捨てコンタクトレンズ常用者でした。あまりメガネが好きではなくて。ただ、熱帯の日差しが強いので、運転するのに危険だからサングラスは必需品。なので、度付きのサングラスを常用することにしました。目の健康のためにはコンタクトレンズの装用時間は少なくする方が良いと聞いてますし、全然使わないようにすることで、コンタクトレンズ代の節約になっています。

テニスのレッスンで度付きサングラスを使っていますが、レッスン中、突然耳にかける部分(つる)の小さなねじがどこかへ行ってしまいました。広いコートのどこかに落ちたのでしょうけど…。前から、ネジが緩んでいるなぁと思っていたのですが。日本から持ってきている細密ねじ用ドライバーセットを奥から引っ張り出すのが面倒で、放置していたのがいけなかったようです。

度付きサングラスをかけないと運転が不安です。一旦、長く伸びた髪の毛を一本抜いて糸の代わりにして、つるを仮止めしましたが、このままでは不便だし不恰好です。こんな細いねじ、どこで入手出来るでしょうか?街の中をよく見てみると、メガネ屋さんがありました。恐る恐る聞いてみると、ねじ留め修理ならすぐに出来るとのことでした。私が髪の毛なんかで補修しているので驚かれましたが。

そこで待っている間、お店に置いてあったパンフレットが目にとまりました。私の使っているのと同じ、使い捨てコンタクトレンズのパンフレットです。世界中で売られているのは知っていましたが、アフリカでも見かけるとは。輸入物のはずですし、性能に不安もありませんね。高いのか安いのか知らないけど(先進国からの輸入品だから絶対に高いと思いますが)。

お店の人は、私が使い捨てコンタクトレンズに興味を持ったと思い、説明してくれました。『すみませんね、これはちょっと時間と手間がかかりますが、当店でレンズのお取り扱いしてますよ。』暇だったらしいので、時間をかけてゆっくり目に話して下さいました。まず、町内の救急病院の眼科まで行って診察を受け、そこで処方箋を書いてもらわないといけません。眼科はそこしか無いそうです。その処方箋を眼鏡店に持って帰ると、首都の病院に発注をかけてくれるそうです。それが陸路にて到着するのに1週間ぐらいは見なくてはならない…と。

ひょっとすると、首都では日帰りでレンズを持って帰ることが出来るのかも知れません。首都ってすごいなーって思いました。かなりの量のコンタクトレンズをまとめて買って持ってきた上に、それを全然使っていない私には、関係ない話ではありますが。

これまた余談ですが、1日で使い捨てるタイプのコンタクトしか持っていない私には無関係とはいうものの、コンタクトレンズ用のケア用品も色々(日本で見かけるのと同じ銘柄でした)お店にありました。歴代マダムからの引継書には、コンタクトレンズ用のケア用品も忘れずに持ってくることって書いてあって、その意見に私も賛成です。万一、瓶ごとひっくり返して全部こぼしちゃった等のトラブルが発生した場合は、メガネ屋さんで聞いてみると買えるかも知れません。
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2010年02月21日

過小評価?

アフリカの発展途上国と言うと、未開の地というイメージはあります。電気がなかなか来ないとか生水が飲めないとか家の中で虫が大量発生しても驚かないとか言ってきたので、私の実家では、『キャンプ場みたいな所でテント張って暮らしてるらしい』って思われていたようです。壁とか屋根があって鍵のかかる家なんですが…雨漏りは結構してます。

かなり太っていたらしい大家さんが亡くなった時、その理由が公になっていないうちから、メイドさんは、『太ってたんだから高血圧で頭の血管が切れたんでしょう。』って言ってました。発展途上国の庶民階級の人でもそういう知識があるのか?と、失礼ながら驚いたものです。

地方にもコンタクトレンズの処方箋を書ける医師が居て、首都には各度数の在庫があるみたいです。外国人なら言葉が通じて保険の使える自国で買って持ってきますよね。アフリカ生まれアフリカ育ちの人でコンタクトレンズを使う習慣の人が居るということなのでしょう。

昔、駐在していた日本人の奥様が(きっとアフリカ生活のストレスのせい!)盲腸になった時には、ご主人が大急ぎで何らかの手続きをして緊急出国して、比較的近い先進国で手術を受けて来られたのだそうです。本当は日本で受けたかったのでしょうが、あまりに遠すぎるので間に合いませんよね…。

ひょっとすると盲腸の手術の出来る医師が国内にも居るかも知れない(居るような気がします)けど、日本人にとっては、この国で手術を受けるのは怖いです。『人類皆平等、何人であろうとお医者様はお医者様!』って言われても、私も発展途上国での手術は避けたいと思っております。ハッキリ示せる根拠は無いけど、なんとなく怖いから。
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2010年02月22日

いろいろ同時に驚いた

アフリカの田舎町ですが、色んな人が住んでいます。ガチャピンみたいな顔がカワイイと私は思うのですが、顔はさておき愛嬌があってカワイイという説もある地元の女の子。もっと若いのかと思っていましたが、ハタチは過ぎていたそうです。スクーターに乗る姿も見かけるのでお金に不自由ない暮らしをしているのでしょう。

そんな女の子に、主人の出張に同行した時にバッタリ会いました。せっかく上京したからってお土産をいっぱい買っていたらしく、楽しい観光旅行かな?って思ったのですが。『病気になったから手術しに来たんです。』とのこと。フランス語会話力が今一つ残念な私のためにわざわざ図解してくれました。

紙(そう言えば、庶民階級なら捨ててあった空き箱のウラを使ったり、公立の病院ではわら半紙みたいなのを使うのに、クオリティの高いメモ用紙でした)に、保健体育の時間に見たことのあるような、逆三角形が書かれました。その左右の上部に小さな丸を描いて二重線でつないで…。なかなか絵の上手な子だったようです。子宮と卵巣の絵でした。

私が、『あっ、この図解は見覚えがある!』って顔をしたのを確認すると、『ここがダメになったから、手術するんです。』と言いながら、右上の卵巣と思しきところにバツを付けました。『ええっ?!』って顔をすると、泣きまねジェスチャーをしながら、『悲しいです。』って。

まだ若いのに気の毒に。あの図解は世界中の大人は当然見てすぐソレをわかって当たり前なのだろうか。虫歯になったら有無を言わさず抜歯するような国なのに、お腹なんて切られて生きて帰れるの?この国にそんな複雑そうな手術の出来る医師が居たの?(地方には居ないっぽいけど)

色んなことが同時に頭によぎり、ボキャブラリーの乏しい私の発した言葉は、『がんばってね。』…気の利かない大人ですみません。頑張った甲斐あってのことか?術後だいぶたったら元気になっていたようです。発展途上国でも首都ではレベルの高い医師が居るのかも知れません。
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2010年02月25日

現地法人の福利厚生

まず最初に。メンテナンスが予定より長引いたことによりブログの閲覧が長きに渡って出来なかったこと、及びネタ切れかけに付きブログの更新を長らく怠っていたことを、お詫び申し上げます。その間に何度も当ブログにご訪問してみて下さった方には特に申し訳ございませんでした。


日本人駐在員は現地法人の管理職なので、福利厚生も特に優遇されております。意外にお世話になっているのが、現金貸付制度です。何かと自腹を切る機会が多く、お金持ちのはずなのに、すっからかんになることが多いものです(準備不足のせいですね。常にインフレし続けているのでお金が足りなくなってきます)。

日本人の場合は取りっぱぐれがないので、過去何ヶ月以内に借りてないこと…みたいな条件もなく、会社にお金を借りることが出来ます。現地採用の優秀な社員にも手厚く福利厚生を用意しております。給料の前借りも出来ます。現地採用の普通の社員にもそれなりの制度があり、現地採用の短期雇用者にも、やはりそれなりの制度があります。

会社からお金を借りたり返したりする事務的な窓口を主人が担当しており、『俺って常に上限ギリギリまで借り続けてるなぁ』って言っている状態です。セレブになりきれると聞いてきたのに、日本ではしたことのない借金生活をすることになるとは、私も思っておりませんでした。初めての海外駐在をナメて、日本円をほとんど持ってこなかったせいでした。現地のお給料約3万円では外国人駐在員として生活出来ません。

発展途上国のインフレをナメて来てしまった日本人以外にも、お金を借りに来る人は居ます。冠婚葬祭とか病院とか、急にお金が必要になった優秀な従業員が、お金の心配をあまりしなくても働き続けられるように貸してくれる制度を利用します。長い人生ですから色んなイベントは起こり得ます。それに備えて貯金しておけばいいのにな〜って最初は思ったものですが、インフレしているとスグにお金の価値が下がりますから、貯金をする意味があまりないのかも知れませんね。

当たり前に普及している貸付制度を利用しに来た現地採用スタッフで、私たちがボケない限り一生忘れないであろうエピソードを残してくれた人が居ました。長くなってきたので、詳細は日を改めて書きます。
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2010年02月26日

のっぴきならない理由

当然すぐに出してもらえると期待した明るい顔で、彼は言ってきたそうです。『約10万円貸して下さい。』『え?なんで?』主人が聞くと、お嬢さんが脳外科手術を受けるために必要な資金なのだそうです。『知らなかったのか?お前の役職だと、借りられるのは約1万円までだ。』

一応、足りない分を借りるあてがあるのか聞いてみると、全くないのだそうです。そんな大金、外資系企業か外国人でないと用意出来ないでしょう。主人いわく、非常にいい仕事をしてくれるので、繁忙期にちょっと働きに来る短期労働者とは言え、将来を期待出来る人材なのだそうです。そういう訳で、『会社から貸すことは出来ないが、俺個人が約10万円を貸す。急に返すのは無理だろうから、何年もかけてちょっとずつ返してもらう。俺はお前を信用しているんだから、遅くなってもいいけど、真面目に働いて返せよ。』

…と、格好いいことを言ってきてから、家で嫁さんに言い訳です。いえいえ、私は鬼嫁かも知れませんが、鬼ではありません。『現地人が10万円も返せる訳ないでしょう。何もしなければ死んだかも知れない命をたった10万円の寄付で救えると思って、全額あげるぐらいの気持ちでいるわよ。』厳しい部長というキャラクターを通しているらしいので、甘いことは言わず、『お前だから特別に貸すんだからな。ほかのやつに部長が個人的に貸してくれたなんて言うなよ。』とか言いながら、威厳を保って渡したそうですが。

その10万円、ちょうど貧乏駐在員なのに持っていました。一時帰国される駐在員さんに頼んで、『現金が無いので日本から持ってきて下さい』ってお願いしていた額が10万円でした。本社の事務担当の方に、日本の口座に振り込まれる給料の一部である10万円をおろして頂いて、それを駐在員さんに手渡しして頂いたのです。外国人駐在員なのにケチケチ生活するのが嫌なので持ってきて頂いたお金でしたが、今までケチケチ生活していれば無くても何とかなりました。私たち2人がケチケチし続けるだけで済む話です。

仮に日本でも(私の基準では)10万円は大金ですが、アフリカではとんでもない額です。借用書も作ったし、任意で医師の診断書も持ってきてもらったそうです。そうやってうやうやしくお金を貸す儀式をしたそうです。私は最初に、『無理な取立てなんてしなくていいわよ。私、人の命なんて救ったことなかったけど、たった10万円の寄付で救えてラッキーぐらいに思ってるからね!』って言いましたが、主人はマメに、『今月もあいつは真面目に返済してきた。』とかいう報告をしてきました。

何より嬉しかったのは、『手術が成功してアイツの娘は元気になったらしいよ。』っていう報告でしたが。首都のお医者さんなのか?虫歯が出来たら有無を言わさず抜いてしまうような国で、頭を切って病気を治してしまうのだから、よっぽどの腕なのでしょう。

その後、言いづらそうに、『返済が遅れてると思ったら、今月苦しいからちょっとしか返せないって言われてたんだ。』って主人は報告してきました。『あげたつもりのお金なんだから、いいってば。』私はあまり聞かないようにしてきました。そのお金が本当にお嬢さんの命を救うために使われたことや、彼が真面目にいい仕事をする労働者であることとは無関係に、発展途上国の庶民にとって10万円は高額過ぎます。

高額過ぎて、毎週集まる教会で募金をつのったところで到達出来ない額です。でも、日本の一般庶民としてケチケチしてきた生活を、私たちがセレブ扱いされる国に来てまで続けることで出せた額です。庶民が大金を返すのが大変なことは想像出来ます。『まだこれだけしか戻ってきてない!』みたいなことを思いたくないので、返済された総額も聞かないことにしました。
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2010年02月27日

失踪

また繁忙期がやってきました。長い休暇をとっていた期間従業員たちを呼び寄せる時期です。主人は直接連絡をする係ではありません(発展途上国には自宅にパソコンはもちろん、携帯電話や固定電話のない人も多いので、連絡をとるには本当に伝令に走ってきてもらうことになります)。『いつものようによろしく』って部下に頼んでおくと、色んな人経由で連絡が行くのです。

ちょっとガッカリ顔で帰宅した主人は言いました。『約10万円貸した男が見つからないって。どこかへ逃げたらしい。ごめん。』回収出来るとは最初から思ってなかったし、必死で回収する気もなかったから別にいいんだけどね。『人一人の命が助かっただけで十分じゃない。』

別に怖い人から借りたお金が返せなくなった訳でもないのだし、逃げ回る人生なんて不便なことしなくていいと私は思うのですが。どうしても連絡が取れないというので、そのことも伝えられません。『チチキトク スグカエレ』っぽく新聞広告を出して伝えるのもなんですし。

仕方ないなぁ…と諦めていましたが。ある日、明るい顔で帰宅した主人が言いました。『あいつ、自分からやってきたよ。一旦は逃げたけど、俺に悪いと思って戻って来たってさ。一生懸命働いて少しずつ返すって。』当然、『当たり前だろ!』って叱ったそうですが、多分、嬉しそうな顔をしていたことでしょう。

どうやって生計を立てていくつもりだったのか知りませんが、家族の居る人が逃亡生活をするのをやめてくれて良かったです。その後、遅れながら、少しずつ、貸したお金は返ってきました。日本人駐在員が部下に無利息でお金を貸したなんてことを、現地人スタッフはもちろん、他の日本人にも言っちゃいけないことだと思い、今まで誰にも言ってきませんでした。ぼちぼち、こんな所だし、言っちゃってもいいかなぁ〜なんて…。
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2010年02月28日

父で夫

それが一時帰国であるか赴任終了であるかはさておき、海外駐在員を帰国させる際は、なるべく一人で飛行機に乗らないように気を遣います。主人のように本社の事務職が駐在員として来る場合は家族が居るので大丈夫でしょうって話になりますし、本社の事務職が出張で来る場合も大丈夫でしょうって言われがちですが。

契約社員さんは英語より現地語が得意という方が多く、現地語の通じる現地航空会社の便に乗っている間は大丈夫なのですが…。海外慣れしているはずなのに2人揃って乗り換えに失敗して全然違う国に行ってしまうこともあり…やっぱり不安です。

そういう訳でなるべく1人旅を避けたいのですが、どうしようもない理由で第三国の派遣会社から来た方が1人で帰ることになりました。日本人よりは英語が出来そうな国の方ですが、それでも心細いでしょう。そういうことを気にした駐在員が居ました。

当時その人は首都から離れた所で働いていましたが、妻子は首都でお留守番です。『出国直前の朝食を一人でとるなんて気の毒だから、ちゃんと待ち合わせて一緒に食べて来なさい』って奥様に言ったのだそうです。顔も知らないのに困るんだけど!って思ったそうですが、断りきれないので初対面の男性と朝食を。

第三国から来た駐在員さんは、首都の高級ホテルで1泊していました。そして、そこで朝食をとるのに日本人駐在員の妻子が(初対面だけど)ご一緒しました。ハタ目には、若干日焼け気味なお父さんと妻子が旅行に来ているように見えたかも知れません。

彼は高級ホテルに不慣れだったようです。食事のマナー(普通の朝食バイキングだったはずですが…)がひど過ぎて、そんなお客さんが他に居なかったので、(ニセ)妻子はとても恥ずかしい思いをしたとのことでした。クッチャクッチャ音を立てたり、前歯丸見え状態のまま楊枝で掃除したりゲップまでされたり。

妻側と子側の両方から、『アレは最悪な思い出になった!』という感想を聞きました。更に、『こっちの方が最悪だったわよ!』と、親子間で言い合いになってしまいました。妻側いわく、『あんな下品な男性を夫として選んだなんて周りから思われたのがつらい』…わかる気がします。子側いわく、『あんな下品な人の血が流れていると思われたのが恥ずかしい』…言われてみればそうかも?

でも、年齢と言い、人数と言い、周りから見れば自然な家族だったんじゃないですか?『だから!家族だと思われたのが嫌だったんだってば!』先輩マダムが主人の妻だと誤解していた人も居ましたし、先輩駐在員が私の夫だと誤解していた人も居ました。いずれも、『違いますよ!』とは言いましたが、『嫌!』とまでは思いませんでした。最低限、『この人の家族だとは絶対に思われたくない』って他人から思われない程度のマナーは身に付けておきたいものです。
タグ:海外駐在員
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