2008年06月17日

昔のリスト、食器編

非常〜に重要です。奥様方には意味がわかるでしょうが、ご主人様方にこそ、特に気をつけて頂きたいところです。重要なんです!!

衣食住の中でもとりわけ、食料供給は重要です。命にかかわりますから。発展途上国にはコンビニも出前もありません。言い訳無用でお腹をすかせた家族のために毎日食事を用意する義務があります。家族の命を預かっているのは駐在員夫人なのだという無言のプレッシャーを感じる環境です。

また、娯楽らしい娯楽が何もないため、家族は食事を唯一のストレス解消法と認識するようになってきて、食事にかかる期待が大きくなります。…本当に伝染病にかかって救急病棟に運ばれる事態になれば義務は免除されますが、コンビニも出前も無い環境、免除期間は思いのほか、短いですよ!

日本ではシステムキッチンで高度なお料理を作ってきた奥様。日本では電子レンジやオーブンで手際よくお料理を用意できた奥様。日本では高級でオシャレな食器を用いて、自慢のお料理を並べてきた奥様。無理に決まっている環境でも、同じ物を期待されるのです。期待そのものがストレスになります。日本では考えられなかったようなストレスを受けている者同士がストレスを与えある負のスパイラルが待ち受けています。

よくあるケースですが、駐在が決まるとご主人が『出張』に行くか『先発』するかして、下調べをしてくることがあります。住む家を決めたり仕事を引き継いだり、慌しい中、奥様に頼まれた『下調べ』もこなさなくてはなりません。

お料理が全く出来ないご主人に至っては完全にアウトですが、奥様が『主人はお料理が私より得意なんですよ〜♪』と立てているご主人もアウト気味です。そのお料理、たまにしかしていないのでは?盛り付けや食器洗いは責任の範囲外だと認識しているのでは?

『食材を調達して調理して盛り付けて。食器を下げて、調理用具も全部洗って、乾かして、もとの場所に片付ける。食材の在庫管理・衛生管理も責任を持って担当。やりくりも上手にする。』…工程全てが出来ないと、主婦はダメの烙印を押されるんです。

それが理解出来ていないということは、主婦の仕事を軽視してきたということです。…的なことを、私は主人に言ったことがありません。主人に『主婦並みの完璧な食事担当が出来るまで、料理が得意なんて言わせない』…と、ケンカを売っても誰のトクにもならないからです。

恐らく、過酷な環境で生き抜いた食事担当のエキスパート、『先輩マダム』が、ご主人に正確に伝えることでしょう。『○○と○○しかなくて、△△と△△は日本から持って来なくちゃダメ。□□の類似品なら見つかるけど、私は日本製の□□を持ってくることを薦めるわ。』

話を聞かないのが男性の性分?冒頭の『○○と○○…』から後ろは聞いていませんね。『ええ〜っと、食器はだいたいあったよ』…って日本の奥様に伝えます。長旅でグッタリ疲れ、入管で発展途上国の洗礼を受け(検査と称してスーツケースを開けさせて中身をこそ泥されるのはよくある話)、ヨロヨロと家にたどり着いた奥様は『騙された!』と、思うのです。

余計な衝突を避けるため、主人が引き継いだ申し送り事項は、次のとおりです。『台所関係は、何もかも無いって言え。俺たちがあると思っても嫁さんから見たら何も無いんだ。あるって言ったら怒られるから。』…下見の意味、ありませんケド。

食事担当者による情報は、『続きを読む』をクリックしてご覧下さい。

※◎昔の駐在員夫人のコメント
※●先代駐在員夫人のコメント
※△現地入りしたてだった主人のコメント
※▲私のコメント
【グラス、ワイングラス、カップ&ソーサー】△今なら買えるよ。▲日本と同じクオリティのものは、まずみつかりません。ただ、石の床に落とした食器は100%砕けます。私は高級な食器は全て日本の倉庫に預け、安物のみ持ってきました。発展途上国に来た以上、オシャレな食卓でお料理を目で頂こう…という目標は捨てました。
【マグカップ】▲氷を入れて門番たちに配ったり…福引のオマケで大量に持っていたマグカップを持ってきて大正解でした。
【大皿・中皿・小皿】△首都でなら買える。▲お皿は買い足しませんでした。プラスティック製の中皿が大量にあるのをもらってきたから大丈夫と言われたので、入国する時も首都で食器を買いませんでした。当然、プラスティック製のお皿は電子レンジに入れられません。日本で使っているお皿の大半は全然高級でない物なので、持ってきて大正解でした。
【大鉢】◎ガラス製ならばサラダボールやそうめん、冷麦の鉢に代用できる。▲深いお言葉です。もともと持ってなかったから持って来なかったけど。そうめんは銀色のボウルに盛ります。
【中鉢】
【小鉢】◎ガラス製ならばそうめん、そば猪口等に代用できる。▲深さのある食器がなかなか見つかりません。是非持ってきて下さい。
【スプーン、フォーク、ナイフ】△ある。▲クオリティの低さ、素材の劣悪さを笑ってみるためには、1回ぐらい現地の物を買ってみてはいかがですか?100円ショップで買ったフォークが超高級品に見えるでしょう!…日本から廉価なものを十分な量持ってきたので助かりましたが、スタメンには入れてなかったため、船便が届くまでの間、すごくひどい物で妥協していました。
【コースター】▲もともと使う習慣がなかったのですが、現地で土産物として売っていたのを買い、気にいって使っています。
【ご飯茶碗】▲コレがないとかなりつらいです。…ありませんでした!夫婦喧嘩の原因になりそうなので、是非、スタメンに入れておきましょう。アフリカで和食器を買い求めることは不可能かと思われます。
【お椀】▲コレもないとつらいです。売ってません。
【ゆのみ】▲暑いので熱いお茶を飲む習慣がなく…マグカップがあれば十分?日本で使っていたものを一応持ってきましたが。
【急須】▲絶対に売ってないでしょう。が、熱いお茶を出す必要がなく…。
【茶こし】▲お菓子作りに活躍しています。
【どんぶり】▲手抜き料理に頼る率も高く、重宝する食器です。現地では買えません。
【茶碗蒸し器】◎茶碗で代用もできる。▲←能力の問題もあると思いますが。狭小住宅に使用頻度の低い食器をストックするのが嫌で、茶碗蒸し器を使わずに適当な器にスの立った茶碗蒸しを作ることでもともと妥協しておりました。
【大皿・中皿・小皿・大鉢・中鉢・小鉢】▲当然、和食器は買えません。
【重箱】▲あれば便利だったかも。差し入れに使えますから。わざわざ買わなくても、タッパー複数使いでなんとかしのげますが。
【箸】▲現地で買えません。来客用は割り箸で対応?
【箸置き】▲現地の土産物屋では、ナイフとかフォークを置く道具は買えます。箸専用じゃないから使いにくいけど。瀬戸物で出来た日本製は現地でかなり粉砕されました。
【調味料入れ】◎醤油挿し等。▲結婚する時に主人の実家が下さった、キレのいい醤油挿し♪重宝しております。
【お盆】▲家が広いので、無いと困りそうですね。日本で使ってきたのが活躍します。
【楊枝入れ】▲私は100円で売ってるそのままの容器ごと出して使っています。

◎家族構成や来客の頻度によって食器の種類や数は違ってくるので、ご自分で必要な物をよく吟味して選択しましょう。現地では和食器は購入不可。洋食器はそれなりにありますが、デザインや質の良い物は手に入りません。

▲落として割れたらショックで寝込みそう!…って物以外は、全て持ってきて良いと思います。福引で当てた『とっくり』、日本酒を飲む習慣がなくていらなかったのですが、現地の人へのプレゼントにしたら喜ばれましたし。…基本的に、何をあげても喜ばれます。物がない国ですから。

▲一度に10名以上の来客、一度は受けることになると思います。割り箸程度のクオリティで良いので、対策しておきましょう。酔っ払って暴れられてもイヤなので、水差しを何本も用意して麦茶をあちこちに配置、酒類はちょびっとだけしか出しませんでした。屋内禁煙なので灰皿の用意もしておりません(もてなす気、ゼロですね…)。我が家は土足禁止なので、スリッパは大量に用意。飛行機に乗ってもらえる安っぽいやつでも、笑って許してもらえました。
posted by サウンジャ at 22:50| 発展途上国アフリカ駐在の準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする