2008年06月22日

そわそわ給料日

先進国の人が好きなフレーズに、『アフリカ諸国には1日○ドルの給料しかもらえないカワイソウな人がいっぱい居る』って言葉があるけれど、まさにそういう国ではある。政治が腐敗してカワイソウなことになっているとかインフラも整っていないとか、カワイソウと言われる箇所は多々あるけれど、1日○ドルうんぬんは、余計なお世話な気がする。

物価が安い…というのは、先進国が勝手にドルに換算したレートで見下した判断であり、まぁ安いのだが…この国で暮らす人々は、必死になって稼いでコツコツ貯めているお金なのだ。ドルに換算したレートをもってカワイソウ扱いするのは、なんだか浅はかな気がする…。レートではなく、もっと違う部分を見て欲しい。

スイッチを押せば当然に電気がついて、生活必需品は常に24時間営業のお店に行けば買える所の人たちが考えつかないようなことが、現実に起きている。電気が来ないなんてカワイソウに…って先進諸国が援助しても、何か大きな圧力によって全部妨害されてしまう。そういう現実をどうにかすることの方が大事だと思う。為替レートなんかを変えても、喜ぶ人はそんなに多くないはず。

…と、言いたいことは言わせて貰いましたが、先進国の人が口々におっしゃる通り、先進国より物価はだいたい安いです。インフレ気味なので事前の情報より実際にかかるお金が多く必要で、先進国から来た駐在員がケチケチ倹約生活を送ることになっておりますが。

一番削れるのは、食費。何も買えなくなったら日本から送った貴重なインスタント食品に頼ります。当然、贅沢はいたしません。しょちゅう会社に借金しています。どうしても削れないのは、固定支出であるメイドさんのお給料。毎月2回、遅滞なく、耳を揃えて渡すことは当然の義務。それを履行するのが危うい主人に雇われてるなんてカワイソウな事実は悟られないように気を遣います。

もうこれ以上会社に借りられない…ってぐらい借りている時で、私の財布も主人の財布も合わせて超小額紙幣を出してみたらギリギリの額でメイドさんのお給料を払えそうって日がありました。主人に頼んで余裕の高額紙幣に両替してきてもらいました。そこそこ使いやすいように気遣って、高額紙幣も混ぜつつ、使いやすい券面額の紙幣も混ぜて使います。でも、あんまり細かくてしかもボロボロすぎるのを渡すのって…失礼でしょ?

そんなギリギリの生活を送っていると、『給料日まであと○日』って緊張感ある日々を送れることが出来るのだけど。貸してたお金が戻ってきたとか、お金に余裕のある月も、たまにはあるのです。油断してしまいました。

普段、給料日にメイドさんが出勤してくると、すぐにお給料と明細と受け取りのサインの用紙を渡すのだけど、ウッカリ忘れていたことがありました。前日まではちゃんと覚えていたんだけど、渡すべきお給料を引き出しに入れておいたまま、朝になって忘れてしまったのです。

やたらメイドさんの視線を感じる日だなぁ…とは思いました。何か家の中の景色がヘン!と思ったら、カレンダーの位置が変わっています。なんだかコッチ向いてません?ん?今日って何日?…しまった!

『ごめんね…お給料渡すね…』こんな私に畏怖の念でも抱いているのかしら?ハッキリ言ってくれていいのにね。2度とやってはいけない失敗です。慣れてくると油断しがちなので、気をつけなくては。
posted by サウンジャ at 22:50| 発展途上国アフリカ駐在員と家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする