『お陰様で私はすっかり元気なんですが、今回はメイドさんのケガなんです。』って答えると、サッと救急病棟の中に入って行かれました。…もう入ってもよかったみたいです。出産待ちのお父さんみたいに途中で呼んでくれるシステムだと思って、ずっと待っていましたが。
看護師さんは私に、『全然心配いりませんよ。ここは新品の注射針をちゃんと使っておりますし、抗生剤も使いました。そのうちケガもキレイに治るでしょう。』って感じで説明して下さいました。安心です♪メイドさんが処方箋を持って出てきました。
『あの看護師さん…スゴイですね!日本人なのに、発音も語順も全部正しいんです!!』…主人の勤務先の先輩方がこの地で色んな造語で無理矢理周囲に理解してもらおうとしてきたお陰で、『日本人は発音も語順もうまく出来ない民族』…って誤解されてきたみたいです。すみません。
その処方箋を持って…外の薬局ではなく、州立病院の中の会計へ行くように言われたそうです。手に包帯を巻いたメイドさんのあとについて、別の建物に来て、治療費を支払いました。主人が医者じゃないかも知れない人に『治療』された時は、無料でした。また、私の時はコッソリ『気持ち』を渡せば、無料になりました。どうやら診療代の認識を誤っていたようです。
外科の治療だったので、結構高かったです(現地の人の感覚では)。その朝、メイドさんに渡したお給料の半額相当でした。メイドさんはもらったばかりの生活費の半額を私に払うと主張しましたが、当然拒否しました。貧乏マダムではありますが、潔く出す時は出しますよ。
それより気になるのは、私の時に払うべきだった治療代。『気持ち』は『気持ち』として受け取ってもらっていいから、ちゃんと会計していきたかったんですけどね。あの治療、なかったことにされているみたいです。先進国から色々と援助されているはずの病院なのに、ごめんなさい。治療代をまけてもらうためのワイロじゃなくって、『気持ち』だったんですが…。
病院できちんと手当してもらい、これでひと安心…と思ったのですが、大変なのは次の日からでした。なんと言うか…金銭感覚とか、度胸とか、そういうところで違いを感じました。




