駐在するにあたり、パソコンとプリンタを日本から持ってきたので、合わせて新品のA4用紙も大量に送りました(現地でも買えますが)。だから、紙が無い訳ではないのです。ただ、ごみを包むのに使うなんてもったいないことは出来ません。お金がもったいないというより、資源がもったいないという気がします。
最初は日本から船便で届いた引っ越し荷物ばかりを入れた部屋に鍵をかけて、メイドさんが帰ってから、アフリカで入手出来ないような物を鍵のかかる戸棚の中にしまいこんだりしながら開封してました。いい加減片付いてから、『ここも掃除しておいてね』って鍵を開けっ放しにしたのです。
何足もの靴を送ってきた時に詰めていたチラシは、きれいに畳んで重ねておきました。メイドさんは、シワシワになった靴の安売り広告とか服の通販のチラシとかが気に入ったようで、とても欲しがるので、あげました。スグに壊れそうで履き心地の悪そう(偏見?)なパンプスが1,980円と書いてあります。
『なんてかわいいんでしょう!1980円ってこっちの通貨ならいくらになりますか?』彼女の日給以上にはるかに高いと聞いてのけぞられました。『…ってことは、この服なんかは?』月給より高いのよ…。ギャグ漫画のようにひととおりのけぞってから、『写真見るだけで充分です。日本って暮らしづらそうな国ですね!』と言って、持ち帰ってました。
そんな選別の末、メイドさんに気にいられなかった広告は、ゴミを包む用に格下げとなります。日本で売られている不動産がいくらに換算されるのか説明したら泡を吹かれるかも知れませんが、実は私は、そんな大きな数字をフランス語で言えません。気にいられたチラシが靴とか服だけで済んで良かったです。




