2009年11月01日

国際人か日本人か

子供が居ないのに教育を語らせて頂きます。無責任な発言ですが、ご容赦下さい。

日本人学校のあるような国に駐在したことがないので、その様子はよくわかりません。日本企業の駐在員の子弟が生徒のほぼ全員なのかな、と想像しております。友達とは日本語で話して、現地の言葉を外国語として学習するのではないかなと…。

アフリカでも、首都まで来れば日本人の子弟が通うような学校はあります。ただし、日本人の数が揃わないので、アメリカンスクールになります。友達とは英語で話しますが、日本人同士なら日本語で会話出来ます。子供達がお互いの家を行き来するので、家族ぐるみ(少なくともお母さんは必須)のお付き合いになるのでしょう。

そこに通うメリットとは何か?フランス語圏なのに英語が上手になります。日本語の通じる友達が出来ます。日本人会に知り合いが増えます。日本人社会に浸かることになるので、日本の常識を忘れにくくなるでしょう。そして、発展途上国の生活という不便を味わいつつ、日本人社会特有の気遣いを続けることになります。

それが日本人の気質なので仕方ないことだと思いますが、日本人独特の感性を保つことになるので、あまりお子さんが国際化しなくなる可能性もあります。どこに行っても日本人ということです。駐在中もずっと、外国人として過ごすことになります。

そこに通わずに、普通の学校(フランス語圏ではリセ)に通うのも自由です(お金はいりますが)。フランス語圏の場合、フランス語を普段から使いますから生活は便利になるはずです。日本人は滅多に居なくてフランス人が多いのでフランス語会話のネイティブになれます。日本人社会に浸からないので(フランス寄りの)国際人になれます。

日本に帰国してからどんな日本人に育てたいのかをイメージすると答えが出てくると思います。いずれにしても、『帰国子女』と呼ばれますが、日本人学校(…がなかったからアメリカンスクール)に通っていたと言えば、帰国子女仲間から、『僕も私もそうだった』って言われることでしょう。それが駐在員の子弟の多数派だからです。

少数派と呼ばれる帰国子女仲間の中でも、『あったけどそういう学校には通わなかった』って言うと、変わり者扱いされそうなのが、リセなり現地ならではの学校に通っていた子弟です。日本人社会に浸かって来なかったので日本ならではのわかりづらい気遣いにウンザリしてしまうかも知れません。ただ、閉鎖的な日本人という殻の向こう側に居る国際人になるチャンスは手に入れることが出来ます。

駐在の辞令が出た途端、ついて行くか日本に残るかを決めて、ついて行くとしてどこに通わせるのかも考えなければならないのですね。もっとも、あんまりお子さんが小さい場合は、せっかく覚えた外国語の記憶が全部とんでしまうそうなので、駐在している自宅から通いやすい所で構わないような気はします。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在員と家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする