2009年11月03日

誰でも取り放題の木

海外駐在全般に共通するような、ちょっとボヤけた話を書き続けましたが、アフリカ臭さが抜けてしまったので、久しぶりに私の大好きなトロピカルフルーツのお話を挟んでおこうと思います。私の中ではマンゴーが王様です!人によっては別なフルーツが王様なのだと思いますが。

日本で熱帯の物を入手しようとすると、送料がかかるため、或いは、気候が違うのに国内で育てようとして設備投資がいったりして、かなり高額になりそうです。アフリカだと国内に産地があるので、安く入手出来ます。既存の果物同士を掛け合わせて人工的に作り出したものではなく、太古の昔からずっと自然に出来ていたものでしょうから、都会を離れると勝手に生えています。

外国人駐在員が住むような市街地だと、土地は(そこそこ)きれいに区画して大きな家を建ててお金持ちを住ませるのが最も有効な使い方だと思われているので、おいしいフルーツのなる木が勝手に生えているのは見かけません。近所の家の庭にたわわに実るのはよく見かけますが、今から苗を植えても収穫の頃まで駐在しているとは思えないので指をくわえて見るのみです。

主人が、『嫁さんもマンゴー大好き』って会社でアピールしておくと、遠くから来ている人が、『会社に来る途中で誰でも取り放題の木があるからいっぱい持ってきます!』って言って、本当にいっぱい持ってきてもらえたことがありました。近所なら自分でも取りに行きたかったけど、遠いのだそうです。社内の方がいっぱい取ってもまだ余りあるみたいなので、かなりの量のマンゴーが勝手に生えているのでしょう。羨ましい…。

残念ながらマンゴーの旬は限られていて、乾季の終盤から雨季の初めまでです。マンゴーの入手が難しくなってくる頃は、大雨に冷やされるほどでもない初期の雨季なので気温が下がらず、一番蒸し暑く感じます。マンゴーが終わると雨季たけなわが旬のライチが出てくるので、寂しがる必要はありませんが(産地直送ライチも、かなり美味しいです!)。

お腹に優しいのはパパイヤらしいですが、私が初めて買ってみたパパイヤがはずれパパイヤで、冬瓜みたいな味しかしませんでした。当たりパパイヤは甘くて美味しいのですが、はずれがトラウマになってしまって二度と買う気になりません。下痢しやすいって言われても、見た目よければ必ず美味しいマンゴーが、やっぱり王様です。

なぜか一般的に王様呼ばわりされるのがドリアンらしいですが、私は好きじゃありません。美味しくない以前に強烈に臭いので。遠くまで車を出してもらったことがありますが、ドリアンがたわわに実る木を私でも目につくような所で見つけたことがあります。誰も取らないようで、木の周りには落ちて無残な姿をさらすドリアンが大量にありました。

びわの実のように無臭にして甘酸っぱい物は、本気で競争しなくては取れませんが、ドリアンだと誰でも取れます。ドリアンが好きな人には、熱帯生活をお勧めしたいです。誰も実を取らないからどんどん発芽して木が増えて、ますます周辺がドリアンだらけになりそうです。…臭いですけど。
posted by サウンジャ at 22:50| 発展途上国アフリカでの食生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする