2011年10月05日

ハラールが無かった

色々な海外駐在妻関連サイト様から当ブログにお越し頂きながら、3か月ほど放置されていると知って引き返されたことを申し訳なく思います。なんと言うか…アフリカから帰ってきて結構時間もたっているので更新意欲が低下しております。主人も私も生きて帰ってきたという意味ではハッピーエンドだったと思うのですが、見方によっては暗い結末のブログです(現在はあとがき段階)。最初〜2年以上は明るめに毎日更新してきたと思うので、暇つぶしをお探しの方は、最初から順番に読んで頂ければそれなりに目的達成できます。…それだけで終わると投げやりな感じなので、新規に記事を書きます。


その後、ご縁があって色んなムスリム(イスラム教徒)に出会いました。最近よく会う人たちは、私の感覚では、そんなに厳しくない宗派だなという印象です。私自身はエセ『敬虔な仏教徒』ですが、アフリカで出会ったムスリム女性は顔と手の先以外は無地(色は自由)の布で隠す人ばかりだったので、それに比べると、甘いように見えます。余計なお世話だけど、お祈りしなくちゃいけない時刻になってもしている気配がありません。

牛肉の名産地でお世話になったムスリムは、毎日何度もお祈りしていたし、国で留守番している奥様の写真は顔以外を真っ黒な布で覆っていて、もっと厳しい宗派のように見えます。出稼ぎにきたアフリカでは、幹部が日本人(=エセ敬虔な仏教徒)、従業員の大多数がクリスチャンという環境。イスラム教徒はマイナーな存在でした。

国籍や宗教に関わらず何か食べてもらわないと死んでしまいますから、宿舎の食堂で一緒にご飯を食べてきた仲間です。この出張中にご一緒した方はフランス語が堪能なので意思の疎通が出来ましたが、マイナーな存在のムスリムたちのほとんどが外国語が苦手。それでも同じ釜の飯を食ってきた仲間という意識は持っていました。だから、お世辞にも上手とは言えない私の差し入れ手料理も一緒に食べてもらったりしてきたのです。

豚肉は出したらダメよというお触れだけは意識しつつ、日本人が食べるようなものを出されて食べているうちに、覚えなくても良い味を覚えてしまったようです。彼には特別申し訳ないと思いつつ、この手の『事故』って容易に再発し得ないかと心配していました。それに対する回答を数年後に得ることになりました。

本来は、『ハラール』というイスラム教のお墨付きのものしかムスリムは食べてはならないのだそうです。もちろん、豚肉はハラールではありません。それ以外の肉にしても殺し方によっては食べてはいけないことになります。調理方法にも宗教的なルールがあるらしく、私のような雑食主義者が料理した物を食べてはいけなかったのでした。愛用のフライパン、豚肉を炒めるのに使っています。ごめんなさい…。

豚肉の混じった料理は出さない、勤務時間中であろうとお祈りすることは認める、ラマダーン中にご飯食べにおいでとか呼ばない。これで十分気を遣ってきたつもりでした。過去に豚肉を切ったであろう包丁で調理された料理をクリスチャンが給仕してきたのを、どんな気持ちで食べてきたのでしょう。マイナーな宗教と言われる海外に出稼ぎに来なくてはならない経済的事情があったのでしょうが、私はだいぶ理解が足りなかったなと思います。
posted by サウンジャ at 15:48| 発展途上国アフリカでの食生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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