2008年05月05日

メロン売りの少女

私が赴任した頃は、メロンは買えない季節だったのですが…。先輩マダムが彼女たちに出会った時期がちょうどメロンの時期だったらしく、先輩マダムが 『メロン売りたち』 と、呼ぶので、私もなんとなく 『メロン売りの人たち』 と、思って見ています。

市場の中で肉や野菜を売る店舗(ガタガタの工作みたいな木製の台が置いてあるだけ。肉屋の場合は、じかに肉を置くためタイルが敷いてある)を構えるには、何らかの一定基準を満たさなければならないようです。

市場の中に店舗を持たずに【営業】している果物屋さんが居るのですが、それを先輩マダムは 『メロン売り』 と呼んでいます。ほかの呼び名がよくわからないので、強いて呼ぶなら私もそう呼ぶべきなのでしょうか。『市場の向かいのスーパーの前で車を停めるとワーッとやってくる女の人たち』…と説明すれば通じるので、特に正式名称を知らなくても問題ありません。

人数は5〜10人ぐらいで、すごい勢いで女性がやってきます。洗面器みたいなプラスチックの容器とか、かご(この国では手工芸品が安く買えます。手作りならではの歪み方に味があります)とかを頭の上に載せていて、その中の果物を買ってくれと言うのです。

市場で買えないような珍しい物が多いです。産地から旬よりちょっと早いぐらいのものを仕入れてくるようです。それで大もうけしているらしい人たちから歩合で雇われているのでしょう。

ものすごくふっかけてくるので、値切るのが面倒臭いです。市場なら、『いつも買ってるんだから頼むよー』と、言って何とかなる場合もありますが、まあ、言い値で買っても問題ありません。ただ、メロン売りたちの言い値で買ってはいけません。

トップセールスは、10歳未満と思しき少女です。かわいい子です。『子供に商売させるなんて!』という発想は、先進国ならではですね。親が病気とか永遠に不在とかの子供を完全に保護してくれるのは、一部の宗教施設だけです。国家は見て見ぬフリです。施設で保護されないほとんどの子供は、盗みを働くか、物乞いをするかです。自分で食べるために自分で稼ぐことが、悪いことだと私は思いません。

商売のためにフランス語を少々覚えている模様。『コレ3個で100円、6個なら180円にオマケします。買って下さい。』と、1フレーズ覚えたようだけど、『5個ならいくらになる?』は、もちろん、『うち、家族が少ないから6個もいらないわ。』も、通じません。私の発音もひどいから仕方ないのですが…。現地語で、『3個だけでいい。』と、そっけなく伝える感じ悪い外国人になってしまいました。私も現地語しっかり覚えていかないと。

若さは永遠の武器になりません(痛感中)。しっかりノウハウを学んでお金を貯めて、ビッグな商売人に成長してほしいものです。…私も、『せめてフランス語ぐらいちゃんと喋れるように成長してほしいものです。』とか、影で言われていたりして!
posted by サウンジャ at 07:00| 発展途上国アフリカ駐在での出会い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする