2010年08月19日

おフランス語圏帰り自慢

アフリカ駐在に行く前の予定では、帰国してから主人と一緒に仏検4級を受験、私一人で3級もダブル受験…ぐらいのイメージでした。海外駐在員の場合、専業主婦をしている奥さんの方が勉強時間をたくさん取れるので、奥さんよりは試験に弱くなる傾向があります。ウチもそうかな、と。

結局、秋に主人と一緒に3級を受験して合格しました。私が95点ぐらい、主人が90点ぐらいだったと記憶しております。当時は3級の上が2級で(準2級がありませんでした)、レベルが大きく離れていました。暑くても勉強する強い意思があったと仮定して、2級合格を目標とした参考書を持ち込んでいれば、2級を受験する気になっていたと思います。

帰任後フランス語圏を離れたことによって、余裕で3級レベルだったフランス語も忘れてしまい、もう検定受けようって気分にもなりません。5級レベルに間違いなかった私が、1年そこそこの駐在で3級合格余裕レベルになりました。海外に住んでいればラクにそうなれるというのではなく、それぐらい勉強しなくちゃ生活出来ないという環境に追い込まれただけの話ですが。

これから海外駐在の準備をなさる方は、それぐらいの語学力アップが見込まれるので、今の段階ではチンプンカンプンの高レベル参考書も船便で送ってみることをお勧めします。きっと役立つと思います。

帰国してから受験するまでの間、十分合格レベルになるまで手持ちのフランス語教本は読み込んでましたが、敢えて文法解説書を購入していました。アフリカで個人レッスンを受けていた時に習った文法が、3級用の参考書には載っていなかったのです。レベルの高い本には載っていました。本さえ持ってきていればレッスンもよりよく理解出来ただろうに、と思います。

本を持ってこなかった言い訳をしても仕方ありません。私のフランス語は最盛期で3級レベルでした。今後の人生でたいして役立つことは無いとは思いますが、記念に資格を1つとれてトクしたような気分になっておくことにします。
posted by サウンジャ at 22:11| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月18日

仏検対策

アフリカ駐在に行くだいぶ前にフランス語検定5級をとってました。英語に例えるなら英検5級みたいな感じの簡単な試験で、簡単に合格出来ました。必要な勉強量が少なくて済むというだけで、全くの初心者が3日間詰め込んだだけで受かる…というレベルではありません。

外国で暮らすのは初めてだったのですが、どうせなら環境を活かして外国語をマスターしたいと思っていました。手っ取り早い目標はフランス語検定でしょう。一応、TOEIC(英語の試験)対策の本も買って持ってきていたのですが、英語を使わない生活でフランス語が必要かつ勉強量が足りなくて苦労しているという時に、英語の勉強をしようなどと思うはずがありませんでした。ああ無駄遣い。

5級レベルの私が次に目指すのは当然4級。ちょっと欲張って3級とのダブル受験もしてみようと思い、4級用の過去問題集のほか、3級対策のテキストも買い込んでいました。持参していたラジオフランス語講座の教材一式の中には『応用編』も入っていて、そこからは3級より上のレベルの学習が出来たはずですが、全くの手付かずのまま。

帰国してから日本で申し込めば秋の試験に間に合います。でも、アフリカで使ってきた全ての教材をスーツケースに詰めて帰ることは出来ず、船便で送っていたのでは試験に間に合わないというタイミングでした。特別役立つ教材に絞って持ち帰り、あとは日本で過去問など買って試験に備えることにしました。

合格の自信?かなりありました。4級専用の問題集を古本屋で見つけて買ったのを駐在地に持ち込んでいましたが、99%理解出来ていました。3級レベルのフランス語文法も、ペラペラとは話せませんが、マークシート問題なら90%理解出来ていました。本来なら2級受験を視野に入れたハイレベルな教材を買い集めておくべきだったのでしょうが、そこまで上達するとは思っておらず、手持ちの本と過去問で3級受験に対応することにしました。
posted by サウンジャ at 23:23| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月18日

ワタシ英語ワカリマセン

政情不安定極まりない状態になると、その国の航空会社を使わないように用心します。私が出国する時はそこがアフリカとは思えないほど治安が回復していて、何も心配することなく、その国の航空会社の飛行機で帰りました。

役所の出す公式書類はフランス語、一応、公用語もフランス語の国です。飛行機の中でもフランス語が通じました。駐在中に使ってきた言葉がフランス語で、ごく自然に自分の伝えたいことが言えました。『お飲み物は何にいたしますか?』って言われれば、『オレンジジュース!』ってフランス語で言えます。

日本系の飛行機で乗換国に着いてからあと、『どうしよう!どこに行っても日本語が通じない!』って焦っていた往路とは大違いです。航空機の中なら英語が通じるので、飲みたい物ぐらいは英語で言えたものですが。

そうしてリラックスした状態を保ったまま、乗換国まで帰ってきました。深夜だったので空港隣接のホテルで一泊します。そこはフランス語圏ではないし、日本語は通じないので、これから英語を使わなくてはなりません。荷物を運んでくれた人に渡すべきチップが、ドル札をすぐに取り出せる所に用意していなくて、アフリカのお金になってしまいました(申し訳ない)。それをごめんねって言う時に気付きました。『行きの時と比べて全然英語が出て来ない!』

何となく嫌な予感がしつつも、せっかくなのでホテルに荷物を置いてちょっと空港内を散歩してみたりもしました。歩くだけなら主人と日本語会話するだけで済んだので、特に不便を感じませんでした。だいたい、アジアはアフリカより治安が良くて快適です。

ホテルに戻り、部屋番号をフロントに告げる時、恐ろしいことに気付きました。全然使わないでいたせい?意識して封印していたせい?英語をすっかり忘れてしまい、簡単な数字も言えなくなってしまいました。ダメで元々、フランス語で言ってみましたが、首をかしげられました(当然です)。

結局、私が困っているのを見て笑っていた主人と交代してもらい、何とか切り抜けることが出来ましたが、中学生でもスラスラ言えるような数字すら忘れたことにショックを受けていました。英語という、外国語の中では最重要かも知れない言語を忘れることでしか、私はカタコトのフランス語を習得出来なかったのでした。

余談ですが、往路の乗換国までの飛行機の中、女性一人旅の私は日本人スチュワーデス(今時はフライトアテンダントとかCAって言うのかも?)さんに綺麗な英語で話しかけられました。『お飲み物は何になさいますか?』っぽい趣旨だとわかりましたので、英語には英語で、『レモンティー下さい』って答えたつもりです。すると、突然日本語で、『かしこまりました』って答えられ、以後、日本語を通されました。

つまり、失っただの忘れただの大騒ぎしている英語ですが、元々大したレベルではなかったのです。大したレベルじゃなかったからこそ、もろくも崩れ去ってしまったのでしょうね。
ラベル:アフリカ 駐在
posted by サウンジャ at 13:28| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月04日

お疲れ様です

一般的な海外駐在員の妻にありがちな話ですが、発展途上国では専業主婦をして(=何もしていないとも言う)、日本に居る時は共稼ぎに出る一般的な主婦です。小さな子供が居る訳でもないので、在宅ではなく会社に通勤します。猛烈社員ではないのでヘタすれば一番最初に帰ります。黙って帰るのは感じ悪いので言いますね。『お先に失礼します&お疲れ様です』って。

これは挨拶として必ず覚えておかなくてはならないフレーズだと考えていました。フランス人にフランス語を習っている時に質問したことがあります。『例えば自分だけ先に帰る時とか、日本ではお疲れ様ですって言うけど、フランス語では何と言うのですか?』すると、『また明日とか、また来週よい週末をとか。』って見当違いな答えが返ってきました。日本語ペラペラなはずなのに、この受け答えだけヘンです。

怪訝な顔をしていると、言われました。『フランスでは、別れる時に疲れを労うような言い方はしません。普通にさようならとか、もっと前向きに、よい週末を、とか言うんです。』今日のこの段階ですでに相当お疲れですよねー、そんなあなたより先に帰ってしまうバチ当たりな私めをお許し下さい…っぽい発想は無いのだそうです。

さて、『お疲れ様でした』と、相手の労働を労わる挨拶が無いことを教わりました。私は毎日メイドさんが出社(ウチに…)する時、退社(ウチから…)する時、面と向かって立会います。内側から網戸のかけがねを掛けておかないと、蚊が入って来るもので。自然と、それが挨拶励行の習慣につながるのですが。

月曜から金曜までの退社時の挨拶は、『さようなら、又明日。』で、土曜は『さようなら、良い週末を。』と、言うことにしました。あと、私がちょっと買い物に出る時も網戸を閉めてもらうために必ずメイドさんに玄関先まで来てもらうのですが、無言で出るのもなんなので、お決まりフレーズを使うことにしました。『じゃ、またあとで。』(カタカナで書くと、ア、トゥタラー…なのですが、この発音では私のメイドさんにしか通じないでしょう。)

『疲れ』に、『お』やら『様』やら付けて相手の過ぎた時間の過ごし方を労う姿勢を見せる習慣の日本人。私たちだけ特別暗い民族なのでしょうか?中国語でも、『辛苦』(=苦労?)とかいう単語を入れて労う挨拶文があるそうです。極東に住んでいると後ろ向きの発想になるのでしょうか?あまり日本で、『また来週!』とか、『良い週末を!』って未来のことを想像するような挨拶をしながら退社する方はおられませんよね。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月16日

LとR、BとVの発音

学生の頃、怪しげな個人経営の学習塾でアルバイトをしていました。外国語大学に通う先輩バイトさんと塾長が帰国子女で、完璧な発音を活かして英会話のコマを受け持っていました。私は受験勉強で培った英文法の知識を活かして、受験用の英語を教えていました(当時はヒヤリングは受験に出ませんでした)。

一度だけ、先輩バイトさんが急病で休まれた時に私が代理で1コマ教えたことがあります。子供たちに聞こえないサイズの声で、『私、英会話なんて教えたことありませんけど!』って抗議しましたが、塾長も外出しなくちゃいけなくて、私の担当していた数学のコマは別の先生に代理を頼んだから遠慮なく教えてちょうだい!と、強引に頼まれてしまいました。私の代わりの数学の先生も到着しているし、仕方なく、言われた範囲のみ言われたとおりのやり方で教えました。

日本人同士なのに、授業は英語で進めました(英会話の授業として月謝もらっているから当然?)。『私のあとに続いて読みなさい。ライオン、部屋、バイオリン、本…』ってな感じで。返ってくる子供達の発音の良さに驚きました。アメリカ人みたい!『先生』がそんなことでひるんではいけません。『よろしい!次は…』何とか誤魔化せましたが(生徒さんたち、ごめんなさい!)、かなり疲れました。

両親が語学教育に力を入れてくれていたお陰で、当時の日本人にしては発音は良い方でした。ただ、残念なことに私の耳はそんなによくないのです(語学教材の質のせいではなく、本人の努力不足のせいではないかと…)。LとR、BとVの違いは口元を見れば判別出来ますが、耳だけで聞いても全くわかりません。

読み分けるコツはあります。英会話教室のインチキ講師をした時のテクニックです。Lは、上前歯の裏側に舌を付けます。Tに近い発音になりますが、ここを完全にTに変えてしまうと、こなれ過ぎて可愛げがないような気がするので、Tの一歩手前のラ行(こうしてカタカナに変換するのが聞き分けられなくなる一因なのでしょう)。

Rは、舌は歯などに一切触れないようにして巻きます。喉の奥の方でうなるような発音。これがフランス語になると喉に力が入り過ぎてガ行に近くなり(またカタカナに変換)、ロシア語になると舌を3重に巻くという噂もあります(…ガセ?)。

Bは、Booooo!と、ブーイングしているような、唇を前に突き出す汚い発音が正しいのではないかと。実は自信がありません。これに対してVは、ワ行に近いバ行にします。下唇の噛み方を工夫します。

以上のコツをふまえて、英検の面接試験に合格したことはあります。この方法でそれなりに誤魔化せているのでしょう。若いうちに小手先のごまかしではなく、もっと耳を鍛えておけば良かったと思います。

アフリカでもアルファベットを使います。現地語では、多分、英語のアルファベットの中で使わない文字があるかも知れません。でも、発音はだいたい同じで、みんなLとRやVとBは使い分けているようです。そして、日本人の多くが用いるカタカナ発音の場合、これらの使い分けが出来ていません。

ある日、メイドさんに打ち明けたことがあります。『実は私、LとR、VとBの違いが全然わかってないのよ。』メイドさんは全く驚くことなく、『ええ、よく知ってますよ。』と、さらっと答えました。私の気付かないところで、『ええっ?!LもRもいっしょくたなの?!』って驚く場面があったのでしょう。

なーんだ、聞き分けられないことに引け目を感じながら隠す必要なかったんだ!って思うと同時に、『聞き分けられないなんてハンディを背負っていたなんて!』って驚いて欲しかった自分にも気付いたものです。耳の柔軟な幼いうちから英語の聞き分けを鍛えておけば、のちに学習せざるを得なくなるフランス語やアフリカの現地語を話す時にも役立っていたでしょうに。
ラベル:アフリカ
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月14日

選別も勉強のうち

もう増やし続けるのはいい加減にやめようと思いました。ラジオフランス語講座のダイジェスト版CD。過去の講座と重複することもよくありますし(繰り返し同じレベルで留まり過ぎな私のせいかも知れませんが)。増やすのは駐在辞令待機期間中に辞めましたが、減ってませんでした。

駐在前にも使いこなせず、フランス語圏アフリカに来ても使ってないとしたら、それはいらないものでしょう。気付くのが遅すぎましたが、あり余る過去の講座のテキスト類を置いて帰ろうと決心しました。宿舎になら黙って置いて帰っても、誰か活用してくれるかも知れません(今更フランス語を学習し始める駐在員が居るかどうかは怪しいものですが)。

レベルが追いついていないくせにケチョンケチョンにけなすのもなんですが、古いフランス文学を読みながら勉強…みたいなのは、面白くないし、難しくて、私には合いませんでした。そういうのは手放してしまいましょう。『文法中心講座』は、やっぱりストーリーがなくて面白くなかったです(すみません、えらそうなこと言って)。それも手放しましょう。

ただ、せっかくお金を払ってたくさん買ってきたのを役立てずに置いて帰るのはもったいないです。いいこともいっぱい書いてあるテキストですし。なので、手放すテキストで、『これはイイ!』と思った解説箇所(文法とか構文を図解してあるとわかりやすい)を、専用のノートを1冊作って書き写すことにしました。

あれもこれも…ってまとめてノートを作っていると、とても勉強になります。面白くなかったかも知れませんが、やっぱりいいテキストでした。置いて帰るつもりの別な講座のもまとめていくうちに、『半過去の説明は今回の方がわかりやすいけど、接続詞の説明は前回の方がわかりやすかった』…ぽいことにも気付き、まとめノートはどんどん充実していきました。

『もうコレが最後!』って決別することに決めた方が、勉強ははかどるみたいですね。どの回も、講座全体を習得すれば文法で必要なことがひととおり理解出来るように上手く構成されていますし、さすがはNHKだなぁと感心したものです(どこから目線?)。こうして私は、帰国後の狭い社宅生活を多少は広く使えるように準備しつつ、フランス語の理解を以前より深めたのでした。
ラベル:アフリカ 駐在
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月12日

ラジオ講座

小学生の時からNHKのラジオ講座を聞いていました。当時、中学1年生レベルの英語を学べる『基礎英語』から。今は違う名前だと思いますが…。レベルの高い授業を1日20分、平日は毎日。お陰様で、英語の成績は良かったです。ラジオの受信は電気代のみ、テキスト代はたぶん数百円(親が買ってくれたから覚えてないけど)。AMだからそんなに音声はよくなかったけど、楽しくて充実した内容で、身に付きました。

そういう経験があったので、『フランス語圏の海外駐在員になる予定!』って宣言していた主人と付き合ってから、今度はラジオフランス語講座を聞くようになりました。フランス人の本物の発音が聞けて、きっとためになったと思います(但し、それだけで自分の発音がよくなる訳ではありません)。

英語と違うから?同じ時間帯に『初級』と『中級』の講座があります。私が聴き始めた頃の記憶によれば、月曜から木曜が初級、金曜土曜が中級でした(現在は、月曜から水曜が初級編、木曜金曜が中級編で15分番組に短縮されているかも知れません)。フランス語に限らず、ドイツ語とかハングル語とかもそんな感じなのでしょう。一講座あたりの年間の授業時間が英語と比べて少なめです。テキストは、初級と中級が一緒になっています。最初のうちは中級部分に用がありません。それで気付かなかったのですが…。

初級編は半年で完了しました。4月から9月まで新しい講座が放送され、10月からは何年か前の4月から9月まで放送されていた講座の再放送が始まりました。中級編は3ヶ月で完了しました。4月から6月までは新しい講座でしたが、7月からは再放送番組でした。聞き始めたのが結婚する前で、結婚してから駐在するまで何年もあったので…手元に同じ再放送番組のテキストがたくさん残ってしまいました。

自分の発音を正してくれるのは、実際に会って聞いてくれる先生だと思いますが(私の場合、直りませんでした)、やっぱりNHKの講座は活用して損は無いと思います。安いですし。最低限、タイマー録音して聞く時間を毎日20分(当時のNHK外国語講座一コマの単位。現在は15分)確保しなくてはいけませんが。ダイジェスト版みたいなCDも販売されていますが、週末のお楽しみである歌のコーナーがなかったり、ところどころ端折られていて、私にとってはCDだけだと物足りない感じがしました。

私は真面目に机に向かわずに聞き流すような使い方だったのでフランス語の成績はイマイチ伸びませんでしたが、あとで見返すと(アフリカにテキストとダイジェスト版CDを全部持って来ましたよ)、いいテキスト持っていい講座聞いてたんだな〜って思います。要は使う人次第ですけど。今は始めるのにキリの良い時期でも何でもありませんが、安価で質の高いテキストを手に入れられるということは、知っておいて損しないと思います。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月11日

フランス語学習に役立った本

数え切れない種類のテキストを買っては撃沈してきましたが、中にはフランス語習得に役立ったものもあるので、2冊だけ紹介します。本当は、ブログの左側に常時表示しておきたかったのですが、なぜか、リンクを貼るとブログ全体の配置がくずれたり、文字の色が消えたり、おかしなことになるので試行錯誤中です。本文中なら大丈夫かな?と。

※リンクは、『Shift』ボタンを押しながらクリックすると、このブログを表示させた状態のまま、ブラウザ(又はタブ)がもう一つ立ち上がって、比較しながら読むことが出来ます。


英語がわかればフランス語はできる!

第一印象でふざけた感じがしてしまいますが、確かに、英語学習経験のある日本人が読むと、フランス語学習を助けてくれることが実感出来ます。自宅ではメイドさんが居るので恥ずかしくて語学CDなんてかけられませんが、(アフリカ)国内出張で暇な時に、MDに落としたのを聞きながら猛勉強しました。色んな参考書がある中で、これが一番、わかりやすかったです。


仏検3・4級必須単語集―petits pois

しつこくリピート再生しておくと、例文をそのまま正しく暗記出来るかも知れません。メイドさんが帰ったあとに(敷地内に常に居る門番には聞こえない程度のボリュームで)付属のCDを何度も流して、一部は覚えました。必須単語を無理矢理入れているので、なんだかヘンな例文で、『それはないだろう!』って心の中でツッコミを入れてしまうこともあり、それが印象的で覚えてしまったようです。


海外から日本の商品を取り寄せるのは大変そうですが、今、日本国内に居て準備をしているなら、取り寄せるチャンスだと思います。ちょうど今(3月末まで)、ほとんどの商品無料配送キャンペーンしているらしいので、上手な載せ方がわからない段階ですが、紹介してしまうことにしました。注意を払っていれば無いとは思いますが、万一何かトラブルになった場合は、amazonさんと直接交渉して下さいね。

2冊とも、最終目標をフランス語検定3級合格レベルとしています。それを超えたら中級レベルと呼ばれるのかも知れません。(アフリカとは言え)フランス語圏で1年以上専業主婦していれば、それぐらいのレベルにはなります(自然と、ではなく、それぐらいにならなきゃいけない雰囲気になるので猛勉強するのです)。

一般に売られているテキストのほとんどが、このレベルに到達するまでの段階のものです。そのレベルを超えた時に参考に出来るような本があれば、より頼もしいでしょうが、まずは、3級合格レベルを目指してみると良いと思います。※今回の記事のような内容を、コピー&ペーストではなく、毎回ご質問メールに手打ちしてきました。ブログ記事として最初から公開しておけば、わざわざ質問するお手数もかけずに済みましたね。
ラベル:アフリカ
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月03日

その他の国

夫の海外転勤に付いて行くために渋々フランス語の勉強を始めた駐在妻さんなら、思ったことがあると思います。『超メジャーな英語と違って、なんてフランス語の本ってマイナーなんだろう!』って。書店の外国語学習書に行くと、7割ぐらいは英語の本が置いてあります。英語なら、『〜しながら学べる本』っぽい楽しい企画の物も多いのです。フランス語圏に行くってこういうことなのね…と、気付き始めるきっかけとなります。

結婚したての頃はフランス語圏に駐在するつもりでいたのですが、もしかするとポルトガル語圏に変更になるかも…って言われた時にポルトガル語の本を探してみると…ほとんどありませんでした。まだ、フランス語はメジャーだったのですね。アフリカの現地語の書籍は日本国内では売られていないものと最初から諦めて探してもいませんでした。勉強したくても言語の書物すら見つからないような国に行く人の苦労…してみないとわからないですよね。

海外駐在の先輩でもある友達がフランスに行った頃は、日本の航空会社も景気がよくて余裕があったようです。様々なサービスを提供していたらしいです。これから海外駐在員になる人のための講座っていうのを開いていて、国ごとに注意点とか色々と教えてもらえたのだそうです。『国ごとに?私もそんなの受けたいなぁ!』

『えーっと、私が行った時は、ドイツとかフランスとかは国ごとに分かれてたけど、アフリカ諸国は、【その他の国】ってことでまとめて説明してたみたいよ。』それって私の行く国のことを何も知らない人が説明するってこと?日本の航空会社なんて入ってきたことのない国、現地情報にもあまり期待出来ませんでした。…で、私は航空会社のそういうサービスを受けてみる気もありませんでした。当時より景気が悪くなってますし、今は国に限らずサービス停止されているかも知れませんけど。

その他って言っても色々あるに違いないのですが、みんなマイナーですからね。一方的にこれから駐在する国のことをマイナーだマイナーだと言ってきましたが、住んでみると、日本こそがマイナーな国。日本語が聞けるのはよっぽどの観光地だけですし、英語だってマイナーですから、首都や観光地以外では全く通じません。『なんで超メジャーな現地語、せめて普通にメジャーなフランス語すら通じないんだ?』って現地の人から思われることになります。
ラベル:アフリカ 駐在妻
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月21日

冠詞のレ

日本語しか話さない日本人には馴染めない習慣ですが、名詞の前に冠詞を付けないと落ち着かないのだそうです。フランス語って不便!冠詞を付けないと、意味が全く通じないことも多々あるのだそうです。

日本語では、『バニラ』と呼ばれる食材、実物はいんげん豆のようにさやの中に入っています。それを売っているおじさんに、『ラバニあります』って声を掛けられたことがあります。何度も聞きなおして現物を見せてもらってから私は意味がようやくわかりました。名詞の最後は消えてなくなっても良くて、名詞の前に冠詞の『ラ』がないといけないものみたいです。

英語には名詞に男性も女性もありませんでした。どんな冠詞を付けるべきかは、数えられるか数えられないかを基準に選べばそれで良かったような気がします(もっと難しいルールがあったらすみません)。フランス語の場合、数えられるか数えられないかの違いもあります。また、名詞に男性と女性の区別が必ずあります(フランス語以外の言語も名詞に性があるものが多いようです。ついでに中性もあるのだそうです?!)。

男の子用の野球帽、女の子用の麦藁帽子を選ぶように、フランス語の冠詞も性に合わせて選ぶ必要があるそうです…本当は。そんなの気にしてたら、ますます喋りづらくなります。そこで、またまた駐在員式に手抜きします。

英語の『the』に相当する定冠詞は、フランス語の場合、『ル』と『ラ』と『レ』になります。男性単数名詞の場合はル、女性単数名詞の場合はラを入れるべきです。でも、考えるのが面倒臭い場合、全ての名詞を複数形にした上で前に『レ』を付けると意味が通じます。絶対に単数でないとおかしい場合とか、数えられない名詞とか、例外の方が少ないので、たいていうまくいきます。

…という、冠詞で手を抜くフランス語は、フランスで駐在してきた友達に教えてもらいました。ところが、アフリカではこの手抜きをせずに済むかも知れません。歴代日本人駐在員の皆さんが、和製現地語及び和製フランス語を周知徹底してきて下さったお陰で、手抜き語がかなり浸透しています。

冠詞を裸で使っても、結構意味の通じることが多いのです(フランスでは通用しないそうです)。現地語がそんなに冠詞にうるさくないということも影響しているのかも知れませんが。当然、こんな手抜きばかりしていては試験には受かりません。あくまでも、駐在員としてサバイバルするための反則技です。
ラベル:駐在員 アフリカ
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月20日

過去形の反則技

フランス語の過去形も色々あります。ちゃんと理解出来てませんが、近接過去とか半過去形とか複合過去とか、作り方が根本から違う過去形があって、それらは微妙に意味が異なります(詳しくない私にはその違いの説明を求めないで下さいね)。単純な日本語の過去形と比べると、飛び越えがたいハードルに見えます。仏検合格したいなら、必ずマスターしなくてはならない分野ですが。

『この場合は、どのタイプの過去形を使うんだっけ?』って悩んでいると、言葉が出てきません。私は試験合格というわかりやすい目標があれば頑張れたのですが、『より話せる方がより生活しやすくなる』…という曖昧な目標だと、あまり頑張れないようです。一応、仏検合格対策本などは駐在しながら勉強する(目標を維持する)ために持ってきたのですが。

最初に習った外国語が英語だったせいかも知れませんが、英語よりフランス語の方が難しい気がします。使いこなすべき言語がフランス語というだけで用意されたハードルが高めに感じます。そして、会話しようとすると、『どの過去形が最も適切なのか』という判断をしなくてはならなくて、躊躇してしまうのです。そのハードル、邪魔ですよね?

日本人会の付き合いやらアメリカンスクールの付き合い(多分、英会話必須)やら家事(首都では手癖の悪くないメイドさんがなかなか見つからないので、結局自分ですることが多いそうです)やら育児やらでご多忙そうな社長夫人がいいことを教えて下さいました。『過去形は一律、複合過去にしちゃえばいいのよ。』当然、間違えたニュアンスで話す可能性が50%ぐらいになるでしょう。

でも、意味は通じます。フランス語の過去形の中でも、複合過去は作り方が簡単なので、『過去は一律複合過去でしか話さない』というマイルールを相手に理解してもらえば、会話もはずむかも知れません。私のように、英語をほとんど使わないような町に駐在するなら、もっとフランス語学習に力を入れても良いかも知れませんが、たくさんの外国語を同時に覚えて使いこなす生活を強いられている時には有効な反則技です。

ハードル無しハードル走という反則技を駆使すれば、フランス語会話ははずむようになります。黙っているだけでは何も通じませんからね。ただ、反則会話しかしていなかった場合、帰国して仏検を受けても合格するだけのフランス語力が付いていない…ということになりかねません。

試験合格のためのフランス語、フランス語圏で暮らすためのフランス語、海外駐在という辞令があるので取り急ぎ覚えたフランス語、色んな目的がありますが、それぞれ違うフランス語みたいです。※ネイティブのように完璧なフランス語を使えればそれが最高に良いのは言うまでもありません。
ラベル:海外駐在
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月15日

トリリンガルツアー

夜行性の動物を見物に行くツアーは、ガイドが居ないと肝心の動物を見つけることが出来ません。そのガイドが流暢な日本語で解説してくれるのですから、しっかり理解出来ます。このためにわざわざアフリカまで来る価値もあるというものです。日本人夫婦と一緒の時は、一緒に日本語の解説を聞けました。

昼間、ツアーの一環で、別な所を見物する時に日本人夫婦と離れました。日本語ペラペラのガイドさんが居るので私たちはすっかり油断していたのです。彼は実に美しいフランス語で突然話しだしました。

『こちらは〜の博物館です。あちらに見えますのは〜で、〜時代に〜。』何と美しいフランス語!そして、流暢過ぎてほとんど意味わかりません!目をパチクリさせて一生懸命聞いていると、『では、〜時頃にこの場所にお越し下さい。それまでご自由に見て回って下さって結構です。』と、またまたフランス語で言われてしまいました。

一旦自由行動と言われた直後に主人と相談した時は、『何かの間違いでフランス語で喋ってしまっただけで、また日本語に戻るんじゃないだろうか。』と、淡い期待をしたものですが、その後も一貫してフランス語ガイドでした。なんで日本語を出し惜しむのー?誰でも母国語じゃない言葉を話すのは面倒ですけどね。まだ現地語じゃない分、手加減されていたのでしょうか。

あの時、フランス語わかりませんっぽい顔をして日本語で応対していれば…と、悔やまれます。そもそも、海外駐在員のクセにフランス語ペラペラじゃないことを反省すべきですけどね。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月13日

フランス語の後悔

観光名所である、国の管理する公園に入るためには、指定されたツアーに参加しなくてはなりません。『別にアフリカで見なくてもよくないですか?』などと突っ込んではいけない、工場見学もセットになってしました。『別に見なくても…』と言ってムダを省き過ぎると何もなくなってしまいそうなので、『発展途上国ならではのムダなサービス』も、旅行の記念と思って享受するのが正しいと思います。

長時間ドライブの末、工場見学に参加しました。日本語では解説してもらえないので、わかったようなわからないような。どれだけ楽しめるかは、語学力に比例するかも知れません。それが終わってから、いよいよ公園の中に入れます。

一世帯あたり一つの小さなコテージに宿泊するものらしく、案内された部屋に私一人で居ると(主人がトイレに入っているとかだったか?)、ドアをノックした男性が何か話しかけてきます。『失礼します。今晩と明朝の予定のことでお話がございます。』ヤスイヨでも、コレカワイイでもなく、流暢で完璧な日本語でした。

玄関口に居たのは、現地人男性。『私、こちらでガイドをしております〜です(←忘れました)。明日の朝食のご用意は何時にいたしますか?何時から何時までの間でお選び頂けます。』反射的に、アフリカ訛りのフランス語で、『シゼーラ』(6時)と、答えてしまいました。蛇足ですが、正しいフランス語読みが私の耳に聞こえたものをカタカナにすると、『シザー』となります。普通は『シズール』と聞こえるのだそうです。私が発音する時は『シゼーラ』の方が通じます。

『あと、もしお嫌でなければ、他のツアー客の方と一緒に今晩〜時に見て回るようにご案内させて頂きたいのですが、よろしいでしょうか。私がお2組一緒にガイドさせて頂きます。』またまた反射的に、フランス語で、『ウィ』(はい)と、答えてしまいました。私が知っている現地語の『はい』は、ご当地限定の訛りで、国で一番遠いと思われるこの地域では絶対に通じないはずなので、現地語では答えませんでした。

そのあと、日本語で丁寧にしめくくりの挨拶をされて、またまた懲りずに反射的にフランス語で挨拶の言葉を述べました。このことで後悔することになりますが、決して先に立つものではありません。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月09日

語順

『私は彼女のために赤い花を一輪買った。』何となく頭に浮かんだ例文ですが、この日本語を英語やフランス語に翻訳するのは面倒なので、興味のある方は自分で翻訳して自分で採点して下さい。この例文、『彼女のために私は赤い花を一輪買った。(【私】と【彼女】の含まれる文節を入れ替えた)』と書いても、『赤い花を彼女のために買った。(【私】の入った文節と花の【個数】を削除した上で【目的】の文節を一番前に持ってきた)』と書いても、日本語として意味は通じます。

英語やフランス語で文節を入れ替えるのは難しいようです(日本人にとっては?)。日本語には『助詞』という品詞があり、『は』なり『を』なりが付くことで、それが主語なのか述語なのかがわかる仕組みになっております。助詞が正しく付いていれば、かなり自由に場所を入れ替え出来ることはご存知のとおり。

ところが、英語やフランス語の仕組みは違います。『主語』のあと助詞をはさまずに『述語』。そのあと助詞をはさまずに『目的語』が来る…この順番を守るのが原則です。試験対策のために、倒置法やら受動態による語順の入れ替えやらの練習も…したような?

愛すべき契約社員のおじさんたちは、若〜い頃から世界中の国々(発展途上国中心)で活躍されてきたそうです。様々な国の文化と言語に触れ、教科書も使わずに現地の方々とのコミュニケーションをはかって来られたようです。言葉を知らないのに飛び込む勇気は見習いたいもの。

日本語と英語の語順が違うことはご存知だったはずです。どこの国の言葉も、日本語よりは英語が近いように感じます(私もそれが正しい感覚のような気がします)。どこに行っても、『英語の語順で日本語の単語を入れて話す』ことから始められるようです。自分の部下になった人たちは、一緒に働いているうちに日本語の単語を理解するようになるので、意味が通じるようになってきます。現地の単語をおじさんたちが覚えたら、日本語の部分を現地の単語に置き換えて話すようになります。語順は英語のままで。

日本語以外の全ての言語の語順が英語と同じというわけではない…ということをご存知でしたか?私はフランス語を習って初めて知りました。名詞を修飾する色は、名詞の直後に来るのが原則なのだそうです。日本語も英語も、『赤い』の後ろに『花』が来ますが、フランス語の場合、『花』の後ろに『赤い』が来ます。フランス語の形容詞の付く場所の法則には例外がいっぱいあるので、『語順がわからなくてもとりあえず名詞の後ろに形容詞を付けておけば、間違ってても意味だけは通じるはず』ってフランス人が言ってました!

おじさんたちのお陰で、『日本人は語順がメチャクチャ』って言われているアフリカでは、実は英語ともフランス語とも違う語順で話されています。知らない単語だらけの国で自力で発見するのは難しいと思いますが、私はメイドさんに紙に書いてもらって習いました。

『動詞→目的語→主語』が、原則なのだそうです。但し、一人称と二人称という非常に多様される代名詞の一部は、例外的に文頭に来ても良いのだそうです。あまりに多様されるため耳で覚えたおじさんたちは、これが例外ではなくて原則だと思ったようで、『きっと語順は英語と同じ』という確信にいたったのでしょう。『例外的な倒置』の例を色々とメイドさんは教えてくれましたが、結構難しかったです。

現地で通じるように話そうと思ったら、まず動詞を言わなきゃいけない(活用は簡単だと思いますが、面倒なのでとりあえず現在形で)。そのあと目的語を言ってから主語…とか考えると余計に難しくなり、語順が比較的わかりやすいフランス語で話すことが多くなってしまいました。親近感アップを図るため、フランス語の文の中でも知っている限りの単語を現地語におきかえることにしておりますが、おそらくそのせいで余計に私の話す言葉は聞き取りにくいはずです(開き直っているからいいんです)。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月08日

歴史の勉強 In English

昔すぎて遡るのもはばかられますが、私は高校生の時(何年前どころじゃない昔ですけど)、社会科で世界史を専攻しておりました。記憶力がよくないのと努力不足なのとで成績はさんざんでしたが、何とか及第出来ました。日本国内で起きた事件だけでなくて世界中の歴史を学ぶという科目です。

ヨーロッパのどこそこでナントカ王朝が出来ました…っぽいお話の勉強から何ヶ月か学び進むと、各国が利権をめぐって争います。日本は平成時代に入って戦争とはあまり関係のない歴史を刻みつつありますが、未だに世界のどこかで戦争は起こっています。

アフリカも戦争の舞台になっていました。…って話を、私はほとんど記憶してませんでした。少なくとも私は入試のヤマから外していました(入試に出なかったと思います)。習ったのか習ってなかったのか?視察という名のもとやってきた観光旅行地付近も、戦場になっていたらしいのです。

『英語の通じるガイド同行でご案内します』っぽいツアーに参加するのが条件になっていたので、英語の説明を聞くことになりました。しかし、この英語がひどい(人のことは言えないけど…)。一応、私が日本語の次に使える言語が英語で、どこの国籍の人でも一応話せるだろうと推定される言語も英語で、各国の訛りの入った英語でも意思の疎通をしてきたつもりだったのですが…。このガイドさんの英語は全くわかりません。

ちょっと車を止めて、『ここがナントカ戦争の時に…』っぽい話をガイドさんがするのですが、今までに聞いたことのない訛りで、何を言っているのかわかりません。『パードン?』を連発して同じことを繰り返してもらいましたが、どうやら彼の英語の文法が間違っているようなのです。

あまりに『パードン?』を繰り返し過ぎたので、主人は新しい試みに出ました。『同じことをフランス語で言ってみて。』発音は許容範囲(…ウソ!駐在地の地元の人よりだいぶイイ!)で、文法も正しいようです。彼、フランス語でガイドする方がいいと思います。

ただ、一つ問題が。私たちはフランス語の語彙がかなり不足しています。まして、アフリカの地名とか歴史の話になると、知らないことだらけ。『そのナントカって、英語に訳すと何?』英単語単発に訳してもらって、『あ〜なるほど!』って理解することが出来ました。

次のガイドスポットでは、また間違った英語で話し始めるので、『もうずっとフランス語で喋っといてくれる?』と、主人が言いました。最初のうちは、『そのホニャララって何?』と、突っ込んでいたのですが、だんだんどうでもよくなり、スラスラ出てくるフランス語を聞き流すことにしました。『19XX年のナントカ戦争の時に…???で、この場所がまさに…??だったのです。』

わからないことを聞けば、『あ〜なるほど!』って思うのですが、3日もたたないうちに忘れそうな気がします。『何十年も前にこのへんが戦場だったらしいなぁ。』っぽい大まかなことしか覚えてないような。結局、何を質問したのかも覚えておらず、『何かあったらしい』という記憶しか今の私の頭の中にはありません。

歴史の勉強が苦手なのに予習なしで英語やフランス語で突然説明されても覚えられないのは、当たり前?せっかく色んな国の色んな地方へ出向く機会があるのなら、地理や歴史の勉強をしてから来る方が、何倍も楽しめたことでしょう。
ラベル:駐在 アフリカ
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月01日

取り急ぎ電子レンジ

私が日本で愛用してきた電子レンジは、船便で送りました。駐在するまで一人で荷造りしていた社宅で毎日自炊していましたので、重宝していました。そして、それを受け取ることが出来たのは、私がアフリカに引越してから何ヶ月もたってからです。

『それじゃあ不便だろうから、いいものをもらってきた!』と言う主人のお陰で、現地の電圧に合った電子レンジが既に台所にありました。もちろん、日本製ではありません。そして、説明書がありません(どうせ読めないから問題ない?)。多機能なのかどうかも知りませんが、冷たい物を温めることが出来るに違いありません。わからないまま使いこなしてみることにしました。

押せば数字が入力されるボタンが並んでいて、それは温め時間を設定するところのようです。ひときわ大きく目立ったボタンは、スタートかつストップのボタンのようです。専門家でないからよく知りませんが、生卵を殻付きのままチンしちゃいけないとか、金属を入れてはいけないとか、基本的な注意点は日本製と変わりないような気がします(物資が入手しづらい国で1台しかない電子レンジを使って危険な実験をする気にならないので、未確認です)。

メイドさんにも使い方を説明することにしました。『金属は使っちゃダメ』って何度も言葉を変えて説明してみたら、『はい、わかりました。』って言われたけど、本当にわかってもらえたのかはわかりません。だって、私のフランス語は下手で絶対に間違っています。日本語でもなぜ金属を入れちゃいけないのか上手く説明出来ません。具体例を挙げて、『だから、コレとコレは中に入れちゃダメです。』って言っておいたので、まぁ大丈夫でしょう。

『こうやって入れて、タイマーをセットしてスタートを押します。』とか、具体的に使って見せることにしました。『…で、例えば1分と設定します。ピッ!1分たったら…』ピーッ!説明の途中でけたたましく鳴りました。『アレ?1分と設定して、スタートボタンを押すと…』ピーッ!『何か私、間違えたかしら?』『マダム、それはスゴンだと思います!』

スゴンがフランス語で何かわからなかったので、そこは聞き飛ばして再度挑戦しました。ピーッ!『マダム、ミニュイはきっとこっちです。』ミニュイ?それは聞いたことがあるなぁ。英語のミニットに似た感じなので、『分』のことですね(スペルも似てます)。ってことは…。英語のセカンドに似たスペルをフランス語読みすると、『スゴン』に聞こえます。ってことは、『秒』のことを言います。

私がちゃんと確かめずに説明しているのを見て、メイドさんはどのボタンが『分』で、どのボタンが『秒』なのかを理解してくれたようです。あんなに停電するとは思ってなかったので、このレンジがもっと活躍すると思っていたのですが…。とりあえず、メイドさんのお陰でボタン(とフランス語基本単語)の意味がよくわかったのでヨシとしましょう。
ラベル:駐在 アフリカ
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月18日

敬語

別に外国語が得意な訳ではありませんが、私は日本語も得意ではありません。地方から嫁いできたので、思ったまま話すと別の意味にとられてしまいます。NHKのニュースを見ながらアクセントを覚えたお陰で、出身地をごまかせる程度にスラスラ話せるようになりました。

主人の会社の方々とお会いする時は常に一番下の立場。かなり自信のついた標準語気味日本語で簡単に受け答え出来ます。ボキャブラリーに差こそあれ、英語しか通じない方と話す時も、フランス語しか通じない方と話す時も、同種の緊張感を覚えます。日本語会話に辞書は不要なので、緊張はしても不自由ないつもりでした。

駐在のだいぶ前に、フランス人家庭教師にフランス語を習っていました。先生は上品そうな女子大生だったのですが、バカンス中は代理の男の子が見てくれました。そして、流暢な日本語で言われました。『若い者同士、敬語で話すのはヘンだよ。ですとかますとか付けないで話そうよ!』『……はい、わかりました。』『……。』私、タメ言葉の標準語を使えないのです。そんな自分に軽く落ち込みました。

フランス語には、二人称を『あなた』と翻訳される『vous』とする、vouvoyerという、他人行儀とも言われる会話方法と、二人称を『君』と翻訳される『tu』とする、tutoyerという親しみを込めた会話方法の二種類があります。学生さん同士は当然tutoyerを話すもので、若い私がオジサンオバサンが使うような言葉づかいをするのがヘンだと思われたようです。

偏見かも知れませんが、ペラペラに話せない外国人は、ですます調を貫く方が良いと思います。『ふつつか者ではございまちゅが、何とぞよろしくお願いもうしあげまちゅ。』…って言うと、笑われるかも知れませんが、言われた側は一生懸命に頭を下げられている気になります。『ババァに見えちゃうからvouvoyerなんてヤメちまえ☆』っていくら上手に言われても、何かカチンと来るものです(そこまで砕けた表現ではありませんでしたが)。

要はフランス語会話の半数を占めるtutoyer及びそれに伴う活用を覚えるのが面倒だっただけですが、私は外国人としてvousvoyerのフランス語だけを話します。敬語でしか標準語を離せない日本語と同じ?

アフリカでのフランス語の先生には、項目の漏れがないように、色んなことを教わりました。tuの活用も覚えなくてはなりません(苦手…)。活用のテストをすると言われた時は、丸暗記してきたのですが。今度は、臨機応変にtuかvousを選んで使う練習になりました。

確かに言われました。『相手が子供だったら、vousなんて使ったらヘン!必ずtuを使うこと。』外国人には却って面倒臭い話ですが、仕方ないので従いましょう。『逆に、相手が、例えばお医者さんなどの地位のある人の場合は、必ずvousを使いましょう。』

職種順にどこからどこまで偉いなんて基準はないかも知れませんが、やっぱりお医者様は偉いものだそうです。どことなく、日本語の敬語を使う使わない基準と似ています。言葉の苦手な私は、日本語は全部敬語、フランス語は全部vouvoyerで話したいものですが。小さなお子様方におかれましては、私が他人行儀に話し掛けてきたとしても、温かいお心を持って受け入れて下されば幸いです。
ラベル:駐在 アフリカ
posted by サウンジャ at 22:50| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月06日

どういたしまして?

海外駐在をするのなら、何はなくとも語学の勉強をいっぱいしておくべきでした。なのに私は、ツアーでパリにでも行く時に求められそうなレベルのフランス語しか習得してなくて、最初はとても言葉で苦労しました。どこの国へ行くにしても、『こんにちは』と、『ありがとう』ぐらいは覚えていくものではないでしょうか。それは、準備不足の私でも言えました。

よくよく考えてみると、『ありがとう』って言われて無反応だと感じ悪いですよね?フランス語で、『メルシー(+ボークー)(+マダム等)』って言われれば、『ジュブザンプリ』って言うべきだと思います。この発音が結構私には難しいのですが。あと、『別に』っていう意味の『ドリアン』でも、御礼を言われた時の返しの言葉になるのだと、フランス語の教本には書いてありました。

挨拶言葉もままならない、駐在初期の頃、車のない私のために先輩マダムが幼稚園の送り迎えの合間を縫って、私の買い物の送り迎えをして下さっていました。入り組んだ、舗装もされていない道の突き当り一歩手前の我が家、車一台通るのもやっとこさという立地です。ご迷惑をおかけしました。

そんな先輩マダムに、ちょっとだけご迷惑をかけた車が居ました。隣家に住む人のお客さんが道の真ん中に車を停めてしばらく離れていたのです。先輩マダムは流暢なフランス語でその家の門番に、『この車をどかしてくれるように家の人に言ってきて下さい』って言って下さいました(まだ言葉がわからなかったから、意味は想像)。

恐縮しながらお客さんが車を動かしてくれたので、先輩マダムの車が通れました。通りすがりに、しきりに恐縮して、『すみませんでした。』って言われました。謝られっぱなしも申し訳ないと思い、無言だった私が重たい口を開きました。『ドリアン!』『……?』

思いっきりはずしたようで、慌てて先輩マダムが訂正するように、『スネパ、グラーヴ!』と、声を掛けました。『それは大げさなことではない』っていう意味ですが、フランス語で謝られたら、こう答えるのが正解みたいです。

初学者向けフランス語学習用CDを貸して頂いたのは、この直後だったかも知れません。確かに、『スネパ、グラーヴ』が、出てきました。何度も何度も再生して、私は基本文を一つ覚えました。フランス語圏に住むなら、絶対に役立つフレーズです。『サヌフェリアン』(=何でもない)でも良いかも知れませんが…むしろ後者の方がよく耳にするけど、馬鹿の一つ覚えなので、私は使った覚えがありません。
ラベル:海外駐在
posted by サウンジャ at 22:50| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月07日

ウーラーラー

初心者向けフランス語講座で習いました。『おやまぁ、困ったな!』ってシチュエイションに出くわした時には、『ウーラーラー』と、低い声でゆっくり言うのだと。日本語に例えると、『がびーん!』とか、『あっちゃー!』って感じだと解釈しておりました。

私は主人より3ヵ月遅れてアフリカに来ました。一人残って引っ越し荷物をまとめている間、時差もあるので主人との連絡は電話ではなく電子メールですることが多かったものです。メールには、『件名』を付けるのが普通ですが、それなりに毎回考えて付けていました。『Re:渡航手続の件』…みたいなタイトルにしたことはありません。

『また、やらかしちゃったよー』って内容のメールの時には、何度か(使いまわし?)『うーらーらー!』って件名を付けてました。主人には、意味わかってなかったかも?

アフリカに来て、一度も、『ウーラーラー』ってフランス語を聞いたことがありません。だいたい現地人はフランス語ペラペラな人でもプライベートでは現地語を使いますし。フランス語の自転車は、『ベロ』とも『ビシクル』とも言うはずですが、『ベロ』としか言わないみたいですし。フランス全体で使われる(らしい)フランス語がアフリカでも使われる訳ではないこともあるのでしょう。

現地の人は、『ウーラーラー』って言うべき場面では、息を吸いながら『あ〜〜〜!』って言います。その時は、大きくあけた口の中に握りこぶしを入れる真似をします。ついでに目も大きく見開きます。言葉(あ)の意味がわからなくても、見ていれば何となく通じるものです。

フランス語より現地語を使う方が絶対にウケが良いので、主人は積極的に、『あ〜〜〜!』って言いながらゲンコツを口に入れる真似をします。評判らしいです。私は余裕がないのか、そういう表現があるということを知りながら、一度も使ったことがありません。
ラベル:アフリカ
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月15日

貝の買い付け

ご存じとは思いますが、英語で牡蠣は、『オイスター』って言いますよね。フランス語もそんな感じの単語をフランス語訛りで読むのですが、私がカタカナ発音で、『オイットル』って言っても通じません。私が出会う人の大多数は私に気を遣ってくれるという立場なので、一生懸命に、『オイットル…こんな大きさで、こんな感じになってて、こうやって食べるの』って説明すると、理解に努めてもらえます。

『ムール貝に似た、あのカキを生で食べるのが好きなんです。レモンかけたりして…』って説明してみたけど、『うーん、それじゃないコキーユがここで獲れるのよ。そのコキーユは生じゃなくて、トマト風味に煮込むのが一番美味しいんだけど、そうじゃない味付けで食べたい?』って言われたので、『私、トマト風味も大好きです!』って答えておきました。実際、トマト風味は大好きです。

女子供が浜辺で漁をするのを高い所から見学していた私たちは、『じゃ、コキーユと小魚を買いに降りてみましょう。』と、坂を下りて近付いて行きました。先進国の人が見たら、『一体、何があったの?』って驚いてしまいそうなボロボロの服も、発展途上国では当たり前。見慣れましたよ。

多分、彼女たちも日曜礼拝のために教会に行く時にはキレイな格好をするとは思います。メイドさんも、私がたくさん服をあげるまではボロボロのTシャツで通勤してきてました。が、(おそらく礼拝用と思われる)一張羅もちゃんと持っています。遠浅の海とは言え、しぶきを浴びながら働くのですから、着る服が一張羅のはずがありません。きっと彼女たちの仕事着です。

服装には驚きませんでしたが、『白人』と呼ばれる黄色人種の私たちが降りてくると、みんなが大急ぎで浜からあがってきたので驚きました。邪魔するつもりはなかったのですが…。なかなか獲っている現場にまで買いに来る人は珍しいのでしょう(何もないような田舎の浜ですから)。せっかくのビジネスチャンスだと思われたようです。

『コキーユ』は、フランス語で漠然と『貝』を意味するのかも知れません。帆立の形をしたブランド物のカバンは、『サンジャック』って名前がついていましたが、フランス料理の素材としての帆立貝を、『コキーユ・ド・サンジャック』って呼んだはずです。『帆立貝』マイナス『帆立』=『貝』で、『コキーユ・ド・サンジャック』マイナス『サンジャック』=『コキーユ』ですから、きっと、合ってます(フランス語の『ド』は、英語のofみたいな意味合いの単語です)。
ラベル:発展途上国
posted by サウンジャ at 22:50| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月03日

訛り

結婚するまではずっと地方に住んでいたので、母語と標準の日本語は違います。海外駐在する前から言葉の壁に泣かされて、勤務先及びお客様には数々の迷惑をかけながらも、手っとり早く接客のお仕事をしながら日本語を覚えました(それでも完璧ではありませんが)。そう広くないと言われる日本でも、首都とは違う言葉を話す人がいっぱいいることは知っております。

アフリカに駐在することになり、現地の言葉も覚えることにしました。もともと辞書もありませんから(首都ではフランス語-現地語とか、現地語-フランス語の辞書が売られているみたいですが)、希少価値のある、『現地語-日本語』の冊子を使いながら、多少は覚えました。

熱心に読んでいると、メイドさんに言われました。『ここに書いてある言葉は標準語ですから、○○さんや△△さんみたいな方言しか話さない人には通じませんよ。』確かに、その冊子に書いてある、肯定の『はい』は、勉強する気の全くない海外駐在員でも知っている地元の言葉の『はい』とは全く別の単語です。『はい』って結構重要な単語だと思いますが、地方出張に行った時に回りの人が話している『はい』っていう意味の単語も、全く別の単語でした。

日本語だって訛りが色々あるのですから、そういうものなのでしょう。本で学習出来る単語は標準語ですが、耳で地方訛りの単語も覚えていきたいと思いました。メイドさんによると、地方訛りと標準語は時として全く別の単語になるそうです。一つの国なのに、外国語ぐらいに違います。

現地語ペラペラになる見込みはないと思われ、外国人ならフランス語会話が必須なので、フランス語の勉強を特に頑張ります。勉強しているだけでなく、生活に必要なので、やむを得ず苦手なフランス語を使っているうちに、多少は上達してきたようです。いつのまにか、辞書を持ち歩かなくても不安じゃなくなりましたし。町の商人は日本人慣れしているから、日本人独特の発音の訛りの法則も覚えていてくれているのでしょうけど。

ところが、フランスからやってきたばかりのフランス人には全く通じません。私はフランス語学習CDを繰り返し聞いているので、ヒヤリングには過剰な自信があり、だいたい何の話をしているのか見当がついたのですが。

生活によく使うフランス語…。門番の交代時間である『6時』は『シゼーラ』、『医者』は『ドクテーラ』、『多分』は『プテトラ』でしょ?ん?!フランス語学習CDでは、『シズール』『ドクトゥール』『プテトル』って言っていたかも?そう発音すると、ちょうちょがパタパタ舞うように、美しく聞こえます。

ひょっとすると(…ひょっとしなくても?)、私の話すフランス語は、ある一定の法則に従って、訛っているかも知れません。フランス人に通じなくて、アフリカの地方でしか使えなくて、現地では、『なんだよー外国人だからって現地語覚える気ないんだからー』って反発を買ってしまう、半端に訛ったフランス語。変に訛って覚えるぐらいなら、日本に居る間に完璧な発音で覚えてくるべきでした!
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月12日

ランデブー

現地語はカタコト未満レベルですし、フランス語もかなりおそまつ。たかだかスポーツのレッスン(心構えがいけない?)ですら、言葉が通じないのは不便です。それでも、ジャスチャー付きで、『まず、コートの周りを3周走りなさい』って言われれば、だいたいわかりますが。

込み入った話は、レッスンの最後にすれば大丈夫です。『私のレッスンのあとの1時間が、先輩マダムのレッスン』という日があるので、通訳してもらえるからです(本当に私って世話がかかります!)。

先輩マダムの通訳によると、『土曜の午後にまとまった時間が空いたからレッスンを増やさないか?』とのことでした。『え〜?土曜は夕方からフランス語のレッスンがあるから、都合悪いんですけどねぇ。だいたい、テニスのレッスンなんて(…心構えが?)そんなに増やさなくていいですよ。疲れるし。

ウダウダと日本語が通じるのを良いことに、長い返答でしたが、ひとことで言うと、『ノン!』です。しかし、そう言うのは感じ悪いですね。先輩マダムは流暢なフランス語で、代わりに答えて下さいました。

『彼女はランデブーを持っている』=彼女には先約がある。

アッサリ諦めてもらえました。『ランデブー』って日本で言うと、逢い引きっぽいイメージを持ってしまいますが、『約束』という意味です。『待ち合わせしてあなたと会う』って言葉が一つの単語に転じたものです。なかなかこのフレーズは便利です。

スーパーで、買い物かごにパーティーグッズを山盛り買い込んでいる奥さんに出くわしました。『この買い物は、今日のパーティーのためなのよ。午後からこの子の誕生会があるんだけど、来てくれない?』予定していないのに人数が当日突然増えると大変そうです。社交辞令と思われます。『ごめんなさい。ジェ、ランデブー(今日は先約があって)。』と、無難に辞退し、まだ言葉もわからない(1歳になったばかりの)お子さんに、『お誕生日おめでとう!』と、声を掛けることでやり過ごせました。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月25日

トックトック

駐在中は大人も子供も大変ですが(日本語の全く通じない集団の中で何時間も過ごすお子様の方が大変?)、帰国してからのお子様の苦労を思うと、泣けてきます(…いい人のフリしました!)。本人たちは必死で生活しているのでしょうが、日本語でもフランス語でも会話出来る子供たちと喋っていると、楽しい発見があります。

機嫌がいいと、『ごっこ遊び』をひとりでに始めてくれます。急に空中のドアをノックしてくれました。『トントン』以外のドアの音を私は知りませんでした。私がそれぐらいの年齢の頃って…『ガラガラ〜』だったかも知れません。引き戸をノックする習慣はなかったはずです。

『トック、トック』っていうのが、フランス語でドアをノックする時の擬音語だそうです。大人用のフランス語のテキストには載ってなかったような気がします。子供同士では、そんな言葉を使って遊んでいるのかな?

帰国したら、『トックトックなんて変な言葉使って!』って、ひがみ半分で言われるかも知れません。そうならないようにって一生懸命に、『日本ではノックの擬音語をトントンと言う…』って覚えることになるかも知れません。或いは、何となく日本人と遊んでいるうちに日本語に馴染んでフランス語を忘れていくのかも知れません。

苦労しながら覚えたフランス語をすっかり忘れて日本語に馴染んでくれても構いませんが、異文化に馴染んで得た、『何か』は、せっかくだから忘れないで欲しいな、と思っています。…ヒトのことは言えませんね!アフリカに来ることで失う物は多いですが、駐在生活で得た、目に見えない『 何か 』は、(人生の肥やしという意味で、)一生の宝物になると思います。


メルマガ版と全く同じ挨拶ですみません。
☆★☆ Je vous souhaite " Joyeux Noe"l ! " ★☆★
増減しつつもメルマガ読者様がついに3ケタになりました♪ありがとうございます!
posted by サウンジャ at 22:50| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月11日

カドー

自分で使うことは少ない単語ですが、『カドー』という言葉を耳にする機会は多い気がします。『プレゼント』と理解していますが、何かにつけて、『何かくれ』って言われます。

一応、平均的な日本人のつもりである私の認識としては、お中元、お歳暮、家族又は恋人の誕生日プレゼント、家族又は恋人のクリスマスプレゼント、友達の出産祝い、結婚式の引き出物…ぐらいが、ありがちな贈答品だと思っております。お子さんが居ると、もっと色んな付き合いがあるのでしょうが。

犬を預かっていた頃は、お話し好きな門番が色んな話を聞かせてくれました。彼は現地語を教えてくれていたつもりだったようですが…。とにもかくにも、外国人駐在員に雇われる人の気持ちというのは、よく聞かされました。

『何かにつけて、カドーが大事なんだ。ノエル(=クリスマス)のカドーとか、ボナネのカドーとか。みんなソレを楽しみにしてるんだよ。』…ホントかよっ!?確かめる手段がよくわかりませんが、頭の片隅には入れておくことにしました。あまりに熱心に話してくるので。

クリスマスは12月25日。ほとんどの人がクリスチャンらしいので、クリスマスにはそれなりに配慮がいるのでしょう。ボナネというのは、『謹賀新年』という意味のフランス語。1月1日です。この国の2大ボーナス、近すぎません?

日本の会社のボーナスみたいに、月給の2倍とかを現金で渡すような習慣はないようです。古着とかお下がりでもだいぶ喜んでもらえるので、何か家にある物をプレゼントすれば良いのだろう…みたいなことを、主人と話し合いました。

メイドさんにボロTを着るのを辞めてほしくて何度も古着をあげた時は喜ばれていましたし、やっぱり古着には価値があるんだ!という認識です。日本の実家に船便で何か送ってもらう時に、『古着は喜ばれるからいらないのがあったら送ってね。』ってお願いして、在庫しておきました。
ラベル:外国人駐在員
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月09日

メルシー

トロピカルフルーツの産地の出張に同行して帰ってきた時は、美味しいものをいっぱい食べて、前から買いたかった防水のテキスタイル(テーブルクロスとして使用)も見つけたし、ただ機嫌よく戻ってきたものです。

砂の町では、心身ともに不快な目に遭って(砂ダニらしきものは、毎日押し出したり抗生物質入り軟膏を塗ったりした甲斐あってか、治った模様)、いつもの駐在のありがたさを身にしみて感じました。自宅の使用人の一挙手一投足に、あらためて感謝するようになりました。

気がついたら、『メルシー』(=ありがとう)って言う回数が増えていました。でなければ、言う時に心がこもるようになったのかも知れません。固定給で雇っているので、ボケ〜ッと過ごしていても構わないはずです。それでも、私たちのために色々と気を利かせて何かしてくれているのですから、ありがたいことです。

たまに、『一番よく使うフランス語って何?』って聞かれますが、ダントツ、『メルシー』(相手によっては、『メルシーボークー=ありがとうございます』)です。自宅のメイドさんに対して1日あたり、『ボンジュール』(=おはよう)が1回、『オールボワール、アドゥマン』(=じゃ、また明日)が1回、『メルシー』は…数えきれないぐらい、使っています。
ラベル:駐在 メルシー
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月24日

正しいトイレットペーパー

何しろ発展途上国ですから、トイレットペーパーの消費量が尋常じゃないということは、以前、書きました。毎朝必ず激しく下痢をする生活パターンなので、こちらでは特別たくさん消費します。遠出しませんし、私はレストラン等誰でも使うトイレを使わない生活を心がけております。だから、ホテルの客室内のトイレだけを使います。1日1ロールぐらい使っていたはずです。

陸路の移動中のあらゆるトラブルを想定して、貸切バス使用時に多めのトイレットペーパーを持ちこみました。2ロール近いです。無事についたから良かったですが。観光でやって来た日本人みたいに乗合バスを使って移動すると、車体の調子が悪くて3日もかかることがあるので、2ロール分のトイレットペーパーを持ち込むことは、行き過ぎた話でもありません。

それでも今回は余りましたが、ホテル滞在が長いということもあり、トイレットペーパーの足りない分を自前で補おうとは思いませんでした。何かと気の利かないルームメイドさん!残りが1mぐらいになっていても、予備のトイレットペーパーを置いていってくれないのです。また、ホテルのママに、おかわりをお願いします。

辞書で調べた単語は、『衛生的な紙』…みたいなフランス語でした。ママさんは、『わかったわ。でもね、コレは、トイレの紙って言うのよ。覚えておいてね。』って、私に正しいフランス語を教えてくれました。辞書に載っていたのがフランス独特の言い回しで、パピエ(紙)トワレット(トイレ)がアフリカ独自の言い回しなのでしょうか?仮にそうだとしても、フランスで使っても通じそうなので、教えてもらった表現の方だけ覚えることにしました。

私がしょっちゅうホテルのママさんと、『アレをこうして欲しい』…みたいな話を、時々辞書を使いながら、たどたどしいフランス語で話しているのを見て、主人ほか駐在員のみなさんは、『ふ〜ん、まだまだ言葉で苦労してるんだね〜』って感じで眺めていたようです。急にママさんが、『彼女のフランス語がみんなの中で一番正しいわよ!』って言うので、みなさん、驚かれました。私も驚きました。

語彙はかなり貧困ですし、発音もさんざんですが、それでも通じさせようという努力とあり余った時間の相乗効果で、ものすごく辞書で調べて文法だけは正しく使ってきました(つもり)。ママさんは、やってくる日本人がいずれも、矢継ぎ早に語順すらめちゃくちゃなフランス語で話してくるので、イライラしていたのかも知れません。…珍しい分野で褒められたので、自慢です♪
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月14日

猛クレーム

ま、だいたい予想はしていましたが、返してもらった洗濯物の中に、脂取りハンカチは入っておりませんでした。そんなに高価なものでもないのだけれど、アフリカで入手出来そうにない物だから、無いと困るのよね。

強いキメゼリフは現地語であることが必須条件だと思われますが、まくしたてられるほどの単語力はないので、まくしたて部分はフランス語です。問題は、私は相当時間をかけないとフランス語で作文出来ないことと、例の洗濯女も私と大差ないレベルのフランス語会話力なので、フランス語で完全な意思表示をすることが困難だということ。また、挨拶と違ってクレームだから、ちょっと難しい単語も出てくることになりそうです。

とにかく言わなきゃ始まらないのですから、納得いくフランス語を作成してみました(たぶん、間違っている箇所はいっぱいあるでしょうが、フランス語がペラペラな人には言いたいことの半分ぐらいは伝わるはずです)。そのフランス語を、紙に清書しました。

まずは現地語で、【私のハンカチはどこだ?】この、『どこだ』って部分が現地語であることが重要なのです。フランス語わっかりっませーんとは言わせません。もちろん、ヘラヘラして言ってはいけません。だいたいニコニコして過ごしている私には、面倒臭い話です。

以下のフランス語は理解出来なかったようなので、フランス語がわかるという仲間を連れて来られました。

『あなたに洗濯してもらったはずのハンカチが見当たりません。アレは絹のハンカチーフのように見えますが、全然違います。危険です。素手で触れるとあなたの油分を奪うことになります。私は何としても探し出さなければなりません。よく思い出して御覧なさい。どこかに置き忘れてきてませんか?もし、思い出せない場合、非常に残念ですが、ホテルのママさんに全ての事情を説明して見つけてもらうほかないでしょう。そうなる前に、あなたがちゃんと思い出して返してくれることを私は信じています。』

…日本語では絶対に言わないおかしな言い回しですが、単語を調べながら一生懸命書いているうちに、おかしな文章になってしまいました。論理矛盾は無いのでヨシとして下さい。

連れて来られたメイドさんは、書いてある意味が理解出来たようです。『スグに持ってくるからママに言わないで!』ここでウンウンうなづくだけでは芸がありません。主人ほか駐在員が部下に向かってよく使っている言葉を現地語でマネしました。

【早く、早く!】って言ったつもりだったんですけどね。洗濯女は、『早い、早い…じゃなくって、早く、早くです』…と、解説。うるさいなぁもう!『早い早い』『だから、早く早く…』せかせていることは十分に伝わったようなので、無事に取り返せました。

ママさんに告げ口することもなく、何気に保管しておいた洗濯女直筆の洗濯伝票を奥から取り出す必要もなく、ほぼ平和的に解決出来て良かったです。『私は旅行者じゃありません。上得意様である大手企業の駐在員の奥様です。以後、よきにはからうように』…まで、現地語は無理としても、せめてフランス語で言えればカッコ良かったんですけどね。『下がってヨイ』…程度のことしか、言えませんでした。
ラベル:アフリカ 駐在員
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月30日

便座を洗う人

食中毒の時にすっかり友達状態になった寝室隣接バスルームのトイレですが、かなりイマイチです。なんとなくタイルがブルー系なので便器もブルー系の陶器製(らしきもの)。それに便座がついていなかったのか、軽くて白いプラスチック製のもの(すでに中古でした)がつけられておりますが、明らかに小さ過ぎてサイズが合っておらず、そ〜っとお尻を乗せないとひっくり返るはずです。ガタガタしていて安定しておりませんから。

その便座、毎日メイドさんが洗ってくれています。便座を洗って欲しいと言うつもりはなかったけれど、結果的には私が便座を洗えと言ってしまったせいで、そんな習慣がついております。

赴任したての頃の私は基本的なフランス語単語も知りませんでした。主人の仕事関係の駐在員のうち、主人以外の正社員はフランス語に堪能ですが、主人や契約社員の人たちは、イマイチです(その分、現地語を話せます)。そもそも気軽に聞く相手を間違えてしまったのですが、私は主人に、『フランス語で掃除って何て言うの?』と、辞書を調べる手間もかけずに聞きました。すると、『ラバージュしろって言うと通じるよ。』って言われました。

バスルームのドアの影にゴキブリの死骸が転がったままでメイドさんが気づかないみたいなので、『バスルームの中をよくラバージュしておいてね』って言いました。やたら時間がかかるみたいなので見てみると、メイドさんが便座をゴシゴシ洗っていました。本来乾いているべき便座がびしょ濡れです。

慌てて辞書で調べて、『そんなに大げさにしなくてもいい』って言ってみましたが、あまり通じてないようで、以後、毎日の掃除のメニューに便座を洗うことが追加されてしまいました。洗ったらいけないみたいに聞こえてもなんなので、洗わなくていいって言えないままです。

ちなみに、『ラバージュ』とは、フランス語で『洗うこと』です。『掃除』は、『ネトワージュ』だと、辞書に書いてありました。メイドさんをバスルームに連れて行って、ドアを閉めて見せて、『コレ、私嫌いなのよ。』…ぐらいのことを言っていれば、その場でゴキブリの死骸を手づかみして捨ててきてくれておしまいだったはずのお話でした。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月07日

お帰りなさい

日本語なら、『ようこそ、お帰りなさい。』って言いますね(我が家では、『おかえり〜♪』)。フランス語では、『ビアン・ヴニュ』(=よく+来た)って言います。現地語でも、『よく+来た』っていう意味の言葉で表現します。英語の『Welcome』っぽいイメージです。

取り戻したい門番が我が家に戻ってきた時、私は、『ビアンヴニュ』って言いました。すると横で主人が現地語で、おかえりと言いました。『さっきの、どういう意味?』って聞いたら、教えてもらえました。

もともと主人は学生の頃からこの国が好きで、何度か来たことがあります。現地人の友人も居ます(首都から遠いのでなかなか会えませんが)。駐在当初は英語の通じるスタッフには英語を、基本は現地語で話してきたそうです。駐在員としてビジネスしていくためにはフランス語は必須なので、現地入りしてから一生懸命フランス語を勉強したため、今ではフランス語がメインになっています。

話し好き(で、サボり好き)な門番にも、言われたことがあります。『現地に来たんだから現地語を話すべきだよ。』って。『そう言われても、私が持っているのは仏和辞典と和仏辞典だけなんだけど、いったいどうやって現地語を覚えたらいいのよ?』って言うと、『俺が教えてやるよ。』…ありがとう。唯一の共通語であるはずのフランス語がお互いイマイチなので大して身につかなかったけど、外国人駐在員夫人にしては、単語を知っている方にはなりました(100語ぐらい)。

私も主人も、現地語を覚えるという努力を人よりした分、フランス語の習得は、一歩及ばず(言い訳?!)。でも、ちょっとだけでも現地語を使える方が良いと思います。英語圏でもないのに英語しか使えないと、ボッタクってくれって言っているようなものです。フランス語を話すと、ようやく、お高くとまった外国人。ヘタでも現地語を使ってみると、『この国になじんでくれるように努力しているらしい』…的に、イメージがよくなるみたいです。

『こんにちは。』『ありがとう。』などの基本語のほか、『高いよ。』『ダメ!』等のナメられないための単語が現地語で言えると便利です。『おかえり』…なかなか使う機会がありませんが。私はせっかくの機会を見逃してしまいました。

非常に残念なことに、主人を含めて主人の会社関係の方で、現地語の文法を理解している人はおりません。やたらと目にする定冠詞らしい単語が英語なら、the、フランス語なら、leとかlaとかlesに相当するんだろうなぁ…程度にしかわかっておりません。メイドさんが、日本語とも英語ともフランス語とも語順は違うし、倒置法のルールもこんなにある…っぽいことを教えてくれました(身につかず)。日本の企業とは関係ない人脈を築いておられる看護師さんは、(メイドさんの解説によれば)完璧な現地語を話すそうです。

私も主人も、ピンポイントに現地語の単語を入れることはあっても、正しい文法で話すことは出来ません。『あっ、観光客じゃないんだね。』程度にナメられず、『全然なってないけど、馴染むように努力してるみたいだね。』程度に好感を持ってもらうレベルです。ビジネス文書や公文書は全てフランス語ですし、やはりフランス語の文法を先にマスターしたいなぁと思ってしまうのです。それに、現地語の文法は結構難しいと思います。日本人看護師さん、どうやって覚えたんでしょうね?
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月01日

いつから夫婦…?

東洋人が少なめの町です。幼稚園でも先輩マダムのお子さんたち以外に東洋人は見かけませんね(10回も見に行った訳ではないけど…現地人かインド人かフランス人がほとんどで、たまに西洋人が居る感じ)。だから、たまにしか顔を出さないけど、フランス語がサッパリで英語もイマイチな日本人のことは、よく覚えてもらえるようです。

たまに顔を出しているうちに、ある幼稚園ママとフランス語で会話が出来るようになりました(英語は使えないそうです)。彼女はネイティブでもないのにフランス語に苦労しているように見えません。そうか!ご主人がフランス人だからだ!

『幼稚園児のお子さんが居ないの?それともお子さんが一人も居ないの?』…的な話題になりました。私がついて来れるようなゆっくりのフランス語で助かります。主人の会社の先輩方の場合、お子さんを授かるのが遅い方が多いです。『こんなところで…なんて絶対にイヤだったから、私は高齢出産するハメになったのよ!』ってハッキリおっしゃる方もおられました。発展途上国で体調不良になりたくないですものね(はからずも、私は駐在経験の浅いうちに点滴デビューだけしてしまいましたが)。

『いつからあなた(たち)は…?』までしか聞き取れませんでした。どうも私に子供が居ないことを気にして下さったようです。『夫婦仲が悪いとかじゃないんですよ、こんなところでは…』つまらない説明をしようとしましたが、フランス語に直すのがちょっと難しいのでしばらく黙りました。で、冷静になりました。普通、親友でもない既婚女性同士で家族の話題になった時に、『いつから?』って聞く質問ってコレしかないですね。

【いつからあなたたちは夫婦なの?=結婚して何年たつの?】…ですね。聞き取れなかった部分を想像で修正して、『○年になります。』って答えてみました。反応を見て、修正が正しかったことを確信しました。なんとかフランス語会話が成立したようです。苦手な外国語会話も、冷静な分析に基づく想像力で補うことで、コミュニケーションの役に立ちます。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月30日

消去法的所属集団

私自身は、主人の知っている人としか交流しない生活を送っておりますが、お子さんのおられる先輩マダムは人脈が広がっているそうです。あまりにワンパターンな日々を送っている私のために、時々誘って下さいます。幼稚園児のお母さんのお誕生日会…とかするのですよ。初対面なのに、お祝いしちゃいました。

ほかにお金持ちの行くような幼稚園が無いので、かなりの数のお子さんがマイカー(に乗せられ)通園してきます。郊外なので大変そうですが、お母様方は頑張っているのです。内訳は、現地人のお金持ちのお子さん、又はインド人のお子さん、又はフランス人のお子さんがほとんどです。大人の人口分布から現地人の庶民を引いたのと同じですね(当然か!)。

幼稚園のママ友達も、現地人のお金持ちママたち、インド人ママたち、フランス人ママたちが、仲良くなっているそうです。言葉が通じるから、かしら?文化も習慣も同じですし?…で、そうでない少数派が仲良くなるようです。普通に考えると当然、そうなりますよね。

『このトシでフランス語、覚えるの大変なのよね〜』…が、共通認識。なので、『ホントは英語だったら少しは喋れるのよ』って思っている人だらけのようです。アメリカ人マダムもお一人おられて、言うまでもなく英語はペラペラ…。先輩マダムが誘って下さった時、『英語が通じる人ばっかりだから。』って言って下さったのもうなずけます。ホントは私、英語も苦手なんですが…今更、誰にも言えません。

さすがは海外駐在員夫人!英語がみなさんお上手でした(ひとごとのように感心している場合ではない?!)。でも、お話ししてみて、ちょっと安心しました。私もそんな感じですから…。私は特に、ホントは現地語で話せるようになりたいので、フランス語も現地語も同時に覚えようとするから、言葉がごちゃまぜになってしまうのです。長く英語を使わないと、『とっさに出てくるのが日本語以外はフランス語!』になってしまいますし。

その奥様は、英語のネイティブではなく、頑張ってフランス語を覚えている途中なのだそうです。英語、上手なんですけどね…。私は英語しか使えないってことがスグにわかったようで、皆さん英語で話しかけて下さったのですが、その奥様が話しかけて下さった時は、中途半端な英語でした。
【Vous】 are ....

主語だけフランス語でした。一生懸命フランス語を使おうとする習慣で、二人称と言えば、【You】(英語)じゃなくて、【Vous】(フランス語)が先に出てきてしまうんですね。私以外にも色んな人がここで言葉に苦労してるんだ!って思うと、ちょっと勇気が出てきました。一緒にするな!って言われそうなので、勝手に親近感覚えたことは、ナイショです。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月28日

アルファベ

フランス語は英語とちょっと似ています。母音のくっついていない子音は発音されないことが多いせいでしょうか、アルファベット(a,b,c…)は、『アルファベ』と、呼ばれます。私が首都で買ってきた幼稚園児向けフランス語教本の最初のページは、『アルファベを覚えよう』…という内容でした。文字の呼び方は英語とちょっと違いますが、順番も同じで覚えるのに苦労しない部分です。

アフリカ独自の癖字だと思っていました。私が子供の頃、英語の授業で…いや、もっと前のローマ字の授業で、習ったアルファベットは、もっとシンプルだったと思うのですが。こちらの人の書くアルファベットや数字には余計と思われる飾りが逐一ついています。例えば、『1』の場合、縦棒の上の左下に向かう斜めの線は、一番下までくっつきそうなほど長いです。『1』と区別するためですか?『7』にはもっと余計な飾りがついていて、縦棒を垂直に横切る短い斜線が左上から右下に向かって引かれます。

私が小文字の『a』を手で書くと、『○』+『、』っぽいシンプルな記号になるのですが、この国の人はみなさん、『○』の左下にひげ?らしき装飾をわざわざつけます。楷書体でも。『h』の縦棒の始まりの部分は、くるんと1回転する飾り付です。楷書体なのに。メイドさんの字は特に余計な装飾が色々と付いた筆跡ですが、もちろん、私が読みやすいように?楷書体です。それがなかなか美しいのですよ。西洋流の書道みたいな感じです。

ヨーロッパでは一律、私が今まで習った通りのアルファベットが使われるものだと思っていました。なので、フランス人もアメリカ人が書くと思われるアルファベを書くものだと勝手に思っていました(それしか知らなかったから)。アフリカに来てみて、『なんか全員が同じ傾向の癖字だなぁ』…と、思ってみたのですが、それはアフリカ独自のルールなのだと勝手に納得しておりました。

フランス人がフランスの子供向けに作ったと思われる私のフランス語教本、アフリカ流だと思われる癖字を、そのまま教えております。のっけから『a』を書くのが面倒です。でも、おフランス流のアルファベが書けるようになれば、『ちょっとはこの人フランス語がわかってるんじゃないか?』って思ってもらえるような気がして、幼児向けアルファベの本を開いて一生懸命練習してみました。

若干見本と違いますが(ひらがなもカタカナも見本とかけ離れた記号を書いてしまうので…字のことは半分諦めております)、以前よりおフランス流の装飾付きの文字が書けるようになりました。一生懸命頑張ってみましたが、メイドさんやフランス語の先生のような美しい文字にはなりません。字を書くことは苦手な分野なので、相手に伝わればいいやということで、妥協しておきます(ん?喋るのも苦手だけど??)。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月27日

フランス語のテキスト

私も昔は塾講師のアルバイトをしたことがありました。ここはこういう手順で教えなさい…的な指導を受けることはなく、全て講師の裁量で授業が進行されるのが普通です。時給をラクにもらうには、5分かけて板書して生徒に5分かけて写させる…というやり方が最適ですが、給料泥棒っぽくなるだけで誰のトクにもなりません。

テキストを買ってもらって穴埋め問題を解説しながら進めるのが一般的です。上には言えないけれどテキストだけでは物足りない…と思ったら、自分で作ってみたこともありました。1手間で塾の生徒1クラスと家庭教師の生徒2名の役に立つから、時間外労働でも教えるのが好きな私には負担になりませんでした。

アフリカの中でも規模の大きなフランス語学校を選んだ甲斐があって、ちゃんと編集された感じのカラーイラスト入り(子供向け?)フランス語テキストが授業受け始めの頃は使われました。幼稚園児だか小学生だかの手垢もいっぱいでくたびれた感じでしたが、良いテキストだったと思います。今更、スポーツの名前とか食器の名前とかイラスト入りで教わるのも…という気分にはなりましたが。ただ、『授業では使えるけど持ち帰り禁止』と言われました。…復習しづらい。

『お金ならいくらでも出すし、同じテキストを(出来れば新品で)首都から取り寄せて下さいよ。』って思ってしまうのが日本人の発想ですが、学校のルールに従うことにしました。ちょっとの間は、フランス語学校備え付けの(子供向け)テキストを使っての授業を受けておりましたが、いつの間にか大人向け授業になって、色んな文法を教わるようになったので、イラスト入りテキストを全く使わなくなりました。

わら半紙に直筆(なぜか緑色ボールペン)で例文を書いてきたのを先生が下さって、それを使って授業を受けて、家で復習する時にもう一度見ることが出来ます。私が講師のアルバイトをしていた時は、自宅のワープロで1枚打ち出したのを塾の印刷機で増刷して配っていました。ご自宅にワープロ(限られた時期の日本独特の小道具?)もパソコンもないのでしょうが、手書きで作ってきて下さるなんて、ありがたいことです。

非常に今更な感じですが、かわいいイラスト入りテキストでフランス語学習するのもモチベーションがあがりそうだと思い、上京したついでに幼稚園児向けと書いてあるフランス語教本を買いました。時々小さい字で、『保護者の方へ。今回はお子さんに自由に絵を描かせてみて、感想を話し合ってみましょう』…的な解説が入っています。そこは保護者的な気持ちになって読みました。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月26日

英語封印

何と言っても日本人と日本語を話すのが一番ラクです。最高にラクなのは故郷の近い主人と遠慮なく訛りながら話すことですが。強いて外国語で会話するとすれば、アメリカ人と英語で話すのがラクです。多少の間違いも話の前後から趣旨を理解してくれるので問題ありません。相手は得意な言語で噛み砕きながら話す余裕があるので、こちらも聞き取りやすいのです。おそらく今までの私の人生で一番語彙を詰め込んだ言語は日本語の次に英語だと思いますし。

…みたいな状況は、ほとんどの日本人に当てはまると思います。主人もそのようです。ただ、英語を母語としない人との英会話って大変です。仮に正しい英語でも理解するのが難しいのに、相手が正しい英語を使っているとは限らない分、余計に難しくなります。それでも共通の使える言語が英語しかない場合は、お互いに苦手同士、頑張ってコミュニケーションします。

英語圏に住んでいて外国人同士がコミュニケーションをはかるなら、そういうスタンスでも構いませんが、こちらはフランス語圏です。『フランス語を使いこなしたい』…という気持ちは、フランス人以外みんな同じ。実際、現地語が使えないのにフランス語も使えないと生活がとても不便なので、私たちは一生懸命フランス語を覚えようとしたのです。うまく喋られるようになったかどうかはさておき、学校に通うことで結構フランス語に慣れました。

英語で教えてくれることになっていた先生の英語は、ペラペラでもない我々よりもイマイチなレベル(昔のイギリス英語?妙に小難しい表現を単発的に使いたがりますが)。そして、先生のフランス語は、お金をとって教えるだけのことはあって、かなりのレベル(私ごときでは判定のしようもありませんが、『フランス語教師』と名乗っても全然恥ずかしくないでしょう)。こちらの耳がフランス語に慣れてくると、イマイチな英語より完璧なフランス語で説明してくれる方がわかりやすいんですよね。

英語で説明されている間は、『はぁ?』って顔をする私たちが、フランス語で説明されると、『ふむふむ、なるほど〜』って顔をしてきたせいか、授業のほとんどは、フランス語でフランス語を教えるというスタイルになってしまいました。途中でこちらが、『え?今の何?』って顔をした時だけ、英語で言い直してくれます。一度も、『英語じゃなくていいですよ』って言った覚えはないのですが…先生も英語を使わない方がラクだしこちらも間違った英語で話されるよりわかりやすので、別にいいです。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月25日

アフリカの第二外国語教育

アフリカには近年植民地支配から独立した国が多いのですが、こちらも例外ではありません。一応主権はこの国に認められておりますが、旧宗主国であるフランスと仲良くしておくのが得策ですし、お金持ちになりたければフランス語に堪能になっておくべきです。

日本で外国人に道を英語で聞かれて、英語で答えようとする人はそう多くないように思います。こちらはフランス語が話せない人の方が少ないので、フランス語で聞けば高確率で答えてくれることでしょう。英語で話しかけて喜んで答えてくれる人は、観光客目当てのボッタクリ屋さんである可能性が高いので、極力英語は使わない方がいいように思います。聞こうとしていないのに寄ってくる人も、怪しいような気がします。

そんな背景もあって、日本と比べると外国語教育に熱心な国のように思います。私のメイドさんは幼稚園児の母なのですが、幼稚園ですでにフランス語教育が始まっているそうです。ついでに、なんと幼稚園で英語も習っているとのこと。これにはかなり驚きました。だって、この国の人に英語はほとんど通じませんよ。

『幼稚園の時から英語も習っているということは…』メイドさんに確認してみると、『私も英語は習いましたが、全然使えません。だって…英語の先生がよくなかったんですもの。』彼女のフランス語はかなりのレベルであると思われます(私ごときに評価されたくないでしょうが)。現地語の文法をチラッと教えてくれたことがあって、語学センスのある人だと思っています。それでも英語が、日本人にとってはフランス語より簡単と思われる英語が、全然使えないということは…本当に先生がよくなかったのかも知れません。

語学学校の、英語でも教えられるというフランス語講師、約束通り英語で説明してくれるのですが、その英語がかなりヘンです!発音については私も外国人なので全く気になりませんが、文法がものすごくヘンです。こちらの英語は通じるようで、語彙は結構あると思うのですが、板書の英語がすごくヘン…。
He is play tennis.
間違い探しの問題みたいで、ヘンです。だいたい言いたいことはわかりますが。
私の話すフランス語はこれ以上に間違ってますけどね。

私が入国したての頃、主人の職場の人と2人で行動したことがあるのですが、彼女は以前、アメリカ資本の企業で働いていて英語が堪能とのこと。挨拶レベルのフランス語しか話せなかった当時の私にとっては英語が通じる相手は頼もしい存在でした。世間話をする時に、現在完了形を使ってみたのですが…通じない!彼女の語彙は豊富なんですが。文法を中学2年レベルに絞って話してみるとちゃんと通じます。

やはり、自国語とフランス語を勉強する以外にもう一つの言語を取得するっていうのには無理があるのかも知れません。メイドさんの言うとおり、この国の英語教育はイマイチです。せっかく幼稚園から英語を教えようとしても、ちゃんと英語を話せる人がこの国にはほとんど居ないようです。日本にフランス語をちゃんと喋られる人がほとんど居ないのと同じ。ここでは英語は第二外国語ですから。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月23日

授業の契約内容

フランス語のレッスンは、学校が決めたコマの授業ではなく、期間も1コマの時間も、全て自分で自由に決めるものでした。日本の、外国人講師斡旋会社経由で紹介してもらった先生の場合は、内容は口約束でした。斡旋会社が、『1人なら90分でいくら、2人なら90分でいくら』…という感じで決めてくれていたので、その通りの額を、口約束で決めた時間と場所で待ち合わせて、レッスンが終わったら都度支払うだけです。

それよりもキッチリした学校だったようで、『何月何日から何月何日までの毎週土曜4時から1時間、合計何回の授業を…』という細かい内容の長〜い契約書を交わしました。何が書いてあるのか一回読んだだけではよくわからないけど、まぁ口で聞いた感じであってるからいいか…と、とりあえずサインしました。この種の契約書は2通作成してお互いが持つのが普通なので、持って帰ってから辞書で調べて内容を確認しました。やっぱりあってます…多分。

初日は6時までしてました。自己紹介とか本の説明とか色々あったから長くなってしまったのかなぁ?と思いました。次の週、5時になってもどんどん新しいことを教えてくれます。お尻が痛いから早く帰りたい気分でしたが、先生があまりに熱心なので、『もう終わりましょうよ』…とは言えません。ほぼマンツーマン状態の授業で休憩なしの2時間タップリは、ちょっと疲れます。椅子も座り心地悪いですし。

契約書を読み返しても、授業は1コマ1時間。教わるより教える方が疲れるでしょうに、なぜ2時間もしてくれるのかわかりませんでしたが、おそらく、『個人レッスン1時間分の単価 X 2人分』の授業料を先生は受け取っているのでしょう。日本の外国人斡旋会社みたいに、『1人授業・2人授業・3人授業・4人以上のグループレッスン』…という料金の細かい設定はなくて、コマの集団授業か1人個人授業かの2択だったものと思われます。

契約書を交わしたこちら側の認識がテキトウな感じだったのに、先生は真面目にキッチリお仕事をしてくれるので、お尻が痛いことはガマンして、真面目にキッチリ勉強することで答えることにしました。先生が真面目だと、本当にやる気が出ます。私が学生の頃、家庭教師を真面目にしてきたのに生徒さんは…。色んな先生が居て、色んな生徒が居るのでしょう。真面目な先生に恵まれてよかったです。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月22日

ナイショのバイト

フランス語学校の事務室で、『外国人にフランス語を教えられる教師は1人しか居なくて、彼は土曜の午後しかダメです』って説明されたその教師は、本物の教師だそうです。普段はそう遠くない所にある、私立高校で働いているそうです。

その先生が、お小遣いを稼ぐために、学校に内緒で語学学校の教師もしているそうです。善人か悪人かは知りませんが、プロ意識を持った良い教師だと思います。一生懸命に教えてくれます。

仏和辞典の後ろの方に、動詞の活用表がついていると思いますが、フランス語をしっかり学習するには、もっと立派な活用表を使うのが便利です。そういう本が市販されているそうですが、アフリカの地方都市ではさすがに入手できません。ところが、先生の勤務先の高校では大量に仕入れて生徒に貸し出しているそうです。

『これはとっても貴重なものです。なぜなら、首都に行かないと買えない本だからです。』『習っている間は自由に使っていいから、これを勉強に役立てなさい。』…と言って、動詞の活用だけがビッシリと書かれた本を貸してくれました。なかなか便利な本です。

著作権もへったくれも関係なし(ご家庭用って書かれた映画のDVDを平気でテレビに流してしまう)の国なので、とある印刷屋さんに預ければ、どんな本でも複製してくれます。だいたい3日ぐらいで完成します。白黒両面コピーに穴をあけて閉じただけですが、自分でコピーするよりラクです。借りた本は返さないといけないので、そこに頼んで作ってもらいました。

本の最後のページに、先生の勤務先の名前が押印されていました。先生の特権で持ち出してきたのでしょうね。真面目に勉強しないと、ナイショのバイト先の教え子のために危険を冒して勤務先の備品を持ち出した先生にも悪いですし、首都に行かないと買えない本を仕入れた私立高校にも悪いです。しっかり勉強しなくては、という気持ちが強くなりました。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月21日

寺子屋

初日は気合を入れて、教室の一番前の席に座って授業を受けることにしました。椅子があんまり硬くてお尻が痛いので、私は『座布団を家から持ってきたい』(幼稚園みたい?)って言ったのですが、主人には、『先生はずっと立って授業してくれてるんだから、硬いぐらいで文句言っちゃダメ!』って言われました。

もちろん垢抜けたホワイトボードなんてありませんので、黒板にチョークで字を書いて教えてもらうのですが、何度も書いて消して…されるうちに、頭の上が一週間以上お風呂に入ってない人のフケみたいに真っ白になります。先生のカバンも真っ白に。先生の声はよく通る大きな声ですし、次回から3列目ぐらいに座ることにしました。そうすると、先生はカバンを1列目の席の端の方に置くようにしたようです。黒板を使っている先生自身も、チョークの粉に困っている様子。

あまりに暑いので、先生が、『扇風機を回してみよう』って言ってくれた日がありましたが、勢いよく回すとチョークの粉もよく飛びますし、配ってもらった手製のプリント(わら半紙に緑色のボールペンで直筆)も飛びそうです。辞書や消しゴムで押さえましたが。極力暑さには耐えて、ガラスの入っていない窓から来る自然の風に期待して、ガマンする方針になりました。電気代も高いですしね(別に請求書がこちらに回ってくる訳ではありませんが)。

公にされた授業ではないので、教室は、『あいている所』を使います。どの教室になるかわからないので、先生を廊下で待つ間、1つの教室から子供たちが20人ぐらい一斉に出てきました。現地の小学生向け授業が終わったようです。

人懐っこく女の子たちが話しかけてきました。最初は、『しゃば〜』って言う意味がわかりませんでしたが、みんなが言うからには挨拶ですね…『サバ?』(=How are you ?)のことですか?そういう訛り方をするようです。『名前は何て言うの?』…の、発音は、私より上手かったですね。

語学学校に通わせてもらえるぐらいだから、ある程度は裕福な子供たちなのでしょうか。ものすごくフランス語の下手な門番が、『俺もその学校に通ってる』って言った時は、ショックでしたけど!学校の良し悪しもあるかも知れませんが、語学で一番大切なのは、本人の努力でしょう。

門番に、『Vous』(=あなた、君たち、あなたがた)と『Tu』(=君)とをあべこべに使っていることとか、『moi』(=私を)と『toi』(=君を)を完全に逆に覚えていることとか、何回指摘しても、直してくれないし。指摘する私のフランス語も散々なので、何を指摘されているのか理解されなかったのかも知れませんが。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月20日

学校との契約

学校は、家から歩いてすぐの所にあります。朝の早い時間に市場に行かないと新鮮な物が買えないので、私が外に出る時間は午前の早い時間に限られます。…が、学校は昼前になってようやく開くようです。午前中は生徒となる人が学校に居る時間だったり働いていたりするから…でしょうか?授業が始まるのも午後で、そのための準備を事務所の人がするようです。

そういう仕組みを知らずに行ってみると、早い時間だったせいで学校は閉まっていました。学校の前に居たおじさん(生徒だと思います。この学校でレベルの高いフランス語の資格試験を受験することも出来るので…)に、『失礼します。ちょっとお聞きしたいのですが、この学校の入り口はどちらか教えて頂けませんか?』って聞いてみました。

丁寧に質問する例文だけは、日本でちゃんと習いました。…が、その他の文章はよくわからないので、結局、指差して教えてもらうことになりました。おじさんは、『私は医者で、フランス語もわかるから、教師を探しているのなら私が教えてあげましょう』…っぽいことを言ったようにも思いますが、私のレベルではきちんと理解できませんでした。学校がまだ開いてないようなので、パンフレット(普通のA4コピー紙に黒い字で印刷して3つ折してある)だけもらって出直しました。

お昼に出直すと、併設の図書館の見学などを許されました。学校に通っている間は、蔵書を借りて持って帰っても良いそうです。全部フランス語…読めません。教室が3つあり、土曜の夕方なら英語でフランス語を教えてくれる教師が居るから個人レッスンが受けられるということを確認しました。学校、日曜休みなんですよね。閑散期の間に限定して、レッスンをお願いすることにしました。

音楽祭っぽいイベント(外国人は参加していない様子)があったり、映画鑑賞会(許可とってるんでしょうか?DVD鑑賞)があったり、色々と楽しめそうな学校ではあります。主人の仕事の拘束時間が長いので、主人は授業以外の利用は全くしておりませんが。

外国人が教室に通いたいなどと言うケースはまれです。交通費さえ出せば、先生を自宅に呼べるからです。ただ、主人が、『地元で有名な会社の部長の自宅の内部』を、メイドさん以外の現地人に見せるのを警戒しているため、学校も近いので通うことにしたのです。エアコン設備がなくて薄汚い教室なので、普通は嫌がるのかも知れません。

契約は、期間の半分の額を最初に一括で支払い、残り半分を最後の授業のあとで支払うという話でした。おかしな制度だと私は思ったのですが、主人が言うには、それがフランス式なのだとか。アフリカ式なのかフランス式なのか知りませんが、主人が会社で取り交わす契約にありがちなスタイルなので、全然怪しくないそうです。

正式な契約書を学校側が作っておくので、学生証を作るための証明写真を持って、最初の授業が始まる前に持ってくるように言われました。証明写真はたくさん用意しているので、大丈夫です。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月19日

フランス語を習う

学生の時は、まさかフランス語圏に住むことになるとは思っていなくて、両親が学んだフランス語には全く興味を示しませんでした。今更な年齢になってしまいましたが、結婚してからフランス語の勉強を始めることになったのです。資料請求もしてみましたし、ネットで検索もしました。

学校に通って文法からキッチリ教えてもらうのが王道だったかも知れませんが、主人と一緒に通うとすれば主人の仕事の都合で行けなくなることも多いので、教室に通うのがもったいないように思いました。だから、日本では家庭教師してくれる外国人を斡旋してくれる会社に登録して、フランス語の勉強をしました。文法は本とNHKのラジオ講座で補いました。このスタイルだと、発音はよくなるという計算でした(残念ながら、ネイティブの発音を聞くだけではうまくならないようです)。

夫婦二人一組で…というのが、若い女性の先生にも安心感を持って頂けたようです。最初の面談は駅前の喫茶店(待ち合わせ場所には10分以上前から、フランスから観光に来ていたご両親と一緒にいらしてました)で行いましたが、次からはご自宅に入れて頂きました。急にバカンスに行くと言われて男性の先生にバトンタッチされている間は、主人がアフリカ出張で不在の時は外の喫茶店でレッスンを受けましたけど。

アフリカではフランス語に堪能な人を探すのは簡単そうですし、家庭教師をお願いしてみようかとも思っていました。先輩マダムに聞いてみると、家庭教師を頼むと、かなりの確率で、給料の支払いでモメるそうです。ドタキャンされた日も来たと主張されて、給料が足りないって言われたことが何度もあるとか…その都度日給制にするのが揉め事回避のコツでしょうか?

知り合いで家庭教師したいって言う人もおりませんので、家庭教師は探さずに、現地の人にも評判のよい、フランスに本社があるらしい語学学校に行ってみることにしました。この国はフランスの植民地だったせいか、フランス語の語学学校がいくつかあるようです。

現地の人になら現地語でフランス語を教えることが出来る分、かなり割安になるそうですが、私たちはフランス語があまり通じなくて英語ならかろうじてわかる…という程度なので、高いそうです。とは言え、物価が安いので(心なしか、ガソリンや光熱費、卵など一部の物は日本より高いような気もしますが…)、授業料は日本の語学学校より安いようです。ちょうど主人の会社が閑散期に入ったので、通学してみる気になってきました。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月20日

フランス語訳

今回の駐在が主人にとって(私にとっても)初めての海外駐在でした。色々と会社が経費を節約する方針になってきたため、当初の予定より3年以上遅い赴任となりました。3年間のうち、私も主婦として芸の幅を広げる機会もありましたし、夫の仕事関係での付き合いというものを日本で練習する機会にも恵まれました。そういう意味では、意義のある3年間だったかも知れません。

すぐに駐在に行くかもって話を聞いていた頃は、熱心にフランス語を勉強したものです。…って言っても、フランス語検定5級ですけどね。猛勉強して(普通はそんなに頑張らなくても取れるかも?)、5級に合格したのを喜んだものです。

もう駐在の機会はないのかなぁ…と思ってしまい、フランス語の勉強は長らくしておりませんでした。日本で働くなら、フランス語より英語の方がまだ役立ちそうですし。英語の勉強など始めてしまうと、フランス語の感覚は忘れてしまうようです。

忘れた頃に、急に駐在が決まり、主人はバタバタと出てしまいました。荷造りだけではなく、私が1人で処理するように任された用事は色々あります。特に困ったのが、戸籍のフランス語訳です。よくわかりませんが、必要なのだそうです。受かりたての5級の人よりも低いレベルなので、苦労しました。

戸籍って一定の書式があるはずですよね?主人に頼んで、先代の 『見本』 を入手しました。戸籍なんて個人情報を…すみません。読んでみると、ほぼ全部が知らない単語です。5級だから当然ですが、戸籍に使われるような単語、知らなくて当たり前ですね。だから、知らない単語だらけだからって知らない自分が反省しなくてはならない…とは全然思いませんでした。

もっとフランス語に慣れている人なら、この手の苦労はなかったのでしょうが…。とりあえずは知らない単語を全部仏和辞典で調べることから始めるしかなかったのですが、その単語を見つけられないのです。フランス語ってなぜか、"o"の後ろに"e"が来ると、字がくっついて一つの文字になります。見た目が変な文字ですが、実質は"oe"なので、学習上そんなに問題になりません。私はそのことがわからず、『読めない字があるから辞書が引けない!』…と、パニックになりました。

私は地方出身なので実家がものすごく遠方にあります。身内はみんなその地方に居ます。本当は男手が欲しかったのですが、父は既に他界しており、私が力仕事をするほかなかったのですが、そのサポートとして母が仕事の合間を縫って手伝いに来てくれました。PPバンドとバックルを使って荷造りすれば少ない労力で済む…みたいな、力仕事のコツも教えてもらいました。

母は第二外国語としてフランス語を学んでいたとのこと。『今、コレですごく困ってるのよ!』と、単語調べを頼みました。さすがに、『知らない文字がある』…とは言いませんでした。第二外国語レベルなので、翻訳までは出来ませんでしたが、文字1つ解読するのに苦労するような私に代わって調べてくれたのはとても助かりました。

調べてもらった単語の意味を参考に、先代の戸籍フランス語訳の固有名詞を我々のものと差し替えてみて、『翻訳』を会社に提出出来ました。ものすごく苦労したのですが…。結局、それを見た上司が呆れて、ご多忙の中、全部作り直して下さったそうです。ご迷惑をおかけいたしました。赴任前から手を煩わせてばかりで恐縮です。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月01日

ついでにポテトはいかがでしょう?

歴代駐在員夫人の中には、色々なタイプの方がいらしたでしょうけど、私ほど<日本語しか通じない>マダムは居なかったことでしょう。最初のうちは、『みなさんよく勉強していらっしゃる』と思っていましたが、よく考えたら、両親に誉められるために勉強していた子供の頃と違い、ほかでもなく、自分が生活するために勉強するのは当たり前。先のことを考えない楽天家だったお陰で、現地に来てから困ったのでした。

主人が先に駐在してから何ヶ月もありました。主人よりフランス語の勉強をする時間があったはず。なのに、英語もフランス語もろくに話せない(特にフランス語はひどかった)私に、色んな方から呆れられました。

宿舎でフランス系の衛星放送が見られるのですが、たまたま何かの番組が放送されていて、それを見ていた契約社員のおっちゃんに『ん?英語の番組ですか?』と聞いて、ものすごく驚かれました。おっちゃんが、『フランス語より英語に堪能』ってお聞きしていたので花を持たせてあげようと思ってふってみたのですが、その番組はフランス語の番組でした。だってー英語もフランス語も同じに聞こえるんだもーん!(と、言うか、日本語以外はどうせわからないし〜と思って、日本語以外の言葉はBGM程度に聞き流すクセがついてしまう)『…大変だね、頑張ってね』と、励まされました。

いつもこんな調子で、買い物に行きたい時には【メイドさんに買い物メモを書いてもらってそれをお店の人に見せる(音読しても発音が悪いから通じない)】などの方法でしのいできました。あまりにひどいので、フランス語ペラペラの先輩マダムが、ご自宅の、きっとものすごく奥の方から、いい物を持ってきて下さいました。

超初心者向きの、フランス語テキストCD付き。『ボンジュール(こんにちは)』から始まります。これを、メイドさんが帰ったあとの昼下がり、夕飯の用意をするまでの時間、毎日聞き込んで勉強しました。

とってもとっても、使える言葉を、これで覚えました。『セットゥ』。『以上』っていう意味。

八百屋さんで、キロ単位で色々と買い物をする時に、もういい加減カゴいっぱいに入って重いのに、『人参はどう?ナスビはどう?』とか、いつまでも聞かれるのです。お店に並んでいる商品全部について、『〜はどう?』と聞かせてしまったことも。『セットゥ』とだけ答えれば、お店の人も精算できるし、私も解放されたのです。

どれだけボケたって、私、『セットゥ』だけは忘れません。ひょっとして、フランス語で一番使える単語かも?…一番使うのは、『メルシー(ありがとう)ボークー(ございます)+ムッシュ(男性への敬意)・マダム(分別がついてそうな年頃の女性への敬意)・マドモワゼル(お嬢さんへの敬意)』ですけどね。私の場合、ひとさまのご好意なくして生活していけません。
posted by サウンジャ at 07:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月24日

マドモワゼル

マダムが、英語のミセスに相当するように、マドモワゼルは英語のミスに相当します。大雑把に言えば、ですが。英語のミズに相当する言葉は無く、女性への敬称はマダムかマドモワゼルのどちらかです。入籍の事実よりも、<未婚だと確信できる>若いお嬢さんにはマドモワゼル、<分別がついていそうな>ある程度以上の年齢の女性にはマダムを使いなさい。…と、フランス語のテキストに書いてありました。これは、現在のフランスのルールです。

そもそも、身分の高い女性には若くてもマダム、身分の低い女性には年配でもマドモワゼルを使っていた時代があったそうです。『そういう差別はいけない』と、年齢で分けるようになった経緯があるようです。

日本では『あら♪お若いから、てっきりまだお嬢さんだと思っていましたのに〜ご結婚なさってたんですね!』と、若作りしている主婦を誉める場合がありますが(かつて図に乗りました)、フランスでは『若い独身女性に見えた』というお世辞はあまり評判がよくないそうです。トウがたった大人の女性を高く評価するお国柄…なのかな?

フランス語圏の全てで『だからわかりにくい時はマダムと呼ぶ』というルールだと思っていましたが、ご当地ルールがあるようです。

40歳近い独身女性を、みなさん『マドモワゼル』と呼んでいます。未婚既婚の別で呼び分けているようです。主人と一緒に居る限り、当然私は『マダム』と呼ばれるのですが…。

暑くてやってらんないし、こっちの美容師さんは信用できないし、伸び放題の頭髪を…年甲斐なく三つ編みしています。大抵は一日2本の<昔の女学生風おさげ>(日本では絶対に出来ません)、気合入れて泳ぐぞーって日は、細いのを10本以上(自称レゲエ系)編みます。運転するからポニーテールだと不便なのです…。

主婦にあるまじき<女学生風おさげ>姿で一人歩いていると、ボールが転がってきました。遠くの女子高生たちが『マドモワゼール!』と叫んでいます。私に関係のない言葉だと思っていましたが、私以外に誰も居ない?ますます声が大きくなるので振り向いてみました。『マドモワゼル、転がったボール取って下さい!』シワもシミも結婚指輪も見えませんか?見える距離なら自分でボール取るもんね…。つべこべ言わずに投げてあげると、『メルシーボークー(ありがとうございます)、マドモワゼル(お嬢さん?!)』と女子高生たちに言われました。

私は違うのよって訂正したかったです!本当のマドモワゼル時代にフランスに行ったことがなかったので、一生言われるはずのなかった敬称でした。トクしたなぁ…ぐらいにとらえておくことにします。
posted by サウンジャ at 00:00| Comment(3) | 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月09日

マダム

『奥様』って呼ばれる機会、日本ではあまりありませんでした。よくて『奥さん』かな?今時のお子さんはシツケが良いので、『○○くんのオバチャン』とは呼ばず、『○○ママ』って言ってくれますね。良いことです。……。話がそれました…。

発展途上国では、自宅に『使用人』が居ます。主人の大風呂敷で主人の実家では『小奇麗な邸宅に執事を置いている』という話にまでなっていたようですが…。早めに誤解を解いておきました。実家宛愚痴メール攻撃でハードな駐在生活の実態を裏づけしておくのも妻の勤めです♪

治安が悪いので、門番は居ます。日本人にはなしえないハードな家事なので、メイドさんを雇います。使用人たちは私を『マダム』と呼んでくれます。

『奥様』をフランス語に訳すと『マダム』です。間違いありません。彼らが『マダム』と呼んでくれるたびに、日本人駐在妻の頭の中で『奥様』と、翻訳されるのです。『そうよ、私は常に様づけされる、特別な存在なのよ』とでも思わなきゃ、やってられません?!日本人社会では、『○○さん家のメイドさん、マダムをナメてるみたいなのよ〜』とか、『先輩マダムの話によると〜』という使い方をします。

フランス人観光客が屋台のおばちゃんに、『おばちゃーん、ビールちょうだい!』と声をかける時、『マダム』という呼びかけで始まっていました。

あるおうちの前でメイドのエリーと待ち合わせをしていた時、その家の門番がフランス語交じりの現地語で、『マダムエリーはまだ来てない』と教えてくれました。『え?マダム??』『マダムエリーが、まだ来てない。』何度か聞きなおしたけど、『奥様、エリーはまだ来ていません。』…ではなく、『マダムエリーがまだ来てない』のだそうです。

『マダム』には、確かに『奥様』という意味があります。それとは別に、『奥さん・おばちゃん』相当の呼びかけ語であったり、英語のミセスに相当する『〜さん』であったりするようです。ひょっとして、使用人の使う『マダム』に、『奥様』という敬愛の気持ちは含まれていないのかも知れません。

初学者向きフランス語のテキストに、『学生同士でもないのに敬称をつけないのは失礼』…と書いてあります。先方が敬称をつけてきたならこちらも敬称を付けるのが当たり前、とのことです。

…でも、歴代マダムたちは、メイドさんに『マダム』なんて付けていませんでした。メイドさんは、私を『マダム』と呼びます。私は呼び捨てしています。今更呼び方を変えるのも…他の日本人駐在員家庭に抜け駆けしてうちだけ変えるのも…。

駐在妻の都合の良い翻訳によると、周りの誰もが我々を様づけして、尊敬語で話しかけてきていることになっているのですが、そう言えばフランス語に『です』『ます』の区別はあったのでしょうか?

普段から言葉の壁に泣かされています。ちょっとぐらい都合よく誤解していても、バチは当りませんよね?
ラベル:マダム 駐在妻
posted by サウンジャ at 07:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月04日

旧宗主国

その昔、アフリカ中がヨーロッパ各国の植民地になりました。
どの国に統治されていたかによって、第二公用語が違います。
主人の赴任先の旧宗主国はフランスでしたので、現地語を日本でマスターするのは無理としても、とりあえず、フランス語の勉強はしておくように言われていました。

頑張ってみた時期もあったのですが…。
結果はフランス語検定5級。
英検5級みたいなものです。挨拶ができるかできないか、程度です。
苦労することぐらい容易に想像できたのに、勉強して来なかったことが悔やまれます。
赴任先では英語がほとんど通じないので、頑張るしかありません。

言葉だけではなく、宗教や文化なども、かなりフランス流でした。
フランスに行ったことのない私は、様々なフランス流カルチャーに出くわして、ショックを受けたのでした。
徐々に慣れますけど。

ほっぺたをペタペタくっつける挨拶には参りましたが、「それぐらいのことでビビっちゃいないわよ」と、余裕なフリをしてみました。
ナメられる要素は他に十分あったのだけど、なんかナメられたくなくて、無理していたのでした。
posted by サウンジャ at 08:00| 発展途上国アフリカ駐在とフランス語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。