2011年06月19日

臭い麦飯の都市伝説

ここ最近、パソコンには向かわず人と会う生活が続いております。ブログ更新が滞っておりますが、パソコンを借りる機会が出来たので久々に書いてみます。

主人と一緒に人と会う時、私はほとんど話さずにウンウン頷くことが多いです。アフリカ駐在員をしてきたというお話には、『もっと詳しく!』って言って頂くことも多いのですが、たいてい私の知っているエピソードが出てくるので、得意気に話す主人の横で私は頷くばかりです。

発展途上国の刑務所の住み心地が悪いことは何となく聞いていました。それでウンウン頷いていたのですが、(私にとっての)新情報に、首の動きが止まってしまいました。日本では臭い麦飯とか呼ばれる、食事の話です。

駐在していた国には死刑制度がありませんでした。人を殺したらせめて無期懲役にでもなって欲しいものですが、そう言えば、地元の有名人を殺した犯人がすぐ出てきてましたね。どういう力が働いたのかは知りませんが、そういう例外は有ります。ただ、原則では、長い懲役刑になった人は長い期間刑務所に居ることになるはずです。

世界最貧国の一つと呼ばれ(もっと貧乏な国があるとは思うのですが)、国家予算は多くないはずです。どんどん増える犯罪者にご飯を出すとますます経済が苦しくなっていきます。正当に裁かれているかどうか怪しいものですが、殺人事件の多い国だなという実感はありました。

犯罪者を食べさせるのも大変だけど大っぴらに死刑に処すことも出来ないし、何とか数を減らしたいなーという思いがあるはずで、生存する受刑者の数を、食事の内容によってコントロールしているという噂があるとのことでした。

司法も行政もメチャクチャやってる国でした(だって発展途上国なんだもーん?)。それぐらいのことはやりかねないなぁと思い、どこからどう見ても無実の外国人を銃で脅して突然投獄してきたことを思い出し、ずいぶん私は恐ろしい環境に身を置いていたのだなぁと今更ながら気づいたものでした。

『私、刑務所で毒を盛られました!』って証人は居ないので、あくまでも、噂なんですけどね。
posted by サウンジャ at 11:03| 発展途上国アフリカ駐在での出会い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月17日

本当にあった玄関がトイレという部屋

海外情報を発信するブログだと言うのに異国情緒溢れる写真が一枚も無いというご指摘は何度か受けてきました。当初の予定では、メルマガではテキスト形式一徹、メルマガが軌道に乗ってからはブログは重たくするつもりでしたが。メルマガが軌道に乗ってからもアナログ接続環境からのブログアクセスが増え続けるので、重たくするのはやめました。

写真を見やすく加工するとかする作業が面倒臭そうだなぁと思っていた私には好都合だったとも言えます。写真満載のサイトはたくさんあるでしょうから、写真を見たい方はそちらへ行って楽しんでこられたらよろしいかと(他人任せ)。

NHKの番組『熱中スタジアム』が明日BS2で放送されて、無言ですが、当ブログ管理人サウンジャもゲストさんの帽子に顔が重なりつつ映ることになります。その番組、本日のハイビジョンでも放送されていました。もうちょっと見苦しくなくなろうと…ダイエット決意しました(笑)。

今週は間取りの特集がメインですが、オンエアを見ていて思いました。『アフリカでこんな部屋に滞在したこと、あったなぁ。』って。テレビではそんな部屋の写真が出ていなかったので、代わりに公開しておこうと思います。続きを読む
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2010年08月26日

サウンジャ

呼ぶ時は『サウンジャ』ですが、正確には、『Sahondranirina』と書きます。アフリカではニリーナという名前の女性が多いので、多すぎる部分を省略して呼ぶのが普通なのでしょう。よく喋る門番に、『サウンジャって本当はSahondranirina(サウンジャニリナ)っていうの、知ってた?』って聞くと、当たり前みたいな顔で『うん』って言われました。『お花』さんの本名が『花子』っていうのと同じような感じなのかも。

懐かしい駐在地に戻った主人からのメールにはこう書いてありました(時差があるとお勤めしている私との通話も難しいので、連絡はほとんどメールでしていました)。『メルマガを受信するたびにウンザリするよ。』差出人の所に、『サウンジャ mag2 0000263906』って出るから。サウンジャという字を見るのも嫌になるって。

駐在員生活にピリオドを打ってからも、アフリカでの生活が忘れられない夫婦でした。私のご飯の味付けが今イチだった時には、『おい、サウンジャ呼んでこい!味が間違ってるって言え!』って言われました。部屋が散らかってると、『サウンジャー、掃除できてないぞー』と、どっか遠くに向かって呼んでました。仕事用スラックスはもちろん、カジュアルなズボンにも漏れなくセンタープレスを付けてアイロンしてくれたことを思い出して、我が家ではズボンにビシッとプレスがかかっている状態のことを、『サウンジャライン』と呼んでいます。

ブログを立ち上げるに当たり、管理人のハンドルネームを用意する必要があることを知りました。正々堂々と本名を名乗るはマズイし…。で、私はアフリカでお気に入りだった自分のメイドさんの名前を勝手に借用して、『サウンジャ』と名乗っていたのです。ブログのURLにも、その名前を入れておきました。それから3ヶ月ほどたってからメルマガも配信するようになった次第です。当然、ブログ管理人と同一人物(内容も同一)なので、差出人はサウンジャでしょう?

主人が日本から出張で来て出社すると、会社の門番として、私とよく喋っていた(正確には、主人以外の色んな人と勤務中喋りっぱなしだった)我が家の門番が働いていて、声を掛けられたそうです。『パトロン、お元気ですか?マダムは一緒じゃないんですか?マダムは元気ですか?』(店主とか家主とかいう意味で、よくパトローンって呼びかけます)駆け寄ってくる懐かしい顔を見て、またウンザリしたそうで、邪険に扱ったそうです。幼いお子さんが入院しっぱなしだったけどよくなったのか?私は気にしているのに。

駐在中と変わらない懐かしいアフリカが温かく迎えてくれるものと思いこんでいたので、到着してスグに主人はメイドさんの消息を聞いてガッカリしたのだそうです。『気分悪いから名前を変えろ』って言われましたが、それで定着してきてますし、何と言ってもブログURLは修正がきかないし。今となっては、メイドさんのサウンジャとブログ管理人及びメルマガ発行者のサウンジャは別人だと割り切れるようになっていますが。

余談ですが、フランス人は、突飛な名前を付けることを最近まで法律で禁じられていたので同じような名前の人が多いそうです。旧宗主国がフランスということもあってフランスかぶれしているので、現地人にもミレイユとかナイーブとか、フランスっぽい名前の人がたくさんいます。中流階級の現地の人たちと話した時にメイドさんの名前を聞かれ、『サウンジャ、正確にはサウンジャニリナです』って答えると言われました。『現地の伝統的な名前で、よくある名前ですよ。』って。やっぱり、花子さんみたいな感じなのでしょう。
posted by サウンジャ at 21:46| 発展途上国アフリカ駐在での出会い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月04日

出国は最後の難関

州の空港についてからの移動手段は全て飛行機でした。上京するのも飛行機で。この国の飛行機、ちょっと心配な点があります。当然新品ではなくてどこかの国で定年退職してきたような古い機体を安く買ってきたものです。それもあって、よく故障します。1時間たっても故障が直らないから欠航します…って話もよくあります。そんな機体を乗りこなすのですから、パイロットの腕は先進国の機長さんより相当高い!…と、信じて自分を安心させることにしています。

首都の国際空港は色んな意味で気を遣います。色んな人が集まってくる場所ということで、当然、スリに注意。入国してくる時には荷物を調べるふりして係員が他人の私物を平気で盗むような国です。民間人から公務員まで悪い人だらけと疑ってかからなくてはなりません。特に日本人はお金持っているから狙われるのです。アフリカ現地人になりすますことは不可能ですし(だいたい、パスポートの色が違う)、狙われること前提で気合を入れてきます。

『こんにちは、ムッシュ。この度はよろしくお願いします。』丁寧に挨拶したのに係員はぞんざいな態度です。結構ムカつきましたが、顔には出さないようにしました。『さっさとパスポートを出せ。』と、無理矢理引っ張られました。最後の最後、私は負けない!『だいたいその荷物…』別な係員にも引っ張られました。女だからって舐められて、日本人だからって狙われているのでしょう。絶対に、負けない!

パスポートを取り上げた方の係員が、慌てて荷物を引っ張った方の係員に言いました。『待てよ!この人は日本人だ。スグに通せ!』急に手を離され、私は軽くよろけました。突然係員がニタニタ顔になってパスポートをうやうやしく返してきました。『どうぞ良い旅を、マダム。』しばらく状況が飲み込めないまま、『?どうもありがとうございます。』と、その場を離れました。

私なりに何が起こったのかを整理してみました。まず、パスポートを見せるまでは、私が日本人だとは思われていなかったようです。その理由として考えられることが複数あります。英会話は長らくしていないので英語は口から出てきません。そして、フランス語で会話してきたので、下手ながらもフランス語で話します。……。事実を認めましょう。1年以上美容院に行ってなくてモッサリした髪形、1年以上アフリカの熱帯で日焼けし続けて日本人離れした肌色。見た目明らかな日本人以外の外国人だと判断されていたのでした。

また、入国時の警戒レベルが高かった上、日本人というだけで係員から狙い撃ちされる、どうしようもない国だったはずです(発展途上国ならだいたいそうでしょうが)。ところが、日本人観光客の数が増えていて、日本人なら無条件に通せという通達まで出ている模様。観光で国を潤すために日本と仲良くしようと国の方針が変わったのではないか?

確かめることは出来ませんでしたが、それが納得いく理由だったので、そういうことにしておきます。そういう訳で、私は意外にアッサリ出国することになったのでした。
posted by サウンジャ at 09:09| 発展途上国アフリカ駐在での出会い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月13日

リゾートホテルにて

借家の契約期間満了後に移り住んだホテルは、バカンスシーズンに外国人観光客が泊まりに来ることを想定して作られたものでした。清潔なプールがあるというのが自慢のようです。私は会社の海の家で泳ぐことで満足しましたから、そのプールを試す気にはなりませんでした。もう水着も梱包してしまいましたし。

客室のバルコニーには小さなテーブルと椅子が置いてありました。そこからプールを見下ろせます。市街地に近い方の海は、会社の海の家のあるエリアのような遠浅ではなく、波も荒くてたまに崖から落ちて命を亡くす人も居るような、危険な海です。その危険な海は使わずに、海難救助隊っぽい人たちがプール貸切で演習している様子が見えました。バカンスのハイシーズンだとたくさんの外国人観光客が泳いでいるはずの場所ですが。

真下ではなく、ちょっと遠くを見下ろすと、海が見えます。時間帯など(正確には潮の干満)によってはマングローブの根まで見えますし、満潮で水面しか見えないこともあります。日本(の首都圏)に帰れば見ることの出来ない風景だなと思うと、ただ生えているだけのマングローブまでもが神々しく美しいもののように思えてきました。

バカンスシーズンでなかったので地方都市では品切れしていないお店を探すのにてこずりましたが、何とか絵葉書を買うことが出来ました。小さい文字をハガキにビッシリ埋めることで何とか不安な気持ちを紛らわせていた入国したての頃とは違います。穏やかな気持ちで海やプールを見下ろしながら筆をとりました。

(色々あったけど)無事に帰国する運びになったこと。(落ち着いて思い出せば)楽しい思い出がいっぱい出来たこと。(ま、お約束ですから)久しぶりに会えるのを楽しみにしていること。平たく言えば、『無難な内容の絵葉書』ですが、そういうことを落ち着いて書きました。

駐在中は度重なるアクシデントに振り回されてバタバタするばかりでした(意識朦朧気味の病気の時より停電地獄で苦労した時の記憶が強烈です)。こうして落ち着いて海を見下ろしながら過ごすのに、意外にこの不便な発展途上国は向いているのかも知れないなぁと、出国間際になって気付いたのでした。

観光客向けのサービスを充実させているような街でないと絶対に楽しめない!と、色んな人に主張してきました。私の滞在した町は決して観光地ではありません。先進国から来た駐在員にとっては気の利かない町です。それでも、使用人の給料の支払いとか、家族に食事をとらせることとか、電気が来ない日でも食材を安全に保管する方法とか、そういう義務から解放されて過ごすことの出来る時間は、それだけで安らぎの時です。

旅行に何を求めるかは人それぞれですし、こんな町でもバカンスとして快適に過ごすことは可能だと今では思います。いい身分の人として専業主婦するだけの駐在員夫人でしたが、私は疲れていたようです。パッとしたイベントなど何一つありませんが、ホテルに滞在した短い期間は私にとって癒しの時でした。

もちろん、リラックス出来たからと言って、『人を見たら泥棒と思え』習慣は消えません。郵便局の窓口で、絵葉書に貼った切手が消印されるのをきちんと見届けてきましたよ。それがごく自然にストレスを感じることなく出来ました。私は時間をかけて少し強くなれたのでしょう。
posted by サウンジャ at 15:18| 発展途上国アフリカ駐在での出会い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月22日

発展途上国のトホホな観光対策

行列の出来るアトラクションでいっぱいの広大な遊園地を作る余裕はありません。そういうのに行きたい方は、フロリダとかパリとか香港とか千葉とかに滞在しそうです。そんな大都市と勝負出来るような魅力的な観光地でないことぐらいは知っています。

アフリカまでの高いチケットを買って有給を使って来てくれる観光客が発展途上国に求めるもの、それは『自然』でしょう。自分の国ではなかなか見られないような珍しい動植物に外国人観光客が期待しているに違いありません。

絶滅の危惧すらある珍しい動物が居るので、それを囲った公園の入場料をタップリとるという手段は既に講じています。しかし、各国の旅行社は言うでしょう。『もっと見どころはないのか?それだけではツアーを組みにくいのだけど』…と。

それで、どこか別の国から仕入れてきたみたいです。国内にそんな野生動物居ないはずですから…。ワニとダチョウ。何となくアフリカっぽいイメージですが、住民から見れば、『全然らしくない』。そういう動物が育つような環境とも思いません。気温の高さだけは適しているので、飼ってエサを与えれば育つみたいですが。

ダチョウは観光客との記念撮影に付き合ったり、『珍しいオムレツ』を観光客に提供したりするのに貢献しているようです。全滅したらまた輸入するみたいです。育てにくいのかも知れません。ワニに至っては繁殖が容易らしく、見世物として十分な数を確保出来ています。更に大量に増やして皮を剥いで売り物にしたり、肉を怖い物見たさの観光客に食べさせたり、非常に投資効率の良い生物のようです。

全然この国らしくない。…そう思いつつも、最後の思い出観光旅行のプランを練るに当たり、ついでに寄れそうな場所というのがほかにないので私も仕方なくワニを見に行きました。住んでいる州では外国人が珍しい存在なので、デジカメを持ってウロウロするのは危険でした。ワニの周辺は観光客だらけなので、堂々といっぱい写真が撮れました。日本に持って帰る写真の大半がアフリカ駐在生活と無関係のワニの写真だったりして。とほほ…。
posted by サウンジャ at 12:21| 発展途上国アフリカ駐在での出会い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月18日

アフリカだから

お腹もいっぱいになってきた頃、主人の勤務先の人は熱く語るようになりました。『部長がクビになって帰国しなくちゃいけないなんて、おかしいです!だって、部長は一生懸命働いています。みんな知ってます!』嬉しいことを言って下さいますね。

『いや、この不景気だから人を減らして節約するしかないんだ。仕方ないんだよ。』『現地人で働きが悪いのはいくらでもいるじゃないですか!そいつらが残って、なんで部長が帰らなくちゃならないんですか。』『あぁ、そりゃあ当然…。』

日本とアフリカの合弁企業、日本人駐在員の手当てが一番高くついています。次に高い第三国駐在員に引継ぎをしました。これで主人にかかっていた人件費が3分の1ぐらいになるでしょう。現地人の管理職はまだコストが安いです(物価の安い国なので外資系企業が給料の額のことで文句は言われません)。そりゃあ当然、現地人は給料が安いからクビにしても対して節約にはならないんだよ…とは言えません。

『当然、何ですか?』『当然…ここはアフリカだろ?アフリカの人が働くべきなんだよ!』『部長はこんないい人なのに、私は本当に悔しいです。』…いい人ではないかも知れませんが。失言が未遂に終わって良かったです。
ラベル:アフリカ 駐在員
posted by サウンジャ at 22:40| 発展途上国アフリカ駐在での出会い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月08日

訪問歓迎です

駐在中のほとんどの期間、家に住んでいたのですが、途中で賃貸借契約期間が満了してホテルに引っ越しました。それまでの間、自宅にもお客さんは何組か来て下さったものです。

ホームパーティーで日本人駐在員ばかり10人以上は来ました。ご訪問頻度が一番高かったのは、歩いても来れる所に住んでおられる先輩マダムとそのお子さんたちです。他にも、普段は首都に住んでいる駐在員の奥様とお子さんとか。日本在住の主人の知り合いが仕事でアフリカ出張してきた時にビジネスパートナーと一緒に市街地に来られた時、お招きしました。東京の本社からの出張者もお招きしました。これからメイドさんがお世話になる日本人駐在員さんも、お部屋探しの内見の時などに入って頂きました(何のお構いもしてませんが)。

メイドさんも1度、2人のお嬢さんを連れて遊びに来てくれました。門番が奥さんとお子さんを連れて、庭先で『写真撮ってよ』って声を掛けてきたこともありました。私、特に積極的には友達を作らなかったので、主人の仕事関係と使用人関係ばかりですね。それでも、『上司の家』には、主人の部下たちが来ることはありませんでした。呼んだことなかったはずですし(外国人駐在員ってこんな広い家に住んでいるんだーって思われないように、気を遣ってました)。

ホテルに移ってから、主人の部下とか取引先とか、色んな人が、『そっち行っていいですか?』って言ってきたそうです。自宅だったら遠慮してたけど、ホテルは公の場所だからいいよねってことでしょうか?間もなく何の権限もない外国人になるのに、わざわざ会いに来てくれるなんて嬉しいですね。主人は常に『対等目線だけど厳しさは貫く上司』っていうスタンスで居たようですが、人物として好かれていたようです。
posted by サウンジャ at 23:34| 発展途上国アフリカ駐在での出会い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月23日

そして聖書キター!

しつこく繰り返しますが、私はもともとごく平均的な庶民クラスの日本人としての感性を持っています。『なんか宗教っぽいね。』という言葉から受けるイメージはネガティブな感じです。もちろん、平均的な庶民クラスの日本人の大半は、世界のどこかに宗教を信仰している人がおられることはご存知のことでしょう。

海外帰りの日本人の嫌な特徴そのままですが、少数の日本人が、こんなことを言います。『日本人の大半が井の中の蛙状態で、世界は全然こんなのじゃないんだよ。』って。鎖国解禁間もない井戸の中でわざわざ言いませんが、ブログでは言っておきます。『本当に、日本人の大半は井の中の蛙なんですよ。』って。

クリスチャン(キリスト教信者)とムスリム(イスラム教信者)の数が多いです。信仰している以上、かなり真面目に信じておられるようです。そして、『宗教って何か怖いイメージ』…などと言って無宗教だと言い張る人は珍しい存在です。…世界の基準では。

井戸から飛び出してきた海外駐在員たちは、世界の人々の信仰心の厚さに戸惑うことになります。『何だかよくわからないけど、彼らは真剣だし、その部分は神聖不可侵なものらしい。』と、悟ります。私のように要領の良い日本人は、『私は敬虔な仏教徒です!』と、西洋人には理解出来ない世界を持っているっぽい空気を醸し出して、見逃してもらうものです。

主人は何度も海外に行っていて、外国人の友達の多くはクリスチャンだと言っています。また、ムスリムと友達になって食前の祈り(筆記厳禁なのだそうで、口頭で繰り返してもらうほかないそう)を教えてもらったのだそうです。そうやって、それぞれの信者たちと無難に付き合ってきた経緯はあります。『だけど、宗教なんて強要されなくない!』って言うのが本音です。

今後も友達として付き合い続ける第三国駐在員の奥様から、餞別の品を頂きました。『あなたたち夫婦のためにいい物をあげます。私の妹が日本に嫁いだから、ちょうどいい物を持っているのです。これをよく読んで下さい。』英語と日本語の対訳聖書(新約部分のみ)でした。『ちょっと古いけど同じの持ってますよ。タダで配ってるから。』なんて意地悪なことは言いません。

『まあ!日本語でも書いてあるのですね。どうもありがとうございます。』『あなたたちが神様の祝福を受けられるようにってここに英語で書き込みを入れておいたのよ。』『とっても嬉しいです!』それだけのコメントも愛想ないと思い、一応聞いてみました。『あなたのお気に入りのチャプターはどこですか?』ザックリ過ぎる質問だと思いましたが、即答でした。

『ヨハネの…』日本のミッションスクールで学習済みのヨハネ(イエス=キリストの弟子の一人)が、英語ではジョンと呼ばれることを初めて知りました。『この、youの部分は、サウンジャに置き換えて読むといいのよ。』今のままでは信仰心が薄いから、もっと聖書を読んで勉強しなさいってこと?

『…という講釈付きで聖書もらってきたわよ。』って主人に報告すると、『いらねー!』と、言われました。タダならぬ気持ちがいっぱいこもってますから、ちゃんと船便に詰めておきましたけど。お察しの通り信仰心が希薄ですが、サイン入り新約聖書1冊もらったぐらいで敬虔なクリスチャンになることはありません。勧誘は受け入れられませんでしたが、その気持ちみたいな温かい動機の部分(と聖書1冊)だけ、ありがたく受け止めておきます。
ラベル:海外駐在員
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2010年04月16日

宝石(ビジュー)店で

こういう話は自分からではなく夫が言うべきなのですが、主人はブログを持っていないので敢えて自分で言います。私は、ヒカリモノとかブランド物を買ってくれとは言わない女でした。『デートしてもいいけどカバン買って〜ん♪』とか言うと、却って自分の価値が下がるような気がしていたので。その結果、私の価値は最初から無料?…確かに下がりようが有りません!

そんな私ですが、ここぞとばかりに主張しました。『アフリカ駐在生活頑張ったご褒美にジュエリー買ってよ!』私に宝飾品を買う習慣が無いので、主人も当然買い慣れてません。色んな人に聞いて、上京したついでに立ち寄れる宝石店の情報などを集めてくれました。おっかなびっくり、強面の守衛さんの居る宝石屋さんに夫婦揃って来店しました。

インド人(←推定)店主は流暢なフランス語を話します。日本人なのでお金を持っていることはわかるようです。石の話とかしてくれますが、お恥ずかしながら、フランス語単語の語彙は少ないのでよくわかりません。『英語では何と言いますか?』かなり英語が聞き取りやすくて上手でした。やはり、英語の通じる人に出会うと嬉しいものです。

『こちらなんていかがでしょう?』場を変えると、スグにフランス語に戻ります。えーい、こっちは客だ。しかも、彼の英語は聞き取りやすい。『?(←本当はわかってたのに!)英語でお願いします!』上手だけどフランス語の方が得意なので極力使いたくなかったようです。それでも、フランス語圏在住の私たちが、『英語はわかるけどフランス語はわからない』などとワガママを言うので、合わせて下さいました。

人の往来の多い道に面している店舗ですが、入り口には守衛さんが居ます。そのずっと奥に鍵のかかる個室があって、最終的な商談はその中でしました。私たちの住む州に唯一ある、宝石店を経営しているインド人(っぽく見えるおじさん)も仲の良い知り合いなのだそうです。今すぐお金を用意出来ないなら商品をそのおじさんから受け取るように手配しておくことも出来る…との話でした。そこまでしてもらわずに、そのお店で買いましたが。

慣れていないものですから、宝石の価値はよくわかりません。何となく本物だと思って大切に持っています。特に店主にイヤな印象はありませんでした。特別スキだらけのお店とも思いませんでした。私たちは気持ちよく買い物をしてお店を出ました。

ここから先がシュールな現実になります。『不便だけど明るく楽しいアフリカ生活』というカラーのブログにしてきたつもりなので、現実を書くことに多少の抵抗感を覚えます。『明るく楽しい』だけの文章を読みたいかたは、このへんでお別れする方が良いと思います。ここまでお付き合い頂きまして、ありがとうございました。

後日、この店主が殺されたということを聞きました。発展途上国でインド人店主が殺されるという話は珍しいものではありません。でも、日本で生まれ育った私には、知人が殺されるという経験が海外駐在をするまでありませんでした。危険と非常に近い所に居たという実感も沸かないまま、唖然とその知らせを聞いていました。『また(知ってるインド人が殺されたの)か…』と、つぶやいて。
posted by サウンジャ at 21:41| 発展途上国アフリカ駐在での出会い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月09日

ラジオから聞こえた曲

アフリカのラジオ』の時にも書きましたが、現地の人はラジオを聴くのが大好きです。家の中ではメイドさんが、家の外では門番が、大きな音で音楽を聴いているので、自宅にほぼひきこもっている私も同じ音楽を聴くことになります。

電気が来なくなった時でも相変わらず明るかったし、国家の統治機構が意味をほぼなさなくなっても自国を心から愛しているし、現地の人ってとっても前向き。それを象徴するかのごとく、メジャーコードの明るい曲が流行っているようです。メイドさんのお気に入りはゆったり歌い上げるメロディーですが、チャランチャランとエレキギターの軽やかな伴奏に合わせて踊りながら早口で歌うような曲も流行っている気がします。

20世紀後半にアメリカで流行った曲も時々聞こえました。語学留学とはとても言えやしない、『ホームステイして遊んでただけ体験』を通して、私は昔の洋楽の一部を良い発音で歌えます(幼稚園児のごとく、みんなで歌の練習ばかりしていた高校時代…)。そんな時代を思い出させるような懐かしい曲もよく流れました。懐かしいのですが、『…で、今のアメリカでは何が流行ってるんだろう?』と、焦りもしました。

ワンパターンな現地風音楽や懐メロばかり聴いて過ごしているうち、雷に打たれたようなショックを感じる曲に出会いました。何てハイセンスなメロディーなのでしょう。フランス語にしては聞き取れない単語が多いけど、現地語とも発音が違う気がする。何て言ってんだろう?日本ですら聞いたことのないような、新しい香りのする曲でした。

♪ドーシドーラーラシラソミ ドミレドソ ソレドシドシラー♪

イ短調か?マイナーコードの曲をこの国で聴けるとはねー。ギターを弾くと言ってた音楽好きな門番が居て、彼が私のこのお気に入りの曲を口笛しているのを聴いたことがあります。やっぱりいい曲はいいよねー!決して大げさではなく、これは世界に通用する名曲だと思いました。

実際…。その曲は世界に通用しました。アフリカで特別回顧主義が流行っていたのではなく、世界的に80年90年代の曲を好んで聴くブームがあったのだそうです。世界中の人々が私たちと同じ時間に同じ音楽を聴いていたのですね。そして、私と門番が、『キタ━(゚∀゚)━!!』とその発見を喜んでいた曲は、世界中で空前の大ヒットとなっていたのでした。
ラベル:アフリカ
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在での出会い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月06日

花の都

もともと日本でも地方出身の私ですが、地方コンプレックスというのは持ち合わせていませんでした。地域特性なのでしょうが、『本来はコッチが首都なんだ!』と本気で思っている人がたくさん居て、全く引け目を感じない環境だった訳です。ま、結婚してから首都圏に住んでみて、さすがに首都は大きいなあ!と、当たり前のことに気付くことになりましたが。

発展途上国の地方に居ると、そこを首都と間違うことはありえないです。『クレジットカードの使えるお店があるらしい。』『輸入品を買えるらしい。』などなど、文化的な生活が出来るという噂で、現地の人のみならず、海外駐在員までも、『いいなぁ、首都…』って思います。国内出張で上京する時には、地方では買えないような物をどっさり買って帰ります。

首都に住んでいる人はどうなのかと言うと、アフリカの首都に留まっているだけではイヤだと言う人も多く居るようです。『フランス、パリに行きたい。』先進国ですから、そりゃあ、よっぽど都会でしょう。気持ちはよくわかります。

そんな環境に居ると、外国人でも思うようになります。『フランス、パリに行きたい!』って。私たちも思いました。現地の人も同じ気持ちだと思いますが、『結構勉強してきたフランス語、本場で試してみたい。』って気持ちにもなるものです。

…で、フランス経由での帰国を希望したのですが、玉砕でした。パリ経由の場合、エコノミークラスでも運賃が全然違うのだそうです。けんもほろろに断られたため、主人は交渉を諦めたそうです。しかし、『長らく辛抱してたんだから、花の都に連れてってよ!』という妻の要求は呑まざるを得ない…。

帰国後に会社を休んで、せっかく日本に戻ったのにまた海外旅行に行くという(しかも全額自腹で往復)、不毛なサービスを約束させられることになりました。あれほど、『故郷の土を再び踏むんだ!』と、悲壮感タップリに訴え続けておいて、帰国した途端に出国?女心は猫のように気まぐれです。やはり、アフリカで感化された、『パリに行きたい病』には勝てません。

言うまでもなく、パリではブランド物を『駐在中がんばったご褒美』として買ってもらうという約束も取り付けました。


※話が途中でちぎれた状態のまま記事をアップしてしまって失礼しました。また、メールまだ出してなくてすみません。返事してないのに言うのもなんですが、悩みごと・相談ごと等等、メールはいくらでも受付中です!!返事遅いかも知れないけど…無責任な。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在での出会い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月05日

アフリカの家畜

駐在を始めて間もない頃、小型犬のつがいを1月近く預かることになって大変だったという話を、ブログの始めの頃に書いたと思います。エサの用意も思ったより大変でしたが、大型犬を押し付けられた人の苦情を聞いていると、まだウチはマシだったのかな?と。

日本人として守って頂きたい最低限の『常識』ラインは、エサ代とか首輪代(私の要領が悪かったためにぼったくられ、コレに一番お金がかかった)とか、必要経費は当然に預ける側が事前に払っておくこと。あと、動物を飼ってない人には飼いたくない理由(動物好きな人には敢えて言わない)があって飼ってないのであって、基本的には動物の世話をさせられるのは迷惑としか思いません。『こんなかわいいペットの世話が出来て内心喜んでいるに違いない』…という類の思い込みは捨てるべきです。今後の付き合いにしこりを残す一因となります。

大型犬に話を戻しますが、ホントに大変ねーって思ったものです。私は実家で小柄な猫を飼ってました。エサ代を負担に感じることはありませんでしたが、体長が4倍ぐらいある犬だったら、養うのに苦労したかも知れません。大きな犬を飼ってる人って、お金持ちなのかも知れないな〜ってことを漠然とイメージしていました。

ところで、いつだったか、メイドさんが私に言ったことがあります。『我が家の豚が今、妊娠中で、もうすぐ子供がいっぱい生まれるんです。』金銭的価値のあるお祝いを期待されていたようですが、先進国から来た駐在員夫人に発展途上国の住民が何を求めているのかを全くわかっていなかった空気読めない駐在妻であった私は、カラフルな『おめでとうカード』などをプレゼントして、露骨にガッカリされたことがあります。

『ところで、生まれた子供たちはどうするの?そのまま丸焼きにして食べるの?』『まさか!』って呆れられました。ペットとして飼い続けると言ってました。エサ代が大変そうに思いますが、意外に家畜にやるようなエサはそこらへんで拾って来られるものなのでしょうか?1頭だけ残してあと全部食肉屋に売るんじゃないか、とか、色々思うところはありますが、追跡調査してません。

話好きの門番で、『ウチで牛を飼っている』って言ってる者も居ました。『牛って便利なんだよ。』フィレとか舌とかモモとか食べられるし、皮で衣類が作れるし、角細工でナイフとか置くレストが作れるし?…発想が野蛮だったようです。『田んぼを耕すのを手伝ってくれるし、重たいものも簡単に運んでくれる。ウチに車はないけど牛が居るから大丈夫なんだ。』かわいがっているらしいことがわかったので、食べるのか?とは聞けませんでした。

牛の体も大きいですし、エサはどうしてるんでしょう?海外駐在員が住むような地域は、ヨーロッパ仕様と思われる、ガレージ付きの近代的な家ですが、車で1時間ほど走ると、電気も水道も来てなさそうな集落に掘っ立て小屋みたいなのが点在しているのを見かけることがあります。ウチの使用人たちはそんな地域に住んでいて、家畜はエサ食べ放題の環境なのかな?と、行くこともないのに思いを馳せたりしました。
posted by サウンジャ at 23:00| 発展途上国アフリカ駐在での出会い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月04日

メイドさんの家族

最初のうちにプライベートなことを紋切り型に質問していました。『お子さん何人居るの?』娘が2人。5歳と3歳だったか?3人目以降は生まないということを自分から主張してくれました(私はその意味をわかってませんでしたが)。

ご主人のことを聞くと、とても恥ずかしそうに、『40歳』って答えてくれました。メイドさんは日本人の水準で通用するぐらいの美人です(首都に多い民族には美人が時々居るけど、地方は残念な顔の人が多いのです)。写真の顔は優しそうなおじさんでしたが、無職だからってこんなに若くてカワイイ奥さんに稼ぎに行かせるとは図々しい!…家事と育児は引き受けてくれているそうですが。

主人の上司は自宅にメイドさんやその子供たちを招いて、珍しい日本製カップラーメンなど食べさせてみたりしたそうです。そんな話を『ふーん』って聞き流していたのですが、メイドさんから言われたことがあります。『次の週末、仕事のあとで娘たちをここに連れて来ていいですか?』

あっ、そういうものなの?現地の人にも慣れてきたので、写真を撮ってあげると喜ばれることは知っています。あと、お子さんだからお菓子とかジュースを用意しておきましょうか。…気の利かない女なので、このへんで許して下さい(笑)。

私や主人が食事を取るテーブルの席には、何か遠慮しているのか、メイドさんは絶対に座らないようにしていた感じがありました。フランス料理屋店のシェフがスナックのママさんみたいに飲んでるお客さんと同じ目の高さの所に来ないのと同じで、職業柄そうすべきだと思っていたのかも知れません。

仕事サボってテレビ観てる時も、ソファセットの前で体育座りしてました。食卓とソファは着席を勧めるのに不向き?そういう経緯があったので、テラスに出している、いつも私がフランス語の勉強をする椅子とテーブルを使うことにしました。乾季で心地よい風が入り、居心地が良いはずです。

せっかくの子供たちは、人見知りしてしまったもので、『ありがとう』以外は無言で固まってましたけど。海外駐在員夫人を初めて近くで見て、怖かったのかも?お母さん似のかわいい姉妹たちでした。

そのお礼に?『我が家の豚(※ペットとして飼っているそう)を見に来ませんか?パトロンがご多忙なら、マダムだけでも。』って誘われました。行きたいのはヤマヤマですが…。すっごく遠くの僻地にあるらしいし、迷わずに行って無事に戻ってくる自信が、方向音痴という観点と車の性能の問題とを考えるとなくなり、遠慮してしまいました。気持ちは嬉しかったんですけどね。
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2010年03月26日

マンツーマン指導の結果

発展途上国に海外駐在員夫人としてやってくると、メイドさんを雇ったりして、基本、動かない生活になるので、太りがちです。また、停電することが多くて娯楽を堪能出来ず、食べる以外の楽しみがなかったり…(以上、言い訳)。私がみるみる肥えてきたこともあり、先輩マダムがテニスの早朝レッスンを受けてみることを勧めて下さったのでした。

外国人なら当然に個人レッスンを受けます。先生1人と球拾いの男の子1人。彼らに毎回チップのように現金で払います。また、月会費をテニスクラブに払います。これはテニスコートの入り口に居る受付のおばさんに手渡し。いずれも安いので、支払いに全然困りません。

マンツーマン指導は、かれこれ半年になります。大勢での球拾いからさせられる女子テニス部だって、半年も在籍していればそこそこテニスが出来るようになるものなのではないかと思います。ところが、たかが(・・・すみません!)スポーツにすら、言葉の壁がありました。

かなり長い間、全ての球をボレーで打ち返さなくてはならないと勘違いをしていて、そこはフランス語で説明されていたのでしょうが、全く理解出来ないままでした。そして、上から飛んで来る球は青い空に溶け込んでしまって全く遠近感が掴めず、1度も打ち返せたことがありません(毎回空振り)。結局、私が打ち返せる球の高さは、自分の身長ぐらいまで。

半年間もマンツーマンでテニスのレッスンを受けていながら、ただの1度もサーブを打てないままの退会となります。半年も運動し続けた甲斐あって、ぶくぶく太るスピードは止まった気はしますが。自分でサーブを打つために高く上げた球を打つのに言葉の説明はいらないはず?フランス語が出来ないせいにしてすみません!おそらく、私にはテニスをする才能がなかったのでしょう。そう言えば、球技は昔から苦手でした。…もっとハッキリ言えば、体育全体が苦手でした。

加速度的に太り続けるスピードを止めてくれたという意味では意義がありましたが、『テニス出来ます』って言えないレベルで止まってしまいます。それでもお世話になったとは思うので、感謝の気持ちを込めて受付のおばさんに挨拶しました。最後に、『この会員証(兼・月会費領収印押印表)は記念に持ち帰ってくれていいですよ。』って言われました。それを受け取って改めて見た時に、『半年も習ったのに…』と、思った次第です。
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2010年03月23日

女神降臨

またまた主人のものではない車の音がして、我が家の門が開きました。駐在準備中で家を探していた日本人女性が、雇ったばかりの運転手に買ったばかりの車を運転してもらって、やってきました。それにしても、いつでも在宅している私…。買い物に行く以外、特に用事もありませんから。

『家はもう見つけました。ナントカっていう、空港方面の、もっと向こうにある郊外の家です。』あら、残念。ボロい我が家はおメガネにかなわず。『家も車も運転手も見つけました。あとはメイドさんだけなんだけど、あなたのメイドさん、まだ次の仕事が決まったりしてませんよね?』もしかして?

『同じお給料で私が引き続き雇いたいと思います。』感激!『ただ、うちは本当に遠い郊外で、朝早くに来るのは大変だと思うので、バス代だけは多めに支給しておきたいと思います。』何てお優しいのでしょう!そして、玄関先に出てきた私のメイドさんに言いました。

(フランス語で)『ねえ、私の家で一緒に働かない?家はナントカっていう遠い所だから、あなたの家から来るのは大変かも知れないけど。』メイドさんは答えます。『大丈夫です。私の家から市場前ターミナルまで出て、そこから乗り換え1回だけで来られますから。』『そうなるわよね。だから、朝早くて悪いけど、その代わり交通費支給するから頑張って来てちょうだいね。』玄関先面接で決まってしまいました。

印象的だったのは、その日本人は、外国人が当たり前に使うフランス語ではなく、tutoyerを使っていたことです。そして、『私があなたを雇ってあげる』…ではなく、『私と一緒にそこで働きましょう』って意味の言葉を、tutoyerで親しげに話したのでした。『vouvoyer=敬語相当』だと思い込んでいる日本人駐在員夫人の前でウッカリtutoyerなど使おうものなら、どんな機嫌の損ね方をされるかわかったものじゃありません。だから、日本人慣れした人は、心の距離の短さを表現するtutoyerを使わないようにしているようなのです。

こうして、彼女は両手を広げるような感じで、私のメイドさんを快く迎え入れて下さいました。現地語フランス語共に堪能で、首都で駐在員をしていた方ですから、『tutoyer=上から目線』などという大勘違いはしていないはずです。メイドさんはフランス語で、私は日本語で、何度もお礼を言いました。

アフリカ慣れしている方だから言わなくていいような気がして、細かいことまでは言いませんでした。確かに、私のメイドさんは一度も我が家の物を盗んだことがありません。ただし、専業主婦である私がほぼ四六時中在宅していました。留守中に掛ける鍵はメイドさんに渡している共用カギとは全く違うものでした(南京錠の在庫数の問題でしたが)。化粧品やパスポートなど、超の付く貴重品は、鍵のかかる作りつけ棚の中に隠している鍵で施錠された作りつけタンスの中に入れるなどしております。それらを開けるのに必要な鍵は、テニスのレッスンを受ける時もシャワーを浴びる時も、常に私が携帯しています。

とにかく、その時は私もメイドさんも、良い方の所で働けることが決まって、心から喜んでいました。
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2010年03月19日

お互いに、いい人

だいたい私は自宅に居ます。早朝にテニスやら買出しやら行ったら、あとは暑いので屋根の下で過ごしたいのです。別に外ですることもありませんし…。有り余るフランス語テキストの数を減らして帰国するために、テラスでまとめの作業をしていました。ノートに要点を書き出すことで、何か賢くなったような気すらします。帰国後の社宅が狭くなるのも防げますし、いいことです♪

そんなふうにして自宅に居ると、車がおだやかにやってくる音が聞こえました。主人は四駆で砂利道を飛ばしてくるのでかなり遠くからでも帰宅してくるのがわかります。その音を聞いて居眠りしていた門番が慌てて門を開いたりするものです。私の運転はセダンをソロソロ〜なので、気付きにくいものと思われます。

車は我が家に入ってきました。先輩マダムの車とも違いますが、門番が門を開けて招き入れたのだから、不審者でもないのでしょう。何の警戒心も持たずに玄関に出てみると、もうすぐこの州に駐在する予定の日本人が再度来て下さっていました。前回、隣の家を見に来た時に一緒に居た不動産業者さんと一緒に。

『あら、いらっしゃい。まだ住む家が決まってない?ウチは出て行く予定なんです。空き家になりますから、引き続き住みませんか?中をご案内しますよ。』ボロくて居住中の自宅を内覧させる店子…私は何ていいお客さんなのでしょう!もうすぐ駐在するという日本人に特にお近づきになりたい理由があったのも事実ですが。

『あの不動産屋さんがいい人で助かっているんです。車が必要で運転手も必要って言うと、両方ともちゃんと見つけてきて紹介して下さったんですよ。』紹介された人からバックもらっているとしたらいい人かどうか微妙かも知れませんが。しかし、必要な時に必要なものを見つけてくれる人は、少なくとも都合がいい!そして、自分の紹介した中古車屋さんなり運転手さんなりを喜んで気にいってくれて感謝までしてくれるお客さんは、いいお客さんです。

『ご自宅で雇うメイドさんは決まりましたか?』『いいえ、まだです。』キラーン!私の目が光りました。『ウチのメイドさん、雇って下さいませんか?何時から何時で日給いくら交通費無しで来てもらってます。欠勤したことありませんし、体調が悪くても無理して来ます。真面目に働いてくれてフランス語も上手、今まで一度も家の中の物がなくなったことがありません。私がいくつか日本料理を教えました。そのレシピ本も持って行かせます!よろしくご検討下さい!!』

家探しの件と、メイドさんの件、両方とも保留とのことでした。また近いうちに来て下さるそうです。家に関しては、私たちが退去してからの話なのでこちらに言われる問題ではありませんが、メイドさんの職が優しそうな日本人の家に見つかれば私も安心出来ます。

その日本人は、現地語もフランス語もペラペラ。というのも、首都で駐在していた経験があるのだそうです。金銭感覚が首都在住のままになってしまっていて、何でもかんでも『安い!』って思われるそうで。メイドさんの日給まで、『随分安いのね!』っておっしゃってました。この州では高い方らしいのですが。現地の人が『高い』と思う給料を『安い』と思いながら払って下さる方のところに、決まればいいなと願いました。
ラベル:駐在
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2010年03月18日

緊張の一日

発展途上国だからこそ起こり得る事態だと思いますが、遅滞なく家賃を払いながら住んでいる最中の私達の家の中に大家さんがチェックしに来ます。この時に、『こんなに壊したんだから退去する時にいくら弁償してね』って額が決まります。日本では確か、退去の当日にそんなイベントがあったような気がします。敷金がいくら返ってくるかの決まる瞬間なので、退去の日までに壁の汚れはうまく誤魔化しましょう…っぽい話を聞いたことがあります。

まだ住んでいる最中に来られても、入居者としては迷惑な気がします。また、チェックのあとに家を壊したり汚したりされたら大家さんも困りません?荷物を全部出して鍵を返す時に現場でチェックすれば不公平もなくて良いと思うのですが。おかしい、おかしい…と、日本の常識を持ち出しても仕方ないので、郷に従うことにしました。

会社の方には言われてました。『昔の駐在員の○○さんが借りてた時の大家はすっごくセコくて嫌なヤツで、ひどい請求を受けたものだよ。ベルナルドさんは知る限りこの地域で一番おおらかな人だし、その息子(=相続人)も大らかだから心配いらないとは思うけど。でも、一応、気を付けてね。』

家を引き払う日よりも重要な日であること、及び、当日は決して庭にゴミなど放置しないこと、大家さんが来たら一同愛想よく挨拶すること、その日に向けて雑草もきれいにとって最高の状態を見せるように努めること…などを、私のつたないフランス語で書きました。それをメイドさんに現地語訳してもらいます。

出来る限り最高の状態で我が家がキレイな時に、大家さんがやってきました。もともとボロっちい箇所の多い家ではありました。あっちこっちに穴が空いていたり、雨漏りしたり、隙間があったり、壊れていたり。『寝室の窓のガラスが割れたままなのもひどい!』※鉄格子が入っている窓なので、防犯上の問題はないけど、雨季の大雨が寝室に入るなどの被害があります。って言ったことがありますが、『実はサウンジャがこっち来る前に…』主人が自分でウッカリ割ってしまったのだそうです。そこは請求されたら払うしかないでしょう。

寝室にエアコンを付けるために、石膏ぽい素材の壁をぶち抜いて工事していました。およそ縦30cm、横120cmぐらい。重たいエアコンを壁からぶら下げるのではなく、壁に開けた穴の断面に置くスタイルがありがちなエアコン設置方法です。前に住んでいた人が一旦ぶち抜いていたのをあとから違う色のペンキを塗ってふさいだわかりやすい所だったので、穴を開けるのは簡単だったようです。

そのエアコンは会社で緊急に使いたいのにエアコンがなくて困っていると聞いた時に、『とりあえず我が家のを使って下さい』って言って持っていかれたまま。穴は埋まってません。代わりのエアコンを買ってもらえるという話もありましたが、停電ばかりで頼りにならないし、雨季の暑い時期でも何とか工夫して我慢出来たし、諦めてました。

ずっと壁に穴があいたまま。鉄格子に囲まれたテラスに面した壁なので、防犯上の問題はありません。ただ、テラス経由で蚊がいっぱい入ってくるので、丸めた新聞紙で穴を塞いでいました。なぜペンキで埋めなかったのかと言うと、もしかすると電力が再び安定供給されて、もしかして会社が代わりのエアコンを買ってくれる日が来るかも知れないので、その可能性を塞ぐようなことをしたくなかったのです。結局、そうならなかったのですが…。あいたままの壁に、丸めた新聞紙が丸見え。

大家さんはボロっちい我が家を見渡して、『きれいにお使いですね』っぽいこと言い、『寝室の壁に穴があいてるのだけ塞いでくれたらそれでいい。』って言ってくれました。割ったガラス弁償しなくていいんですか?みたいなことは触れず、『わかりました。必ず壁を直しておきます。』と、神妙な顔で約束しておきました。…ラッキー♪

家中をピカピカに掃除してくれた上、門番たちにも徹底して庭をキレイにするように指導してくれた、メイドさんのお陰です。まあ、窓ガラスが割れていても気にしない大らかな大家さんだったので、仮に私たちが汚く使っていたとしても、何も弁償しろと言わなかったような気はします。
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2010年03月15日

解雇通知のお作法

経営者はしばしば、労働者の気持ちを忘れがちなものです。転勤族の妻である私は定職に就かず、いつ仕事がなくなるかわからない状態での短期雇用契約を続けてセコセコ稼いできました。その時の気持ちは忘れずに、自分で雇っているメイドさんと接しなければならないと思いました。

特に私のメイドさんの場合は、サラリーマンではなく無職の男の妻なので、ある意味、家庭の大黒柱とも言える稼ぎ手です。まだ幼い子供たちや愛する夫の生活を支えてきた仕事がなくなると、結構狼狽すると思います。

ウチのメイドさん引き続き雇って下さいって頼めるアテはありません。主人によると、肉体労働系の仕事なら、本当は募集してないけど会社に無理を言えば1人ぐらい雇ってもらうようには出来る…とのことでした。メイドの仕事と違ってキツそうですが。

再就職先を私たちが決め付けてしまわずに、しばらく就職活動をする時間を持ってもらうようにすることも出来るでしょう。社会保険なんて当然入っていませんでしたが、失業手当みたいな感じで、就職活動に専念するための生活費を支給します。

失業保険と違う所は、早く仕事が見つかっても返す義務がないことと、毎月申請しなくてはならないのではなく、最初にまとめて一括払いすることです。わりといい条件だと思います(自画自賛)。重要なのはその金額ですが、今までの月給の約3ヶ月分強としました。それがキリのいい大金であったのが、そこに落ち着いた理由です(あまり深い考えはありませんでした)。

他の日本人マダムたちに、メイドさんの退職金の相場を聞いてみましたが、確答は得られませんでした。先代の雇っていたメイドさんを引き続き雇っているだけだから知らないし、だいたい、まだご主人は駐在任期中なので経験がない、とのこと。退職金なんてのは気持ちなんだから、サウンジャが好きに値段を付ければいいとみなさんに言われました。ちょっと高めだけど気前良く出します!って、他の日本人マダムたちにはその金額を事前に言っておきました。参考になるかも知れませんし。

経済的な不安を拭い去るに十分な退職金を最終日に渡すという確約と、主人のコネで再就職先の世話は出来るけど自分で好きな仕事に就いても構わないということの2点を強調して、主人の駐在任期満了に伴ってメイドさんが失職する旨を伝えることにしました。機嫌よく働いてくれているので、言いづらいですが。
ラベル:駐在
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2010年03月14日

不思議なご縁?

結構前の話ですが。メイドさんに言われたことがあります。『マダム、昨日買い物に行った時に…』えっ?なんで家で留守番してたのに知ってるの?『昨日パン屋さんの前で話しかけてきた男性は、私の父です。私は宿舎で雇われている門番の娘なんです。』日本人宿舎に勤める父親が居たので、幼い頃から日本人駐在員を見てきたのだそう。やっと落ち着き始めた契約社員さんがやんちゃしてた頃のことも知っているのだとか。

主人の上司の家のメイドさんの紹介で、こちらの提示した条件(今までメイドしたことがないこと、真面目だと保証できること、若いこと…その理由は、メイドさん募集のコツにて掲載)に適った女の子を雇うことになったといういきさつがあり、2人が従姉妹同士だと言うことは聞いていました。日本人駐在員の家のメイドさんの従姉妹というだけでなく、日本人宿舎の門番の娘だったとは。誰もそれに気付いていませんでした。

主人の上司の家で使わないタンスがあるからって譲って頂いた時、ついでにキレイめのいらない紙も分けて頂きました。去年か一昨年のカレンダーで、会社が取引先に配るために作った豪華カラー刷りのものでした。それを木製のタンスの中敷にするために折っていると、メイドさんが言いました。『その紙だけ私に譲ってもらえませんか?』

『私たちは、こんな爽やかな会社で働いています!』っぽいテーマで従業員が働いている様子を撮った写真がカレンダーになっているのですが(取引先がそんなのもらって嬉しいのでしょうか?)、特に欲しい1枚って何なのでしょう?

『この真ん中に写っているのは、私の友達なんです。私も結婚して子供が出来るまでここで働いていました。その時の同僚です。』まだまだつながっていたご縁があったようです。会社関係者でしたか。持ってきたカレンダーを全部出してきて、『ほかに知り合いの写ってる写真ある?』って見てもらいましたが、その1枚だけだったそう。その1枚を大事そうに持って帰っていました。友達にあげるのか?自宅で大事にとっておくのか?

町全体が、この会社の城下町のような感じなので、そこで働いていた人なんていっぱいいるのでしょうが。男性も女性も、たまに人は雇っているみたいですが、肉体労働が結構きついのだそうです。事務職だとラクそうに見えますが、首都の大学出た人ばかりが事務職になるようで、ずっと地元に居る人はキツイ仕事にしかありつけないようです。
ラベル:駐在員
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2010年03月12日

思いっきりフられる

通常、後任駐在員の居る場合は、メイドさんを引き続き雇ってくれるようにお願いしておきます。後任に家を譲って自分たちは引継ぎの間ホテル住まい…ということにもなり、メイドさんにとっては職場も仕事内容もそのままで、お給料くれる人が変わるだけという話に。首相官邸もそんな感じかしら(全くご縁のない世界なのでよく知りませんが)。もちろん、手癖が悪いとか色々問題があれば、退職金を払って辞めてもらうことになりそうですが。

私たちには後任の駐在員がおらず、家はからっぽにして大家さんに明け渡し、同時にメイドさんも失職することになります。日本人家庭でメイドをするとお給料が良いのだそうで、フランス語のみならず英語も習うような幼稚園に子供たちを入れて教育費にあてているそう。今の仕事がなくなったら困るでしょう。先輩マダムの家は既にメイドさんが2人も居るし、宿舎のメイドさんたちの輪の中にも入りづらそうで無理。うーん…。

第三国駐在員の奥様にも様子を伺ってみよう♪日本人駐在員が乗れないと言ったボロ車のお下がりに乗ったり、『歴代日本人駐在員に甘やかされて手癖も悪いメイドを何度も押し付けられたきた』…と、文句を言ってきた人ではありますが、いいメイドさんなら居るんです。求人の予定がないか聞いてみましょう。

社長の帰任が決まったということで、お別れパーティーが開かれました。会社所有の庭付きの家でガーデンパーティーです。お料理は宿舎のメイドさんたちが集まって用意してくれますが、そのお手伝いに自分のメイドを連れてくるように言われました。ちょうどそのパーティーに第三国駐在員夫妻も呼ばれているので、私のメイドさんと初顔合わせが出来ます。

片付けの途中でちょっと抜けて挨拶するように言われて私に付いてきたメイドさんは、かなり緊張しながら、第三国駐在員夫人に挨拶しました。それに対して、夫人は超!威圧的でした。まだメイドさんには私たちが日本に帰ることを伝えてないし、とりあえずは、『こんな駐在員も居るんですよー』ってことで、顔だけ覚えてもらうことにしました。

後日、メイドさんの居ない所で、『もう一人メイドを雇うことは出来ませんか?』って聞いてみましたが、『雇えるけど、ウチは日本人駐在員と違って高い給料は出せないよ。1日○フランが上限。但し、食事のまかないはあるから。それ以上は出せない。』…とのこと。こりゃまた随分安いなぁと思いながらメイドさんに聞いてみると、『それでは生活が成り立たないから、その家では働けません。』とのことでした。

そう言うのを見越した日給の提示だったのかも知れません。断れない立場だからって今まで何度も日本人の家で働いてきたメイドを押し付けられて嫌な思いをしてきたから、相手から断られるように仕向けたように見えました。確かに、けっこう甘やかしてきた気がするし、家族のようにかわいがってきました。こんな威圧的なマダムの下で働かせるのはカワイソウ…と、私も思ってしまいました。

…そういう利害関係が絡まない時は、親切で優しい奥さんなんですけどね。
ラベル:駐在員
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2010年03月10日

地味に日本車たたき

特に親日家が多い国ということもありません。入国してくる観光客の国籍のベスト10なんか調べたら日本は入ってくるでしょうが(海外旅行に行ける人数が多いからであって、国同士が親密という意味ではありません)。特に日本を嫌う国ということもなかったはずです。経済的に支援してくれてる国ベスト3に日本は入っているはずですし(あまり有難がられている実感はありませんが)。

日本人駐在員がワンサカ居た蜜月時代、日本の企業が田舎町で大量の雇用を創出し、かなり感謝されていたのだそうです。日本の本社も儲かっていたので、状態の良い日本車をどんどんアフリカまで送ってくれました。当時はわざわざ買って送ってくれていたそうです。ちょっと状態が悪くなった時に次の車が来ると、日本人駐在員用が第三国駐在員用になって、第三国駐在員用が現地人管理職用になって…と、前よりマシな車がお下がりになりました。その延長線で?町には古い日本の車が流通しています。

アフリカで、旧宗主国がフランスですから、ルノーとかフランスの車(…で、ボロくなったもの)がたくさん走っています。多分、現地で買い求めやすいと思います。それでも、日本の本社は日本の車を送ってくれました。買えなくなると、元駐在員から寄付された車とか、駐在員が日本で働いていた時に乗っていたマイカーとかが送られてくるようになりましたが。

右ハンドルに慣れている日本人駐在員にとって、日本車はありがたい存在です。フランスがそういうルールなので道路は右側通行、走っている車の多くは左ハンドルですが、そんな中でも、やはり右ハンドルが運転しやすいのです。それに、日本の車のほとんどはオートマで運転しやすいし、やはり日本製は信用出来ます。…それなのに、ボローレルとかボローバードとかヘンなあだ名を付けて乗ってました。すみません!

そうやって機嫌よく日本人は右ハンドル車に乗ってきたのですが、唐突に国からお触れが出ました。『来月から右ハンドル車は公道を走ってはいけないものとします。今月中に左ハンドル車に改造しなさい。』右ハンドルだったせいで事故が起きたなんて話、聞いたことありませんし、何コレ?日本車叩き?

車はプロに任せれば、日本車でも左ハンドルに改造してもらえるのだそうです。左ハンドル車の運転に自信のないマダムは、発展途上国価格で運転手を雇うことも出来ます。対処出来る話なので大げさに取り上げる必要はなかったのですが、何だか日本は歓迎されなくなってきたな…って思えるエピソードの一つです。
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2010年03月09日

三セクの役得

発展途上国の公務員は、だいたい信用出来ません。警官がむやみやたらと検問をして外国人の運転する車を止めるのは、小遣い稼ぎをするためです。裁判官は良心によらず、賄賂によって判決を下します。例外があるのかも知れませんが、私は例外の方を見たことがありません。ま、どこかにあるのでしょうが。

外国人が入国する際にはスーツケースを開けろと言われ…何かを盗まれるので目を光らせて見ておかなければなりません。ナメられると別室に連れて行かれてカツアゲされる恐れがあります。疲れた顔を見せない、毅然とした態度でそれに従う義務はないはずだと主張する…等の対処法があることは以前書きましたが。

輸入品は通関してから国内に入ってきますが、そこの職員は平気で物を盗みます。でも、何度も日本からの荷物を受け取ってきた私は、あまり被害に遭っていません。自分の物だと、箱買いしたカップうどん(きつね)を1個、ダンボールを破って盗まれていたことぐらいです。

なぜ、こんな国にあって通関時の盗難被害が意外に少ないのか。その原因の一つが、主人が通っている会社の仕組みの特殊さです。日本の企業・現地の資本家のほか、現地の国家も株主となって起業しました。国家寄りの会社の人と言うことで、通関する時に、『盗んだら承知しないぞ!』と、文字通りにらみを効かせられるぐらいに近づけます。

些細な役得でしたが…なくなりました。急に、国家は引き上げるから出資金を返すように言い出しました。返すべき金額のことは大した問題ではありませんので、営業は続けることが出来ました。ただ、今まで当たり前に使ってこられた土地が、『国有地につき立ち入り禁止』として使えなくなったり、元第三セクターである日本系合弁会社の周囲の風向きが変わってきたことを感じるようになりました。
ラベル:発展途上国
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2010年03月07日

親しげな仲にも壁あり

2児の父親とは言えまだ若く、人なつっこい性格の門番。小さい子供とか犬には人気です。サボってばかりなので大人には不人気ですが。物を盗むとかいうことはしないので、ある意味信用出来る人ではあります。仲間を大切にするので、同僚や我が家のメイドさんからも人気があります。小学校の時同じクラスに居た、体育だけが得意科目!みたいなお調子者タイプですね。

勤労意欲が低いのでしょう。おしゃべりが大好きです。言葉の壁をのりこえて、私にもいっぱい話しかけてきました。アフリカについて、一つの国の中に違う部族がいっぱい居るということ、ケチな派遣会社に給料あげてくれって言ってよーとか、いろいろ。

お調子者らしく、図々しい。『2人目の子供が出来て、俺の奥さんのお腹、今、こんな感じなんだー。』ふーん。『今、日差しがきついでしょ?』熱帯は雨季以外きついけど、ふーん。『時々病院に検診に行ってるの。』だから?『日差しが通らないようになる傘ちょうだい。』くれてやってもいいシリーズとして、百円のビニ傘は大量に持ってきたのは確か。見せてみると、『それじゃあ暑いじゃない。』仕方ないので百円で奇跡的に買えた色つき傘をプレゼントしました。大喜びしてましたね(発展途上国では専用の日傘を使う人を見かけません。雨傘を日傘代わりに使う人はたくさん居ます)。

その奥さんが赤ちゃんを連れて、うちに来たことがあります。『マダム、かわいい赤ちゃんでしょ?』はいはい、奥さんもお綺麗ですね。『記念に写真撮ってあとでちょうだいね。』はーい。ところで、どうして今日は?『この丘の向こうに病院があって、歩いて行くと近いの。』私もお世話になった大きな病院です。『上の娘が病気でそこに居るから、会いに行くんだ。』え?

私の配給する門番用ビスケットのお持ち帰りを楽しみに待ってくれている、まだ小さいお嬢さんのことよね?幼いのに入院するとしたら、結構重い病気なんじゃないの?大丈夫?その日は詳しい話を聞けませんでした。

メイドさんにあとで聞いてみました。『彼のお嬢さんがあの病院に入院してるって知ってる?』みんな知ってるそうです。『病気なの?』暗い顔でウンというだけで、詳しく教えてくれません。貧乏駐在員っぽい暮らしはしてるけど、脳外科手術を受けないと助からない子供のために人肌脱ぐような、本当は大金を隠し持っている夫婦なんだよ。そういう病気なら言ってよ!…と、思ったものですが。

図々しい彼のこと、お金で解決出来る問題なら、遠慮なく言ってたことでしょう。エイズ流行地とも聞きますし、小さなお子さんが不治の病にかかる可能性もあります。お金があれば治る病気なの?治らない病気なの?気になるので、たまに門番には、『ご家族は元気?』と、曖昧な質問をするのですが、『うん、元気。ところで…』と、いつもきちんと答えてくれず、気になるばかりです。

聞いちゃいけないんだろうなぁ…と思い、『元気?』と、聞くのは諦めました。門番はおちゃらけながら毎日のように働きに来ますし、最悪の事態にはなっていないであろうことは想像出来ます。
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2010年03月06日

ともだち

今となっては昔の話ですが、若い頃に地方から首都圏にお嫁に来ました。入社間もないうちに結婚する社員も少なく、社宅はちょっと年上の夫婦が多かったです。景気の良い頃は女子社員の採用も多かったらしく、社内恋愛で結婚した奥様が多かったと記憶しております。(以上、言い訳。)社宅で友達を作れませんでした。(※パーソナリティーにより、完成している社宅コミュニティにあとから入っても友達を作れる方はおられると思います)

ほどなくして、地元の仲良しグループの1人から電話がかかってきました。友達の居ない環境だと、電話が鳴るだけでも嬉しいものです。『○子ちゃんの披露宴、何着て行く?私の予定では…♪』『……。私、まだ呼ばれてない。あっ、首都圏まで郵便届くのに日数がかかるから届いてないのかな?あとでポスト確認してみよう♪』『いや、披露宴は来週だし……。ごめんね、余計な電話しちゃって…。』

習い事をしてみたり、仕事をしてみたりで、その場その場で友達を作りに行くという技を見につけることになりました。転勤族の妻になるということは、そういうことですよね。以前所属していた友達グループの結婚式に自分だけ呼ばれないという経験はその後何度もすることになりましたが、気にならなくなってきました。

アフリカに居る間、それを知らずにメールで知らせてくれた友達が居て、珍しく私が誘われたのにお断りすることになった経験が一度だけ。今思えば、実家にでも頼んで会場に電報を入れてもらう手配をしておけば良かったです。『アフリカの空に輝く南十字星に、お二人の幸せを祈ってます…』っぽい文章は、日本在住の友達には書けないでしょう。首都圏に行ってしまった私をわざわざ誘ってくれたのに、気を利かせられないだけの私で、申し訳なかったです。

海外駐在に付いて行く専業主婦の妻という立場でも、友達は出来ませんね。小さなお子さんが居ると、ママ友達というのが望む・望まないに関係なく出来るはずですが。失業率の高さを見ても、仕事に出て友達を作ろうという気が失せます。現地の色んな人と触れ合う機会はありますが、こちらが顧客であったり、使用者であったりで、友達ではありません。おそらく先方はかなり私に気を遣ってくれています。

現地人にむやみやたらとどこに住んでいるのか、どんな暮らしをしているのかを言ってはいけない、と、主人から言われています。自宅が犯罪の温床になることを防ぐためです。そうなると、言葉の問題もありますし、安心して付き合えるのは主人の会社の先輩だったり上司だったりする海外駐在員の奥様がた(先輩マダムたち)だけということになります。実際、私は実の姉のようにしたっています。本当は、夫の会社の先輩の奥様だったら、もっと緊張して接するべきなのでしょうが。

全く緊張せず、完全に頼りきって接してはいますが、さすがに私の立場から、『彼女は私の友達です』…とは言えません。先輩マダムのママ友達の一人に、『どういう関係なの?』って聞かれた時は、『彼女のご主人と私の主人が同じ会社で働いています』って答えました。語彙が少ないのでこんな表現でしたが、ビジネス英単語のボキャブラリーを増やしておいて、上司とか部下とかいう説明が出来る方が良かったでしょうね。このままでは同僚みたいに聞こえてしまいます。
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2010年02月27日

失踪

また繁忙期がやってきました。長い休暇をとっていた期間従業員たちを呼び寄せる時期です。主人は直接連絡をする係ではありません(発展途上国には自宅にパソコンはもちろん、携帯電話や固定電話のない人も多いので、連絡をとるには本当に伝令に走ってきてもらうことになります)。『いつものようによろしく』って部下に頼んでおくと、色んな人経由で連絡が行くのです。

ちょっとガッカリ顔で帰宅した主人は言いました。『約10万円貸した男が見つからないって。どこかへ逃げたらしい。ごめん。』回収出来るとは最初から思ってなかったし、必死で回収する気もなかったから別にいいんだけどね。『人一人の命が助かっただけで十分じゃない。』

別に怖い人から借りたお金が返せなくなった訳でもないのだし、逃げ回る人生なんて不便なことしなくていいと私は思うのですが。どうしても連絡が取れないというので、そのことも伝えられません。『チチキトク スグカエレ』っぽく新聞広告を出して伝えるのもなんですし。

仕方ないなぁ…と諦めていましたが。ある日、明るい顔で帰宅した主人が言いました。『あいつ、自分からやってきたよ。一旦は逃げたけど、俺に悪いと思って戻って来たってさ。一生懸命働いて少しずつ返すって。』当然、『当たり前だろ!』って叱ったそうですが、多分、嬉しそうな顔をしていたことでしょう。

どうやって生計を立てていくつもりだったのか知りませんが、家族の居る人が逃亡生活をするのをやめてくれて良かったです。その後、遅れながら、少しずつ、貸したお金は返ってきました。日本人駐在員が部下に無利息でお金を貸したなんてことを、現地人スタッフはもちろん、他の日本人にも言っちゃいけないことだと思い、今まで誰にも言ってきませんでした。ぼちぼち、こんな所だし、言っちゃってもいいかなぁ〜なんて…。
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2010年02月26日

のっぴきならない理由

当然すぐに出してもらえると期待した明るい顔で、彼は言ってきたそうです。『約10万円貸して下さい。』『え?なんで?』主人が聞くと、お嬢さんが脳外科手術を受けるために必要な資金なのだそうです。『知らなかったのか?お前の役職だと、借りられるのは約1万円までだ。』

一応、足りない分を借りるあてがあるのか聞いてみると、全くないのだそうです。そんな大金、外資系企業か外国人でないと用意出来ないでしょう。主人いわく、非常にいい仕事をしてくれるので、繁忙期にちょっと働きに来る短期労働者とは言え、将来を期待出来る人材なのだそうです。そういう訳で、『会社から貸すことは出来ないが、俺個人が約10万円を貸す。急に返すのは無理だろうから、何年もかけてちょっとずつ返してもらう。俺はお前を信用しているんだから、遅くなってもいいけど、真面目に働いて返せよ。』

…と、格好いいことを言ってきてから、家で嫁さんに言い訳です。いえいえ、私は鬼嫁かも知れませんが、鬼ではありません。『現地人が10万円も返せる訳ないでしょう。何もしなければ死んだかも知れない命をたった10万円の寄付で救えると思って、全額あげるぐらいの気持ちでいるわよ。』厳しい部長というキャラクターを通しているらしいので、甘いことは言わず、『お前だから特別に貸すんだからな。ほかのやつに部長が個人的に貸してくれたなんて言うなよ。』とか言いながら、威厳を保って渡したそうですが。

その10万円、ちょうど貧乏駐在員なのに持っていました。一時帰国される駐在員さんに頼んで、『現金が無いので日本から持ってきて下さい』ってお願いしていた額が10万円でした。本社の事務担当の方に、日本の口座に振り込まれる給料の一部である10万円をおろして頂いて、それを駐在員さんに手渡しして頂いたのです。外国人駐在員なのにケチケチ生活するのが嫌なので持ってきて頂いたお金でしたが、今までケチケチ生活していれば無くても何とかなりました。私たち2人がケチケチし続けるだけで済む話です。

仮に日本でも(私の基準では)10万円は大金ですが、アフリカではとんでもない額です。借用書も作ったし、任意で医師の診断書も持ってきてもらったそうです。そうやってうやうやしくお金を貸す儀式をしたそうです。私は最初に、『無理な取立てなんてしなくていいわよ。私、人の命なんて救ったことなかったけど、たった10万円の寄付で救えてラッキーぐらいに思ってるからね!』って言いましたが、主人はマメに、『今月もあいつは真面目に返済してきた。』とかいう報告をしてきました。

何より嬉しかったのは、『手術が成功してアイツの娘は元気になったらしいよ。』っていう報告でしたが。首都のお医者さんなのか?虫歯が出来たら有無を言わさず抜いてしまうような国で、頭を切って病気を治してしまうのだから、よっぽどの腕なのでしょう。

その後、言いづらそうに、『返済が遅れてると思ったら、今月苦しいからちょっとしか返せないって言われてたんだ。』って主人は報告してきました。『あげたつもりのお金なんだから、いいってば。』私はあまり聞かないようにしてきました。そのお金が本当にお嬢さんの命を救うために使われたことや、彼が真面目にいい仕事をする労働者であることとは無関係に、発展途上国の庶民にとって10万円は高額過ぎます。

高額過ぎて、毎週集まる教会で募金をつのったところで到達出来ない額です。でも、日本の一般庶民としてケチケチしてきた生活を、私たちがセレブ扱いされる国に来てまで続けることで出せた額です。庶民が大金を返すのが大変なことは想像出来ます。『まだこれだけしか戻ってきてない!』みたいなことを思いたくないので、返済された総額も聞かないことにしました。
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2010年02月25日

現地法人の福利厚生

まず最初に。メンテナンスが予定より長引いたことによりブログの閲覧が長きに渡って出来なかったこと、及びネタ切れかけに付きブログの更新を長らく怠っていたことを、お詫び申し上げます。その間に何度も当ブログにご訪問してみて下さった方には特に申し訳ございませんでした。


日本人駐在員は現地法人の管理職なので、福利厚生も特に優遇されております。意外にお世話になっているのが、現金貸付制度です。何かと自腹を切る機会が多く、お金持ちのはずなのに、すっからかんになることが多いものです(準備不足のせいですね。常にインフレし続けているのでお金が足りなくなってきます)。

日本人の場合は取りっぱぐれがないので、過去何ヶ月以内に借りてないこと…みたいな条件もなく、会社にお金を借りることが出来ます。現地採用の優秀な社員にも手厚く福利厚生を用意しております。給料の前借りも出来ます。現地採用の普通の社員にもそれなりの制度があり、現地採用の短期雇用者にも、やはりそれなりの制度があります。

会社からお金を借りたり返したりする事務的な窓口を主人が担当しており、『俺って常に上限ギリギリまで借り続けてるなぁ』って言っている状態です。セレブになりきれると聞いてきたのに、日本ではしたことのない借金生活をすることになるとは、私も思っておりませんでした。初めての海外駐在をナメて、日本円をほとんど持ってこなかったせいでした。現地のお給料約3万円では外国人駐在員として生活出来ません。

発展途上国のインフレをナメて来てしまった日本人以外にも、お金を借りに来る人は居ます。冠婚葬祭とか病院とか、急にお金が必要になった優秀な従業員が、お金の心配をあまりしなくても働き続けられるように貸してくれる制度を利用します。長い人生ですから色んなイベントは起こり得ます。それに備えて貯金しておけばいいのにな〜って最初は思ったものですが、インフレしているとスグにお金の価値が下がりますから、貯金をする意味があまりないのかも知れませんね。

当たり前に普及している貸付制度を利用しに来た現地採用スタッフで、私たちがボケない限り一生忘れないであろうエピソードを残してくれた人が居ました。長くなってきたので、詳細は日を改めて書きます。
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2010年02月22日

いろいろ同時に驚いた

アフリカの田舎町ですが、色んな人が住んでいます。ガチャピンみたいな顔がカワイイと私は思うのですが、顔はさておき愛嬌があってカワイイという説もある地元の女の子。もっと若いのかと思っていましたが、ハタチは過ぎていたそうです。スクーターに乗る姿も見かけるのでお金に不自由ない暮らしをしているのでしょう。

そんな女の子に、主人の出張に同行した時にバッタリ会いました。せっかく上京したからってお土産をいっぱい買っていたらしく、楽しい観光旅行かな?って思ったのですが。『病気になったから手術しに来たんです。』とのこと。フランス語会話力が今一つ残念な私のためにわざわざ図解してくれました。

紙(そう言えば、庶民階級なら捨ててあった空き箱のウラを使ったり、公立の病院ではわら半紙みたいなのを使うのに、クオリティの高いメモ用紙でした)に、保健体育の時間に見たことのあるような、逆三角形が書かれました。その左右の上部に小さな丸を描いて二重線でつないで…。なかなか絵の上手な子だったようです。子宮と卵巣の絵でした。

私が、『あっ、この図解は見覚えがある!』って顔をしたのを確認すると、『ここがダメになったから、手術するんです。』と言いながら、右上の卵巣と思しきところにバツを付けました。『ええっ?!』って顔をすると、泣きまねジェスチャーをしながら、『悲しいです。』って。

まだ若いのに気の毒に。あの図解は世界中の大人は当然見てすぐソレをわかって当たり前なのだろうか。虫歯になったら有無を言わさず抜歯するような国なのに、お腹なんて切られて生きて帰れるの?この国にそんな複雑そうな手術の出来る医師が居たの?(地方には居ないっぽいけど)

色んなことが同時に頭によぎり、ボキャブラリーの乏しい私の発した言葉は、『がんばってね。』…気の利かない大人ですみません。頑張った甲斐あってのことか?術後だいぶたったら元気になっていたようです。発展途上国でも首都ではレベルの高い医師が居るのかも知れません。
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2010年02月21日

過小評価?

アフリカの発展途上国と言うと、未開の地というイメージはあります。電気がなかなか来ないとか生水が飲めないとか家の中で虫が大量発生しても驚かないとか言ってきたので、私の実家では、『キャンプ場みたいな所でテント張って暮らしてるらしい』って思われていたようです。壁とか屋根があって鍵のかかる家なんですが…雨漏りは結構してます。

かなり太っていたらしい大家さんが亡くなった時、その理由が公になっていないうちから、メイドさんは、『太ってたんだから高血圧で頭の血管が切れたんでしょう。』って言ってました。発展途上国の庶民階級の人でもそういう知識があるのか?と、失礼ながら驚いたものです。

地方にもコンタクトレンズの処方箋を書ける医師が居て、首都には各度数の在庫があるみたいです。外国人なら言葉が通じて保険の使える自国で買って持ってきますよね。アフリカ生まれアフリカ育ちの人でコンタクトレンズを使う習慣の人が居るということなのでしょう。

昔、駐在していた日本人の奥様が(きっとアフリカ生活のストレスのせい!)盲腸になった時には、ご主人が大急ぎで何らかの手続きをして緊急出国して、比較的近い先進国で手術を受けて来られたのだそうです。本当は日本で受けたかったのでしょうが、あまりに遠すぎるので間に合いませんよね…。

ひょっとすると盲腸の手術の出来る医師が国内にも居るかも知れない(居るような気がします)けど、日本人にとっては、この国で手術を受けるのは怖いです。『人類皆平等、何人であろうとお医者様はお医者様!』って言われても、私も発展途上国での手術は避けたいと思っております。ハッキリ示せる根拠は無いけど、なんとなく怖いから。
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2010年02月18日

お医者さんたち

主人が学生の頃、僻地で出会った人は、『よっ!これぞ発展途上国!!』って期待(?)には答えてくれたみたいですが、ひどかったです。ケガしたからお医者さんを探しているって言うと、農夫だと思っていたおじさんが、『私が医者だ。』って名乗ったのでみてもらうことになったそうで。

任せることにすると、『消毒に必要だから熱湯を持ってきなさい。』って言われ、『患者が用意するものなのか?』と、疑問に思いながら持ってくると、なぜか水と混ぜて使い出した…。治療代はいらないと言われたので文句も言えません。共通のボキャブラリーが少ないから、『私が医者だ。』って言ってしまったものの、『この辺り一帯は無医村だから、私がいつも代わりにみんなを見ている。任せなさい。』って本当は言いたかったのかも知れません。

私は近所の救急病院で診てもらって治った経験上、救急病院のお医者さんの技術は信頼しています。メイドさんは、そこのお医者さんはぼったくりで信用出来ない!って怒り、自分の手のひらの抜糸を自分でしていましたが。

清潔そうな病院では、小さなお子さんにやたらとアスピリンを処方するそうです。昔の日本もそうだったかも知れませんが。医療の最新ニュースに乗り遅れているのではないか?と、私は疑っているので近寄りません。どんなに小汚いとか欲ボケ医師が居るとか言われても、救急病院に頼ります。

高度な医療と清潔な病床と心温まる看護と適正価格の全てが揃う所はないかも知れませんが、アフリカの中に居ても、そこそこ高度な医療を受けることは出来るのかも知れません。あまり高度な医療のお世話にならずに済む駐在生活をおくりたいものですが。
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2010年02月15日

フランス語会話と英会話

私がどれだけ長い間、NHKのラジオ講座を聞いてきたのかをさんざん書きました。ラジオがあれば電気代だけで聞けますし、テキストは安いし、本当にお勧めです。内容も保証したい!…のですが、私では証明が出来ません。何年もフランス語講座を聞いてきたくせに、私はフランス語会話がほとんど出来ません(NHKのせいではありません、努力していないせいです)。

英語も話せるフランス人を接待した時のこと。喋れないくせに人見知りもしない暇な私は主人についていって同席していました。やり手の社長さんと伺っていましたが、物腰が柔らかくて感じのいい男性でした。英語は完璧にわかるみたいですが、お客さんには不便をかけたくないので、フランス語ペラペラな先輩駐在員さんたちがフランス語で話を進めます。

別に会話に参加しなくてもいい私のために、余裕のある先輩駐在員さんがフランス語の会話を日本語に訳して下さっていました(完全に足手まといしに行ってます…)。『フランス本国ではチーズをどうこうした物が普通にスーパーに並んでいるんだってさ。』ビジネストーク中の大御所駐在員さんとお客様はフランス語会話を続けてますが、余裕のある先輩駐在員さんと私や主人は日本語で会話していることになります。なんかソレって感じ悪い?

ちょうどフランス語会話が一休みになって、静かになりました。私は先輩駐在員さんが日本語でチーズのことが話題になっているという翻訳をして下さった直後に、先輩駐在員さんではなく、お客様に答えました。『Like this ?』ほら、マドンナの若い頃の代表曲でも、likeという単語が使われていて、『〜のように』っていう意味だったじゃないですか。それを踏まえた上で、『このチーズみたいな感じですか?』って言ったつもりでした。

お客様は、『オー!イエ〜ス!サンキュー!』と、ノリノリで、もうみんなお腹いっぱいになってから余っている感じのひからびかけ残りチーズを勢いよく食べだしました。おそらく、『コレ好き?』って言いたかったと思われたものと思われます。フランス語会話がはずんでから日本語に翻訳されるまでの時間があいていたことと、フランス語会話が日本語に翻訳されているとは全く思っていなかったらしいことから、さっきまで自分が話していた内容と関係があるとは思わなかったようです。

日本語会話組はおそらく全員、『サウンジャのLike this?は間違って伝わっている』って気付いていたはずですが、説明がややこしいし、間違いを訂正する人は居ませんでした。だいたい、誰も欲しがっていない残りチーズを無理して食べて下さっている紳士の善意に対して失礼なような気がします。

せめて私が、もうちょっと もっと英会話がペラペラだったなら、『さっきあなたが言っておられたチーズってこんな感じのものだったんでしょう?』とか、誤解を招かないぐらいの単語量で勝負出来たのですが。役立たないフランス語会話と、一歩 百歩及ばない英会話で、主人のビジネスの足を引っ張ってしまいました。

結果的には商談はうまく進んだらしいのですが。それにしても、私って何しに行ってたんでしょう?『パリにお越しの際には是非、奥様も一緒に私のオフィスにお越し下さいね。』と、紳士的な社交辞令を聞くことも出来たので、私としては、満足です。
ラベル:駐在員
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2010年01月16日

最上級だらけ

アフリカのグランドキャニオンと呼ばれる縞模様の見える山は、その道では世界一と言われるグランドキャニオンの次に美しい!と、言われています。あまりその手の山に興味がなかったので、類似の山を全く知りませんが、もうちょっと美しいものがあっても良いような気がします。別になくてもいいけど…。

『ここは本当に世界で一番美しく太陽を見られる場所』と、現地の人が口々に言っている場所もあります。海外に行ったことのある人なんてほとんど居ないのに、世界中の太陽を見たことがあるの?根拠が怪しいですが、まぁ眺めは良いですね。太陽を眺めるスポットを探す趣味もなかったので、これ以上の所があるのかないのかは知りません。

あと、日本では、『世界最貧国の一つ』と、紹介されているようです。たまに日本でテレビを見ていて、『貧しい国で生活するのは大変そうだな〜』って思うこともありましたが、その、最上級?実際に住んでみて思うことは、『テレビで見たり話に聞いたりする国は、もっともっと貧しかったはずだ』…ということ。

幼稚園はもちろん、小学校にも通わせてもらってなさそうな子供が、賃金をもらって働いているのを見かけます。物乞いになったり盗人になったりする道を選ばず、労働すれば対価を受け取れるということを学ぶのは良いことだと私は思います。

先進国の人たちは、『子供に労働させてはならない。させられている発展途上国の子供はカワイソウ』って言うみたいですが、私の見た感じ、子供たちに悲壮感はありません。大人と同じような顔で、働く楽しさを知っているように見えます。

テレビで見た、『最貧国』という称号が付いているのかどうだか知らないけど貧しそうな国の子たちは、家が貧乏、国が貧乏、ゆえに病気になっても治療されず、多くが子供のうちに死んでいく…という世界でした。そんな国があることぐらい知っているだろうに、なんでこんなに余裕のある国まで『最貧国』なんだろう?と、疑問に思います。
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2010年01月15日

地層の見える山

昼間に接待する時にお客様をご案内すべきスポットの一つが、(日本人の間での)通称、『アフリカのグランドキャニオン』です。州の中にある数少ない見せ場の一つです。わざわざこんな物を見るために飛行機を乗り継いでこんな州に来るような人は居ないと思います。それもあって、乾季でも道がひどく悪く、四駆を運転の上手な人が乗ってやっとこさ、来られます。

私は一度だけ来たことがあります。主人たちが本業で多忙な時に医師団の接待をしなくてはならなくて、役には立たないけど、『参加することで存在意義をアピール出来る』チャンスだと思い、先輩駐在員さんの車に便乗させて頂きました。

本物の、アメリカのグランドキャニオンも見たことがあるのですが…規模が違い過ぎます。あんな感じで、縞模様の地層があらわになった山が見える場所があります。でも、山と言うか丘と言うか、ずっと小規模な物がちょこっとあるだけです。美しいと言えなくもない眺めですが。

道路が全く整備されておらず、観光名所でもありません。知る人ぞ知る、風光明媚な場所…と呼べば大げさすぎ。当然、『ヤスイヨ〜』と、みやげ物を売りつけてくる人も皆無ですし、トイレも喫茶店もありません。そもそも、道が悪いことが特に問題です。

1時間以上かけて悪路を運転し、『ほらっ、すごい眺めでしょ?』ってアピールして、こちらの頑張りは見せることが出来たはずです。現地到着後は単に縞模様が見えるだけで、『しばらく接待よろしく』って交代する人(店員さんなど)も居ません。『のど渇いてませんか?お水ありますよ!』『いい写真に収めますのでシャッター押させて下さい』…みたいな感じで、接待し続けます。

往復に時間がかかるので、ご案内出来る時間を(埋める)浪費してしまうことに、残念ながら、なってしまいますね。何日も滞在するお客さんが居る時には、『使える場所』です。もともと、案内出来る場所が少ないので、このように時間のかかる場所は(ノルマ達成しやすくておトク)遺憾ながらお勧め!です。
ラベル:駐在員 アフリカ
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2010年01月11日

アフリカで接待

アフリカ在住じゃない方を主人が接待するのを、今まで何度も見てきました。宿舎に駐在員の家族も勢ぞろいして日本料理でお迎え。あと、発展途上国にしては高額なレストランで食事。

食べるお店以外のご招待と言えば、夜はカジノ。滅多に勝てませんが、勝つ気のない私でも機嫌よく帰れるぐらい、気分よくサービスが受けられます。冷たいドリンクやおつまみも無料(本当はチップが要るものと思われますが)。

お客さんが少な過ぎてあまり効果がないかも知れませんが、ギャンブルでない店と言えば、ディスコやプールバーまで連れて行くほかありません。効果がなさそうなので、よっぽど長期間連泊するお客さんでないと連れて行かないみたいですが。

先進国なら、隣に綺麗なお姉さんが座ってくれるお店とか、連れて行くだけで『貸し』になるようなお店も多数あると思いますが、アフリカでは、『連れて行きさえすれば大丈夫』という類のお店は見かけません。

誠心誠意、時には、『家族総出で歓迎しています!』って姿も見せて、慣れない外国語でアピールするのみです。『精一杯でこの程度のお店しかない所で、日本人よく頑張ってくれてるなぁ』って、お客さんに思って頂ければ接待は成功。

日本で営業職として接待するよりずっと疲れそうな話ですよね。それでも、アフリカで接待している方が接待疲れ度が低い気がします。言葉が通じないし、警察すら信用出来ない国。頼れるのはこの日本人たちだけ…という状況に居れば、何となく信頼してもらえるような…。

ただ、有給とか主張して穴を開けられるほど人材に余裕がないので、翌朝どんなに疲れていても仕事を休めません。二次会、三次会まである接待が続くと睡眠不足で疲れているように見えます。お疲れ様です。
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2010年01月10日

ディスコ

昔はクラブのことをディスコと言いました(現役の若者向け解説)。ここでいうクラブとは、体育会系だの文科会系だのと分類されるクラブ活動のことではなく、昔でいうところのディスコのことを言います(バブル以前の若者向け解説)。

日本に点在する繁華街の夜、今風の格好をした若者が集まって、お酒を飲んだり踊ったり、知らない人に声を掛けたり掛けられたりする場所、クラブが開かれています。毎晩かどうかはわかりませんが、ディスコも日本国内にあるそうです。それをディスコと呼ぶ世代の人向け音楽を流してそういう世代のお客さんが集う場所なのだそうです。

純粋に踊りたい人、純粋に踊りながらお酒を飲みたい人…は、少数派なイメージです。知らない人に声を掛けたり掛けられたりするのが一番の目的ではないのかな?と。そう勝手に解釈していたので、私はディスコもクラブも行ったことがありません。声を掛けられに来たつもりなのに誰からも話し掛けられなくてカワイソウ…って遠くから見られるのは悔しいですから。

発展途上国の田舎町にも、ディスコがあるそうです(驚きました)。垢抜けているはずがないので、クラブとは言わないのでしょう。海外から来た男性客一人を接待するために連日主人が夜間出歩いていた時、『今夜はディスコに行きましょう』って話になったそうです。どんな所だったのか、主人に聞いてみました。

『お客さんは少なくて、誰も踊ってなかった。ちょっとお酒を飲んですぐに出た。』…とのことでした。バカンスの時期なら、若い女の子を引っ掛けて仲良くなりたいフランス人のおじさんが、出会いを求めて入っていたのかも?季節に関係あるのかないのかは確かめていませんが、アフリカの地方都市のディスコは、さびれているみたいです。都会に出ると違うのかも知れませんが。
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2010年01月09日

プールバーなど

駐在妻というのは、夜は自宅に引きこもっているのが普通みたいです。発展途上国は治安が良いように見えて急に悪化したりしますし。それに、大して面白い物が屋外にある訳でもありません。自宅でテレビゲームでもしていれば機嫌がいいのかも。

私もテレビゲームが嫌いな訳ではありませんが、アフリカまで持って来る気はありませんでした。結婚してから持ってきていなかったというのもあります。主人が家に居るのに嫁さんがゲームしているという状況も嫌いらしく、ゲームする習慣がなくなっていました。

夫たちは接待やら社内の付き合いやらで、夜よく出かけます。その間暇な主婦が自宅でテレビゲームしていても良かった気もします。停電が多くなければの話。ロウソクの灯りの下、紙のパズルゲーム(ナンクロとか)を解くのが正解かも?

カジノには私も付いていきます。ギャンブルは嫌いな方ですが、停電でもエアコンがフル稼働していて、お姫様扱いしてもらえるので居心地が良いからです。よくよく見ると、カジノに女性客は滅多に居ませんね。ちなみに、ディーラーは全員女性です。

食事処でもなく夜に行くお店としては、他にプールバーがあるそうです。ビリヤードの台が置いてあるお店のことを言います。日本がバブル期のはしりの頃に流行ったそうです。通っていた大学の周囲にその名残で安く遊ばせてくれるお店があったため、私もちょっとはビリヤードをしたことがあります。でも、海外では行ったことがありません。

主人がそういう遊びに全く興味がなくて、アフリカに来て会社の方に連れて来て頂き、初めて知ったのだそうです。それなりに楽しんだそうですが、点数計算っぽいことまではマスターせず。私も点数計算が出来ません。2人で行ってもうまく遊べなさそうなのです。

先輩駐在員さんは、仕事がらみでないとあまり夜は外出しないみたいです。小さなお子さんがおられるので、なるべく一緒に過ごしたいということで、夜に出かけるとしたら、ご飯を食べる所になりますね。

主人の場合は事情が違うので、よく夜誘われます。接待以外で誘ってくるのは、単身赴任中の契約社員さんで、ギャンブル好きが多く、カジノがメインとなります。プールバーには滅多に行かないみたいです。多分、この国では主婦がビリヤードする習慣は滅多にないのでしょう。なかなか、『プールバーに通っている』って言う女性に会いません。
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2010年01月08日

名付けておいてなんですが

『アフリカって(日本人にとって)珍しい虫がいっぱい居るね♪』と、大はしゃぎの妻のために、主人が得意顔でおみやげを持って帰ってくれました。『会社の中でスゴイの見つけたんだ。捕まえるの大変だったんだから。』

葉っぱに擬態する蛾…もありがちですが、今まで見たことのない柄で、日本には居ないような気がします。それを生け捕りにしてきてくれました。『飛んでごらん。』と、放すと、ちょっと元気がありませんでした。家のカーテンの低い位置に止まりました。

また撮影を楽しみました。飛んでる姿をもっと見たいなぁ…と、カーテンを揺すってみると、元気なく飛びかけて、落ちました。捕まえようとすると、何とか逃げようとするけど、うまく飛べません。…死にかけ?

玄関から高く上げて放してみましたが、ひらひらひら…と、落下。這い出て行きました。私のために持ち帰られたことで、寿命が短くなってしまったようです。悪いことをしました。

その後、ユニークな画像を集めているアメリカ人へのメールに私の虫写真コレクションを添付しました。『葉っぱ系バッタ』とか、『葉っぱ系蛾』とか、私なりに英語で命名しておきました。

多分ですが、英語の名詞の後ろに『y』を付けると、『系』っぽい形容詞の造語に見えるような気がします。バッタも蛾も、名前はリーフィーです。本当の名前は永遠にわからずじまいです。
ラベル:アフリカ
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2010年01月07日

新種の名前

メイドさんが本気で怖がるカメレオンを見てはしゃぎ、昆虫を熱心に追いかける私を、門番が呼びつけました。『いいもの見せたげる。』そう言われて本当にいい物があったことはあまりないものですが、その時ばかりは本当にいい物でした。

葉っぱに擬態する昆虫…いくらでも居ますよね、日本にも。でも、アフリカにしか居ないと思われるもので、初めて見るものでした。体長7センチ前後高さ3センチぐらいの帆のような羽を持つバッタで、全身が鮮やかな黄緑色です。バナナの葉の上に載っていると見分けが付きません。門番、でかした。

多分、葉っぱを食べて生きていますね。フンが黄緑色だから。門番が、『また写真撮ったりするんでしょ?何か棒みたいなの使えば捕まえられるかもよ。』って言うので、デジカメと30センチ定規を家に取りに帰りました。飽きるほど撮影しましたが、バックが黄緑色の葉っぱなので、よくわからない写真です。

定規を下から差し出すと、何の抵抗もなく渡ってきてくれました。カメレオンも木の枝なんかを差し出して捕まえるのが一般的です。この国では虫取り網はいらないのかも(売ってるの見たことありません)。定規の上に載った虫を満足顔で眺めていると、よっぽどリラックスしたのか?もりもりもり…と、定規の上にフンをされました。門番に爆笑されてしまいました。

色のコントラストの出来る所に持って行ったりして、また飽きるまで撮影しました。そう言えば、(私にとっては)新種の名前を知りません。『ねぇ?この虫、何て言う名前なの?』この国の人、鳥は鳥だし花は花だし、細かい名前で呼ばない習慣です。『虫。』私が不満そうにしているので、こういい改めました。『バナナの葉っぱ虫!そう、バナナの葉っぱ虫っていう名前なんだよ、アハハ!』…絶対うそ!

仕方ないので、私の心の中では、『バナナの葉バッタ』と呼んでいます。絶対うそだとわかっているのにそのまま従うのが悔しかったから。鉄製の柵で囲まれた庭の中でも、アフリカならではの楽しみ方があります。一応、バッタ及びその糞と接触したプラスティック製定規は、石鹸を付けてよく洗っておきました。多分、大丈夫。
ラベル:アフリカ
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2010年01月06日

アゲハチョウ

アフリカは日本とは生態系が違います。当然、日本に居ない生物とも出会います。山育ちの私は、トンボとか蝶とか、飛ぶ虫を素手で捕まえることも出来ました(相手とタイミングにもよりますが)。トンボは見かけませんが、蝶は見かけますね。ただ、発展途上国の知らない虫に万一の毒があっては怖いので、手づかみはしません。

虫じゃないけど、テレビで見たことがあります。アフリカに生息する一部のカタツムリには猛毒があって、素手で触ると皮膚から何か有機的な物が神経に入ってきて脳炎になるとか。怖いので、ネバネバ系の生物には触れないのが賢明です。狂犬病も怖いので、哺乳類も避けるべき。結局、知らない国で素手で生物に触るのは避けるのが一番ということになりますが。

私が家の中でその揚羽蝶を見つけた時も、素手で触ろうとは思いませんでした。綺麗でしたが。虫取り網が家にあれば良かったのですが、昆虫採集するほどの昆虫好きでもありません。よく観察して、チャンスがあれば写真を撮って、そして、元気なうちに逃がしてやるのが理想です。

私の定義するその黄金パターンで、写真撮影後、玄関の網戸を開けて逃がしてやった蝶の写真。図鑑で確認したら載っていました。後ろの方のページで、『世界の珍しい昆虫』の例として。『アフリカには、こんな珍しい柄の蝶も居ます』だって!(こっちでは平凡な柄?)

主人の知り合いで虫の好きな方が居て、『是非、アフリカで見つけた虫の画像をどんどん送ってね。』っておっしゃるので、時々会社のパソコンからメールに添付して送っていたそうです。追加として私の蝶の画像も添付してもらいました。…誉めてもらいたくて。

『虫に詳しくない人には珍しい柄かも知れないけど、そういう蝶は居るものです。』と、そっけない返事が来たとのことで、ガックリ来ました。アフリカでは全然珍しくないみたいだけど、日本在住の虫好きな方には、『こんなの見たことない』って言って頂きたかったものです。まぁ、珍しい柄の代表として子供向けの図鑑に載るぐらいですから、よっぽどの定番だったのでしょうが。
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2009年12月24日

マライヤ抜きのクリスマス

アフリカのクリスマス風景については、去年の12月頃(11日以降)に、だいたい書いたとおりですが(ご質問メールいただいているのに返信遅くてすみません)…。ありがちなクリスマスを日本で過ごしてきた私には、異文化圏のクリスマスというのは、違和感いっぱいだった訳です。

子供の頃は、赤鼻のトナカイとかジングルベルが聞こえないと12月になった気がしないと思っていたはずです(必ず聞こえていたので、そうも思ってなかったか?)。ティーン(英語で〜ティーンイヤーと言われる13歳から19歳ぐらい)になると、季節感を歌いこんだ歌謡曲(当時はJ-POPと呼ばなかった)でクリスマスを感じました。

徐々に洋楽も聴くようになり、マライヤ=キャリーの元気な曲を聴いてさえいれば、一人で過ごすクリスマスも寂しくない!とすら思えるように(単純ですね)。なんちゃって仏教徒のクセにクリスマスにはしゃぐのは不謹慎かも知れない…という自覚もあったものです。

ミッション系の学校に通っていたので、賛美歌とも呼ばれてしまう聖歌(カトリックではこう呼んでました)のレパートリーもいくつかあります。その中の定番曲をミサで歌って神妙な気持ちで主イエス=キリストの誕生を祝うのが本来の姿のはずではないかと思います。

日本と違って周囲はクリスチャンの多い町。雇い主からプレゼントをもらうのを楽しみにしている気配を感じますし、スーパーにはツリーが飾られ、写真撮影会なんかして家族で盛り上がるイベントのようですが、クリスマスソングが全く聞こえてきません。

セリーヌ=ディオンの曲は当たり前に聴けるのに、マライヤ=キャリーの定番曲ははじかれているようです。本物の信者なら、教会でそれなりの歌を歌うのでしょうが、仏教徒の私が耳でクリスマスを感じることがありません。楽器でクリスマスソングを奏でてみても、誰一人反応してくれません。たまにはそういうクリスマスもいいのかも知れませんが。あぁ、文化の全然違う海外に来たなぁ!って思いました。
ラベル:アフリカ
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2009年12月19日

過去形に使用制限のある人

日本人にとって最も簡単な言語、日本語は、末尾に『た』が付くようにフィーリングで活用させると、何となく過去についての話題になったものです。日本語の過去形は(日本人にとっては)簡単でした。『た』が付くようにアレンジするだけですから。

中学生の時の得意教科であった英語では、ただの過去形のほか、過去っぽい意味を持つ完了形とか、色んな種類の過去形を習いました。熱帯の真夏では真似出来ないような集中力で習得しましたが、一筋縄ではいかなくて、苦労しつつ変則的な活用をいっぱい暗記していたように思います。

主人の助手さんは、母国語であるアフリカの現地語とフランス語は自由に使えます。アメリカ資本の企業で働いていただけのこともあって英語も通じます。最初は主人との会話は英語だったそうです(駐在生活に比例して語学力を付けてきた主人の成長に合わせてフランス語で会話するようにしてくれました)。そんな助手さんと私が喋ってみた時、現在完了形で『〜したことがある』という意味の英語を話してみても、全然通じませんでした。中2前半レベルの文法だけを使うと通じました。

学生時代の私の語学学習の目標は、常に『試験合格のため』であって、試験に出る文法はひととおりマスターしていたつもりです。現在完了形をマスターしないと中学3年の英語の試験で9割取れなかったはずなので、試験のために私はマスターしました。そうやって勉強したので英検にも合格しましたが、実は英会話に積極的に参加する度胸はありません。

日本で外国人に、『英語わかりますか?』って聞かれると、『No!』とだけ言って逃げようとしてきました(なぜか、こう答えるとほぼ100%英語で追加質問され、仕方なく英語で答えます)。フランス語しか通じない所に来てからは、『英語わかります!英語で喋って下さい!』って言うようになるのですが…。それまでは、使えない英語力だった訳です。

なぜ、外資系企業間を転職し続ける助手さんが、英語学習を完璧にしようと思わなかったのかはわかりかねますが、彼女は、試験には必要かも知れない部分を潔く捨てたのでした。現在完了形の分野が理解出来なければ英語の試験で高得点は狙えません。それでも、ビジネスに必要な単語を覚えて、臆することなく英会話する度胸があれば、語学力を活かして仕事に使えるのです。
ラベル:駐在 アフリカ
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2009年12月16日

コテージのお楽しみ

希少動物が居るということでやってきた公園は、指定されたツアーに参加して指定されたコテージに宿泊することが入園の条件になっています。かわいらしいコテージは照明が弱くて部屋の中が暗いので、木製の雨戸(鎧戸?)を開放して外の明かりを取ることにしました。スーツケースを開けて、脱いだ寝巻きをしまいます。

そういうことをしていると、部屋の中にどんどん希少動物が遊びに来てくれました。全く人を恐れません。駐在地のある州にも野生の希少動物の居る公園(国だか州だかが管理している)がありますが、野生動物がこんなに人に寄ってくることはありえません。

野生だった動物が、保護のためと言われて飼い慣らされているということだと思いますが、何の疑いもなく寄ってきてもらえると、嬉しくなりますね。カメラを出しても逃げません。どうせなら、パンとかビスケットとか、何か食べてくれそうな食べ物を持ってくるべきでした。せっかく遊びに来てくれたのに何のお構いもなく写真だけ撮らせてもらって申し訳ないです。

宣言通りの朝6時に朝食に行くと、ガイドさんに声を掛けられました。『今ちょうどいいタイミングなので、お嫌じゃなければ食べる前にそこまで見に来ませんか?』せっかくの機会なのでついて行くと、警戒心皆無の動物たちがひなたぼっこしているのを間近で見ることが出来ました。写真を撮ってもやはり逃げません。

野生臭さがなくなってしまってますが、わざわざアフリカまで見に来るなら、これぐらいサービス過剰な動物の方が期待に答えてくれて良いと思います。駐在地の公園では警戒されていて、近くで見ることが出来ませんでした。首都の動物園ではオリに入れられているので見放題でした。せっかく見に来るなら、『自由行動出来るけど、喜んで人間に近付くよ〜』って態度の動物の方が、かわいいです(不自然な姿ですが)。
ラベル:駐在 アフリカ
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2009年12月14日

あっ、日本人観光客

私が言うのもなんですが、発展途上国で駐在したいなどと志願する日本人は、変わった人が多いと思います。また、発展途上国でボランティア活動したいなどと志願する方も、ごく平均的な日本人と比べていい人かも知れませんが、『いかにも平均的な普通の日本人』の定義から遠いキャラクターのような気がします。外務省が『渡航の是非を検討して下さい』って警告をしている時期に入国してきて、そういう、仕方なく滞在している日本人に会うことが多かったのです。

同じガイドさんに連れられて一緒に回ることになったご夫婦は、『平均的な普通の日本人』ベースで、もっと気遣いの出来てしっかりした、感じの良い日本人でした。お話ししてみると、旅慣れた方のようで、たまにはアフリカの観光ツアーに参加してみることにしたのだそうです。旅慣れてるのなら英会話に不自由しないでしょうから海外旅行も存分に楽しめるんでしょう?

『こちらも人のことは言えませんが、英語が通じるという方の英語がそんなに堪能ではなくて、今回は不安になりました。ここに来る時も何かの到着が遅れているらしいけどただ待つようにだけ言われて理由を話してもらえませんでした。お互いが唯一理解出来る英語がノープロブレムだけで、何を聞いても、ノープロブレムとだけ言われたんです。』…やはり、英会話出来るだけでは100%満喫出来ない国ですよね?

旧宗主国がフランスなので仕方ない部分ではあります。国で1,2を争うド定番観光スポットなので、世界中で見かけがち観光客である日本人への対策はなされています。コテージに現れたガイドさんのように、実に流暢に美しい日本語を話せる人が待機しているのです。一生懸命日本語を勉強した人が活躍出来るよう、治安の良い状態が続くと良いですね。

あれ?渡航の是非を…って言われてませんでしたっけ?『入国してくる時の飛行機がガラガラで驚きませんでした?』『私たちの乗ってきた飛行機はガラガラじゃありませんでしたけど?』旅行社でも観光客が戻ってきたというお話をチラと伺いました。

私が入国して来る直前に前任である駐在員夫人が運転している車が強盗に襲われる事件が自宅近くで発生したそうですが、私が来てから治安に変化があったという実感はありません。危ない目にも遭ってません。私が来た頃から突然治安の良い状態になっていて、直後に外務省も警告するのをやめていたのかも知れません。是非を検討する余地もないので来てしまった以上、そういう情報を収集する気をなくしておりました。いつから警戒が解かれたんでしょうね?
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2009年12月12日

ガイドさんのお仕事

一応、ガイド付きツアーということになっております(個人が勝手に目的地に入ることが出来ないので)。空港からそう遠くないホテルから車で3時間以上かかる所まで自力で行くのも大変そう。ツアーがセットなのはありがたいと思いました。

このガイドさん、英語は今一つですが(アフリカの第二外国語教育事情も原因の一つか?)、フランス語は通じます。幼稚園の時から英語もフランス語も学習するという、外国語学習に力を入れた国ではありますが、旧宗主国がフランスだというのに、フランス語がほとんど通じない人も居るものです。彼は語学が得意な方と言えるでしょう。

アレで英語通じますと言われてしまっては、英語しか話せない人は困惑するかも知れませんが…英語ペラペラな方にもたまには『言葉の壁』を感じて頂くことにしましょう。言葉の話は置いておいて、彼は運転もしてくれます。本業が運転手で、ついでにガイドもするという感じなのかも知れません。

『ちょっとそこで停めて写真撮っていい?』って聞くと、停めてくれます。『夫婦二人で写りたいからシャッター押して。』って頼むと、押してくれます。なかなかデジカメを預けられる人って居ないので、専属ガイドが居るのはありがたいです。普段はお互いをお互いが撮るばかりで、なかなか二人一緒に写真に収まっていなかったので。

でも、主人は英会話力以外の点でもガイドさんの力量に不満があったようです。『観光ビジネスに携わっているクセに、写真がヘタすぎ!』この人は自分のカメラなんて持ってないんだろうから仕方ないわよって言っても、『プロならちゃんと撮れて当たり前!』と主張します。

なかなか主人の納得いく写真を撮ってもらえないので、撮る前に一生懸命説明していました。『俺たちの腰から上、そして、あの木の一番上までちゃんと収まるように写して欲しい。ここに立って、俺たちがあっちに立ってオッケーって言ったら、シャッターを押して。』…私に写してもらう時と同じ要領です(私も写真が下手なので、毎回細かく指示されます)。

しかし、説明をフランス語でするのが面倒になってきたらしく、いい写真撮れそうと思う場所を見つけると、私一人を立たせて自分で撮ることが多くなりました。特に二人一緒に収まりたいって思った時だけ、ガイドさんにフランス語で説明することにしたようです。

お陰で私はいい写真をいっぱい撮ってもらえましたが、主人の写る写真は少ないまま。そう言えば、新婚旅行の時も私ばかりが写っていたような…。不公平な気もしますが、彼は写真を撮るのが趣味で、私は写真に写るのが趣味ということで、お互いが納得しているのだからヨシとしておきましょう。
ラベル:アフリカ
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2009年12月11日

絶好の撮影スポット

主人は、『写真を撮るぞ!』と、はりきっていました。私も、『せっかく観光名所を旅行出来るんだから写真いっぱい撮りたいな♪』と、はりきってはいましたが。主人の撮りたい写真は遊びに来た記念のものではなくて、『仕事のために日常業務から離れてます』っていう証拠写真なのだそうです。難破船を視察しに来たという写真が欲しかったのでした。

一般家庭で持っているような普通のデジカメ…の、かなり古いタイプ。沖合いで座礁した船が特定出来るほどの写りは期待出来ないとは思っていましたが、いい写真が撮れました。

車で送ってもらう途中で、難破銀座である海を見下ろせる絶景(?)ポイントがありましたが、話に聞いていた通りの光景が眼下に広がっていました。『海岸近くで座礁してしまったせいで、コンテナが海岸に転がっていて付近に迷惑をかけているらしい。』って。

降りていけば手に触れることが出来そうなぐらいの場所に、ごろんごろんとカラフルなコンテナが転がっていて、放置されていました。駐在地のある州でなら、何か落ちてたら必ず欲しがる人が居て、盗ってヨシって言わなくても見張りが居ない間に持って行かれるものですが。このへんの住民は落ちている物を拾わない習慣のようです。

家庭用のデジカメですが、極力望遠を活かして、『海岸に本当にコンテナが転がっていました。困ったものです。』っぽい証拠写真を何枚か撮影しておきました。『ほら、仕事してきたでしょ?』って報告は出来ます。もう保険で求償出来ることがわかりきっているのに、今更写真撮ってきたから何?って話ですが、一応、画像を添付して報告するそうです。上司も話を合わせて、それを受け付けて下さるのだそうです。

これをもちまして、『視察』のお仕事は終わり。あとは夫婦水入らずでアフリカ旅行を楽しむのみです。
ラベル:駐在 アフリカ
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2009年12月10日

観光名所のホテル

国の管理する公園は郊外のずっと遠くにあります。それを見に行くための条件が色々あって、指定された場所で宿泊するのも条件の一つです。とても日帰りで行けるような近さではないので、宿泊すべき場所があるのはありがたいことだと考えるべきでしょう。

空港からそう遠くもないホテルは、ため息の出るような美しいリゾートホテルでした(今まで出張で使ってきたビジネスホテルとの比較)。庭木は綺麗に手入れされていて、各部屋が独立した造りで掃除も行き届いていて。日本にある物に例えるなら、高級めマンションのモデルルームのよう!(日本の高級リゾートホテルを利用した覚えがないので、知っているホテル名に例えることが出来ませんでした。)

すでにここらへんは郊外のようです。発展途上国の郊外にありがちな欠点。それは、インフラが完璧には整っていないこと。都市ガスが無いのは問題ないです。プロパンガスボンベがあればどこでも平気!幸い、下水道は問題なさそう(浄化槽かも知れないけど、とにかくトイレの水が流れる!)。

電気が来ていない地域らしく、自家発電しているそうです。夜間は発電しないことにしているので何時から停電しますよっぽい注意を、くどいほど見聞きしました。知らずに居ると、ロウソクのありかをチェックしていなかった観光客が驚きますからね。早寝して翌朝からの観光に備えるのが賢い過ごし方です。約束の時間に必ず発電してもらえるのだから、駐在地にある自宅よりも便利かも?

自宅より不便と思う部分は、上水道事情です。これもちゃんと来てないのかも(リゾートホテルには厳しい条件ですが、なかなか改善するには手ごわい環境なので…)。シャワーを使える時間というのが指定されていました。そして、お湯があまり温かくありません。乾季で涼しいということもあるし、駐在地よりも涼しい地域だからなのかも知れません。温かくないお湯のような水のようなものの、出も悪かったです。風邪気味の人は浴びることを諦めた方が賢いかも?

見た目がとても美しいリゾートホテルっぽいのに、シャワーや電気がイマイチ。観光収入に賭けてる国では見かけないようなホテルでした。普通のリゾートホテルしか知らないと残念なホテルに見えてしまいそうですが、こんな綺麗なホテルは国内にそう多くはありません。私はかなり満足しました。
ラベル:発展途上国 駐在
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2009年12月07日

英語で話しかけてくる運転手

かなり昔の話に戻りますが、新婚旅行で海外に行った時。『成田離婚する人』の気持ちが何となくわかりました…逆の意味で!英語圏でもない初めての国で、とっても不安になりました。こんな時、言葉が通じて頼れる人が居ないとイライラして、『もうイヤ!』って叫びたくなるかも知れません。私の場合は、主人がシッカリしてくれていたので大助かりでしたが。

何カ国か周遊するプランでしたが、飛行機と宿だけ予約して、あとは自力で移動しました。国際空港から出てくると、お約束のように寄ってくる人が居ます。タクシーの運転手さんです。当たり前のように、『ささっ、お荷物お持ちしますよ!』と、運ぼうとしてきます。海外に行き慣れている主人は、『呼んでも居ないのに寄ってくる人に警戒しろ』って言っていました。

発展途上国でも、そういう人はたくさん居ますね。出張の同行で主人と一緒に首都に来た日が休日で、会社の人は休みだから迎えの車が来なくて自力で移動しなくてはならなかった日がありました。そこで、空港を出てからタクシーを探すことにしたのですが、主人は言っていました。『だいたい、こんな国(フランス語圏)なのに英語で話しかけてくるようなヤツは値段が高いものだ。』

主人一人なら商用っぽくも見えますが、夫婦セットなのでますます観光客っぽく見えますよね(足を引っ張っています)。やはりたくさんの運転手さんらしい人が寄ってきました。『実は、こういう空港に横付けできる資格のあるタクシーより、敷地に車を入れられないヤツの方が安く値切れるんだよ。』なんて裏話を日本語でしながらぐいぐい進んで行くのでついて行きました。

正面から英語で話しかけてくる人が居て、半分無視していましたが、『あっ!』っぽいことを言い、主人も、『おぉ!』と、応えました。向こうは英語で言います。『旦那、久しぶりです!またこの国に来たんですね。』主人はフランス語で答えました。『俺は仕事で今この国に住んでいるんだ。いつまでも違法タクシーを使うような身分じゃないんだよ。』

…とは言うものの、『昔のよしみで、うんと安くするなら○○ホテルまで乗ってもいいよ。』と、その日のタクシーが決まりました。もしかして、学生の頃は、英語で話しかけてくる運転手につかまっていたの?『本当にこの国が好きだから、この国に駐在出来る会社に就職したんだよ。』って話をして相手を喜ばせる様子を、私はいつものように聞いていました。
ラベル:駐在 発展途上国
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2009年12月06日

どこの国でも見かける外国人

私の行動範囲と言えば、ありきたりな日本人が渡航する国限定でした(駐在妻になるまでは)。その後、自費でアフリカに来たいなどという変わった学生だった人と結婚して、こんな所に住むことになってしまいました。国内限定ですが、出張に同行して色んな観光名所近くの大きな都市にも行きました。

私の狭い世界観ですが、『どこの国にも住んでる』って思える外国人は、中国人とインド人(スリランカとかパキスタン、バングラディシュ等周辺の国籍の方々を含む)。母体の大きいことも関係しているかも知れませんが、祖国を離れても生活していける逞しさのようなものを持っている人の多い国民性なのかも知れません。どちらも、外国の中で自国コミュニティのようなものを形成していることが多いように見えます。

『どこの国の観光地でも見かける』って思える外国人は、アメリカ人と日本人ですね。お金や時間に余裕のある人が多いことの表れでしょうか?日本人は日本語が通じるかどうかでわかりますが、アメリカ人は雰囲気で判断しています。短パンにスニーカーにリュックサック姿でフランクに英語で話しかけてくる…イメージ。

日系企業の城下町以外では、アジア人は一応、『中国人?』と推定され、中国人なら現地に馴染んで最低限フランス語ぐらい話せるんじゃないの?と思われ、話しかけられるとしたらフランス語です。

でも、観光地は違います。バカンスシーズンはフランス人が多いとは言え、アメリカ人も多く来るので、英語が通じる(と主張する)商売人がたくさん居ます。個人的には、英語圏でもないのに突然英語で話しかけてくる商売人を警戒します。値段をふっかけられそうなので(偏見だったらごめんなさい)。

そして、観光地に近い空港に降りたあと(飛行機を降りたあとトコトコと徒歩で地面を歩いて空港の建物に入ります)、みやげ物を売りつけるために立ち並ぶ人々の言葉に驚きました。何らかの手作りの民芸品をたくさん持っている人が居るのは見慣れていますが、思わず言葉に振り返りました。

『ヤスイヨ〜!』怪しさ全開!(←せっかく日本語を覚えてくれたのにゴメンナサイ…)私と目が合うと、畳み掛けてきました。『コレ、カワイイ!』怪しい、怪しい。道をふさがれて私がひるんでいると、主人が現地語で言いました。『邪魔じゃ、どけ!』

ここでは、アジア人には中国人の推定が働かず、第一義的に、日本人観光客だと思われるようです。久しぶりに、『カモがネギしょって歩いてる…と周囲から思われている』立場を実感しました。地元に居る時のようにリラックスしていては、狙われてしまいます。常に警戒しなくては。
ラベル:アフリカ 駐在妻
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2009年12月05日

旅行社訪問

アフリカの小国ですが、探せば観光地はあります。国中の全ての観光名所を見て回る余裕はありません。時間がかかり過ぎます。移動手段で最も早いのが飛行機ですが、どこへ行くにも首都の空港を経由することになるので日数がかかりそうです。なので、私たちの行くべき観光スポットは、難破銀座の近くの一箇所に絞りました。

この観光地は、国の管理する広大な公園の中にあり、その中を見るには特定の旅行社を通す必要があります。その窓口になっている旅行社には、主人が学生の頃から知っている日本人が居ます。お金は上京した時にお渡しするので…ということで、予約を取って頂きました。

旅行社は首都の一等地にあります。一等地と言っても首都なので(順接)、変な場所にあります。首都は都会なので(順接)道が細く曲がりくねっていて、歩いて行くにも車で行くにも不便なのです。発展途上国の都会ってそういうものなのだと思います。再開発するほどは発展しておりません。

私じゃとても値段の交渉は出来ませんが、主人は初対面のタクシー運転手と現地語(適正価格に近付くのに必須)を交えながらフランス語(正しく意思を伝えるのに必要)で交渉出来るので、首都での交通手段に最も適切と思われるタクシーを利用しました。乗り捨ても出来るし、1時間後に迎えに来て欲しいと言うことも出来るので、タクシーは便利です。安いという理由で私が地方で愛用してきた人力車は、首都ではすたれているのか、見かけません。

首都にありがちクオリティですが、全然埃っぽくなくて清潔な事務所でした。日本人が指示を出すと、カウンターに居た女の子が美味しいコーヒーを入れてくれました(地方ではありえないサービス?)。アフリカに長く住んでいる日本人なら当然かも知れませんが、上手なフランス語!そして、現地人の女の子のフランス語がフランス語学習CDと同じキレイな発音なので又驚きました。地方じゃなかなか聞くことの出来ないクオリティです。

知り合った頃は学生だった主人が、今では駐在員になって妻を連れて休暇旅行に来たということで、知り合いの日本人は、とても喜んで下さいました。親ほどは年が離れていないので、従兄とか親戚のお兄さんみたいな印象を受けました。こういう優しい感じの人が居ると、言葉の通じない国にやってきた日本人観光客も安心出来そうな気がします。

日本語が通じる旅行社は国内になかなかないので儲かるのかと思っていましたが、そうでもないみたいですね。治安が悪化すると観光客が入国して来ませんし。最近やっと日本からの観光客が戻ってきて助かっているというお話を伺いました。その時ちゃんと聞いておけば良かったのかも知れません。私が渡航してきた時は外務省が、『渡航の是非を検討して下さい』っていう警戒レベルを示していたのですが、その時点でだいぶ緩くなっていたようです。
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